説明

建設機械用ドア開閉装置

【課題】建設機械用ドア開閉装置において、接近容易なドア上部や下部でラッチ操縦レバーの牽引力を利用してドアを容易に開放し得るようにする。
【解決手段】ドアフレームに弾性支持されるヒンジ部12と、前記ヒンジ部12の一側から延長された取っ手11及び前記ヒンジ部12の他側に形成のヨーク14を備え、外力により前記取っ手11が前記ヒンジ部12を中心として回動する際、前記ヨーク14に牽引力を形成するラッチ操縦レバー10と、ラッチ部材20に軸結合し、前記ラッチ部材20の外側に延長形成される旋回部を備え、牽引ケーブル23により加えられる牽引力により、前記ラッチ部材20が解除されるように前記ラッチ部材20と一体に回転する回動シャフト22と、一側は前記ラッチ操縦レバー10のヨーク14に取り付けられ、他側は、前記回動シャフト22の旋回部に連結される牽引ケーブル23で構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械用ドア開閉装置に関するものであって、詳細には建設機械用車体に取り付けられるドアの開放及び閉鎖のために使用者がドアパネル及びラッチハウジングから遠く離れた状態でもラッチのロック及びアンロック操作を円滑に行えることによって、使用者の利便性及び安全性を向上することができるように改良したリモト操作可能な建設機械用ドア開閉装置に係る。
【背景技術】
【0002】
一般に、掘削機、ローダー、フォークリフトのような建設機械には、運転室ドア、サイドドア、ボンネットフード、ツールボックスドアなどのような各種ドアが設けられているものの、これらドアには大体開放及び閉鎖操作のためにラッチを用いるドア開閉装置を別度設備している。
【0003】
図1は、従来、建設機械用サイドドアに設置のドア開閉装置の装着状態を示した概略図であって、通常、下部走行体3の上部に上部旋回体4が取り付けられ、開閉レバー2を備えたドアパネル8は、運転室6の後方に形成の車体7の一側に設けられ、ドアのロック及びアンロックのために、ラッチ部材を備えたラッチハウジング1がドアパネル8の中央内側に構成されている。
【0004】
通常、ラッチハウジング1に構成のラッチ部材が車体又は車体一側の係止部材にロックされることによってドアの閉鎖が行われ、ドアパネル8の前方側に形成の開閉レバー2を引く時、係止部材にロックされていたラッチ部材が解除されることによってドアの開放が行われる。
【0005】
しかしながら、このような従来のドア開閉装置は、上部旋回体又は車体の高さに応じてラッチハウジングの設置位置が異なることになるため、使用者は、ドアの開閉操作を行うたびに必ずドアパネル前方側に形成の開閉レバーを操作しなければならなかった。それゆえ、使用者の姿勢が開閉レバーの位置に合うようにすべく、不安定な状態で操作を行わなければならない不都合があった。
【0006】
即ち、通常、建設機械は、その特性上、一般車両に比して大型であるから、ドアの開閉のために設けられたラッチハウジング及び開閉レバーの位置が地面から高く設定されている。それに応じて使用者の便宜及び姿勢維持のためには別のフラットフォーム(platform)を製作し、ドアの下端に配設しなければならない構造上の問題があった。
【0007】
仮に、フラットフォームを設備しなかった場合は、開閉レバーの操作及びドアの開閉操作のために使用者が危なく車体にぶら下げられたりするなど、不安定な姿勢を取らなければならなかったため、セキュリティー上の問題を招いた。
【0008】
一方、フラットフォームに対する適切な設計や考慮なしに単に使用者の便宜のみを図るべく、ドアパネルに取り付けたラッチ部材、ラッチハウジング及び開閉レバーの組立体をドアの上部や下部に偏って設ける場合は、部分的に使用者の姿勢維持に役立つものの、ドアの荷重及び重量中心が上部や下部に偏ることによって、却ってドアの開放及び閉鎖作動が不安定となり得る深刻な問題点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、本発明は、前述した問題点等を解決すべく、使用者が、ドアパネル及びラッチハウジングから遠く離れた状態でもドア開放及び閉鎖のためにラッチ部材のロック及びアンロック作動が行われるようにすることによって、使用者の操作性及び安全性を向上することができるようにした建設機械用ドア開閉装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した目的を達成するために、本発明は、
ドアパネルの一側に設置されたラッチハウジング内で回動するラッチ部材を備えた建設機械用ドア開閉装置において、ドア上部フレーム又はドア下部フレームの一側に弾性支持されるヒンジ部と、前記ヒンジ部の一側から延長された取っ手及び前記ヒンジ部の他側に形成のヨークを備え、外力により前記取っ手が前記ヒンジ部を中心とし回動する際、前記ヨークに牽引力を形成するラッチ操縦レバーと、前記ラッチ部材に軸結合し、前記ラッチ部材の外側に延長形成される旋回部を備え、前記牽引ケーブルにより加えられる牽引力により、前記ラッチ部材が解除されるように前記ラッチ部材と一体に回転する回動シャフトと、及び、一側は前記ラッチ操縦レバーのヨークに取り付けられ、他側は、前記回動シャフトの旋回部に連結される牽引ケーブルを含めてなされることを特徴とする建設機械用ドア開閉装置を特徴とする。
【0011】
本発明の他の特徴は、前記旋回部に前記牽引ケーブルを取り付けるための牽引具が設けられている建設機械用ドア開閉装置を提供することにある。
【0012】
本発明の他の特徴は、前記ヒンジ部に偏心固定ピンが形成され、前記偏心固定ピンに前記ラッチ操縦レバーを弾性支持する第1弾性部材が固定設置された建設機械用ドア開閉装置を提供することにある。
【0013】
本発明の他の特徴は、前記回動シャフトの旋回部が前記ラッチ部材の軸線Cから離隔した旋回半径Rを形成するように前記ラッチ部材の軸線Cから“L”字形状に突出形成された建設機械用ドア開閉装置を提供することにある。
【0014】
本発明のさらに他の特徴は、前記ラッチハウジングの一側に前記牽引ケーブルの固定位置を設定するための支持ブラケットが設けられている建設機械用ドア開閉装置を提供することにある。
【発明の効果】
【0015】
以上述べたように、本発明による建設機械用ドア開閉装置は、ラッチハウジング、ラッチ部材の組立体がドアパネル上でドアを閉鎖したとしても、接近容易なドア上部や下部でラッチ操縦レバーの牽引力を利用してドアを容易に開放するようにすることによって、操作性及び安全性を向上し得るなど、その効果が優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、添付図面に基づいて本発明による建設機械用ドア開閉装置の構成について詳細に説明する。
【0017】
図2は、本発明による建設機械用ドア開閉装置の装着状態を示した概略図であり、図3は、本発明による建設機械用ドア開閉装置の概略を示した構成図であり、図4は、図3に図示のラッチ操縦レバーの作動状態を説明するための図面であって、図4Aは、ラッチ操縦レバーの構成図、図4Bは、ラッチ操縦レバーの作動状態図である。図5は、図3に図示のラッチハウジング上の作動状態を説明するための図面であって、図5Aは、組立状態の概略を示した斜視図であり、図5Bは、図5Aの背面図であり、図5Cは、図5Bの平面図である。最後に、図6は、本発明の他の実施例の概略を示した構成図である。
【0018】
本発明の説明において、図面符号1は、ラッチハウジング、10は、ラッチ操縦レバー、12は、ラッチ操縦レバーのヒンジ部、14は、ヨーク、20は、ラッチ部材である。また、22は、回動シャフト、23は、牽引ケーブル、24は、牽引具、25は、ケーブルをラッチハウジングの背面上に固定するための支持ブラケット、26は、ラッチ部材を弾性支持する第2弾性部材を示したものである。
【0019】
本発明による建設機械用ドア開閉装置は、ラッチ操縦レバーによりラッチを容易に解体し得るようにするものであって、建設機械のドアパネル8の一側に設置のラッチハウジング1内で回動するラッチ部材20を備えた建設機械用ドア開閉装置において、ドア上部フレーム9a又はドア下部フレームの一側に弾性支持されるヒンジ部12と、前記ヒンジ部12の一側から延長された取っ手11及び前記ヒンジ部12の他側に形成のヨーク14を備え、外力により前記取っ手11が前記ヒンジ部12を中心とし回動する時、前記ヨーク14に牽引力を形成するラッチ操縦レバー10と、前記ラッチ部材20に軸結合され、前記ラッチ部材の外側に延長形成される旋回部22aを備え、前記ラッチ操縦レバー10の牽引力により前記ラッチ部材20が解除されるように前記ラッチ部材20と一体に回転する回動シャフト22、及び、一側は,前記ラッチ操縦レバー10のヨーク14に取り付けられ、他側は,前記回動シャフト22の旋回部22aに連結される牽引ケーブル23を含めてなされる。
【0020】
また、本発明による建設機械用ドア開閉装置は、前記旋回部22aに前記牽引ケーブル23を取り付けるための牽引具24がさらに設けられる。
【0021】
また、前記ヒンジ部12には偏心固定ピン16が構成され、前記偏心固定ピン16に隣接してヒンジピン17が締め付けられる。
【0022】
本発明の一実施例において、図4Bに示したように前記ヒンジピン17は、前記ドアパネル8の外枠を形成するドア上部フレーム9aの一側に前記ヒンジ部12を回動可能に固定する。
【0023】
前記偏心固定ピン16には、前記ラッチ操縦レバー10を弾性支持するための第1弾性部材15が取り付けられ、前記第1弾性部材15は、所定の回転角度θ1範囲内で変位する前記取っ手1に加わった外力が解除される時、前記ラッチ操縦レバー10を初期位置に弾性的に復元させる機能を奏する。
【0024】
一方、前記取っ手1に外力が加えられるに際し、前記ラッチ操縦レバー10が前記ヒンジピン17を中心とし、所定の回転角度θ1の範囲内で時計方向又は反時計方向に変位し、前記ヨーク12も前記ヒンジピン17を中心とし、略同一に変位されるが、この際、それぞれの変位のための回転角度θ1の範囲は前記偏心固定ピン16の偏心量及び距離に基づいて予め設定することができる。
【0025】
本発明の一実施例において、前記ラッチ操縦レバー10を前記ドア上部フレーム9aの一側に構成する場合、図4Aに示したように、レバーブラケット18が予め前記ドア上部フレーム9aの一側に構成され、前記ラッチ操縦レバー10のヒンジ部12は、前記レバーブラケット18の内部で回動可能に装着される。また、図4Bに示したように前記レバーブラケット18の下部に形成の下敷きプレート18aにケーブル支持具23aが装着され、牽引力伝達のために前記牽引ケーブル23の先端部が前記ヒンジピン17を中心として変位するヨーク14に固定される。
【0026】
図示してはいないが、前記ラッチ操縦レバー10を前記ドア下部フレーム9bに構成する場合、前記レバーブラケット18及びラッチ操縦レバー10がドア下部フレーム9bの一側に設けられ得ることは当然のことである。
【0027】
一方、図5A乃至図5Cに示したように、前記回動シャフト22の旋回部22aは、前記ラッチ部材20の軸線Cから離隔した旋回半径Rを形成し、望ましくは、前記旋回部22aは、所定の旋回角度θ2を形成するように前記ラッチ部材20の軸線Cから離隔し、“L”字形状に突出形成される。
【0028】
また、前記ラッチハウジング1の一側には、前記牽引ケーブル23の固定位置を設定する支持ブラケット25が設けられている。
【0029】
前記支持ブラケット25を構成するに際し、前記ヨーク14に固定の牽引ケーブル23の他側先端部がケーブル支持具23aにより前記支持ブラケット25に支持されることで前記牽引具24に固定されるようになり、前記牽引具24は、前記回動シャフト22の旋回部22aの一側に牽引具固定ピン24aにより回動可能に取り付けられる。
【0030】
この際、前記ラッチハウジング1の前面1bからケーブル支持具23aに達する前記牽引ケーブル23の固定位置は、前記回動シャフト22から離隔突出した旋回部22aの旋回半径Rにより形成される最大旋回高さHmaxより低く構成されることが好ましく、場合によって旋回角度θ2を考慮し、旋回半径R内側に構成し得ることは当業者にとり自明である。
【0031】
本発明の説明において、前記牽引具24及び回動シャフト22の旋回部22aに加わる牽引力の解除時、前記旋回部22に連結されているラッチ部材20が復元されるように弾性支持する第2弾性部材26が設けられ、前記第2弾性部材26は、前記ラッチハウジング1の背面1aに形成の支持孔27に嵌入されることで、前記ラッチ部材20を前記牽引力と反対方向に支持する機能を奏するようになっている。
【0032】
本発明の他の実施例として、図6に示したように、ラッチ操縦レバー10は、ラッチハウジング1の位置でドアの下部から操作し得るようにドア下部フレーム9bに設置することができる。これは、使用者の接近性及び安定性を考慮し、地面からラッチ操縦レバー10の操作位置を低く構成したものであって、当業界において通常の知識を有する者であれば、ラッチ操縦レバー10の位置を車体7のサイドフレーム上にも構成することが可能であることを理解するだろう。
【0033】
本発明の様々な変形実施例において、前記ヒンジ部12から延長されたヨーク14を別度分離し、他のヒンジ結合により構成することができ、その場合も、ラッチ操縦レバー10の操作、即ち、使用者が取っ手11を引いたり、押したりすることでヨーク12に固定の牽引ケーブル23を通じて回動シャフト22及び回動シャフト22に連結されている旋回部22aの回転又は旋回によりラッチ部材20のロック及びアンロック操作が可能となるように変形し得ることは勿論である。
【0034】
本発明の説明において、前記ラッチハウジング1の前面1b上にはキー操作部及びドア開閉レバーを形成し得るものの、これは、従来と同じであることから、詳しい説明は略する。
【0035】
以下、図面に基づいて本発明による建設機械用ドア開閉装置の作用効果を説明する。
本発明の建設機械用ドア開閉装置によれば、ラッチハウジング1、ラッチ部材20の組立体がドアパネル8を閉鎖していたとしても、使用者は、ドア開放のために接近容易な建設機械のドア上部フレーム9a又はドア下部フレーム9bの一側に設置されたラッチ操縦レバー10を操作することができる。
【0036】
ドアを開放すべく、使用者が、取っ手11を引いたり、押したりすると、ラッチ操縦レバー10及びヒンジ部12は、予め設定している回転角度θ1の範囲内で時計方向又は反時計方向にヨークの回転変位の作用が奏されるように回転される(図4B参照)。
【0037】
即ち、ドアフレーム上に設置のラッチ操縦レバーに加えられる外力によりヒンジ部12の一側に形成のヨーク12が所定の角度θ1、例えば、略20°度の範囲で時計方向に回転し、前記ヨーク12の回転変位に相応して牽引ケーブル23の一側が引っ張られる。
【0038】
この際、図5Aないし図5Cに示したようにドアパネル8のラッチハウジング1上に構成の支持ブラケット25及びケーブル支持具23aにより支持される牽引ケーブル23が摺動し、牽引具24及び旋回部22aを引っ張るようになっている。
【0039】
また、旋回部22aと回動シャフト22及び回動シャフト22と一体に固定されたラッチ部材20が、軸線Cに基づいて予め設定されているθ2、例えば、略30度ほど時計方向に回転するようになっている。
【0040】
それにより、旋回部22a及び回動シャフト22と一体に成される回転によりラッチ部材20が、通常、ロック状態の係止部材から離脱したり、開錠したりすることによってドアが開放するようになっている。
【0041】
一方、回動シャフト22及びラッチ部材20の回転によりドアのロック状態が解除されると、使用者が、ラッチ操縦レバー10の取っ手11に与えた外力を解除する場合、ヒンジ部12の偏心固定ピン16に固定の第1弾性部材15の弾発力によりヒンジ部12が反時計方向に回転し、ラッチ操縦レバー10及びヨーク14が再び最初の位置に復元し、この際、ラッチ部材20は、ラッチハウジング1の一側に支持される第2弾性部材26の弾発力により同じく最初位置に復元することになる。
【0042】
それゆえ、使用者が、ドアパネル8に形成のラッチ部材10及びラッチハウジング1から遠く離れた状態でもラッチ操縦レバー10の簡単な操作によりドアを閉鎖しているラッチ部材20のロック状態を解除するができ、且つ、安定した姿勢で容易にドアを開放することができるようになっている。
【0043】
一方、使用者が、必要作業を終えたのちに、ドアパネル8にラッチハウジング1の前面1側から外力を軽く加えると、ラッチ部材20に噛合する係止部材(図示せず)のロック作用によりドアが再び閉鎖されることは従来と同じである。
【0044】
本発明の他の実施例において、図6に示したように、ラッチ操縦レバー10をドア下部フレーム9bに形成することも、作動原理は同一であるから、詳しい説明は略する。
【0045】
前述した本発明に対する説明は、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者が発明を容易に実施しえる程度に詳細に説明するためのものであって、これにより本発明の技術的思想及び範疇が限定されることを意味するのではない。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】従来建設機械用ドア開閉装置の装着状態を示した概略図である。
【図2】本発明による建設機械用ドア開閉装置の装着状態を示した概略図である。
【図3】本発明による建設機械用ドア開閉装置の概略を示した構成図である。
【図4A】図3に図示のラッチ操縦レバーの作動状態を説明するための図面であって、ラッチ操縦レバーの構成図である。
【図4B】図3に図示のラッチ操縦レバーの作動状態を説明するための図面であって、ラッチ操縦レバーの作動状態図である。
【図5A】図3に図示のラッチハウジング上の作動状態を説明するための図面であって、組立状態の概略を示した斜視図である。
【図5B】図3に図示のラッチハウジング上の作動状態を説明するための図面であって、図5Aの背面図である。
【図5C】図3に図示のラッチハウジング上の作動状態を説明するための図面であって、図5Bの平面図である。
【図6】本発明の他の実施例の概略を示した構成図である。
【符号の説明】
【0047】
1 ラッチハウジング
8 ドア
10 ラッチ操縦レバー
11 取っ手
12 ヒンジ部
14 ヨーク
20 ラッチ部材
22 回動シャフト
23 ケーブル
24 牽引具
25 ケーブル支持ブラケット
26 弾性部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアパネルの一側に設置のラッチハウジング内で回動するラッチ部材を備えた建設機械用ドア開閉装置において、
ドア上部フレーム又はドア下部フレームの一側に弾性支持されるヒンジ部と、前記ヒンジ部の一側から延長された取っ手及び前記ヒンジ部の他側に形成のヨークを備え、外力により前記取っ手が前記ヒンジ部を中心とし回動する際、前記ヨークに牽引力を形成するラッチ操縦レバーと、
前記ラッチ部材に軸結合し、前記ラッチ部材の外側に延長形成される旋回部を備え、前記ラッチ操縦レバーの牽引力により、前記ラッチ部材が解除されるように前記ラッチ部材と一体に回転する回動シャフトと、及び、
一側は前記ラッチ操縦レバーのヨークに取り付けられ、他側は前記回動シャフトの旋回部に連結される牽引ケーブルを含めてなされることを特徴とする建設機械用ドア開閉装置。
【請求項2】
前記旋回部に前記牽引ケーブルを取り付けるための牽引具が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械用ドア開閉装置。
【請求項3】
前記ヒンジ部に偏心固定ピンが形成され、前記偏心固定ピンに前記ラッチ操縦レバーを弾性支持する第1弾性部材が固定設置されたことを特徴とする請求項1に記載の建設機械用ドア開閉装置。
【請求項4】
前記回動シャフトの旋回部が前記ラッチ部材の軸線Cから離隔した旋回半径Rを形成するように前記ラッチ部材の軸線Cから“L”字形状に突出形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の建設機械用ドア開閉装置。
【請求項5】
前記ラッチハウジングの一側に前記牽引ケーブルの固定位置を設定するための支持ブラケットが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械用ドア開閉装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−297896(P2008−297896A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−136590(P2008−136590)
【出願日】平成20年5月26日(2008.5.26)
【出願人】(502032378)ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー (156)
【Fターム(参考)】