説明

微細気泡発生システムおよび酸素溶解システム

【課題】必要な動力を最小限にして、効率のよい運転を行うことができる微細気泡発生システムまたは酸素溶解システムを提供する。
【解決手段】微細気泡発生システムまたは酸素溶解システムは、水質汚染の進んだ河川、ダム、池または沼等の水に空気や酸素などの気体を微細気泡として発生させる。この微細気泡発生システムまたは酸素溶解システムは、取水する吸込管12と、吸込管12内の水Wに気体を供給する気体供給口17と、気体供給口17から気体が供給された水Wを加圧および撹拌するポンプ11と、加圧された水Wのエネルギーを動力として回収する水車14とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、微細気泡発生システムに係り、特に例えば水質汚染の進んだ河川、ダム、池または沼等の水に空気や酸素などの気体を微細気泡として発生させる微細気泡発生システムに関するものである。また、本発明は、酸素を含む気体を水に溶解させたまま放出する酸素溶解システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、水質汚染の進んだ河川、ダム、池、沼などにおける水は、例えば硫化水素によって悪臭を発生したり、貧酸素状態となり、魚類が生息できない環境となったりしているため、浄化することが求められている。ここで、水中に空気または酸素を注入(曝気)し、水中の溶存酸素量を増加させ、好気性条件とすることによって生態系への環境改善や硫酸塩還元細菌の活動を抑制し、硫化水素等の発生を防止できることが知られている。このような水中への空気または酸素の供給は、水に空気や酸素などの気体を微細気泡として発生させる微細気泡発生システムや、かかる微細気泡発生システムにより気体を水に溶解させたまま放出する酸素溶解システムを用いて行われる。
【0003】
図1は、従来の微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)の一例を示す模式図である。図1に示す微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)は、原動機100により水Wを加圧および撹拌するポンプ101と、ポンプ101の吸込側に接続される吸込管102と、ポンプ101の吐出側に接続される吐出管103と、例えばノズルやオリフィスやバルブからなる減圧部105とを備えている。吸込管102の下端の吸込口106および吐出管103の下端の吐出口107は、例えば河川等を流れる水Wの中に水没されている。吸込管102にはポンプ101の上流側に気体供給口108が設けられており、この気体供給口から吸込管102内に空気が吸入される。
【0004】
このような微細気泡供給システム(または酸素溶解システム)においては、原動機100によってポンプ101が駆動され、河川等の水が吸込管102を通ってポンプ101の内部に吸い込まれる。このとき、ポンプ101の吸込側に発生する負圧によって、上述した気体供給口108から空気が吸入され、ポンプ101に吸い込まれる水の中に空気が混入する。この空気が混入した水をポンプ101で加圧し、この圧力で空気を水に溶け込ませる。すなわち、水の圧力を高めると空気の飽和量が増えるので、気体供給口108から吸入した空気はポンプ101で加圧された水に溶解する。
【0005】
ポンプ101で加圧された高圧水は、ノズルやオリフィスやバルブなどからなる減圧部105に送られ、この減圧部105で高圧水を例えば大気圧に急激に減圧することにより、過飽和水から発泡して水中に微細な気泡が生成される。なお、酸素溶解システムはポンプ101の加圧を低く抑え、水に溶解させる気体量を大気圧での飽和値程度とすることで微細気泡を発生させない酸素溶解水が生成される。これらの微細気泡を含む水は、吐出管103の吐出口107から河川等を流れる水Wの中に戻され(供給され)、これにより河川等の水Wの溶存酸素量を増加させる。
【0006】
なお、図1に示す微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)では、ポンプ101の吸込圧力を利用して空気を水中に注入しているが、図2に示すように、原動機110によりコンプレッサ111を駆動して空気を圧縮し、コンプレッサ111により圧縮された空気を、ポンプ101により加圧された水に圧入する微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)も知られている。
【0007】
ここで、ノズルやオリフィスやバルブなどを利用して高圧水から微細な気泡を生成するシステムの場合、これらのノズルやオリフィスやバルブの部分では水が通過する管断面積が小さくなっているため、ノズルやオリフィスに高圧水を供給するポンプ101の必要動力が大きくなってしまう。また、従来の微細気泡供給システム(または酸素溶解システム)においては、ノズルやオリフィスやバルブにおいてエネルギーを回収することができなかった。
【0008】
また、減圧部105で高圧水を急激に減圧して、その差圧を利用して微細な気泡を生成するシステムの場合、吸込口106から吸い込んだ水を高い圧力まで加圧する必要があり、加圧するためのポンプ101の必要動力が大きくなってしまう。また、従来の微細気泡供給システム(または酸素溶解システム)においては、水を減圧する部分でエネルギーを回収することができなかった。
【0009】
また、図2に示すように、コンプレッサ111を用いて空気を水に圧入するシステムでは、コンプレッサ111を駆動するための外部動力(原動機110の動力)が余計に必要となってしまう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、必要な動力を最小限にして、効率のよい運転を行うことができる微細気泡発生システムを提供することを第1の目的とする。
【0011】
また、本発明は、必要な動力を最小限にして、効率のよい運転を行うことができる酸素溶解システムを提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、河川、ダム、池または沼等の水に空気や酸素などの気体を微細気泡として発生させる微細気泡発生システムおよび酸素溶解システムが提供される。この微細気泡発生システムおよび酸素溶解システムは、取水する吸込管と、前記吸込管内の水に気体を供給する気体供給口と、前記気体供給口から気体が供給された水を加圧および撹拌するポンプと、前記加圧された水のエネルギーを動力として回収する水車とを備えている。
【0013】
上記水車により回収した動力を上記ポンプの動力として用いてもよく、水に供給する気体を圧縮するコンプレッサの動力として用いてもよい。
【0014】
このように、本発明によれば、ポンプで加圧された高圧水のエネルギーを水車で回収してポンプの動力として、あるいは、コンプレッサの動力として利用できるので、ポンプまたはコンプレッサの必要動力を小さくすることができる。したがって、効率のよい運転が可能となる。
【0015】
本発明の好ましい一態様によれば、上記気体供給口を上記ポンプの上流側に設ける。このようにすれば、ポンプにより形成される負圧により空気や酸素などの気体を自然吸引することができる。
【0016】
本発明の好ましい一態様によれば、上記水車により回収した動力により発電を行う発電機をさらに備える。このように、水車により回収した動力を発電機により電力に変換し、電気エネルギーとして利用することもできる。
【0017】
本発明の好ましい一態様によれば、上記ポンプの起動時に上記水車に水エネルギーを供給する水エネルギー源と、上記水車と上記ポンプの原動機との間に設けられたクラッチとをさらに備える。このような構成によれば、動力を回収するとともにポンプの起動時に必要な駆動機のトルクを低減することができる。したがって、ポンプの原動機の定格出力を低減することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、運転に必要な動力を最小限にしつつ、水質汚染の進んだ河川、ダム、池または沼等の水に空気や酸素などの気体を微細気泡または酸素溶解水として発生させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明に係る微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)の実施形態について図3から図7を参照して詳細に説明する。なお、図3から図7において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0020】
図3は、本発明の第1の実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)を示す模式図である。図3に示す微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)は、原動機10により河川等の水Wを吸引して加圧するポンプ11と、ポンプ11の吸込側に接続される吸込管12と、ポンプ11の吐出側に接続される吐出管13と、吐出管13に設けられた水車14とを備えている。吸込管12の下端の吸込口15および吐出管13の下端の吐出口16は、例えば河川等を流れる水Wの中に水没されている。吸込管12にはポンプ11の上流側に気体供給口17が設けられており、この気体供給口17から吸込管12内に空気または酸素などの気体がポンプ11により形成される負圧により吸入される。
【0021】
水車14は、ポンプ11により加圧された高圧水を大気圧まで減圧する。すなわち、水車14を回転させることにより加圧水が大気圧程度まで減圧され回転により加圧水のエネルギーが動力として回収される。水車14はポンプ11の原動機10に連結されており、水車14で回収された動力は原動機10に供給されてポンプ11の動力として用いられる。
【0022】
従来の微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)では、ポンプで加圧された高圧水のエネルギーを減圧部の抵抗でほとんど消費していたが、本実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)によれば、ポンプ11で加圧された高圧水のエネルギーを水車14で回収してポンプ11の動力として利用できるので、ポンプ11の動力として用いる駆動機10の必要動力を小さくすることができる。
【0023】
図4は、本発明の第2の実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)を示す模式図である。本実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)は、図3に示す微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)にポンプ11の起動時のトルクを低減する機構を加えたものである。すなわち、この微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)は、高い位置に設置された水源(高架水槽)18を備えており、この高架水槽18は、水供給管19および第1の弁20を介して吐出管13に接続されている。水供給管19と吐出管13との接続部分の上流の吐出管13には第2の弁21が設けられている。また、水車14と原動機10とはクラッチ22を介して連結されている。
【0024】
このような微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)において、ポンプ11の起動時には、第1の弁20および第2の弁21をともに閉じ、クラッチ22を切っておく。この状態で、第1の弁20を開き、高架水槽18から吐出管13に導入された水の水圧により水車14を回転させる。これにより、高架水槽18内の水のエネルギーを水車14で回収し、この回収された動力を、クラッチ22を接続することによって原動機10に供給してポンプ11を起動する。ポンプ11の起動後は、第2の弁21を開き、第1の弁20を閉じることで定常運転に移行することができる。
【0025】
このように、本実施形態では、高架水槽18内の水のエネルギーをポンプ11の起動時の補助動力として利用することができ、通常必要な原動機10の定格出力を低減することができる。なお、高架水槽18に代えて、圧力タンクなど各種の水エネルギー源を用いることもできる。
【0026】
図5は、本発明の第3の実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)を示す模式図である。本実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)は、並列に接続された複数の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1A,1B,1Cを備えている。なお、図5では3つの微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)を備えた例を示しているが、微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)の数はいくつであってもよい。
【0027】
第1の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Aは、原動機30Aにより水Wを高圧で圧送するポンプ31Aと、ポンプ31Aの吸込側に接続される吸込管32Aと、ポンプ31Aの吐出側に接続される吐出管33Aと、吐出管33Aに設けられた水車34Aとを備えている。第2の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Bは、原動機30Bにより水Wを高圧で圧送するポンプ31Bと、ポンプ31Bの吸込側に接続される吸込管32Bと、ポンプ31Bの吐出側に接続される吐出管33Bと、吐出管33Bに設けられた水車34Bとを備えている。第3の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Cは、原動機30Cにより水Wを高圧で圧送するポンプ31Cと、ポンプ31Cの吸込側に接続される吸込管32Cと、ポンプ31Cの吐出側に接続される吐出管33Cと、吐出管33Cに設けられた水車34Cとを備えている。
【0028】
ここで、第1の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Aの水車34Aは第2の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Bのポンプ31Bに連結され、第2の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Bの水車34Bは第3の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Cのポンプ31Cに連結され、第3の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Cの水車34Cは第1の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Aのポンプ31Aに連結されている。
【0029】
このように、本実施形態では、第1の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Aの高圧水のエネルギーを水車34Aで回収して隣接する第2の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Bのポンプ31Bの動力として利用し、第2の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Bの高圧水のエネルギーを水車34Bで回収して隣接する第3の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Cのポンプ31Cの動力として利用し、第3の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Cの高圧水のエネルギーを水車34Cで回収して第1の微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)1Aのポンプ31Aの動力として利用することができる。
【0030】
図6は、本発明の第4の実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)を示す模式図である。本実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)は、空気や酸素などの気体を圧縮して、ポンプ11の下流側に設けられた気体供給口47から水に圧縮気体を圧入するコンプレッサ48を備えている。このコンプレッサ48は水車14に連結されており、水車34で回収した動力がコンプレッサ48の動力として利用される。このように、本実施形態によれば、コンプレッサ48のための外部動力を低減あるいはなくすことができる。
【0031】
図7は、本発明の第5の実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)を示す模式図である。本実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)は、空気や酸素などの気体を圧縮して、ポンプ11の下流側に設けられた気体供給口57から水に圧縮気体を圧入するコンプレッサ58と、コンプレッサ58を駆動する原動機59と、水車14により回収した動力により発電を行う発電機60とを備えている。
【0032】
すなわち、本実施形態の水車14には発電機60が連結されており、水車14により回収された水エネルギーが電気エネルギーに変換される。この発電機60は、コンプレッサ58の原動機59に電力を供給する。このように、本実施形態によれば、高圧水のエネルギーを水車14で回収し、発電機60で電気エネルギーに変換し、コンプレッサ58の電力として利用することができるので、コンプレッサ58のための外部動力を低減あるいはなくすことができる。
【0033】
なお、本実施形態では、発電機60により得られた電力をコンプレッサ58に供給する例を説明したが、これに限られるものではない。例えば、発電機60により得られた電力をポンプ11の原動機10に供給してもよく、あるいは他の原動機に供給してもよい。
【0034】
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】従来の微細気泡発生装置(または酸素溶解装置)の一例を示す模式図である。
【図2】従来の微細気泡発生装置(または酸素溶解装置)の他の例を示す模式図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)を示す模式図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)を示す模式図である。
【図5】本発明の第3の実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)を示す模式図である。
【図6】本発明の第4の実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)を示す模式図である。
【図7】本発明の第5の実施形態における微細気泡発生システム(または酸素溶解システム)を示す模式図である。
【符号の説明】
【0036】
1A,1B,1C 微細気泡発生ユニット(または酸素溶解ユニット)
10,30A,30B,30C 原動機
11,31A,31B,31C ポンプ
12,32A,32B,32C 吸込管
13,33A,33B,33C 吐出管
14,34A,34B,34C 水車
15 吸込口
16 吐出口
17,47,57 気体供給口
18 高架水槽
19 水供給管
20 第1の弁
21 第2の弁
22 クラッチ
48,58 コンプレッサ
59 原動機
60 発電機
W 水

【特許請求の範囲】
【請求項1】
取水する吸込管と、
前記吸込管内の水に気体を供給する気体供給口と、
前記気体供給口から気体が供給された水を加圧および撹拌するポンプと、
前記加圧された水のエネルギーを動力として回収する水車と、
を備えた微細気泡発生システム。
【請求項2】
前記水車により回収した動力を前記ポンプの動力として用いることを特徴とする請求項1に記載の微細気泡発生システム。
【請求項3】
前記気体供給口を前記ポンプの上流側に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の微細気泡発生システム。
【請求項4】
前記水に供給する気体を圧縮するコンプレッサをさらに備え、
前記水車により回収した動力を前記コンプレッサの動力として用いることを特徴とする請求項1に記載の微細気泡発生システム。
【請求項5】
前記水車により回収した動力により発電を行う発電機をさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の微細気泡発生システム。
【請求項6】
前記ポンプの起動時に前記水車に水エネルギーを供給する水エネルギー源と、
前記水車と前記ポンプの原動機との間に設けられたクラッチと、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の微細気泡発生システム。
【請求項7】
取水する吸込管と、
前記吸込管内の水に酸素を含む気体を供給する気体供給口と、
前記気体供給口から気体が供給された水を加圧および撹拌するポンプと、
前記加圧された水のエネルギーを動力として回収する水車と、
を備えた酸素溶解システム。
【請求項8】
前記水車により回収した動力を前記ポンプの動力として用いることを特徴とする請求項7に記載の酸素溶解システム。
【請求項9】
前記気体供給口を前記ポンプの上流側に設けたことを特徴とする請求項7または8に記載の酸素溶解システム。
【請求項10】
前記水に供給する気体を圧縮するコンプレッサをさらに備え、
前記水車により回収した動力を前記コンプレッサの動力として用いることを特徴とする請求項7に記載の酸素溶解システム。
【請求項11】
前記水車により回収した動力により発電を行う発電機をさらに備えたことを特徴とする請求項7から10のいずれか一項に記載の酸素溶解システム。
【請求項12】
前記ポンプの起動時に前記水車に水エネルギーを供給する水エネルギー源と、
前記水車と前記ポンプの原動機との間に設けられたクラッチと、
をさらに備えたことを特徴とする請求項7から11のいずれか一項に記載の酸素溶解システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−275826(P2007−275826A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−107868(P2006−107868)
【出願日】平成18年4月10日(2006.4.10)
【出願人】(000000239)株式会社荏原製作所 (1,477)
【Fターム(参考)】