説明

情報処理装置、データ記憶方法およびデータ記憶プログラム

【課題】操作者の煩雑な操作をすることなく、メモリーカードから別の画像記憶表示装置などの情報処理装置への転送をおこなうこと。
【解決手段】データを記憶するデータ記憶部702と、着脱可能な記憶媒体700(メモリーカード201)が装着されたことを検出する記憶媒体検出部701と、着脱可能な記憶媒体700が装着されたことを電源投入後に検出した場合に、着脱可能な記憶媒体700に記憶されているデータをデータ記憶部702にコピーするデータコピー部703と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データを記憶する記憶装置を備え、着脱可能な記憶媒体を装着可能な情報処理装置、情報処理装置のデータ記憶方法およびデータ記憶プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
通常、デジタルカメラなどの撮像装置で撮影された画像データは、その撮像装置に格納されている各種メモリーカードに保存される。その画像データを高解像度で閲覧したり、補正などの編集をおこなう場合には、高解像度で表示が可能な画像ビューア装置、パーソナルコンピュータ(PC)などに画像データが保存されている各種メモリーカードを挿入し、操作者の操作を受けてメモリーカードから転送をおこなうのが一般的である。
【0003】
従来、そのようにメモリーカードから画像ビューア装置、PCなどに転送をおこなう場合には、操作者がそれらの装置を操作して転送をおこなう指示をその都度入力する必要があった。メモリーカードが挿入されるということはメモリーカードから転送(読み込み)をおこなうか、メモリーカードへ転送(書き込み)をおこなうかのいずれかの目的があるにも関わらず、そのように操作者がいちいち操作をおこなわれければならず、煩雑でかつ不便であるという問題点があった。そこで、PCにデータを転送する際に生じる煩雑さを解消するために、フラッシュメモリーの記憶データをPCへ転送する機能を有する架台または受け台(「クレイドル」と呼ばれる。)について開示されている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開2002−209175号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、撮像装置とそのクレイドルを直接接続する構成であり、操作者がクレイドル操作メニュー画面を表示し、「データバックアップ」メニューなどをペンなどで選択する操作が必要であり、依然として、操作者の煩雑さを解消するに至ってはいない。特に、撮像装置によって撮影された画像の転送をする際に、操作者が操作をすることによって、操作者(撮影者)は、たとえば貴重なシャッターチャンスを逃してしまうといった問題点があった。
【0006】
この発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、操作者が煩雑な操作をすることなく、メモリーカードから別の画像記憶表示装置などの情報処理装置への転送をおこなうことが可能な情報処理装置、データ記憶方法およびデータ記憶プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、この発明にかかる情報処理装置は、データを記憶する記憶手段と、着脱可能な記憶媒体が装着されたことを検出する検出手段と、前記検出手段によって着脱可能な記憶媒体が装着されたことを電源投入後に検出した場合に、前記着脱可能な記憶媒体に記憶されているデータを前記記憶手段にコピーするコピー手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、この発明にかかる情報処理装置は、上記発明において、前記検出手段によって着脱可能な記憶媒体が装着されたことを起動時に検出した場合に、前記コピー手段によってコピーが終了した後に、初期メニュー画面表示モードへ移行する起動制御手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、この発明にかかる情報処理装置は、上記発明において、さらに、前記コピー結果を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、この発明にかかる情報処理装置は、上記発明において、前記検出手段によって着脱可能な記憶媒体が装着されたことを起動時に検出した場合に、前記コピー手段によってコピーが終了した後に、電源を遮断する電源遮断制御手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、この発明にかかる情報処理装置は、上記発明において、前記検出手段によって着脱可能な記憶媒体が装着されたことを検出した場合、前記コピー手段によってコピーが開始された場合および前記コピー手段によってコピーが終了した場合のすくなくともいずれか一つの場合に、その旨を告知する、または、前記検出手段によって着脱可能な記憶媒体が装着されたことが検出されなかった場合、前記着脱可能な記憶媒体の挿入を要求する旨を告知する告知手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
また、この発明にかかる情報処理装置は、上記発明において、前記データが、画像データであることを特徴とする。
【0013】
また、この発明にかかるデータ記憶方法は、データを記憶する記憶手段を備えた情報処理装置におけるデータ記憶方法であって、着脱可能な記憶媒体が装着されたことを電源投入後に検出する検出工程と、前記検出工程によって着脱可能な記憶媒体が装着されたことを検出した場合に、前記着脱可能な記憶媒体に記憶されているデータを前記記憶手段にコピーするコピー工程と、を含んだことを特徴とする。
【0014】
また、この発明にかかるデータ記憶プログラムは、上記に記載のデータ記憶方法を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする。
【0015】
これらの発明によれば、操作者が煩雑な操作をすることなく、メモリーカードから別の画像記憶表示装置などの情報処理装置への転送をおこなうことが可能な情報処理装置、データ記憶方法およびデータ記憶プログラムが得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置、データ記憶方法およびデータ記憶プログラムの好適な実施の形態(実施の形態1〜3)を詳細に説明する。
【0017】
(情報処理装置の外観)
図1−1および図1−2は、この発明の実施の形態(実施の形態1〜3)にかかる情報処理装置の外観を示す説明図である。図1は情報処理装置の上面図であり、図1において、101は、SDメモリーカード・MMC(マルチメディアカード)などを挿入するためのSDMメモリーカードスロットであり、102は、CFカード・マイクロドライブを挿入するCFカードスロットであり、103は、CFカードを取り出すときに押下するCFカードイジェクトボタンである。
【0018】
図1−2は、情報処理装置の正面図であり、図1−2において、104は、操作画面や画像データを表示する高精細液晶モニタ(たとえば3.8型)である。105は「Print」ボタンであり、この「Print」ボタン105が印刷可能な画面で押下されると、印刷設定画面を表示する。
【0019】
106は「Menu」ボタンであり、この「Menu」ボタン106が押下されると、実行できる操作項目をポップアップメニューなどで表示する。107は、「↑↓←→」キー(4−Wayリング)であり、この4−Wayリング107の押下によって項目を選択させることができる。108は「OK」ボタンであり、この「OK」ボタン108の押下によって選択を確定する。109は「Cancel」ボタンであり、この「Cancel」ボタン109の押下によって操作を中止して一つ前の画面に戻る。
【0020】
110は「Display」ボタンであり、この「Display」ボタン110の押下によって操作説明や画面の情報を表示する。111は「Home」ボタンであり、この「Home」ボタン111の押下によって操作を中止して、「ホーム画面(初期メニュー画面)」に戻す。
【0021】
(ハードウエア構成)
図2は、この発明の実施の形態(実施の形態1〜3)にかかる情報処理装置のハードウエア構成を示す説明図である。図2において、情報処理装置200は、メモリーカード201を装着可能であり、CPU202と、ROM203と、RAM204と、HDD(ハードディスクドライブ)205と、表示用コントローラ206と、表示画面207と、メモリーカードインターフェース208と、スピーカ出力回路209と、LCD210と、電源投入スイッチ211とからなる。これらの構成部202〜211は、それぞれバス212によって接続される。
【0022】
ここで、CPU202は、ROM203、RAM204、HDD205などの記憶されたプログラムを実行することによって、情報処理装置200全体を制御する。ROM203は、情報処理装置200の基本処理プログラムを記憶している。RAM204は、CPU202のワークエリアとして使用される。HDD205は、画像データや、制御プログラムなどの各種情報を記憶する。HDD205の代わりにあるいはHDD205に加えて、DVD、コンパクトディスク(CD)などの着脱可能な記憶媒体による記憶装置であってもよい。
【0023】
また、表示用コントローラ206は、表示画面207を制御して、表示画面207に表示される画像の表示制御をおこなう。表示画面207は、文字、画像などを表示する。表示画面207は、具体的には、たとえば高精細な液晶ディスプレイなどである。また、メモリーカードインターフェース208は、メモリーカード201と情報処理装置200のCPU202との間のデータの送受信を司る。また、メモリーカード201が情報処理装置200に装着していること、装着されたことまたは着脱されたことを検出する。
【0024】
スピーカ出力回路209は、音声や信号音の出力を司る。また、LCD210は、点灯または点滅することによって、操作者に情報処理装置200の状態あるいは操作者へ所定の情報(たとえば警告情報など)を告知する。また、電源投入スイッチ211は、操作者によってONされることによって、情報処理装置200の電源をONにし、所定の起動動作を実行する。
【0025】
(表示画面の一例)
図3および図4は、表示画面207に表示される表示内容の一例を示す説明図である。図3は、コピー結果を示す表示内容である。図3において、表示画面207には、コピーされた画像のファイルごとに縮小画像(サムネール)およびそのファイル名を並べて表示する。これによって、操作者は、当該ファイルを開くことなく、所望の画像データがコピーされたことを認識することができるとともに、画像ファイルを見たり編集したりする場合に、所望の画像データを容易に選択することができる。
【0026】
図4は、初期メニュー画面(ホーム画面)を示す表示内容である。図4において、表示画面207には、操作可能な処理を示すボタン(アイコンを含む)を表示し、操作者からの選択指示を待つ。ここで、表示されている複数のアイコンの中から、所望の操作を示すアイコンを選択(タッチ)することによって、選択された操作画面に切り替わる。
【0027】
(実施の形態1)
実施の形態1では、電源投入時において、メモリーカード201が存在すること、すなわち装着されていることを検出し、検出された場合に、メモリーカード201に格納されている画像データをHDD205にコピーする。
【0028】
(実施の形態1:機能的構成)
図5は、実施の形態1にかかる情報処理装置の機能的構成を示すブロック図である。図5において、実施の形態1にかかる情報処理装置は、電源投入検知部501と、記憶媒体検出部502と、データ記憶部503と、データコピー部504と、告知部505と、を含む構成となっている。
【0029】
電源投入検知部501は、電源が投入されたことを検知する。電源投入検知部501は、具体的には、たとえば図2に示した電源投入スイッチ211によって、またCPU202が、ROM203、RAM204やHDD205などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
【0030】
記憶媒体検出部502は、電源投入検知部501によって電源が投入されたことが検知されたときに、着脱可能な記憶媒体500であるメモリーカード201が装着されていることを検出する。記憶媒体検出部502は、具体的には、たとえば図2に示したメモリーカードインターフェース208によって、またCPU202が、ROM203、RAM204やHDD205などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
【0031】
データ記憶部503は、データ、より具体的には、たとえば画像データを記憶する。データは画像データのほか、音声データ、映像データ、文書データなどであってもよい。データ記憶部503は、具体的には、たとえば、HDD205またはRAM204によってその機能を実現する。
【0032】
データコピー部504は、記憶媒体検出部502によって着脱可能な記憶媒体500であるメモリーカード201が装着されていることを検出した場合に、着脱可能な記憶媒体500であるメモリーカード201に記憶されているデータをデータ記憶部503にコピーする。データコピー部504は、具体的には、たとえばCPU202が、ROM203、RAM204やHDD205などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
【0033】
告知部505は、記憶媒体検出部502によって着脱可能な記憶媒体500であるメモリーカード201が装着されていることを検出した場合にその旨を告知する。また、データコピー部504によってコピーが開始された場合にその旨を告知する。また、データコピー部504によってコピーが終了した場合にその旨を告知する。
【0034】
これらの告知は、それぞれ別の方法、たとえば、音声や信号音あるいは所定の表示などによっておこなうことができる。その際、告知の種類(装着検出、コピー開始検出、コピー終了検出)によって、異なる告知方法(音声、信号音、表示の内容を変えるなど)を採用するとよい。告知部505は、具体的には、たとえば表示用コントローラ206および表示画面207、スピーカ出力回路209、LCD210などによってその機能を実現する。
【0035】
(実施の形態1:処理の手順)
図6は、本発明の実施の形態1にかかる情報処理装置の処理の手順を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、まず、電源投入スイッチ211が押下された(SWがON)か否かを判断する(ステップS601)。ここで、SWがONになるのを待って、SWがONの場合(ステップS601:Yes)は、パワーロックをおこない、CPU202をイニシャライズする(ステップS602)。
【0036】
つぎに、表示画面(LCD)207、RAM(SDRAM)204、表示用コントローラ(LCDコントローラ)をイニシャライズし、画面表示をおこなう(ステップS603)。引き続き、HDD205などをイニシャライズする(ステップS604)。
【0037】
そして、メモリーカード201が存在するか(装着されているか)否かを判断する(ステップS605)。ここで、メモリーカード201が存在しない場合(ステップS605:No)は、ステップS612へ移行する。一方、メモリーカード201が存在する場合(ステップS605:Yes)は、メモリーカード201を検出した旨を示す検出音を出力する(ステップS606)。それに引き続き、コピープログラムを起動し、コピーの開始を示すコピー開始音を出力する(ステップS607)。
【0038】
つぎに、メモリーカード201内のすべての画像データあるいは特定の画像データ(たとえば画像の種類やファイルが作成された日時などによって特定する)をメモリーカードインターフェース208を介してHDD205に転送する(ステップS608)。そして、転送が完了したか否かを判断する(ステップS609)。ここで、転送が完了するのを待って、完了した場合(ステップS609:Yes)は、転送の完了を示す完了音を出力する(ステップS610)。
【0039】
そして、図3に示したようなコピー結果を表示する(ステップS611)。その後、ステップS612において、通常起動を続行し、通常起動が完了したら、図4に示したような初期メニュー画面(ホーム画面)を表示する(ステップS613)。これによって、情報処理装置200は、以後、通常の処理を実行する通常モードになる。
【0040】
以上説明したように、実施の形態1によれば、データを記憶するデータ記憶部503と、電源が投入されたことを検知する電源投入検知部501と、電源が投入されたことが検知されたときに、着脱可能な記憶媒体500が装着されていることを検出する記憶媒体検出部502と、着脱可能な記憶媒体500が装着されていることを検出した場合に、着脱可能な記憶媒体500に記憶されているデータをデータ記憶部503にコピーするでデータコピー部504と、を備えるため、操作者が煩雑な操作をすることなく、メモリーカード201から別の画像記憶表示装置などの情報処理装置への転送をおこなうことができる。
【0041】
したがって、操作者は、メモリーカード201を情報処理装置200の本体に挿入し、電源投入スイッチ211をONするだけで、メモリーカード201に格納された画像情報を情報処理装置200が備えるHDD205へ転送することができる。
【0042】
(実施の形態2)
実施の形態2では、メモリーカード201が挿入されたことを検出し、検出された場合に、メモリーカード201に格納されている画像データをHDD205にコピーする。メモリーカード201の挿入の検出は、通常モード時であってもよく、また、起動時であってもよい。
【0043】
(実施の形態2:機能的構成)
図7は、実施の形態2にかかる情報処理装置の機能的構成を示すブロック図である。図7において、実施の形態2にかかる情報処理装置は、記憶媒体検出部701と、データ記憶部702と、データコピー部703と、起動制御部704と、表示部705と、電源遮断制御部706と、告知部707と、を含む構成となっている。
【0044】
記憶媒体検出部701は、着脱可能な記憶媒体700であるメモリーカード201が装着されていることを検出する。記憶媒体検出部701は、具体的には、たとえば図2に示したメモリーカードインターフェース208によって、またCPU202が、ROM203、RAM204やHDD205などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
【0045】
データ記憶部702は、データ、より具体的には、たとえば画像データを記憶する。データは画像データのほか、音声データ、映像データ、文書データなどであってもよい。データ記憶部702は、具体的には、たとえば、HDD205またはRAM204によってその機能を実現する。
【0046】
データコピー部703は、記憶媒体検出部701によって着脱可能な記憶媒体700であるメモリーカード201が装着されていることを電源投入後に検出した場合に、着脱可能な記憶媒体700であるメモリーカード201に記憶されているデータをデータ記憶部702にコピーする。データコピー部703は、具体的には、たとえばCPU202が、ROM203、RAM204やHDD205などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
【0047】
起動制御部704は、記憶媒体検出部701によって着脱可能な記憶媒体700であるメモリーカード201が装着されたことを起動時に検出した場合に、データコピー部703によってコピーが終了した後に、初期メニュー画面表示モードへ移行する。起動制御部704は、具体的には、たとえばCPU202が、ROM203、RAM204やHDD205などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
【0048】
表示部705は、たとえば、図3に示したようなコピー結果を表示する。表示部705は、具体的には、たとえば表示用コントローラ206および表示画面207によってその機能を実現する。
【0049】
電源遮断制御部706は、記憶媒体検出部701によって着脱可能な記憶媒体700であるメモリーカード201が装着されたことを起動時に検出した場合に、データコピー部703によってコピーが終了した後に、電源を遮断する。電源遮断制御部706は、具体的には、たとえばCPU202が、ROM203、RAM204やHDD205などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
【0050】
告知部707は、記憶媒体検出部701によって着脱可能な記憶媒体700であるメモリーカード201が装着されていることを検出した場合にその旨を告知する。また、データコピー部703によってコピーが開始された場合にその旨を告知する。また、データコピー部703によってコピーが終了した場合にその旨を告知する。また、記憶媒体検出部701によって着脱可能な記憶媒体700であるメモリーカード201が装着されたことが検出されなかった場合、着脱可能な記憶媒体700であるメモリーカード201の挿入を要求する旨を告知する。
【0051】
これらの告知は、それぞれ別の方法、たとえば、音声や信号音あるいは所定の表示などによっておこなうことができる。その際、告知の種類(装着検出、コピー開始検出、コピー終了検出)によって、異なる告知方法(音声、信号音、表示の内容を変えるなど)を採用するとよい。告知部707は、具体的には、たとえば表示用コントローラ206および表示画面207、スピーカ出力回路209、LCD210などによってその機能を実現する。
【0052】
(実施の形態2:処理の手順)
図8は、本発明の実施の形態2にかかる情報処理装置の処理の手順を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、通常モード時にカード挿入を検出する手順を示しており、まず、メモリーカード201が挿入されたか否かを判断する(ステップS801)。
【0053】
ステップS801において、メモリーカード201が挿入されるのを待って、挿入された場合(ステップS801:Yes)は、メモリーカード201の挿入の割り込み要求を受けて、コピープログラムを起動し、コピーの開始を示すコピー開始音を出力する(ステップS802)。
【0054】
つぎに、メモリーカード201内のすべての画像データあるいは特定の画像データ(たとえば画像の種類やファイルが作成された日時などによって特定する)をメモリーカードインターフェース208を介してHDD205に転送する(ステップS803)。そして、転送が完了したか否かを判断する(ステップS804)。
【0055】
ステップS804において、転送が完了するのを待って、完了した場合(ステップS804:Yes)は、転送の完了を示す完了音を出力する(ステップS805)。そして、図3に示したようなコピー結果を表示し(ステップS806)、一連の処理を終了する。
【0056】
図9−1および図9−2は、本発明の実施の形態2にかかる情報処理装置の別の処理の手順を示すフローチャートである。図9−1のフローチャートは、起動時にカード挿入を検出する手順を示しており、まず、電源投入スイッチ211が押下された(SWがON)か否かを判断する(ステップS901)。ここで、SWがONになるのを待って、SWがONの場合(ステップS901:Yes)は、パワーロックをおこない、CPU202をイニシャライズし、メモリーカード201の存在に関するフラグ(以下「フラグ」という)をOFFにする(ステップS902)。
【0057】
そして、メモリーカード201が存在するか、すなわちメモリーカード201が情報処理装置200に装着されているか否かを判断する(ステップS903)。ここで、メモリーカード201が存在しない場合(ステップS903:No)は何もせずに、一方、メモリーカード201が存在する場合(ステップS903:Yes)は、上記フラグをONにして(ステップS904)、それぞれステップS905へ移行する。
【0058】
つぎに、表示画面(LCD)207、RAM(SDRAM)204、表示用コントローラ(LCDコントローラ)をイニシャライズし、画面表示をおこなう(ステップS905)。引き続き、HDD205などをイニシャライズする(ステップS906)。
【0059】
そして、メモリーカード201が存在するか(装着されているか)、かつ(AND)、上記フラグがOFFになっているか否かを判断する(ステップS907)。メモリーカード201が存在する場合であっても、フラグがONの場合は、メモリーカード201が起動時に挿入されたのではなく、すでに装着済みであったと判断できるので、この場合は、データのコピーはおこなわない。
【0060】
したがって、メモリーカード201が装着されており、かつ上記フラグがOFFになっている場合(ステップS907:Yes)のみ、ステップS908へ移行し、それ以外の場合(ステップS907:No)、具体的には、(1)メモリーカード201が存在せず、かつ、フラグがON、すなわち途中でメモリーカード201が脱着された場合、(2)メモリーカード201が存在せず、かつ、フラグがOFF、すなわち元々メモリーカード201がない場合、(3)メモリーカード201が存在し、かつ、フラグがON、すなわち、いわゆる「入れっぱなし」の状態である場合、の上記3つの場合は、図9−2のフローチャートに示すステップS921へ移行する。すなわち、メモリーカード201が装着されており、かつ上記フラグがOFFになっている場合(ステップS907:Yes)には、起動中の所定期間にコピー目的でカードが挿入されたときであるから、ステップS908へ移行してコピー処理をおこなう。
【0061】
そして、メモリーカード201を検出した旨を示す検出音を出力する(ステップS908)。それに引き続き、コピープログラムを起動し、コピーの開始を示すコピー開始音を出力する(ステップS909)。
【0062】
つぎに、メモリーカード201内のすべての画像データあるいは特定の画像データ(たとえば画像の種類やファイルが作成された日時などによって特定する)をメモリーカードインターフェース208を介してHDD205に転送する(ステップS910)。そして、転送が完了したか否かを判断する(ステップS911)。ここで、転送が完了するのを待って、完了した場合(ステップS911:Yes)は、転送の完了を示す完了音を出力し(ステップS912)、図3に示したようなコピー結果を表示する(ステップS913)。その後、図9−2のフローチャートに示すステップS927へ移行する。
【0063】
図9−2のフローチャートのステップS921において、メッセージ表示フラグがONであるか否かを判断する。ここで、メッセージ表示フラグがOFFである場合(ステップS921:No)は、つぎに、メモリーカード201が挿入されているか(存在するか)否かを判断する(ステップS922)。
【0064】
ステップS922において、メモリーカート201が存在する場合(ステップS922:Yes)は、表示画面207に、メモリーカード201が挿入状態である旨のメッセージを表示するとともに、メッセージ表示フラグをONにする(ステップS923)。メモリーカード201が挿入状態である旨のメッセージとは、具体的には、たとえば『メモリーカードが入れたまま(入れっぱなし)の状態になっている可能性があります。メモリーカードのデータをコピーする場合はそのまま「確認」ボタン(図示を省略)を押してください。コピーをしない場合は、メモリーカードをはずしてから、「確認」ボタンを押してください。』などである。このメッセージとともに、上記「確認」ボタン(図示を省略)をあわせて表示する。そして、上記「確認」ボタンが押下されるのを待って、図9−1に示したステップS907へ戻る。
【0065】
ステップS922において、メモリーカート201が存在しない場合(ステップS922:No)は、つぎに、フラグがONであるか否かを判断する(ステップS924)。ここで、フラグがONの場合(ステップS924:Yes)は、メモリーカード201がはずされたと判断できるので、その後、ステップS927へ移行する。一方、ステップS924において、フラグがOFFの場合(ステップS924:No)は、表示画面207に、メモリーカード201の挿入を要求するメッセージを表示し、メッセージ表示フラグをONにする(ステップS925)。その後、図9−1に示したステップS907へ戻る。
【0066】
ステップS921において、メッセージ表示フラグがONである場合(ステップS921:Yes)は、つぎに、メモリーカード201が存在するか否かを判断する(ステップS926)。ここで、メモリーカード201が存在する場合(ステップS926:Yes)は、メモリーカード201がそのままなので、メモリーカード201内のデータのコピーをしたいという意志があると判断し、図9−1に示したステップS908へ移行する。これに対し、メモリーカード201が存在しない場合(ステップS926:No)は、メモリーカード201がはずされたので、メモリーカード201内のデータのコピーをしたいという意志がないと判断し、何もせずに、ステップS927へ移行する。
【0067】
ステップS927において、起動モードが通常モードであったか否かを判断する。ここで、通常モードであった場合(ステップS927:Yes)は、通常起動を続行し(ステップS928)、通常起動が完了したら、図4に示したような初期メニュー画面(ホーム画面)を表示する(ステップS929)。これによって、情報処理装置200は、以後、通常の処理を実行する通常モードになる。
【0068】
ステップS927において、起動モードが通常モードではなく、シャットダウンモードであった場合(ステップS927:No)は、シャットダウン処理をおこない(ステップS930)、一連の処理を終了する。
【0069】
以上説明したように、実施の形態2によれば、データを記憶するデータ記憶部702と、着脱可能な記憶媒体700が装着されたことを検出する記憶媒体検出部701と、着脱可能な記憶媒体700が装着されたことを電源投入後に検出した場合に、着脱可能な記憶媒体700に記憶されているデータをデータ記憶部702にコピーするデータコピー部703と、を備えるため、操作者が煩雑な操作をすることなく、メモリーカード201から別の画像記憶表示装置などの情報処理装置への転送をおこなうことができる。
【0070】
したがって、操作者は、電源投入スイッチ211をONし、メモリーカード201を情報処理装置200本体に挿入するだけで、メモリーカード201に格納された画像情報を情報処理装置200が備えるHDD205へ転送することができる。
【0071】
(実施の形態3)
実施の形態3は、メモリーカード201が挿入されたことを検出し、検出された場合に、情報処理装置200を起動し、メモリーカード201に格納されている画像データをHDD205にコピーする。コピーが完了した後は、直ちにシャットダウンを実行し、電源を遮断する。
【0072】
(実施の形態3:機能的構成)
図10は、実施の形態3にかかる情報処理装置の機能的構成を示すブロック図である。図10において、実施の形態3にかかる情報処理装置は、記憶媒体検出部1001と、電源投入制御部1002と、データ記憶部1003と、データコピー部1004と、電源遮断制御部1005と、告知部1006と、を含む構成となっている。
【0073】
記憶媒体検出部1001は、着脱可能な記憶媒体1000であるメモリーカード201が装着されていることを検出する。記憶媒体検出部1001は、具体的には、たとえば図2に示したメモリーカードインターフェース208によって、またCPU202が、ROM203、RAM204やHDD205などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
【0074】
電源投入制御部1002は、記憶媒体検出部1001によって着脱可能な記憶媒体1000であるメモリーカード201が装着されたことを検出した場合に、電源を投入する。電源投入制御部1002は、たとえば図2に示したメモリーカードインターフェース208によって、またCPU202が、ROM203、RAM204やHDD205などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
【0075】
データ記憶部1003は、データ、より具体的には、たとえば画像データを記憶する。データは画像データのほか、音声データ、映像データ、文書データなどであってもよい。データ記憶部1003は、具体的には、たとえば、HDD205またはRAM204によってその機能を実現する。
【0076】
データコピー部1004は、電源投入制御部1002によって電源が投入された後に、着脱可能な記憶媒体1000であるメモリーカード201に記憶されているデータをデータ記憶部1003にコピーする。データコピー部1004は、具体的には、たとえばCPU202が、ROM203、RAM204やHDD205などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
【0077】
電源遮断制御部1005は、データコピー部1004によってコピーが終了した後に、電源を遮断する。電源遮断制御部1005は、具体的には、たとえばCPU202が、ROM203、RAM204やHDD205などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
【0078】
告知部1006は、記憶媒体検出部1001によって着脱可能な記憶媒体1000であるメモリーカード201が装着されていることを検出した場合にその旨を告知する。また、データコピー部1004によってコピーが開始された場合にその旨を告知する。また、データコピー部1004によってコピーが終了した場合にその旨を告知する。
【0079】
これらの告知は、それぞれ別の方法、たとえば、音声や信号音あるいは所定の表示などによっておこなうことができる。その際、告知の種類(装着検出、コピー開始検出、コピー終了検出)によって、異なる告知方法(音声、信号音、表示の内容を変えるなど)を採用するとよい。告知部1006は、具体的には、たとえば表示用コントローラ206および表示画面207、スピーカ出力回路209、LCD210などによってその機能を実現する。
【0080】
(実施の形態3:処理の手順)
図11は、本発明の実施の形態3にかかる情報処理装置の処理の手順を示すフローチャートである。図11のフローチャートにおいて、まず、メモリーカード201が挿入されたか否かを判断する(ステップS1101)。ここで、メモリーカード201が挿入されるのを待って、挿入された場合(ステップS1101:Yes)は、パワーロックをおこない、CPU202をイニシャライズする(ステップS1102)。
【0081】
そして、電源投入スイッチ211が保持されているか、すなわち操作者によって電源投入スイッチ211がONされたのか否かを判断する(ステップS1103)。ここで、電源投入スイッチ211が保持されていない場合(ステップS1103:No)は、つぎに、表示画面(LCD)207、RAM(SDRAM)204、表示用コントローラ(LCDコントローラ)をイニシャライズする(ステップS1104)。引き続き、HDD205などをイニシャライズする(ステップS1105)。
【0082】
そして、コピープログラムを起動し、コピーの開始を示すコピー開始音を出力する(ステップS1106)。つぎに、メモリーカード201内のすべての画像データあるいは特定の画像データ(たとえば画像の種類やファイルが作成された日時などによって特定する)をメモリーカードインターフェース208を介してHDD205に転送する(ステップS1107)。
【0083】
つぎに、転送が完了しか否かを判断する(ステップS1108)。ここで、転送が完了するのを待って、完了した場合(ステップS1108:Yes)は、転送の完了を示す完了音を出力する(ステップS1109)。その後、コピープログラムを終了し、シャットダウン処理をおこない(ステップS1110)、一連の処理を終了する。
【0084】
ステップS1103において、電源投入スイッチ211が保持されている場合(ステップS1103:Yes)は、通常起動を続行し(ステップS1111)、通常起動が完了したら、図4に示したような初期メニュー画面(ホーム画面)を表示する(ステップS1112)。これによって、情報処理装置200は、以後、通常の処理を実行する通常モードになる。
【0085】
以上説明したように、実施の形態3によれば、データを記憶するデータ記憶部1003と、着脱可能な記憶媒体1000が装着されたことを検出する記憶媒体検出部1001と、着脱可能な記憶媒体1000が装着されたことを検出した場合に、電源を投入する電源投入制御部1002と、電源が投入された後に、着脱可能な記憶媒体1000に記憶されているデータをデータ記憶部1003にコピーするデータコピー部1004と、コピーが終了した後に、電源を遮断する電源遮断制御部1005と、を備えるため、操作者が煩雑な操作をすることなく、メモリーカード201から別の画像記憶表示装置などの情報処理装置への転送をおこなうことができる。
【0086】
したがって、操作者は、電源投入スイッチ211をONすることなく、メモリーカード201を情報処理装置200本体に挿入するだけで、メモリーカード201に格納された画像情報を情報処理装置200が備えるHDD205へ転送することができ、電源の遮断もすることができる。それゆえに、電源の節約をすることができる。
【0087】
なお、本実施の形態(実施の形態1〜3)におけるデータ記憶方法は、あらかじめ用意されたコンピュータ読み取り可能なプログラムであってもよく、またそのプログラムをサーバーを含むパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現される。このプログラムは、HD、FD、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶され、コンピュータによって記憶媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。この発明は、携帯型のデータ記憶表示装置などの情報処理装置に適している。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1−1】実施の形態にかかる情報処理装置の外観を示す説明図(上面図)。
【図1−2】実施の形態にかかる情報処理装置の外観を示す説明図(正面図)。
【図2】実施の形態にかかる情報処理装置のハードウエア構成を示すブロック図。
【図3】表示画面に表示される表示内容の一例を示す説明図。
【図4】表示画面に表示される表示内容の一例を示す説明図。
【図5】実施の形態1の情報処理装置の機能的構成を示すブロック図。
【図6】実施の形態1の情報処理装置の処理の手順を示すフローチャート。
【図7】実施の形態2の情報処理装置の機能的構成を示すブロック図。
【図8】実施の形態2の情報処理装置の処理の手順を示すフローチャート。
【図9−1】実施の形態2の情報処理装置の処理の手順を示すフローチャート。
【図9−2】実施の形態2の情報処理装置の処理の手順を示すフローチャート。
【図10】実施の形態3の情報処理装置の機能的構成を示すブロック図。
【図11】実施の形態3の情報処理装置の処理の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0089】
200 情報処理装置、201 メモリーカード、202 CPU、205 HDD、500,700,1000 (着脱可能な)記憶媒体、501 電源投入検知部、502,701,1001 記憶媒体検出部、503,702,1003 データ記憶部、504,703,1004 データコピー部、505,707,1006 告知部、704 起動制御部、705 表示部、706,1005 電源遮断制御部、1002 電源投入制御部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを記憶する記憶手段と、
着脱可能な記憶媒体が装着されたことを検出する検出手段と、
前記検出手段によって着脱可能な記憶媒体が装着されたことを電源投入後に検出した場合に、前記着脱可能な記憶媒体に記憶されているデータを前記記憶手段にコピーするコピー手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記検出手段によって着脱可能な記憶媒体が装着されたことを起動時に検出した場合に、前記コピー手段によってコピーが終了した後に、初期メニュー画面表示モードへ移行する起動制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
さらに、前記コピー結果を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検出手段によって着脱可能な記憶媒体が装着されたことを起動時に検出した場合に、前記コピー手段によってコピーが終了した後に、電源を遮断する電源遮断制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記検出手段によって着脱可能な記憶媒体が装着されたことを検出した場合、前記コピー手段によってコピーが開始された場合および前記コピー手段によってコピーが終了した場合のすくなくともいずれか一つの場合に、その旨を告知する、または、前記検出手段によって着脱可能な記憶媒体が装着されたことが検出されなかった場合、前記着脱可能な記憶媒体の挿入を要求する旨を告知する告知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記データは、画像データであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項7】
データを記憶する記憶手段を備えた情報処理装置におけるデータ記憶方法であって、
着脱可能な記憶媒体が装着されたことを電源投入後に検出する検出工程と、
前記検出工程によって着脱可能な記憶媒体が装着されたことを検出した場合に、前記着脱可能な記憶媒体に記憶されているデータを前記記憶手段にコピーするコピー工程と、
を含んだことを特徴とするデータ記憶方法。
【請求項8】
請求項7に記載のデータ記憶方法を前記情報処理装置に実行させることを特徴とするデータ記憶プログラム。




【図1−1】
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【図1−2】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9−1】
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【図9−2】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−268437(P2006−268437A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−85700(P2005−85700)
【出願日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】