説明

情報処理装置、情報処理システム、選択的記録方法、受付方法およびプログラム

【課題】 不必要な店舗情報を記録することを防ぐことが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】 記憶部103は、コンテンツを選択的に受信するための基準距離を記憶する。位置検出部116は、情報処理装置100の現在位置を取得する。制御部113は、無線部102が受け付けたコンテンツに含まれる店舗の位置および位置検出部116が取得した現在位置に基づいて、店舗と情報処理装置100との店舗距離を算出し、算出した店舗距離が選別基準距離以上か否かを判断する。制御部113は、算出された店舗距離が選別基準距離未満であると、コンテンツを記録する。提示部105は、制御部113が記録したコンテンツを提示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、選択的記録方法、受付方法およびプログラムに関し、特に、各種情報を選択的に記録する情報処理装置、情報処理システム、選択的記録方法、受付方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザは、端末機(例えば、携帯電話機)にてコンテンツを取得する場合、端末機をサーバにアクセスさせ、アクセスされたサーバからコンテンツを端末機にて取得する必要があった。
【0003】
しかしながら、近年、ユーザは、端末機をサーバにアクセスさせなくても、サーバが送信するコンテンツを端末機に受信させることにより、コンテンツを端末機にて取得することが可能になっている。
【0004】
例えば、サーバが店舗の位置および販売商品などの店舗情報を含むコンテンツを送信すると、ユーザは、端末機に該コンテンツを受信させることにより、店舗の位置および販売商品などを取得することが可能になる。
【0005】
例えば、特許文献1(特開2002−176403号公報)には、特定の地域範囲にコンテンツサーバが送信するコンテンツを受信する移動端末が記載されている。この移動端末は、コンテンツサーバからコンテンツを受信すると、受信したコンテンツがユーザにて設定されたカテゴリおよびキーワードに該当するか否かを判断し、そのカテゴリおよびキーワードに該当するコンテンツのみを記録する。
【特許文献1】特開2002−176403号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の移動端末では、ユーザにて設定されたカテゴリおよびキーワードに該当するコンテンツが全て記録される。このため、この移動端末は、ユーザが必要としない遠方の店舗の情報まで記録してしまう。
【0007】
本発明の目的は、不必要な店舗情報の記録を防ぐことが可能な情報処理装置、情報処理システム、選択的記録方法、受付方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、店舗の位置を含む店舗情報を選択的に記録する情報処理装置であって、前記店舗情報を選別するための基準距離を記憶する記憶手段と、前記情報処理装置の現在位置を取得する位置取得手段と、前記店舗情報を受け付ける入力手段と、前記入力手段が前記店舗情報を受け付けると、前記受け付けた店舗情報が含む店舗の位置および前記位置取得手段にて取得された現在位置に基づいて、前記店舗の位置と前記現在位置との店舗距離を算出し、前記算出した店舗距離が前記基準距離以上か否かを判断する判断手段と、前記算出された店舗距離が前記基準距離未満であると、前記入力手段が受け付けた店舗情報を記録する管理手段と、前記管理手段が店舗情報を記録すると、前記記録した店舗情報をユーザに提示する提示手段と、を含む。
【0009】
また、本発明の選択的記録方法は、店舗の位置を含む店舗情報を選別するための基準距離を記憶する記憶手段を含み、前記店舗情報を選択的に記録する情報処理装置が行なう選択的記録方法であって、前記情報処理装置の現在位置を取得する取得ステップと、前記店舗情報を受け付ける入力ステップと、前記入力ステップにて前記店舗情報が受け付けられると、前記受け付けられた店舗情報が含む店舗の位置および前記取得ステップにて取得された現在位置に基づいて、前記店舗の位置と前記現在位置との店舗距離を算出する算出ステップと、前記算出ステップにて前記店舗距離が算出されると、前記算出された店舗距離が前記基準距離以上か否かを判断する判断ステップと、前記算出された店舗距離が前記基準距離未満であると、前記入力ステップにて受け付けられた店舗情報を記録する記録ステップと、前記記録ステップにて前記店舗情報が記録されると、前記記録された店舗情報をユーザに提示する提示ステップと、を含む。
【0010】
上記の発明によれば、受け付けられた店舗情報が含む店舗の位置と情報処理装置の現在位置との距離が算出される。算出された距離が基準距離未満であると、店舗情報が記録され、記録された店舗情報が提示される。
【0011】
これにより、情報処理装置の近傍にある店舗の店舗情報だけを記録することが可能になるため、不必要な店舗情報を記録することを防ぐことが可能になる。
【0012】
また、前記店舗情報は、店舗の種別をさらに含み、前記店舗の種別と該店舗の種別を含む店舗情報を選別するための選別基準距離とが、関連づけられて記憶され、前記店舗距離が算出されると、前記算出された店舗距離が前記受け付けられた店舗情報にて含まれる店舗の種別と関連づけられた選別基準距離以上か否かが判断され、前記算出された店舗距離が前記選別基準距離未満であると、前記受け付けられ店舗情報が記録されることが望ましい。
【0013】
上記の発明によれば、店舗距離が受け付けられた店舗情報に含まれる店舗の種別と関連づけられた選別基準距離以上か否かが判断される。
【0014】
これにより、例えば、店舗の種別がレストランの場合に選別基準距離を1kmとし、店舗の種別がガソリンスタンドの場合に選別基準距離を3kmとするなど、店舗の種別に応じて、店舗情報を選別するための選別基準距離を変更することが可能になる。このため、ユーザに細やかなサービスを提供することが可能になる。
【0015】
また、前記店舗の種別と、該店舗の種別を含む店舗情報の提示と該店舗の種別を含む店舗情報を受信した旨の提示との少なくとも一方を示す出力情報と、が関連づけられて記憶され、前記店舗情報が記録されると、前記記録された店舗情報が含む店舗の種別と関連づけられた出力情報が確認され、前記確認された出力情報が店舗情報を受信した旨の提示を示すと、前記店舗情報を受信した旨が提示され、前記確認された出力情報が店舗情報の提示を示すと、前記記録された店舗情報が提示されることが望ましい。
【0016】
例えば、コンビニエンスストアなど同じ種別の店舗が近傍に多数存在する場合、近傍に存在する店舗の店舗情報が全て提示されると、ユーザにとって煩わしい可能性がある。
【0017】
上記の発明によれば、店舗情報が含む店舗の種別と関連づけられた出力情報が店舗情報を受信した旨の提示を示していると、店舗情報を受信した旨が提示される。よって、店舗情報を受信した旨を(例えば、報知音などで)提示することが可能になるため、煩わしさを軽減することが可能になる。
【0018】
また、本発明の情報処理システムは、前記情報処理装置と、前記情報処理装置と接続可能な車載装置と、を含む情報処理システムであって、前記管理手段は、前記情報処理装置と前記車載装置とが接続されているか否かを確認し、前記入力手段は、前記情報処理装置と前記車載装置とが接続されていると、前記店舗情報を受け付ける。
【0019】
また、本発明の受付方法は、前記情報処理装置と、前記情報処理装置と接続可能な車載装置と、を含む情報処理システムが行なう受付方法であって、前記車載装置が、前記情報処理装置と前記車載装置とが接続されているか否かを確認する接続確認ステップと、前記車載装置が、前記情報処理装置と前記車載装置とが接続されていると、前記店舗情報を受け付ける受付ステップと、を含む。
【0020】
上記の発明によれば、情報処理装置と車載装置とが接続されると、店舗情報が受け付けられる。これにより、ユーザが情報処理装置に店舗情報の受け付けを開始させる手間を軽減することが可能になる。
【0021】
また、前記車載装置にて前記車載装置の現在位置が測定され、前記測定された車載装置の現在位置が前記情報処理装置の現在位置として取得されることが望ましい。
【0022】
上記の発明によれば、車載装置にて測定された車載装置の現在位置が、情報処理装置の現在位置として取得される。これにより、情報処理装置(例えば、携帯電話機)が、車載装置(例えば、カーナビゲーション装置)から自己の位置を取得することが可能になる。このため、情報処理装置は、例えば、GPS(Global Positioning System)など位置を測定する手段を備えなくても良いため、情報処理装置のコストを軽減することが可能になる。
【0023】
また、前記車載装置は、移動体に設置され、前記移動体が移動しているか否かが確認され、前記移動体が移動しているときに前記情報処理装置と前記車載装置とが接続されると、前記店舗情報が受け付けられることが望ましい。
【0024】
上記の発明によれば、移動体が移動しているときに情報処理装置と車載装置とが接続されると、店舗情報が受け付けられる。これにより、車載装置が移動している場合に、店舗情報を受け付けることが可能になる。
【0025】
また、本発明のプログラムは、店舗の位置を含む店舗情報を選別するための基準距離を記憶する記憶手段に接続され、前記店舗情報を選択的に記録するコンピュータに選択的記録処理を実行させるプログラムであって、前記情報処理装置の現在位置を取得する取得処理と、前記店舗情報を受け付ける入力処理と、前記入力処理にて前記店舗情報が受け付けられると、前記受け付けられた店舗情報が含む店舗の位置および前記取得処理にて取得された現在位置に基づいて、前記店舗の位置と前記現在位置との店舗距離を算出する算出処理と、前記算出処理にて前記店舗距離が算出されると、前記算出された店舗距離が前記基準距離以上か否かを判断する判断処理と、前記算出された店舗距離が前記基準距離未満であると、前記入力処理にて受け付けられた店舗情報を記録する記録処理と、前記記録処理にて前記店舗情報が記録されると、前記記録された店舗情報を提示する提示処理と、を含む選択的記録処理を前記コンピュータに実行させる。
【0026】
上記の発明によれば、前記選択的記録方法をコンピュータに実行させることが可能になる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、不必要な店舗情報を記録することを防ぐことが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0029】
図1は、本発明の一実施例の情報処理システムを示したブロック図である。
【0030】
図1において、情報処理システムは、情報処理装置100と、車載装置200と、基地局300と、コンテンツサーバ310と、店舗端末機320ないし322とを含む。
【0031】
店舗端末機320ないし322は、例えば、外食店あるいはガソリンスタンドなど、各種店舗の店舗情報を含むコンテンツを記憶する。
【0032】
ここで、店舗情報は、店舗の種別を示す種別情報、店舗の位置を示す位置情報、および、店舗がユーザに提供するサービスを示すサービス情報を含む。
【0033】
コンテンツサーバ310は、店舗端末機320ないし322に記憶されたコンテンツを取得し、取得したコンテンツを記憶する。
【0034】
基地局300は、所定のエリアごとに設置される。なお、図1では、基地局の数は、1だが、実際には複数ある。
【0035】
基地局300と情報処理装置100とは、無線にて接続される。
【0036】
コンテンツサーバ310は、記憶したコンテンツを、基地局300を介して情報処理装置100(具体的には、無線部102)に出力する。
【0037】
情報処理装置100は、例えば、携帯電話機である。
【0038】
車載装置200は、例えば、カーナビゲーション装置であり、移動体(例えば、自動車)に設置される。
【0039】
また、情報処理装置100と車載装置200とは、接続可能である。
【0040】
車載装置200は、位置測定部201と、車載観測部202と、車載制御部203と、車載表示部204と、車載接続部205、車載記憶部206とを含む。
【0041】
位置測定部201は、例えば、GPSにて車載装置200の現在位置を測定し、測定した車載装置200の現在位置を示す車載位置情報を車載制御部203に出力する。
【0042】
車載観測部202は、例えば、移動体が移動しているか否かなどの運転状況を確認し、確認した運転状況を示す運転情報を車載制御部203に出力する。
【0043】
車載記憶部206は、地図情報およびユーザの目的地を示す目的地情報を記憶する。
【0044】
車載制御部203は、位置測定部201から車載位置情報を受け付け、さらに、車載観測部202から運転情報を受け付けると、受け付けた車載位置情報が示す車載装置200の現在位置周辺の地図情報および目的地情報を車載記憶部206から取得する。
【0045】
車載制御部203は、地図情報および目的地情報を取得すると、取得した地図情報および目的地情報と、受け付けた車載位置情報および運転情報とを車載表示部204に表示する。
【0046】
情報処理装置100は、処理部101と、無線部102と、記憶部103と、設定部104と、提示部105と、操作部106と、接続部107と、メモリ108とを含む。
【0047】
メモリ108は、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体であり、処理部101の動作を規定するプログラムを記録している。
【0048】
処理部101は、例えば、コンピュータであり、メモリ108に記録されているプログラムを読み取り、読み取られたプログラムを実行し、管理部110と検出部111と判断部112とを実現する。
【0049】
設定部104は、情報処理装置を、基地局300から送信されるコンテンツの受信を許可するか否かのどちらか一方に設定する。
【0050】
管理部110は、制御部113と、音声処理部114とを含む。
【0051】
制御部113は、情報処理装置100と車載装置200とが接続されているか否かを確認する。
【0052】
具体的には、制御部113は、接続部107を監視し、接続部107と車載接続部205とが、接続されているか否かを確認する。制御部113は、接続部107と車載接続部205とが接続されていると、情報処理装置100と車載装置200とが接続されていると判断する。
【0053】
情報処理装置100と車載装置200とが接続されると、制御部113は、設定部104にてコンテンツの受信が許可されているか否かを確認する。
【0054】
コンテンツの受信が許可されていないと、制御部113は、動作を終了する。
【0055】
一方、コンテンツの受信が許可されていると、制御部113は、検出部111(具体的には、車載検出部115および位置検出部116)に動作命令を出力する。
【0056】
検出部111は、車載検出部115と、位置検出部116とを含む。
【0057】
車載検出部115は、制御部113から動作命令を受け付けると、接続部107および車載接続部205を介して、車載観測部202にて確認された運転状況を示す運転情報を取得する。
【0058】
車載検出部115は、車載観測部202から運転情報を取得すると、取得した運転情報を制御部113に出力する。
【0059】
位置検出部116は、制御部113から動作命令を受け付けると、接続部107および車載接続部205を介して、位置測定部201にて測定された車載装置200の現在位置を示す車載位置情報を取得する。
【0060】
なお、位置検出部116は、位置測定部201から取得した車載位置情報を、情報処理装置100の現在位置を示す現在位置情報として用いる。
【0061】
位置検出部116は、位置測定部201から現在位置情報を取得すると、取得した現在位置情報を制御部113に出力する。
【0062】
制御部113は、車載検出部115から運転情報を受け付け、さらに、位置検出部116から現在位置情報を受け付けると、受け付けた運転情報に基づいて移動体が移動しているか否かを判断する。
【0063】
移動体が移動していると、制御部113は、無線部102にコンテンツの受け付けを開始させると共に、判断部112に受け付けた現在位置情報を出力する。
【0064】
無線部102は、基地局300からコンテンツを受け付けると、受け付けたコンテンツを判断部112に出力する。
【0065】
記憶部103は、コンテンツを選別するための選択条件を示した条件情報を記憶する。
【0066】
具体的には、条件情報は、店舗の種別を示した種別情報と、該種別情報を含むコンテンツを選別するための選別基準距離を示す距離情報と、該店舗情報を含むコンテンツを受信した際にユーザに提示する提示形式を示す出力情報と、を種別ごとに関連づけた情報である。
【0067】
図2は、条件情報の一例を示した例示図である。図2において、条件情報20は、種別21と、距離22と、提示形式23とを含む。
【0068】
種別21は、種別情報であり、店舗の種別を示す。
【0069】
距離22は、距離情報であり、種別21を含むコンテンツを選別するための選別基準距離を示す。
【0070】
提示形式23は、出力情報であり、種別21を含むコンテンツをユーザに提示する提示形式を示す。
【0071】
なお、提示形式23において、「表示」および「音声」は、「店舗情報の提示」を示し、「報知音」は、「店舗情報を受信した旨の提示」を示す。
【0072】
判断部112は、制御部113から現在位置情報を受け付け、さらに、無線部102からコンテンツを受け付けると、受け付けたコンテンツが含む位置情報にて示される店舗の位置および受け付けた現在位置情報にて示される情報処理装置100の現在位置に基づいて、現在位置と店舗の位置との店舗距離を算出する。
【0073】
判断部112は、店舗距離を算出すると、受け付けたコンテンツが含む種別情報と関連づけられた選別基準距離を確認し、算出した店舗距離が確認した選別基準距離以上か否かを判断する。
【0074】
その店舗距離が選別基準距離未満であると、判断部112は、受け付けたコンテンツを制御部113に出力する。
【0075】
制御部113は、判断部112からコンテンツを受信すると、受信したコンテンツをメモリ108に記録する。
【0076】
制御部113は、コンテンツをメモリ108に記録すると、記録したコンテンツに含まれる種別情報と関連づけられた出力情報を確認する。
【0077】
制御部113が出力情報を確認すると、管理部110は、制御部113が確認した出力情報が示す提示形式に応じて、所定の情報を提示部105に提示させる。
【0078】
例えば、提示部105は、表示部120と、スピーカ121とを含む。
【0079】
確認された出力情報が「表示」を示すと、制御部113は、受け付けたコンテンツを表示部120に表示させる。
【0080】
また、確認された出力情報が「音声」を示すと、制御部113は、受け付けたコンテンツを音声処理部114に出力する。音声処理部114は、制御部113からコンテンツを受け付けると、受け付けたコンテンツを音声にてスピーカ12に出力させる。
【0081】
さらに、確認された出力情報が「報知音」を示すと、制御部113は、コンテンツを受信した旨の受信情報を音声処理部114に出力する。音声処理部114は、制御部113から受信情報を受け付けると、コンテンツを受信した旨を、報知音にてスピーカ121に出力させる。
【0082】
なお、出力情報は、複数の提示形式を示しても良い。
【0083】
例えば、確認された出力情報が「表示」および「報知音」を示すと、制御部113は、受信したコンテンツを表示部120に表示させると共に、受信情報を音声処理部114に出力する。音声処理部114は、制御部113から受信情報を受け付けると、コンテンツを受信した旨を、報知音にてスピーカ121に出力させる
操作部106は、ユーザから、受信したコンテンツが含む店舗の位置を車載装置に表示する旨の表示要求を受け付ける。
【0084】
操作部106は、キー入力部130と、マイク131とを含む。
【0085】
キー入力部130は、ユーザから表示要求を受け付けると、受け付けた表示要求を制御部113に出力する。
【0086】
マイク131は、ユーザから表示要求を音声にて受け付けると、音声にて受け付けた表示要求をアナログ情報で音声処理部114に出力する。
【0087】
音声処理部114は、マイクから受け付けたアナログ情報の表示要求をデジタル情報に変換し、デジタル情報に変換した表示要求を制御部113に出力する。
【0088】
制御部113は、操作部106あるいは音声処理部114から表示要求を受け付けると、受け付けたコンテンツが含む位置情報を、接続部107および車載接続部205を介して車載制御部203に出力する。
【0089】
車載制御部203は、制御部113から位置情報を受け付けると、受け付けた位置情報が示す店舗の位置を、車載表示部204に目的地として表示する。
【0090】
次に動作を説明する。
【0091】
図3は、情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【0092】
ステップ501では、制御部113は、接続部107が車載接続部205と接続したか否かを確認する。制御部113は、接続部107が車載接続部205と接続すると、ステップ502を実行し、接続部107が車載接続部205と接続しないと、ステップ501を実行する。
【0093】
ステップ502では、制御部113は、設定部104にてコンテンツの受信が許可されているか否かを確認する。制御部113は、コンテンツの受信が許可されていると、ステップ503を実行し、コンテンツの受信が許可されていないと、ステップ504を実行する。
【0094】
ステップ503では、制御部113は、車載検出部115および位置検出部116に動作命令を出力する。
【0095】
車載検出部115は、動作命令を受け付けると、接続部107および車載接続部205を介して、車載観測部202から運転情報を取得する。車載検出部115は、運転情報を取得すると、取得した運転情報を制御部113に出力する。
【0096】
位置検出部116は、動作命令を受け付けると、接続部107および車載接続部205を介して、位置測定部201にて測定された車載装置200の現在位置を示す車載位置情報を取得する。
【0097】
なお、位置検出部116は、位置測定部201から取得した車載位置情報を、情報処理装置100の現在位置を示す現在位置情報として用いる。
【0098】
位置検出部116は、現在位置情報を取得すると、取得した現在位置情報を制御部113に出力する。
【0099】
制御部113は、運転情報および現在位置情報を受け付けると、ステップ505実行する。
【0100】
ステップ504では、制御部113は、動作を終了する。
【0101】
ステップ505は、制御部113は、受け付けた運転情報に基づいて移動体が移動しているか否かを判断する。制御部113は、移動体が移動していると、ステップ506を実行し、移動体が移動していないとステップ503を実行する。
【0102】
ステップ506では、制御部113は、無線部102にコンテンツの受け付けを開始させると共に、受け付けた現在位置情報を判断部112に出力する。無線部102は、制御部113からコンテンツの受け付けの開始の制御を受けると、無線部102がステップ507を実行する。
【0103】
ステップ507では、無線部102は、コンテンツを受け付けると、受け付けたコンテンツを判断部112に出力する。判断部112は、無線部102からコンテンツを受け付けると、ステップ508を実行する。
【0104】
ステップ508では、判断部112は、受け付けたコンテンツが含む位置情報にて示される店舗の位置および受け付けた現在位置情報にて示される情報処理装置100の現在位置に基づいて、情報処理装置100の現在位置と店舗の位置との店舗距離を算出する。
【0105】
判断部112は、店舗距離を算出すると、受け付けたコンテンツが含む店舗の種別と記憶部103にて関連づけられた選別基準距離を確認し、算出した店舗距離が確認した選別基準距離以上か否かを判断する。
【0106】
制御部113は、その店舗距離が選別基準距離未満であると、ステップ509を実行し、その店舗距離が選別基準距離以上であると、ステップ503を実行する。
【0107】
ステップ509では、判断部112は、受け付けたコンテンツを制御部113に出力する。制御部113は、コンテンツを受信すると、受信したコンテンツをメモリ108に記録する。
【0108】
制御部113は、コンテンツを記録すると、記録したコンテンツに含まれる種別情報と関連づけられて記憶された出力情報を確認する。
【0109】
制御部113が出力情報を確認すると、換言すれば、管理部110が出力情報を確認すると、管理部110は、確認された出力情報が示す提示形式に応じて、所定の情報を提示部105に提示させる。
【0110】
管理部110がステップ509を終了すると、操作部106がステップ510を実行する。
【0111】
ステップ510では、操作部106は、ユーザから表示要求を受け付けると、受け付けた表示要求を管理部110に出力する。
【0112】
具体的には、キー入力部130は、ユーザから表示要求を受け付けると、受け付けた表示要求を制御部113に出力する。あるいは、マイク131は、ユーザから表示要求を音声で受け付けると、音声で受け付けた表示要求を音声処理部114に出力する。音声処理部114は、マイクから受け付けた表示要求をデジタル情報に変換し、デジタル情報に変換した表示要求を制御部113に出力する。
【0113】
制御部113は、表示要求を受け付けると、ステップ511を実行する。
【0114】
ステップ511では、制御部113は、メモリ108に記録されたコンテンツに含まれる位置情報を取得し、取得した位置情報を、接続部107および車載接続部205を介して車載制御部203に出力する。
【0115】
車載制御部203は、制御部113から位置情報を受け付けると、受け付けた位置情報が示す店舗の位置を、車載表示部204に目的地として表示する。
【0116】
本実施例によれば、記憶部103は、店舗情報を含むコンテンツを選別するための基準距離を記憶する。位置検出部116は、情報処理装置100の現在位置を取得する。無線部102は、基地局300からコンテンツを受け付ける。
【0117】
判断部112は、無線部102が受け付けたコンテンツに含まれる位置情報および位置検出部116にて取得された現在位置を示す現在位置情報に基づいて、店舗の位置と現在位置との店舗距離を算出する。判断部112は、店舗距離を算出すると、算出した店舗距離が選別基準距離以上か否かを判断する。
【0118】
管理部110は、算出された店舗距離が選別基準距離未満であると、無線部102が受け付けたコンテンツを記録する。提示部105は、管理部110にて記録されたコンテンツを提示する。
【0119】
このため、受け付けられた店舗情報が含む店舗の位置と情報処理装置100の現在位置との距離が算出される。算出された距離が選別基準距離未満であると、店舗情報が記録され、記録された店舗情報が提示される。よって、情報処理装置100の近傍にある店舗の店舗情報だけを記録することが可能になるため、不必要な情報を記録することを防ぐことが可能になる。
【0120】
また、本実施例では、記憶部103は、店舗の種別を示した種別情報と、該種別情報を含むコンテンツを選別するための選別基準距離を示す距離情報と、を種別情報ごとに関連づけて記憶する。判断部112は、店舗距離を算出すると、算出した店舗距離が無線部102にて受け付けられた店舗情報に含まれる種別情報と関連づけられた選別基準距離以上であるか否かを判断する。
【0121】
このため、店舗距離が受け付けられた店舗情報に含まれる店舗の種別と関連づけられた選別基準距離以上か否かが判断される。これにより、例えば、店舗の種別がレストランの場合に選別基準距離を1kmとし、店舗の種別がガソリンスタンドの場合に選別基準距離を3kmとするなど、店舗の種別に応じて、店舗情報を選別するための選別基準距離を変更することが可能になる。よって、ユーザに細やかなサービスを提供することが可能になる。
【0122】
また、本実施例では、記憶部103は、店舗の種別を示す種別情報と、該種別情報が示す店舗の種別を含む店舗情報の提示と該種別情報が示す店舗の種別を含む店舗情報を受信した旨の提示との少なくとも一方を示す出力情報と、を種別情報ごとに記憶する。管理部110は、コンテンツを受信すると、受信したコンテンツが含む種別情報と関連づけられた出力情報を確認する。管理部110は、確認した出力情報が「報知音」を示すと、コンテンツを受信した旨をスピーカ121に音声にて出力させる。
【0123】
例えば、コンビニエンスストアなど同じ種別の店舗が近傍に多数存在する場合、近傍に存在する店舗の店舗情報が全て提示されると、ユーザにとって煩わしい可能性がある。上記の実施例では、店舗情報が含む店舗の種別と関連づけられた出力情報が店舗情報を受信した旨の提示を示していると、店舗情報を受信した旨が提示される。よって、店舗情報を受信した旨を(例えば、報知音などで)提示することが可能になるため、煩わしさを軽減することが可能になる。
【0124】
また、本実施例では、管理部110は、情報処理装置100と車載装置200とが接続されたか否かを確認する。無線部102は、情報処理装置100と車載装置200とが接続されると、店舗情報を受け付ける。
【0125】
このため、情報処理装置と車載装置とが接続されると、店舗情報が受け付けられる。これにより、ユーザが情報処理装置に店舗情報の受け付けを開始させる手間を省くことが可能になる。
【0126】
また、本実施例では、車載観測部202は、車載装置200の現在位置を測定する。位置検出部116は、車載観測部202にて測定された車載装置200の現在位置を情報処理装置100の現在位置として取得する。
【0127】
これにより、車載装置にて測定された車載装置の現在位置が、情報処理装置の現在位置として取得される。これにより、情報処理装置(例えば、携帯電話機)が、車載装置(例えば、カーナビゲイション)から自己の位置を取得することが可能になる。このため、情報処理装置は、例えば、GPSなど位置を測定する手段を備えなくても良いため、情報処理装置のコストを軽減することが可能になる。
【0128】
また、本実施例では、車載装置200は、移動体に設置される。制御部113は、車載装置200が設置された移動体が移動しているか否かを確認する。無線部102は、移動体が移動しているときに情報処理装置100と車載装置200とが接続されると、店舗情報を受け付ける。
【0129】
これにより、移動体が移動しているときに情報処理装置と車載装置とが接続されると、前記店舗情報が受け付けられる。よって、車載装置が移動している場合に、店舗情報を受け付けることが可能になる。
【0130】
以上説明した実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
【0131】
例えば、本実施例では、情報処理装置100と車載装置200とが個別の装置として設けられていたが、車載装置200が情報処理装置100の有する機能を含んでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0132】
【図1】本発明の一実施例の情報処理システムの構成を示したブロック図である。
【図2】条件情報の一例を示した例示図である。
【図3】情報処理システムの動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0133】
20 条件情報
21 種別
22 距離
23 報知方法
100 情報処理装置
101 処理部
102 無線部
103 記憶部
104 設定部
105 提示部
106 操作部
107 接続部
108 メモリ
110 管理部
111 検出部
112 判断部
113 制御部
114 音声処理部
115 車載検出部
116 位置検出部
120 表示部
121 スピーカ
130 キー入力部
131 マイク
200 車載装置
201 位置測定部
202 車載観測部
203 車載制御部
204 車載表示部
205 車載接続部
206 車載記憶部
300 基地局
310 コンテンツサーバ
320 店舗端末機
321 店舗端末機
322 店舗端末機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗の位置を含む店舗情報を選択的に記録する情報処理装置であって、
前記店舗情報を選別するための基準距離を記憶する記憶手段と、
前記情報処理装置の現在位置を取得する位置取得手段と、
前記店舗情報を受け付ける入力手段と、
前記入力手段が前記店舗情報を受け付けると、前記受け付けた店舗情報が含む店舗の位置および前記位置取得手段にて取得された現在位置に基づいて、前記店舗の位置と前記現在位置との店舗距離を算出し、前記算出した店舗距離が前記基準距離以上か否かを判断する判断手段と、
前記算出された店舗距離が前記基準距離未満であると、前記入力手段が受け付けた店舗情報を記録する管理手段と、
前記管理手段が店舗情報を記録すると、前記記録した店舗情報をユーザに提示する提示手段と、
を含む情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記店舗情報は、店舗の種別をさらに含み、
前記記憶手段は、前記店舗の種別と、該店舗の種別を含む店舗情報を選別するための選別基準距離と、を関連づけて記憶し、
前記判断手段は、前記店舗距離を算出すると、前記算出した店舗距離が、前記受け付けられた店舗情報が含む店舗の種別と関連づけられた選別基準距離以上か否かを判断し、
前記管理手段は、前記算出された店舗距離が前記選別基準距離未満であると、前記入力手段が受け付けた店舗情報を記録する、情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記記憶手段は、前記店舗の種別と、該店舗の種別を含む店舗情報の提示と該店舗の種別を含む店舗情報を受信した旨の提示との少なくとも一方を示す出力情報と、を関連づけて記憶し、
前記管理手段は、前記店舗情報を記録すると、前記記録した店舗情報が含む店舗の種別と関連づけられた出力情報を確認し、
前記提示手段は、前記管理手段にて確認された出力情報が店舗情報を受信した旨の提示を示すと、前記店舗情報を受信した旨を提示し、前記管理手段にて確認された出力情報が店舗情報の提示を示すと、前記記録した店舗情報をユーザに提示する、情報処理装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報処理装置と、前記情報処理装置と接続可能な車載装置と、を含む情報処理システムであって、
前記管理手段は、前記情報処理装置と前記車載装置とが接続されているか否かを確認し、
前記入力手段は、前記情報処理装置と前記車載装置とが接続されていると、前記店舗情報を受け付ける、情報処理システム。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
前記車載装置は、前記車載装置の現在位置を測定する測定手段、を含み、
前記位置取得手段は、前記測定手段にて測定された現在位置を前記情報処理装置の現在位置として取得する、情報処理システム。
【請求項6】
請求項4または5に記載の情報処理システムにおいて、
前記車載装置は、移動体に設置され、
前記移動体が移動しているか否かを確認する車載測定手段、
を含み、
前記入力手段は、前記移動体が移動しているときに前記情報処理装置と前記車載装置とが接続されると、前記店舗情報を受け付ける、情報処理システム。
【請求項7】
店舗の位置を含む店舗情報を選別するための基準距離を記憶する記憶手段を含み、前記店舗情報を選択的に記録する前記情報処理装置が行なう選択的記録方法であって、
前記情報処理装置の現在位置を取得する取得ステップと、
前記店舗情報を受け付ける入力ステップと、
前記入力ステップにて前記店舗情報が受け付けられると、前記受け付けられた店舗情報が含む店舗の位置および前記取得ステップにて取得された現在位置に基づいて、前記店舗の位置と前記現在位置との店舗距離を算出する算出ステップと、
前記算出ステップにて前記店舗距離が算出されると、前記算出された店舗距離が前記基準距離以上か否かを判断する判断ステップと、
前記算出された店舗距離が前記基準距離未満であると、前記入力ステップにて受け付けられた店舗情報を記録する記録ステップと、
前記記録ステップにて前記店舗情報が記録されると、前記記録された店舗情報をユーザに提示する提示ステップと、
を含む選択的記録方法。
【請求項8】
請求項7に記載の選択的記録方法において、
前記店舗情報は、店舗の種別をさらに含み、
前記記憶手段は、前記店舗の種別と、該店舗の種別を含む店舗情報を選別するための選別基準距離と、を関連づけて記憶し、
前記算出ステップにて前記店舗距離が算出されると、前記算出された店舗距離が前記受け付けられた店舗情報が含む店舗の種別と関連づけられた選別基準距離以上か否かを判断する選別ステップと、
前記算出された店舗距離が前記選別基準距離未満であると、前記入力ステップにて受け付けられた店舗情報を記録する選別記録ステップと、
をさらに含む選択的記録方法。
【請求項9】
請求項8に記載の選択的記録方法において、
前記記憶手段は、前記店舗の種別と、該店舗の種別を含む店舗情報の提示と該店舗の種別を含む店舗情報を受信した旨の提示との少なくとも一方を示す出力情報と、を関連づけて記憶し、
前記記録ステップにて前記店舗情報が記録されると、前記記録された店舗情報が含む店舗の種別と関連づけられた出力情報を確認する確認ステップと、
前記確認ステップにて確認された出力情報が店舗情報を受信した旨の提示を示すと、前記店舗情報を受信した旨を提示する出力ステップと、
前記確認ステップにて確認された出力情報が店舗情報の提示を示すと、前記記録された店舗情報をユーザに提示する確認提示ステップと、
をさらに含む選択的記録方法。
【請求項10】
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報処理装置と、前記情報処理装置と接続可能な車載装置と、を含む情報処理システムが行なう受付方法であって、
前記車載装置が、前記情報処理装置と前記車載装置とが接続されているか否かを確認する接続確認ステップと、
前記車載装置が、前記情報処理装置と前記車載装置とが接続されていると、前記店舗情報を受け付ける受付ステップと、
を含む受付方法。
【請求項11】
請求項10に記載の受付方法において、
前記車載装置が、車載装置の現在位置を測定する測定ステップと、
前記情報処理装置が、前記測定ステップにて前記車載装置の現在位置を測定すると、前記測定された車載装置の現在位置を前記情報処理装置の現在位置として取得する位置取得ステップと、
をさらに含む受付方法。
【請求項12】
請求項10または11に記載の受付方法において、
前記車載装置は、移動体に設置され、
前記車載装置が、前記移動体が移動しているか否かを確認する車載測定ステップと、
前記情報処理装置が、前記移動体が移動しているときに前記情報処理装置と前記車載装置とが接続されると、前記店舗情報を受け付ける移動受付ステップと、
をさらに含む受付方法。
【請求項13】
店舗の位置を含む店舗情報を選別するための基準距離を記憶する記憶手段に接続され、前記店舗情報を選択的に記録するコンピュータに選択的記録処理を実行させるプログラムであって、
前記情報処理装置の現在位置を取得する取得処理と、
前記店舗情報を受け付ける入力処理と、
前記入力処理にて前記店舗情報が受け付けられると、前記受け付けられた店舗情報が含む店舗の位置および前記取得処理にて取得された現在位置に基づいて、前記店舗の位置と前記現在位置との店舗距離を算出する算出処理と、
前記算出処理にて前記店舗距離が算出されると、前記算出された店舗距離が前記基準距離以上か否かを判断する判断処理と、
前記算出された店舗距離が前記基準距離未満であると、前記入力処理にて受け付けられた店舗情報を記録する記録処理と、
前記記録処理にて前記店舗情報が記録されると、前記記録された店舗情報を提示する提示処理と、
を含む選択的記録処理を前記コンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−72498(P2007−72498A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−255275(P2005−255275)
【出願日】平成17年9月2日(2005.9.2)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】