説明

情報収集システム

【課題】親機が複数の子機から情報収集する場合において、親機はソーラーパネルの起電力のみにより確実に目的の情報を収集する。
【解決手段】複数の子機10の情報を親機20が収集する情報収集システムであって、親機20は、予定されたタイミングで複数の子機情報を収集すると共に、附設されたソーラーパネル21による出力電圧を監視して、前記出力電圧が所定のレベルにあるときは、前記予定されたタイミングに先立つタイミングで複数の子機情報を事前に収集しておく。これにより予定されたタイミングで収集できない子機情報があれば、事前に収集した上記子機情報で埋め合わせて子機情報を作成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、ガス、水道等の使用量等のための複数の子機と、子機からの測定情報を収集する親機からなる情報収集システムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載されているように、各家庭や事業所におけるガスや水道等の使用量のデータを収集する情報収集システムにおいては、ガスメータや水道メータなどの計測器からデータを収集する無線端末装置(以下、子機という)に対し、各子機からのデータを収集してこれの集計などを行うセンタに送信する端末装置(以下、親機という)と、センタとからなる情報収集システムが一般に知られている。
この従来の情報収集システムでは、親機は、特定小電力無線システムなどにより下位の装置である子機から測定情報等の情報を収集する機能を持ち、かつ収集した情報を、商用携帯電話回線網等を利用してセンタへ送信する機能を有している。
【0003】
子機は、メータの近傍に配置する必要上、また、その消費電力が小さいことからその電源には一般に乾電池が用いられている。これに対し、親機は多数の子機と通信し、またセンタとも通信するため、その通信に係る情報量が多く消費電力が大きい。そのため親機の電源としては商用電源を使用することが多いが、商用電源を使用する場合には配線が必要となる。そこで、ソーラー発電装置が普及してきた現在では、親機のように電力消費の大きい機器に配線設備の必要がないソーラー発電装置を用いることが考えられる。
【0004】
しかしながら、ソーラー発電装置による発電量は、天候や季節毎の日照時間で左右されるため変動が大きく、他方、親機は、上述のように子機に比べて大電力を消費し、かつ、一定量の情報を収集する場合でも、システムの状態や天候などの周囲環境条件により、消費する電力量に差が生じることがある。
そのため、ソーラー発電装置と充電装置を組み合わせた場合には、親機が子機から目的の情報を得る前に充電装置に充電された電荷を使い切ってしまう虞があり、とくに、親機が子機から定期的に情報を収集する場合や、情報収集に期限がある場合には、その期限になった時点で充電装置の蓄電量が不足すると情報収集ができないという問題が生じる。しかも、ソーラー発電装置では、急速充電ができないため、一度使い切ってしまったときは満充電までにはかなりの時間を要するという問題もある。
【0005】
このようにソーラー発電装置を利用する場合は、自然条件などにより発電量が変動して電力不足になる虞がある。そこで、最悪の場合を想定して設備を整えると、ソーラーパネルや蓄電設備が大型のものになり、そのような事態の発生頻度を考えれば通常状態では過剰設備となる。
そのため、上記親機と同様の装置、つまり通信回線を利用して遠隔検針を行うテレメータシステムの端末網制御装置の電源装置として、太陽電池と太陽電池で得た大容量キャパシタを組み合わせた電源装置と、リチウム電池を予備電源として備えたものが提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
上記ソーラー発電装置を利用する場合に、特許文献2の電源装置のように、リチウム電池を予備電源装置として用いることは、発電設備を過剰にしないで上記問題に対処できる一つの解決策ではあるが、予備の電源を必要とするのではコスト面からみれば必ずしも得策とは言えない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−237964号公報
【特許文献2】特開2009−148064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、親機が複数の子機等から情報を収集する情報収集システムにおいて、親機が予備電源を用いることなく、しかも大型のソーラーパネルや大容量の蓄電池を使用することなく、ソーラーパネルの起電力のみによって確実に目的の情報を収集できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、複数の子機と、前記複数の子機と無線通信可能に接続された親機と、親機と通信可能に接続されたセンタとからなり、前記親機が予定されたタイミングで複数の子機情報を収集すると共に、前記予定されたタイミングに先立つタイミングで複数の子機情報を事前に収集する情報収集システムであって、前記親機は、ソーラーパネルと充電装置から成る電源装置と、前記ソーラーパネルの出力電圧レベルを判断する電圧レベル判断手段と、子機に情報収集を指示する情報収集指示手段と、収集した子機の情報を記憶する記憶手段と、を有し、前記子機の事前情報収集は、前記電圧レベル判断手段で前記出力電圧レベルが所定のレベルにあると判断したときに行うと共に、予定されたタイミングで収集できない子機情報を、事前に収集した子機情報で埋め合わせて子機情報を作成することを特徴とする情報収集システムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ソーラー発電装置を大型化することなく、また、補助電源を使用することなく、情報収集予定日に通信環境や天候などの周囲環境条件が変動して、子機から全部又は一部の情報収集ができない場合であっても、意図する情報を確実に収集することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の情報収集システムを概略的に示す図である。
【図2】親機の電源回路を示すブロック図である。
【図3】親機の構成を示すブロック図である。
【図4】親機の事前情報収集手順を示すフロー図である。
【図5】データ収集予定日における親機のデータ収集動作手順を示すフロー図である。
【図6】親機の2経路の電源を用いた場合の電源制御回路を示すブロック図である。
【図7】2経路の電源を使用した場合における事前データ収集のための動作手順を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態に係る情報収集システムを、添付図面に基づき説明する。
図1は、本発明の情報収集システムを概略的に示す図である。
本発明の実施形態に係る情報収集システムにおいて、従来と同様に親機20は、複数の子機10と小電力無線通信により無線通信可能に接続されていると共に、複数の親機20を管理するセンタ30に、例えば携帯電話通信網などの商用通信網40を介して接続されている。
子機10は、例えばガスや水道等の使用量を検針するメーター(測定手段)を備え、定期的、或いは親機20からの指示に基づき検針データを親機20へ送信する。親機20は、その検針データを、例えば、既存の携帯電話通信網などの商用通信網40を介してセンタ30へ送信し、センタ30は受信した情報に含まれる測定データを適宜累計し、集計し、かつ測定データに基づき請求書を発行するなどの処理を行う。
【0013】
本発明では、上記情報収集システムにおいて、親機20は、ソーラーパネル21に充電装置であるスーパーキャパシタ23を接続し、子機10からの情報収集を所定期間(ソーラー電源で附設したスーパーキャパシタ23が通常状態で満充電できる期間)を空けて2度実施する。これは、周囲環境の悪化等によりスーパーキャパシタ23に必要な蓄電量が得られず、万一予定日に全ての情報収集ができないときは、事前に実施した情報収集で得た情報で代替させることで、情報の収集漏れを防止して、スーパーキャパシタ23の電荷の切れに対応するためである。
【0014】
図2は、親機の電源回路を示すブロック図である。
ソーラーパネル21の出力側は充電回路22に接続されている。充電回路22の出力端には蓄電手段であるスーパーキャパシタ23が接続されている。
スーパーキャパシタ23からは制御部24およびその他の回路25へ電力を供給し、親機20の制御部24は、ソーラーパネル21の出力電圧を監視しつつ、その他の回路25の動作を制御する。
【0015】
図3は、親機20の構成を示すブロック図である。
親機20は、親機20全体を制御する制御部24と、子機10との通信を行う子機通信部201と、センタ30との通信を行うセンタ通信部202と、必要に応じて記憶部205の外部記憶手段と、設定などを行うための例えばキーなどを備えた入力部203と、設定結果などを確認するなどのための任意の表示手段を備えた表示部204を備えている。
【0016】
制御部24は、CPU230と、動作プログラムなどが格納されたROM240と、CPU230のワークエリアを構成し、一時的な記憶手段となるRAM250から成っている。
ここで、CPU230には、動作プログラムによって実現される機能実現手段として、ソーラーパネルの出力電圧レベルが所定レベルか否かを判断する電圧レベル判断手段231と、タイマー出力に基づき設定されたタイミングにしたがって計測タイミング信号を作成するタイミング管理手段232と、タイミング管理手段232のタイミング信号に応じて子機10からの情報収集指示信号を作成する情報収集指示手段233と、子機10から収集した計測情報を主記憶手段または外部記憶手段に記憶させる記憶制御手段234と、子機10からの情報収集が予め予定した子機についてなされたか否か、及び子機10から収集した情報(計測情報)が予め収集した情報と一致するか否か判断し、一致するとき上記記憶制御手段234により上記いずれかの記憶手段に記憶された予め収集した計測情報を破棄する処理を実行する情報判断手段235とを有している。
【0017】
図4は、親機20の事前情報の収集手順を示すフロー図である。
タイミング管理手段232のタイミング信号が作成されたとき、即ち、データ収集予定日から予め定めた一定期間前(例えば、一週間前)になったとき(S101、YES)、親機20の電圧レベル判断手段231は、自身が備えたソーラーパネルの起電力が消費した電力を素早く充電可能な所定レベルか否か判断する(S102)。ここで、起電力のレベルが上記所定レベルに達していると判断したときは(S102、YES)、スーパーキャパシタ23に蓄電された電力を使用して、上記情報収集指示手段233が情報収集指示信号を作成し、上記子機通信部201から各子機10に対して情報収集指示信号を送信して、各子機からの情報収集を行う(S104)。
【0018】
ステップS102において電圧レベル判断手段231が起電力のレベルが所定レベルに達していないと判断したときは(S102、NO)、その後起電力のレベル監視を継続する。そして、電圧レベル判断手段231がそれから所定期間、例えば2日以内に起電力のレベルが所定レベルに達したと判断すれば(S102、YES)、上述のように各子機からの情報収集を行う(S104)。
タイミング管理手段232が起電力のレベルが所定レベルに達することなく2日経過したと判断したときは(S103、YES)、事前情報の収集処理を終了させる。その理由は、この段階で仮にデータ収集を行うと、電力消費によりその後スーパーキャパシタ等を満充電するまでの時間不足となるためである。
【0019】
ステップ105において、親機20の情報判断手段235が予定数の子機10からの情報収集が終了したと判断すれば(S105、YES)、事前の情報収集を終了し、予定数の子機10からの情報収集が終了していないと判断したときは(S105、NO)、上述の手順にしたがって情報収集が終了していない子機について所定期間、例えば1日だけさらに事前情報収集を実行し(S104)、情報判断手段235が予定数の子機の情報収集が終了したと判断すれば(S105、YES)、事前の情報収集を終了する。即ち、1日が経過すれば(S106、YES)、予定数に達していなくともその段階で事前の情報収集を終了する。
【0020】
次に、データ収集予定日の収集動作について説明する。
図5は、データ収集予定日における親機20のデータ収集動作手順を示すフロー図である。
計測予定日になる、即ち、タイミング管理手段232がタイミング信号を作成すると(S201、YES)、情報収集指示手段233は情報収集指示信号を作成して出力し、子機通信部201から子機10に発信して情報収集を実行する(S202)。情報収集指示信号を受信した子機10は情報収集結果を親機20に送信し、このようにして情報収集が終了したときは(S203、YES)、次の事前収集データの有無の判断のステップに進み(S205)、上記親機の情報判断手段235は予定した全ての子機情報が得られたか否か判断し(S203)、予定した全ての子機情報の一部又は全部が得られないときは(S203、NO)、上記電圧レベル判断手段231が、電源電圧が低下しているか否か判断し(S204)、電源電圧が所定レベルよりも低下していればステップS205に進み、電源電圧が所定レベルより低下していなければ、ステップS202に戻り、再度情報収集を実行する。
【0021】
ステップS205では、上記事前収集データ有りと判断すれば(S205、YES)、情報判断手段235は、事前収集データが予定日の収集データと重複する(つまり、同じ子機の収集データ)か否かを判断し(S206)、重複していれば(S206、YES)、次に事前収集データを破棄し(S207)、予定日収集データをセンタ30に送信し(S208)、処理を終了する。
ステップS206で、情報判断手段235が事前収集データと予定日収集データとが重複していないと判断したときは(S206、NO)、当該データを有効として、予定日収集データに加え上記事前収集データを上記センタ通信部202からセンタ30に送信し(S209)、処理を終了する。
【0022】
図6は、親機20の2経路の電源を用いた場合の電源制御回路を示すブロック図である。
ソーラーパネル21の出力側は充電回路22に接続されると共に、簡易電圧変更回路26に接続されている。充電回路22の出力端には蓄電手段であるスーパーキャパシタ23が接続されている。
親機20の制御部24は、ソーラーパネル21の出力電圧を監視すると共に、親機20の制御部24およびその他の回路25への電源を、スーパーキャパシタ23と、簡易電圧変更回路26のいずれかに切り替えるためのスイッチ27を切替制御する。
【0023】
以上の電源制御回路において、ソーラーパネル21で光電変換された電力(電流)は、充電回路22により蓄電手段であるスーパーキャパシタ23に充電されると共に、その電圧は簡易電圧変更回路26で所定の電圧に変換される。親機の制御部24は、ソーラーパネル21の出力電圧(起電力)を監視し、ソーラーパネル21の出力電圧が所定レベルであれば、スイッチ27を切り換えて、ソーラーパネル21の出力電圧を直接制御部24およびその他の回路25に送り、スーパーキャパシタ23等に充電された電荷を温存したまま、一定割合の子機の情報収集動作を行う。
制御部24は、ソーラーパネル21の出力電圧が所定レベル以下であると、上記スイッチ27をスーパーキャパシタ23等側に切り換えてスーパーキャパシタ23等から上記制御部24およびその他の回路25に給電して、情報収集動作を行う。
【0024】
図7は、上記2経路の電源を使用した場合における事前データ収集のための動作手順を示すフロー図である。
以下の動作手順では親機20の制御部24のCPU230の機能実現手段を用いて実施するが、その動作は既に図4のフロー図を説明する際に説明しているので、ここでは上記各機能実現手段の説明は省略し、動作のみを説明する。
親機20は、予め定めた子機10からのデータ収集予定日まで一定期間(例えば1週間前)になると(S301、YES)、ソーラーパネル21の起電力が、データ収集可能な所定レベルか否か判断し(S302)、起電力のレベルが上記所定レベルを上回っていれば(S302、YES)、スイッチ27により電源供給経路切替を行い(S304)、スーパーキャパシタ23等の電荷を温存して、直接簡易電圧変更回路26を通して制御部24およびその他の回路25に電力を供給し、上述のように子機の事前情報収集を行う(S305)。
【0025】
ステップS302においてソーラーパネル21の起電力のレベルが上記所定レベルに達しなければ(S302、NO)、その後継続して上記起電力のレベル検査を行う。そして、データ収集予定日1週間前から2日経過したときは(S303、YES)、既に述べたように事前情報の収集は終了する。
【0026】
ステップS305で事前情報の収集を実行した後、予定した子機情報全てが取得できていれば(S306、YES)、スイッチ27により電源供給経路を、スーパーキャパシタ23等側に復帰させて(S308)、事前情報収集動作を終了する。
【0027】
ステップS305の処理を実行し、予定した子機情報が取得できていなければ(S306、NO)、予定日1週間前から1日経過していない、つまりデータ収集予定日から少なくとも4日前であれば(S307、NO)、再度事前情報収集を実行し(S305)、予定した子機情報が収集できればステップS308を経て事前情報収集動作を終了し、予定数の情報が収集できなくとも、1日経過していれば、つまりデータ収集予定日から4日を切れば(S307、YES)、スイッチ27により電源供給経路を、スーパーキャパシタ23等側に復帰させて(S308)、事前情報収集を終了する。
【0028】
なお、データを事前に収集し、そのデータを予定日情報の代わりに用いる場合は、データ収集日を基準に処理を行うことで、事前データと予定日データとが混在している場合でも、その集計や請求書発行の処理は混乱することはない。
また、上記実施形態では、情報収集予定日の所定期間前に一斉に事前情報収集を行っているが、例えば、前回の情報収集で、特定小電力無線システム上のリトライやエラーが発生した子機10を優先して事前に情報収集することで、情報収集予定日における情報収集を速やかに実行することができ、情報収集におけるエラーを少なくすることができる。
さらに、情報収集予定日には、事前の情報収集を実施していない子機から優先して情報収集することにより、情報収集の取りこぼしの可能性を少なくすることができる。
【0029】
また、以上の説明では、親機20がその記憶部205に収集情報を一旦記憶するものとして説明したが、親機20は情報収集する毎にセンタ30に送信するように構成することもできる。その場合、収集された情報が重複する場合の事前情報の破棄はセンタ30で行う。
このように、上記実施形態におけるCPU230の機能実現手段としての記憶制御手段、情報判断手段は、センタ30のCPU230の機能実現手段として実現してもよく、更に、タイミング管理手段もセンタ30のCPU230の機能実現手段として実現するようにしてもよい。タイミング管理手段をセンタ30のCPU230で実現する場合は、親機20は、単にセンタ30の指示に基づき子機10に情報収集指示を出し、かつ子機10から送信された収集情報をそのままセンタ30に送信するだけでよい。つまり、親機20の制御部24は、最低限起電力レベルを判断し、かつ、情報収集指示を行う機能を備えていればよい。
【符号の説明】
【0030】
10・・・子機、20・・・親機、21・・・ソーラーパネル、22・・・充電回路、23・・・スーパーキャパシタ、24・・・制御部、25・・・その他の回路、30・・・センタ、40・・・商用通信網。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の子機と、前記複数の子機と無線通信可能に接続された親機と、親機と通信可能に接続されたセンタとからなり、前記親機が予定されたタイミングで複数の子機情報を収集すると共に、前記予定されたタイミングに先立つタイミングで複数の子機情報を事前に収集する情報収集システムであって、
前記親機は、ソーラーパネルと充電装置から成る電源装置と、
前記ソーラーパネルの出力電圧レベルを判断する電圧レベル判断手段と、
子機に情報収集を指示する情報収集指示手段と、
収集した子機の情報を記憶する記憶手段と、を有し、
前記子機の事前情報収集は、前記電圧レベル判断手段で前記出力電圧レベルが所定のレベルにあると判断したときに行うと共に、予定されたタイミングで収集できない子機情報を、事前に収集した子機情報で埋め合わせて子機情報を作成することを特徴とする情報収集システム。
【請求項2】
請求項1に記載された情報収集システムにおいて、
前記事前情報収集のタイミングは、前記予定された情報収集のタイミングから前記ソーラーパネルで前記充電装置を満容量に充電できる予測期間より前に設定されていることを特徴とする情報収集システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載された情報収集システムにおいて、
電源を前記充電装置とソーラーパネルのいずれかに切り替える切替手段を有し、前記切替手段は、電圧レベル判断手段が前記ソーラーパネルの出力電圧レベルが所定のレベルにあると判断したとき、前記ソーラーパネル側に切り替えて前記事前情報収集を行うことを特徴とする情報収集システム。
【請求項4】
請求項3に記載された情報収集システムにおいて、
前記予定されたタイミングで行う子機の情報収集は、前記切替手段を前記充電装置側に切り替えて行うことを特徴とする情報収集システム。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載された情報収集システムにおいて、
前記センタは、前記子機の情報を収集するタイミングを管理するタイミング管理手段と、収集情報判断手段とを有することを特徴とする情報収集システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−155556(P2011−155556A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−16441(P2010−16441)
【出願日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【出願人】(304020498)サクサ株式会社 (678)
【Fターム(参考)】