説明

感光性組成物、画像形成方法および平版印刷版原版

【課題】pH2.0〜6.5の現像液による良好な現像が可能であり、かつ、耐刷性、汚れ性に優れ、さらには、画像形成感度の再現性が付与された感光性組成物、画像形成方法ならびに平版印刷版を作製可能な平版印刷版原版を提供する。
【解決手段】下記(A)〜(D)を含有する感光性組成物。(A)主鎖および/または側鎖に少なくとも1つの正に荷電した窒素原子を有するバインダーポリマー、(B)少なくとも1つのアミノ基を有するバインダーポリマー、(C)エチレン性不飽和結合を有する化合物、(D)ラジカル重合開始剤。該感光性組成物からなる感光層をレーザーでをレーザーで画像露光し、未露光部の感光層を除去する画像形成方法。該感光性組成物を含有する平版印刷版原版。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記(A)〜(D)を含有する感光性組成物。
(A)主鎖および/または側鎖に少なくとも1つの正に荷電した窒素原子を有するバインダーポリマー
(B)少なくとも1つのアミノ基を有するバインダーポリマー
(C)エチレン性不飽和結合を有する化合物
(D)ラジカル重合開始剤
【請求項2】
(A)主鎖および/または側鎖に少なくとも1つの正に荷電した窒素原子を有するバインダーポリマーにおいて、正に荷電した窒素原子を有する基が下記一般式(1)〜(4)のいずれかで表される基を有することを特徴とする請求項1記載の感光性組成物。
【化1】

式中、R〜Rは1価の置換基を表し、Xはアニオンを表す。RおよびR、R〜Rのうち任意の2つは、互いに結合して環を形成してもよい。一般式(2)及び(4)中、−N=C−は環状構造を構成する。
【請求項3】
(A)主鎖および/または側鎖に少なくとも1つの正に荷電した窒素原子を有するバインダーポリマーおよび(B)少なくとも1つのアミノ基を有するバインダーポリマーが(メタ)アクリル樹脂またはウレタン樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の感光性組成物。
【請求項4】
前記一般式(1)〜(4)において、RおよびRの少なくとも1つ、R、 R〜Rの少なくとも1つ、およびRが水素原子である基を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の感光性組成物。
【請求項5】
さらに(D)増感色素を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の感光性組成物。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の感光性組成物からなる感光層をレーザーで画像露光した後、pHが2〜6.5の現像液の存在下、未露光部の感光層を除去することを特徴とする画像形成方法。
【請求項7】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の感光性組成物を含有することを特徴とする平版印刷版原版。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2009−235213(P2009−235213A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−82232(P2008−82232)
【出願日】平成20年3月26日(2008.3.26)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】