説明

感圧導電シート及びこれを用いたパネルスイッチ

【課題】各種電子機器の操作に用いられる感圧導電シート、及びこれを用いたパネルスイッチに関し、抵抗値の変動が少なく、確実な操作が可能なものを提供することを目的とする。
【解決手段】フィルム状の基材11の下面に低抵抗体層12や高抵抗体層13を形成し、この高抵抗体層13内に平均粒径の異なる軟質粒子14と硬質粒子15を分散すると共に、この高抵抗体層13下面に、複数の固定接点6Aや6Bを配置することによって、押圧操作を繰返した後も抵抗値の変動が少なく、確実な操作が可能な感圧導電シート16、及びこれを用いたパネルスイッチを得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に各種電子機器の操作に用いられる感圧導電シート、及びこれを用いたパネルスイッチに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話やカーナビ等の各種電子機器の高機能化や多様化が進むに伴い、これらの操作に用いられるパネルスイッチにも、多様で確実な操作の可能なものが求められている。
【0003】
このような従来のパネルスイッチについて、図6〜図9を用いて説明する。
【0004】
なお、これらの図面のうち断面図は、構成を判り易くするために厚さ方向の寸法を拡大して表している。
【0005】
図6は従来のパネルスイッチの断面図であり、同図において、1はフィルム状の基材で、この下面にはカーボン粉を分散した合成樹脂によって抵抗体層2が形成されると共に、この抵抗体層2内には合成樹脂やガラス等の粒径の異なる複数の粒子3が分散され、抵抗体層2下面が凹凸状に形成されて感圧導電シート4が構成されている。
【0006】
また、5は感圧導電シート4下面に配置された基板で、上面には銀やカーボン等の複数の固定接点6Aと6Bが形成されると共に、感圧導電シート4と基板5の間には固定接点6Aと6Bを囲むように、絶縁樹脂によってスペーサ7が形成され、感圧導電シート4下面と固定接点6A、6Bが所定の空隙で対向して、パネルスイッチが構成されている。
【0007】
そして、このように構成されたパネルスイッチが電子機器の操作部に装着されると共に、複数の固定接点6Aと6Bがリード線(図示せず)等を介して、機器の電子回路(図示せず)に接続される。
【0008】
以上の構成において、感圧導電シート4上面を押圧操作すると、図7の断面図に示すように、感圧導電シート4が下方へ撓んで、粒径の大きな粒子3Aや3Bが分散された箇所の抵抗体層2下面が、固定接点6Aと6Bに接触し、この間の抵抗体層2を介して、固定接点6Aと6Bが電気的に接続される。
【0009】
また、さらに押圧力を加えると、粒子3Aや3Bより粒径の小さな粒子3Cや3Dが分散された箇所の、抵抗体層2下面も固定接点6Aと6Bに接触し、抵抗体層2の接触箇所が増えるため、これによって固定接点6Aと6B間の抵抗値が変化する。
【0010】
つまり、押圧力の増加に伴って、粒径の異なる複数の粒子3によって凹凸状に形成された抵抗体層2下面の、固定接点6Aと6Bへの接触面積が増えるため、小さな押圧力では抵抗値が大きく、大きな押圧力では抵抗値が小さくなり、図8の抵抗特性図に示す曲線Aのように、押圧力に応じて漸次変化する抵抗特性が得られるようになっている。
【0011】
そして、これらの電気的接続や、押圧力に応じて変化する抵抗値を電子回路が検出し、例えば、表示図面に表示されたカーソルやポインタの移動速度が変化する等の、機器の様々な機能の操作が行なわれるように構成されている。
【0012】
なお、このような感圧導電シート4の抵抗体層2内に分散された粒子3に、軟らかで弾性変形可能なものを用いた場合、押圧操作の都度、加わる押圧力によって抵抗体層2が固定接点6Aと6Bへ押し付けられ、粒子3及びこの周囲の抵抗体層2が弾性変形を繰返す。
【0013】
このため、押圧操作を数十万回あるいは百万回前後繰返した後には、図9(a)の拡大断面図に示すように、粒子3の周囲の抵抗体層2Aが膨張変形し、この分だけ固定接点6Aと6B間の距離が長くなるため、図8の曲線Bに示すように、当初の曲線Aよりも大きな抵抗値に変動してしまう場合がある。
【0014】
また、これに対し、粒子3に硬く剛性のものを用いた場合には、押圧操作の都度、抵抗体層2下面が粒子3によって固定接点6Aと6Bへ押し付けられ、押圧操作を繰返した後には、図9(b)に示すように、粒子3下方の抵抗体層2B下面がほぼ平坦となり、固定接点6Aや6Bとの接触面積が大きくなるため、図8の曲線Cに示すように、当初の曲線Aよりも小さな抵抗値に変動してしまう場合があるものであった。
【0015】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、未公開自社出願の特願2007−274978号公報がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
しかしながら、上記従来の感圧導電シート及びこれを用いたパネルスイッチにおいては、押圧操作を数十万回あるいは百万回前後繰返した際、押圧力に応じた抵抗値変化に変動が生じる場合があるため、こうした変動を見込んで電子回路による抵抗値の検出を行う必要があるという課題があった。
【0017】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、押圧操作を繰返した後も抵抗値の変動が少なく、確実な操作が可能な感圧導電シート、及びこれを用いたパネルスイッチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
【0019】
本発明の請求項1に記載の発明は、フィルム状の基材の下面に抵抗体層を形成すると共に、この抵抗体層内に平均粒径の異なる軟質粒子と硬質粒子を分散して感圧導電シートを構成したものであり、抵抗体層内に分散された弾性変形可能な軟質粒子と剛性の硬質粒子によって、押圧操作を繰返した場合にも抵抗値の変動が少なくなるため、確実な操作が可能な感圧導電シートを得ることができるという作用を有する。
【0020】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、軟質粒子の平均粒径を硬質粒子の平均粒径よりも大きく形成したものであり、平均粒径の大きな軟質粒子によって押圧操作時の衝撃を緩和できるため、繰返し操作後の抵抗値の変動をより少なくし、確実な操作を行うことができるという作用を有する。
【0021】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、抵抗体層を基材下面に形成された低抵抗体層と、この低抵抗体層下面に重ねて形成された高抵抗体層から形成すると共に、高抵抗体層内に軟質粒子と硬質粒子を分散したものであり、重ねて形成された低抵抗体層と高抵抗体層によって、滑らかで安定した抵抗値変化を得ることができるという作用を有する。
【0022】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の感圧導電シートの抵抗体層下面に、複数の固定接点を配置してパネルスイッチを構成したものであり、抵抗値の変動が少なく、確実な操作が可能なパネルスイッチを実現することができるという作用を有する。
【発明の効果】
【0023】
以上のように本発明によれば、抵抗値の変動が少なく、確実な操作が可能な感圧導電シート、及びこれを用いたパネルスイッチを実現することができるという有利な効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。
【0025】
なお、これらの図面のうち断面図は、構成を判り易くするために厚さ方向の寸法を拡大して表している。
【0026】
また、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
【0027】
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態によるパネルスイッチの断面図であり、同図において、11はポリエチレンテレフタレートやポリカーボネート、ポリイミド等のフィルム状で可撓性を有する厚さ25〜200μmの基材で、この下面にはシート抵抗値50Ω〜30kΩ/□の低抵抗体層12が、カーボン粉を分散したフェノールやエポキシ、フェノキシ、フッ素ゴム等の合成樹脂によって形成されている。
【0028】
なお、低抵抗体層12は上記したもののほか、シート抵抗値数Ω〜数10Ω/□前後の、ポリエステルやエポキシ等に銀やカーボン等を分散したものを用いてもよい。
【0029】
そして、13は低抵抗体層12の下面に重ねて形成された高抵抗体層で、同じくカーボン粉を分散した合成樹脂によって、シート抵抗値50kΩ〜5MΩ/□、厚さ1〜50μmに形成されている。
【0030】
さらに、この高抵抗体層13内には平均粒径1〜100μmの略球状で、ウレタンやアクリル、ナイロン、シリコーン、オレフィン等のショアA硬度30〜90HSの平均粒径の大きな軟質粒子14と、ガラスやアルミナ、ジルコニア等のビッカース硬度500〜1800HVの平均粒径の小さな硬質粒子15が、10〜80重量%分散され、高抵抗体層13下面が凹凸状に形成されて感圧導電シート16が構成されている。
【0031】
なお、このような感圧導電シート16は、基材11に低抵抗体層12をスクリーン印刷によって形成した後、これに重ねて、SUS300〜100メッシュの版を用いてスクリーン印刷によって、軟質粒子14や硬質粒子15が分散された高抵抗体層13を形成して製作される。
【0032】
また、5はポリエチレンテレフタレートやポリカーボネート等のフィルム状、または紙フェノールやガラス入りエポキシ等の板状の基板で、感圧導電シート16下面に配置されると共に、上面には銀やカーボン、銅箔等の複数の固定接点6Aと6Bが、0.05〜0.2mm前後の間隙を空けて形成されている。
【0033】
さらに、感圧導電シート16と基板5の間には固定接点6Aと6Bを囲むように、ポリエステルやエポキシ等の絶縁樹脂によってスペーサ7が形成され、高抵抗体層13下面と固定接点6A、6Bが、10〜100μm前後の空隙で対向するようにして、パネルスイッチが構成されている。
【0034】
そして、このように構成されたパネルスイッチが電子機器の操作部に装着されると共に、複数の固定接点6Aと6Bがリード線(図示せず)等を介して、機器の電子回路(図示せず)に接続される。
【0035】
以上の構成において、感圧導電シート16上面を押圧操作すると、図2の断面図に示すように、感圧導電シート16が下方へ撓んで、平均粒径の大きな軟質粒子14Aや14Bが分散された箇所の高抵抗体層13下面が、固定接点6Aと6Bに接触し、この間の高抵抗体層13と低抵抗体層12を介して、固定接点6Aと6Bが電気的に接続される。
【0036】
また、さらに押圧力を加えると、軟質粒子14Aや14Bより平均粒径の小さな硬質粒子15Aや15Bが分散された箇所の、高抵抗体層13下面も固定接点6Aと6Bに接触するため、これによって固定接点6Aと6B間の抵抗値が変化する。
【0037】
つまり、押圧力の増加に伴って、平均粒径の異なる複数の軟質粒子14や硬質粒子15によって凹凸状に形成された高抵抗体層13下面の、固定接点6Aと6Bへの接触面積が増えるため、小さな押圧力では抵抗値が大きく、大きな押圧力では抵抗値が小さくなり、図3の抵抗特性図に示す曲線Aのように、押圧力に応じて漸次変化する抵抗特性が得られるようになっている。
【0038】
そして、これらの電気的接続や、押圧力に応じて変化する抵抗値を電子回路が検出し、例えば、表示図面に表示されたカーソルやポインタの移動速度が変化する等の、機器の様々な機能の操作が行なわれるように構成されている。
【0039】
また、以上のような押圧操作が、数十万回あるいは百万回前後繰返された場合にも、固定接点6Aや6Bと接離する高抵抗体層13内には、平均粒径の異なる軟質粒子14と硬質粒子15が分散されているため、この弾性変形可能な軟質粒子14と剛性の硬質粒子15によって、高抵抗体層13の膨張変形や下面の平坦化を防ぎ、抵抗値の変動が少なくなるようになっている。
【0040】
なお、高抵抗体層13内への軟質粒子14と硬質粒子15の分散量は、上述したように10〜80重量%の範囲で選択可能であるが、40重量%以下の場合には高抵抗体層13の表面面積が大きくなってしまい、60重量%以上の場合には軟質粒子14や硬質粒子15が高抵抗体層13内で重なり密集してしまうため、高抵抗体層13の表面を均一に埋め尽くす分散量としては、40〜60重量%が好ましい。
【0041】
さらに、上述したように、軟質粒子14の平均粒径を硬質粒子15の平均粒径よりも大きく形成することによって、平均粒径の大きな軟質粒子14によって押圧操作時の衝撃を緩和できるため、繰返し操作後の抵抗値の変動をより少なくし、確実な操作を行うことができるように構成されている。
【0042】
なお、軟質粒子14や硬質粒子15の粒径も、上述したように平均粒径1〜100μmの範囲で選択可能であるが、厚さ1〜50μmの高抵抗体層13内に均一に分散させるには1〜30μm前後の平均粒径が好ましく、さらには、硬質粒子15の平均粒径5〜15μmに対し、軟質粒子14の平均粒径10〜25μmとの組み合わせがより好ましい。
【0043】
また、高抵抗体層13内での軟質粒子14と硬質粒子15の分散比は、1〜9割前後の間で様々な比率の組み合わせが可能であるが、通常、軟質粒子14の粒径が大きな場合には硬質粒子15を多く分散させ、軟質粒子14の粒径が小さな場合には硬質粒子15の分散量を少なくすることが好ましい。
【0044】
そして、以上の説明とは別に、低抵抗体層12をなくし、軟質粒子14と硬質粒子15を分散した高抵抗体層13のみを、基材11下面に直接形成した構成としても本発明の実施は可能であるが、上述したように、基材11下面に低抵抗体層12と高抵抗体層13を重ねて形成することによって、滑らかで安定した抵抗値変化を得ることができるようになっている。
【0045】
つまり、図2に示したように、押圧力が小さく、平均粒径の大きな軟質粒子14Aと14B下方の高抵抗体層13下面が固定接点6Aと6Bに接触した状態では、固定接点6Aと6Bの間の抵抗値は、軟質粒子14Aと14Bの間の高抵抗体層13と低抵抗体層12の導体抵抗の和となっている。
【0046】
これに対し、さらに押圧力が加わり、平均粒径の小さな硬質粒子15Aと15B下方の高抵抗体層13下面も固定接点6Aと6Bに接触した状態では、この間の高抵抗体層13と低抵抗体層12の導体抵抗の和が、上記の軟質粒子14Aと14Bの間の導体抵抗の和に並列に加わったものとなるため、固定接点6Aと6Bの間の抵抗値が小さな抵抗値となる。
【0047】
すなわち、押圧力の増加により、凹凸状に形成された高抵抗体層13下面の、固定接点6Aと6Bへの接触面積が増えるに伴って、これらの間のシート抵抗値の異なる高抵抗体層13と低抵抗体層12の導体抵抗の和が、並列に加算されていくことによって、図3の曲線Aに示したように、滑らかで安定した抵抗値変化を得ることができるように構成されている。
【0048】
なお、以上の説明では、低抵抗体層12のシート抵抗値を50Ω〜30kΩ/□、高抵抗体層13のシート抵抗値を50kΩ〜5MΩ/□として説明したが、低抵抗体層12は50Ω〜10kΩ/□、高抵抗体層13は100kΩ〜1MΩ/□のシート抵抗値とすることが好ましい。
【0049】
また、以上の説明では、感圧導電シート16と基板5の間にスペーサ7を形成すると共に、感圧導電シート16の高抵抗体層13下面に、複数の固定接点6Aと6Bを配置したパネルスイッチの構成について説明したが、図4の断面図に示すように、パネルスイッチを構成しても本発明の実施は可能である。
【0050】
つまり、同図において、基材11下面の低抵抗体層12下面の中央部外周にはスペーサ7Aが形成され、この低抵抗体層12中央部下面とスペーサ7A下面に、軟質粒子14と硬質粒子15を分散した高抵抗体層13が重ねて形成されて、感圧導電シートが構成されている。
【0051】
そして、基板5の中央部上面には略円形状の固定接点6Cが、この外周には略リング状または略馬蹄形状の固定接点6Dが各々形成され、この固定接点6D上に、スペーサ7A下面の高抵抗体層13が載置または接着接続されると共に、高抵抗体層13の中央部下面と固定接点6Cが対向した構成のパネルスイッチとなっている。
【0052】
さらに、高抵抗体層13下面に配置される複数の固定接点も、上述した固定接点6Aと6Bや、図5(a)の部分平面図に示すような、固定接点6Cと6Dのほか、図5(b)に示すような、略半円形状の固定接点6Eと6Fや、図5(c)に示すような、略円弧状の二つの固定接点6Gの間に、互いに噛み合うような櫛歯状の固定接点6Hと6Jを配置したもの等、様々な構成のもので実施が可能である。
【0053】
このように本実施の形態によれば、フィルム状の基材11の下面に低抵抗体層12や高抵抗体層13を形成し、この高抵抗体層13内に平均粒径の異なる軟質粒子14と硬質粒子15を分散すると共に、この高抵抗体層13下面に、複数の固定接点6Aや6Bを配置することによって、押圧操作を繰返した後も抵抗値の変動が少なく、確実な操作が可能な感圧導電シート16、及びこれを用いたパネルスイッチを得ることができるものである。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明による感圧導電シート及びこれを用いたパネルスイッチは、抵抗値の変動が少なく、確実な操作が可能なものを得ることができるという有利な効果を有し、各種電子機器の操作用として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の一実施の形態によるパネルスイッチの断面図
【図2】同押圧操作時の断面図
【図3】同抵抗特性図
【図4】同他の実施の形態によるパネルスイッチの断面図
【図5】同部分平面図
【図6】従来のパネルスイッチの断面図
【図7】同押圧操作時の断面図
【図8】同抵抗特性図
【図9】同拡大断面図
【符号の説明】
【0056】
5 基板
6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G、6H、6J 固定接点
7、7A スペーサ
11 基材
12 低抵抗体層
13 高抵抗体層
14、14A、14B 軟質粒子
15、15A、15B 硬質粒子
16 感圧導電シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルム状の基材と、この基材下面に形成された抵抗体層からなり、上記抵抗体層内に平均粒径の異なる軟質粒子と硬質粒子を分散した感圧導電シート。
【請求項2】
軟質粒子の平均粒径を硬質粒子の平均粒径よりも大きく形成した請求項1記載の感圧導電シート。
【請求項3】
抵抗体層を基材下面に形成された低抵抗体層と、この低抵抗体層下面に重ねて形成された高抵抗体層から形成すると共に、上記高抵抗体層内に軟質粒子と硬質粒子を分散した請求項1記載の感圧導電シート。
【請求項4】
請求項1記載の感圧導電シートの抵抗体層下面に、複数の固定接点を配置したパネルスイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−218029(P2009−218029A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−58940(P2008−58940)
【出願日】平成20年3月10日(2008.3.10)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】