説明

感活性光線性または感放射線性樹脂組成物およびパターン形成方法

【課題】塗布欠陥が低減され、液浸露光においても優れたパターンの提供を可能とする、感活性光線性または感放射線性樹脂組成物、及び、それを用いたパターン形成方法を提供する。
【解決手段】下記(A)〜(D)を含有することを特徴とする感活性光線性または感放射線性樹脂組成物。(A)酸の作用により分解し、アルカリ現像液中での溶解度が増大する樹脂、(B)活性光線または放射線の照射により酸を発生する化合物、(C)フッ素原子及び珪素原子の少なくともいずれかと、アルカリ現像液の作用により分解してアルカリ現像液に対する溶解性が増大する極性変換基を有する樹脂、及び、(D)下記一般式(S1)〜(S3)で表される群より選択される少なくとも1種の溶剤を含有し、該溶剤の合計の含有率が全溶剤中の3〜20質量%である混合溶剤。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記(A)〜(D)を含有することを特徴とする感活性光線性または感放射線性樹脂組成物。
(A)酸の作用により分解し、アルカリ現像液中での溶解度が増大する樹脂、
(B)活性光線または放射線の照射により酸を発生する化合物、
(C)フッ素原子及び珪素原子の少なくともいずれかと、アルカリ現像液の作用により分解してアルカリ現像液に対する溶解性が増大する極性変換基を有する樹脂、及び、
(D)下記一般式(S1)〜(S3)で表される群より選択される少なくとも1種の溶剤を含有し、該溶剤の合計の含有率が全溶剤中の3〜20質量%である混合溶剤。
【化1】

一般式(S1)〜(S3)中、
1〜Rは、各々独立に、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、または置換基を有していてもよいアリール基を表す。R1とR2、R3とR4、またはRとRは互いに連結して環を形成してもよい。
【請求項2】
樹脂(C)が、2つ以上の極性変換基を有する繰り返し単位を含有することを特徴とする、請求項1に記載の感活性光線性または感放射線性樹脂組成物。
【請求項3】
一般式(S1)〜(S3)で表される群より選択される溶剤の合計の含有率が、全溶剤中3〜10質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の感活性光線性または感放射線性樹脂組成物。
【請求項4】
混合溶剤(D)が、一般式(S1)で表される溶剤として、RとRが互いに連結して形成されるアルキレンカーボネート構造を有する溶剤を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の感活性光線性または感放射線性樹脂組成物。
【請求項5】
混合溶剤(D)が、一般式(S2)で表される溶剤として、RとRが互いに連結して形成されるラクトン構造を有する溶剤を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の感活性光線性または感放射線性樹脂組成物。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載の感活性光線性または感放射線性樹脂組成物を用いて膜を形成し、該膜を、液浸液を介して露光、現像することを特徴とするパターン形成方法。

【公開番号】特開2010−271649(P2010−271649A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−125508(P2009−125508)
【出願日】平成21年5月25日(2009.5.25)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】