説明

抗菌活性縮合チアゾール

式(I)の化合物は、抗菌活性を有する:


[式中、mは0または1であり;Qは水素またはシクロプロピルであり;Alkは、エーテル(-O-)、チオエーテル(-S-)またはアミノ(-NR)-(ここで、Rは水素、-CNまたはC1-C3アルキルである)結合を含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい、2価のC1-C6アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレン基であり;Xは-C(=O)NR6-または-C(=O)O-(ここで、R6は水素、任意に置換されていてもよいC1-C6アルキル、C2-C6アルケニルまたはC2-C6アルキニルである)であり;Z1は-N=または-CH=であり;Z2は-N=または-C(R1)=であり;R1は、水素、メチル、エチル、エテニル、エチニル、メトキシ、メルカプト、メルカプトメチル、ハロ、完全にまたは部分的にフッ素化された(C1-C2)アルキル、(C1-C2)アルコキシもしくは(C1-C2)アルキルチオ、ニトロまたはニトリル(-CN)であり;R2は基Q1-[Alk1]q-Q2-(ここで、qは0または1であり;Alk1は、エーテル(-O-)、チオエーテル(-S-)もしくはアミノ(-NR)-結合を中間もしくは末端に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい、2価の直鎖状もしくは分枝鎖状のC1-C6アルキレン、C2-C6アルケニレンまたはC2-C6アルキニレン基であり;Q2は、5もしくは6の環原子を有し、任意に置換されていてもよい、2価の単環式の炭素環式基もしくは複素環式基であるか、または9もしくは10の環原子を有し、任意に置換されていてもよい、2価の2環式の炭素環式基もしくは複素環式基であり;Q1は水素、任意の置換基、または3〜7の環原子を有し、任意に置換されていてもよい、炭素環式基もしくは複素環式基である)
である]。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、
mは0または1であり;
Qは水素またはシクロプロピルであり;
Alkは、エーテル(-O-)、チオエーテル(-S-)またはアミノ(-NR)-(ここで、Rは水素、-CNまたはC1-C3アルキルである)結合を含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい、2価のC1-C6アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレン基であり;
Xは-C(=O)NR6-または-C(=O)O-(ここで、R6は水素、任意に置換されていてもよいC1-C6アルキル、C2-C6アルケニルまたはC2-C6アルキニルである)であり;
Z1は-N=または-CH=であり;
Z2は-N=または-C(R1)=であり;
R1は、水素、メチル、エチル、エテニル、エチニル、メトキシ、メルカプト、メルカプトメチル、ハロ、完全にまたは部分的にフッ素化された(C1-C2)アルキル、(C1-C2)アルコキシもしくは(C1-C2)アルキルチオ、ニトロまたはニトリル(-CN)であり;
R2は基Q1-[Alk1]q-Q2-
(ここで、
qは0または1であり;
Alk1は、エーテル(-O-)、チオエーテル(-S-)もしくはアミノ(-NR)-結合を中間もしくは末端に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい、2価の直鎖状もしくは分枝鎖状のC1-C6アルキレン、C2-C6アルケニレンまたはC2-C6アルキニレン基であり;
Q2は、5もしくは6の環原子を有し、任意に置換されていてもよい、2価の単環式の炭素環式基もしくは複素環式基であるか、または9もしくは10の環原子を有し、任意に置換されていてもよい、2価の2環式の炭素環式基もしくは複素環式基であり;
Q1は水素、任意の置換基、または3〜7の環原子を有し、任意に置換されていてもよい、炭素環式基もしくは複素環式基である)
である]
の化合物、またはその塩もしくはN-オキサイド。
【請求項2】
Z1が-CH=である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Z2が-CH=である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Z2が-CF=である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Z1およびZ2が共に-CH=である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
Z1が-CH=であり、Z2が-CF=である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
mが1であり、Qが水素である、請求項1〜6のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項8】
Xが-C(O)NH-である、請求項1〜7のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項9】
mが1であり、Qが水素であり、Alkが-CH2CH2-であり、Xが-C(O)NH-である、請求項1〜6のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項10】
前記化合物の置換基R2において、Q2が任意に置換されていてもよいピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピラン-2-オン、ピリミジン-4-オンまたはピリジン-2-オン環である、請求項1〜9のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項11】
前記化合物の置換基R2において、Q2が任意に置換されていてもよいピリジン-3-イル環、任意に置換されていてもよいピリミジン-5-イル環、任意に置換されていてもよいピラジン-2-イル環、任意に置換されていてもよいピラン-2-オン-4-イル環または任意に置換されていてもよいピリジン-2-オン-4-イル環である、請求項1〜9のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項12】
前記化合物の置換基R2において、Alk1が存在し、それが任意に置換されていてもよい2価のC1-C3アルキレン基である、請求項1〜11のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項13】
前記化合物の置換基R2において、Q1が式-NRARB(ここで、RAおよびRBは独立して水素、または(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキルもしくは(C1-C3)アルコキシ(C1-C3)アルキル基である)の基である、請求項1〜12のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項14】
前記化合物の置換基R2において、Q1が式-NRARB(ここで、RAおよびRBは該窒素と一緒になって環式アミノ環を形成する)の基である、請求項1〜12のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項15】
環式アミノ環がモルホリニル、ピペリジニルまたはピペラジニル環である、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
前記化合物の置換基R2において、Q2が任意に置換されていてもよいピリジニル、ピリミジニルまたはピラジニル基であり、qが0であり、Q1が3〜7の環原子を有し、任意に置換されていてもよい複素環式基である、請求項1〜9のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項17】
Q1が任意に置換されていてもよいオキサジアゾリルまたはテトラゾリル基である、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
Q1が任意に置換されていてもよいピペリジニルまたはピロリジニル基である、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
Q1が-COOHにより置換されている、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
前記化合物の置換基R2において、Q2が任意に置換されていてもよいピリミジン-4-オンまたはピリジン-2-オンであり、qが1であり、Q1が3〜7の環原子を有し、任意に置換されていてもよい複素環式基である、請求項1〜9のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項21】
ALK1が-CH2-であり、Q1が任意に置換されていてもよいピリジニル基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
いずれかの実施例で得られた、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
請求項1〜22のいずれか1つに記載の化合物を、1以上の医薬的に許容される担体および/または賦形剤とともに含む抗菌性組成物。
【請求項24】
抗菌性組成物の製造における、請求項1〜22のいずれか1つに記載の化合物の使用。
【請求項25】
細菌の増殖を阻害するのに十分な量の、請求項1〜24のいずれか1つで定義された化合物(I)を、汚染または潜在的な汚染の部位に適用することを含む、対象の細菌汚染を治療または予防する方法。
【請求項26】
請求項1〜22のいずれか1つで定義された化合物の抗菌性有効量を、対象に投与することを含む、細菌感染症に罹患した対象を治療するか、または対象の細菌感染症を予防する方法。

【公表番号】特表2011−506417(P2011−506417A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−537517(P2010−537517)
【出願日】平成20年12月12日(2008.12.12)
【国際出願番号】PCT/GB2008/004114
【国際公開番号】WO2009/074812
【国際公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【出願人】(510164407)ビオタ ヨーロッパ リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】BIOTA EUROPE LTD
【住所又は居所原語表記】Begbroke Business & Science Park, Sandy Lane, Yarnton, Oxfordshire OX5 1PF, United Kingdom
【Fターム(参考)】