説明

抗FcRH5抗体および免疫接合体および使用方法

本発明は、FcRH5に特異的な抗体に、哺乳類における造血系腫瘍の治療に有用な前記抗体を含む組成物に、ならびに前記目的のための前記組成物の使用方法に関する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)以下を含む抗FcRH5抗体:
(i)配列KASQDVSTAVA(配列番号26)を含むHVR−L1
(ii)配列SASYRYT(配列番号27)を含むHVR−L2
(iii)配列QQHFSSPRT(配列番号28)を含むHVR−L3
(iv)配列GFTFSSYAVS(配列番号35)を含むHVR−H1
(v)配列ATISSGGSLTFYLDSVR(配列番号36)を含むHVR−H2
(vi)配列PIPDYYALDY(配列番号37)を含むHVR−H3
からなる群から選択される少なくとも1つのHVR配列;ならびに
(b)少なくとも1つの変異体HVRであって、、配列番号26、27、28、35、36または37で示される配列の少なくとも1つの残基の修飾を含む、変異体HVR。
【請求項2】
前記フレームワーク配列の少なくとも一部がヒト共通フレームワーク配列である請求項1記載の抗体。
【請求項3】
前記修飾が置換、挿入または欠失である請求項1記載の抗体。
【請求項4】
配列番号36の配列を有するHVR−H2を含む請求項1記載の抗体。
【請求項5】
ヒトFcRH5に対する抗体の一価親和力が、図9(配列番号18)および図10(配列番号20)で示されるような軽鎖および重鎖可変領域を含むネズミ抗体の一価親和力と実質的に同一であるヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項6】
ヒトFcRH5に対する抗体の一価親和力が、図9(配列番号18)および図10(配列番号20)で示されるような軽鎖および重鎖可変領域を含むネズミまたはキメラ抗体の一価親和力より少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9または10倍より高いヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項7】
ヒトFcRH5に対する抗体の一価親和力が、図9(配列番号18)および図10(配列番号20)で示されるような軽鎖および重鎖可変領域を含むネズミまたはキメラ抗体の一価親和力より少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、40、45、50、55または60分の1より低いヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項8】
ヒトFcRH5に対するその二価型の抗体の親和力が、図9(配列番号18)および図10(配列番号20)で示されるようなその二価型で、軽鎖および重鎖可変領域を含むネズミ抗体の親和力と実質的に同一であるヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項9】
ヒトFcRH5に対するその二価型の抗体の親和力が、図9(配列番号18)および図10(配列番号20)で示されるようなその二価型で、軽鎖および重鎖可変領域を含むネズミまたはキメラ抗体の親和力より少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9または10倍より高いヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項10】
ヒトFcRH5に対するその二価型の抗体の親和力が、図9(配列番号18)および図10(配列番号20)で示されるような軽鎖および重鎖可変領域を含むその二価型のネズミまたはキメラ抗体の親和力より少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、40、45、50、55または60分の1より低いヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項11】
ヒトFcRH5に対するその二価型の抗体の親和力が0.4nMであるヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項12】
ヒトFcRH5に対するその二価型の抗体の親和力が0.4nM±.04である請求項11記載のヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項13】
ヒトFcRH5に対するその二価型の抗体の親和力が0.2nMであるヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項14】
ヒトFcRH5に対するその二価型の抗体の親和力が0.2nM±.02である請求項13記載のヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項15】
ヒトFcRH5に対するその二価型の抗体の親和力が0.5nMであるヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項16】
ヒトFcRH5に対するその二価型の抗体の親和力が0.5nM±0.1である請求項15記載のヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項17】
結合親和力がKd値として表される請求項5〜16のいずれかに記載に抗体。
【請求項18】
結合親和力がBiacoreまたはラジオイムノアッセイにより測定される請求項5〜16のいずれかに記載の抗体。
【請求項19】
ヒトκ亜群1共通フレームワーク配列を含む請求項1記載の抗体。
【請求項20】
重鎖ヒト亜群III共通フレームワーク配列を含む請求項1記載の抗体。
【請求項21】
細胞傷害性物質と接合された場合に、ヒト化抗体が腫瘍細胞増殖を防止するヒト化抗FcRH5抗体。
【請求項22】
ヒト化抗体およびキメラ抗体がともに一価または二価である前記全請求項に記載の抗体。
【請求項23】
ヒト化抗体およびキメラ抗体がともにFc領域に連結される単一Fab領域を含む前記全請求項に記載の抗体。
【請求項24】
図11で示されるHVR1−HC、HVR2−HCおよび/またはHVR3−HC配列(配列番号35〜37)を含む重鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項25】
可変ドメインが、図11で示されるFR1−HC、FR2−HC、FR3−HCおよび/またはFR4−HC(配列番号31〜34)を含む請求項24記載の抗体。
【請求項26】
抗体が図11で示されるCH1および/またはFc配列(配列番号38および/または39)を含む請求項24または25記載の抗体。
【請求項27】
図11で示されるHVR1−LC、HVR2−LCおよび/またはHVR3−LC配列(配列番号26〜28)を含む軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項28】
可変ドメインが、図11で示されるFR1−LC、FR2−LC、FR3−LCおよび/またはFR4−LC(配列番号22〜25)を含む請求項27記載の抗体。
【請求項29】
抗体が図11で示されるCL1配列(配列番号29)を含む請求項27または28記載の抗体。
【請求項30】
図10で示される配列(配列番号21)を含むポリペプチド。
【請求項31】
図9で示される配列(配列番号19)を含むポリペプチド。
【請求項32】
(a)請求項24〜26のいずれかに記載の重鎖可変ドメインおよび請求項27〜29のいずれかに記載の軽鎖可変ドメインを含む抗体を発現する細胞を培養するプロセス;ならびに
(b)前記培養細胞から抗体を単離するプロセス
により製造される抗体。
【請求項33】
請求項24〜26のいずれかに記載の重鎖可変ドメインおよび請求項27〜29のいずれかに記載の軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項34】
抗体が一価であり、Fc領域を含む請求項33記載の抗体。
【請求項35】
配列番号19から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む請求項1記載の抗体。
【請求項36】
配列番号21から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む請求項1記載の抗体。
【請求項37】
配列番号31、32、33および34から選択される1、2、3または4つのフレームワークアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインを含む請求項1記載の抗体。
【請求項38】
配列番号22、23、24および25から選択される1、2、3または4つのフレームワークアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む請求項1記載の抗体。
【請求項39】
配列番号31、32、33および34から選択されるアミノ酸と少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する1、2、3または4つのフレームワークアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインを含む請求項1記載の抗体。
【請求項40】
配列番号22、23、24および25から選択されるアミノ酸と少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する1、2、3または4つのフレームワークアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む請求項1記載の抗体。
【請求項41】
配列番号21から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む請求項35記載の抗体。
【請求項42】
配列番号19から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む請求項36記載の抗体。
【請求項43】
FcRH5に結合する抗体であって、配列番号21のアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項44】
FcRH5に結合する抗体であって、配列番号19のアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項45】
FcRH5に結合する抗体であって、配列番号21のアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインおよび配列番号19のアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項46】
請求項1、33、41、164または165記載の抗体をコードするポリヌクレオチド。
【請求項47】
請求項46記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項48】
請求項47記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項49】
抗FcRH5抗体の製造方法であって、(a)前記抗体をコードするポリヌクレオチドの発現に適した条件下で真核生物細胞およびCHO細胞を含む群から選択される宿主細胞を培養すること;ならびに(b)前記抗体を単離することを包含する方法。
【請求項50】
配列番号21として示されるアミノ酸配列;または前記アミノ酸配列に基づいた共通配列または変異体配列を含む重鎖ポリペプチドを含む抗体に関するエピトープと本質的に同一のエピトープに結合する抗体。
【請求項51】
配列番号19として示されるアミノ酸配列;または前記アミノ酸配列をに基づいた共通配列または変異体配列を含む軽鎖ポリペプチドを含む抗体に関するエピトープと本質的に同一のエピトープに結合する請求項50記載の抗体。
【請求項52】
FcRH5が細胞の表面で発現される請求項1、33、41、164または165記載の抗体。
【請求項53】
細胞がB細胞である請求項52記載の抗体。
【請求項54】
B細胞がB細胞増殖性障害に関連する請求項53記載の抗体。
【請求項55】
B細胞増殖性障害が癌である請求項54記載の抗体。
【請求項56】
B細胞増殖性障害が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、攻撃性NHL、再発性攻撃性NHL、再発性無痛性NHL、難治性NHL、難治性無痛性NHL、慢性リンパ性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、有毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される請求項55記載の抗体。
【請求項57】
モノクローナル抗体である請求項1、33、41、164または165記載の抗体。
【請求項58】
Fab、Fab’−SH、Fv、scFvまたは(Fab’)断片である請求項57記載の抗体。
【請求項59】
ヒト化されている請求項57記載の抗体。
【請求項60】
配列番号21の重鎖可変ドメインおよび配列番号19の軽鎖可変ドメインを含む抗体と同一のエピトープに結合する請求項1、33、41、164または165記載の抗体。
【請求項61】
細胞傷害性物質と共有結合される請求項1、33、41、164または165記載の抗体を含む免疫接合体。
【請求項62】
細胞傷害性物質が、毒素、化学療法薬、薬剤部分、抗生物質、放射性同位体および核酸分解酵素から選択される請求項61記載の免疫接合体。
【請求項63】
式Ab−(L−D)(式中:(a)Abは請求項1、33、41、164または165記載の抗体であり;(b)Lはリンカーであり;(c)Dは薬剤部分である)を有する請求項62記載の免疫接合体。
【請求項64】
Lが、6−マレイミドカプロイル(MC)、マレイミドプロパノイル(MP)、バリン−シトルリン(val−cit)、アラニン−フェニルアラニン(ala−phe)、p−アミノベンジルオキシカルボニル(PAB)、N−スクシンイミジル4−(2−ピリジルチオ)ペンタノエート(SPP)、N−スクシンイミジル4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1カルボキシレート(SMCC)、4−(2−ピリジルジチオ)酪酸−N−ヒドロキシスクシンイミドエステル(SPDB)およびN−スクシンイミジル(4−ヨード−アセチル)アミノベンゾエート(SIAB)から選択される請求項63記載の免疫接合体。
【請求項65】
Dが、マイタンシノイド、アウリスタチンおよびドロスタチンからなる群から選択される請求項63記載の免疫接合体。
【請求項66】
請求項63記載の免疫接合体および製薬上許容可能な担体を含む薬学的組成物。
【請求項67】
FcRH5を発現する細胞の増殖の抑制方法であって、前記細胞を請求項1、33、41、164または165のいずれかに記載の抗体と接触させ、それにより前記細胞の増殖の阻害を生じることを包含する方法。
【請求項68】
前記抗体が細胞傷害性物質と接合される請求項67記載の方法。
【請求項69】
前記抗体が増殖阻害剤と接合される請求項67記載の方法。
【請求項70】
癌を有する対象の治療方法であって、有効量の請求項1、33、41、164または165のいずれかに記載の抗体を対象に投与することを包含する方法。
【請求項71】
癌が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、攻撃性NHL、再発性攻撃性NHL、再発性無痛性NHL、難治性NHL、難治性無痛性NHL、慢性リンパ性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、有毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される請求項70記載の方法。
【請求項72】
前記抗体が細胞傷害性物質と接合される請求項70記載の方法。
【請求項73】
前記抗体が増殖阻害剤と接合される請求項70記載の方法。
【請求項74】
対象における増殖性障害の治療方法であって、有効量の請求項1、33、41、164または165のいずれかに記載の抗体を対象に投与することを包含する方法。
【請求項75】
前記増殖性障害が癌である請求項74記載の方法。
【請求項76】
前記癌が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、攻撃性NHL、再発性攻撃性NHL、再発性無痛性NHL、難治性NHL、難治性無痛性NHL、慢性リンパ性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、有毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される請求項75記載の方法。
【請求項77】
前記抗体が細胞傷害性物質と接合される請求項74記載の方法。
【請求項78】
前記抗体が増殖阻害剤と接合される請求項74記載の方法。
【請求項79】
前記細胞の増殖が、少なくとも部分的に、FcRH5の増殖増強作用に依っている細胞の増殖の抑制方法であって、前記細胞を有効量の請求項1、33、41、164または165のいずれかに記載の抗体と接触させ、それにより前記細胞の増殖を抑制することを包含する方法。
【請求項80】
前記抗体が細胞傷害性物質と接合される請求項79記載の方法。
【請求項81】
前記抗体が増殖阻害剤と接合される請求項79記載の方法。
【請求項82】
哺乳類において腫瘍を治療的に処置する方法であって、前記腫瘍の増殖が、少なくとも部分的に、FcRH5の増殖増強作用に依っている方法であり、前記細胞を有効量の請求項1、33、41、164または165のいずれかに記載の抗体と接触させることを包含する方法。
【請求項83】
前記腫瘍が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、攻撃性NHL、再発性攻撃性NHL、再発性無痛性NHL、難治性NHL、難治性無痛性NHL、慢性リンパ性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、有毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫と関連する請求項82記載の方法。
【請求項84】
前記抗体が細胞傷害性物質と接合される請求項82記載の方法。
【請求項85】
前記抗体が増殖阻害剤と接合される請求項82記載の方法。
【請求項86】
免疫接合体のFcRH5への結合を許容する条件下で請求項64記載の免疫接合体に細胞を曝露することを包含するB細胞増殖の抑制方法。
【請求項87】
B細胞増殖が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、攻撃性NHL、再発性攻撃性NHL、再発性無痛性NHL、難治性NHL、難治性無痛性NHL、慢性リンパ性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、有毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される請求項86記載の方法。
【請求項88】
B細胞が異種移植片である請求項86記載の方法。
【請求項89】
曝露がin vitroで行なわれる請求項86記載の方法。
【請求項90】
曝露がin vivoで行なわれる請求項86記載の方法。
【請求項91】
FcRH5を含有することが推測される生物学的試料中のFcRH5の存在の確定方法であって、前記試料を請求項1、33、41、164または165のいずれかに記載の抗体に曝露すること、ならびに前記抗体と前記試料中のFcRH5との結合を確定することを包含し、ここで、前記抗体の前記試料中のFcRH5への結合が前記試料中の前記タンパク質の存在を示す方法。
【請求項92】
生物学的試料が、B細胞増殖性障害を有することが疑われる患者からである請求項91記載の方法。
【請求項93】
B細胞増殖性障害が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、攻撃性NHL、再発性攻撃性NHL、再発性無痛性NHL、難治性NHL、難治性無痛性NHL、慢性リンパ性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、有毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される請求項92記載の方法。
【請求項94】
請求項1、33、41、164または165のいずれかに記載の抗体を、FcRH5を発現する細胞に結合させる方法であって、前記細胞を請求項1、33、41、164または165のいずれかに記載の抗体に接触させることを含む方法。
【請求項95】
前記抗体が細胞傷害性物質と接合される請求項94記載の方法。
【請求項96】
前記抗体が増殖阻害剤と接合される請求項94記載の方法。
【請求項97】
1つ以上の遊離システインアミノ酸を含むシステイン操作された抗体であって、親抗体の1つ以上のアミノ酸残基を遊離システイン残基で置き換えること包含するプロセスにより調製されるシステイン操作された抗体(ここで、親抗体は請求項1、33、41、164または165記載の抗体である)。
【請求項98】
1つ以上の遊離システインアミノ酸が、0.6〜1.0の範囲のチオ反応性値を有する請求項97記載の抗体。
【請求項99】
チオ反応性試薬に関して親抗体より反応性である請求項97記載のシステイン操作された抗体。
【請求項100】
当該プロセスがさらに、システイン操作された抗体をチオール反応性試薬と反応させることによりシステイン操作された抗体のチオール反応性を確定することを包含する請求項97記載のシステイン操作された抗体であって、チオール反応性試薬に関して親抗体より反応性であるシステイン操作された抗体。
【請求項101】
1つ以上の遊離システインアミノ酸残基が軽鎖中に位置する請求項97記載のシステイン操作された抗体。
【請求項102】
細胞傷害性物質と共有結合されるシステイン操作された抗体を含む免疫接合体である請求項97記載のシステイン操作された抗体。
【請求項103】
細胞傷害性物質が、毒素、化学療法薬、薬剤部分、抗生物質、放射性同位体および核酸分解酵素から選択される請求項102記載のシステイン操作された抗体。
【請求項104】
抗体が、捕捉標識、検出標識または固体支持体に共有結合される請求項97記載のシステイン操作された抗体。
【請求項105】
抗体がビオチン捕捉標識に共有結合される請求項104記載のシステイン操作された抗体。
【請求項106】
抗体が蛍光染料検出標識に共有結合される請求項104記載のシステイン操作された抗体。
【請求項107】
蛍光染料が、フルオレセイン型、ローダミン型、ダンシル、リサミン、シアニン、フィコエリトリン、テキサスレッドおよびその類似体から選択される請求項106記載のシステイン操作された抗体。
【請求項108】
抗体が、H、11C、14C、18F、32P、35S、64Cu、68Ga、86Y、99Tc、111In、123I、124I、125I、131I、133Xe、177Lu、211Atおよび213Biから選択される放射性核種検出標識に共有結合される請求項104記載のシステイン操作された抗体。
【請求項109】
キレートリガンドにより検出標識に共有結合される請求項104記載のシステイン操作された抗体。
【請求項110】
キレートリガンドが、DOTA、DOTP、DOTMA、DTPAおよびTETAから選択される請求項109記載のシステイン操作された抗体。
【請求項111】
アルブミン結合ペプチドを含む請求項1、33、41、164または165記載の抗体。
【請求項112】
アルブミン結合ペプチドが配列番号246〜250から選択される請求項111記載の抗体。
【請求項113】
請求項1、33、41、164または165記載の抗体である親抗体中の、カバット番号付け規約による軽鎖の1つ以上の位置およびカバット番号付け規約による重鎖の1つ以上の位置、ならびにEU番号付け規約による重鎖の1つ以上の位置に1つ以上の遊離システインアミノ酸を含むシステイン操作された抗体。
【請求項114】
モノクローナル抗体、二重特異性抗体、キメラ抗体、ヒト抗体およびヒト化抗体から選択される請求項113記載の抗体。
【請求項115】
抗体断片である請求項113記載の抗体。
【請求項116】
抗体断片がFab断片である請求項115記載の抗体。
【請求項117】
キメラ抗体、ヒト抗体またはヒト化抗体から選択される請求項113記載の抗体。
【請求項118】
細菌中で産生される請求項113記載の抗体。
【請求項119】
CHO細胞中で産生される請求項113記載の抗体。
【請求項120】
FcRH5タンパク質を含有することが推測される試料中の前記タンパク質の存在を確定する方法であって、前記試料を請求項109記載の抗体に曝露すること、そして前記試料中の前記FcRH5タンパク質との前記抗体の結合を確定することを包含する方法であって、ここで、抗体と前記タンパク質との結合が前記試料中の前記タンパク質の存在を示す方法。
【請求項121】
前記試料が、前記FcRH5タンパク質を発現することが推測される細胞を含む請求項120記載の方法。
【請求項122】
前記細胞がB細胞である請求項120記載の方法。
【請求項123】
抗体が、蛍光染料、放射性同位体、ビオチンまたは金属錯化リガンドから選択される標識に共有結合される請求項120記載の方法。
【請求項124】
請求項113記載の抗FcRH5抗体、および製薬上許容可能な希釈剤、担体または賦形剤を含む薬学的処方物。
【請求項125】
アウリスタチンまたはマイタンシノイド薬剤部分に共有結合されて、それにより抗体薬剤接合体が形成される請求項113記載の抗体。
【請求項126】
抗体(Ab)、およびアウリスタチンまたはマイタンシノイド薬剤部分(D)を含む請求項125記載の抗体−薬剤接合体であって、システイン操作された抗体が1つ以上の遊離システインアミノ酸を介して、リンカー部分(L)によりDに結合され;当該化合物が式I:
Ab−(L−D)
(式中、pは1、2、3または4である)
を有する抗体−薬剤接合体。
【請求項127】
pが2である請求項126記載の抗体−薬剤接合体化合物。
【請求項128】
Lが次式を有する請求項126記載の抗体−薬剤接合体化合物であり:
−W−Y−、
式中、Aは、システイン操作された抗体(Ab)のシステインチオールと共有結合されるストレッチャー単位であり;
aは、0または1であり;
Wは、各々独立して、アミノ酸単位であり;
wは、0〜12の範囲の整数であり;
Yは、薬剤部分と共有結合されるスペーサー単位であり;そして
yは、0、1または2である、
抗体−薬剤接合体化合物。
【請求項129】
次式を有する請求項128記載の抗体−薬剤接合体化合物であり:


式中、PABは、パラ−アミノベンジルカルバモイルであり、そしてR17は、(CH、C−Cカルボシクリル、O-(CH、アリーレン、(CH-アリーレン、-アリーレン-(CH-、(CH-(C−Cカルボシクリル)、(C−Cカルボシクリル)-(CH、C−Cヘテロシクリル、(CH-(C−Cヘテロシクリル)、-(C−Cヘテロシクリル)-(CH-、-(CHC(O)NR(CH-、-(CHCHO)-、-(CHCHO)-CH-、-(CHC(O)NR(CHCHO)-、-(CHC(O)NR(CHCHO)-CH-、-(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)-、-(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)-CH-および-(CHCHO)C(O)NR(CH-から選択される二価ラジカルであって、ここで、Rは、H、C−Cアルキル、フェニルまたはベンジルであり;rは、独立して、1〜10の範囲の整数である、
抗体−薬剤接合体化合物。
【請求項130】
がバリン−シトルリンである請求項128記載の抗体−薬剤接合体化合物。
【請求項131】
17が(CHまたは(CHである請求項128記載の抗体−薬剤接合体化合物。
【請求項132】
次式を有する請求項128記載の抗体−薬剤接合体化合物:

【請求項133】
17が(CHまたは(CHである請求項132記載の抗体−薬剤接合体化合物。
【請求項134】
次式を有する請求項128記載の抗体−薬剤接合体化合物:

【請求項135】
LがSMCC、SPP、SPDBまたはBMPEOである請求項126記載の抗体−薬剤接合体化合物。
【請求項136】
Dが、以下の構造を有するMMAEである請求項126記載の抗体−薬剤接合体化合物:


(式中、波線はリンカーLとの結合部位を示す)。
【請求項137】
Dが、以下の構造を有するMMAFである請求項126記載の抗体−薬剤接合体化合物:


(式中、波線はリンカーLとの結合部位を示す)。
【請求項138】
Dが、以下の構造を有するDM1またはDM4である請求項126記載の抗体−薬剤接合体化合物:


(式中、波線はリンカーLとの結合部位を示す)。
【請求項139】
抗体が、モノクローナル抗体、二重特異性抗体、キメラ抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体および抗体断片から選択される請求項125記載の抗体−薬剤接合体化合物。
【請求項140】
抗体断片がFab断片である請求項125記載の抗体−薬剤接合体化合物。
【請求項141】
以下の構造式から選択される抗体−薬剤接合体化合物であって:


式中、Valはバリンであり;Citはシトルリンであり;pは1、2、3または4であり;Abは請求項113記載の抗体である、
抗体−薬剤接合体化合物。
【請求項142】
アウリスタチンがMMAEまたはMMAFである請求項125記載の抗体−薬剤接合体。
【請求項143】
LがMC−val−cit−PABまたはMCである請求項126記載の抗体−薬剤接合体。
【請求項144】
(a)請求項125記載の抗体−薬剤接合体化合物に細胞を曝露することと;
(b)抗体−薬剤接合体化合物の細胞への結合の程度を確定すること
を包含するB細胞を検出するための検定。
【請求項145】
請求項125記載の抗体−薬剤接合体化合物を用いて細胞培地中の哺乳類癌性B細胞を処置し、それにより癌性B細胞の増殖が抑制されることを包含する細胞増殖の抑制方法。
【請求項146】
請求項125記載の抗体−薬剤接合体化合物、および製薬上許容可能な希釈剤、担体または賦形剤を含む薬学的処方物。
【請求項147】
請求項146記載の薬学的処方物を患者に投与することを包含する癌の治療方法。
【請求項148】
癌が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、攻撃性NHL、再発性攻撃性NHL、再発性無痛性NHL、難治性NHL、難治性無痛性NHL、慢性リンパ性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、有毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫からなる群から選択される請求項147記載の方法。
【請求項149】
患者が、抗体−薬剤接合体化合物と組合せて細胞傷害性物質を投与される請求項147記載の方法。
【請求項150】
請求項146記載の薬学的処方物;
容器;および
FcRH5ポリペプチドの過剰発現により特徴づけられる癌を治療するために当該化合物が用いられることを示す包装挿入物またはラベル
を包含する製品。
【請求項151】
癌が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、攻撃性NHL、再発性攻撃性NHL、再発性無痛性NHL、難治性NHL、難治性無痛性NHL、慢性リンパ性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、有毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫からなる群から選択される請求項150記載の製品。
【請求項152】
請求項113記載の抗FcRH5抗体(Ab)、およびアウリスタチンまたはマイタンシノイド薬剤部分(D)を含む抗体−薬剤接合体であって、抗体が1つ以上の操作されたシステインアミノ酸を介して、リンカー部分(L)によりDに結合され;当該化合物が式I:
Ab−(L−D)
(式中、pは1、2、3または4である)
を有する抗体−薬剤接合体の製造方法であって、
(a)抗体の操作されたシステイン基をリンカー試薬と反応させて抗体−リンカー中間体Ab−Lを形成することと;
(b)Ab−Lを活性化薬剤部分Dと反応させて、それにより抗体−薬剤接合体が形成されるステップ
を包含するか、あるいは
(c)薬剤部分の求核性基をリンカー試薬と反応させて、薬剤−リンカー中間体D−Lを形成することと;
(d)D−Lを抗体の操作されたシステイン基と反応させて、それにより抗体−薬剤接合体を形成するステップ
を包含する方法。
【請求項153】
チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞中で抗体を発現するステップをさらに包含する請求項152記載の方法。
【請求項154】
還元剤で発現抗体を処理するステップをさらに包含する請求項152記載の方法。
【請求項155】
還元剤がTCEPおよびDTTから選択される請求項154記載の方法。
【請求項156】
還元剤で処理後に、酸化剤で発現抗体を処理するステップをさらに包含する請求項154記載の方法。
【請求項157】
酸化剤が、硫酸銅、デヒドロアスコルビン酸および空気から選択される請求項156記載の方法。
【請求項158】
配列番号42のいずれか一つから選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列を含む請求項113記載の抗体。
【請求項159】
配列番号41のアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖配列、および配列番号42のアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列を含む請求項113記載の抗体。
【請求項160】
配列番号44のいずれか一つから選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列を含む請求項113記載の抗体。
【請求項161】
配列番号43のアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖配列、および配列番号44のアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列を含む請求項113記載の抗体。
【請求項162】
請求項1、33、41、164または165のいずれかに記載の抗体を含む組成物。
【請求項163】
担体を含む請求項162記載の組成物。
【請求項164】
FcRH5と結合する抗体であって、配列番号20から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメイン、および配列番号18から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項165】
FcRH5と結合する抗体であって、配列番号13から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメイン、および配列番号11から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項166】
システインが軽鎖の位置205にある請求項113記載の抗体。
【請求項167】
システインが重鎖の位置114にある請求項113記載の抗体。
【請求項168】
システインが重鎖の位置400にある請求項113記載の抗体。
【請求項169】
B細胞が形質細胞障害に関連する請求項53記載の抗体。
【請求項170】
形質細胞障害が癌である請求項169記載の抗体。
【請求項171】
形質細胞障害が、意義未確定のモノクローナル高ガンマグロブリン血症(MGUS)、多発性骨髄腫(MM)、高分子グロブリン血症、重鎖疾患、全身性軽鎖アミロイドーシス(AL)、孤立性形質細胞腫、髄外形質細胞腫、多発性孤立性形質細胞腫、形質細胞白血病、B細胞非ホジキンリンパ腫、B細胞慢性リンパ性白血病から選択される請求項170記載の抗体。
【請求項172】
前記細胞を有効量の別の治療薬と接触させることをさらに包含する請求項67記載の方法。
【請求項173】
有効量の別の治療薬を対象に投与することをさらに包含する請求項70記載の方法。
【請求項174】
有効量の別の治療薬を対象に投与することをさらに包含する請求項74記載の方法。
【請求項175】
前記細胞を有効量の別の治療薬と接触させることをさらに包含する請求項79記載の方法。
【請求項176】
前記細胞を有効量の別の治療薬と接触させることをさらに包含する請求項82記載の方法。
【請求項177】
前記細胞を有効量の別の治療薬に曝露することをさらに包含する請求項86記載の方法。
【請求項178】
有効量の別の治療薬を患者に投与することをさらに包含する請求項147記載の方法。
【請求項179】
治療薬が、抗体、化学療法薬、細胞傷害性物質、抗血管新生剤、免疫抑制剤、プロドラッグ、サイトカイン、サイトカインアンタゴニスト、細胞傷害性放射線療法、コルチコステロイド、抗嘔吐薬、癌ワクチン、鎮痛薬または増殖阻害剤からなる群から選択される請求項172記載の方法。
【請求項180】
治療薬が、ベルケード、レブリミド、タモキシフェン、レトロゾール、エキセメスタン、アナストロゾール、イリノテカン、セツキシマブ、フルベストラント、ビノレルビン、エルロチニブ、ベカシズマブ、ビンクリスチン、イマチニブ、ソラフェニブ、ラパチニブまたはトラスツズマブ、シスプラチン、ゲムシタビン、メトトレキセート、ビンブラスチン、カルボプラチン、パクリタキセル、ペメトレキセド、5−フルオロウラシル、ドキソルビシン、ボルテゾミブ、レナリドミド、メルファラン、プレドニソン、デキサメタゾンまたはドセタキセルからなる群から選択される請求項179記載の方法。
【請求項181】
治療薬が、抗体、化学療法薬、細胞傷害性物質、抗血管新生剤、免疫抑制剤、プロドラッグ、サイトカイン、サイトカインアンタゴニスト、細胞傷害性放射線療法、コルチコステロイド、抗嘔吐薬、癌ワクチン、鎮痛薬または増殖阻害剤からなる群から選択される請求項173記載の方法。
【請求項182】
治療薬が、ベルケード、レブリミド、タモキシフェン、レトロゾール、エキセメスタン、アナストロゾール、イリノテカン、セツキシマブ、フルベストラント、ビノレルビン、エルロチニブ、ベカシズマブ、ビンクリスチン、イマチニブ、ソラフェニブ、ラパチニブまたはトラスツズマブ、シスプラチン、ゲムシタビン、メトトレキセート、ビンブラスチン、カルボプラチン、パクリタキセル、ペメトレキセド、5−フルオロウラシル、ドキソルビシン、ボルテゾミブ、レナリドミド、メルファラン、プレドニソン、デキサメタゾンまたはドセタキセルからなる群から選択される請求項181記載の方法。
【請求項183】
治療薬が、抗体、化学療法薬、細胞傷害性物質、抗血管新生剤、免疫抑制剤、プロドラッグ、サイトカイン、サイトカインアンタゴニスト、細胞傷害性放射線療法、コルチコステロイド、抗嘔吐薬、癌ワクチン、鎮痛薬または増殖阻害剤からなる群から選択される請求項174記載の方法。
【請求項184】
治療薬が、ベルケード、レブリミド、タモキシフェン、レトロゾール、エキセメスタン、アナストロゾール、イリノテカン、セツキシマブ、フルベストラント、ビノレルビン、エルロチニブ、ベカシズマブ、ビンクリスチン、イマチニブ、ソラフェニブ、ラパチニブまたはトラスツズマブ、シスプラチン、ゲムシタビン、メトトレキセート、ビンブラスチン、カルボプラチン、パクリタキセル、ペメトレキセド、5−フルオロウラシル、ドキソルビシン、ボルテゾミブ、レナリドミド、メルファラン、プレドニソン、デキサメタゾンまたはドセタキセルからなる群から選択される請求項183記載の方法。
【請求項185】
治療薬が、抗体、化学療法薬、細胞傷害性物質、抗血管新生剤、免疫抑制剤、プロドラッグ、サイトカイン、サイトカインアンタゴニスト、細胞傷害性放射線療法、コルチコステロイド、抗嘔吐薬、癌ワクチン、鎮痛薬または増殖阻害剤からなる群から選択される請求項175記載の方法。
【請求項186】
治療薬が、ベルケード、レブリミド、タモキシフェン、レトロゾール、エキセメスタン、アナストロゾール、イリノテカン、セツキシマブ、フルベストラント、ビノレルビン、エルロチニブ、ベカシズマブ、ビンクリスチン、イマチニブ、ソラフェニブ、ラパチニブまたはトラスツズマブ、シスプラチン、ゲムシタビン、メトトレキセート、ビンブラスチン、カルボプラチン、パクリタキセル、ペメトレキセド、5−フルオロウラシル、ドキソルビシン、ボルテゾミブ、レナリドミド、メルファラン、プレドニソン、デキサメタゾンまたはドセタキセルからなる群から選択される請求項185記載の方法。
【請求項187】
治療薬が、抗体、化学療法薬、細胞傷害性物質、抗血管新生剤、免疫抑制剤、プロドラッグ、サイトカイン、サイトカインアンタゴニスト、細胞傷害性放射線療法、コルチコステロイド、抗嘔吐薬、癌ワクチン、鎮痛薬または増殖阻害剤からなる群から選択される請求項176記載の方法。
【請求項188】
治療薬が、ベルケード、レブリミド、タモキシフェン、レトロゾール、エキセメスタン、アナストロゾール、イリノテカン、セツキシマブ、フルベストラント、ビノレルビン、エルロチニブ、ベカシズマブ、ビンクリスチン、イマチニブ、ソラフェニブ、ラパチニブまたはトラスツズマブ、シスプラチン、ゲムシタビン、メトトレキセート、ビンブラスチン、カルボプラチン、パクリタキセル、ペメトレキセド、5−フルオロウラシル、ドキソルビシン、ボルテゾミブ、レナリドミド、メルファラン、プレドニソン、デキサメタゾンまたはドセタキセルからなる群から選択される請求項187記載の方法。
【請求項189】
治療薬が、抗体、化学療法薬、細胞傷害性物質、抗血管新生剤、免疫抑制剤、プロドラッグ、サイトカイン、サイトカインアンタゴニスト、細胞傷害性放射線療法、コルチコステロイド、抗嘔吐薬、癌ワクチン、鎮痛薬または増殖阻害剤からなる群から選択される請求項177記載の方法。
【請求項190】
治療薬が、ベルケード、レブリミド、タモキシフェン、レトロゾール、エキセメスタン、アナストロゾール、イリノテカン、セツキシマブ、フルベストラント、ビノレルビン、エルロチニブ、ベカシズマブ、ビンクリスチン、イマチニブ、ソラフェニブ、ラパチニブまたはトラスツズマブ、シスプラチン、ゲムシタビン、メトトレキセート、ビンブラスチン、カルボプラチン、パクリタキセル、ペメトレキセド、5−フルオロウラシル、ドキソルビシン、ボルテゾミブ、レナリドミド、メルファラン、プレドニソン、デキサメタゾンまたはドセタキセルからなる群から選択される請求項189記載の方法。
【請求項191】
治療薬が、抗体、化学療法薬、細胞傷害性物質、抗血管新生剤、免疫抑制剤、プロドラッグ、サイトカイン、サイトカインアンタゴニスト、細胞傷害性放射線療法、コルチコステロイド、抗嘔吐薬、癌ワクチン、鎮痛薬または増殖阻害剤からなる群から選択される請求項178記載の方法。
【請求項192】
治療薬が、ベルケード、レブリミド、タモキシフェン、レトロゾール、エキセメスタン、アナストロゾール、イリノテカン、セツキシマブ、フルベストラント、ビノレルビン、エルロチニブ、ベカシズマブ、ビンクリスチン、イマチニブ、ソラフェニブ、ラパチニブまたはトラスツズマブ、シスプラチン、ゲムシタビン、メトトレキセート、ビンブラスチン、カルボプラチン、パクリタキセル、ペメトレキセド、5−フルオロウラシル、ドキソルビシン、ボルテゾミブ、レナリドミド、メルファラン、プレドニソン、デキサメタゾンまたはドセタキセルからなる群から選択される請求項191記載の方法。
【請求項193】
二重特異性抗体である請求項33記載の抗体。
【請求項194】
CD3に特異的に結合する請求項193記載の抗体。
【請求項195】
空洞への隆起(protuberance-into-cavity)抗体である請求項194記載の抗体。
【請求項196】
非グリコシル化される請求項195記載の抗体。
【請求項197】
大腸菌宿主細胞中で産生される請求項196記載の抗体。
【請求項198】
1つ以上のFcエフェクター機能を欠く請求項196記載の抗体。
【請求項199】
ADCC活性を欠く請求項198記載の抗体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30a】
image rotate

【図30b】
image rotate

【図31】
image rotate

【図32】
image rotate

【図33】
image rotate

【図34】
image rotate

【図35A】
image rotate

【図35B】
image rotate

【図36】
image rotate

【図37】
image rotate

【図38】
image rotate

【図39】
image rotate

【図40】
image rotate

【図41】
image rotate

【図42】
image rotate

【図43】
image rotate

【図44】
image rotate

【図45】
image rotate

【図46】
image rotate

【図47】
image rotate

【図48】
image rotate


【公表番号】特表2012−522512(P2012−522512A)
【公表日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−503679(P2012−503679)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【国際出願番号】PCT/US2010/029516
【国際公開番号】WO2010/120561
【国際公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】