折り畳み式電子機器の照度検出方法、折り畳み式電子機器及びプログラム
【課題】ユーザーインターフェイスの周囲の照度を正しく計測可能な折り畳み式電子機器の照度検出方法、折り畳み式電子機器及びプログラムを提供する。
【解決手段】本発明の折り畳み式電子機器の照度検出方法は、閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する第1のステップと、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する第2のステップと、を含むことを特徴とする。
【解決手段】本発明の折り畳み式電子機器の照度検出方法は、閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する第1のステップと、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する第2のステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子機器の周囲照度の検出に関し、特に、折り畳み式電子機器の照度検出方法、折り畳み式電子機器及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末のユーザーインターフェイスとなるキーパッド部分等には、暗いところでもユーザーがキー位置を判別出来るように、キー等を照らすバックライトが搭載されているが、このバックライトは本来明るい使用環境では点灯させる必要がないだけでなく、点灯させると無駄な電力を消費することとなる。
【0003】
このため、携帯端末に照度センサー(光センサー)を搭載し、該照度センサーによりユーザーの使用環境の照度を検出してバックライトが不要なときには消灯もしくは輝度を低くして電力消費を抑制する方法が採用される。
【0004】
図12は本発明の関連技術の折り畳み式電子機器の外観を示す図である。同図に示すように、折り畳み式携帯端末においては、バックライトの制御のための照度センサーを折り畳み式筺体を開いた内側に配置するのが一般的である(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−263271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述のように折り畳み式携帯端末においては、図12に示すようにバックライトの制御のための照度センサーを折り畳み式携帯端末のユーザーインターフェイスの近くの配置することにより、携帯端末の使用状態でユーザーが必要とするバックライトの点灯/非点灯もしくは輝度の是非を判別するためのユーザーインターフェイスの周囲の照度を測定するようにしている。
【0007】
しかし、昨今の携帯端末は集積化、精密化、デザイン性のニーズ等により、照度センサーを最適な位置に設置することが容易では無くなって来ている。
【0008】
そこで、照度センサーを図13に示すように携帯端末の筺体の背面など、折り畳み式携帯端末のユーザーインターフェイスとは離れた位置に配置することが考えられるが、このような位置に照度センサーを配置したのでは、折り畳み式携帯端末を開いて使用する際、図14に示すように照度センサーは陰の位置となりユーザーインターフェイスの周辺の照度を正確に測定することができない。
【0009】
(目的)
本発明は、以上のような事情を踏まえてなされたものであり、ユーザーインターフェイスの周囲の照度を正しく計測可能な折り畳み式電子機器の照度検出方法、折り畳み式電子機器及びプログラムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の折り畳み式電子機器の照度検出方法は、閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する第1のステップと、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する第2のステップと、を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の第1の折り畳み式電子機器は、閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する操作検出手段と、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する照度計測手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の第1の折り畳み式電子機器のプログラムは、閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する第1のステップと、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する第2のステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、折り畳み式電子機器を開く前又は開く過程の状態でユーザーインターフェイス側の照度を計測できるから、開いた状態で下向き等となる位置に照度センサーを配置しても、ユーザーインターフェイスの周囲の照度を正確に計測することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態を示す図であり、(a)は折り畳み式電子機器の照度検出方法、(b)は折り畳み式電子機器である。
【図2】図2は本発明の第2の実施形態の開状態の折り畳み式携帯端末の外観を示す図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施形態の閉状態の折り畳み式携帯端末の外観を示す図である。
【図4】図4は第2の実施形態のバックライトの制御装置の構成を示す図である。
【図5】図5は第2の実施形態の動作の処理フローチャートを示す図である。
【図6】図6は本発明の第3の実施形態の折り畳み式携帯端末の構成例を示す図である。
【図7】図7は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして距離センサーを使用した例である。
【図8】図8は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして機械的なセンサーを使用した例である。
【図9】図9は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして機械的な角度センサーを使用した例である。
【図10】図10は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして光学的なセンサーを使用した例である。
【図11】図11は本発明の折り畳み式電子機器の処理をプログラムにより実行する他の実施形態を示す図である。
【図12】図12は本発明の関連技術の折り畳み式電子機器の構成例を示す図である。
【図13】図13は他の折り畳み式電子機器の閉状態の例を示す図である。
【図14】図14は他の折り畳み式電子機器の開状態の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の折り畳み式電子機器の照度検出方法、折り畳み式電子機器及びプログラムの実施形態について以下説明する。
【0016】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態を示す図であり、(a)は折り畳み式電子機器の照度検出方法、(b)は折り畳み式電子機器である。
【0017】
本発明の第1の実施形態の折り畳み式電子機器の照度検出方法は、図1(a)に示すように、閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器に関し、該電子機器の開操作を検出する第1のステップ(s1)と、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する第2のステップ(s2)と、を含む。
【0018】
本発明の第1の実施形態の折り畳み式電子機器は、図1(b)に示すように、閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器に関し、折り畳み式電子機器の開操作を検出する操作検出手段10aと、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する照度計測手段10bと、を備える。より具体的な折り畳み式電子機器の筺体構成としては第1の筺体と第2の筺体等を開閉可能に連結して構成することができる。
【0019】
以上の実施形態により、折り畳み式電子機器の開操作のタイミングでユーザーインターフェイス側の照度を計測できるから、折り畳み式電子機器が開いた状態で下向きや影等となる位置に照度センサーを配置しても、ユーザーインターフェイスの周囲の照度を正確に計測することができる。
【0020】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態として、折り畳み式筺体の開動作を補助するオープンアシストボタンを備える折り畳み式携帯端末の例により説明する。
【0021】
(構成の説明)
図2は本発明の第2の実施形態の閉状態の折り畳み式携帯端末の外観を示す図であり、図3は同開状態の折り畳み式携帯端末の外観を示す図である。
【0022】
本実施形態の折り畳み式携帯端末10は、図3に示すようにバックライト6を有するキーボタン等、キー操作部が配置されたユーザーインターフェイス7を備える下部筺体1と、液晶表示パネル等を備える上部筺体2と、前記下部筺体1及び上部筺体2を連結するヒンジ部3と、から構成され、更に、ヒンジ部3の端部に設けられ、押下することにより、下部筺体1と上部筺体2を開状態にするワンタッチオープン機能を起動するオープンアシストボタン4を備える。
【0023】
つまり、本実施形態のヒンジ部3の内部には、閉状態の下部筺体1と上部筺体2を開状態に駆動するヒンジ軸の周りの発条などを内蔵しており、ユーザーによるオープンアシストボタン4の押下操作により、図3に示すように下部筺体1と上部筺体2を開状態とするワンタッチオープン機構を備えている。
【0024】
また、本実施形態の照度センサー5は、図2に示すように折り畳み式携帯端末の下部筺体1のキー操作部の位置と同等の位置である上部筺体2の外側の位置、例えば上部筺体2の背面のヒンジ部3と反対側の端部側等に配置されている。
【0025】
従って、折り畳み式携帯端末の閉状態でユーザーインターフェイス7の周囲環境と同様の位置の照度を測定可能である。但し、開状態では照度センサーが陰の位置となるからユーザーインターフェイス7の周囲に相当する照度を正確に測定することはできないことがある。
【0026】
図4は本実施形態のバックライトの制御装置の構成を示す図である。折り畳み式携帯端末の開動作を補助するオープンアシストボタン4と、照度センサー5と、ユーザーインターフェイスのバックライト6と、制御部11と、から構成される。各部の機能は以下のとおりである。
【0027】
オープンアシストボタン4には、ユーザーのボタン押下操作を検出して、ユーザーが携帯端末を開状態へ移行させる動作を行ったという信号である検出信号を出力する検出手段を備える。照度センサー5は、周囲の照度を測定し、読み出し制御信号の入力により、測定した照度データを出力する機能を備える。
【0028】
バックライト6は、点灯/非点灯又は点灯時の輝度を制御する制御信号により動作し、前記制御信号に応じて点灯/非点灯又は制御量に応じた輝度で点灯し、ユーザーインターフェイス7のキー等を照明する機能を備える。
【0029】
制御部11は、オープンアシストボタン4の検出手段から検出信号を入力すると、直ちに読み出し制御信号を照度センサー5に出力し、照度センサー5の照度データを読み出し、読み出した照度データに応じてバックライトの点灯/非点灯及び輝度を制御する制御信号をバックライト6に出力する。
【0030】
例えば、制御部11はオープンアシストボタン4の押下時に、折り畳み式携帯端末10の下部筺体1と上部筺体2が開動作を開始する以前や開動作の開始時に、折り畳み式携帯端末10の背面の明るい周囲環境で計測される照度データを読み出し、読み出した照度データに応じて、バックライト6の輝度等を制御し、周囲環境の明るさに応じて、ユーザーインターフェイスのバックライト6の点灯/非点灯を制御し又は最適な輝度に点灯する制御を行う。
【0031】
(動作の説明)
次に本発明の第2の実施形態の動作を詳細に説明する。
【0032】
図5は第2の実施形態の動作の処理フローチャートを示す図である。以下、図2〜5を参照して本実施形態の動作を説明する。
【0033】
ユーザーが図2に示す閉状態の折り畳み式携帯端末10を図3に示す開状態にして使用するため、オープンアシストボタン4を押し込む操作を行うと(S1)、オープンアシストボタン4の検出手段から携帯端末が開状態になる前に検出信号が制御部11に伝達される(S2)。制御部11は検出信号を受信すると照度センサー5から照度を読み出す制御信号を出力し、照度センサー5から折り畳み式携帯端末が開状態となる前(開操作の検出時)の照度データを読み出す(S3)。
【0034】
次に、制御部11は、読み出した照度データがバックライトを点灯するか否かを判定する閾値と比較し(S4)、照度データが閾値以上の場合にはバックライト6を点灯する(S5)。また、ステップS4で、照度データが閾値未満の場合にはバックライト6を非点灯とする(S6)。
【0035】
なお、ステップS5では点灯するバックライト6の輝度を前記照度データの照度に応じて制御することができる。例えば、前記閾値より大きい複数の閾値を設け、照度データが何れの閾値の間の範囲に入っているかに応じて、バックライト6の輝度を周囲環境の明るさに逆比例的に点灯制御する。
【0036】
以上のような制御部11の制御により、折り畳み式携帯端末10を使用する際、折り畳み式筺体の開状態となる前の照度センサーの周囲の明るさにより、バックライトの点灯/非点灯又は点灯の輝度が自動的に制御されるから、不要なバックライトの点灯や輝度による電力消費を抑制することが可能であるとともに、周辺環境の明るさに応じた最適なバックライトの輝度による照明が可能である。更に、折り畳み式筺体の開操作時にのみ照度測定を行う場合には、繰り返し照度測定を行うことが無いので、かかる点でも電力消費を抑制することが可能である。
【0037】
(第3の実施形態)
以上の実施形態ではオープンアシストボタンの操作を検出することにより、折り畳み式携帯端末の閉状態から開状態への切り替え時に、開状態になる前のタイミングを検出して、照度測定を行う構成を示したが、オープンアシストボタンによらずに折り畳み式携帯端末の開状態の前のタイミングを検出することが可能である。
【0038】
例えば、ユーザー操作による折り畳み式筺体の閉状態から開状態への操作を、下部筺体1と上部筺体2の移動距離、開閉角等により、携帯端末の開状態となる前のタイミングを検出するように構成することができる。
【0039】
図6は本発明の第3の実施形態の折り畳み式携帯端末の構成例を示す図である。上部(下部)筺体端部の内部等に磁石9を装着し、下部(上部)筺体端部の内部等、対応する位置にホール素子等を用いた磁気センサー8を装着することにより、上下筺体の閉状態から開状態への初期変移を磁気センサー8のにより検出し、携帯端末の開状態となる前でタイミング信号を出力し、筺体背面の照度センサーの照度を計測するように構成したものである。
【0040】
第3の実施形態の上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとしては、磁気センサーに代えて、他の距離センサー等が使用可能であり、更に、機械的又は光学的なセンサー等が使用可能である。
【0041】
図7は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして距離センサーを使用した例である。開状態の上下筺体のそれぞれの内側に閉状態で対向するように表面に絶縁材料を有する導電パターン(電極)を設け、導電パターン間の静電容量の変化により上下筺体の距離を検出する距離センサーを設け、上下筺体の閉状態から開状態への初期変移を検出する。
【0042】
図8は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして機械的なセンサーを使用した例である。上下筺体の一方に該筺体内のスイッチを開閉する突起部等を備える機械的センサーを設け、上下筺体の開閉により前記突起部等を可動させて閉状態から開状態への初期変移を検出する。
【0043】
図9は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして機械的な角度センサーを使用した例である。折り畳み式携帯端末のヒンジ部のヒンジ軸に上下筺体の回転角度を検出できる角度センサーを設け、上下筺体の回転角度により閉状態から開状態への初期変移を検出する。
【0044】
図10は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして光学的なセンサーを使用した例である。上下筺体の一方に光の有無を検出する光学的センサーを設け、上下筺体の開閉による光の有無により閉状態から開状態への初期変移を検出する。
【0045】
(他の実施形態)
以上の実施形態ではユーザーインターフェイスのバックライトとしてキー操作部等のバックライトに関して説明したが、本発明は他のユーザーインターフェイスのバックライトの制御に適用可能である。例えば、携帯端末の表示部の液晶表示パネルのバックライトの制御や、キー操作部等のバックライトと液晶表示パネルの両者のバックライトの制御に適用可能であることは明らかである。
【0046】
更に、以上の実施形態の処理は、ハードウェアにより実行させることが可能であるとともに、ソフトウェアにより実行させることが可能である。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、以上の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶部を携帯端末内に備え、携帯端末のコンピュータ(CPU(Central Processing Unit))が前記プログラムコードを読み込んで以上の機能を実行するように構成する。
【0047】
また、前記プログラムコードを記憶した記憶媒体を使用し、この記憶媒体からプログラムコードを読み出し、前記記憶部に格納することができる。この場合、前記記憶媒体から読み出されたプログラムコードが以上説明した各実施形態の機能を実現する。
【0048】
図11は本発明の折り畳み式電子機器の処理をプログラムにより実行する実施形態を示す図である。
【0049】
折り畳み式電子機器10は、バスにより相互に接続されたコンピュータを構成するCPU101、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む記憶部102、入出力インターフェイス103、入出力インターフェイス103を介してCPU101と接続された、オープンアシストボタン104、照度センサー105及びバックライト106等を備える。
【0050】
記憶部102には以上の実施形態の制御プログラムを含む各種プログラムが格納され、CPU102は記憶部102のプログラムを読み込み、読み込んだプログラムにより制御され、入出力インターフェイス103から入力される折り畳み式電子機器10が開く前のオープンアシストボタンの操作検出信号に応じて、照度センサー105の照度測定を制御し、測定された照度データに基づいて輝度等の制御信号を生成してバックライト106を制御する前述の処理を実行する。
【0051】
以上のように本発明は、例えばユーザーインターフェイスを照らすバックライトの輝度を筺体背面等の照度センサーの測定値を利用して制御する折り畳み式電子機器において、ユーザーが電子機器の開動作を検出し、前記開動作時に照度を測定することで、ユーザーインターフェイスの周囲の照度を正確に計測するものである。
【0052】
具体的には、オープンアシストボタン等を利用したワンタッチオープン機能など、折り畳み式電子機器の開閉を補助する機能を利用して、ユーザーが折り畳み式電子機器を開く直前等のタイミングを検出し、該タイミングで照度を測定するように制御することで、正確な照度を読み出すことを可能とする。
【0053】
本発明によれば、折り畳み式電子機器を開く前又は開いている過程の状態で照度を読み出すことが可能となり、図3、12に示すように開いた状態のユーザーインターフェイス側で照度測定を行うことと同等となるため、照度センサーが図3に示す位置に配置されていても、正確にユーザーインターフェイスの照度を測定できる。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は携帯電話機や情報端末、PC(Personal Computer)、ゲーム機等、折り畳み式筺体等を備える電子機器に適用可能である。
【符号の説明】
【0055】
1 下部筺体
2 上部筺体
3 ヒンジ部
4、104 オープンアシストボタン
5 照度センサー
6 バックライト
7 ユーザーインターフェイス
8 磁気センサー
9 永久磁石
10 折り畳み式電子機器(携帯端末)
10a 操作検出手段
10b 照度検出手段
11 制御部
106 バックライト
101 CPU(Central Processing Unit)
102 記憶部
103 入出力インターフェイス部
【技術分野】
【0001】
本発明は電子機器の周囲照度の検出に関し、特に、折り畳み式電子機器の照度検出方法、折り畳み式電子機器及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末のユーザーインターフェイスとなるキーパッド部分等には、暗いところでもユーザーがキー位置を判別出来るように、キー等を照らすバックライトが搭載されているが、このバックライトは本来明るい使用環境では点灯させる必要がないだけでなく、点灯させると無駄な電力を消費することとなる。
【0003】
このため、携帯端末に照度センサー(光センサー)を搭載し、該照度センサーによりユーザーの使用環境の照度を検出してバックライトが不要なときには消灯もしくは輝度を低くして電力消費を抑制する方法が採用される。
【0004】
図12は本発明の関連技術の折り畳み式電子機器の外観を示す図である。同図に示すように、折り畳み式携帯端末においては、バックライトの制御のための照度センサーを折り畳み式筺体を開いた内側に配置するのが一般的である(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−263271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述のように折り畳み式携帯端末においては、図12に示すようにバックライトの制御のための照度センサーを折り畳み式携帯端末のユーザーインターフェイスの近くの配置することにより、携帯端末の使用状態でユーザーが必要とするバックライトの点灯/非点灯もしくは輝度の是非を判別するためのユーザーインターフェイスの周囲の照度を測定するようにしている。
【0007】
しかし、昨今の携帯端末は集積化、精密化、デザイン性のニーズ等により、照度センサーを最適な位置に設置することが容易では無くなって来ている。
【0008】
そこで、照度センサーを図13に示すように携帯端末の筺体の背面など、折り畳み式携帯端末のユーザーインターフェイスとは離れた位置に配置することが考えられるが、このような位置に照度センサーを配置したのでは、折り畳み式携帯端末を開いて使用する際、図14に示すように照度センサーは陰の位置となりユーザーインターフェイスの周辺の照度を正確に測定することができない。
【0009】
(目的)
本発明は、以上のような事情を踏まえてなされたものであり、ユーザーインターフェイスの周囲の照度を正しく計測可能な折り畳み式電子機器の照度検出方法、折り畳み式電子機器及びプログラムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の折り畳み式電子機器の照度検出方法は、閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する第1のステップと、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する第2のステップと、を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の第1の折り畳み式電子機器は、閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する操作検出手段と、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する照度計測手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の第1の折り畳み式電子機器のプログラムは、閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する第1のステップと、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する第2のステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、折り畳み式電子機器を開く前又は開く過程の状態でユーザーインターフェイス側の照度を計測できるから、開いた状態で下向き等となる位置に照度センサーを配置しても、ユーザーインターフェイスの周囲の照度を正確に計測することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態を示す図であり、(a)は折り畳み式電子機器の照度検出方法、(b)は折り畳み式電子機器である。
【図2】図2は本発明の第2の実施形態の開状態の折り畳み式携帯端末の外観を示す図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施形態の閉状態の折り畳み式携帯端末の外観を示す図である。
【図4】図4は第2の実施形態のバックライトの制御装置の構成を示す図である。
【図5】図5は第2の実施形態の動作の処理フローチャートを示す図である。
【図6】図6は本発明の第3の実施形態の折り畳み式携帯端末の構成例を示す図である。
【図7】図7は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして距離センサーを使用した例である。
【図8】図8は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして機械的なセンサーを使用した例である。
【図9】図9は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして機械的な角度センサーを使用した例である。
【図10】図10は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして光学的なセンサーを使用した例である。
【図11】図11は本発明の折り畳み式電子機器の処理をプログラムにより実行する他の実施形態を示す図である。
【図12】図12は本発明の関連技術の折り畳み式電子機器の構成例を示す図である。
【図13】図13は他の折り畳み式電子機器の閉状態の例を示す図である。
【図14】図14は他の折り畳み式電子機器の開状態の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の折り畳み式電子機器の照度検出方法、折り畳み式電子機器及びプログラムの実施形態について以下説明する。
【0016】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態を示す図であり、(a)は折り畳み式電子機器の照度検出方法、(b)は折り畳み式電子機器である。
【0017】
本発明の第1の実施形態の折り畳み式電子機器の照度検出方法は、図1(a)に示すように、閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器に関し、該電子機器の開操作を検出する第1のステップ(s1)と、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する第2のステップ(s2)と、を含む。
【0018】
本発明の第1の実施形態の折り畳み式電子機器は、図1(b)に示すように、閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器に関し、折り畳み式電子機器の開操作を検出する操作検出手段10aと、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する照度計測手段10bと、を備える。より具体的な折り畳み式電子機器の筺体構成としては第1の筺体と第2の筺体等を開閉可能に連結して構成することができる。
【0019】
以上の実施形態により、折り畳み式電子機器の開操作のタイミングでユーザーインターフェイス側の照度を計測できるから、折り畳み式電子機器が開いた状態で下向きや影等となる位置に照度センサーを配置しても、ユーザーインターフェイスの周囲の照度を正確に計測することができる。
【0020】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態として、折り畳み式筺体の開動作を補助するオープンアシストボタンを備える折り畳み式携帯端末の例により説明する。
【0021】
(構成の説明)
図2は本発明の第2の実施形態の閉状態の折り畳み式携帯端末の外観を示す図であり、図3は同開状態の折り畳み式携帯端末の外観を示す図である。
【0022】
本実施形態の折り畳み式携帯端末10は、図3に示すようにバックライト6を有するキーボタン等、キー操作部が配置されたユーザーインターフェイス7を備える下部筺体1と、液晶表示パネル等を備える上部筺体2と、前記下部筺体1及び上部筺体2を連結するヒンジ部3と、から構成され、更に、ヒンジ部3の端部に設けられ、押下することにより、下部筺体1と上部筺体2を開状態にするワンタッチオープン機能を起動するオープンアシストボタン4を備える。
【0023】
つまり、本実施形態のヒンジ部3の内部には、閉状態の下部筺体1と上部筺体2を開状態に駆動するヒンジ軸の周りの発条などを内蔵しており、ユーザーによるオープンアシストボタン4の押下操作により、図3に示すように下部筺体1と上部筺体2を開状態とするワンタッチオープン機構を備えている。
【0024】
また、本実施形態の照度センサー5は、図2に示すように折り畳み式携帯端末の下部筺体1のキー操作部の位置と同等の位置である上部筺体2の外側の位置、例えば上部筺体2の背面のヒンジ部3と反対側の端部側等に配置されている。
【0025】
従って、折り畳み式携帯端末の閉状態でユーザーインターフェイス7の周囲環境と同様の位置の照度を測定可能である。但し、開状態では照度センサーが陰の位置となるからユーザーインターフェイス7の周囲に相当する照度を正確に測定することはできないことがある。
【0026】
図4は本実施形態のバックライトの制御装置の構成を示す図である。折り畳み式携帯端末の開動作を補助するオープンアシストボタン4と、照度センサー5と、ユーザーインターフェイスのバックライト6と、制御部11と、から構成される。各部の機能は以下のとおりである。
【0027】
オープンアシストボタン4には、ユーザーのボタン押下操作を検出して、ユーザーが携帯端末を開状態へ移行させる動作を行ったという信号である検出信号を出力する検出手段を備える。照度センサー5は、周囲の照度を測定し、読み出し制御信号の入力により、測定した照度データを出力する機能を備える。
【0028】
バックライト6は、点灯/非点灯又は点灯時の輝度を制御する制御信号により動作し、前記制御信号に応じて点灯/非点灯又は制御量に応じた輝度で点灯し、ユーザーインターフェイス7のキー等を照明する機能を備える。
【0029】
制御部11は、オープンアシストボタン4の検出手段から検出信号を入力すると、直ちに読み出し制御信号を照度センサー5に出力し、照度センサー5の照度データを読み出し、読み出した照度データに応じてバックライトの点灯/非点灯及び輝度を制御する制御信号をバックライト6に出力する。
【0030】
例えば、制御部11はオープンアシストボタン4の押下時に、折り畳み式携帯端末10の下部筺体1と上部筺体2が開動作を開始する以前や開動作の開始時に、折り畳み式携帯端末10の背面の明るい周囲環境で計測される照度データを読み出し、読み出した照度データに応じて、バックライト6の輝度等を制御し、周囲環境の明るさに応じて、ユーザーインターフェイスのバックライト6の点灯/非点灯を制御し又は最適な輝度に点灯する制御を行う。
【0031】
(動作の説明)
次に本発明の第2の実施形態の動作を詳細に説明する。
【0032】
図5は第2の実施形態の動作の処理フローチャートを示す図である。以下、図2〜5を参照して本実施形態の動作を説明する。
【0033】
ユーザーが図2に示す閉状態の折り畳み式携帯端末10を図3に示す開状態にして使用するため、オープンアシストボタン4を押し込む操作を行うと(S1)、オープンアシストボタン4の検出手段から携帯端末が開状態になる前に検出信号が制御部11に伝達される(S2)。制御部11は検出信号を受信すると照度センサー5から照度を読み出す制御信号を出力し、照度センサー5から折り畳み式携帯端末が開状態となる前(開操作の検出時)の照度データを読み出す(S3)。
【0034】
次に、制御部11は、読み出した照度データがバックライトを点灯するか否かを判定する閾値と比較し(S4)、照度データが閾値以上の場合にはバックライト6を点灯する(S5)。また、ステップS4で、照度データが閾値未満の場合にはバックライト6を非点灯とする(S6)。
【0035】
なお、ステップS5では点灯するバックライト6の輝度を前記照度データの照度に応じて制御することができる。例えば、前記閾値より大きい複数の閾値を設け、照度データが何れの閾値の間の範囲に入っているかに応じて、バックライト6の輝度を周囲環境の明るさに逆比例的に点灯制御する。
【0036】
以上のような制御部11の制御により、折り畳み式携帯端末10を使用する際、折り畳み式筺体の開状態となる前の照度センサーの周囲の明るさにより、バックライトの点灯/非点灯又は点灯の輝度が自動的に制御されるから、不要なバックライトの点灯や輝度による電力消費を抑制することが可能であるとともに、周辺環境の明るさに応じた最適なバックライトの輝度による照明が可能である。更に、折り畳み式筺体の開操作時にのみ照度測定を行う場合には、繰り返し照度測定を行うことが無いので、かかる点でも電力消費を抑制することが可能である。
【0037】
(第3の実施形態)
以上の実施形態ではオープンアシストボタンの操作を検出することにより、折り畳み式携帯端末の閉状態から開状態への切り替え時に、開状態になる前のタイミングを検出して、照度測定を行う構成を示したが、オープンアシストボタンによらずに折り畳み式携帯端末の開状態の前のタイミングを検出することが可能である。
【0038】
例えば、ユーザー操作による折り畳み式筺体の閉状態から開状態への操作を、下部筺体1と上部筺体2の移動距離、開閉角等により、携帯端末の開状態となる前のタイミングを検出するように構成することができる。
【0039】
図6は本発明の第3の実施形態の折り畳み式携帯端末の構成例を示す図である。上部(下部)筺体端部の内部等に磁石9を装着し、下部(上部)筺体端部の内部等、対応する位置にホール素子等を用いた磁気センサー8を装着することにより、上下筺体の閉状態から開状態への初期変移を磁気センサー8のにより検出し、携帯端末の開状態となる前でタイミング信号を出力し、筺体背面の照度センサーの照度を計測するように構成したものである。
【0040】
第3の実施形態の上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとしては、磁気センサーに代えて、他の距離センサー等が使用可能であり、更に、機械的又は光学的なセンサー等が使用可能である。
【0041】
図7は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして距離センサーを使用した例である。開状態の上下筺体のそれぞれの内側に閉状態で対向するように表面に絶縁材料を有する導電パターン(電極)を設け、導電パターン間の静電容量の変化により上下筺体の距離を検出する距離センサーを設け、上下筺体の閉状態から開状態への初期変移を検出する。
【0042】
図8は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして機械的なセンサーを使用した例である。上下筺体の一方に該筺体内のスイッチを開閉する突起部等を備える機械的センサーを設け、上下筺体の開閉により前記突起部等を可動させて閉状態から開状態への初期変移を検出する。
【0043】
図9は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして機械的な角度センサーを使用した例である。折り畳み式携帯端末のヒンジ部のヒンジ軸に上下筺体の回転角度を検出できる角度センサーを設け、上下筺体の回転角度により閉状態から開状態への初期変移を検出する。
【0044】
図10は上下筺体の閉状態から開状態への初期変移の検出センサーとして光学的なセンサーを使用した例である。上下筺体の一方に光の有無を検出する光学的センサーを設け、上下筺体の開閉による光の有無により閉状態から開状態への初期変移を検出する。
【0045】
(他の実施形態)
以上の実施形態ではユーザーインターフェイスのバックライトとしてキー操作部等のバックライトに関して説明したが、本発明は他のユーザーインターフェイスのバックライトの制御に適用可能である。例えば、携帯端末の表示部の液晶表示パネルのバックライトの制御や、キー操作部等のバックライトと液晶表示パネルの両者のバックライトの制御に適用可能であることは明らかである。
【0046】
更に、以上の実施形態の処理は、ハードウェアにより実行させることが可能であるとともに、ソフトウェアにより実行させることが可能である。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、以上の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶部を携帯端末内に備え、携帯端末のコンピュータ(CPU(Central Processing Unit))が前記プログラムコードを読み込んで以上の機能を実行するように構成する。
【0047】
また、前記プログラムコードを記憶した記憶媒体を使用し、この記憶媒体からプログラムコードを読み出し、前記記憶部に格納することができる。この場合、前記記憶媒体から読み出されたプログラムコードが以上説明した各実施形態の機能を実現する。
【0048】
図11は本発明の折り畳み式電子機器の処理をプログラムにより実行する実施形態を示す図である。
【0049】
折り畳み式電子機器10は、バスにより相互に接続されたコンピュータを構成するCPU101、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む記憶部102、入出力インターフェイス103、入出力インターフェイス103を介してCPU101と接続された、オープンアシストボタン104、照度センサー105及びバックライト106等を備える。
【0050】
記憶部102には以上の実施形態の制御プログラムを含む各種プログラムが格納され、CPU102は記憶部102のプログラムを読み込み、読み込んだプログラムにより制御され、入出力インターフェイス103から入力される折り畳み式電子機器10が開く前のオープンアシストボタンの操作検出信号に応じて、照度センサー105の照度測定を制御し、測定された照度データに基づいて輝度等の制御信号を生成してバックライト106を制御する前述の処理を実行する。
【0051】
以上のように本発明は、例えばユーザーインターフェイスを照らすバックライトの輝度を筺体背面等の照度センサーの測定値を利用して制御する折り畳み式電子機器において、ユーザーが電子機器の開動作を検出し、前記開動作時に照度を測定することで、ユーザーインターフェイスの周囲の照度を正確に計測するものである。
【0052】
具体的には、オープンアシストボタン等を利用したワンタッチオープン機能など、折り畳み式電子機器の開閉を補助する機能を利用して、ユーザーが折り畳み式電子機器を開く直前等のタイミングを検出し、該タイミングで照度を測定するように制御することで、正確な照度を読み出すことを可能とする。
【0053】
本発明によれば、折り畳み式電子機器を開く前又は開いている過程の状態で照度を読み出すことが可能となり、図3、12に示すように開いた状態のユーザーインターフェイス側で照度測定を行うことと同等となるため、照度センサーが図3に示す位置に配置されていても、正確にユーザーインターフェイスの照度を測定できる。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は携帯電話機や情報端末、PC(Personal Computer)、ゲーム機等、折り畳み式筺体等を備える電子機器に適用可能である。
【符号の説明】
【0055】
1 下部筺体
2 上部筺体
3 ヒンジ部
4、104 オープンアシストボタン
5 照度センサー
6 バックライト
7 ユーザーインターフェイス
8 磁気センサー
9 永久磁石
10 折り畳み式電子機器(携帯端末)
10a 操作検出手段
10b 照度検出手段
11 制御部
106 バックライト
101 CPU(Central Processing Unit)
102 記憶部
103 入出力インターフェイス部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する第1のステップと、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する第2のステップと、を含むことを特徴とする折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項2】
前記第2のステップで計測した照度に基づいて前記ユーザーインターフェイスのバックライトを制御する第3のステップと、を含むことを特徴とする請求項1記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項3】
前記折り畳み式電子機器は、前記ユーザーインターフェイスを備える第1の筺体と、前記ユーザーインターフェイスを覆うように前記第1の筺体と開閉自在に係合した第2の筺体と、からなることを特徴とする請求項1又は2記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項4】
前記第2の筺体の閉状態の外面に照度センサーを配置したことを特徴とする請求項3記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項5】
前記第1のステップは、前記折り畳み式電子機器を閉状態から開状態にするオープンアシストボタンの押下操作を折り畳み式電子機器の開操作として検出することを特徴とする請求項1から4の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項6】
前記第1のステップは、前記折り畳み式電子機器の閉状態から開状態への初期変移を検出する磁気的、機械的又は光学的なセンサーにより折り畳み式電子機器の開操作を検出することを特徴とする請求項1から4の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項7】
前記第1の筺体は、前記ユーザーインターフェイスとしてのキー操作部を備えることを特徴とする請求項3から6の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項8】
前記第2の筺体は、前記ユーザーインターフェイスとしての表示部を備えることを特徴とする請求項3から7の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項9】
前記折り畳み式電子機器は携帯電話端末であることを特徴とする請求項1から8の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項10】
閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する操作検出手段と、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する照度計測手段と、を備えることを特徴とする折り畳み式電子機器。
【請求項11】
計測した照度に基づいて前記ユーザーインターフェイスのバックライトを制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項10記載の折り畳み式電子機器。
【請求項12】
前記ユーザーインターフェイスを備える第1の筺体と、前記ユーザーインターフェイスを覆うように前記第1の筺体と開閉自在に係合した第2の筺体と、からなることを特徴とする請求項10又は11記載の折り畳み式電子機器。
【請求項13】
前記第2の筺体の閉状態の外面に照度センサーを配置したことを特徴とする請求項12記載の折り畳み式電子機器。
【請求項14】
前記操作検出手段は、前記折り畳み式電子機器を閉状態から開状態にするオープンアシストボタンの押下操作を折り畳み式電子機器の開操作として検出することを特徴とする請求項10から13の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器。
【請求項15】
前記操作検出手段は、前記折り畳み式電子機器の閉状態から開状態への初期変移を検出する磁気的、機械的又は光学的なセンサーにより折り畳み式電子機器の開操作を検出することを特徴とする請求項10から13の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器。
【請求項16】
前記第1の筺体は、前記ユーザーインターフェイスとしてのキー操作部を備えることを特徴とする請求項12から15の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器。
【請求項17】
前記第2の筺体は、前記ユーザーインターフェイスとしての表示部を備えることを特徴とする請求項12から16の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器。
【請求項18】
携帯電話端末であることを特徴とする請求項10から17の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器。
【請求項19】
閉状態における内側のユーザーインターフェイス備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する第1のステップと、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する第2のステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする折り畳み式電子機器のプログラム。
【請求項20】
前記第2のステップで計測した照度に基づいて前記ユーザーインターフェイスのバックライトを制御する第3のステップと、を含むことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
【請求項21】
前記折り畳み式電子機器は、前記ユーザーインターフェイスを備える第1の筺体と、前記ユーザーインターフェイスを覆うように前記第1の筺体と開閉自在に係合した第2の筺体と、からなることを特徴とする請求項19又は20記載のプログラム。
【請求項22】
前記第2の筺体の閉状態の外面に照度センサーを配置したことを特徴とする請求項21記載のプログラム。
【請求項23】
前記第1のステップは、前記折り畳み式電子機器を閉状態から開状態にするオープンアシストボタンの押下操作を折り畳み式電子機器の開操作として検出することを特徴とする請求項19から22の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項24】
前記第1のステップは、前記折り畳み式電子機器の閉状態から開状態への初期変移を検出する磁気的、機械的又は光学的なセンサーにより折り畳み式電子機器の開操作を検出することを特徴とする請求項19から22の何れかの請求項記載のプログラム。
【請求項25】
前記第1の筺体は、前記ユーザーインターフェイスとしてのキー操作部を備え、前記第2の筺体は、前記ユーザーインターフェイスとしての表示部を備えることを特徴とする請求項21から24の何れかの請求項記載のプログラム。
【請求項1】
閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する第1のステップと、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する第2のステップと、を含むことを特徴とする折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項2】
前記第2のステップで計測した照度に基づいて前記ユーザーインターフェイスのバックライトを制御する第3のステップと、を含むことを特徴とする請求項1記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項3】
前記折り畳み式電子機器は、前記ユーザーインターフェイスを備える第1の筺体と、前記ユーザーインターフェイスを覆うように前記第1の筺体と開閉自在に係合した第2の筺体と、からなることを特徴とする請求項1又は2記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項4】
前記第2の筺体の閉状態の外面に照度センサーを配置したことを特徴とする請求項3記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項5】
前記第1のステップは、前記折り畳み式電子機器を閉状態から開状態にするオープンアシストボタンの押下操作を折り畳み式電子機器の開操作として検出することを特徴とする請求項1から4の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項6】
前記第1のステップは、前記折り畳み式電子機器の閉状態から開状態への初期変移を検出する磁気的、機械的又は光学的なセンサーにより折り畳み式電子機器の開操作を検出することを特徴とする請求項1から4の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項7】
前記第1の筺体は、前記ユーザーインターフェイスとしてのキー操作部を備えることを特徴とする請求項3から6の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項8】
前記第2の筺体は、前記ユーザーインターフェイスとしての表示部を備えることを特徴とする請求項3から7の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項9】
前記折り畳み式電子機器は携帯電話端末であることを特徴とする請求項1から8の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項10】
閉状態における内側のユーザーインターフェイスを備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する操作検出手段と、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する照度計測手段と、を備えることを特徴とする折り畳み式電子機器。
【請求項11】
計測した照度に基づいて前記ユーザーインターフェイスのバックライトを制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項10記載の折り畳み式電子機器。
【請求項12】
前記ユーザーインターフェイスを備える第1の筺体と、前記ユーザーインターフェイスを覆うように前記第1の筺体と開閉自在に係合した第2の筺体と、からなることを特徴とする請求項10又は11記載の折り畳み式電子機器。
【請求項13】
前記第2の筺体の閉状態の外面に照度センサーを配置したことを特徴とする請求項12記載の折り畳み式電子機器。
【請求項14】
前記操作検出手段は、前記折り畳み式電子機器を閉状態から開状態にするオープンアシストボタンの押下操作を折り畳み式電子機器の開操作として検出することを特徴とする請求項10から13の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器。
【請求項15】
前記操作検出手段は、前記折り畳み式電子機器の閉状態から開状態への初期変移を検出する磁気的、機械的又は光学的なセンサーにより折り畳み式電子機器の開操作を検出することを特徴とする請求項10から13の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器。
【請求項16】
前記第1の筺体は、前記ユーザーインターフェイスとしてのキー操作部を備えることを特徴とする請求項12から15の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器。
【請求項17】
前記第2の筺体は、前記ユーザーインターフェイスとしての表示部を備えることを特徴とする請求項12から16の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器。
【請求項18】
携帯電話端末であることを特徴とする請求項10から17の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器。
【請求項19】
閉状態における内側のユーザーインターフェイス備える折り畳み式電子機器の開操作を検出する第1のステップと、前記開操作の検出時に外側の照度を計測する第2のステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする折り畳み式電子機器のプログラム。
【請求項20】
前記第2のステップで計測した照度に基づいて前記ユーザーインターフェイスのバックライトを制御する第3のステップと、を含むことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
【請求項21】
前記折り畳み式電子機器は、前記ユーザーインターフェイスを備える第1の筺体と、前記ユーザーインターフェイスを覆うように前記第1の筺体と開閉自在に係合した第2の筺体と、からなることを特徴とする請求項19又は20記載のプログラム。
【請求項22】
前記第2の筺体の閉状態の外面に照度センサーを配置したことを特徴とする請求項21記載のプログラム。
【請求項23】
前記第1のステップは、前記折り畳み式電子機器を閉状態から開状態にするオープンアシストボタンの押下操作を折り畳み式電子機器の開操作として検出することを特徴とする請求項19から22の何れかの請求項記載の折り畳み式電子機器の照度検出方法。
【請求項24】
前記第1のステップは、前記折り畳み式電子機器の閉状態から開状態への初期変移を検出する磁気的、機械的又は光学的なセンサーにより折り畳み式電子機器の開操作を検出することを特徴とする請求項19から22の何れかの請求項記載のプログラム。
【請求項25】
前記第1の筺体は、前記ユーザーインターフェイスとしてのキー操作部を備え、前記第2の筺体は、前記ユーザーインターフェイスとしての表示部を備えることを特徴とする請求項21から24の何れかの請求項記載のプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
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【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2010−171617(P2010−171617A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−11106(P2009−11106)
【出願日】平成21年1月21日(2009.1.21)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年1月21日(2009.1.21)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】
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