説明

携帯端末及び携帯端末システム

【課題】 計算機機能を利用する際に入力した数値を、現地の為替レートに基づいて変換可能な携帯端末及び携帯端末システムを提供する。
【解決手段】 為替レート供給サーバ10は、携帯電話30に各国の為替レートを供給する。国名決定サーバ20は、GPS衛星から取得した現在地の緯度経度を示す位置情報に基づき、現在地の国名を決定し、決定した国名を携帯電話30に供給する。携帯電話30は、為替レート供給サーバ10から各国の為替レートをインターネット50を介して取得するとともに、位置情報をGPS衛星から取得する。また、携帯電話30は、取得した位置情報を国名決定サーバ20に送信し、国名決定サーバ20から現在地の国名をインターネット50を介して取得する。また、携帯電話30、入力された数値を先に取得した為替レートに基づき、先に取得した国名の通貨、又は本国の通貨に変換する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力された数値を現在地の為替レートに基づき変換する携帯端末及び携帯端末システムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末システムでは、交換機から基地局を介して適宜送信されてくる各国の通貨の為替レート情報と、この為替レート情報を基にしてユーザが選択した通貨単位に換算した通話料金を表示するものが存在する(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平10−84435号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、既存の携帯端末システムにあっては、携帯端末が基地局と通信ができない状態(圏外状態)では、通貨の変換を行うことができず、ユーザは他の手段を利用して通貨レートを取得し、端末の計算機機能を利用して、通貨単位の変換を行わなければならない。
【0005】
また、携帯端末に備わっている計算機機能を国外において使用する際に、例えば、国境近くにいる場合など現地の国名が明確に判らない箇所においては為替レートを特定することができない。このため、入力した数値を本国又は現地の通貨に変換することができない場合がある。
【0006】
本発明は、現地の為替レートを特定し、計算機機能を利用して入力した数値を現地の為替レートに基づいて変換することが可能な携帯端末及び携帯端末システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の携帯端末は、為替レート供給サーバから各国の為替レートを通信回線を介して取得する為替レート取得部と、前記位置情報をGPS衛星から取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部により取得した前記位置情報を前記国名決定サーバに送信し、該為国名決定サーバから現在地の国名を、前記通信回線を介して取得する国名取得部と、数値を入力する数値入力部と、前記数値入力部により入力された数値を、前記為替レート取得部により取得した前記為替レートに基づき、前記国名取得部により取得した前記国名の通貨及び本国の通貨の少なくとも一方に変換する通貨単位変換部と、前記通貨単位変換部により変換された数値を表示する表示部とを有する。
【0008】
この構成によれば、現地の為替レートを特定し、携帯端末の計算機機能を利用して入力した数値を現地の為替レートに基づいて変換することができる。
【0009】
また、上述の携帯端末に、時刻を計時する計時部と、前記計時部により計時された時刻に基づき、所定時間の周期ごとに該所定時間が経過したことを検出する所定時間検出部とを更に設けることができる。この場合、為替レート取得部が、前記所定時間検出部により検出された所定時間の周期ごとに、前記為替レート供給サーバから各国の為替レートを取得することができる。
【0010】
この構成によれば、所定時間ごとに各国為替レートを取得することができる。
【0011】
また、携帯端末は、前記為替レート取得部により取得した各国の為替レートを記憶し、携帯端末に着脱可能な為替レート記憶部を更に備え得る。
【0012】
この構成によれば、同じ機能を備える携帯端末に為替レート記憶部を差し替えることにより、同様な処理を行うことができる。
【0013】
また、本発明の携帯端末システムは、上述の携帯端末と、各国の為替レートを供給する為替レート供給サーバ、及びGPS衛星から取得した現在地の緯度経度を示す位置情報に基づき、現在地の国名を決定する国名決定サーバより構成される。
【0014】
上記システムに、ICカードに記憶されているICカード情報を読み出す読出し装置を更に設けることができる。この場合、携帯端末が、前記読出し装置により読み出されたICカード情報を取得するICカード情報取得部を更に備え、通貨単位変換部が、前記ICカード情報取得部により取得した前記ICカード情報に含まれているICカードの利用金額や残高を、前記為替レート取得部により取得した前記為替レートに基づき、前記国名取得部により取得した現在地の国名の為替レートで変換する。
【0015】
この構成によれば、ICカードに記憶されている利用金額や残高を現地の為替レートに変換することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、計算機機能を利用する際に入力した数値を現地の為替レートに基づいて変換可能な携帯端末及びこのような携帯端末を有効利用可能な携帯端末システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係る携帯電話システムの構成を示すブロック図である。
【0018】
この実施形態の携帯電話システムは、図1に示すように、為替レート供給サーバ10と、国名決定サーバ20と、携帯電話30と、ICカード読出し装置40とを備え、為替レート供給サーバ10、国名決定サーバ20及び携帯電話30は、通信回線、特に国際通信回線であるインターネット50を介して接続することが可能になっている。
【0019】
為替レート供給サーバ10は、記憶部(図示せず)に時々刻々と変化する各国の為替レートを示す為替レートデータを格納する為替レートファイルを記憶しており、携帯電話30等から、ある特定の国の為替レートやすべての国の為替レートの出力要求があると、要求に応じた内容の為替レートデータを携帯電話30等にインターネット50を介して送信する。為替レートファイルに格納されている為替レートデータは、図2に示すように、データの順番を示す番号、国名、国名に対応した通貨単位、及び通貨単位に対応する為替レートを有する。例えば、符号Aに示された為替レートデータは、番号が”1”で、国名が”アメリカ合衆国”で、通貨単位が”ドル”で、為替レートが120(円)であることを示している。
【0020】
国名決定サーバ20は、記憶部(図示せず)に世界各国の地図データを記憶しており、携帯電話30から、緯度経度で示された位置情報の箇所の国名を知らせてほしいという要求がインターネットを介して受信されると、受信した位置情報に示された緯度経度を有する地図データを記憶部から読み出す。次に、国名決定サーバ20は、読み出した地図データの中の緯度経度に該当する箇所を特定したのち、その箇所の国名を決定する。その後、国名決定サーバ20は、決定した国名をインターネット50を介して要求してきた携帯電話30に送信する。
【0021】
携帯電話30は、携帯電話本来の機能を実行するとともに後述する処理を実行するCPU31と、CPU31が実行する処理が記述された制御プログラムを記憶するROM32と、データを一時格納するRAM33と、後述する為替レートを記憶するSDメモリカードを装着するSDメモリカード装着部34と、図3に示すように、カーソル移動キー351、電源キー352、通話キー353、文字数字入力キー354、電子メールキー355、実行キー356等の各種キーを有する操作部35と、操作部35から入力された情報や各種キーにより選択された表示画面を表示する表示部36と、ICカード読出し装置40からICカード情報を読みとるためのジャックを備えたICカード情報読取り部(ICカード情報取得部)37とを備える。
【0022】
ICカード読出し装置40は、ICカードに記憶されているICカード情報を読み出し、読み出したICカード情報を携帯電話に出力するためのコネクタを備える。
【0023】
次に、この実施形態の携帯電話システムの動作を説明する。
【0024】
図4は、為替レートデータを取得し、現在いる箇所の国名を取得したのち、入力された数値を変換する処理を示すフローチャートである。携帯電話30のCPU31は、常時時間を計時している。CPU31は、計時した時刻に基づき、予め設定されている所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS101)。CPU31は、所定時間が経過していないと判定した場合には(ステップS101;NO)、所定時間が経過するまでステップS101の処理を続行し、所定時間が経過したと判定した場合には(ステップS101;YES)、為替レートデータの送信要求をインターネット50を介して為替レート供給サーバ10に送信する(ステップS102)。CPU31は、計時部及び所定時間検出部として機能する。
【0025】
為替レート供給サーバ10は、為替レートデータの送信要求を受信すると、図2に示す為替レートファイルに格納されている為替レートデータをすべて読み出し、これらのデータをインターネット50を介して携帯電話30に送信し(ステップS103)、為替レート供給サーバ10の処理を終了する。
【0026】
携帯電話30は、為替レートデータを受信すると、このデータをRAM33及びSDメモリカード装着部34に装着されているSDメモリカードに記憶する(ステップS104)。その後、携帯電話30のCPU31は、操作部35に設けられた実行キー356が押下されると、携帯電話が実行する複数の項目を有する図5に示す実行項目画面を表示部36に表示させる(ステップS105)。その後、カーソル移動キー351により実行項目画面361に表示されている項目のうち、「1.位置情報を取得する」項目にカーソルが設定され、実行キー356が押下されると、CPU31は、GPS衛星から現在地の緯度経度でなる位置情報を受信してRAM33に記憶し、図5に示すように、「位置情報受信完了」という表示が表示部36の下部に表示される(ステップS106)。CPU31は、為替レート取得部と位置情報取得部として機能する。
【0027】
その後、カーソル移動キー351により実行項目画面361に表示されている項目のうち、「2.現在地の国名を取得する」項目にカーソルが設定され、実行キーが押下されると、CPU31は、RAM33に記憶されている緯度経度でなる位置情報を読み出し、この位置情報が示す箇所の国名を求める要求を、インターネット50を介して国名決定サーバ20に送信する(ステップS107)。
【0028】
国名決定サーバ20は、携帯電話30から位置情報が示す箇所の国名を求める要求を受信すると、受信した要求の中に示されている緯度経度を有する地図データを記憶部から読み出す。その後、国名決定サーバ20は、読み出した地図データの中の緯度経度に該当する箇所を特定したのち、その箇所の国名を決定する。その後、国名決定サーバ20は、決定した国名をインターネット50を介して要求してきた携帯電話30に送信し(ステップS108)、国名決定サーバ20の処理を終了する。
【0029】
携帯電話30のCPU31は、国名を受信すると、RAM33に記憶するとともに、表示部35の下部に例えば「アメリカ合衆国」と表示させる(ステップS109)。その後、カーソル移動キー351により実行項目画面361に表示されている項目のうち、「3.計算機機能を使用する」項目にカーソルが設定され、実行キーが押下されると、CPU31は、図7に示す計算機機能画面362を表示部36に表示させる(ステップS110)。CPU31は、国名取得部として機能する。
【0030】
その後、カーソル移動キー351により計算機機能画面362に表示されている項目のうち、「1.現地の国名」を入力する入力欄363にカーソルが設定され、この入力欄363に現地の国名が入力されたのち(ステップS111)、再び、カーソル移動キー351により「2.変換を求める数値」を入力するする入力欄364カーソルが設定され、この入力欄364に変換される数値が入力され(ステップS112)、その後、「3.現地の為替レートに変換する」項目、または「4.日本国の為替レートに変換する」項目のいずれかにカーソルが設定され、実行キー356が押下されると、CPU31は、入力欄363に入力された現地の国名を有する為替レートデータをRAM33から読み出す。そして、CPU31は、選択した項目の指示に従い、読み出した為替レートデータに基づき入力欄364に入力された数値を変換し、変換した値を表示部36の下部に表示させ(ステップS113)、携帯電話の処理を終了する。CPU31は、通貨単位変換部として機能する。計算機機能画面362の入力欄364は、数値入力部として機能する。また、本例では、日本国が本国に該当する。
【0031】
例えば、選択された項目が「3.現地の為替レートに変換する」であり、入力欄363に入力された国名がアメリカ合衆国であり、かつ、入力欄364に入力された数値が12000であるとすると、CPU31は、RAM33から図2中の符号Aに示す為替レートデータを読み出し、このデータに基づき12000を120で除算して100ドルと算出し、その算出結果「100ドル」を表示部36の下部に表示させる。
【0032】
また、例えば、選択された項目が「4.日本国の為替レートに変換する」であり、入力欄363に入力された国名がアメリカ合衆国であり、かつ、入力欄364に入力された数値が1000であるとすると、CPU31は、RAM33から図2中の符号Aに示す為替レートデータを読み出し、このデータに基づき1000を120で乗算して120000円と算出し、その算出結果「120000円」を表示部36の下部に表示させる。
【0033】
次に、ICカードに記憶されているICカード情報に有する利用金額及び利用可能残高を、現地の為替レートに変換する動作を説明する。
【0034】
まず、ICカード読出し装置40は、ICカードからICカード情報を読み出す。次に、ICカード読出し装置40のコネクタが携帯電話30のIC情報読み取り部37のジャックに装着されたのち、操作部35の各種キー操作によりICカード読出し装置40からICカード情報を読み出す要求をCPU31が受けると、CPU31は、ICカード読出し装置40からICカード情報を読み出し、この情報をRAM33に記憶する。その後、操作部35の各種キー操作により、読み出したICカード情報を表示部36に表示する要求をCPU31が受けると、CPU31は、RAM33に記憶しているICカード情報を表示部36に表示する。その後、CPU31は、為替レートデータを取得し、現在いる箇所の国名を取得したのち、入力された数値を変換する、上述した処理と同様な処理を行うことにより、ICカードに記憶されているICカード情報に有する利用金額及び利用可能残高を、現地の為替レートに変換する。
【0035】
この実施形態の携帯電話システムによれば、携帯電話30が、為替レート供給サーバ10から各国の為替レートデータを取得し、国名決定サーバから現地の国名を取得することにより、現地の為替レートを特定し、携帯電話の計算機機能を利用して入力した数値を現地の為替レートに基づいて変換することができる。
【0036】
また、この携帯電話システムよれば、携帯電話30が所定時間ごとに各国為替レートを取得することができるため、最新の為替レートを用いて数値の変換を行うことができる。この所定時間は1日(24時間)に設定することができる。この場合、当日の為替レートの仲値設定直後に為替レートを取得することが考えられる。ただし、図4のステップS102、S103の実行時点で携帯電話30が通話圏外にあるため、インターネット50に接続が不可能の場合もあり得る。この場合、携帯電話30が通話圏外にあるため、為替レートが取得できない旨のメッセージを表示部36に表示し、ユーザに為替レートの取得を促すような構成を採用することができる。
【0037】
また、携帯電話30が通話圏外にあったとしても、別途所持するパーソナルコンピュータ等により有線インターネット接続により、為替レート供給サーバ10、国名決定サーバ20に接続することが可能である。
【0038】
また、この携帯電話システムによれば、携帯電話30にSDメモリカード(脱着可能な為替レート記憶部)を装着することができるので、為替レートを記憶したSDメモリカードを、同じ機能を備える携帯電話に装着することにより、同様な処理を行うことができる。すなわち、第1のユーザが、図4の処理を経て最新の為替レートを主とすることができる場合、最新の為替レートがSDメモリカードに記録される。一方、第2のユーザの携帯電話もSDメモリカード装着部34を有するが、携帯電話の通話圏外におり、かつ有線インターネットにすぐに接続することができない場合もある。この場合、第1のユーザが第2のユーザの所に行ったときにSDメモリカードを渡すことにより、第2のユーザも最新の為替レートを取得することができる。
【0039】
尚、上述の実施形態では、為替レートを記録し、他のユーザの携帯電話にも装着し得る媒体としてSDメモリカードを例にあげた。しかしながら、その他種々の互換媒体が使用可能である。媒体の種類に従って、SDメモリカード装着部34の部分が、当該媒体に対応した互換媒体装着部として構成される。
【0040】
また、この携帯電話システムによれば、携帯電話30が外国において処理される数字を本国の通貨に変換することにより、例えば、物を購入したとき、その物の購入価格を実感することができる。尚、上述の例では「本国」は日本国であるが、本国名は、ユーザごとに異なるものである。
【0041】
また、この携帯電話システムによれば、携帯電話30にICカード情報読み取り部37が備えられているので、ICカードに記憶されている利用金額や利用残高を現地の為替レートに変換することができる。もちろんICカードの種類も特に限定はされない。
【0042】
また、上述の実施形態は、携帯電話30を用いた携帯電話システムである。しかしながら、為替レートを取得する装置としての端末は、携帯電話に限定されず、PHS、PDA、パーソナルコンピュータ等、インターネット接続が可能な種々の携帯端末総てを含み得る。従って、本発明は携帯電話システムには限定されず、このような種々の携帯端末による為替レートを取得するシステムに適用され得る。
【0043】
以上、本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、特許請求の範囲及び明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明によれば、現地の為替レートを特定し、携帯電話の計算機機能を利用して入力した数値を、現地の為替レートに基づいて変換することが可能な携帯電話システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯電話システムの構成を示すブロック図。
【図2】為替レートファイルの構成を示す図。
【図3】携帯電話を構成する操作部及び表示部を説明する図。
【図4】実施形態の携帯電話システムの動作を説明するフローチャート。
【図5】実行項目画面を説明する図。
【図6】計算機機能画面を説明する図。
【符号の説明】
【0046】
10 為替レート供給サーバ
20 国名決定サーバ
30 携帯電話
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 SDメモリカード装着部
35 操作部
36 表示部
37 ICカード情報読取り部
40 ICカード読出し装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
為替レート供給サーバから各国の為替レートを、通信回線を介して取得する為替レート取得部と、
位置情報をGPS衛星から取得する位置情報取得部と、
前記位置情報取得部により取得した前記位置情報を、前記通信回線を介して国名決定サーバに送信し、当該国名決定サーバから現在地の国名を、前記通信回線を介して取得する国名取得部と、
数値を入力する数値入力部と、
前記数値入力部により入力された数値を、前記為替レート取得部により取得した前記為替レートに基づき、前記国名取得部により取得した前記国名の通貨及び本国の通貨の少なくとも一方に変換する通貨単位変換部と、
前記通貨単位変換部により変換された数値を表示する表示部と、を備える携帯端末。
【請求項2】
請求項1記載の携帯端末であって、
時刻を計時する計時部と、
前記計時部により計時された時刻に基づき、所定時間の周期ごとに該所定時間が経過したことを検出する所定時間検出部とを更に備え、
前記為替レート取得部は、前記所定時間検出部により検出された所定時間の周期ごとに、前記為替レート供給サーバから各国の為替レートを取得する、携帯端末。
【請求項3】
請求項1または2記載の携帯端末であって、
前記為替レート取得部により取得した各国の為替レートを記憶し、前記携帯端末に着脱可能な為替レート記憶部を更に備える、携帯端末。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項記載の携帯端末であって、
前記携帯端末が携帯電話である、携帯端末。
【請求項5】
(1)各国の為替レートを供給する為替レート供給サーバと、
(2)GPS衛星から取得した現在地の緯度経度を示す位置情報に基づき、現在地の国名を決定する国名決定サーバと、
(3)前記為替レート供給サーバから各国の為替レートを、通信回線を介して取得する為替レート取得部と、
前記位置情報をGPS衛星から取得する位置情報取得部と、
前記位置情報取得部により取得した前記位置情報を、前記通信回線を介して前記国名決定サーバに送信し、当該国名決定サーバから現在地の国名を、前記通信回線を介して取得する国名取得部と、
数値を入力する数値入力部と、
前記数値入力部により入力された数値を、前記為替レート取得部により取得した前記為替レートに基づき、前記国名取得部により取得した前記国名の通貨及び本国の通貨の少なくとも一方に変換する通貨単位変換部と、
前記通貨単位変換部により変換された数値を表示する表示部とを有する携帯端末と、
を備える携帯端末システム。
【請求項6】
請求項5記載の携帯端末システムであって、
ICカードに記憶されているICカード情報を読み出す読出し装置を更に備え、
前記携帯端末は、前記読出し装置により読み出されたICカード情報を取得するICカード情報取得部を更に備え、
前記通貨単位変換部は、前記ICカード情報取得部により取得した前記ICカード情報に含まれているICカードの利用金額および残高の少なくとも一つを、前記為替レート取得部により取得した前記為替レートに基づき、前記国名取得部により取得した現在地の国名の為替レートで変換する、携帯端末システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2006−174040(P2006−174040A)
【公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−363085(P2004−363085)
【出願日】平成16年12月15日(2004.12.15)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】