説明

携帯電話機

【課題】文字情報入力の操作性を良くして文字情報の入力を容易にした携帯電話機を提供する。
【解決手段】本発明の携帯電話機1は、第1の筺体11の表示面には液晶タッチパネル21が設けられ、第2の筺体12の表示面には液晶タッチパネル22が設けられ、第3の筺体13の表示面には液晶タッチパネル23が設けられ、第4の筺体14には当該携帯電話機1を構成する電子部品とバッテリとが搭載され、4つの筺体を閉じることによって折り畳むことができ、4つの筺体を開いた状態でかな入力モードが選択された際、液晶タッチパネル21,22,23を用いることにより、かな入力モードに必要な全ての入力キーが携帯電話機1の操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、かな入力モードの文字情報が入力される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば携帯電話機において、文字情報の入力を容易にした携帯電話機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話機では12個ほどのキーに、数字、かな文字、英字を設定し、入力モードを切り替えるモードキーを用いてモード変更し、数字入力モード、かな入力モード、英字入力モード等に切り替えて入力している。
このような携帯電話機では、キーが小さい上に何回もキーを押さなければならないので指の疲労が激しくキーが小さいこともあって、例えば高齢者が敬遠するものとなっている。
【0003】
携帯電話機では特にキー打鍵回数が多くなり入力操作性が悪いということでキー数を少なくして入力するキー入力方法が提案されている(例えば特許文献1)。
また、二つ折り式携帯電話機にして表示部とキー部(入力部)とを分けてキー部における個々のキーを大きくしたものもある(例えば特許文献2)
【0004】
しかしながら、このような二つ折り式携帯電話機にしても、表示部はまだまだ小さく、キー部も小さく、特に高齢者には表示部の文字を見るのも、キー部から文字を入力するのも煩わしく操作性が悪かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】 特許公開2005−4500号公報
【特許文献2】 特許公開2004−48719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記したように、携帯電話機における表示部と入力部が小さく、表示部の文字を見るのも、入力部から文字を入力するのも煩わしく操作性が悪いという課題があった。
この発明の目的は、文字情報入力の操作性を良くして文字情報の入力を容易にした携帯電話機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明は、音声入力部と音声出力部とを有する携帯電話機であって、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第1の筺体と、この第1の筺体と対峙するよう開閉自在に連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第2の筺体と、この第2の筺体と対峙するよう開閉自在に連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第3の筺体と、この第3の筺体と対峙するよう開閉自在に連結され、当該携帯電話機を構成する電子部品とバッテリとが搭載されている第4の筺体とを有し、前記第1の筺体と前記第2の筺体と前記第3の筺体と前記第4の筺体とを閉じることによって折り畳むことができ、前記第1の筺体と前記第2の筺体と前記第3の筺体と前記第4の筺体とを開いた状態で文字情報入力モードが選択された際、前記第1の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第2の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第3の筺体の表示一体型タッチパネル装置とを用いることにより、前記文字情報入力モードに必要な全ての入力キーが前記操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、当該文字情報入力モードの文字情報が入力されるようにしたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、文字情報入力の操作性を良くして文字情報の入力を容易にした携帯電話機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の第1の実施形態が適用可能な携帯電話機の一例を示す外観図。
【図2】図1に示す携帯電話機をA方向から見た状態を示す外観図。
【図3】図1に示す携帯電話機をA方向から見て半分開いた状態を示す外観図。
【図4】携帯電話機の液晶タッチパネルにかな入力モードを表示した例を示す図。
【図5】第2の実施形態に係る携帯電話機の一例を示す外観図。
【図6】第3の実施形態に係る携帯電話機の一例を示す外観図。
【図7】第4の実施形態に係る携帯電話機の一例を示す外観図。
【図8】第5の実施形態に係るヒンジレスの携帯電話機の例を示す外観図。
【図9】第6の実施形態に係る携帯電話機の一例を示す外観図。
【図10】締結部を締結した状態を示す図。
【図11】第7の実施形態に係る携帯電話機の一例を示す外観図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、この発明に係る携帯電話機1の外観構成を示すものである。すなわち、この携帯電話機1のおもて面には、音声を入力するためのマイクが配置された音声入力部10と、音声を出力するためのスピーカが配置された音声出力部20とが設けられている。
なお、図1は、実際の携帯電話機とほぼ同じ寸法で作図されている。例えば、携帯電話機1の本体は、縦の長さが110mm、横幅が50mmである。
【0011】
図2は、携帯電話機1を図1のA方向から見たものである。携帯電話機1は、第1の筺体11と、第2の筺体12と、第3の筺体13と、第4の筺体14とから構成されている。
第1の筺体11と第2の筺体12とが対峙するよう開閉自在にヒンジ部2を介して連結され、第2の筺体12と第3の筺体13とが対峙するよう開閉自在にヒンジ部3を介して連結され、第3の筺体13と第4の筺体14とが対峙するよう開閉自在にヒンジ部4を介して連結されている。
なお、第1の筺体11に上記音声入力部10と音声出力部20とが設けられている。
【0012】
図3は、携帯電話機1の各筺体を半開き状態にして図1のA方向から見たものである。第1の筺体11と第2の筺体12と第3の筺体13と第4の筺体14とで略Wの文字に似た状態となる。
第1の筺体11と第2の筺体12とはヒンジ部2を介して矢印a方向へ開くことができる。第2の筺体12と第3の筺体13とはヒンジ部3を介して矢印b方向へ開くことができる。第3の筺体13と第4の筺体14とはヒンジ部4を介して矢印c方向へ開くことができる。
【0013】
すなわち、本発明の携帯電話機1は、四つ折りの屏風のように、4つの筺体を閉じることによって折り畳むことができ、4つの筺体を開いた状態で文字情報が入力される四つ折り式の携帯電話機である。
第1の筺体11の表示面には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル21が設けられている。
【0014】
第2の筺体12の表示面には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル22が設けられている。
第3の筺体13の表示面には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル23が設けられている。
第4の筺体14には、携帯電話機1を構成する電子部品(図示せず)とバッテリ(図示せず)とが搭載されている。
【0015】
図4は、携帯電話機1の各筺体を開いた状態を示すものである。図4において、上述したように、第1の筺体11は液晶タッチパネル21、第2の筺体12は液晶タッチパネル22、第3の筺体13は液晶タッチパネル23とを有している。
なお、図4も実際の携帯電話機とほぼ同じ寸法で作図されている。例えば、液晶タッチパネル21,22,23は、縦42mm、横70mmの大きさである。
【0016】
次に、携帯電話機1の動作について説明する。
図4は、漢字かな混じりの日本語を入力するための「かな入力モード」が選択されて、ひらがな(文字情報)を入力している状態を示している。
かな入力モードが選択された際、液晶タッチパネル21,22,23を用いることにより、かな入力モードに必要な全ての入力キーが携帯電話機1の操作者(大人から子供までの人)の指の大きさに適応した大きさで表示される。それによって、かな入力(文字情報入力)の操作性を良くしてかな入力モードのひらがな(文字情報)が入力される。なお、かな入力モードに必要な全ての入力キーは、例えば、図4に示すようなキー群(あ、い、う、・・・等)である。
【0017】
また、液晶タッチパネル21,22,23は入力キーが互いに関連して表示され、携帯電話機1の操作者の指が表示された入力キーのタッチパネルに触れる(接触)ことにより、接触位置からひらがな(文字情報)が入力される。
【0018】
例えば、図4における入力キーは、1つが縦10mm、横14mmで表示される。このように、従来の携帯電話機では実現できなかった携帯電話機1の操作者の指の大きさに適応(対応)した大きさの入力キーを表示することができる。なお、図4に示した入力キーの大きさは、固定したものではなく、操作者(大人から子供までの人)の指の大きさに適応した大きさに変更されて表示されるようにしてもよい。この場合、予め変更しておいてもよく、液晶タッチパネル21,22,23から直接変更するようにしてもよい。
【0019】
また、図4に示したような「かな入力モード(文字情報入力モード)」のほかに、「数字入力モード(文字情報入力モード)」、「英字入力モード(文字情報入力モード)」、さらにドイツ語、ハングル語等の外国語文字入力モード(文字情報入力モード)にも対応することができる。
【0020】
すなわち、文字情報入力コードが選択された際、液晶タッチパネル21,22,23を用いることにより、選択された文字情報入力モードに必要な全ての入力キーが携帯電話機1の操作者の指の大きさに適応した大きさで表示される。それによって、文字情報入力の操作性を良くして当該文字情報入力モードの文字情報が入力される。
【0021】
「かな入力モード」に必要な全ての入力キーは図4に示す例では50個であるが、「数字入力モード」、「英字入力モード」、さらに外国語文字入力モードでは必要な全ての入力キーの数は50個より少ないので、携帯電話機1の操作者の指の大きさに適応した大きさで表示されることは可能である。
【0022】
なお、入力キーの大きさは、固定したものではなく、操作者(大人から子供までの人)の指の大きさに適応した大きさに変更されて表示されるようにしてもよい。この場合、予め変更しておいてもよく、液晶タッチパネル21,22,23から直接変更するようにしてもよい。
【0023】
本発明者(大人)が透明の定規に指を接触した場合、その接触範囲はおおよそ縦5mmで横5mmであった。この結果、上述した操作者(大人から子供までの人)の指の大きさに適応(対応)した大きさの入力キーとするには、接触範囲の誤差を考慮すると、一つの入力キーが少なくとも縦7mm以上で横7mm以上の大きさであることが望ましい。しかしながら、操作性を考慮すると、一つの入力キーは縦10mm以上で横10mm以上の大きさが望ましい。また、表示すべき入力キー数と液晶タッチパネルの総表示面の大きさとに制限されるが、操作性を考慮して、一つの入力キーは縦30mm以下で横30mm以下とするのが望ましい。図4における1つの入力キーの大きさは、縦10mmで横14mmであるので十分に適応している。
【0024】
次に、第2の実施形態について説明する。
図5に示す第2の実施形態の携帯電話機30は、4つの筺体に4つの液晶タッチパネルを設けたものである。なお、第1の実施形態の携帯電話機1と同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
図5は、携帯電話機30の各筺体を開いた状態を示すもので、第1の筺体11と第2の筺体12とが対峙するよう開閉自在にヒンジ部2を介して連結され、第2の筺体12と第3の筺体13とが対峙するよう開閉自在にヒンジ部3を介して連結され、第3の筺体13と第4の筺体14とが対峙するよう開閉自在にヒンジ部4を介して連結されている。
【0025】
すなわち、本発明の携帯電話機30は、四つ折りの屏風のように、4つの筺体を閉じることによって折り畳むことができ、4つの筺体を開いた状態で文字情報が入力される四つ折り式の携帯電話機である。
第1の筺体11の表示面には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル31が設けられている。
【0026】
第2の筺体12の表示面には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル32が設けられている。
第3の筺体13の表示面には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル33が設けられている。
第4の筺体14の表示面には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル34が設けられている。
【0027】
なお、図5も実際の携帯電話機とほぼ同じ寸法で作図されている。例えば、液晶タッチパネル31,32,33,34は、縦42mm、横80mmの大きさである。
また、図5は、漢字かな混じりの日本語を入力するための「かな入力モード(文字情報入力コード)」が選択されて、ひらがな(文字情報)を入力している状態を示している。
例えば、図5における入力キーは、1つが縦14mm、横16mmで表示される。液晶タッチパネルを1つ増やすことにより、第1の実施形態の携帯電話機1に比べ、より大きい入力キーを表示することができる。
【0028】
次に、携帯電話機30の動作について説明する。
第1の実施形態の携帯電話機1が3つの液晶タッチパネルを用いるのに対して、本携帯電話機30は4つの液晶タッチパネルを用いることが異なっているだけなので文字情報の入力動作の説明は省略する。
【0029】
図5において、携帯電話機30は、第1の筺体11と第2の筺体12と第3の筺体13と第4の筺体14とを開いた状態でかな入力モード(文字情報入力モード)が選択された際、液晶タッチパネル31,32,33,34を用いることにより、かな入力モード(当該文字情報入力モード)に必要な全ての入力キーが携帯電話機30の操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、かな入力モード(当該文字情報入力モード)の文字情報が入力される。
【0030】
なお、液晶タッチパネル31,32,33,34は入力キーが互いに関連して表示され、携帯電話機30の操作者の指が表示された入力キーのタッチパネルに触れる(接触)ことにより、接触位置からひらがな(文字情報)が入力される。
【0031】
また、図5に示した入力キーの大きさは、固定したものではなく、操作者(大人から子供までの人)の指の大きさに適応した大きさに変更されて表示されるようにしてもよい。この場合、予め変更しておいてもよく、液晶タッチパネル31,32,33,34から直接変更するようにしてもよい。
【0032】
次に、第3の実施形態について説明する。
図6に示す第3の実施形態の携帯電話機40は、3つの筺体に3つの液晶タッチパネルを設けたものである。なお、第1の実施形態の携帯電話機1と同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
図6は、携帯電話機40の各筺体を開いた状態を示すもので、第1の筺体11と第2の筺体12とが対峙するよう開閉自在にヒンジ部2を介して連結され、第2の筺体12と第3の筺体13とが対峙するよう開閉自在にヒンジ部3を介して連結されている。
【0033】
すなわち、本発明の携帯電話機40は、三つ折りの屏風のように、3つの筺体を閉じることによって折り畳むことができ、3つの筺体を開いた状態で文字情報が入力される三つ折り式の携帯電話機である。
第1の筺体11の表示面には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル41が設けられている。
【0034】
第2の筺体12の表示面には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル42が設けられている。
第3の筺体13の表示面には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル43が設けられている。
【0035】
なお、図6も実際の携帯電話機とほぼ同じ寸法で作図されている。例えば、液晶タッチパネル41,42,43は、縦42mm、横70mmの大きさである。
また、図6は、漢字かな混じりの日本語を入力するための「かな入力モード(文字情報入力コード)」が選択されて、ひらがな(文字情報)を入力している状態を示している。例えば、図6における入力キーは、1つが縦10mm、横14mmで表示される。
【0036】
次に、携帯電話機40の動作について説明する。
第1の実施形態の携帯電話機1が3つの液晶タッチパネルを用いるのに対して、本携帯電話機40も3つの液晶タッチパネルを用いるので文字情報の入力動作の説明は省略する。
【0037】
図6において、携帯電話機40は、第1の筺体11と第2の筺体12と第3の筺体13とを開いた状態でかな入力モード(文字情報入力モード)が選択された際、液晶タッチパネル41,42,43を用いることにより、かな入力モード(当該文字情報入力モード)に必要な全ての入力キーが携帯電話機40の操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、かな入力モード(当該文字情報入力モード)の文字情報が入力される。
【0038】
なお、液晶タッチパネル41,42,43は入力キーが互いに関連して表示され、携帯電話機40の操作者の指が表示された入力キーのタッチパネルに触れる(接触)ことにより、接触位置からひらがな(文字情報)が入力される。
【0039】
また、図6に示した入力キーの大きさは、固定したものではなく、操作者(大人から子供までの人)の指の大きさに適応した大きさに変更されて表示されるようにしてもよい。この場合、予め変更しておいてもよく、液晶タッチパネル41,42,43から直接変更するようにしてもよい。
【0040】
次に、第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態は、二つ折り式の携帯電話機である。
図7に示す第4の実施形態の携帯電話機50は、2つの筺体に2つの液晶タッチパネルを設けたものであり、第1の筺体51と第2の筺体52とが対峙するよう開閉自在にヒンジ部53を介して連結されている。
【0041】
すなわち、本発明の携帯電話機50は、二つ折りの屏風のように、2つの筺体を閉じることによって折り畳むことができ、2つの筺体を開いた状態で文字情報が入力される二つ折り式の携帯電話機である。
第1の筺体51の表示面には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル54が設けられている。
第2の筺体52の表示面には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル55が設けられている。
【0042】
なお、図7も実際の携帯電話機とほぼ同じ寸法で作図されている。例えば、液晶タッチパネル54,55は、縦74mm、横50mmの大きさである。
また、図7は、漢字かな混じりの日本語を入力するための「かな入力モード(文字情報入力コード)」が選択されて、ひらがな(文字情報)を入力している状態を示している。例えば、図7における入力キーは、1つが縦10mm、横10mmで表示される。
【0043】
次に、携帯電話機50の動作について説明する。
第1の実施形態の携帯電話機1が3つの液晶タッチパネルを用いるのに対して、本携帯電話機50は2つの液晶タッチパネルを用いることが異なっているだけなので文字情報の入力動作の説明は省略する。
【0044】
図7において、携帯電話機50は、第1の筺体51と第2の筺体52とを開いた状態でかな入力モード(文字情報入力モード)が選択された際、液晶タッチパネル54,55を用いることにより、かな入力モード(当該文字情報入力モード)に必要な全ての入力キーが携帯電話機50の操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、かな入力モード(当該文字情報入力モード)の文字情報が入力される。
【0045】
なお、液晶タッチパネル54,55は入力キーが互いに関連して表示され、携帯電話機50の操作者の指が表示された入力キーのタッチパネルに触れる(接触)ことにより、接触位置からひらがな(文字情報)が入力される。
【0046】
また、図7に示した入力キーの大きさは、固定したものではなく、操作者(大人から子供までの人)の指の大きさに適応した大きさに変更されて表示されるようにしてもよい。この場合、予め変更しておいてもよく、液晶タッチパネル54,55から直接変更するようにしてもよい。
【0047】
また、本第4の実施形態における二つ折り式の携帯電話機では2つの筺体に2つの液晶タッチパネルを設けたが、三つ折り式の携帯電話機にして3つの筺体に2つの液晶タッチパネルを設けてもよく、四つ折り式の携帯電話機にして4つの筺体に2つの液晶タッチパネルを設けてもよい。
【0048】
次に、第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態は、ヒンジレスの携帯電話機である。
図8は、ヒンジレスの携帯電話機60の例を示すもので、筺体65の全体が一体化している。すなわち、筺体65は、液晶タッチパネル61が設けられている第1の筺体部(第1の筺体)65a、折り曲げ部65b、液晶タッチパネル62が設けられている第2の筺体部(第2の筺体)65c、折り曲げ部65d、液晶タッチパネル63が設けられている第3の筺体部(第3の筺体)65e、折り曲げ部65f、携帯電話機60を構成する電子部品(図示せず)とバッテリ(図示せず)とが搭載されている第4の筺体部(第4の筺体)65gとから構成されている。
【0049】
また、筺体65は、比較的柔らかい樹脂で構成されているので折り曲げ部65b,65d,65fで各筺体部を折り曲げることができる。その結果、4つの筺体を閉じることによって折り畳むことができ、4つの筺体を開いた状態で文字情報が入力される四つ折り式でヒンジレスの携帯電話機60を実現することができる。
なお、上述した第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態にも適用してヒンジレスの携帯電話機を実現することができる。
【0050】
次に、第6の実施形態について説明する。
第6の実施形態は、ブレスレット型の携帯電話機である。
図9に示す第6の実施形態の携帯電話機70は、3つの筺体に3つの液晶パネルを設けたものである。
【0051】
携帯電話機70には、音声を入力するためのマイクが配置された音声入力部10と、音声を出力するためのスピーカが配置された音声出力部20が設けられている。なお、設定により音声出力部20からの出力を大きくして音声出力部20に耳を当てることなくハンズフリーで通話することができる。
【0052】
本携帯電話機70は、第1の筺体71、第2の筺体72、第3の筺体73とから構成されている。
そして、携帯電話機70は、第1の筺体71と第2の筺体72とが折り曲げ自在にヒンジ部7aと中間部7bとヒンジ部7cとを介して連結され、第2の筺体72と第3の筺体73とが折り曲げ自在にヒンジ部8aと中間部8bとヒンジ部8cとを介して連結され、第3の筺体73が折り曲げ自在にヒンジ部9aと中間部9bとヒンジ部9cと中間部9dとを介して連結されている。
【0053】
また、ヒンジ部7aと中間部7bとヒンジ部7cとは、総称して以下に連結部7として記述する。ヒンジ部8aと中間部8bとヒンジ部8cとは、総称して以下に連結部8として記述する。ヒンジ部9aと中間部9bとヒンジ部9cと中間部9dとは、総称して以下に連結部9として記述する。
なお、連結部7,8,9には、携帯電話機70を構成する電子部品(図示せず)とバッテリ(図示せず)とを搭載するようにしてもよい。
【0054】
第1の筺体71の表示面(表示部)には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル81が設けられている。
【0055】
第2の筺体72の表示面(表示部)には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル82が設けられている。
第3の筺体73の表示面(表示部)には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル83が設けられている。
【0056】
さらに、携帯電話機70は、第1の筺体71の一端に連結された連結部7と反対の他端に連結された締結部5、中間部9dの一端に連結されたヒンジ部9cと反対の他端に連結された締結部6とが設けられている。締結部5と締結部6とは、携帯電話機70を折り曲げて丸めることにより、締結および締結解除の操作が可能で図9は締結解除の状態を示している。
【0057】
図10は、携帯電話機70を折り曲げて丸めることにより、締結部5と締結部6とを締結した状態で、図9におけるB方向から見た状態を示すものである。
すなわち、図10に示すように本携帯電話機70は、締結部5と締結部6とを締結して腕(手首)に装着することが可能なものであり、腕輪(ブレスレッド)として携行することができる。すなわち、本携帯電話機70はブレスレット型の携帯電話機である。
この際、第1の筺体71、第2の筺体72、第3の筺体73の表示面を外側にして腕(手首)に装着した場合、携帯電話機70の表示機能を腕(手首)に装着したまま視認することができる。
【0058】
また、第1の筺体71、第2の筺体72、第3の筺体73の表示面と反対の背面を外側にして腕(手首)に装着した場合、携帯電話機70の背面に装飾(例えば、デコレーション携帯にする)を施しておシャレに携帯電話機70の携行を楽しむことができる。この場合、表示面が腕(手首)に直接触れないように予め手首にリストバンドを装着し、その上から携帯電話機70を装着すればよく、それもまたファッションの一部となる。例えば、携帯電話機70の筺体の横の長さが70mmであるので、リストバンドの長さを70mm以上にすれば表示面が直接腕(手首)に触れることがなくなる。
【0059】
なお、このような目的から腕(手首)周りに合わせて締結部5と締結部6の長さは変えることができる。また、連結部7,8,9は、上述した構成でなくてもよく、要は腕(手首)に装着し易くできればよい。
【0060】
図9も実際の携帯電話機とほぼ同じ寸法で作図されている。例えば、第1の筺体71と第2の筺体72と第3の筺体73とは、図上で縦の長さが40mm、横の長さが70mmである。また、液晶タッチパネル81と液晶タッチパネル82と液晶タッチパネル83とは、図上で縦の長さが32mm、横の長さが50mmである。
また、図9は、漢字かな混じりの日本語を入力するための「かな入力モード(文字情報入力コード)」が選択されて、ひらがな(文字情報)を入力している状態を示している。例えば、図9における入力キーは、1つが縦8mm、横10mmで表示される。
【0061】
次に、携帯電話機70の動作について説明する。
第1の実施形態の携帯電話機1が3つの液晶タッチパネルを用いるのに対して、本携帯電話機70も3つの液晶タッチパネルを用いるので文字情報の入力動作の説明は省略する。
図9において、携帯電話機70は、締結部5と締結部6とで締結および締結解除の操作ができ、締結部5と締結部と6が締結されることにより腕輪として携行することができる。
【0062】
また、図9において、携帯電話機70は、締結部5と締結部6とが締結解除された状態でかな入力モード(文字情報入力モード)が選択された際、液晶タッチパネル81,82,83を用いることにより、かな入力モード(当該文字情報入力モード)に必要な全ての入力キーが携帯電話機70の操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、かな入力モード(当該文字情報入力モード)の文字情報が入力される。
【0063】
なお、液晶タッチパネル81,82,83は入力キーが互いに関連して表示され、携帯電話機70の操作者の指が表示された入力キーのタッチパネルに触れる(接触)ことにより、接触位置からひらがな(文字情報)が入力される。
【0064】
また、図9に示した入力キーの大きさは、固定したものではなく、操作者(大人から子供までの人)の指の大きさに適応した大きさに変更されて表示されるようにしてもよい。この場合、予め変更しておいてもよく、液晶タッチパネル81,82,83から直接変更するようにしてもよい。
【0065】
次に、第7の実施形態について説明する。
第7の実施形態もブレスレット型の携帯電話機である。
図11に示す第7の実施形態の携帯電話機90は、4つの筺体に4つの液晶パネルを設けたものである。なお、第6の実施形態の携帯電話機70と同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0066】
図11に示す携帯電話機90は、第1の筺体71、第2の筺体72、第3の筺体73、第4の筺体74とから構成されている。
そして、携帯電話機90は、第1の筺体71と第2の筺体72とが折り曲げ自在にヒンジ部7aと中間部7bとヒンジ部7cとを介して連結され、第2の筺体72と第3の筺体73とが折り曲げ自在にヒンジ部8aと中間部8bとヒンジ部8cとを介して連結され、第3の筺体73と第4の筺体74とが折り曲げ自在にヒンジ部9aと中間部9bとヒンジ部9cとを介して連結されている。
【0067】
また、ヒンジ部7aと中間部7bとヒンジ部7cとは、総称して以下に連結部7として記述する。ヒンジ部8aと中間部8bとヒンジ部8cとは、総称して以下に連結部8として記述する。ヒンジ部9aと中間部9bとヒンジ部9cとは、総称して以下に連結部9として記述する。
なお、連結部7,8,9には、携帯電話機90を構成する電子部品(図示せず)とバッテリ(図示せず)とを搭載するようにしてもよい。
【0068】
第1の筺体71の表示面(表示部)には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル81が設けられている。
【0069】
第2の筺体72の表示面(表示部)には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル82が設けられている。
第3の筺体73の表示面(表示部)には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル83が設けられている。
第4の筺体74の表示面(表示部)には、液晶表示装置及びその上に積層された静電容量式タッチパネルとからなる表示一体型タッチパネル装置である液晶タッチパネル84が設けられている。
【0070】
さらに、携帯電話機70は、第1の筺体71の一端に連結された連結部7と反対の他端に連結された締結部5、第4の筺体74の一端に連結された連結部9と反対の他端に連結された締結部6とが設けられている。締結部5と締結部6とは、携帯電話機90を折り曲げて丸めることにより、締結および締結解除の操作が可能で図11は締結解除の状態を示している。
【0071】
第1の筺体71、第2の筺体72、第3の筺体73、第4の筺体74の表示面を外側にして腕(手首)に装着した場合、携帯電話機90の表示機能を腕(手首)に装着したまま視認することができる。
【0072】
また、第1の筺体71、第2の筺体72、第3の筺体73、第4の筺体74の表示面と反対の背面を外側にして腕(手首)に装着した場合、携帯電話機90の背面に装飾(例えば、デコレーション携帯にする)を施しておシャレに携帯電話機90の携行を楽しむことができる。この場合、表示面が腕(手首)に直接触れないように予め手首にリストバンドを装着し、その上から携帯電話機70を装着すればよく、それもまたファッションの一部となる。例えば、携帯電話機70の筺体の横の長さが70mmであるので、リストバンドの長さを70mm以上にすれば表示面が直接腕(手首)に触れることがなくなる。
【0073】
なお、このような目的から腕(手首)周りに合わせて締結部5と締結部6の長さは変えることができる。また、連結部7,8,9は、上述した構成でなくてもよく、要は腕(手首)に装着し易くできればよい。
【0074】
図11も実際の携帯電話機とほぼ同じ寸法で作図されている。例えば、第1の筺体71と第2の筺体72と第3の筺体73と第4の筺体74とは、図上で縦の長さが38mm、横の長さが70mmである。また、液晶タッチパネル81と液晶タッチパネル82と液晶タッチパネル83と液晶タッチパネル84とは、図上で縦の長さが30mm、横の長さが50mmである。
また、図11は、漢字かな混じりの日本語を入力するための「かな入力モード(文字情報入力コード)」が選択されて、ひらがな(文字情報)を入力している状態を示している。例えば、図11における入力キーは、1つが縦10mm、横10mmで表示される。
【0075】
次に、携帯電話機90の動作について説明する。
第1の実施形態の携帯電話機1が3つの液晶タッチパネルを用いるのに対して、本携帯電話機90は4つの液晶タッチパネルを用いることが異なっているだけなので文字情報の入力動作の説明は省略する。
そして、携帯電話機90は、締結部5と締結部6とで締結および締結解除の操作ができ、締結部5と締結部と6が締結されることにより腕輪として携行することができる。
【0076】
また、図11において、携帯電話機90は、締結部5と締結部6とが締結解除された状態でかな入力モード(文字情報入力モード)が選択された際、液晶タッチパネル81,82,83,84を用いることにより、かな入力モード(当該文字情報入力モード)に必要な全ての入力キーが携帯電話機90の操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、かな入力モード(当該文字情報入力モード)の文字情報が入力される。
【0077】
なお、液晶タッチパネル81,82,83,84は入力キーが互いに関連して表示され、携帯電話機90の操作者の指が表示された入力キーのタッチパネルに触れる(接触)ことにより、接触位置からひらがな(文字情報)が入力される。
【0078】
また、図11に示した入力キーの大きさは、固定したものではなく、操作者(大人から子供までの人)の指の大きさに適応した大きさに変更されて表示されるようにしてもよい。この場合、予め変更しておいてもよく、液晶タッチパネル81,82,83,84から直接変更するようにしてもよい。
【0079】
以上説明したように上記実施形態によれば、携帯電話機を四つ折り式にして液晶タッチパネルを3つ用いて携帯電話機の操作者の指の大きさに適応(対応)した大きさの入力キーを表示することにより、操作性を向上させることができる。
また、携帯電話機を四つ折り式にして液晶タッチパネルを4つ用いて携帯電話機の操作者の指の大きさに適応(対応)した大きさの入力キーを表示することにより、操作性を向上させることができる。
また、携帯電話機を三つ折り式にして液晶タッチパネルを3つ用いて携帯電話機の操作者の指の大きさに適応(対応)した大きさの入力キーを表示することにより、操作性を向上させることができる。
また、携帯電話機を二つ折り式にして液晶タッチパネルを2つ用いて携帯電話機の操作者の指の大きさに適応(対応)した大きさの入力キーを表示することにより、操作性を向上させることができる。
【0080】
また、携帯電話機をブレスレット型にして液晶タッチパネルを3つ用いて携帯電話機の操作者の指の大きさに適応(対応)した大きさの入力キーを表示することにより、操作性を向上させることができる。
また、携帯電話機をブレスレット型にして液晶タッチパネルを4つ用いて携帯電話機の操作者の指の大きさに適応(対応)した大きさの入力キーを表示することにより、操作性を向上させることができる。
【0081】
また、携帯電話機と同じようなPHS,タブレット端末等の携帯端末に応用することも可能である。
また、ひらがなだけでなく、英語のアルファベット、ドイツ語、ハングル語等の外国語文字(文字情報)にも対応することができる。
なお、上記実施形態では、表示部に液晶表示装置を用いたが有機ELの表示装置でもよく、要は薄型で表示できればよい。また、静電容量式タッチパネルを設けたが透明で位置が特定できるパネルを積層して入力できるようにしてもよく、要は薄くて表示を妨げなければよい。
【0082】
また、操作者(大人から子供までの人)の指の大きさに適応(対応)した大きさの入力キーとするには、接触範囲の誤差を考慮すると、一つの入力キーが少なくとも縦7mm以上で横7mm以上の大きさであることが望ましい。しかしながら、操作性を考慮すると、一つの入力キーは縦10mm以上で横10mm以上の大きさが望ましい。また、表示すべき入力キー数と液晶タッチパネルの総表示面の大きさとに制限されるが、操作性を考慮して、一つの入力キーは縦30mm以下で横30mm以下とするのが望ましい。
なお、上述した入力キーは、正方形・長方形・菱形等の方形、四隅を丸めた角丸方形、円形、楕円形等、必要に応じて表示できるので形状を限定されるものではなく、要は、文字情報入力の操作性を良くして文字情報の入力を容易にできればよい。
【0083】
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【符号の説明】
【0084】
1,30,40,50,60,70,90…携帯電話機、2,3,4,53…ヒンジ部、10…音声入力部、11,51…第1の筺体、12,52…第2の筺体、13…第3の筺体、14…第4の筺体、20…音声出力部、21,22,23,24,31,32,33,34,41,42,43,54,55,61,62,63,81,82,83,84…液晶タッチパネル(表示一体型タッチパネル装置)、65…筺体。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声入力部と音声出力部とを有する携帯電話機であって、
表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第1の筺体と、
この第1の筺体と対峙するよう開閉自在に連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第2の筺体と、
この第2の筺体と対峙するよう開閉自在に連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第3の筺体と、
この第3の筺体と対峙するよう開閉自在に連結され、当該携帯電話機を構成する電子部品とバッテリとが搭載されている第4の筺体と、
を有し、
前記第1の筺体と前記第2の筺体と前記第3の筺体と前記第4の筺体とを閉じることによって折り畳むことができ、
前記第1の筺体と前記第2の筺体と前記第3の筺体と前記第4の筺体とを開いた状態で文字情報入力モードが選択された際、前記第1の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第2の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第3の筺体の表示一体型タッチパネル装置とを用いることにより、前記文字情報入力モードに必要な全ての入力キーが前記操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、当該文字情報入力モードの文字情報が入力されることを特徴とする携帯電話機。
【請求項2】
音声入力部と音声出力部とを有する携帯電話機であって、
表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第1の筺体と、
この第1の筺体と対峙するよう開閉自在に連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第2の筺体と、
この第2の筺体と対峙するよう開閉自在に連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第3の筺体と、
この第3の筺体と対峙するよう開閉自在に連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第4の筺体と、
を有し、
前記第1の筺体と前記第2の筺体と前記第3の筺体と前記第4の筺体とを閉じることによって折り畳むことができ、
前記第1の筺体と前記第2の筺体と前記第3の筺体と前記第4の筺体とを開いた状態で文字情報入力モードが選択された際、前記第1の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第2の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第3の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第4の筺体の表示一体型タッチパネル装置とを用いることにより、前記文字情報入力モードに必要な全ての入力キーが前記操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、当該文字情報入力モードの文字情報が入力されることを特徴とする携帯電話機。
【請求項3】
音声入力部と音声出力部とを有する携帯電話機であって、
表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第1の筺体と、
この第1の筺体と対峙するよう開閉自在に連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第2の筺体と、
この第2の筺体と対峙するよう開閉自在に連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第3の筺体と、
を有し、
前記第1の筺体と前記第2の筺体と前記第3の筺体とを閉じることによって折り畳むことができ、
前記第1の筺体と前記第2の筺体と前記第3の筺体とを開いた状態で文字情報入力モードが選択された際、前記第1の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第2の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第3の筺体の表示一体型タッチパネル装置とを用いることにより、前記文字情報入力モードに必要な全ての入力キーが前記操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、当該文字情報入力モードの文字情報が入力されることを特徴とする携帯電話機。
【請求項4】
音声入力部と音声出力部とを有する携帯電話機であって、
表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第1の筺体と、
この第1の筺体と対峙するよう開閉自在に連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第2の筺体と、
を有し、
前記第1の筺体と前記第2の筺体とを閉じることによって折り畳むことができ、
前記第1の筺体と前記第2の筺体とを開いた状態で文字情報入力モードが選択された際、前記第1の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第2の筺体の表示一体型タッチパネル装置とを用いることにより、前記文字情報入力モードに必要な全ての入力キーが前記操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、当該文字情報入力モードの文字情報が入力されることを特徴とする携帯電話機。
【請求項5】
音声入力部と音声出力部とを有する携帯電話機であって、
表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第1の筺体と、
この第1の筺体と折り曲げ自在に第1の連結部を介して連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第2の筺体と、
この第2の筺体と折り曲げ自在に第2の連結部を介して連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第3の筺体と、
この第3の筺体と折り曲げ自在に連結されている第3の連結部と、
前記第1の筺体の一端に連結された前記第1の連結部と反対の他端に連結された第1の締結部と、
前記第3の連結部の一端に連結された前記第3の筺体と反対の他端に連結された第2の締結部と、
を有し、
前記第1の締結部と前記第2の締結部とで締結および締結解除の操作ができ、前記第1の締結部と前記第2の締結部とが締結されることにより腕輪として携行することができ、 前記第1の締結部と前記第2の締結部とが締結解除された状態で文字情報入力モードが選択された際、前記第1の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第2の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第3の筺体の表示一体型タッチパネル装置とを用いることにより、前記文字情報入力モードに必要な全ての入力キーが前記操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、当該文字情報入力モードの文字情報が入力されることを特徴とする携帯電話機。
【請求項6】
音声入力部と音声出力部とを有する携帯電話機であって、
表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第1の筺体と、
この第1の筺体と折り曲げ自在に第1の連結部を介して連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第2の筺体と、
この第2の筺体と折り曲げ自在に第2の連結部を介して連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第3の筺体と、
この第3の筺体と折り曲げ自在に第3の連結部を介して連結され、表示部と、この表示部の表示面上に配置されて操作者による接触があるとその接触位置を出力するタッチパネルとを含む表示一体型タッチパネル装置が設けられている第4の筺体と、
前記第1の筺体の一端に連結された前記第1の連結部と反対の他端に連結された第1の締結部と、
前記第4の筺体の一端に連結された前記第3の連結部と反対の他端に連結された第2の締結部と、
を有し、
前記第1の締結部と前記第2の締結部とで締結および締結解除の操作ができ、前記第1の締結部と前記第2の締結部とが締結されることにより腕輪として携行することができ、
前記第1の締結部と前記第2の締結部とが締結解除された状態で文字情報入力モードが選択された際、前記第1の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第2の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第3の筺体の表示一体型タッチパネル装置と前記第4の筺体の表示一体型タッチパネル装置とを用いることにより、前記文字情報入力モードに必要な全ての入力キーが前記操作者の指の大きさに適応した大きさで表示され、当該文字情報入力モードの文字情報が入力されることを特徴とする携帯電話機。
【請求項7】
前記複数の表示面と反対側の背面に装飾が施されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の携帯電話機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−42470(P2013−42470A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−187947(P2011−187947)
【出願日】平成23年8月15日(2011.8.15)
【出願人】(506296592)
【Fターム(参考)】