説明

操作ボタンを備えた電子機器

【課題】操作ボタンの後方に配置されるスイッチなどの部品を操作ボタンの後部に近づけた状態で配置させ、電子機器内のスペースの小型化を図った操作ボタンを備えた電子機器を提供する。
【解決手段】直接触れて操作を行うボタン部10と、ボタン部10を取り付けキャビネット2内部の回路基板5に配置したスイッチ4を押圧してオン/オフを行うボタンフレーム20とを別部材として構成した操作ボタン15を備え、キャビネット2の孔部3からボタン部10を突出させた状態で配置する。ボタンフレーム20の前面側に設けた係止フック25でボタン部10を係止させ、ボタン部10とボタンフレーム20とを一体的に設けた際、ボタンフレーム20の背面側に係止フック25が配置されることがない為、ボタンフレーム20の後部に空間部を確保することが可能となり、ボタンフレーム20の後部20Aにスイッチ4などを近づけた状態で配置することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、押しボタン式の操作ボタンを備えた電子機器に関し、特にテレビジョン受像機などの電子機器の操作ボタンの操作時に、この操作ボタンの動作によりスイッチのオン/オフ操作がなされる操作ボタンを備えた電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、押しボタン式の操作ボタンを電子機器の前面などに突出して配置させ、操作ボタンを押圧して操作することにより、電源のオン/オフ操作を行うことができる電子機器が一般的に利用されている。こうした従来技術として、特許文献1には、機器内に固定されたケース部の係止穴に、押しボタン本体部の両端部から後方に延設され突出された爪部を係止させることによりケース部に押しボタン本体部を取り付け、指でボタン本体部の前部を押して可動させ、押しボタン本体部の後部であってケース部の貫通孔に挿入された押し棒により機器内のケース部の後ろに配置されたスイッチが押されて操作される押しボタンが提案されている。
【0003】
【特許文献1】特開平10−12083号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1においては、ケース部に押しボタン本体部を取り付ける為の爪部がケース部側である後方に突出していることから、ケース部に押しボタン本体部を取り付けた状態においては、ケース部の後方に爪部の先端が突出してしまうので、ケース部の後部に極めて近接させた状態で、スイッチなどの部品や部材を配置するには好ましい構造ではなかった。しかも、押しボタン本体部の形状は複雑であり、例えば押しボタン本体部の表面にメッキ処理などを行う際には爪部に掛からないようマスキングなどが必要となり、又、その形状そのものが複雑であることからメッキ処理自体も難しくなってしまう。さらに、爪部がケース部の後側に突出することにより、ボタン本体部にメッキ処理すると共に、ケース部の後側に基板が配置されている構造では、この基板と爪部とを離して沿面距離をかせぐ必要がある。
【0005】
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、操作ボタンの後方に配置されるスイッチなどの部品を操作ボタンの後部に近づけた状態で配置させ、電子機器内のスペースの小型化を図った操作ボタンを備えた電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1の操作ボタンを備えた電子機器は、直接触れて操作を行うボタン部と、このボタン部を取り付け電子機器内部の基板に配置したスイッチを押圧してオン/オフを行うボタンフレームとを別部材として構成した操作ボタンを備えた電子機器において、この電子機器のキャビネットに形成された孔部から前記ボタン部を突出させた状態で配置させ、前記ボタンフレームの前面側に係止手段を設け、この係止手段により前記ボタン部を係止させ、前記ボタン部と前記ボタンフレームとを一体的に設けたことを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項2の操作ボタンを備えた電子機器は、請求項1記載の操作ボタンを備えた電子機器において、前記係止手段は、鉤状の係止フックであることを特徴とする。
【0008】
請求項1又は2の構成により、ボタンフレームの前面側の係止爪などの係止手段によりボタンフレームにボタン部の取り付けを行うことにより、ボタン部をボタンフレームに取り付けた状態では、ボタンフレームの背面側に係止手段が配置されることがない為、ボタンフレームの後部に空間部を確保することが可能となり、ボタンフレームの後部にスイッチを近づけた状態でスイッチなどを配置することができる。
【0009】
本発明の請求項3の操作ボタンを備えた電子機器は、請求項1又は2記載の操作ボタンを備えた電子機器において、前記ボタン部の表面に導電性を有する被覆層を備え、前記ボタンフレームの材質を導電性を有さない樹脂製にしたことを特徴とする。
【0010】
請求項3の構成により、表面に導電性を有する被覆層を備えたボタン部を樹脂製のボタンフレームに取り付けた状態において、ボタン部に帯電された静電気を導電性を有さないボタンフレームにより遮断することができるので、ボタンフレームの背面側にスイッチを配置したとしても、ボタン部からスイッチを介して基板への静電気によるショートを防止することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の請求項1又は2の操作ボタンを備えた電子機器によれば、直接触れて操作を行うボタン部と、このボタン部を取り付け電子機器内部の基板に配置したスイッチを押圧してオン/オフを行うボタンフレームとを別部材として構成した操作ボタンを備えた電子機器において、この電子機器のキャビネットに形成された孔部から前記ボタン部を突出させた状態で配置させ、前記ボタンフレームの前面側に鉤状の係止フックなどの係止手段を設け、この係止手段により前記ボタン部を係止させ、前記ボタン部と前記ボタンフレームとを一体的に設けたので、ボタン部をボタンフレームに取り付けた際に、ボタンフレームの後部に空間部を確保することが可能となり、ボタンフレームの背面側に係止フックの先端部等が突出することがない為、ボタンフレームの後部にスイッチなどを近づけた状態で配置することができ、結果的に、ボタンフレームとスイッチなどを配置した回路基板との間隔を小さくして配置することができるので、ボタンフレームと基板との間隔を小さくすることが可能になることで電子機器全体の小型化を図ることが可能となる。
【0012】
本発明の請求項3の操作ボタンを備えた電子機器によれば、請求項1又は2記載の操作ボタンを備えた電子機器において、前記ボタン部の表面に導電性を有する被覆層を備え、前記ボタンフレームの材質を導電性を有さない樹脂製にしたものであり、ボタン部に帯電された静電気を導電性を有さないボタンフレームにより遮断することができるので、ボタンフレームの背面側にスイッチを配置したとしても、ボタン部からスイッチを介して基板への静電気によるショートを防止することができ、電子機器が故障することを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図1〜図18に基づき以下に説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反しない範囲で、実施例において説明した以外の構成のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
【実施例1】
【0014】
図1は本実施例における電子機器を示す斜視図、図2は電子機器に備えられたボタン部とボタンフレームとからなる操作ボタンの分解斜視図、図3はボタン部とボタンフレームとを一体的に設けた状態を示す斜視図、図4はボタン部の側面図、図5はボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す側面図、図6はボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す断面図である。
【0015】
図1に示す電子機器は前後方向の長さが薄型化されたテレビジョン受像機1であり、このテレビジョン受像機1のキャビネット2に形成された孔部3には、図5及び図6に示すように、ユーザーなどがテレビジョン受像機1の操作を行う時に直接触れて操作を行う為のボタン部10が挿入されキャビネット2から外側に突出して配置され、キャビネット2に形成されたボス部2Aに図示しない複数の電子部品の配置される回路基板5がネジ止め固定され、この回路基板5上に押圧されて電源のオン/オフなどの操作のされる押しボタン式のスイッチ4が配置されている。
【0016】
前記ボタン部10は、図2〜図4に示すように、少なくともベースとなるボタン基部11と、ボタン基部11より前側に突出した操作部突起12と、ボタン基部11の後部の位置決め突起13とが一体に構成され、ボタン部10の表面は、金属又は金属合金等の導電性を有する被覆層を備え、より詳しくは、ボタン部10の表面はメッキ処理がなされている。
【0017】
20はボタン部10の取り付けられる導電性を有さない樹脂製のボタンフレームであり、このボタンフレーム20は、このボタンフレーム20のベースとなる基部21の下方に設けられた孔部22をキャビネット2に形成された突起23に挿嵌して取り付けられている。また、28はボタンフレーム20の下方に設けられている薄肉のヒンジ部であり、図5に示す状態において、操作ボタン15を操作すると、ボタンフレーム20の上部に形成した基部21が、ヒンジ部28によりボタンフレーム20の下部の取り付け部29を支点として傾動されるようになっており、すなわち、ユーザーが操作ボタン15のボタン部10を水平方向に押すことにより操作した際に、スイッチ4の先端と接触されるボタンフレームの後部20Aが、ヒンジ部28の撓みによってスイッチ4の操作方向側(図5に示す右側)に傾動され、スイッチ4の先端を押圧してスイッチ4のオン/オフを行うよう構成されている。
【0018】
また、前記基部21の両側端より前側に延設された延設部24の先端には、係止手段としての係止フック25が設けられている。そして、ボタン部10の後部に設けられた位置決め突起13がボタンフレーム20の基部21に形成された貫通孔26Aに嵌合され、ボタン部10とボタンフレーム20とにより構成される操作ボタン15は一体になるようになっている。なお、本実施例においては、ボタン部10の位置決め突起13とボタンフレーム20の基部21の貫通孔26Aとが嵌合される嵌合部を有することで、ボタン部10とボタンフレーム20とが所定の位置に位置決めされるように構成されているが、特にこういった構成に限定するものではなく、ボタン部10とボタンフレーム20とが相互に位置決めできる構成であれば、ボタン部10に貫通孔26Aを設け、ボタンフレーム20に位置決め突起13を設けたり、或いは、貫通孔26Aの代わりに基部21の前後を貫通していない単なる凹部26を形成するなど種々の変形実施が可能である。なお、前述した延設部24は、ボタンフレーム20にボタン部10を取り付ける際に係止フック25をボタン基部11に係止し易くなるように、延設部24が簡単に撓むよう屈曲した形状となっていて、延設部24の復元力を利用してボタン部10を確実に保持することができる。
【0019】
以上のように上記構成によれば、テレビジョン受像機1は、直接触れて操作を行うボタン部10と、ボタン部10を取り付けテレビジョン受像機1のキャビネット2内部の回路基板5に配置したスイッチ4を押圧してオン及び/又はオフを行うボタンフレーム20とを別部材として操作ボタン15を構成し、テレビジョン受像機1のキャビネット2に形成された孔部3から前記ボタン部10の操作部突起12を外部に突出させた状態で配置させ、ボタンフレーム20の前面側に鉤状の係合フック25などの係止手段を設け、ボタンフレーム20の係止フック25によりボタン部10のボタン基部11を係止させ、ボタン部10とボタンフレーム20とを一体的に設けたものである。
【0020】
係止フック25などの係止手段によりボタンフレーム20にボタン部10の取り付けを行うことができ、ボタン部10をボタンフレーム20に取り付けた状態では、このボタンフレーム20の背面側に係止手段である係止フック25が配置されることがない為、キャビネット2内のボタンフレーム20の後部に空間部を確保することが可能となり、ボタンフレーム20の背面側に係止フック25の先端部等が突出することがない為、ボタンフレーム20の後部20Aにスイッチ4などを近づけた状態で配置することができ、結果的に、ボタンフレーム20とスイッチ4などの部品を配置した回路基板5との間隔を小さくして配置することができるので、ボタンフレーム20と回路基板5との間隔を小さくすることが可能になることで電子機器たるテレビジョン受像機1の小型化を図ることが可能となる。
【0021】
さらに、ボタン部10の表面は導電性を有する被覆層を備え、ボタンフレーム20の材質が導電性を有さない樹脂製であるので、表面を導電性を有する被覆層を備えたボタン部10を樹脂製のボタンフレーム20に取り付けた状態において、ボタン部10が静電気などにより帯電状態であったとしても、ボタン部10に帯電された静電気を、導電性を有さないボタンフレーム20により遮断することができるので、ボタンフレーム20の背面側にスイッチ4などを近づけて配置したとしても、ボタン部10からスイッチ4を介してスイッチ4の配置された回路基板5への静電気によるショートを防止することができる。なお、本実施例におけるボタン部10の表面は、導電性を有する被覆層として、その表面がメッキ処理されているが、特にこれに限定するものではなく、樹脂製のボタン部10に金属キャップを覆って設けたり、ボタン部10のそのものの材質を金属合金にするなど種々の変形実施も可能である。
【0022】
さらに、ボタンフレーム20とボタン部10とを一体的に取り付ける時は、係止フック25をボタン基部11に接触させボタンフレーム20の延設部24を撓ませながら変形させ係止フック25を係止させるので、ボタン部10の表面が金属又は金属合金等の導電性の被覆層を備えていることにより、係止フック25とボタン部10との接触部の摩擦係数が、樹脂製同士の部材の接触よりも小さくすることが可能となるので、スムーズにボタンフレーム20にボタン部10を取り付けることができ、こういった取り付け中に係止フック25や延設部24の一部に力が集中して加わることを軽減でき、係止フック25や延設部24が折れて破損してしまう危険性を回避することが可能となる。
【実施例2】
【0023】
図7〜図10は本発明の実施例2を示したものであり、図7は電子機器に備えられたボタン部とボタンフレームとからなる操作ボタンの分解斜視図、図8はボタン部とボタンフレームとを一体的に設けた状態を示す斜視図、図9はボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す側面図、図10はボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す断面図であり、図7〜図10に基づいて以下に説明する。なお、前述した実施例1と同一部分には同一符号を付しその詳細な説明を省略する。本実施例においては、実施例1の延設部24と延設部34の形状のみが異なっており、延設部24の形状と異なる本実施例の延設部34は、図7及び図8に示すように、ボタンフレーム20の基部21からボタン部10側に向かって直線状に延設部34が形成されているので、図9及び図10に示すように、スイッチ4と接触される後部20Aより後ろ側に延設部34の一部が突出して配置されることがないようになっており、操作ボタン15の後部全体が平面状に形成されている。すなわち、この操作ボタンの後部全体に臨む何れの位置であっても、スイッチ4を近づけた状態で配置することができるので設計上の自由度を向上することができる。
【実施例3】
【0024】
図11〜図14は本発明の実施例3を示したものであり、図11は電子機器に備えられたボタン部とボタンフレームとからなる操作ボタンの分解斜視図、図12はボタン部とボタンフレームとを一体的に設けた状態を示す斜視図、図13はボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す側面図、図14はボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す断面図であり、図11〜図14に基づいて以下に説明する。なお、前述した実施例1乃至実施例2と同一部分には同一符号を付しその詳細な説明を省略する。本実施例においては、係止手段としての係止フック25の代わりとして、ボタンフレーム20の前面側に下方から立設したガイドリブ45を設け、且つ、ボタン部10のボタン基部11の両側から前方に突設されたガイド突起44を形成して、ボタンフレーム20の上方より、図11に示す矢印方向にボタン部10をスライドさせ、ガイドリブ45とボタンフレーム20の基部21との間に係止させ、ボタンフレーム20とボタン部10とが、一体的になる構造となっている。なお、本実施例においては、図11及び図14に示すように、位置決め突起13には傾斜部13Aが形成されているので、ガイドリブ45と基部21との間にボタン基部11をスムーズにスライドさせ取り付けることができる。
【実施例4】
【0025】
図15〜図18は本発明の実施例4を示したものであり、図15は電子機器に備えられたボタン部とボタンフレームとからなる操作ボタンの分解斜視図、図16はボタン部とボタンフレームとを一体的に設けた状態を示す斜視図、図17はボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す側面図、図18はボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す断面図であり、図15〜図18に基づいて以下に説明する。なお、前述した実施例2などと同一部分には同一符号を付しその詳細な説明を省略する。本実施例においては、実施例2におけるボタンフレーム20の形状とほぼ同一であるが、図15及び図18に示すように、位置決め突起13及び貫通孔26Aは設けられてなく、ボタン基部11の両側部に係止凹部50を形成し、この係止凹部50に係止フック25を係止することで、ボタン部10とボタンフレーム20との位置決めを行うと共に、ボタンフレーム20とボタン部10とが、互いに一体的になる構造となっており、実施例2の延設部34の前後方向の長さよりその長さ方向の寸法を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】実施例1における電子機器を示す斜視図である。
【図2】同上、電子機器に備えられたボタン部とボタンフレームとからなる操作ボタンの分解斜視図である。
【図3】同上、ボタン部とボタンフレームとを一体的に設けた状態を示す斜視図である。
【図4】同上、ボタン部の側面図である。
【図5】同上、ボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す側面図である。
【図6】同上、ボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す断面図である。
【図7】実施例2における電子機器に備えられたボタン部とボタンフレームとからなる操作ボタンの分解斜視図である。
【図8】同上、ボタン部とボタンフレームとを一体的に設けた状態を示す斜視図である。
【図9】同上、ボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す側面図である。
【図10】同上、ボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す断面図である。
【図11】実施例3における電子機器に備えられたボタン部とボタンフレームとからなる操作ボタンの分解斜視図である。
【図12】同上、ボタン部とボタンフレームとを一体的に設けた状態を示す斜視図である。
【図13】同上、ボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す側面図である。
【図14】同上、ボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す断面図である。
【図15】実施例3における電子機器に備えられたボタン部とボタンフレームとからなる操作ボタンの分解斜視図である。
【図16】同上、ボタン部とボタンフレームとを一体的に設けた状態を示す斜視図である。
【図17】同上、ボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す側面図である。
【図18】同上、ボタン部を取り付けたボタンフレームを電子機器のキャビネットに取り付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0027】
1 テレビジョン受像機(電子機器)
2 キャビネット
3 孔部
4 スイッチ
5 回路基板(基板)
10 ボタン部
15 操作ボタン
20 ボタンフレーム
25 係止フック(係止手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直接触れて操作を行うボタン部と、このボタン部を取り付け電子機器内部の基板に配置したスイッチを押圧してオン/オフを行うボタンフレームとを別部材として構成した操作ボタンを備えた電子機器において、この電子機器のキャビネットに形成された孔部から前記ボタン部を突出させた状態で配置させ、前記ボタンフレームの前面側に係止手段を設け、この係止手段により前記ボタン部を係止させ、前記ボタン部と前記ボタンフレームとを一体的に設けたことを特徴とする操作ボタンを備えた電子機器。
【請求項2】
前記係止手段は、鉤状の係止フックであることを特徴とする請求項1記載の操作ボタンを備えた電子機器。
【請求項3】
前記ボタン部の表面に導電性を有する被覆層を備え、前記ボタンフレームの材質を導電性を有さない樹脂製にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の操作ボタンを備えた電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2006−156244(P2006−156244A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−347492(P2004−347492)
【出願日】平成16年11月30日(2004.11.30)
【出願人】(390001959)オリオン電機株式会社 (427)
【Fターム(参考)】