説明

操作装置、画像処理装置、及び、表示方法

【課題】操作性及び視認性に優れる操作装置を提供する。
【解決手段】
タッチパネルディスプレイ130は、仮想キーを含むコピーモード基本画面を表示する表示パネル132と、仮想キーに対する入力操作を受付けるタッチパネル134と、を含む。コピーモード基本画面には、仮想キーとして、コピー部数を入力するための仮想テンキー群が表示される。タッチパネルディスプレイ130は、原稿読取部102によって画像データが入力される際に、コピーモード基本画面に対し、画像データに基づくプレビュー画像を、仮想テンキー群に対して優先して表示させるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作装置、画像処理装置、及び、表示方法に関し、特には、表示の切替えを行なう技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、タッチパネルが搭載される表示装置の画面に、ソフトウェアキーである仮想テンキーを表示し、操作可能とする技術が知られている。
【0003】
例えば、後掲の特許文献1には、モード選択キーにより簡単操作モードを選択した場合に、タッチパネルに対し、簡単操作モードでの操作に利用される、第2のスタートキー、設定キー、及びテンキー等の各種ソフトキーを含む操作画面を表示させる画像処理装置が開示されている。また後掲の特許文献2には、ユーザによって操作される際にユーザの挙動を検出し、検出結果に基づいて、表示操作部に表示される表示部、テンキー、及びスタートキー等の配置を切替える画像形成装置が開示されている。
【0004】
さらに、従来、表示装置の画面にプレビュー画像を表示し、仕上がり状態の確認、及び画像処理に対する指示を可能とする技術が知られている。
【0005】
例えば、特許文献3には、複数のプレビュー画像のうちの一部を強調表示するための条件である強調条件を取得し、取得された強調条件に従って、複数のプレビュー画像のうちの強調条件に合致するプレビュー画像を強調表示する画像処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−177526号公報
【特許文献2】特開2003−131528号公報
【特許文献3】特開2008−203439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1〜3に開示される技術では、プレビュー画像と仮想テンキーとの表示切替えを行なう技術については全く考慮されていない。そのため、プレビュー画像の確認及び仮想テンキーに対する入力操作を所望するユーザに対して、操作性及び視認性に優れる操作装置を提供することはできない。
【0008】
本発明の目的は、操作性及び視認性に優れる操作装置、画像処理装置、及び、表示方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の局面に係る操作装置は、画像データを入力する画像入力手段と、入力された画像データを出力する出力手段と、を含む画像処理装置に備えられる操作装置である。この操作装置は、仮想キーを表示する表示領域を含む表示手段と、仮想キーに対する入力操作を受付ける第1の入力受付手段と、を含む。表示領域には、仮想キーとして、出力手段による出力に関する設定値を入力するためのテンキーが表示される。操作装置はさらに、画像入力手段によって画像データが入力される際に、表示手段に対し、画像データに基づく画像を、テンキーに対して優先して表示させる第1の表示制御手段を含む。
【0010】
このように、画像データの入力待機時には、表示領域には、出力手段による出力に関する設定値を入力するためのテンキーが表示されるので、ユーザは、画像データの入力待機時には、テンキーの表示を要求することなく、テンキーに対する通常の入力操作を行なうことができる。したがって、ユーザの操作性に優れる操作装置を得ることができる。
【0011】
また、画像データが入力される際、すなわち、ユーザが画像の内容の確認を所望する可能性が高い場合には、表示手段には、画像データに基づく画像が、テンキーに対して優先して表示される。したがって、ユーザの視認性に優れる操作装置を得ることができる。
【0012】
好ましくは、操作装置はさらに、画像入力手段によって画像データが入力される際に、表示領域に対し、テンキーを画像に対して優先して表示することを要求するための要求キーを、テンキーに代えて表示させる要求キー表示手段を含む。これによって、画像データが入力される際には、テンキーの表示が終了されるので、ユーザは、画像の内容をより一層容易に確認することができる。また、ユーザは、出力に関する設定値の入力を所望する場合には、要求キーに対する入力操作を行なうことで、テンキーを画像に対して優先して表示させることができる。したがって、ユーザの操作性がより一層向上する。
【0013】
より好ましくは、表示手段は、出力手段による出力に関する設定値を表示する設定値表示領域をさらに含み、要求キー表示手段は、要求キーを、設定値表示領域の近傍に表示させる。これによって、要求キーの機能がより理解され易くなるとともに、ユーザは、出力に関する設定値の入力を所望する場合に、要求キーの位置を容易に探し出すことができるので、要求キーに対する入力操作をより一層容易に行なうことができるようになる。したがって、ユーザの操作性がさらに向上する。
【0014】
さらに好ましくは、操作装置はさらに、テンキーを画像に対して優先して表示することを要求する指示を受付ける指示受付手段と、指示受付手段が指示を受付けたことに応答して、表示手段に対し、画像の少なくとも一部が表示されるように、テンキーを、画像の前面に重ねて表示させる第2の表示制御手段と、を含む。これによって、テンキーが画像の前面に表示された場合であっても、ユーザは、画像の内容の一部を確認することができるので、どの画像に対して出力に対する設定を行なうのかを理解して、設定値の入力を行なうことができる。したがって、戸惑うことなく安心して画像に対する設定を行なうことができる。
【0015】
さらに好ましくは、テンキーは、透過性画像である。これによって、テンキーが画像の前面に表示された場合であっても、ユーザは、画像の内容を容易に確認することができる。その結果、どの画像に対して出力に対する設定を行なうのかをより一層容易に理解して、設定値の入力を行なうことができる。したがって、戸惑うことなく安心して画像に対する設定を行なうことができる。
【0016】
さらに好ましくは、操作装置はさらに、画像に対する入力操作を受付ける第2の入力受付手段と、第2の入力受付手段が入力操作を受付けたことに応答して、表示領域に対し、テンキーを画像に対して優先して表示することを要求するための要求キーを、テンキーに代えて表示させる要求キー表示手段を含む。これによって、ユーザは、画像の内容の確認を所望する場合には、少なくとも一部が表示される画像に対する入力操作を行なうことで、テンキーの表示を終了させることができる。その結果、ユーザは、容易に、画像の内容を確認することができる。さらに、ユーザは、出力に関する設定値の入力を所望する場合には、要求キーに対する入力操作を行なうことで、容易に、テンキーを画像に対して優先して表示させることができる。したがって、ユーザの操作性がより一層向上する。
【0017】
さらに好ましくは、操作装置はさらに、テンキーに対する入力操作がなされない状態で予め定める所定時間が経過したことに応答して、表示手段に対し、テンキーを画像に対して優先して表示することを要求するための要求キーを、テンキーに代えて表示させる要求キー表示手段を含む。これによって、ユーザが出力に関する設定値の入力を所望していない場合には、テンキーの表示が自動的に終了されるので、ユーザは、画像の内容を確認し易くなる。その結果、ユーザの利便性がより一層向上する。
【0018】
さらに好ましくは、表示領域には、仮想キーとして、出力手段による出力の開始を要求するための開始キーが常に表示される。これによって、ユーザは、開始キーに対する入力操作を行なうことで、表示手段がどのような表示状態である場合においても、即座に出力手段による出力を実行させることができる。したがって、ユーザの利便性がさらに向上する。
【0019】
さらに好ましくは、操作装置はさらに、開始キーに対する入力操作を受付ける開始指示受付手段と、開始指示受付手段が入力操作を受付けたことに応答して、表示手段の表示状態を、画像入力手段によって画像データが入力される前の状態に戻す復帰手段と、を含む。これによって、出力手段による画像データの出力の終了時には、表示領域にテンキーが表示された状態となる。これによって、ユーザは、画像データの入力待機時には、テンキーの表示を要求することなく、テンキーに対する通常の入力操作を行なうことができる。その結果、ユーザの操作性がさらに向上する。
【0020】
本発明の第2の局面に係る画像処理装置は、上記操作装置と、画像データを入力する上記画像入力手段と、入力された画像データを出力する上記出力手段と、を含む画像処理装置である。このように、画像処理装置は、上記した操作性及び視認性に優れる操作装置を備えるので、ユーザの操作ミスに起因する出力手段の出力ミス等を低減することができる。したがって、ユーザの利便性の高い画像処理装置を得ることができる。
【0021】
本発明の第3の局面に係る表示方法は、画像データを入力する画像入力手段と、入力された画像データを出力する出力手段と、を含む画像処理装置に備えられ、仮想キーを表示する表示領域を含む表示手段と、仮想キーに対する入力操作を受付ける入力受付手段と、を含む操作装置における表示方法である。この表示方法は、表示領域に対し、仮想キーとして、出力手段による出力に関する設定値を入力するためのテンキーを表示するステップと、画像入力手段によって画像データが入力される際に、表示手段に対し、画像データに基づく画像を、テンキーに対して優先して表示させるステップと、を含む。
【0022】
このように、画像データの入力待機時には、表示領域には、出力手段による出力に関する設定値を入力するためのテンキーが表示されるので、ユーザは、画像データの入力待機時には、テンキーの表示を要求することなく、テンキーに対する通常の入力操作を行なうことができる。したがって、ユーザの操作性に優れる操作装置を得ることができる。
【0023】
また、画像データが入力される際、すなわち、ユーザが画像の内容の確認を所望する可能性が高い場合には、表示手段には、画像データに基づく画像が、テンキーに対して優先して表示される。したがって、ユーザの視認性に優れる操作装置を得ることができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、画像データの入力待機時には、表示領域には、出力手段による出力に関する設定値を入力するためのテンキーが表示されるので、ユーザは、画像データの入力待機時には、テンキーの表示を要求することなく、テンキーに対する通常の入力操作を行なうことができる。したがって、ユーザの操作性に優れる操作装置を得ることができる。
【0025】
また、画像データが入力される際、すなわち、ユーザが画像の内容の確認を所望する可能性が高い場合には、表示手段には、画像データに基づく画像が、テンキーに対して優先して表示される。したがって、ユーザの視認性に優れる操作装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の外観構成を示す図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の内部構成を簡略化して示す図である。
【図3】図1に示す画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】各種動作モードの基本画面の基本レイアウト構成を示す図である。
【図5】初期画面としてのコピーモード基本画面の一例を示す図である。
【図6】初期画面としてのFAXモード基本画面の一例を示す図である。
【図7】コピーモード処理を実現するためのコンピュータプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。
【図8】コピーモード処理を実現するためのコンピュータプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。
【図9】FAXモード処理を実現するためのコンピュータプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。
【図10】FAXモード処理を実現するためのコンピュータプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。
【図11】スキャンイン処理を終了したときのコピーモード基本画面の状態を示す図である。
【図12】テンキーアイコンがタッチされたときのコピーモード基本画面の状態を示す図である。
【図13】プレビュー画像がタッチされたときのコピーモード基本画面の状態を示す図である。
【図14】スキャンイン処理を終了したときのFAXモード基本画面の状態を示す図である。
【図15】タブキーに対するジェスチャー操作が行なわれたときのFAXモード基本画面の状態を示す図である。
【図16】番号表示領域がタッチされたときのFAXモード基本画面の状態を示す図である。
【図17】プレビュー画像がタッチされたときのFAXモード基本画面の状態を示す図である。
【図18】透過型の仮想テンキー群の一例を示す図である。
【図19】要求キーとして、機能選択領域に表示される設定キーが使用される場合のコピーモード基本画面の一例を示す図である。
【図20】初期画面としてのコピーモード基本画面の一例を示す図である。
【図21】図19に示す要求キーとしての設定キーがタッチされた場合のコピーモード基本画面の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下の説明及び図面においては、同一の部品には同一の参照符号及び名称を付してある。それらの機能も同様である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0028】
[画像形成装置100]
図1〜図3を参照して、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置100は、スキャナ機能、コピー機能、及び、ファクシミリ(以下「FAX」と記す。)機能等を備えるMFP(Multifunction Printer)である。画像形成装置100は、ユーザによって、コピーモード及びFAXモード等の動作モードのうちのいずれかが設定されることで、設定された動作モードに対応する処理を実行する。
【0029】
〈ハードウェア構成〉
[画像形成装置100の操作ユニット120]
図1及び図3を参照して、画像形成装置100は、操作ユニット120を含む。操作ユニット120は、画像形成装置100の上部正面側に、ユーザが目視しやすいように傾斜して設けられる板状の操作パネルである。操作ユニット120は、操作ユニット120の表面の中央部から左側領域にかけて配置されるタッチパネルディスプレイ130と、操作ユニット120の表面の右側領域に配置される表示操作部140と、を含む。タッチパネルディスプレイ130と表示操作部140とは一つの筐体に保持され、操作ユニット120は全体として一体となるように構成される。操作ユニット120は、入出力インターフェイス(図示せず。)を介して、後述するCPU300と通信を行なう。
【0030】
タッチパネルディスプレイ130は、表示パネル132と、タッチパネル134とが重ねて構成されるタッチパネル一体型液晶表示装置である。表示パネル132には、画像形成装置100が実行可能な複数の動作モードから所望の動作モードを選択するためのホーム画面(図示せず。)、及び、各種動作モードにおける各種機能及びパラメータの設定等を行なうための基本画面等が表示される。表示パネル132の表示動作はCPU300によって制御される。表示パネル132に表示される画面にはソフトウェアキーが表示される。このソフトウェアキーをユーザが指で押下すると、タッチパネル134がその押下された位置を検出する。CPU300は、プログラム上でソフトウェアキーの表示位置とタッチパネルが押された位置とを照合し、その照合結果に基づいて、動作モードの選択、各種機能及びパラメータの設定、並びに動作指示等を行なう。タッチパネルディスプレイ130のサイズ及び形状としては、特に限定されないが、例えば、1024ピクセル×600ピクセルの横長の長方形状のもの等を使用できる。
【0031】
表示操作部140は、表示灯142、並びに、電源キー144、省エネルギーキー(以下「省エネキー」と記す。)146、及びホームキー148等の各種ハードウェアキーを含む。表示灯142は、例えばLED(Light Emitting Diode)を備え、CPU300によって、点灯又は消灯(点滅)するように制御される。表示灯142は、通常時には消灯された状態であり、通常モードから省エネモードへの移行時等において、モードの移行に連動して点滅する。ここで、通常モードとは、主電源がオンの状態であって、全ての動作モードが実行可能な状態のことである。省エネモードとは、主電源がオンの状態であって、一部の動作モードのみが実行可能な状態のことである。
【0032】
電源キー144は、省エネモード等から通常モードへの移行指示を行なうためのキーである。なお、主電源は、主電源スイッチ(図示せず。)によってオン・オフされる。
【0033】
省エネキー146は、通常モードから省エネモードへの移行指示又は省エネモードから通常モードへの移行指示を行なうためのキーである。なお、省エネモードへの移行は、省エネキー146が押下された場合だけでなく、ユーザによる操作がない状態で予め定める所定時間が経過した場合においても実行される。
【0034】
ホームキー148は、ホーム画面(図示せず。)への移行指示を行なうためのキーである。例えば、ユーザによってホームキー148が押下されると、表示パネル132には、コピーモードを選択するためのソフトウェアキーであるアイコン、及び、FAXモードを選択するためのソフトウェアキーであるアイコン等を含むホーム画面が表示される。
【0035】
ホーム画面に表示される上記アイコンに対するユーザの選択操作によって、コピーモード及びFAXモード等の動作モードのうちのいずれかが選択されると、表示パネル132には、初期画面として、選択された動作モードの基本画面が表示される。上記した選択操作とは、当該分野において一般的に使用される操作であれば特に限定されないが、例えば、タッチ操作(ユーザによる押下位置に基づく入力操作)及び、ジェスチャー操作(ユーザによる操作軌跡に基づく入力操作)等がある。
【0036】
図4を参照して、各種動作モードの基本画面は、システム領域1000、機能設定/確認領域(以下「機能選択領域」と記す。)2000、プレビュー領域3000、アクションパネル領域4000、及び、タクストリガー領域5000を含む5つの領域からなる。これらの5つの領域は、基本レイアウトに従って以下のように配置される。すなわち、システム領域1000は基本画面の最上部に配置される。プレビュー領域3000は基本画面の中央部に配置される。機能選択領域2000は、基本画面においてプレビュー領域3000に対して左側に配置される。アクションパネル領域4000は、基本画面においてプレビュー領域3000に対して右側上部に配置される。タクストリガー領域5000は、基本画面においてプレビュー領域3000に対して右側下部に配置される。上記した各種動作モードの基本画面を構成する5つの領域及び基本レイアウトは、全ての動作モードにおいて共通する。
【0037】
以下、上記した各種動作モードの基本画面の一例として、初期画面として表示される、コピーモードの基本画面及びFAXモードの基本画面について説明する。
【0038】
[コピーモード基本画面7100]
図5を参照して、コピーモード基本画面7100のシステム領域1000には、コピーモードであることを示す「コピー」という文字列1102、及び、ログアウトを実行するためのログアウトキー1104等が表示される。このログアウトキー1104には、ログイン中のユーザ名が表示される。システム領域1000にはさらに、現在のジョブ状況を示す領域1106が設けられ、この領域1106には、例えば、現在コピー処理を実行中であることを示すアイコン及び現在処理を停止中であることを示すアイコン(以上いずれも図示せず。)等が表示される。
【0039】
コピーモード基本画面7100の機能選択領域2000には、コピーモードに関する各種機能及びパラメータ等の条件の設定変更を行なうための各種設定キーが表示される。本実施の形態では、各種設定キーとして、カラーモードを切替えるためのキー2102、コピー濃度を変更するためのキー2104、コピー倍率を変更するためのキー2106、原稿のサイズ等を変更するためのキー2108、使用する記録用紙のサイズ等を変更するためのキー2110、両面コピー機能を設定するためのキー2112、及び、ステープル機能を設定するためのキー2114が表示される。ユーザによってキー2102〜2114のいずれかがタッチされた場合には、表示パネル132には、押下されたキーに対応する設定画面(例えば、濃度設定画面、倍率設定画面、及び原稿設定画面等)が表示される。
【0040】
機能選択領域2000における上記した各種設定キー2102〜2114の上方には、ユーザによって入力されたコピー部数を表示するための領域2116が設けられる。この領域2116には、「部数」という文字列、及び、コピー部数を表す数値が表示される。本実施の形態において、コピー部数を示す数値は4桁まで入力することができ、初期設定の状態では「0」が表示される。機能選択領域2000における上記した各種設定キー2102〜2114の下方には、各種設定キー2102〜2114の表示スタイルを変更するための変更キー2012〜2016が表示される。変更キー2012は、予め「お気に入り」登録された機能に関する設定キーのみを表示させるためのキーである。変更キー2014は、設定変更された機能に関する設定キーのみを表示させるためのキーである。変更キー2016は、対応する動作モードにおいて、設定変更可能な全ての機能に関する設定キーを表示させるためのキーである。本実施の形態では、変更キー2016が選択され、機能選択領域2000には、コピーモードにおいて設定変更可能な全ての機能に関する設定キーが表示されるものとする。
【0041】
なお、機能選択領域2000において、表示対象の全ての設定キーを表示しきれない場合には、各種設定キーは上下方向にスクロール可能に表示される。このとき、変更キー2012〜2016の表示位置は固定されたままである。ユーザは、タッチ操作(スクロール操作)又はジェスチャー操作(上下方向のフリック操作)によって、各種設定キーの表示部分を上下方向に切替えることができる。
【0042】
コピーモード基本画面7100のプレビュー領域3000には、コピー部数等を入力するための仮想テンキー群3102が表示される。仮想テンキー群3102は、0〜9までの数字キー、及びクリア(C)キーを含む。仮想テンキー群3102は、常に、ウィンドウである背景領域3103内に表示される。本実施の形態において、背景領域3103は不透明である。ユーザは、背景領域3103内に表示される閉じるキー3101をタッチすることによって、背景領域3103を閉じることができる。以下、本明細書において、背景領域3103が閉じられることを、仮想テンキー群3102の表示が終了されると記す場合がある。プレビュー領域3000における仮想テンキー群3102の下方には、画像形成装置100全体の現在の状況を示すミミック画像3104が表示される。ユーザは、このミミック画像3104に対してタッチ操作を行なうことで、表示パネル132に対し、用紙設定画面を表示させることができる。
【0043】
コピーモード基本画面7100のアクションパネル領域4000には、コピーモードにおけるおすすめ機能を実行するための各種実行キーが表示される。ここで、おすすめ機能とは、ユーザによって選択された機能と過去に組合せて選択されたことのある機能のことを示す。本実施の形態では、上記各種実行キーとして、使用する記録用紙に合わせてコピー倍率を自動的に選択するためのキー4102、現在の設定条件(ジョブプログラム)の登録を実行するためのキー4104、画像データのファイリングを実行するためのキー4106、コピー処理と同時に画像データの送信を実行するためのキー4108、セクションの挿入を実行するためのキー4110、セクションの削除を実行するためのキー4112、及び、スキャンイン処理の内容を示す画面を表示させるためのキー4114が表示される。
【0044】
コピーモード基本画面7100のタスクトリガー領域5000には、スキャンインキー5102、クリアオールキー5104、モノクロスタートキー5106、及び、カラースタートキー5108が表示される。スキャンインキー5102は、原稿をスキャンし、得られたスキャンデータに基づくプレビュー画像をプレビュー領域3000に表示させるスキャンイン処理の実行を開始するためのキーである。クリアオールキー5104は、設定変更された機能及びパラメータ等を全てキャンセルし、設定をデフォルト状態へ戻すためのキーである。モノクロスタートキー5106は、原稿をスキャンし、得られた画像データ(又はスキャンイン処理によって得られたスキャンデータ)に基づくモノクロコピー処理の実行を開始するためのキーである。カラースタートキー5108は、原稿をスキャンし、得られた画像データ(又はスキャンイン処理によって得られたスキャンデータ)に基づくカラーコピー処理の実行を開始するためのキーである。上記したように、本明細書では、スキャンイン処理によってスキャンされた画像データのことをスキャンデータと記すことで、他の画像データと区別する。
【0045】
[FAXモード基本画面7300]
図6を参照して、FAXモードの基本画面7300のシステム領域1000には、アドレス帳の内容を示す画面の表示を要求するためのキー1302と、ユーザによって入力された送信相手先のFAX番号を表示するための番号表示領域1304と、所定のFAX番号に対して予め登録される検索番号を使用して送信相手先を指定するための検索画面の表示を要求するための検索アイコン1306と、が表示される。
【0046】
FAXモード基本画面7300の機能選択領域2000には、FAXモードに関する各種機能及びパラメータ等の条件の設定変更を行なうための各種設定キーが表示される。本実施の形態では、上記各種設定キーとして、FAX原稿の濃度を変更するためのキー2302、FAX原稿の画質を変更するためのキー2304、FAX原稿の送信サイズ等を変更するためのキー2306、大量原稿モードを設定するためのキー2308、薄紙読込み機能を設定するためのキー2310、混載原稿機能を設定するためのキー2312、及び、原稿枚数カウント機能を設定するためのキー2314が表示される。ユーザによってキー2302〜2306のいずれかがタッチされた場合には、表示パネル132には、押下されたキーに対応する設定画面(例えば、濃度設定画面、画質設定画面、及び原稿設定画面)が表示される。キー2308〜2314には、チェックボックスが表示される。ユーザによって、キー2308〜2314のいずれかがタッチされた場合には、タッチされたキーのチェックボックスにチェックマークが示され、タッチされたキーに対応する機能が設定される。機能選択領域2000における上記した各種設定キー2302〜2314の下方には、前述した変更キー2012,2014と、機能選択領域2000に表示される機能とは異なる他の特別機能の一覧を示す画面の表示を要求するためのキー2316と、が表示される。本実施の形態では、変更キー2012が選択され、機能選択領域2000には、FAXモードにて、予め「お気に入り」登録された機能に関する設定キーのみが表示されるものとする。
【0047】
なお、機能選択領域2000において、表示対象の全ての設定キーを表示しきれない場合には、各種設定キーは上下方向にスクロール可能に表示される。このとき、変更キー2012〜2316の表示位置は固定されたままである。ユーザは、タッチ操作(スクロール操作)又はジェスチャー操作(上下方向のフリック操作)によって、各種設定キーの表示部分を上下方向に切替えることができる。
【0048】
FAXモード基本画面7300のプレビュー領域3000には、FAX番号等を入力するための仮想テンキー群3302が表示される。仮想テンキー群3302は、0〜9までの数字キー、「♯」キー等の記号キー、クリア(C)キー、及び、確定キーを含む。仮想テンキー群3302は、常に、ウィンドウである背景領域3303内に表示される。本実施の形態において、背景領域3303は不透明である。なお、背景領域3303内には、背景領域3303を閉じるための閉じるキーは表示されない。
【0049】
プレビュー領域3000にはさらに、原稿載置台又は自動原稿搬送装置(ADF(Auto Document Feeder))(以上いずれも図示せず。)にFAX原稿がセットされたか否かを示すアイコン、及び、現在のFAX送信設定状況等を示すウィンドウ3304が表示される。
【0050】
FAXモード基本画面7300のアクションパネル領域4000には、FAXモードにおけるおすすめ機能を実行するための各種実行キーが表示される。本実施の形態では、上記各種実行キーとして、所望のFAX番号を登録番号で検索するためのキー4302、グローバルアドレス検索を実行するためのキー4304、予め登録されている設定条件(ジョブプログラム)の呼出しを実行するためのキー4306、画像データの自動一時保存を実行するためのキー4308、及び、画像データのファイリングを実行するためのキー4310が表示される。
【0051】
FAXモード基本画面7300のタスクトリガー領域5000には、スキャンインキー5302、クリアオールキー5304、スタートキー5306、及び、オンフックキー5308が表示される。スキャンインキー5302は、FAX原稿をスキャンし、スキャンデータに基づくプレビュー画像をプレビュー領域3000に表示させるスキャンイン処理の実行を開始するためのキーである。クリアオールキー5304は、設定変更された機能及びパラメータ等を全てキャンセルし、設定をデフォルト状態へ戻すためのキーである。スタートキー5306は、FAX送信処理の実行を開始するためのキーである。オンフックキー5308は、回線の状態をオンフック状態にするためのキーである。
【0052】
[画像形成装置100の全体構成]
図1〜図3を参照して、画像形成装置100は、上記した操作ユニット120に加えて、原稿読取部102、画像形成部104、給紙部106、及び、排紙処理装置108を含む。以下、コピーモード及びFAXモードにおける動作を説明することによって、画像形成装置100全体のハードウェア構成の説明とする。
【0053】
−コピーモード−
本実施の形態において、コピーモードでは、主として、原稿読取部102及び画像形成部104が動作することによって、モノクロコピー処理、カラーコピー処理、及び、スキャンイン処理のうちのいずれかが実行される。なお、スキャンイン処理については後述する。
【0054】
(通常のモノクロコピー処理及びカラーコピー処理)
ホーム画面(図示せず。)にてコピーモードが選択された後、スキャンイン処理が行なわれていない状態で、上記したモノクロスタートキー5106又はカラースタートキー5108がタッチされると、手動又はADFによって原稿載置台に載置された原稿が原稿読取部102によって画像データとして読取られる。読取られた画像データは、図3に示すマイクロコンピュータ等から構成されるCPU300に入力され、ここで各種の画像処理が施された後、画像形成部104に対して出力される。
【0055】
画像形成部104は、画像データに基づいて原稿画像を記録媒体(多くの場合、記録用紙)に印刷する。画像形成部104は、感光体ドラム222、帯電装置224、レーザスキャンユニット(以下、「LSU」と記す。)226、現像装置228、転写装置230、クリーニング装置232、定着装置234、及び図示しない除電装置等を含む。
【0056】
画像形成部104には、主搬送路236及び反転搬送路238が設けられる。給紙部106は、用紙カセット240に収納される記録用紙、又は手差トレイ242に載置される記録用紙を1枚ずつ引出し、引出した記録用紙を画像形成部104の主搬送路236に向けて送り出す。給紙部106から給紙された記録用紙は、主搬送路236に沿って搬送される。
【0057】
主搬送路236に沿って記録用紙が搬送される途中において、記録用紙は感光体ドラム222と転写装置230との間を通過し、さらに定着装置234を通過する。この過程において、記録用紙に対する原稿画像の印刷が行なわれる。
【0058】
感光体ドラム222は、一方向に回転する。感光体ドラム222の表面は、クリーニング装置232と除電装置とによりクリーニングされた後、帯電装置224により均一に帯電される。
【0059】
LSU226は、印刷対象の画像データに基づいてレーザ光を変調する。そして、このレーザ光によって感光体ドラム222の表面を主走査方向に繰返し走査することで、静電潜像を感光体ドラム222の表面に形成する。
【0060】
現像装置228は、トナーを感光体ドラム222の表面に供給して静電潜像を現像する。これによって、トナー像が感光体ドラム222の表面に形成される。モノクロコピー処理が実行される場合には、現像装置228は、モノクロトナーを供給する。カラーコピー処理が実行される場合には、現像装置228は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)からなるカラートナーを供給する。
【0061】
転写装置230は、当該転写装置230と感光体ドラム222との間を通過する記録用紙に対し、感光体ドラム222の表面に形成されたトナー像を転写する。
【0062】
定着装置234は、記録用紙を加熱するための加熱ローラ248と、記録用紙を加圧するための加圧ローラ250とを含む。記録用紙上に転写されたトナー像は、加熱ローラ248によって加熱され、かつ、加圧ローラ250によって加圧されることによって、記録用紙に定着される。加熱ローラ248の温度は、定着装置234へ供給される電力によって、例えば加熱ローラ248内部に設けられるヒータを温めることで、定着に適した温度になるように制御されている。
【0063】
主搬送路236と反転搬送路238との接続位置には、分岐爪244が配設されている。記録用紙の片面のみに原稿画像の印刷を行なう場合には、分岐爪244が位置決めされ、この分岐爪244により定着装置234から搬送される記録用紙が排紙トレイ246又は排紙処理装置108の方へと導かれる。
【0064】
記録用紙の両面に原稿画像の印刷を行なう場合には、分岐爪244が所定方向に回動され、この分岐爪244により定着装置234から搬送される記録用紙が反転搬送路238の方へと導かれる。記録用紙は、反転搬送路238を通過して、その表裏を反転された状態で主搬送路236へと再び搬送される。主搬送路236における再度の搬送途中において、記録用紙の裏面への原稿画像の印刷が行なわれる。印刷が行なわれた記録用紙は、排紙トレイ246又は排紙処理装置108の方へと導かれる。
【0065】
上述のようにして原稿画像が印刷された記録用紙は、排紙トレイ246又は排紙処理装置108の方へと導かれて、排紙トレイ246に排出されるか、又は、排紙処理装置108の各排紙トレイ110のいずれかに排出される。
【0066】
排紙処理装置108では、複数の記録用紙を各排紙トレイ110に仕分けして排出する処理、記録用紙にパンチングする処理、及び、記録用紙にステープルする処理等を施す。排紙処理装置108は、例えば、複数部の印刷物を作成する場合には、各排紙トレイ110に印刷物の一部ずつが割り当てられるように、記録用紙を各排紙トレイ110に仕分けして排出し、排紙トレイ110毎に、排紙トレイ110上の記録用紙にパンチング処理又はステープル処理を施して印刷物を作成する。
【0067】
(スキャンイン処理後のモノクロコピー処理及びカラーコピー処理)
ホーム画面(図示せず。)にてコピーモードが選択され、後述するスキャンイン処理が行なわれた後で、モノクロスタートキー5106又はカラースタートキー5108がタッチされる場合がある。この場合には、上記した原稿画像のスキャン及び画像データに対する画像処理は行なわれず、画像形成部104は、スキャンイン処理時に読取られ、記憶装置に一時的に記憶されるスキャンデータに基づいて、上記と同様にして画像形成処理を行なう。
【0068】
−FAXモード−
本実施の形態において、FAXモードでは、原稿読取部102及び図3に示すFAX通信部160が動作することによって、FAX送信処理及びスキャンイン処理のいずれかが実行される。また、FAX通信部160が動作することによって、FAX通信処理が実行される。さらに、FAX通信部160及び画像形成部104が動作することによって、FAX受信処理が実行される。なお、スキャンイン処理については後述する。
【0069】
(通常のFAX送信処理)
ホーム画面(図示せず。)にてFAXモードが選択された後、スキャンイン処理が行なわれていない状態で、上記したスタートキー5306がタッチ操作されると、手動又はADFによって原稿載置台に載置された原稿は原稿読取部102によって画像データとして読取られる。読取られた画像データは、CPU300に入力され、ここで各種の画像処理が施された後、FAX通信部160に対して出力される。
【0070】
(スキャンイン処理後のFAX送信処理)
ホーム画面(図示せず。)にてFAXモードが選択され、後述するスキャンイン処理が行なわれた後で、スタートキー5306がタッチ操作される場合がある。この場合には、上記した原稿画像のスキャン及び画像データに対する画像処理は行なわれず、スキャンイン処理時に読取られ、記憶装置に一時的に記憶されるスキャンデータが、FAX通信部160に対して出力される。
【0071】
送信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、送信側の回線を指定された送信先に接続し、入力された画像データ又はスキャンデータをファクシミリ通信規格に合致した通信データへ変換して、受信側のファクシミリ装置(例えばファクシミリ機能を備えた画像形成装置100)に対して送信する。
【0072】
(FAX通信処理)
回線が接続されると、受信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、送信側の画像形成装置100のFAX通信部160からの通信要求信号を検出して、応答信号を送信する。その後、例えば、FAX通信部160は、送信側及び受信側で互いに実装されている能力情報の受渡しを行ない、利用可能な最大能力での通信速度及び画像データの符号化/符号訂正方式等を決定してモデムの通信方式を設定する。この通信方式にあわせた画像信号形式を用いて、送信側の画像形成装置100のFAX通信部160から受信側の画像形成装置100のFAX通信部160へとデータが送信される。送信が終了すると回線が切断される。
【0073】
(FAX受信処理)
受信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、受信したデータを画像データに変換して、画像形成部104へ送る。なお、受信したデータを画像データへ変換するのは画像形成部104であっても構わない。画像形成部104は、上述したコピーモードにおける動作と同様にして、受信したデータから変換された画像データに基づく画像を記録用紙に印刷する。
【0074】
〈電気的構成〉
図3を参照して、画像形成装置100は、コピーモード及びFAXモード等の各種動作モードに関する各種機能及びパラメータの設定が可能な操作ユニット120と、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)306と、通電が遮断された場合であってもプログラム及びデータ等を記憶可能な不揮発性記憶領域を提供するハードディスクを含むHDD302と、プログラムを実行する際に記憶領域を提供するRAM308と、を含む。
【0075】
画像形成装置100はさらに、原稿読取部102、画像形成部104、FAX通信部160、操作ユニット120、HDD302、ROM306、RAM308、及び、ネットワークI/F304に接続されるバス310と、バス310に接続され、上記した各部を制御して画像形成装置としての一般的機能を実現するためのCPU300と、を含む。
【0076】
HDD302には、原稿読取部102にてスキャンされた画像データ等の各種データが記憶される。ROM306には、画像形成装置100の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラムとともに、後述するコピーモード処理及びFAXモード処理を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。ROM306にはさらに、コピーモード及びFAXモード等の各種動作モードの基本画面を表示するための基本画面データが記憶される。
【0077】
RAM308は、CPU300による演算及び処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能とを提供する。CPU300は、ROM306に格納されているコンピュータプログラムに従って画像形成装置100の各機能に関する制御を実行する。すなわち、原稿読取部102、画像形成部104、操作ユニット120のタッチパネルディスプレイ130及び表示操作部140、HDD302、ROM306、並びに、RAM308等の各部に対する制御は、CPU300が所定のコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
【0078】
図3を参照して、画像形成装置100のFAX通信部160には、画像データの送受信用に公衆回線が接続され、ネットワークI/F304にはネットワーク回線が接続される。このネットワーク回線には、画像形成装置100をネットワーク対応のプリンタとして使用するコンピュータが接続されたり、インターネットを介して指定されたURLにより特定されるコンピュータが接続されたりする。このようにネットワーク回線を通じてインターネットに接続される画像形成装置100は、インターネットを介して、外部装置から必要な情報を取得することができる。
【0079】
〈ソフトウェア構成〉
(コピーモード処理)
コピーモード処理を実現するためのプログラムは、ユーザによって、ホーム画面(図示せず。)に表示される、コピーモードを選択するためのアイコンがタッチされることによって起動される。
【0080】
図7を参照して、このプログラムは、表示パネル132に対し、初期画面として、コピーモード基本画面7100(図5参照)を表示させるステップS1000と、スキャンインキー5102がタッチされたか否かを判定するステップS1001と、を含む。
【0081】
このプログラムはさらに、ステップS1001にて、スキャンインキー5102がタッチされていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、スタートキー(モノクロスタートキー5106又はカラースタートキー5108)がタッチされたか否かを判定するステップS1002と、ステップS1002にて、スタートキーがタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、タッチされたスタートキーに対応する処理(上記したモノクロコピー処理又はカラーコピー処理)を実行するステップS1003と、を含む。
【0082】
このプログラムはさらに、ステップS1002にて、スタートキーがタッチされていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、クリアオールキー5104がタッチされたか否かを判定するステップS1004と、ステップS1004にて、クリアオールキー5104がタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、設定変更された機能及びパラメータを全てキャンセルし、設定をデフォルト状態へ戻すステップS1005と、を含む。ステップS1004にて、クリアオールキー5104がタッチされていないと判定された場合(NOの場合)、又は、ステップS1005の処理後には、制御はステップS1001に戻る。
【0083】
このプログラムはさらに、ステップS1001にて、スキャンインキー5102がタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、原稿読取部102に対し、原稿の読取りを開始させるステップS1006と、プレビュー領域3000に対し、仮想テンキー群3102の表示を要求するためのアイコン(以下「テンキーアイコン」と記す。)を、仮想テンキー群3102に代えて表示させるステップS1007と、プレビュー領域3000に対し、スキャンデータに基づくプレビュー画像を表示させるステップS1008と、を含む。
【0084】
図8を参照して、このプログラムはさらに、設定変更された機能及びパラメータがあるか否かを判定するステップS1009と、ステップS1009にて、設定変更された機能及びパラメータがあると判定された場合(YESの場合)に実行され、設定変更された内容を、プレビュー領域3000に表示されるプレビュー画像に反映させるステップS1100と、を含む。このとき、プレビュー画像は、プレビュー領域3000における最前面に表示される。
【0085】
このプログラムはさらに、ステップS1009にて、設定変更された機能及びパラメータがないと判定された場合(NOの場合)に実行され、プレビュー領域3000に表示されるテンキーアイコンがタッチされたか否かを判定するステップS1101と、ステップS1101にて、テンキーアイコンがタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、テンキーアイコンに代えて、仮想テンキー群3102を、プレビュー画像の前面に重ねて表示させるステップS1102と、を含む。
【0086】
このプログラムはさらに、ステップS1101にて、テンキーアイコンがタッチされていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、プレビュー領域3000に表示されるプレビュー画像がタッチされたか否かを判定するステップS1103と、ステップS1103にて、プレビュー画像がタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、仮想テンキー群3102に代えて、テンキーアイコンを表示させるステップS1104と、を含む。
【0087】
このプログラムはさらに、ステップS1103にて、プレビュー画像がタッチされていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、クリアオールキー5104がタッチされたか否かを判定するステップS1105と、ステップS1105にて、クリアオールキー5104がタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、設定変更された機能及びパラメータを全てキャンセルし、設定をデフォルト状態へ戻すステップS1106と、を含む。
【0088】
このプログラムはさらに、ステップS1105にて、クリアオールキーがタッチされていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、スタートキー(モノクロスタートキー5106又はカラースタートキー5108)がタッチされたか否かを判定するステップS1107と、ステップS1107にて、スタートキーがタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、タッチされたスタートキーに対応する処理(スキャンデータに基づくモノクロコピー処理又はカラーコピー処理)を実行するステップS1108と、を含む。
【0089】
ステップS1107にて、スタートキーがタッチされていないと判定された場合(NOの場合)、ステップS1100、ステップS1102、ステップS1104、又はステップS1106の処理後には、制御はステップS1009に戻る。
【0090】
なお、本実施の形態において、上記したステップS1006〜ステップS1008までの処理は、コピーモードにおけるスキャンイン処理である。
【0091】
(FAXモード処理)
FAXモード処理を実現するためのプログラムは、ユーザによって、ホーム画面(図示せず。)に表示される、FAXモードを選択するためのアイコンがタッチされることによって起動される。
【0092】
図9を参照して、このプログラムは、表示パネル132に対し、初期画面として、FAXモード基本画面7300(図6参照)を表示させるステップS2000と、スキャンインキー5302がタッチされたか否かを判定するステップS2001と、を含む。
【0093】
このプログラムはさらに、ステップS2001にて、スキャンインキー5302がタッチされていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、スタートキー5306がタッチされたか否かを判定するステップS2002と、ステップS2002にて、スタートキー5306がタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、タッチされたスタートキー5306に対応する処理(上記したFAX送信処理)を実行するステップS2003と、を含む。
【0094】
このプログラムはさらに、ステップS2002にて、スタートキー5306がタッチされていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、クリアオールキー5304がタッチされたか否かを判定するステップS2004と、ステップS2004にて、クリアオールキー5304がタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、設定変更された機能及びパラメータを全てキャンセルし、設定をデフォルト状態へ戻すステップS2005と、を含む。ステップS2004にて、クリアオールキー5304がタッチされていないと判定された場合(NOの場合)、又は、ステップS2005の処理後には、制御はステップS2001に戻る。
【0095】
このプログラムはさらに、ステップS2001にて、スキャンインキー5302がタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、原稿読取部102に対し、原稿の読取りを開始させるステップS2006と、プレビュー領域3000に表示される仮想テンキー群3302の表示を終了させる(背景領域3303を閉じる)ステップS2007と、プレビュー領域3000に対し、スキャンデータに基づくプレビュー画像を表示させるステップS2008と、を含む。
【0096】
図10を参照して、このプログラムはさらに、設定変更された機能及びパラメータがあるか否かを判定するステップS2009と、ステップS2009にて、設定変更された機能及びパラメータがあると判定された場合(YESの場合)に実行され、設定変更された内容を、プレビュー領域3000に表示されるプレビュー画像に反映させるステップS2100と、を含む。このとき、プレビュー画像は、プレビュー領域3000における最前面に表示される。
【0097】
このプログラムはさらに、ステップS2009にて、設定変更された機能及びパラメータがないと判定された場合(NOの場合)に実行され、システム領域1000に表示される番号表示領域1304がタッチされたか否かを判定するステップS2101と、ステップS2101にて、番号表示領域1304がタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、仮想テンキー群3302を、プレビュー画像の前面に重ねて表示させるステップS2102と、を含む。
【0098】
このプログラムはさらに、ステップS2101にて、番号表示領域1304がタッチされていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、プレビュー領域3000に表示されるプレビュー画像がタッチされたか否かを判定するステップS2103と、ステップS2103にて、プレビュー画像がタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、仮想テンキー群3302の表示を終了させるステップS2104と、を含む。
【0099】
このプログラムはさらに、ステップS2103にて、プレビュー画像がタッチされていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、クリアオールキー5304がタッチされたか否かを判定するステップS2105と、ステップS2105にて、クリアオールキー5304がタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、設定変更された機能及びパラメータを全てキャンセルし、設定をデフォルト状態へ戻すステップS2106と、を含む。
【0100】
このプログラムはさらに、ステップS2105にて、クリアオールキー5304がタッチされていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、スタートキー5306がタッチされたか否かを判定するステップS2107と、ステップS2107にて、スタートキー5306がタッチされたと判定された場合(YESの場合)に実行され、タッチされたスタートキー5306に対応する処理(スキャンデータに基づくFAX送信処理)を実行するステップS2108と、を含む。
【0101】
ステップS2107にて、スタートキー5306がタッチされていないと判定された場合(NOの場合)、ステップS2100、ステップS2102、ステップS2104、又はステップS2106の処理後には、制御はステップS2009に戻る。
【0102】
なお、本実施の形態において、上記したステップS2006〜ステップS2008までの処理を、FAXモードにおけるスキャンイン処理である。
【0103】
〈動作〉
図1〜図17を参照して、画像形成装置100は、以下のように動作する。以下の動作を除く、画像形成装置100の一般的な動作は、従来の画像形成装置の動作と同じである。なお、以下の動作において、画像形成装置100は、電源が投入された状態であるものとする。
【0104】
−コピーモード時の動作−
ユーザは、表示操作部140のホームキー148を押下する。ホームキー148が押下されると、表示パネル132には、ホーム画面(図示せず。)が表示される。ユーザは、ホーム画面に表示される、コピーモードを選択するためのアイコンをタッチする。上記したタッチ操作がなされると、表示パネル132には、初期画面として、コピーモード基本画面7100(図5参照)が表示される(ステップS1000)。このときのコピーモードの各種機能及びパラメータの設定は、デフォルト(標準)状態であるものとする。
【0105】
ユーザは、コピーモード基本画面7100を確認し、設定条件の変更を行なう場合には、機能選択領域2000に表示される各種設定キー2102〜2114に対するタッチ操作を行なうことで、コピーモードの各種機能及びパラメータの設定変更を行なう。このとき、ユーザがクリアオールキー5104をタッチすると(ステップS1004にてYES)、設定変更された機能及びパラメータが全てキャンセルされ、設定をデフォルト状態へ戻すことができる(ステップS1005)。
【0106】
ユーザは、コピー処理を行なう前に、原稿画像のプレビュー画像を確認したいと考え、手動で原稿載置台に原稿を載置した後に、スキャンインキー5102をタッチする。スキャンインキー5102がタッチされると(ステップS1001にてYES)、以下のようにしてコピーモードにおけるスキャンイン処理が実行される。
【0107】
スキャンイン処理において、原稿読取部102はまず、原稿載置台に載置された原稿の読取りを開始する(ステップS1006)。原稿の読取りが開始されると、コピーモード基本画面7100のプレビュー領域3000には、仮想テンキー群3102の表示を要求するためのテンキーアイコン3108が、仮想テンキー群3102に代えて表示される(ステップS1007)。このテンキーアイコン3108は、領域2116の近傍に表示される(図11参照)。
【0108】
原稿読取部102によって読取られたスキャンデータは、CPU300に入力される。CPU300は、入力されたスキャンデータに対して各種画像処理を施した後、コピーモード基本画面7100のプレビュー領域3000に対し、スキャンデータに基づくプレビュー画像3106を、ミミック画像3104に代えて表示させる(ステップS1008)。このとき、スキャンデータは、記憶装置(例えば、図3に示すRAM(Random Access Memory)308)に一時的に記憶される。
【0109】
スキャンイン処理が終了すると、ユーザはプレビュー画像3106を確認し、設定条件の変更を行なう場合には、機能選択領域2000に表示される各種設定キー2102〜2114に対するタッチ操作を行なうことで、コピーモードの各種機能及びパラメータの設定変更を行なう。このとき、ユーザがクリアオールキー5104をタッチ操作すると(ステップS1105にてYES)、設定変更された機能及びパラメータが全てキャンセルされ、設定をデフォルト状態へ戻すことができる(ステップS1106)。
【0110】
ユーザによって設定条件の変更が行なわれた場合には、CPU300によって、設定変更された機能及びパラメータがあると判定され(ステップS1009にてYES)、プレビュー画像3106には、設定変更された内容が反映される(ステップS1100)。このとき、プレビュー画像3106は、プレビュー領域3000における最前面に表示される。
【0111】
ユーザは、所望のコピー部数を入力するために、プレビュー領域3000に表示されるテンキーアイコン3108をタッチする。テンキーアイコン3108がタッチされると(ステップS1101にてYES)、プレビュー領域3000には、テンキーアイコン3108に代えて、仮想テンキー群3102が、プレビュー画像3106の前面に重ねて表示される(ステップS1102)。このとき、仮想テンキー群3102は、プレビュー画像3106全体を隠すことなく、プレビュー画像3106の少なくとも一部が表示された状態となるように表示される(図12参照)。
【0112】
ユーザは、表示された仮想テンキー群3102をタッチすることで、所望の数値(本実施の形態では、14)を入力する。このとき、領域2116には、入力された数値が表示される。ユーザによる数値の入力後、ユーザによるタッチ操作のない状態で予め定める所定時間(本実施の形態では3秒)が経過すると、入力された数値は、コピー部数として設定される。
【0113】
ユーザは、コピー部数を設定すると、プレビュー画像3106をタッチする。プレビュー画像3106がタッチされると(ステップS1103にてYES)、プレビュー領域3000には、仮想テンキー群3102に代えて、テンキーアイコン3108が、領域2116の近傍に表示される(ステップS1104)。これによって、プレビュー画像3106は、全体が表示された状態となる(図13参照)。
【0114】
ユーザは、領域2116に表示される設定されたコピー部数と、プレビュー画像3106とを確認することで出力形態を確認する。そして、問題ないと判断すると、モノクロスタートキー5106又はカラースタートキー5108をタッチする。上記タッチ操作がなされると(ステップS1107にてYES)、スキャンイン処理によって読取られたスキャンデータに基づくモノクロコピー処理又はカラーコピー処理が実行される(ステップS1108)。
【0115】
なお、ユーザは、原稿画像のプレビュー画像の確認を行なわず、直接コピー処理を実行したいと考える場合がある。このような場合、ユーザは、上記動作において、スキャンインキー5102に対するタッチ操作を行なわず、直接、モノクロスタートキー5106又はカラースタートキー5108に対してタッチ操作を行なう。上記タッチ操作がなされると(ステップS1002にてYES)、通常のモノクロコピー処理又はカラーコピー処理が実行される(ステップS1003)。
【0116】
モノクロコピー処理又はカラーコピー処理の終了後、表示パネル132には、初期画面である、コピーモード基本画面7100(図5参照)が表示される。このときのコピーモードの各種機能及びパラメータの設定は、前回のコピー処理時に設定された条件が保持されているものとする。
【0117】
−FAXモード時の動作−
ユーザは、表示操作部140のホームキー148を押下する。ホームキー148が押下されると、表示パネル132には、ホーム画面(図示せず。)が表示される。ユーザは、ホーム画面に表示される、FAXモードを選択するためのアイコンをタッチする。上記したタッチ操作がなされると、表示パネル132には、初期画面として、FAXモード基本画面7300(図6参照)が表示される(ステップS2000)。このときのFAXモードの各種機能及びパラメータの設定は、デフォルト(標準)状態であるものとする。
【0118】
ユーザは、FAXモード基本画面7300を確認し、設定条件の変更を行なう場合には、機能選択領域2000に表示される各種設定キー2302〜2314に対するタッチ操作を行なうことで、FAXモードの各種機能及びパラメータの設定変更を行なう。このとき、ユーザがクリアオールキー5304をタッチすると(ステップS2004にてYES)、設定変更された機能及びパラメータが全てキャンセルされ、設定をデフォルト状態へ戻すことができる(ステップS2005)。
【0119】
ユーザは、FAX送信処理を行なう前に、FAX原稿画像のプレビュー画像を確認したいと考え、手動で原稿載置台に原稿を載置した後に、スキャンインキー5302をタッチする。スキャンインキー5302がタッチされると(ステップS2001にてYES)、以下のようにしてFAXモードにおけるスキャンイン処理が実行される。
【0120】
スキャンイン処理において、原稿読取部102はまず、原稿載置台に置かれた原稿の読取りを開始する(ステップS2006)。図14を参照して、FAX原稿の読取りが開始されると、FAXモード基本画面7300のプレビュー領域3000において、仮想テンキー群3302の表示が終了される(ステップS2007)。また、機能選択領域2000における各種設定キー2302〜2314は画面左側に隠された状態となり、各種設定キー2302〜2314に代えて、タブキー2318が表示される。
【0121】
原稿読取部102によって読取られたスキャンデータは、CPU300に入力される。CPU300は、入力されたスキャンデータに対して各種画像処理を施した後、FAXモード基本画面7300のプレビュー領域3000に対し、スキャンデータに基づくプレビュー画像3306を、ウィンドウ3304に代えて表示させる(ステップS2008)。このとき、スキャンデータは、記憶装置(例えば、図3に示すRAM(Random Access Memory)308)に一時的に記憶される。
【0122】
スキャンイン処理の終了後、ユーザはプレビュー画像3306を確認し、設定条件の変更を行なう場合には、タブキー2318に対し、画面左側から右側に向かうジェスチャー操作を行なうことによって、各種設定キー2302〜2314を機能選択領域2000に表示させる(図15参照)。そして、各種設定キー2302〜2314に対するタッチ操作を行なうことで、FAXモードの各種機能及びパラメータの設定変更を行なう。このとき、ユーザがクリアオールキー5304をタッチすると(ステップS2105にてYES)、設定変更された機能及びパラメータが全てキャンセルされ、設定をデフォルト状態へ戻すことができる(ステップS2106)。
【0123】
ユーザによって設定条件の変更が行なわれた場合には、CPU300によって、設定変更された機能及びパラメータがあると判定され(ステップS2009にてYES)、プレビュー画像3306には、設定変更された内容が反映される(ステップS2100)。このとき、プレビュー画像3306は、プレビュー領域3000における最前面に表示される。
【0124】
ユーザは、所望のFAX番号を入力するために、システム領域1000に表示される番号表示領域1304をタッチする。番号表示領域1304がタッチされると(ステップS2101にてYES)、プレビュー領域3000には、仮想テンキー群3302が、プレビュー画像3306の前面に重ねて表示される(ステップS2102)。このとき、仮想テンキー群3302は、プレビュー画像3306全体を隠すことなく、プレビュー画像3306の少なくとも一部が表示された状態となるように表示される(図16参照)。
【0125】
ユーザは、表示された仮想テンキー群3302をタッチすることで、所望の数値(本実施の形態では、123456789)を入力する。このとき、番号表示領域1304には、入力された数値が表示される。ユーザによる数値の入力後、ユーザによるタッチ操作のない状態で予め定める所定時間(本実施の形態では3秒)が経過すると、入力された数値が、送信相手先のFAX番号として設定される。
【0126】
ユーザは、送信相手先のFAX番号を設定すると、プレビュー領域3000に表示されるプレビュー画像3306をタッチする。プレビュー画像3306がタッチされると(ステップS2103にてYES)、プレビュー領域3000において、仮想テンキー群3102の表示が終了される(ステップS2104)。これによって、プレビュー画像3306は、全体が表示された状態となる。ユーザは、さらに、機能選択領域2000に表示される各種設定キー2302〜2314に対して画面右側から左側に向かうジェスチャー操作を行なうことで、各種設定キー2302〜2314を画面左側に隠し、再度タブキー2318を表示させる(図17参照)。
【0127】
ユーザは、番号表示領域1304に表示される送信相手先のFAX番号と、プレビュー画像3306とを確認することで出力形態を確認する。そして、問題ないと判断すると、スタートキー5306をタッチする。上記タッチ操作がなされると(ステップS2107にてYES)、スキャンイン処理によって読取られたスキャンデータに基づくFAX送信処理が実行される(ステップS2108)。
【0128】
なお、ユーザは、FAX原稿画像のプレビュー画面の確認を行なわず、直接FAX送信処理を実行したいと考える場合がある。このような場合、ユーザは、上記動作において、スキャンインキー5302に対するタッチ操作を行なわず、直接、スタートキー5306をタッチする。スタートキー5306がタッチされると(ステップS2002にてYES)、通常のFAX送信処理が実行される(ステップS2003)。
【0129】
FAX送信処理の終了後、表示パネル132には、初期画面である、FAXモード基本画面7300(図6参照)が表示される。このときのFAXモードの各種機能及びパラメータの設定は、前回のFAX送信処理時に設定された条件が保持されているものとする。
【0130】
〈作用・効果〉
上記実施の形態によれば、タッチパネルディスプレイ130を含む操作ユニット120は、画像データを入力する原稿読取部102と、入力された画像データを出力する画像形成部104及びFAX通信部160と、を含む画像形成装置100に備えられる。このタッチパネルディスプレイ130は、仮想キーを含むコピーモード基本画面7100(又はFAXモード基本画面7300)を表示する表示パネル132と、仮想キーに対する入力操作を受付けるタッチパネル134と、を含む。基本画面7100(又は7300)には、仮想キーとして、コピー部数(又はFAX番号)を入力するための仮想テンキー群3102(又は3302)が表示される。タッチパネルディスプレイ130は、原稿読取部102によって画像データが入力される際に、基本画面7100(又は7300)に対し、画像データに基づくプレビュー画像3106(又は3306)を、仮想テンキー群3102(又は3302)に対して優先して表示させる。
【0131】
このように、画像データの入力待機時には、基本画面7100(又は7300)には、仮想テンキー群3102(又は3302)が表示されるので、ユーザは、画像データの入力待機時には、仮想テンキー群3102(又は3302)の表示を要求することなく、仮想テンキー群3102(又は3302)に対する通常の入力操作を行なうことができる。したがって、ユーザの操作性に優れる操作装置を得ることができる。
【0132】
また、画像データが入力される際、すなわち、ユーザがプレビュー画像3106(又は3306)の内容の確認を所望する可能性が高い場合には、プレビュー画像3106(又は3306)が、仮想テンキー群3102(又は3302)に対して優先して表示される。したがって、ユーザの視認性に優れる操作装置を得ることができる。
【0133】
また上記実施の形態によれば、タッチパネルディスプレイ130は、原稿読取部102によって画像データが入力される際に、基本画面7100(又は7300)に対し、仮想テンキー群3102(又は3302)をプレビュー画像3106(又は3306)に対して優先して表示することを要求するためのテンキーアイコン3108(又は番号表示領域1304)を、仮想テンキー群3102(又は3302)に代えて表示させる。これによって、画像データが入力される際には、仮想テンキー群3102(又は3302)の表示が終了されるので、ユーザは、プレビュー画像3106(又は3306)の内容をより一層容易に確認することができる。また、ユーザは、コピー部数(又はFAX番号)の入力を所望する場合には、テンキーアイコン3108(又は番号表示領域1304)に対する入力操作を行なうことで、仮想テンキー群3102(又は3302)をプレビュー画像3106(又は3306)に対して優先して表示させることができる。したがって、ユーザの操作性がより一層向上する。
【0134】
また上記実施の形態によれば、基本画面7100は、コピー部数を表示する領域2116を含み、テンキーアイコン3108は、領域2116の近傍に表示される。これによって、テンキーアイコン3108の機能がより理解され易くなるとともに、ユーザは、コピー部数の入力を所望する場合に、テンキーアイコン3108の位置を容易に探し出すことができるので、テンキーアイコン3108に対する入力操作をより一層容易に行なうことができる。したがって、ユーザの操作性がさらに向上する。
【0135】
また上記実施の形態によれば、タッチパネルディスプレイ130は、テンキーアイコン3108(又は番号表示領域1304)がタッチ操作を受付けると、そのタッチ操作に応答して、基本画面7100(又は7300)に対し、プレビュー画像3106(又は3306)の少なくとも一部が表示されるように、仮想テンキー群3102(又は3302)を、プレビュー画像3106(又は3306)の前面に重ねて表示させる。これによって、仮想テンキー群3102(又は3302)がプレビュー画像3106(又は3306)の前面に表示された場合であっても、ユーザは、プレビュー画像3106(又は3306)の内容の一部を確認することができるので、どの画像に対して出力に対する設定を行なうのかを理解して、コピー部数(又はFAX番号)の入力等の条件の設定を行なうことができる。したがって、戸惑うことなく安心して画像に対する各種設定を行なうことができる。
【0136】
また上記実施の形態によれば、タッチパネルディスプレイ130は、プレビュー画像3106(又は3306)に対する入力操作を受付けると、その入力操作に応答して、基本画面7100(又は7300)に対し、テンキーアイコン3108(又は番号表示領域1304)を、仮想テンキー群3102(又は3302)に代えて表示させる。これによって、ユーザは、プレビュー画像3106(又は3306)の内容の確認を所望する場合には、少なくとも一部が表示されるプレビュー画像3106(又は3306)に対して入力操作を行なうことで、仮想テンキー群3102(又は3302)の表示を終了させることができる。その結果、ユーザは、容易に、プレビュー画像3106(又は3306)の内容を確認することができる。さらに、ユーザは、コピー部数(又はFAX番号)の入力を所望する場合には、テンキーアイコン3108(又は番号表示領域1304)に対する入力操作を行なうことで、容易に、仮想テンキー群3102(又は3302)をプレビュー画像3106(又は3306)に対して優先して表示させることができる。したがって、ユーザの操作性がより一層向上する。
【0137】
また上記実施の形態によれば、基本画面7100(又は7300)には、仮想キーとして、画像形成部104(又はFAX通信部160)によるコピー処理(又はFAX送信処理)の開始を要求するためのモノクロスタートキー5106、及び、カラースタートキー5108(又はスタートキー5306)が常に表示される。これによって、ユーザは、モノクロスタートキー5106若しくはカラースタートキー5108(又はスタートキー5306)に対する入力操作を行なうことで、タッチパネルディスプレイ130がどのような表示状態である場合においても、即座に画像形成部104(又はFAX通信部160)による処理を実行させることができる。したがって、ユーザの利便性がさらに向上する。
【0138】
また上記実施の形態によれば、タッチパネルディスプレイ130は、モノクロスタートキー5106若しくはカラースタートキー5108(又はスタートキー5306)に対する入力操作を受付けると、その入力操作に応答して、タッチパネルディスプレイ130の表示状態を、原稿読取部102によって画像データが入力される前の状態に戻す。これによって、画像形成部104(又はFAX通信部160)によるコピー処理(又はFAX送信処理)の終了時には、基本画面7100(又は7300)が表示され、仮想テンキー群3102(又は3302)が表示された状態となる。これによって、ユーザは、画像データの入力待機時には、仮想テンキー群3102(又は3302)の表示を要求することなく、仮想テンキー群3102(又は3302)に対する通常の入力操作を行なうことができる。その結果、ユーザの操作性がさらに向上する。
【0139】
また上記実施の形態によれば、画像形成装置100は、画像形成装置100は、操作性及び視認性に優れる上記したタッチパネルディスプレイ130を含む操作ユニット120を備えるので、ユーザの操作ミスに起因する画像形成部104(又はFAX通信部160)の印刷ミス(送信ミス)等を低減することができる。したがって、ユーザの利便性の高い画像形成装置100を得ることができる。
【0140】
〈変形例〉
なお、上記実施の形態では、仮想テンキー群3102(3302)が表示される場合には、プレビュー画像3106(3306)は、不透明である背景領域3103(3303)によって隠されたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、図18に示すように、背景領域3103を透明な透過性画像にすることによって、背景領域3102によってプレビュー画像3106が隠されないようにしてもよい。これによって、仮想テンキー群3102がプレビュー画像3106の前面に表示された場合であっても、ユーザは、プレビュー画像3106の内容を容易に確認することができる。その結果、どの画像に対して出力に対する設定を行なうのかをより一層容易に理解して、コピー部数の入力等の条件の設定を行なうことができる。したがって、戸惑うことなく安心して画像に対する各種設定を行なうことができる。なお、透過性画像となるのはタッチ操作に影響しない部分であればよく、背景領域3102(3303)に限定されない。例えば、数字及び記号が見える状態であれば、仮想テンキー群3102(3302)が透過性画像であってもよい。
【0141】
また上記実施の形態では、コピー処理(又はFAX送信処理)の終了時には、初期画面である基本画面7100(図5参照)(又は基本画面7300(図6参照))が表示されたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、仮想テンキー群3102(又は3302)の背面にプレビュー画像3106(又は3306)が表示された状態である基本画面7100(図12参照)(又は基本画面7300(図16参照))が表示されてもよい。この場合のコピーモード(又はFAXモード)の各種機能及びパラメータの設定は、前回のコピー処理時(又はFAX送信処理時)に設定された条件が保持されているものとする。また、プレビュー画像3106(又は3306)として、前回のコピー処理時(又はFAX送信処理時)のスキャンイン処理によって読込まれたスキャンデータに基づく画像が表示されるものとする。これによって、ユーザは、追加のコピー処理(又はFAX送信処理)を行なう場合には、その処理に関する指示等を円滑に出すことができる。また、基本画面7100(図12参照)及び基本画面7300(図16参照)は、プレビュー画像3106,3306の一部のみしか確認できない状態であるので、次に他のユーザが処理を実行する場合においても、機密情報が漏えいするおそれが少ない。
【0142】
また上記実施の形態では、スキャンイン処理後において、プレビュー画像3106(又は3306)がタッチされた際に、仮想テンキー群3102(又は3302)の表示が終了されたが(ステップS1103及びステップS1104、又は、ステップS2103及びステップS2104)、本発明はそのような実施の形態に限定されない。
【0143】
例えば、仮想テンキー群3102(又は3302)に対するタッチ操作のない状態で予め定める所定時間(例えば、3秒)が経過した場合に、仮想テンキー群3102(又は3302)の表示が自動的に終了されてもよい。この場合、コピーモードの場合には、テンキーアイコン3108が自動的に表示される。FAXモードの場合には、番号表示領域1304が表示された状態である。これによって、ユーザがコピー部数(又はFAX番号)の入力を所望していない場合には、仮想テンキー群3102(又は3302)の表示が自動的に終了されるので、ユーザは、プレビュー画像3106(又は3306)の内容を確認し易くなる。その結果、ユーザの利便性がより一層向上する。
【0144】
また、基本画面7100(又は7300)における、仮想テンキー群3102(又は3302)を除いた部分がタッチされた場合に、仮想テンキー群3102(又は3302)の表示が終了されてもよいし、背景領域3103における閉じるキー3101がタッチされた場合に、仮想テンキー群3102の表示が終了されてもよい。この場合、仮想テンキー群3102(又は3302)に対するタッチ操作によって数値が入力されている場合には、仮想テンキー群3102(又は3302)の表示終了に同期して、入力された数値をコピー部数(又はFAX番号)に反映させることが好ましい。
【0145】
また上記実施の形態では、コピーモード基本画面7100には、仮想テンキー群3102の表示を要求するための要求キーとしてテンキーアイコン3108が使用されたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、図19に示すように、要求キーとして、機能選択領域2000に表示される設定キーが使用されてもよい。図19を参照して、コピーモード基本画面7100の機能選択領域2000において、上記実施の形態における領域2116が設けられた部分には、領域2116に代えて、仮想テンキー群3102の表示を要求するための設定キー2118が設けられる。この設定キー2118には、「部数」という文字列、及び、コピー部数を表す数値が表示される。ユーザによって、この設定キー2118がタッチされると、プレビュー領域3000には、仮想テンキー群3102が表示される。この場合、設定キー2118の機能を理解し易くするために、設定キー2118の近傍に、テンキーアイコン3108(要求キーとしては機能しない)を表示することが好ましい。
【0146】
図19に示すように、設定キー2118が要求キーとして機能する場合には、初期画面として、図20に示すコピーモード基本画面7100が使用されることが好ましい。図20を参照して、初期画面として表示されるコピーモード基本画面7100において、プレビュー領域3000に表示される背景領域3103の上部には、「部数」という文字列、及び、コピー部数を表す数値が表示される。この場合、背景領域3103には、閉じるキー3101は表示されない。また、機能選択領域2000には、各種設定キー2102〜2114とともに、ページ集約機能を設定するためのキー2119が表示される。
【0147】
図20に示す初期画面が表示される状態でスキャンイン処理が実行されると、図19に示すように、プレビュー画像3106が表示されるとともに、仮想テンキー群3102に代えて、設定キー2118が表示される。この場合、設定キー2118が各種設定キー2102〜2114の上方に挿入されるので、各種設定キー2102〜2114の最下部に示される設定キー2119は画面下側にずれて隠れた状態となる。
【0148】
図19に示される設定キー2118がタッチされた場合には、図21に示すコピーモード基本画面7100が表示されることが好ましい。図21を参照して、設定キー2118がタッチされると、仮想テンキー群3102が、プレビュー画像3106の前面に重ねて表示され、設定キー2118には「部数」という文字列が表示される。コピー部数を表す数値は、背景領域3103の上部に表示される。このとき、設定キー2118は、要求キーとしては機能しない。
【0149】
また上記実施の形態では、コピー部数を示す数値の初期設定は「0」であったが、本発明はそのような実施の形態に限定されず、「1」であってもよい。この場合、コピー部数を示す数値は常に1以上になる。したがって、仮想テンキー群3102(又は3302)において「0」の数字キーを押下したとしても、コピー部数を示す数値は「1」のままになる。
【0150】
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
【符号の説明】
【0151】
100 画像形成装置
102 原稿読取部
104 画像形成部
120 操作ユニット
130 タッチパネルディスプレイ
132 表示パネル
134 タッチパネル
160 FAX通信部
300 CPU
3102,3302 仮想テンキー群
3106,3306 プレビュー画像
7100 コピーモード基本画面
7300 FAXモード基本画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データを入力する画像入力手段と、前記入力された画像データを出力する出力手段と、を含む画像処理装置に備えられる操作装置であって、
仮想キーを表示する表示領域を含む表示手段と、
前記仮想キーに対する入力操作を受付ける第1の入力受付手段と、を含み、
前記表示領域には、前記仮想キーとして、前記出力手段による出力に関する設定値を入力するためのテンキーが表示され、
前記操作装置はさらに、
前記画像入力手段によって画像データが入力される際に、前記表示手段に対し、前記画像データに基づく画像を、前記テンキーに対して優先して表示させる第1の表示制御手段を含む、操作装置。
【請求項2】
前記操作装置はさらに、
前記画像入力手段によって画像データが入力される際に、前記表示領域に対し、前記テンキーを前記画像に対して優先して表示することを要求するための要求キーを、前記テンキーに代えて表示させる要求キー表示手段を含む、請求項1に記載の操作装置。
【請求項3】
前記表示手段は、前記出力手段による出力に関する設定値を表示する設定値表示領域をさらに含み、
前記要求キー表示手段は、前記要求キーを、前記設定値表示領域の近傍に表示させる、請求項2に記載の操作装置。
【請求項4】
前記操作装置はさらに、
前記テンキーを前記画像に対して優先して表示することを要求する指示を受付ける指示受付手段と、
前記指示受付手段が前記指示を受付けたことに応答して、前記表示手段に対し、前記画像の少なくとも一部が表示されるように、前記テンキーを、前記画像の前面に重ねて表示させる第2の表示制御手段と、を含む請求項1に記載の操作装置。
【請求項5】
前記テンキーは、透過性画像である、請求項4に記載の操作装置。
【請求項6】
前記操作装置はさらに、
前記画像に対する入力操作を受付ける第2の入力受付手段と、
前記第2の入力受付手段が前記入力操作を受付けたことに応答して、前記表示手段に対し、前記テンキーを前記画像に対して優先して表示することを要求するための要求キーを、前記テンキーに代えて表示させる要求キー表示手段を含む、請求項4又は請求項5に記載の操作装置。
【請求項7】
前記操作装置はさらに、
前記テンキーに対する入力操作がなされない状態で予め定める所定時間が経過したことに応答して、前記表示手段に対し、前記テンキーを前記画像に対して優先して表示することを要求するための要求キーを、前記テンキーに代えて表示させる要求キー表示手段を含む、請求項4又は請求項5に記載の操作装置。
【請求項8】
前記表示領域には、前記仮想キーとして、前記出力手段による出力の開始を要求するための開始キーが常に表示される、請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の操作装置。
【請求項9】
前記操作装置はさらに、
前記開始キーに対する入力操作を受付ける開始指示受付手段と、
前記開始指示受付手段が前記入力操作を受付けたことに応答して、前記表示手段の表示状態を、前記画像入力手段によって画像データが入力される前の状態に戻す復帰手段と、を含む請求項8に記載の操作装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1つに記載の操作装置と、
画像データを入力する前記画像入力手段と、
前記入力された画像データを出力する前記出力手段と、を含む画像処理装置。
【請求項11】
画像データを入力する画像入力手段と、前記入力された画像データを出力する出力手段と、を含む画像処理装置に備えられ、仮想キーを表示する表示領域を含む表示手段と、前記仮想キーに対する入力操作を受付ける入力受付手段と、を含む操作装置における表示方法であって、
前記表示領域に対し、前記仮想キーとして、前記出力手段による出力に関する設定値を入力するためのテンキーを表示するステップと、
前記画像入力手段によって画像データが入力される際に、前記表示手段に対し、前記画像データに基づく画像を、前記テンキーに対して優先して表示させるステップと、を含む、表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2012−48526(P2012−48526A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−190418(P2010−190418)
【出願日】平成22年8月27日(2010.8.27)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】