説明

文字列入力支援装置

【課題】
複数の文字列をキー入力しないでキーボード装置の出力データに変換して情報処理装置に出力することによって、容易に、かつ、確実に入力できる文字列入力支援装置を提供することである。
【解決手段】
本発明の文字列入力支援装置100は情報処理装置600に接続される。そして、文字列と文字列を識別する識別IDを格納する文字列記憶装置300と、入力データを変換してキーボード装置の出力データとして情報処理装置600に送出するデータ変換機構500と、情報処理装置600と送受信するための送受信機構200と、を備え、文字列記憶装置300に格納されて情報処理装置600のOS上で動作するソフトウェアであって、文字列と識別IDの文字列記憶装置への格納等を支援する文字列入出力支援ソフトウェアを更に備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パソコン等の情報処理装置に外部インターフェースによって接続される文字列入力支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ログインIDやパスワードは文字数が少ないと破られる可能性があるために文字数を多くして安全性を高める必要がある。また、サービスによりそれぞれ別々のログインIDやパスワードを設定して更に安全性を高める必要もある。このような場合にはキーボード装置でキー入力するのは手間がかかり、また、ログインIDとパスワードを忘れてしまう可能性がある。
【0003】
このために、ログインIDやパスワード等の文字列をICカード等の外部記憶装置に格納し、キー入力せずに情報処理装置に入力する技術が下記の特許文献1ないし3等で実現されている。これらの従来技術では、外部記憶装装置に格納されたログインIDやパスワード等の文字列を情報処理装置に取り込み、コピー&ペースト等のソフトウェア機能によって書き込みをしている。
【特許文献1】特開2003−036247号公報
【特許文献2】特開2000−330703号公報
【特許文献3】特開2002−268766号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した従来技術ではコピー&ペースト等のソフトウェア機能によって
書き込みをしているために、書き込みを要求しているアプリケーショがコピー&ペース等のソフトウェア機能の使用を禁止している場合があるという問題があった。
【0005】
本発明の第1の目的は、外部記憶装置に格納された文字数の多い複数の文字列から必要な文字列を選択し、この選択された文字列をキーボード装置の出力データに変換して入力させることによって、複数の文字列をキー入力しないで容易に、安全に、かつ、確実に入力可能とする文字列入力装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明の第2の目的は、認証機構とリンクさせることによって、また、文字列等が暗号化されて記憶装置に格納されることで安全性の高い文字列入力装置を提供することにある。
【0007】
さらに、本発明の第3の目的は、本発明の文字列入力支援装置をキーボード装置として利用することによって利用範囲の広い文字列入力支援装置を提供することにある。
【0008】
さらに、本発明の第4の目的は、複数の文字列を格納する記憶装置等を汎用製品である
ICカードで構成することによって比較的安価で実現できる文字列入力装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる目的を達成すべく、本願の第1の発明の文字列入力支援装置は、 情報処理装置に外部インターフェースによって接続される文字列入力支援装置において、複数の文字列と前記複数の文字列の各々を識別する複数の識別IDとを格納する文字列記憶装置と、入力データをキーボード装置の出力データに変換して前記変換された出力データを前記キーボード装置からの出力として前記情報処理装置に送出するデータ変換機構と、前記情報処理装置と送受信するための送受信機構と、を備え、前記文字列記憶装置に格納されて前記情報処理装置のOS上で動作するソフトウェアであって、前記文字列記憶装置への前記複数の文字列と前記複数の識別IDの格納と、前記格納された複数の文字列と前記格納された複数の識別IDの読み出しと、前記読み出された複数の文字列から前記識別IDによる文字列の選択と、前記選択された文字列を含む文字列情報データおよび前記選択された文字列を含まない制御情報データの作成と、前記文字列情報データもしくは前記制御情報データの前記データ変換機構への前記入力データとしての送出と、を支援する文字列入出力支援ソフトウェアを更に備え、前記文字列情報データが前記選択された文字列とコマンド部とで構成されて前記コマンド部にて前記選択された文字列を前記情報処理装置に送出する等の指示をすること、前記制御情報データが前記コマンド部で構成されて前記コマンド部にて前記選択された文字列以外の制御情報を前記情報処理装置に送出する等の指示をすること、を特徴とする。
【0010】
また、本願の第2の発明の文字列入力支援装置は、第1の発明において、前記文字列記憶装置と前記データ変換機構とが前記情報処理装置から利用可能とするための認証をする認証機構をさらに備えたことを特徴とする。
【0011】
さらに、本願の第3の発明の文字列入力支援装置は、第1ないし2の発明において、前記識別IDが第1の識別IDと第2の識別IDとから構成されて前記第1の識別IDまたは前記第2の識別IDが1つまたは複数の文字列の組みを識別することを特徴とする。
【0012】
さらに、本願の第4の発明の文字列入力支援装置は、第1ないし3の発明において、前記データ変換機構からの前記出力データが前記情報処理装置の表示画面上のどのウインドウに入力されるかを示すキーボードフォーカスが、前記情報処理装置のOS上で動作している前記文字列入出力支援ソフトウェアから前記情報処理装置のOS上で動作して前記出力データの入力を要求している文字列入力対象ソフトウェアに移動したタイミングで、前記文字列情報データもしくは前記制御情報データが前記データ変換機構に送出されることを特徴とする。
【0013】
さらに、本願の第5の発明の文字列入力支援装置は、第1ないし4の発明において、前記データ変換機構を前記データ変換機構を含むキーボード装置として構成することを特徴とする。
【0014】
さらに、本願の第6の発明の文字列入力支援装置は、第1ないし5の発明において、前記複数の文字列と、前記複数の識別IDと、前記文字列入出力支援ソフトウェアと、が暗号化されて格納されることを特徴とする。
【0015】
さらに、本願の第7の発明の文字列入力支援装置は、第1および第3ないし6の発明において、前記文字列記憶装置をICカードで構成することを特徴とする。
【0016】
さらに、本願の第8の発明の文字列入力支援装置は、第1ないし6の発明において、前記認証機構がユーザー情報の照合によって認証される認証機構であって、前記情報処理装置のOS上で動作して認証を支援する認証ソフトウェアを格納する認証ソフトウェア記憶装置と、ユーザーからの認証情報と照合するための認証照合データを格納する認証照合データ記憶装置と、を備え、前記文字列記憶装置に格納されて前記情報処理装置のOS上で動作するソフトウェアであって、前記認証照合データを作成して前記認証照合データ記憶装置に格納する認証照合データ登録ソフトウェアを更に備えることを特徴とする。
【0017】
さらに、本願の第9の発明の文字列入力支援装置は、第8の発明において、前記認証ソフトウェアと、前記認証照合データと、認証照合データ登録ソフトウェアと、を暗号化して格納することを特徴とする。
【0018】
さらに、本願の第10の発明の文字列入力支援装置は、第8ないし9の発明において、前記文字列記憶装置と前記認証ソフトウェア記憶装置をICカードで構成することを特徴とする。
【0019】
さらに、本願の第11の発明の文字列入力支援装置は、第1ないし6の発明において、前記認証機構が指紋の照合によって認証される認証機構であって、指紋を読み取る指紋読み取り装置と、前記指紋読み取り装置から読み込んだ指紋データと照合するための指紋照合データを格納する指紋照合データ記憶装置と、前記情報処理装置のOS上で動作して指紋認証を支援する指紋認証ソフトウェアを格納する指紋認証ソフトウェア記憶装置と、を備え、前記文字列記憶装置に格納されて前記情報処理装置のOS上で動作するソフトウェアであって、前記指紋照合データを作成して前記指紋照合データ記憶装置に格納する指紋照合データ登録ソフトウェアを更に備えることを特徴とする。
【0020】
さらに、本願の第12の発明の文字列入力支援装置は、第11の発明において、 前記指紋認証ソフトウェアと、前記指紋照合データと、前記指紋照合データ登録ソフトウェアと、を暗号化して格納することを特徴とする。
【0021】
さらに、本願の第13の発明の文字列入力支援装置は、第11ないし12の発明において、前記文字列記憶装置と前記指紋認証ソフトウェア記憶装置をICカードで構成することを特徴とする。
【0022】
さらに、本願の第14の発明の文字列入力支援装置は、第1ないし6の発明において、前記認証機構が無線ICタグ上の情報の照合によって認証される認証機構であって、無線ICタグ上の情報を読み取る無線ICタグ読み取り装置と、前記無線ICタグ読み取り装置から読み込んだタグデータと照合するためのタグ照合データを格納するタグ照合データ記憶装置と、前記情報処理装置のOS上で動作して認証を支援するタグ認証ソフトウェアを格納するタグ認証ソフトウェア記憶装置と、を備え、前記文字列記憶装置に格納されて前記情報処理装置のOS上で動作するソフトウェアであって、前記タグ照合データを作成して前記タグ照合データ記憶装置に格納するタグ照合データ登録ソフトウェアを更に備えることを特徴とする。
【0023】
さらに、本願の第15の発明の文字列入力支援装置は、第14の発明において、前記タグ認証ソフトウェアと、前記タグ照合データと、タグ照合データ登録ソフトウェアと、を暗号化して格納することを特徴とする。
【0024】
さらに、本願の第16の発明の文字列入力支援装置は、第14ないし15の発明において、前記文字列記憶装置と、前記タグ認証ソフトウェア記憶装置と、をICカードで構成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
以上説明したように、本発明においては、以下に記載する効果を得ることができる。
【0026】
第1の効果は、外部記憶装置に格納された文字数の多い複数の文字列をキー入力しないで入力するために容易に入力が可能となる。
【0027】
また、第2の効果は、アプリケーションからは物理的なキーボード装置からの入力として見えるために、確実に、かつ、安全に入力することが可能となる。
【0028】
さらに、第3の効果は、認証機能とリンクさせることによって、また、文字列等を暗号化して格納することによって、さらに安全性を向上させて入力することが可能となる。
【0029】
さらに、第4の効果は、キーボード装置としての利用も可能であるために利用範囲の広い文字列入力装置を提供することが可能となる。
【0030】
さらに、第5の効果は、ICカード等の汎用部品を利用して構成するために、比較的安価で、かつ、短期間で製品化が実現できることが期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施の形態の構成図である。図1において、文字列入力支援装置100は、外部インターフェースで情報処理装置600と接続され、文字列記憶装置300と、データ変換機構500と、情報処理装置600と送受信するための送受信機構200とで構成される。そして、文字列入力支援装置100には組み込み制御ソフトウェアが実装される。また、情報処理装置600には表示装置400、マウス装置410、キーボード装置420が接続されている。
【0032】
文字列記憶装置300には文字列を識別する複数の識別IDと、識別IDに対応した複数の文字列と、複数の識別IDと複数の文字列の登録等を行う文字列入出力支援ソフトウェアと、が格納される。本発明の文字列入力支援装置では、文字数が多いなどの理由でわかり難い文字列を取り扱うために、わかり易い名前を用いて文字列を識別する識別IDと対応する文字列とがセットになって文字列記憶装置300に格納される。
【0033】
これによって、わかり易い識別IDを指示することで文字数が多いなどの理由でわかり難い文字列を容易に選択できる。この識別IDは、第1の識別IDと第2の識別IDによって構成され、第1の識別IDが文字列の1つまたは複数の文字列の組みを識別し、第2の識別IDがこの組みの各々の文字列を識別するようにすることも可能である。このようにすることで、1つまたは複数の文字列をグループ化することができ、文字列の選択が更に容易になる。
【0034】
文字列記憶装置300に格納された識別IDと文字列が情報処理装置600に読み出され、識別IDを指定することで対応した文字列が選択され、この選択された文字列を含む文字列情報データが情報処理装置600からデータ変換機構500に送出される。これらの一連の処理は、情報処理装置600のOS上で動作する文字列入出力支援ソフトウェアによって実行される。
【0035】
データ変換機構500は、入出力部510と、コマンド処理部520と、変換部530で構成される。情報処理装置600に文字列を入力する場合は、文字列情報データがデータ変換機構500への入力データとして入力される。文字列情報データはコマンド部と文字列から構成される。このコマンド部と文字列は入出力部510を介してコマンド処理部520に送られ、コマンド部が解読される。コマンド部では文字列を情報処理装置600に送出するための指定がされており、文字列が変換部530に送られてキーボード装置の出力データに変換され、入出力部510を介して送出される。この時、情報処理装置600はキーボード装置から出力されたものと認識する。
【0036】
また、情報処理装置600に文字列の入力ではなく、デリートやバックスペース等の入力をする場合には、制御情報データがデータ変換機構500に入力される。制御情報データはコマンド部のみで構成される。このコマンド部が入出力部510を介してコマンド処理部520に送られ、コマンド部が解読される。コマンド部では情報処理装置600にデリートやバックスペース等を入力するための指定がされており、変換部530ではそれらに対応したキーボード装置の出力データに変換され、入出力部510を介して送出される。この時、同様に、情報処理装置600はキーボード装置から出力されたものと認識する。
【0037】
文字列入力支援装置100に実装される組み込み制御ソフトウェアは文字列記憶装置300とデータ変換機構500の状態制御等の制御を行うと共に、暗号化・復号化ソフトウェアを含む。情報処理装置500から転送される識別IDと文字列が、この暗号化・復号化ソフトウェアによって暗号化されて文字列記憶装置300に格納される。また、文字列記憶装置300から暗号化された識別IDと文字列が読み出される時に、この暗号化・復号化ソフトウェアによって復号化されて情報処理装置600に送出される。また、文字列入出力支援ソフトウェアにつても、同様にして暗号化および復号化の処理が行われる。このように暗号化して格納することで安全性が高まる。
【0038】
文字列入力支援装置100は、情報処理装置600に接続されて電源がONになった時点で、文字列記憶装置300とデータ変換機構500は情報処理装置600のOSから認識された状態となる。情報処理装置600から文字列記憶装置300はアクセスが可能であり、文字列入出力支援ソフトウェアは読み出されて情報処理装置600のOS上で実行できるようになる。また、情報処理装置600はデータ変換機構500からの出力データをキーボード装置から出力されたものと認識する。
【0039】
最初に、識別IDと文字列を文字列記憶装置300に格納する動作を説明する。情報処理装置600のOS上で動作する文字列入出力支援ソフトウェアが準備した登録画面が表示装置400の表示画面上に表示される。ユーザーはこの登録画面を用いて登録したい識別IDと対応した文字列を入力する。そして、文字列入出力支援ソフトウェアが登録画面に入力された識別IDと文字列を文字列入力支援装置100に送出し、文字列記憶装置300に格納される。この登録は必要な回数だけ順次繰り返される。なお、この時、前述のように暗号化されて格納される。
【0040】
次に、文字列記憶装置300に格納された識別IDと文字列を情報処理装置600に読み出す動作を説明する。まず、文字列記憶装置300に格納された文字列を利用して文字列入力をしたいアプリケーションから文字列入出力支援ソフトウェアにキーボードフォーカスを移動させる。このアプリケーションを文字列入力対象ソフトウェアと呼ぶことにする。文字列入力対象ソフトウェアとしては、ワードプロセッサ、ブラウザ、エディタなどのアプリケーションが考えられる。
【0041】
キーボードフォーカスは表示画面上のどのウインドウにキーボード装置からの入力データが送られるかを示している。キーボードフォーカスの移動は、例えば、ユーザーが文字列入出力支援ソフトウェアをマウスでクリックすることで行える。
【0042】
文字列入出力支援ソフトウェアによって、文字列記憶装置300から識別IDと文字列が情報処理装置600に順次読み出される。識別IDと文字列は暗号化されて格納されているので、前述のように復号化されて情報処理装置600に読み出される。
【0043】
続いて、情報処理装置600に読み出された複数の文字列の中から識別IDを指定して対応する文字列を選択し、この選択された文字列が文字列入力対象ソフトウェアに入力される動作を説明する。ユーザーが選択したい文字列に対応する識別IDを表示画面上で指示すると、文字列入力支援ソフトウェアはこの識別IDに対応する文字列を選択し、文字列を含む文字列情報データを作成して変換機構500に送出する。この文字列情報データは前述のようにコマンド部と文字列で構成され、コマンド部では文字列を情報処理装置500に送出するための指定がされる。文字列情報データをデータ変換機構500に送出するタイミングはキーボードフォーカスが文字列入出力支援ソフトウェアから文字列入力対象ソフトウェアに移動するタイミングを捕らえて行われる。
【0044】
データ変換機構500は、前述のように、入力された文字列情報データに基づいて、文字列をキーボード装置の出力データに変換して情報処理装置600に送出する。この時、情報処理装置600はキーボード装置から出力されたものと認識する。そして、文字列入力対象ソフトウェアの表示画面上に選択された文字列が入力される。
【0045】
このようにして、例えば、文字数が多いなどの理由でわかり難いパスワードを容易に入力できる。さらに、サービス毎に異なった複数のパスワードをキー入力しないで効率良く入力できる。これらのパスワードに限らず、文字数が多いなどの理由でわかり難い各種の文字列を外部の記憶装置に格納しておき、必要に応じて取り出して選択することで、情報処理装置600のOS上で動作している文字列入力対象ソフトウェアにキー入力しないで効率良く文字列を入力できる。
【0046】
また、デリートやバックスペース等の入力をする場合には、前述した一連の処理の中で、識別IDと文字列の登録と、読み出しと、選択は不要である。そして、文字列情報データの替わりに制御情報データがデータ変換機構500に送出され、デリートやバックスペース等に対応した出力データに変換されて情報処理装置600に入力される。
【0047】
図2は本発明の第2の実施の形態の構成図である。
図2は、図1において、文字列入出力支援装置100を認証するための認証機構を新たに追加した構成となっている。認証手段としては、ユーザーの認証情報の照合によって認証するユーザー情報認証手段を採用しており、文字列入力支援装置110には、認証ソフトウェア記憶装置700と、認証照合データ記憶装置800と、文字列記憶装置301に格納される認証照合データ登録ソフトウェアと、組み込み制御ソフトウェアに付加される認証情報照合ソフトウェアが新たに追加される。その他の部分は図1と同様である。
【0048】
文字列入力支援装置110は、情報処理装置600に接続されて電源がONになった時点では常に、情報処装置600のOSからは認証ソフトウェア記憶装置700のみが認識された状態である。情報処理装置600は認証ソフトウェア記憶装置700へのアクセスは可能であるが、文字列記憶装置301とデータ変換機構501と、認証照合データ記憶装置800は認識されていない状態で、情報処理装置600は文字列記憶装置301にはアクセスができず、データ変換機構501からの出力もキーボード装置からの出力として認識せず、また、認証照合データ記憶装置800にもアクセスできない。なお、データ変換機構501を認識された状態とし、情報処理装置600がデータ変換機構501からの出力をキーボード装置からの出力と認識するように設定することも可能である。
【0049】
次に、文字列入力支援装置110を認証するための手順を説明する。図3は、認証処理のフローチャートである。文字列入力支援装置110が情報処理装置600に接続されて電源がONになった時点で、前述のように情報処理装置600は認証ソフトウェア記憶装置700にアクセスが可能となっている。認証ソフトウェア記憶装置700の認証ソフトウェアが情報処理装置600に読み込まれてOS上で起動される(S101)。
【0050】
次に、認証ソフトウェアが文字列入力支援装置110を認証するための認証情報をユーザーに要求し、このユーザーからの認証情報を組み込みソフトウェアに付加された認証情報照合ソフトウェアに送出する。認証情報照合ソフトウェアは認証照合データ記憶装置800に前もって格納されている認証照合データを読み込んでユーザーからの認証情報と照合する(S102)。
【0051】
次に、認証情報照合ソフトウェアは認証結果を認証ソフトウェアに連絡し、認証が成功すれば次の処理に進み、不成功であれば、再度、ユーザーに新たな認証情報を要求する(S103)。
【0052】
認証が成功した場合、組み込み制御ソフトウェアは、情報処理装置600のOSが認証ソフトウェア記憶装置700を認識している状態から、文字列記憶装置301と、データ変換機構501と、認証照合データ記憶装置800を認識している状態に切り替える(S104)。なお、状態を切り替えるのではなく、認証ソフトウェア記憶装置700を認識した状態として残すように設定することも可能である。また、認証照合データ記憶装置800は継続して未認識状態とすることも可能である。その場合でも、認証照合データ記憶装置800は認証情報照合ソフトウェアからはアクセス可能である。
【0053】
最後に、認証ソフトウェアの動作を終結する(S105)。
なお、認証照合データは、文字列記憶装置301に格納されている認証照合データ登録ソフトウェアを情報処理装置600のOS上で実行して作成され、認証照合データ記憶装置800に格納される。認証照合データが作成されていない場合は、直ちに文字列記憶装置301等が認識されている状態に切り替えることが可能である。
【0054】
このようにして文字列入力支援装置110の認証が完了し、文字列入出力支援ソフトウェアが文字列記憶装置301から読み出されて情報処理装置600のOS上で実行できるようになる。認証後の動作は図1で説明したのと同様である。なお、組み込み制御ソフトウェアは、情報処理装置600のOSが認証ソフトウェア記憶装置700のみを認識している状態に切り替えることが可能である。
【0055】
なお、図1で説明したと同様に、識別IDと、文字列と、文字列入出力支援ソフトウェアと、認証照合データ登録ソフトウェアは、文字列記憶装置301に格納される時に暗号化され、読み出される時に復号化される。また、認証ソフトウェアと認証照合データについても暗号化および復号化が行われる。
【0056】
図4は本発明の第3の実施の形態の構成図である。
図4は、図1において、文字列入出力支援装置100を認証するための認証機構を新たに追加した構成となっている。認証手段としては、指紋の照合によって認証する指紋認証手段を採用しており、文字列入力支援装置111には、指紋認証ソフトウェア記憶装置710と、指紋照合データ記憶装置810と、指紋読み取り装置900と、文字列記憶装置302に格納される指紋照合データ登録ソフトウェアと、組み込み制御ソフトウェアに付加される指紋認証情報照合ソフトウェアが新たに追加される。指紋読み取り装置900は、ユーザーが指を装置に置くとユーザーの指紋を読み取って、読み取った指紋を指紋データとして送出する。その他の部分は図1と同様である。
【0057】
文字列入力支援装置111の認証を行うには、まず、情報処理装置600に指紋認証ソフトウェアが読み込まれてOS上で実行される。指紋認証ソフトウェアが実行されると、指紋読み取り装置900から指紋データが情報処理装置600に読み込まれて指紋認証情報照合ソフトウェアに送出される。指紋認証情報照合ソフトウェアは、指紋照合データ記憶装置810から指紋照合データを読み込み、情報処理装置600から送られた指紋データと照合して認証が行われる。指紋認証手段を利用することによって、文字列入力支援装置111の安全性がさらに高まる効果がある。なお、指紋認証ソフトウェア記憶装置710を設けず、指紋認証情報照合ソフトウェアが直接指紋読み取り装置900から指紋データを、指紋照合データ記憶装置810から指紋照合データを読み込んで照合して認証を行うようにすることも可能である。
【0058】
文字列入力支援装置111の認証が完了すると、文字列入出力支援ソフトウェアが文字列記憶装置302から読み出されて情報処理装置600のOS上で実行できるようになる。認証後の動作は図1で説明したのと同様である。なお、指紋照合データの登録は以下のように行われる。文字列記憶装置302の指紋照合データ登録ソフトウェアが情報処理装置600のOS上で実行され、指紋読み取り装置900から指紋データが読み込まれる。そして、指紋特徴部分を抽出して指紋照合データが作成され、指紋照合データ記憶装置810に格納される。
【0059】
なお、図1で説明したと同様に、識別IDと、文字列と、文字列入出力支援ソフトウェアと、指紋照合データ登録ソフトウェアは、文字列記憶装置302に格納される時に暗号化され、読み出される時に復号化される。また、指紋認証ソフトウェアと指紋照合データについても暗号化および復号化が行われる。
【0060】
図5は本発明の第4の実施の形態の構成図である。図5は、図1において、文字列入出力支援装置100を認証するための認証機構を新たに追加した構成となっている。認証手段としては、無線ICタグの情報の照合によって認証する無線ICタグ認証手段を採用しており、文字列入力支援装置112には、タグ認証ソフトウェア記憶装置720と、タグ照合データ記憶装置820と、無線ICタグ読み取り装置910と、文字列記憶装置303に格納されるタグ照合データ登録ソフトウェアと、組み込み制御ソフトウェアに付加されるタグ認証情報照合ソフトウェアが新たに追加される。また、文字列入出力支援装置112の近傍には無線ICタグ920が設置されて、無線ICタグ読み取り装置910と無線を介して接続される。その他の部分は図1と同様である。
【0061】
文字列入力支援装置112の認証を行うには、まず、情報処理装置600にタグ認証ソフトウェアが読み込まれてOS上で実行される。タグ認証ソフトウェアが実行されると、無線ICタグ読み取り装置910が無線ICタグ920から取得したタグデータが情報処理装置600に読み込まれ、タグ認証情報照合ソフトウェアに送出される。タグ認証情報照合ソフトウェアは、タグ照合データ記憶装置820からタグ照合データを読み込み、情報処理装置600から送られたタグデータと照合して認証が行われる。
【0062】
文字列入力支援装置112の認証が完了すると、文字列入出力支援ソフトウェアが文字列記憶装置303から読み出されて情報処理装置600のOS上で実行できるようになる。認証後の動作は図1で説明したのと同様である。なお、タグ照合データの登録は以下のように行われる。文字列記憶装置303のタグ照合データ登録ソフトウェアが情報処理装置600のOS上で実行されて作成され、タグ照合データ記憶装置820に格納される。
なお、タグ認証ソフトウェア記憶装置720を設けず、タグ認証情報照合ソフトウェアが直接無線ICタグ読み取り装置910からタグデータを、タグ照合データ記憶装置820からタグ照合データを読み込んで照合して認証を行うようにすることも可能である。
【0063】
なお、図1で説明したと同様に、識別IDと、文字列と、文字列入出力支援ソフトウェアと、タグ照合データ登録ソフトウェアは、文字列記憶装置303に格納される時に暗号化され、読み出される時に復号化される。また、タグ認証ソフトウェアとタグ照合データについても暗号化および復号化が行われる。
【0064】
認証手段としては、図2、図4、図5で採用した認証手段以外に、例えば、静脈認証等の認証手段が考えられるが、その他の認証手段であっても容易に置き換えることが可能である。
【0065】
図6は本発明の第5の実施の形態の構成図である。
図6は、図1の構成における文字列記憶装置100と機能的に同等の文字列記憶装置304をICカード930に組み込んで置換えた場合の構成図である。そして、ICカード930は送受信機構220に新たに組み込まれたICカード挿入部230と接続される。
【0066】
なお、図1で説明したように、識別IDと、文字列と、文字列入出力支援ソフトウェアは格納される時に暗号化され、読み出される時に復号化されるが、この暗号化はICカード挿入部230からICカード930に送出する以前に行われ、また、復号化はICカード930からICカード挿入部230で受け取った後に行われる。なお、ICカード930の中に、暗号化と復号化の処理を組み込むことも可能である。
【0067】
図7は本発明の第6の実施の形態の構成図である。
図7は、図2の構成における認証ソフトウェア記憶装置700と文字列記憶装置301を、機能的に同等の認証ソフトウェア記憶装置701と文字列記憶装置305をICカード940に組み込んで置換えた場合の構成図である。そして、ICカード940は送受信機構221に新たに組み込まれたICカード挿入部231と接続される。
【0068】
なお、図1と図2で説明したように、識別IDと、文字列と、文字列入出力支援ソフトウェアと、認証照合データ登録ソフトウェアと、認証ソフトウェアは格納される時に暗号化され、読み出される時に復号化されるが、この暗号化はICカード挿入部231からICカード940に送出する以前に行われ、また、復号化はICカード940からICカード挿入部231で受け取った後に行われる。なお、ICカード940の中に、暗号化と復号化の処理を組み込むことも可能である。
【0069】
図4の構成における指紋認証ソフトウェア記憶装置710と文字列記憶装置302についても、機能的に同等の記憶装置をICカードに組み込んで置換えることが可能である。
文字列等の暗号化と復号化についても、図1と、図4と、図7で説明したのと同様にして行われる。
【0070】
さらに、図5の構成におけるタグ認証ソフトウェア記憶装置720と文字列記憶装置303についても、機能的に同等の記憶装置をICカードに組み込んで置換えることが可能である。文字列等の暗号化と復号化についても、図1と、図5と、図7で説明したのと同様にして行われる。
【0071】
ICカードは広く普及した汎用製品であり、このICカードを使用して構成することによって、比較的安価な本発明の文字列入力支援装置の実現が期待できると同時に、開発期間の短縮が期待できる。なお、専用の記憶装置を用いて構成することも、もちろん可能である。
【0072】
図8はデータ変換機構を、データ変換機構を含むキーボード装置として構成した場合の図である。図8の構成のうち、データ変換機構506は図1のデータ変換機構500と機能的に同等である。新たな追加部分はキーボード装置のキーに相当するキー部540と、変換部536からの出力とキー部540からの出力のどちらかを選択して入出力部516に出力する選択回路550である。このようにして、データ変換機構を、デー
タ変換機構を含むキーボード装置として容易に構成することができ、利用範囲の広い文字列入力支援装置を提供することが可能となる。なお、変換部536からの出力とキー部540からの出力のどちらを選択するかについては、文字列入力支援ソフトウェアによってキーボード装置560に入力される制御情報データでどちらを選択するかが指定される。
【0073】
本発明の文字列入力支援装置は外部インターフェースで接続される。この外部インターフェースとしては各種のインターフェース規格を利用することが可能であるが、USB規格を利用することが望ましい。キーボード装置、マウス装置、スキャナ装置、プリンタ装置等のUSB規格に準拠した各種の周辺装置が開発されている。
【産業上の利用可能性】
【0074】
本発明の文字列入力支援装置は、パソコン等の情報処理装置とのローカルな接続の場合のみに限らず、LAN環境や無線接続等、ユーザーの運営形態に応じた接続にも適用可能である。さらに、登録される文字列はパスワードに限らず、定型文やオリジナルの文章や語句等、あらゆるテキストデータの範囲を含む。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の構成図である。
【図3】認証処理のフローチャートである。
【図4】本発明の第3の実施の形態の構成図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の構成図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態の構成図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態の構成図である。
【図8】データ変換機構を、データ変換機構を含むキーボード装置として構成した場合の構成図である。
【符号の説明】
【0076】
100・・・・文字列入力支援装置
200・・・・送受信機構
300・・・・文字列記憶装置
400・・・・表示装置
500・・・・データ変換機構
600・・・・情報処理装置


【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置に外部インターフェースによって接続される文字列入力支援装置において、複数の文字列と前記複数の文字列の各々を識別する複数の識別IDとを格納する文字列記憶装置と、入力データをキーボード装置の出力データに変換して前記変換された出力データを前記キーボード装置からの出力として前記情報処理装置に送出するデータ変換機構と、前記情報処理装置と送受信するための送受信機構と、を備え、前記文字列記憶装置に格納されて前記情報処理装置のOS上で動作するソフトウェアであって、前記文字列記憶装置への前記複数の文字列と前記複数の識別IDの格納と、前記格納された複数の文字列と前記格納された複数の識別IDの読み出しと、前記読み出された複数の文字列から前記識別IDによる文字列の選択と、前記選択された文字列を含む文字列情報データおよび前記選択された文字列を含まない制御情報データの作成と、前記文字列情報データもしくは前記制御情報データの前記データ変換機構への前記入力データとしての送出と、を支援する文字列入出力支援ソフトウェアを更に備え、前記文字列情報データが前記選択された文字列とコマンド部とで構成されて前記コマンド部にて前記選択された文字列を前記情報処理装置に送出する等の指示をすること、前記制御情報データが前記コマンド部で構成されて前記コマンド部にて前記選択された文字列以外の制御情報を前記情報処理装置に送出する等の指示をすること、を特徴とする文字列入力支援装置。
【請求項2】
前記文字列記憶装置と前記データ変換機構とが前記情報処理装置から利用可能とするための認証をする認証機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の文字列入力支援装置。
【請求項3】
前記識別IDが第1の識別IDと第2の識別IDとから構成されて前記第1の識別IDまたは前記第2の識別IDが1つまたは複数の文字列の組みを識別することを特徴とする請求項1ないし2記載の文字列入力支援装置。
【請求項4】
前記データ変換機構からの前記出力データが前記情報処理装置の表示画面上のどのウインドウに入力されるかを示すキーボードフォーカスが、前記情報処理装置のOS上で動作している前記文字列入出力支援ソフトウェアから前記情報処理装置のOS上で動作して前記出力データの入力を要求している文字列入力対象ソフトウェアに移動したタイミングで、前記文字列情報データもしくは前記制御情報データが前記データ変換機構に送出されることを特徴とする請求項1ないし3記載の文字列入力支援装置。
【請求項5】
前記データ変換機構を前記データ変換機構を含むキーボード装置として構成することを特徴とする請求項1ないし4記載の文字列入力支援装置。
【請求項6】
前記複数の文字列と、前記複数の識別IDと、前記文字列入出力支援ソフトウェアと、が暗号化されて格納されることを特徴とする請求項1ないし5記載の文字列入力支援装置。
【請求項7】
前記文字列記憶装置をICカードで構成することを特徴とする請求項1および請求項3ないし6記載の文字列入力支援装置。
【請求項8】
前記認証機構がユーザー情報の照合によって認証される認証機構であって、前記情報処理装置のOS上で動作して認証を支援する認証ソフトウェアを格納する認証ソフトウェア記憶装置と、ユーザーからの認証情報と照合するための認証照合データを格納する認証照合データ記憶装置と、を備え、前記文字列記憶装置に格納されて前記情報処理装置のOS上で動作するソフトウェアであって、前記認証照合データを作成して前記認証照合データ記憶装置に格納する認証照合データ登録ソフトウェアを更に備えることを特徴とする請求項1ないし6記載の文字列入力支援装置。
【請求項9】
前記認証ソフトウェアと、前記認証照合データと、認証照合データ登録ソフトウェアと、を暗号化して格納することを特徴とする請求項8記載の文字列入力支援装置。
【請求項10】
前記文字列記憶装置と前記認証ソフトウェア記憶装置をICカードで構成することを特徴とする請求項8ないし9記載の文字列入力支援装置。
【請求項11】
前記認証機構が指紋の照合によって認証される認証機構であって、指紋を読み取る指紋読み取り装置と、前記指紋読み取り装置から読み込んだ指紋データと照合するための指紋照合データを格納する指紋照合データ記憶装置と、前記情報処理装置のOS上で動作して指紋認証を支援する指紋認証ソフトウェアを格納する指紋認証ソフトウェア記憶装置と、を備え、前記文字列記憶装置に格納されて前記情報処理装置のOS上で動作するソフトウェアであって、前記指紋照合データを作成して前記指紋照合データ記憶装置に格納する指紋照合データ登録ソフトウェアを更に備えることを特徴とする請求項1ないし6記載の文字列入力支援装置。
【請求項12】
前記指紋認証ソフトウェアと、前記指紋照合データと、前記指紋照合データ登録ソフトウェアと、を暗号化して格納することを特徴とする請求項11記載の文字列入力支援装置。
【請求項13】
前記文字列記憶装置と前記指紋認証ソフトウェア記憶装置をICカードで構成することを特徴とする請求項11ないし12記載の文字列入力支援装置。
【請求項14】
前記認証機構が無線ICタグ上の情報の照合によって認証される認証機構であって、無線ICタグ上の情報を読み取る無線ICタグ読み取り装置と、前記無線ICタグ読み取り装置から読み込んだタグデータと照合するためのタグ照合データを格納するタグ照合データ記憶装置と、前記情報処理装置のOS上で動作して認証を支援するタグ認証ソフトウェアを格納するタグ認証ソフトウェア記憶装置と、を備え、前記文字列記憶装置に格納されて前記情報処理装置のOS上で動作するソフトウェアであって、前記タグ照合データを作成して前記タグ照合データ記憶装置に格納するタグ照合データ登録ソフトウェアを更に備えることを特徴とする請求項1ないし6記載の文字列入力支援装置。
【請求項15】
前記タグ認証ソフトウェアと、前記タグ照合データと、タグ照合データ登録ソフトウェアと、を暗号化して格納することを特徴とする請求項14記載の文字列入力支援装置。
【請求項16】
前記文字列記憶装置と、前記タグ認証ソフトウェア記憶装置と、をICカードで構成することを特徴とする請求項14ないし15記載の文字列入力支援装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−47952(P2007−47952A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−230220(P2005−230220)
【出願日】平成17年8月9日(2005.8.9)
【出願人】(304036112)
【Fターム(参考)】