説明

文書管理装置、文書管理システム、及び文書管理プログラム

【課題】文書制御情報が付与されていない文書への文書制御情報の登録作業を、本構成を採用しない場合に比べて容易に行うことを目的とする。
【解決手段】ポリシ情報を取得するためのコード情報が形成された登録済みの紙文書と新たに登録する紙文書とを画像形成装置12や画像読取装置が接続されたクライアントコンピュータで読み取ることで、読み取ったコード情報から既に登録された紙文書のポリシ情報(ポリシID及びユーザID)を取得し、新たに読み込まれた文書のポリシ情報として複写して新たに読み取った紙文書を登録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文書管理装置、文書管理システム、及び文書管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
文書情報のセキュリティポリシやアクセス権の設定等に関する技術としては、例えば、特許文献1〜4に記載の技術が提案されている。
【0003】
特許文献1に記載の技術では、紙文書を読み取って文書管理システムに格納することにより、格納先のフォルダ毎に設定されたセキュリティポリシを新たに格納された文書に自動的に付与することが提案されている。
【0004】
また、特許文献2に記載の技術では、紙文書を読み取って、紙文書の印刷源である元文書の対応情報を取得し、取得したセキュリティポリシに基づき、元文書を利用した新たな電子文書作成や紙文書に対する電子文書の配信などの処理を行うことが提案されている。
【0005】
また、特許文献3に記載の技術では、データベースに登録された文書の管理情報を付与した媒体文書を出力し、システムにおいて媒体文書の管理情報を読み取って、アクセス権のあるユーザにはオリジナル文書の出力を許可することが提案されている。また、文書中に記載された配布先ユーザとグループは、文書のデータベース登録時にアクセス権限者として自動的に設定することが提案されている。
【0006】
さらに、特許文献4に記載の技術では、紙文書と電子文書を統合的に管理するドキュメント管理システムにおいて、紙文書に付与されたURIを読み取ることにより、アクセス権に応じた原本文書への処理を行うことが提案されている。
【特許文献1】特開2007−199910号公報
【特許文献2】特開2007−243621号公報
【特許文献3】特開平10−143414号公報
【特許文献4】特開2003−157251号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、文書制御情報が付与されていない文書への文書制御情報の登録作業を、本構成を採用しない場合に比べて容易に行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の文書管理装置は、文書情報に対する処理を制御する文書制御情報、または該文書制御情報を取得するための情報の何れか一方を表す付与情報が記録された出力媒体、及び文書制御情報が付与されていない文書を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られた前記出力媒体の前記付与情報に基づいて、前記出力媒体に対応する前記文書制御情報を取得する取得手段と、前記読取手段によって文書制御情報が付与されていない文書を読み取ることによって得られる文書情報に対して、前記取得手段によって取得された前記文書制御情報を付与する付与手段と、前記付与手段によって前記文書制御情報が付与された前記文書情報を、文書情報を管理する文書管理手段に登録する登録手段と、を備えることを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、使用者の認証を行う認証手段を更に備え、前記付与手段が、前記認証手段によって認証された使用者の予め定められた前記文書制御情報の複写権に基づいて、前記使用者が前記複写権を有する場合に、前記読取手段によって文書制御情報が付与されていない文書を読み取ることによって得られる文書情報に対して、前記取得手段によって取得された前記文書制御情報を付与することを特徴としている。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記認証手段によって認証された使用者の予め定められた前記文書制御情報の表示権に基づいて、前記使用者が前記表示権を有する場合に、前記取得手段によって取得された前記文書制御情報を表示する表示手段を更に備えることを特徴としている。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記認証手段によって認証された使用者の予め定められた前記文書制御情報の変更権に基づいて、前記使用者が前記変更権を有する場合に、前記表示手段によって表示された前記文書制御情報を変更する変更手段を更に備え、前記付与手段が、前記読取手段によって文書制御情報が付与されていない文書を読み取ることによって得られる文書情報に対して、前記変更手段によって変更された前記文書制御情報を付与することを特徴としている。
【0012】
請求項5に記載の文書管理システムは、請求項1〜4の何れか1項に記載の文書管理装置と、前記認証手段によって認証を行うための認証情報を管理する認証管理手段と、前記認証手段によって認証された使用者の前記文書制御情報に対する予め定められた権限を管理する文書制御情報管理手段と、文書情報を管理する文書管理手段と、を備えることを特徴としている。
【0013】
請求項6に記載の文書管理プログラムは、請求項1〜4の何れか1項に記載の文書管理装置の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、文書制御情報が付与されていない文書への文書制御情報の登録作業を、本構成を採用しない場合に比べて容易に行うことができる、という効果がある。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、安全に文書登録を行うことができる、という効果がある。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、文書制御情報を確認して文書制御情報が付与されていない文書に付与することができる、という効果がある。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、文書制御情報が付与されていない文書の文書情報へのアクセス権設定を安全かつ容易に行うことができる、という効果がある。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、文書制御情報が付与されていない文書の文書情報への煩雑なアクセス権設定作業を行うことなく、本構成を採用しない場合に比べて、文書制御情報が付与されていない文書の登録作業を容易に行うことができる、という効果がある。
【0019】
請求項6に記載の発明によれば、文書制御情報が付与されていない文書への文書制御情報の登録作業を、本構成を採用しない場合に比べて容易に行うことができる、という効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係わる文書管理システムの概略構成を示す図である。
【0021】
本発明の第1実施形態に係わる文書管理システム10は、図1に示すように、画像形成装置12、認証サーバ14、文書管理サーバ16、ポリシサーバ18、及びクライアントコンピュータ20がネットワーク24に接続されて構成されている。なお、ネットワーク24としては、各種ネットワークを適用することができる。
【0022】
画像形成装置12は、複写機能、ファクシミリ機能、及び画像読取機能等の複数の機能を備えているものを適用する。画像形成装置12を使用する際には、ICカードや暗証番号入力等を行うことによって使用者の認証を行って使用可能となる。
【0023】
画像形成装置12を使用する際の認証は、ネットワーク24に接続された認証サーバ14にICカードの情報や暗証番号等を送信することで行われる。認証サーバ14には、使用者を特定するための情報や使用者を特定するための暗証番号が予め記憶されており、例えば、画像形成装置12を使用する際にネットワーク24を介して認証サーバ14に送信されたICカードの情報や暗証番号等の情報と、認証サーバ14に記憶された情報とを認証サーバ14が照合することによって使用者を特定して、特定結果を画像形成装置12に返信することによって認証する。すなわち、登録されていないユーザの画像形成装置12の使用を制限する。なお、情報の照合は、認証サーバ14に記憶された情報を画像形成装置12が取得して照合するようにしてもよい。
【0024】
文書管理サーバ16は、画像形成装置12によって紙文書を読み取ることによって得られる文書データや、クライアントコンピュータ20で作成された文章データ等を格納する。文書データを格納する際には、文書を特定するための文書IDを付加して格納する。そして、文書管理サーバ16に格納された文書データへのアクセスは、認証サーバ14によって認証され、ポリシサーバ18によって認められた権限を有する場合に文書データへのアクセスが許可される。
【0025】
ポリシサーバ18は、文書データに付与され、文書データに対する処理を制御する文書制御情報(以下、ポリシ情報という。)の管理を行う。ポリシ情報としては、例えば、文書管理サーバ16に格納された文書データに対する属性表示権や、内容表示権、印刷権、ポリシ表示権、ポリシ複写権、及びポリシ変更権などがある。例えば、文書に対する所定の処理(内容表示、印刷、ポリシ表示、ポリシ複写、及びポリシ変更等)を実行する権限が定められたテーブル等を記憶しており、権限に応じて文書管理サーバ16に格納された文書に対する処理を制御する。
【0026】
クライアントコンピュータ20は、文書の作成や、ポリシサーバ18で管理されるポリシ情報に応じて、文書管理サーバ16に格納された文書の内容表示、印刷指示、ポリシ表示、ポリシ複写、及びポリシ変更等の所定の処理に対応する制御が行われる。クライアントコンピュータ20は、ICカードの情報や暗証番号の入力等を行うことによって認証サーバ14に対して認証を行い、ポリシサーバ18から使用者を特定するためのユーザIDや文書IDに対応するポリシ情報を取得することで、認証サーバ14の認証結果やポリシサーバ18から取得したポリシ情報に応じた文書管理サーバ16に格納された文書に対するアクセスが許可される。
【0027】
図2(A)は、認証サーバ14、文書管理サーバ16、ポリシサーバ18、及びクライアントコンピュータ20等の概略構成を示すブロック図であり、図2(B)は、画像形成装置12の概略構成を示すブロック図である。
【0028】
各サーバ及びクライアントコンピュータ20は、図2(A)に示すように、CPU30、ROM32、RAM34、及び入出力ポート36を備えている。入出力ポート36には、ディスプレイ38、マウス40、キーボード42、及びハードディスク44等の記憶装置が接続されている。なお、クライアントコンピュータ20の入出力ポート20にはスキャナ等の画像読取装置22(図1)を接続して、文書管理サーバ16に対して文書データの登録が可能なようにしてもよい。
【0029】
認証サーバ14のハードディスク44には、画像形成装置12を使用するための認証を行うための認証情報等が記憶されている。認証情報としては、例えば、図3(A)に示すように、ICカードや暗証番号に対応する画像形成装置12の使用者(ユーザID)が予め登録されており、画像形成装置12やクライアントコンピュータ20等で入力された暗証番号やICカードの情報と登録されたユーザIDとを照合することにより認証を行う。そして、認証サーバ14は、使用者が登録されている場合に、画像形成装置12やクライアントコンピュータ20等の使用を許可する。なお、使用者を特定するためのユーザIDの登録は、認証サーバ14で行うようにしてもよいし、所定の権限をICカードの情報や暗証番号等で認証して、クライアントコンピュータ20等から登録するようにしてもよい。
【0030】
また、文書管理サーバ16のハードディスク44には、文書ID、属性情報、及び文書内容を表す文書データ等を管理するための情報等が記憶されている。例えば、図3(B)に示すように、文書ID毎に属性情報及び文書データが予め登録されている。なお、文書データの登録は、画像形成装置12や画像読取装置22が接続されたクライアントコンピュータ20等から行うことが可能であり、文書データを登録する際の処理については後述する。
【0031】
さらに、ポリシサーバ18のハードディスク44には、文書管理サーバ16に登録された文書を特定するための文書ID毎にポリシ情報を管理するための情報が記憶されている。例えば、図3(C)に示すように、ポリシ情報の内容を特定するためのポリシIDに対応する操作内容を表すテンプレートが記憶されていると共に、図3(D)に示すように、文書ID毎に、ポリシID及びユーザIDが予め定められたテーブルが記憶されている。これによって、文書管理サーバ16に格納された各文書毎に対応するポリシIDが表すポリシ情報によって、属性表示、内容表示、印刷権、ポリシ複写、ポリシ表示、及びポリシ変更等の文書に対する所定の処理が制御される。また、ポリシサーバ18には、ユーザID毎のポリシIDも記憶するようにしてもよい。これによって、使用者毎に文書に対する所定の処理が制御される。
【0032】
画像形成装置12についても図2(B)に示すように、CPU50、ROM52、RAM54、及び入出力ポート56を備えている。画像形成装置12の入出力ポート56には、ディスプレイ58、操作部60、ハードディスク62、画像読取部64、及び画像出力部66等が接続されている。画像形成装置12では、ユーザによる操作部60への操作によって画像読取部64により紙文書を読み取って電子化して文書データを生成したり、読み取って電子化した文書データに基づく画像形成を画像出力部66で行うことによって紙文書を複写することが可能とされている。なお、ICカードを認証として使用する場合には、カードリーダが入出力ポートにさらに接続される。
【0033】
上述のように構成された本発明の第1実施形態に係わる文書管理システム10では、画像形成装置12を使用する際には、ICカードの情報や暗証番号等を画像形成装置12に入力することによって、入力された情報に対応する使用者が認証サーバ14に登録されているか否かを問い合わせ、登録されている場合に画像形成装置12の使用が許可される。なお、クライアントコンピュータ20を使用する際にも認証サーバ14に問い合わせて認証するようにしてもよい。
【0034】
また、画像形成装置12や画像読取装置22が接続されたクライアントコンピュータ20から紙文書を電子化して文書管理サーバ16に登録することが可能である。この場合には、認証サーバ14による認証後に、画像形成装置12の画像読取部64やクライアントコンピュータ20に接続された画像読取装置22等によって読み取ることによって電子化された文書データを文書管理サーバ16に登録する。登録の際には、当該文書に対する処理を制御するポリシ情報を付与してポリシサーバ18に登録することで、ポリシサーバ18に登録されたポリシ情報に応じて、登録された文書の属性表示、内容表示、印刷、ポリシ表示、及びポリシ編集等の所定の処理の制御が可能となる。
【0035】
ところで、上述のような文書管理システム10に紙文書を電子化して、ポリシ情報を文書データに付与して登録する際には、ポリシ情報を設定するために煩雑な作業を要する。
【0036】
そこで、本実施形態では、既に登録されている文書データを画像形成装置12によって紙文書として出力する。このとき当該文書に付与されたポリシ情報または該ポリシ情報を得ることができる情報をコード情報として紙文書の所定の位置に画像形成する。コード情報としては、例えば、バーコードや、2次元バーコード、暗号化された数字を含む文字列等を用いることができる。
【0037】
そして、新たに登録する紙文書と共に、コード情報が形成された紙文書を画像形成装置12やクライアントコンピュータ20に接続された画像読取装置22によって読み取って、コード情報から既に登録されているポリシ情報を取得して、新たに読み取った文書に取得したポリシ情報を付加して文書管理サーバ16に登録する。これによって、既に登録された紙文書と同じポリシ情報を付加したい場合には、ポリシ情報の設定を行うという煩雑な作業を行うことなく、容易にポリシ情報を付加して新たな文書データを登録することが可能となる。
【0038】
続いて、上述のように構成された文書管理システム10において、紙文書を登録する際の詳細な処理の流れについて説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係わる文書管理システム10において画像形成装置12または画像読取装置22が接続されたクライアントコンピュータ20で行われる紙文書を電子化してポリシ情報を付加して文書管理サーバ16に登録する際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0039】
ステップ100では、暗証番号を入力したり、ICカードを用いる等によってユーザ認証が行われてステップ102へ移行する。すなわち、ICカードから読み取った情報や画像形成装置12やクライアントコンピュータ20で入力された暗証番号が認証サーバ14に出力されることによって、認証サーバがICカードの情報や暗証番号が登録されているか否かを照合して照合結果を画像形成装置12へ返信することによってユーザ認証が行われる。
【0040】
ステップ102では、認証が成功したか否か判定され、該判定が肯定された場合にはステップ104へ移行し、否定された場合にはそのまま処理を終了する。なお、認証が失敗してそのまま処理を終了する場合には、認証が失敗した旨をディスプレイ等に表示してユーザに報知するようにしてもよい。
【0041】
ステップ104では、紙文書の読取開始か否か判定される。該判定は、紙文書が画像形成装置12や画像読取装置22にセットされて画像形成装置12の操作部60やクライアントコンピュータ20のキーボード42やマウス40等によって読取り開始が指示されたか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ106へ移行する。なお、ステップ104の判定が待機中に他の指示が行われた場合には当該処理を終了して指示された処理を行う。
【0042】
ステップ106では、画像形成装置12の画像読取部64またはクライアントコンピュータ20に接続された画像読取装置22によって紙文書の読取りが開始されてステップ108へ移行する。
【0043】
ステップ108では、全ての紙文書の読取りが終了したか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ106に戻って全ての紙文書の読取りが終了するまで上述の処理が繰り返されて、ステップ108の判定が肯定されたところでステップ110へ移行する。
【0044】
ステップ110では、コード情報があるか否か判定される。該判定は、読み取った文書中にポリシ情報を得るためのコード情報があるか否かが判定され、該判定が否定された場合には当該処理を終了し、肯定された場合にはステップ112へ移行する。なお、コード情報がない場合には、処理を終了せずに、ポリシ情報を付加しないで読み取った文書を文書管理サーバ16に登録したり、ポリシ情報をユーザがポリシサーバ18に対して設定しながら読み取った文書を文書管理サーバ16に登録する処理を行うようにしてもよい。
【0045】
ステップ112では、コード情報が復元されてステップ114へ移行し、コード情報の復元が成功したか否か判定される。コード情報の復元が成功した場合にはステップ116へ移行し、失敗した場合には当該処理を終了する。なお、コード情報の復元が失敗した場合には、失敗した旨をディスプレイ38、58等に表示することによりユーザに報知して処理を終了するようにしてもよい。
【0046】
ステップ116では、コード情報に対応するポリシ情報の取得要求がポリシサーバ18に対して行われてステップ118へ移行する。これによってポリシサーバ18では、コード情報に対応するポリシ情報を読み出して画像形成装置12やクライアントコンピュータ20に返信する。なお、コード情報がポリシ情報そのものを表す場合には、コード情報を復元することでポリシ情報を取得することができるので、当該処理を省略する。
【0047】
ステップ118では、ポリシ情報を取得したか否か判定される。すなわち、ポリシサーバ18からコード情報に対応するポリシ情報(文書ID毎のポリシID及びユーザID)が読み出されて送信されてきたか否かが判定され、該判定が肯定された場合にはステップ120へ移行し、否定された場合にはそのまま当該処理を終了する。なお、処理を終了する場合には、対応するポリシ情報がない旨をディスプレイ38、58等に表示することによってユーザに報知して終了するようにしてもよい。
【0048】
ステップ120では、コード情報に対応するポリシ情報のポリシ複写権があるか否か判定される。該判定は、先のステップで認証された使用者(ユーザID)についてポリシサーバ18に対してポリシ複写権があるか否かを問い合わせる、或いは先のステップの認証時に認証された使用者が許可されたポリシ情報をポリシサーバ18から取得してポリシ複写権が設定されているか否かを確認することで判定し、該判定が肯定された場合にはステップ122へ移行し、否定された場合には当該処理を終了する。なお、本実施形態では、先のステップで認証が許可された場合にステップ120の判定が自動的に肯定されるようにしてもよい。また、処理を終了する場合には、ポリシ情報の複写権がないことをディスプレイ38、58等に表示することにより、ユーザに報知してから終了するようにしてもよい。
【0049】
ステップ122では、ステップ118で取得したポリシ情報が、読み取って電子化された文書に付与されて文書管理サーバ16に登録される。詳細には、新たに読み取った文書に文書IDを作成して文書IDと共に属性情報や文書データが文書管理サーバ16に登録されると共に、新たに登録された文書IDに対応させてポリシ情報(紙文書から読み取ったコード情報が表すポリシ情報)がポリシサーバ18に登録される。
【0050】
すなわち、本実施形態では、図5に示すように、ポリシ情報を取得するためのコード情報が形成された登録済みの紙文書と新たに登録する紙文書とを画像形成装置12や画像読取装置22が接続されたクライアントコンピュータ20で読み取ることで、読み取ったコード情報から既に登録された紙文書のポリシ情報(ポリシID及びユーザID)を取得し、新たに読み込まれた文書のポリシ情報として複写して登録される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係わる文書管理システムについて説明する。なお、文書管理システムの概略構成については第1実施形態と同一であるため同一符号を付して説明し、詳細な説明は省略する。
【0051】
第1実施形態では、既に登録された紙文書のポリシ情報をコード情報から読み取って、新たな紙文書に付与して登録する場合について説明したが、第2実施形態では、既に登録された紙文書のポリシ情報をコード情報から読み取って、当該ポリシ情報を変更してから登録を可能にする場合について説明する。なお、以下では、ポリシ情報を変更してから登録を可能にする場合の処理の流れについて説明する。
【0052】
図6は、本発明の第2実施形態に係わる文書管理システムにおいて画像形成装置12または画像読取装置22が接続されたクライアントコンピュータ20で行われる紙文書を電子化してポリシ情報を付加して文書管理サーバ16に登録する際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0053】
ステップ200では、暗証番号を入力したり、ICカードを用いる等によってユーザ認証が行われてステップ202へ移行する。すなわち、ICカードから読み取った情報や画像形成装置12やクライアントコンピュータ20で入力された暗証番号が認証サーバ14に出力されることによって、認証サーバがICカードの情報や暗証番号が登録されているか否かを照合して照合結果を画像形成装置12へ返信することによってユーザ認証が行われる。
【0054】
ステップ202では、認証が成功したか否か判定され、該判定が肯定された場合にはステップ204へ移行し、否定された場合にはそのまま処理を終了する。なお、認証が失敗してそのまま処理を終了する場合には、認証が失敗した旨をディスプレイ等に表示してユーザに報知するようにしてもよい。
【0055】
ステップ204では、紙文書の読取開始か否か判定される。該判定は、紙文書が画像形成装置12や画像読取装置22にセットされて画像形成装置12の操作部60やクライアントコンピュータ20のキーボード42やマウス40等によって読取り開始が指示されたか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ206へ移行する。なお、ステップ204の判定が待機中に他の指示が行われた場合には当該処理を終了して指示された処理を行う。
【0056】
ステップ206では、画像形成装置12の画像読取部64またはクライアントコンピュータ20に接続された画像読取装置22によって紙文書の読取りが開始されてステップ208へ移行する。
【0057】
ステップ208では、全ての紙文書の読取りが終了したか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ206に戻って全ての紙文書の読取りが終了するまで上述の処理が繰り返されて、ステップ208の判定が肯定されたところでステップ210へ移行する。
【0058】
ステップ210では、コード情報があるか否か判定される。該判定は、読み取った文書中にポリシ情報を得るためのコード情報があるか否かが判定され、該判定が否定された場合には当該処理を終了し、肯定された場合にはステップ212へ移行する。なお、コード情報がない場合には、処理を終了せずに、ポリシ情報を付加しないで読み取った文書を文書管理サーバ16に登録したり、ポリシ情報をユーザがポリシサーバ18に対して設定しながら読み取った文書を文書管理サーバ16に登録する処理を行うようにしてもよい。
【0059】
ステップ212では、コード情報が復元されてステップ214へ移行し、コード情報の復元が成功したか否か判定される。コード情報の復元が成功した場合にはステップ216へ移行し、失敗した場合には当該処理を終了する。なお、コード情報の復元が失敗した場合には、失敗した旨をディスプレイ38、58等に表示することによりユーザに報知して処理を終了するようにしてもよい。
【0060】
ステップ216では、コード情報に対応するポリシ情報の取得要求がポリシサーバ18に対して行われてステップ218へ移行する。これによってポリシサーバ18では、コード情報に対応するポリシ情報を読み出して画像形成装置12やクライアントコンピュータ20に返信する。なお、コード情報がポリシ情報そのものを表す場合には、当該処理を省略することができる。
【0061】
ステップ218では、ポリシ情報を取得したか否か判定される。すなわち、ポリシサーバ18からコード情報に対応するポリシ情報(文書ID毎のポリシID及びユーザID)が読み出されて送信されてきたか否かが判定され、該判定が肯定された場合にはステップ220へ移行し、否定された場合にはそのまま当該処理を終了する。なお、処理を終了する場合には、対応するポリシ情報がない旨をディスプレイ38、58等に表示することによってユーザに報知して終了するようにしてもよい。
【0062】
ステップ220では、コード情報に対応するポリシ情報のポリシ表示権があるか否か判定される。該判定は、先のステップで認証された使用者(ユーザID)についてポリシサーバ18に対してポリシ表示権があるか否かを問い合わせる、或いは先のステップの認証時に認証された使用者が許可されたポリシ情報をポリシサーバ18から取得してポリシ表示権が設定されているか否かを確認することで判定し、該判定が肯定された場合にはステップ222へ移行し、否定された場合にはステップ234へ移行する。
【0063】
ステップ222では、ポリシ情報がディスプレイ38、58等に表示されてステップ224へ移行する。
【0064】
ステップ224では、ポリシ変更指示があるか否か判定される。該判定は、画像形成装置12の操作部60や、クライアントコンピュータ20のキーボード42やマウス40等によって、表示されたポリシ情報を変更する指示が行われたか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ226へ移行し、否定された場合にはステップ234へ移行する。
【0065】
ステップ226では、コード情報に対応するポリシ情報のポリシ変更権があるか否か判定される。該判定は、先のステップで認証された使用者(ユーザID)についてポリシサーバ18に対してポリシ変更権があるか否かを問い合わせる、或いは先のステップの認証時に認証された使用者が許可されたポリシ情報をポリシサーバ18から取得してポリシ変更権が設定されているか否かを確認することで判定し、該判定が肯定された場合にはステップ228へ移行し、否定された場合にはそのまま当該処理を終了する。なお、処理を終了する場合には、ポリシ変更権がない旨をディスプレイ38、58等に表示することによってユーザに報知するようにしてもよい。
【0066】
ステップ228では、予め定められたポリシ変更入力画面が表示されてステップ230へ移行する。
【0067】
ステップ230では、ポリシ情報の変更が終了したか否か判定される。該判定は、ポリシ変更入力画面によってポリシ情報の変更(例えば、ポリシIDの変更や、当該ポリシ情報の権限を許可するユーザIDの変更等)が終了し、終了したことを表す操作が行われたか否か等を判定し、該判定が否定された場合には肯定されるまで待機してステップ232へ移行する。
【0068】
ステップ232では、変更されたポリシ情報が、読み取って電子化された文書に付与されて文書管理サーバ16に登録される。詳細には、新たに読み取った文書に文書IDを作成して文書IDと共に属性情報や文書データが文書管理サーバ16に登録されると共に、新たに登録された文書IDに対応させて変更したポリシ情報がポリシサーバ18に登録される。すなわち、本実施形態では、ポリシ情報を取得するためのコード情報が形成された登録済みの紙文書と新たに登録する紙文書とを画像形成装置12や画像読取装置22が接続されたクライアントコンピュータ20で読み取ることで、既に登録された紙文書のポリシ情報(ポリシID及びユーザID)に対して変更を加えて、変更されたポリシ情報が、新たに読み込まれた文書のポリシ情報として登録される。
【0069】
一方、ステップ234では、ポリシ複写指示があるか否か判定される。該判定は、画像形成装置12の操作部60や、クライアントコンピュータ20のキーボード42やマウス40等によって、コード情報が表すポリシ情報を複写する指示が行われたか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ236へ移行し、否定された場合にはそのまま処理を終了する。なお、ポリシ複写指示がない場合には、処理を終了するのではなく、ポリシ情報の設定等を行う処理を行うようにしてもよい。
【0070】
ステップ236では、コード情報に対応するポリシ情報のポリシ複写権があるか否か判定される。該判定は、先のステップで認証された使用者(ユーザID)についてポリシサーバ18に対してポリシ複写権があるか否かを問い合わせる、或いは先のステップの認証時に認証された使用者が許可されたポリシ情報をポリシサーバ18から取得してポリシ複写権が設定されているか否かを確認することで判定し、該判定が肯定された場合にはステップ238へ移行し、否定された場合には当該処理を終了する。なお、処理を終了する場合には、ポリシ情報の複写権がないことをディスプレイ38、58等に表示することにより、ユーザに報知してから終了するようにしてもよい。
【0071】
ステップ238では、ステップ118で取得したポリシ情報が、読み取って電子化された文書に付与されて文書管理サーバ16に登録される。詳細には、新たに読み取った文書に文書IDを作成して文書IDと共に属性情報や文書データが文書管理サーバ16に登録されると共に、新たに登録された文書IDに対応させてポリシ情報(紙文書から読み取ったコード情報が表すポリシ情報)がポリシサーバ18に登録される。
【0072】
すなわち、本実施形態では、既に登録された紙文書に記録されたコード情報に対応するポリシ情報を新たに読み取った文書のポリシ情報として複写して登録するだけではなく、コード情報に対応するポリシ情報をディスプレイ38、58等によって確認することが可能となる。そして、確認してから新たに読み取った文書のポリシ情報を変更して登録することも可能となる。
【0073】
なお、上記の各実施形態では、コード情報が記録された登録済みの文書と文書制御情報が付与されていない文書を読み取る際に、全文書の読取りが終了してからコード情報の有無を判定するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、コード情報の有無の判定を順次行うようにしてもよいし、登録済み文書を最初に読み取るように予め定めておく場合には、最初の文書を読み取った時点でコード情報の有無を判定するようにしてもよい。
【0074】
また、上記の各実施形態における処理の判定順序や処理順序等は、一例として説明したが、これに限るものではなく、異なる順序としてもよいし、上記以外の処理を含むようにしてもよい。
【0075】
また、上記の各実施形態では、登録ずみの紙文書を用いてポリシ情報を取得するようにしたが、紙文書に限るものではなく、例えば、電子ペーパー等の出力媒体を適用するようにしてもよい。
【0076】
また、上記の各実施形態では、認証サーバ14、文書管理サーバ16、及びポリシサーバ18を備える構成としたが、これに限るものではなく、例えば、各サーバの機能を全て兼ね備えたサーバとしてもよいし、認証サーバ14及びポリシサーバ18の機能を備えたサーバと、文書管理サーバ16とを備えた構成としてもよいし、認証サーバ14及び文書管理サーバ16の機能を備えたサーバと、ポリシサーバ18とを備えた構成としてもよいし、文書管理サーバ16及びポリシサーバ18の機能を備えたサーバと、認証サーバ14とを備えた構成としてもよい。各サーバの機能を1つのサーバが兼ね備える場合には、例えば、図7に示すように、操作者、文書制御ID、文書ID、期限(文書IDに対するアクセス期限やアクセス回数など)、操作内容等をテーブルとして予め記憶するようにしてもよい。すなわち、図3(A)〜(D)に示す内容を集約したテーブルを記憶するようにしてもよい。
【0077】
また、ポリシ情報の管理方法としては、上記の各実施形態で説明した方法に限らず、文書ID等の文書を特定する情報とユーザID等の操作者を特定する情報を用いて、文書を特定する情報に対応する文書に対する処理を制御する文書制御情報が特定できる管理方法を用いるようにしてもよい。
【0078】
例えば、ポリシ情報自体にユーザ情報を含んだ形式でもよく、ポリシ情報にユーザAには閲覧権のみ付与、ユーザBには閲覧権と印刷権を付与するという表現が含まれていれば形式は問わない。
【0079】
また、上記ユーザA、ユーザBは、特定のユーザに対応する必要はない。例えば、ユーザAとして、一般社員、ユーザBは課長以上の社員というような管理を行ってもよい。この場合、認証サーバで、認証情報の付帯情報として役職情報などを管理しておけばよい。
【0080】
この場合、役職情報と文書IDから、文書IDに対応する文書に対する処理を制御する文書制御情報が特定される。
【0081】
また、上記の各実施形態では、文書登録時に既に登録されている紙文書に形成されたコード情報から読み取ったポリシ情報を新たに登録するポリシ情報として複写してポリシサーバ18に登録するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、画像形成装置12や画像読取装置22が接続されたクライアントコンピュータ20等にポリシ情報を保持する記憶手段を持たせ、ユーザ認証を経て画像形成装置12やクライアントコンピュータ20に記憶されている既存の登録文書のポリシ情報を取得して、ポリシ情報が付与されていない文書のポリシ情報として複写して画像形成装置12やクライアントコンピュータ20にローカルに記憶するようにしてもよい。これによって登録時の処理時間の短縮が可能となる。また、このようにローカルにポリシ情報を登録する場合には、既存の登録文書全体のポリシ情報を画像形成装置12やクライアントコンピュータ20に全て記憶する必要はなく、例えば、予め定めたポリシリストに記載のある使用者やグループ単位で利用する画像形成装置12やクライアントコンピュータ20が決まっている場合には、関係する使用者やグループ単位のポリシ情報が不要されている文書について画像形成装置12やクライアントコンピュータ20に記憶するようにしてもよい。或いは、画像形成装置12やクライアントコンピュータ20によって登録した文書分だけ画像形成装置12やクライアントコンピュータ20にポリシ情報を記憶しておき、画像形成装置12やクライアントコンピュータ20の使用が頻度が低下する夜間や予め定めた年間保守スケジュール等に応じて定期的にポリシサーバ18に送信したり、ポリシサーバ18から最新情報を取得したりして、メンテナンスを行うようにしてもよい。
【0082】
さらに、上記の各実施形態における処理は、コンピュータが実行するプログラムとしてもよい。この場合には、プログラムは、各種記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD等)に記憶させて流通させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる文書管理システムの概略構成を示す図である。
【図2】(A)は認証サーバ、文書管理サーバ、ポリシサーバ、及びクライアントコンピュータ等の概略構成を示すブロック図であり、(B)は、画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】(A)は認証サーバに登録される情報の一例を示す図であり、(B)は文書管理サーバに登録される情報の一例を示す図であり、(C)はポリシサーバに登録されるテンプレートの一例を示す図であり、(D)はポリシサーバに記憶されるテーブルの一例を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係わる文書管理システムにおいて画像形成装置または画像読取装置が接続されたクライアントコンピュータで行われる紙文書を電子化してポリシ情報を付加して文書管理サーバに登録する際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態に係わる文書管理システムにおける画像形成装置で紙文書を電子化して登録する際のポリシ情報の付与を説明するための図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係わる文書管理システムにおいて画像形成装置または画像読取装置が接続されたクライアントコンピュータで行われる紙文書を電子化してポリシ情報を付加して文書管理サーバに登録する際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図7】認証サーバ、文書管理サーバ、及びポリシサーバを集約したサーバとした場合に記憶するテーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0084】
10 文書管理システム
12 画像形成装置
14 認証サーバ
16 文書管理サーバ
18 ポリシサーバ
20 クライアントコンピュータ
22 画像読取装置
44、62 ハードディスク
64 画像読取部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文書情報に対する処理を制御する文書制御情報、または該文書制御情報を取得するための情報の何れか一方を表す付与情報が記録された出力媒体、及び文書制御情報が付与されていない文書を読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られた前記出力媒体の前記付与情報に基づいて、前記出力媒体に対応する前記文書制御情報を取得する取得手段と、
前記読取手段によって文書制御情報が付与されていない文書を読み取ることによって得られる文書情報に対して、前記取得手段によって取得された前記文書制御情報を付与する付与手段と、
前記付与手段によって前記文書制御情報が付与された前記文書情報を、文書情報を管理する文書管理手段に登録する登録手段と、
を備えた文書管理装置。
【請求項2】
使用者の認証を行う認証手段を更に備え、
前記付与手段が、前記認証手段によって認証された使用者の予め定められた前記文書制御情報の複写権に基づいて、前記使用者が前記複写権を有する場合に、前記読取手段によって文書制御情報が付与されていない文書を読み取ることによって得られる文書情報に対して、前記取得手段によって取得された前記文書制御情報を付与する請求項1に記載の文書管理装置。
【請求項3】
前記認証手段によって認証された使用者の予め定められた前記文書制御情報の表示権に基づいて、前記使用者が前記表示権を有する場合に、前記取得手段によって取得された前記文書制御情報を表示する表示手段を更に備えた請求項2に記載の文書管理装置。
【請求項4】
前記認証手段によって認証された使用者の予め定められた前記文書制御情報の変更権に基づいて、前記使用者が前記変更権を有する場合に、前記表示手段によって表示された前記文書制御情報を変更する変更手段を更に備え、
前記付与手段が、前記読取手段によって文書制御情報が付与されていない文書を読み取ることによって得られる文書情報に対して、前記変更手段によって変更された前記文書制御情報を付与する請求項3に記載の文書管理装置。
【請求項5】
請求項1〜4の何れか1項に記載の文書管理装置と、
前記認証手段によって認証を行うための認証情報を管理する認証管理手段と、
前記認証手段によって認証された使用者の前記文書制御情報に対する予め定められた権限を管理する文書制御情報管理手段と、
文書情報を管理する文書情報管理手段と、
を備えた文書管理システム。
【請求項6】
請求項1〜4の何れか1項に記載の文書管理装置の各手段としてコンピュータを機能させるための文書管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−61300(P2010−61300A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−225128(P2008−225128)
【出願日】平成20年9月2日(2008.9.2)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】