説明

新聞紙包装袋を再利用する方法および装置

【課題】包装袋がゴミ袋等として再利用可能な、新聞紙包装法及び,装置を提供する。
【解決手段】先端部を溶着させた合成樹脂長尺フィルム間に、新聞紙等の密封包装装置、方法であって、この新聞紙の挿入時点を挿入センサで検知し、新聞紙、フィルムを搬送し、新聞紙後端を停止センサによって検出後、2枚のフィルム前後端を溶着切断、両側端部の溶着を行い、新聞紙の密封包装を完成し、この密封包装完成品を、この搬送機構でもって新聞包装装置から排出し、その際、これら両側端部の溶着を、これら端部溶着機構の、側部溶着刃用ヒータによって加熱された側部溶着刃の、両側の側部受台への押圧によって行なう様式の、上記方法において、両側端部の内の一方の端部を完全融着状態で溶着し、他方の端部を、新聞紙を取り出す際の剥がし工程において2枚の新聞紙包装フィルムを破損しない程度に半融着状態で溶着する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、
先端部を互いに溶着させた、2枚の、合成樹脂製の薄い長尺の新聞包装フィルムの間に、新聞紙、またはこれに類する紙葉の束、週刊誌、宅配紙を密封包装するための新聞包装装置を作動するための方法であって、その際、
この新聞紙の挿入時点を挿入センサで検知し、
この信号によって、この新聞紙、およびこれら2枚のフィルムを搬送する搬送装置を起動して共に搬送し、
この新聞紙の後端を検出する停止センサによってこの新聞紙の後端を検出した後、これら2枚のフィルムを、溶着切断刃でもって後端および先端部の溶着切断、および、両側の端部溶着機構でもって両側端部の溶着を行い、この新聞紙を2枚のフィルムでもって密封包装を完成し、
この密封包装完成品を、この搬送機構でもって新聞包装装置から排出し、
その際、これら両側端部の溶着を、これら端部溶着機構の、側部溶着刃用ヒータによって加熱された側部溶着刃の、両側の側部受台への押圧によって行なう様式の、
上記方法に関する。
【0002】
本発明は、更に、
先端部を互いに溶着させた、2枚の合成樹脂製の薄い長尺の、下側フィルムと上側フィルムから成る新聞包装フィルムによって、新聞紙、またはこれに類する紙葉の束、週刊誌、宅配紙を密封包装するための新聞包装装置であって、その際、この新聞包装装置が、
この新聞紙の挿入時点を検出する挿入センサを有し、
この挿入センサの検出信号によって、この新聞紙、およびこれら2枚のフィルムを搬送する、搬送装置を有し、
その停止センサの検出信号により、これら2枚のフィルムが、溶着切断刃でもっての後端および先端部の溶着切断、および、両側の端部溶着機構でもっての両側端部の溶着が行われる、この新聞紙の後端を検出する該停止センサを有し、
その際、これら両側の端部溶着機構が、
側部溶着刃、これら側部溶着刃を加熱するための側部溶着刃用ヒータ、これら側部溶着刃用ヒータに密着貼付けされているこれら側部溶着刃用ヒータの温度を検出するための温度検出素子、および、側部受台から成り、並びに、
この新聞包装装置の全ての処理作業を電気的に制御する、電気制御装置を有する様式の、上記新聞包装装置に関する。
【背景技術】
【0003】
雨の日に、新聞を配達するとき、この新聞紙が雨に濡れないようにするために使用できる、新聞紙を薄いフィルムでもって密閉封止する包装装置は、例えば、特開2001−171607号公報(特許文献1)から公知である。この包装装置は、先端部を互いに溶着させた2枚の合成樹脂製の薄い長尺フィルムの間に被包装品を挿入し、これらフィルムの両側部と後端部を溶着し、溶着させた後端部を分離して被包装品を密閉封止する封入機構と、包装する品物を送り込み包装後に送り出す搬送機構と、全ての処理作業を電気的に制御する電子制御部とを備えている。
【0004】
しかしながら、この装置では、新聞紙を完全に密封することは可能であるが、その反面、新聞を見ようとするときは、この包装袋が、4つの端面で完全に溶着されているために破かれ、従って、新聞紙取り出し後、通常は袋としての形状を維持不能であり、結果として廃棄されていた。
【特許文献1】特開2001−171607号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、この公知技術を出発点として、本発明の根底をなす課題は、
ゴミ袋等として再利用可能であり、しかしながら、雨天時には、十分な新聞紙包装状態を可能にする新聞紙包装袋を製造するための方法および装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は本発明に従い、
両側端部の内の一方の端部を完全融着状態で溶着し、他方の端部を、新聞紙を取り出す際の剥がし工程において2枚の新聞紙包装フィルムを破損しない程度に半融着状態で溶着することによって解決される。
【0007】
更に、この課題は本発明に従い、
両側の端部溶着機構の内の一方の端部溶着機構が、一方の端部を完全な融着状態で溶着し、および、他方の端部溶着機構が、他方の端部を新聞紙を取り出す際の剥がし工程において2枚の新聞紙包装フィルムを破損しない程度に半融着状態で溶着するように構成されていることによって解決される。
【0008】
この発明による他の有利な構成は、特許請求の範囲の従属請求項に記載されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、ゴミ袋等として再利用可能であり、しかしながら、雨天時には、十分な新聞紙包装状態を可能にする新聞紙包装袋が得られる。
【0010】
次に、図を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。以下のそれぞれの図では、本発明の説明で必要なものだけが図示されており、その他の構成要素は、新聞紙を薄いフィルムでもって密閉封止する包装装置として公知であるので説明を省略する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は、本発明による新聞包装装置の概略的な部分側面図である。この図は、標準新聞紙長lnを有する新聞紙3を新聞紙包装フィルム1、即ち上下2枚の上側フィルム12、および下側フィルム11でもって包装する状態を示している。この新聞紙3は、案内板2上、次いで溶着切断刃Kと受台Rの部分を通過して、搬送機構4に導入される。前回溶着切断された包装体の先端溶着部Tと、今回溶着切断される個所の間で、この新聞紙3は包装される。この先端溶着部Tでもって、上側フィルム12と下側フィルム11は溶着されている。
【0012】
下側フィルム11は、下側フィルムロール11aから下側補助ローラ7を経由して溶着切断刃Kおよび受台Rが設けられている溶着切断部に導かれている。上側フィルム12は、上側フィルムロール12aから、上側補助ローラ10を経由して、同様に溶着切断刃Kおよび受台Rが設けられている溶着切断部に導かれている。
【0013】
溶着切断刃Kの搬送方向手前側に、新聞紙3の挿入時点を検出する挿入センサS1が配設されている。溶着切断刃Kの搬送方向後ろ側に、この新聞紙3の後端を検出する停止センサS2が配設されている。更に引き続いて、この新聞紙3、およびこれら2つの上側、および下側フィルム11、12を共に搬送する搬送機構4が設けられている。この搬送機構4の後方には、新聞紙3の排出を検出する排出センサS3が配設されている。これらセンサの搬送方向での配置位置、および順番、および横方向での配置位置は、制御方法、および構造により適宜決定可能である。本実施例では、搬送系が横型の新聞包装装置を示しているが、搬送系が縦型の新聞包装装置(例えば、特開平11−70913号公報(特許文献2))にも使用できることは言うまでもない。
【特許文献2】特開平11−70913号公報
【0014】
図2は、本発明による新聞包装装置の排出側から見た、概略的な部分正面図である。本発明の新聞包装装置は、この図から見て取れるように、更に、左右両方の側端部溶着部Y1、Y2の溶着を行なうための、両側の端部溶着機構U1、U2を備えている。これら両側の端部溶着機構U1、U2は、側部溶着刃KS1、KS2、および、これら側部溶着刃を加熱するための、これら側部溶着刃に付設された側部溶着刃用ヒータH1、H2、および、これら側部溶着刃用ヒータH1、H2に密着貼付けされたこれら側部溶着刃用ヒータの温度を検出する温度検知素子TH1、TH2、並びに側部受台D1、D2から成っている。これら両側の端部溶着機構U1、U2でもって、それぞれ搬送方向に平行の左右の側端部溶着部Y1、Y2が融着される。この新聞包装装置は、更に、各センサS1〜S3の協働で、後端および先端部の溶着切断、および、両側の端部溶着機構、搬送機構、等を制御し、且つ本発明による半融着を制御可能な電子制御部を備える電気制御装置6、およびその他の従来公知の新聞包装装置の諸構成部材(図示されていない)を有している。
【0015】
図3は、端部溶着機構U2の側面図である。端部溶着機構U1は、これと左右対称で同様の構造である。クランク円板20の回転運動により、軸受21によって連結されている連動板片22a、22bを介して、側部溶着刃KS2が昇降される。ここで、これら連動板片22a、22bは、長穴23を通る固定ビス24でもって固定されており、以下で説明する押圧力調整装置KPを形成している。
【0016】
本発明により、両側端部の内の一方の端部を、完全融着状態で溶着し、他方の端部を、新聞紙を取り出す際の剥がし工程において2枚の新聞紙包装フィルムを破損しない程度に半融着状態で溶着するために、
両側の端部溶着機構U1、U2の側部溶着刃KS1、KS2の内の一方の側部溶着刃KS2を、他方の側部溶着刃KS1よりも、より低い温度になるように側部溶着刃用ヒータH2でもって加熱調整するために、このより低い温度にする側部溶着刃用ヒータH2に密着貼付けされている温度検知素子TH2には調整抵抗器HRが付設されている。
この完全融着と、半融着の作動条件は、有利な実施例において、
厚さ10μmのポリエチレンフィルムの場合、
完全融着 150〜153°C (融着時間20〜50m秒)
半融着 135〜138°C (融着時間20〜50m秒)
である。
【0017】
図4は、本発明による制御系の一部のブロック回路図を示している。側部溶着刃KS1、KS2に付設された側部溶着刃ヒータH1、H2に直接貼付けた温度検出素子TH1、TH2の検出信号は、それぞれ濾波増幅器AS1、AS2に導入される。電子制御部に予め設定記憶されたアナログ目標制御信号を、デジタル・アナログ変換器D/Aにより変換出力されたアナログ目標制御信号Srefは、比較器CP1,CP2に導入され、そこで、これら濾波増幅器AS1、AS2の出力信号Ses1、Ses2と比較が行われる。この比較結果の偏差信号に応じて、トリガパルス発生器IP1、IP2で所望の出力レートの点弧パルスを形成し、これら側部溶着刃KS1、KS2の発熱体H1、H2に対するスイッチング素子TR1、TR2のゲートG1、G2に送り、その時の出力レートに従いスイッチング素子TR1、TR2を点弧させ、これら側部溶着刃KS1、KS2の温度を目標温度に制御する。本発明の新聞包装装置は、片側の温度検出素子TH2に、調整抵抗器HRが付設されている。この調整抵抗器HRにより、濾波増幅器AS2に導入される温度検出素子TH2の温度信号が低い分の信号を補い、側部目標制御信号が、両側部同一のままで、一方の側部溶着刃KS2が、他方の側部溶着刃KS1よりもより低い温度に制御される。
【0018】
有利な実施形態において、これら溶着部の溶着の完全融着状態と半融着状態の切替えを簡便に行なうために、調整抵抗器HRには、手動で融着状態を切替えるための、手動スイッチESが設けられている。
【0019】
更に有利な実施形態において、手動スイッチESを継電器RLに置き換え、電子制御部からの信号により、自動で融着状態を調節または切替えることは可能である。更にまた、独立した側部融着目標制御信号をこの電子制御部より出力し、自動で融着状態を調節または切替えることは可能である。
【0020】
更に、溶着部を半融着状態で溶着するために、両側の端部溶着機構U1、U2の側部溶着刃KS1、KS2の内の一方の側部溶着刃KS2が、他方の側部溶着刃KS1よりも、より弱く受台が押圧されるように、このより弱く受台が押圧される側部溶着刃KS2に、押圧力調整装置KPが付設されていることは可能である(図3参照)。この押圧力調整装置KPは、連動板片22a、22bを長穴23を通る固定ビス24でもって固定する際に、この長穴でもって連動板片全体長さを調節し、これによって、受台への側部溶着刃の押圧を調整可能である。
【0021】
図5は、半融着状態で溶着する側部溶着刃に、耐熱合成物質フィルムFKを被せた図である。この図が示しているように、溶着部を半融着状態で溶着するために、両側の端部溶着機構U1、U2の側部溶着刃KS1、KS2の内の一方の側部溶着刃KS2に、着脱可能な低伝熱性の耐熱合成物質フィルムFKを被せるように構成されていることは可能である。
【0022】
有利には、2枚のフィルム11、12の合わさる面のどちらか一方、または双方の面において、半融着状態で溶着する側端部溶着部Y2には、溶着をしにくくする表面処理が施され、他方、溶着部を完全融着状態で溶着する側端部溶着部Y1の表面には、この溶着をしにくくする表面処理が施されないことは可能である。この溶着をしにくくする表面処理は、印刷された図形模様の印刷が剥離しないために行われる表面処理であることは可能である。
【0023】
更に有利には、2枚の新聞紙包装フィルム1を、両側の端部溶着機構U1、U2でもって両側端部の溶着を行なう際に、半融着状態で溶着する側端部溶着部Y2から、一方の新聞紙包装フィルム1の側端FS2までの間隔W2が、完全溶着状態の側端部溶着部Y1から他方の新聞紙包装フィルムの側端FS1までの間隔W1よりも、より長いように溶着することは可能である。このようにすることによって、配達中にこの半融着部分が、一部剥がれた場合でも、雨水が、入りにくいという効果が得られる(図2、6を参照)。
【0024】
更に、半融着状態で溶着した溶着側が目視判別できるような注意書き、例えば、「こちらから開いて下さい」が、図形模様の印刷と同時に、この半融着状態で溶着した溶着側に印刷されることは可能である。(図6)
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明による新聞包装装置の概略的な部分側面図である。
【図2】本発明による新聞包装装置の排出側から見た、概略的な部分正面図である。
【図3】端部溶着機構の側面図である。
【図4】制御系の一部のブロック回路図である。
【図5】半融着状態で溶着する側部溶着刃に、耐熱合成物質フィルムを被せた図である。
【図6】完成した新聞紙包装袋の図である。
【符号の説明】
【0026】
1 新聞紙包装フィルム
2 案内板
3 新聞紙
4 搬送機構
6 電気制御装置
7 下側補助ローラ
10 上側補助ローラ
11 下側フィルム
11a 下側フィルムロール
12 上側フィルム
12a 上側フィルムロール
20 クランク円板
21 軸受
22a、22b 連動板片
23 長穴
24 固定ビス
AS1、AS2 濾波増幅器AS1、AS2
CP1,CP2 比較器
D1、D2 側部受台
D/A デジタル・アナログ変換器
ES 手動スイッチ
FS1、FS2 側端
FK 耐熱合成物質フィルム
G1、G2 ゲート
H1、H2 側部溶着刃用ヒータ
HR 調整抵抗器
IP1、IP2 トリガパルス発生器
K 溶着切断刃
KP 押圧力調整装置
KS1、KS2 側部溶着刃
ln 標準新聞紙長
R 受台
S1 挿入センサ
S2 停止センサ
S3 排出センサ
Ses1、Ses2 出力信号
Sref アナログ目標制御信号
T 先端溶着部
TH1、TH2 温度検出素子
TR1、TR2 スイッチング素子
U1、U2 端部溶着機構
W1、W2 間隔
Y1、Y2 側端部溶着部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端部を互いに溶着させた、2枚の、合成樹脂製の薄い長尺の新聞包装フィルムの間に、新聞紙、またはこれに類する紙葉の束、週刊誌、宅配紙を密封包装するための新聞包装装置を作動するための方法であって、その際、
この新聞紙の挿入時点を挿入センサで検知し、
この信号によって、この新聞紙、およびこれら2枚のフィルムを搬送する搬送装置を起動して共に搬送し、
この新聞紙の後端を検出する停止センサによってこの新聞紙の後端を検出した後、これら2枚のフィルムを、溶着切断刃でもって後端および先端部の溶着切断、および、両側の端部溶着機構でもって両側端部の溶着を行い、この新聞紙を2枚のフィルムでもって密封包装を完成し、
この密封包装完成品を、この搬送機構でもって新聞包装装置から排出し、
その際、これら両側端部の溶着を、これら端部溶着機構の、側部溶着刃用ヒータによって加熱された側部溶着刃の、両側の側部受台への押圧によって行なう様式の、
上記方法において、
両側端部の内の一方の端部を完全融着状態で溶着し、他方の端部を、新聞紙を取り出す際の剥がし工程において2枚の新聞紙包装フィルムを破損しない程度に半融着状態で溶着することを特徴とする新聞包装のための方法。
【請求項2】
溶着部を半融着状態で溶着するために、両側の端部溶着機構の、側部溶着刃の内の一方の側部溶着刃が、他方の側部溶着刃よりも、より低い温度になるように側部溶着刃用ヒータでもって加熱されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
手動スイッチにより、手動で融着状態が切替えられることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
先端部を互いに溶着させた、2枚の合成樹脂製の薄い長尺の、下側フィルム(11)と上側フィルム(12)から成る新聞包装フィルム(1)によって、新聞紙(3)、またはこれに類する紙葉の束、週刊誌、宅配紙を密封包装するための新聞包装装置であって、その際、この新聞包装装置が、
この新聞紙(3)の挿入時点を検出する挿入センサ(S1)を有し、
この挿入センサの検出信号によって、この新聞紙(3)、およびこれら2枚のフィルム(11、12)を搬送する、搬送装置(4)を有し、
その停止センサ(S2)の検出信号により、これら2枚のフィルムが、溶着切断刃(K)でもっての後端および先端部の溶着切断、および、両側の端部溶着機構(U1、U2)でもっての両側端部の溶着が行われる、この新聞紙(3)の後端を検出する該停止センサ(S2)を有し、
その際、これら両側の端部溶着機構(U1、U2)が、
側部溶着刃(KS1、KS2)、これら側部溶着刃を加熱するための側部溶着刃用ヒータ(H1、H2)、これら側部溶着刃用ヒータに密着貼付けされているこれら側部溶着刃用ヒータの温度を検出するための温度検出素子(TH1、TH2)、および、側部受台(D1、D2)から成り、並びに、
この新聞包装装置の全ての処理作業を電気的に制御する、電気制御装置(6)を有する様式の、上記新聞包装装置において、
両側の端部溶着機構(U1、U2)の内の一方の端部溶着機構(U1)が、一方の端部を完全な融着状態で溶着し、および、他方の端部溶着機構(U2)が、他方の端部を新聞紙(3)を取り出す際の剥がし工程において2枚の新聞紙包装フィルム(1)を破損しない程度に半融着状態で溶着するように構成されている、
ことを特徴とする新聞包装装置。
【請求項5】
側部溶着刃用ヒータ(H2)に密着貼付けされている温度検知素子(TH2)には、調整抵抗器(HR)が付設されていることを特徴とする請求項4に記載の新聞包装装置。
【請求項6】
調整抵抗器(HR)には、手動で融着状態を調節または切替えるための手動スイッチ(ES)が付設されていることを特徴とする請求項5に記載の新聞包装装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−335426(P2006−335426A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−162470(P2005−162470)
【出願日】平成17年6月2日(2005.6.2)
【出願人】(000217675)電元オートメーション株式会社 (12)
【出願人】(505205867)トーワ株式会社 (1)
【Fターム(参考)】