説明

新規なイミダゾール類

【課題】望ましい特性の組み合わせを有するスタチンを提供する。
【解決手段】新規イミダゾールを提供する。本化合物は、HMG CoAレダクターゼ阻害剤化合物として有用である。また、本化合物の医薬組成物も提供する。本化合物を作製する方法及び使用する方法もまた提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

[式中:
及びRは、各々独立して、H;ハロゲン;置換されていてもよい、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキルであり;
は、ハロゲン;H;置換されていてもよい、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキル;−(CHC(O)NR;RS(O)−;−(CHNR;−(CHCOOR’;又は−(CHCOR’であり;
及びRは、各々独立して、H;アリール、ヘテロアリール、低級アルキル、ハロゲン、OR’、−(CHCOOR’、−(CHCONR’R”、(CHSOR’、SONR’R”又はCNで置換されていてもよい、C〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキル;−(CHCOR’;−(CHCOOR’;−(CHCONR’R”又は−(CHSOR’であるか;又は
N、R及びRは一緒になって、O、N及びSから選択される二つまでのヘテロ原子を含有してもよい4〜11員環を形成し、前記環は、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、C〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、ハロゲン、OR’、−(CHCOOR’、−(CHCONR’R”、−(CHSOR’、SONR’R”又はCNで置換されていてもよく;
は、置換されていてもよい、アリール、アラルキル、アルキル、ヘテロアリール、又はヘテロアラルキルであり;
R’及びR”は、各々独立して、H;置換されていてもよい、C〜C12アルキル、アリール又はアラルキルであり;そしてnは0〜2である]
を有する化合物、又はそれらの薬学的に許容できる塩、エステル、アミド又は立体異性体。
【請求項2】
が、置換されていてもよい、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキルである、請求項1に記載の式Iの化合物、それらの薬学的に許容できる塩、エステル、アミド又は立体異性体。
【請求項3】
が−(CHC(O)NRである、請求項1又は2に記載の化合物、それらの薬学的に許容できる塩、エステル、アミド又は立体異性体。
【請求項4】
が一つまたはそれより多くのハロゲンで置換されていてもよいフェニルである、請求項2に記載の化合物、それらの薬学的に許容できる塩、エステル、アミド又は立体異性体。
【請求項5】
及びRの一つが置換されていてもよいアラルキルであり;そしてR及びRの他の一つがHである、請求項1又は3に記載の化合物、それらの薬学的に許容できる塩、エステル、アミド又は立体異性体。
【請求項6】
及びRの一つが置換されていてもよいベンジルである、請求項5に記載の化合物、それらの薬学的に許容できる塩、エステル、アミド又は立体異性体。
【請求項7】
がイソプロピル又はシクロプロピルである、請求項1に記載の式Iの化合物、それらの薬学的に許容できる塩、エステル、アミド又は立体異性体。
【請求項8】
塩がナトリウム塩である、請求項1に記載の式Iの化合物の薬学的に許容できる塩。
【請求項9】
式C:
【化2】

(式中、R、R及びRは、請求項1で定義した通りである)を有する、請求項1に記載の化合物のラクトン形態。
【請求項10】
が一つまたはそれより多くのハロゲンで置換されていてもよいフェニルであり;Rが−(CHC(O)NRであり;R及びRの一つが置換されていてもよいアラルキルであり;R及びRの他の一つがHであり;そして、RがC〜Cアルキル又はC〜Cシクロアルキルである、請求項9に記載のラクトン形態。
【請求項11】
式b:
【化3】

を有する化合物を、式a:
【化4】

を有する化合物から製造するための方法であって、
1)溶媒中、化合物aを式c:
【化5】

を有する化合物と反応させ;そして
場合により、第一の工程に先だって、溶媒中、式aの化合物を化合物NHRと反応させる工程を含んでなる方法であり、
式中、
及びRは、各々独立して、H;ハロゲン;置換されていてもよい、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキルであり;
は、−OR又は−NRであり;
は、H;アリール、ヘテロアリール、低級アルキル、ハロゲン、OR’、−(CHCOOR’、−(CHCONR’R”、(CHSOR’、SONR’R”又はCNで置換されていてもよい、C〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキルであり;
は、H;アリール、ヘテロアリール、低級アルキル、ハロゲン、OR’、−(CHCOOR’、−(CHCONR’R”、(CHSOR’、SONR’R”又はCNで置換されていてもよい、C〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキル;−(CHCOR’;−(CHCOOR’;−(CHCONR’R”又は−(CHSOR’であるか;又は
N、R及びRが一緒になって、O、N及びSから選択される二つまでのヘテロ原子を含有してもよい4〜11員環を形成し、前記環は、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、C〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、ハロゲン、OR’、−(CHCOOR’、−(CHCONR’R”、−(CHSOR’、SONR’R”又はCNで置換されていてもよく;
R’及びR”は、各々独立して、H;置換されていてもよいC〜C12アルキル、アリール又はアラルキルであり;nは0〜2であり;
10及びR11は、各々独立して、C〜C10アルキル、C(O)R、−SiR121314であるか、又はR10及びR11が一緒になってイソプロピルを形成し;そして、R12、R13及びR14は、各々独立して、C〜Cアルキルである方法。
【請求項12】
請求項1に記載の式Iの化合物であって:
(3R,5R)−7−[4−ベンジルカルバモイル−2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−(2−メトキシ−エチルカルバモイル)−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−フェニルカルバモイル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[4−(1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−カルボニル)−2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[4−(ベンジル−エチル−カルバモイル)−2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−{2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−[(ピリジン−3−イルメチル)−カルバモイル]−イミダゾール−1−イル}−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−(2−ピリジン−3−イル−エチルカルバモイル)−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−((R)−2−フェニル−プロピルカルバモイル)−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[4−[2−(4−クロロ−フェニル)−3−ヒドロキシ−プロピルカルバモイル]−2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−{2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−[2−(4−スルファモイル−フェニル)−エチルカルバモイル]−イミダゾール−1−イル}−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−((S)−1−メチル−3−フェニル−プロピルカルバモイル)−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−{2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−(3−フルオロフェニル)−エチルカルバモイル]−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル}−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−4−((1S,2S)−2−ヒドロキシ−1−メトキシメチル−2−フェニル−エチルカルバモイル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−{2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−[2−(4−メトキシ−フェニル)−エチルカルバモイル]−イミダゾール−1−イル}−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−4−((S)−1−ヒドロキシメチル−2−フェニル−エチルカルバモイル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−{2−(4−フルオロフェニル)−4−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−2−(4−メチルスルファニル−フェニル)−エチルカルバモイル]−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル}−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[4−[2−(4−クロロ−フェニル)−エチルカルバモイル]−2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオ−ロフェニル)−5−イソプロピル−4−((S)−2−フェニル−プロピルカルバモイル)−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−{2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−[2−(3−メトキシ−フェニル)−エチルカルバモイル]−イミダゾール−1−イル}−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−{2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−(4−フルオロフェニル)−エチルカルバモイル]−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル}−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[4−[2−(3−クロロ−フェニル)−エチルカルバモイル]−2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−(2−ピリジン−4−イル−エチルカルバモイル)−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−4−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−2−フェニル−エチルカルバモイル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−ベンジルカルバモイル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−フェニルカルバモイル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3S,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−(トルエン−4−スルホニル)−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−エチル−4−(4−フルオロフェニルカルバモイル)−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−プロピル−4−フェニルカルバモイル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−プロピル−4−ベンジルカルバモイル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−プロピル−4−フェネチルカルバモイル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−プロピル−4−(4−フルオロフェニルカルバモイル)−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−4−フェニルカルバモイル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−4−ベンジルカルバモイル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−4−フェネチルカルバモイル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[4−[(ビフェニル−3−イルメチル)−カルバモイル]−2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−4−フェネチルカルバモイル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−4−(4−スルファモイル−ベンジルカルバモイル)−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[4−ベンジルカルバモイル−2−フェニル−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[4−(3−クロロ−ベンジルカルバモイル)−2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−4−(インダン−1−イルカルバモイル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[4−ベンジルカルバモイル−5−シクロプロピル2−(4−フルオロフェニル)−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;
(3R,5R)−7−[5−シクロプロピル−2−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メトキシ−ベンジルカルバモイル)−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;及びそれらの薬学的に許容できる塩及びラクトン形態
から成る群より選択される化合物。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか一項に定義した化合物であって、(3R,5R)−7−[4−ベンジルカルバモイル−2−(4−フルオロフェニル)−5−イソプロピル−イミダゾール−1−イル]−3,5−ジヒドロキシ−ヘプタン酸;それらの薬学的に許容できる塩及びラクトン形態からなる群より選択される化合物。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか一項に定義した化合物又はそれらの薬学的に許容できる塩又はラクトン形態と、一つまたはそれより多くの追加の医薬活性剤との組み合わせ。
【請求項15】
請求項1〜13のいずれか一項に定義した化合物、又は請求項14に定義した組み合わせ;及び薬学的に許容できる坦体、希釈剤又はビヒクルを含んでなる医薬組成物。

【公表番号】特表2007−532653(P2007−532653A)
【公表日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−508439(P2007−508439)
【出願日】平成17年4月12日(2005.4.12)
【国際出願番号】PCT/US2005/012255
【国際公開番号】WO2005/105079
【国際公開日】平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願人】(503181266)ワーナー−ランバート カンパニー リミテッド ライアビリティー カンパニー (167)
【Fターム(参考)】