説明

新規化合物

【課題】サイトカイン抑制性抗炎症薬である化合物、すなわち、CSBP/p38/RKキナーゼの阻害能を有する化合物の提供。
【解決手段】化合物(I)又は(Ia)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】


(式中、Rは置換フェニルであり;
は、水素、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルアルキル、アリール、アリールC1−10アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−10アルキル、複素環式、またはヘテロシクリルC1−10アルキル基であり、水素を除き、全て、1回または複数回、C1−10アルキル、ハロ−置換C1−10アルキル、C2−10アルケニル、C2−10アルキニル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−10アルキル、C5−7シクロアルケニル、C5−7シクロアルケニルC1−10アルキル、ハロゲン、−C(O)、シアノ、ニトロ、(CR1020)OR、(CR1020)SH、(CR1020)S(O)、(CR1020)NR10S(O)、(CR1020)NR14、(CR1020)CN、(CR1020)S(O)NR14、(CR1020)C(Z)R、(CR1020)OC(Z)R、(CR1020)C(Z)OR、(CR1020)C(Z)NR14、(CR1020)NR10C(Z)R、(CR1020)NR10C(=NR10)NR14、(CR1020)C(=NOR)NR14、(CR1020)OC(Z)NR14、(CR1020)nNR10C(Z)NR14、または(CR1020)NR10C(Z)ORで置換されていてよく、あるいは、Rは基X(CR1020)C(A)(A)(A)、またはC(A)(A)(A)であり;
はC1−10アルキル;
はC1−10アルキル;
は水素またはC1−10アルキル;
は、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、アリール、アリールC1−10アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−10アルキル、複素環式またはヘテロシクリルC1−10アルキル基であり、該基は、1回または複数回、独立して、C1−10アルキル、ハロ−置換C1−10アルキル、C2−10アルケニル、C2−10アルキニル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−10アルキル、C5−7シクロアルケニル、C5−7シクロアルケニルC1−10アルキル、ハロゲン、 (CR1020)OR、(CR1020)SH、(CR1020)S(O)、(CR1020)NHS(O)、(CR1020)NR14、(CR1020)CN、(CR1020)S(O)NR14、(CR1020)C(Z)R、(CR1020)OC(Z)OR、(CR1020)C(Z)OR、(CR1020)C(Z)NR14、(CR1020)NR10C(Z)R、(CR1020)NR10C(=NR10)NR14、(CR1020)OC(Z)NR14、(CR1020)NR10C(Z)NR14、または(CR1020)NR10C(Z)ORにより置換されていてよい;
およびR14はそれぞれ独立に、水素、C1−4アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、アリール、またはアリール−C1−4アルキルであり、水素を除き、すべて、ハロゲン;ヒドロキシ;ヒドロキシ置換C1−10アルキル;C1−10アルコキシ;ハロ置換C1−10アルコキシ;S(O)アルキル;アルデヒド;アミド;NR4’14’、ここで、R4’およびR14’は独立に、水素またはC1−4アルキルであり、または式中、R4’14’はそれらが結合している窒素と共に環化して、O/N/Sから選択されるさらなるヘテロ原子を含んでよい5〜7員の環を形成することができる;シアノ、ニトロ、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、またはC3−7シクロアルキルC1−10アルキル基;ハロ置換C1−10アルキル;アリールまたはアリールアルキルで置換されてもよく、ここでこれらのアリール含有基は、1〜2回、ハロゲン;ヒドロキシ;ヒドロキシ置換アルキル;C1−10アルコキシ;S(O)アルキル;NR4’14’基におけるようなアミノ、モノおよび2−置換C1−4アルキルアミノ;C1−4アルキル、またはCFで置換されていてよく、あるいはRおよびR14は、それらが結合する窒素と共に、置換されていてよい4〜7員の複素環式環を形成し、ここで環は酸素、硫黄またはNRから選択されるさらなるヘテロ原子を含んでよい;
は、SRがSNR14であること、S(O)がSOHであること、およびS(O)RがSOHであることを除き、水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニルまたはNR14であり;
は、水素、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、複素環式またはヘテロシクリルC1−10アルキル、アリール、アリールC1−10アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC1−10アルキルであり;
はC1−6アルキル、アリール、アリールC1−6アルキル、複素環式またはヘテロシクリルC1−6アルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールC1−6アルキルであり;
は水素、C1−4アルキル、ハロ置換C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C3−7シクロアルキル、C5−7シクロアルケニル、アリール、アリールC1−4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−4アルキル、複素環式またはヘテロシクリルC1−4アルキル、(CR1020)OR、(CR1020)S(O)、(CR1020)NHS(O)、または(CR1020)NR14であり;
は、水素、C(Z)R、C1−10アルキル、アリールまたはアリール−C1−4アルキルであり;
10およびR20は、水素またはC1−4アルキルから独立に選択され;
11は、C1−4アルキル、ハロ−置換C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C3−7シクロアルキル、C5−7シクロアルケニル、アリール、アリールC1−4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−4アルキル、複素環式またはヘテロシクリルC1−4アルキル、(CR1020)tOR、(CR1020)tS(O)、(CR1020)tNHS(O)、または(CR1020)NR14であり;
a’はC1−4アルキル、ハロ置換C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C3−7シクロアルキル、C5−7シクロアルケニル、アリール、アリールC1−4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−4アルキル、複素環式またはヘテロシクリルC1−4アルキル、(CR1020)OR、(CR1020)S(O)、(CR1020)NHS(O)、またはC(R1020)NR14であり;
Xは、R、OR、S(O)、(CH)N(R10)S(O)、(CH)N(R10)C(O)R、(CH)14、または(CH)N(R):ただし、Xは水素以外の基である;
は、N(R10)、O、S(O)、またはCR1020
nは0、または1〜10の値を有する整数;
mは0、または1または2の値を有する整数;
qは0、または1〜10の値を有する整数;
tは1〜3の値を有する整数;
vは0、または1または2の値を有する整数;
Zは酸素または硫黄)
の化合物または医薬上許容されるその塩。
【請求項2】
式(I)である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
式(Ia)である、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
の置換基が、独立に、ハロゲン、C1−4アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、またはハロ置換C1−4アルキルである請求項1記載の化合物。
【請求項5】
の置換基が独立に、フッ素、C1−4アルキル、またはCFである、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
のフェニル環が2、4、または6−位で置換され、2,4−位で2−置換され、または2,4,6−位で3−置換されている、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
が2−メチル−フルオロフェニルである、請求項6記載の化合物。
【請求項8】
XがORまたはS(O)である、請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。
【請求項9】
Xが(CH)NR14、または(CH)N(R)である、請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。
【請求項10】
XがRまたは(CH)N(R10)S(O)または(CH)N(R10)C(O)Rである、請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。
【請求項11】
が置換されていてよいアルキルである、請求項1記載の化合物。
【請求項12】
のアルキルが、(CR1020)C(Z)OR、(CR1020)OR、または(CR1020)NR14により置換されていてよい請求項11記載の化合物。
【請求項13】
が、X(CR1020)C(A)(A)(A)またはC(A)(A)(A)である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
が酸素またはN(R10)である、請求項13記載の化合物。
【請求項15】
、AまたはAの少なくとも一つが(CR1020)ORにより置換される、請求項13記載の化合物。
【請求項16】
qが0または1である、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
がN(R10)で、R10が水素で、Rが水素である、請求項16記載の化合物。
【請求項18】
が置換されていてよいC1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルアルキル、またはアリールである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項19】
が置換されてもよいアリールである、請求項18記載の化合物。
【請求項20】
の任意の置換基が、独立して、ハロゲン、C1−10アルキル、ヒドロキシ、C1−10アルコキシ、アミノ、またはハロ置換C1−10アルキルより選択される、請求項19記載の化合物。
【請求項21】
がハロゲン、C1−4アルキルまたはハロ置換C1−4アルキルで1回または複数回独立して置換されてもよいフェニル環である、請求項20記載の化合物。
【請求項22】
フェニル環が2−、4−または6−位で置換されているか、2,4−位で二置換されているか、あるいは2,4,6−位で三置換されている、請求項20または21記載の化合物。
【請求項23】
がメチル、エチル、1−エチルプロピル、イソプロピル、sec−ブチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、2−メチルフェニル、2−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、2,6−ジメチルフェニル、または2,6−ジフルオロフェニルである、請求項1記載の化合物。
【請求項24】
が2,6−ジフルオロフェニルである、請求項23記載の化合物。
【請求項25】
がX(CR1020C(A)(A)(A)基であり、Xが酸素またはN(R10)である、請求項1記載の化合物。
【請求項26】
、AまたはAのうち少なくとも1つが(CR1020ORで置換されている、請求項25記載の化合物。
【請求項27】
qが1または2であり、XがN(R10)であって、R10が水素である、請求項26記載の化合物。
【請求項28】
が、ハロゲンまたはC1−4アルキルで1回または複数回置換されているフェニルであり、RがX(CR1020C(A)(A)(A)基であり、qが0または1であり、XがN(R10)であり、AおよびAが、独立して、(CR1020ORで置換されているC1−10アルキルであり、RがハロゲンまたはC1−4アルキルで1回または複数回置換されてもよいフェニルである、請求項1記載の化合物。
【請求項29】
が水素であり、R10が水素であり、Rが2,6−位にてフッ素で二置換されているフェニルであり、Rが2−メチル−4−フルオロフェニルである、請求項28記載の化合物。
【請求項30】
請求項1〜29のいずれか1項記載の化合物の有効量および医薬上許容されるキャリアまたは希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項31】
CSBP/RK/p38キナーゼ媒介疾患を治療するための医薬組成物であって、請求項1〜32のいずれか1項記載の化合物および医薬上許容されるキャリアまたは希釈剤を含む、医薬組成物。
【請求項32】
CSBP/RK/p38キナーゼ媒介疾患が、乾癬性関節炎、ライター症候群、痛風、外傷性関節炎、風疹性関節炎、急性滑膜炎、 関節リウマチ、リウマチ性脊椎炎、骨関節症、痛風性関節症および他の関節疾患、敗血症、敗血症ショック、エンドトキシンショック、グラム陰性敗血症、毒ショック症候群、脳性マラリア、髄膜炎、虚血および出血性卒中、神経外傷/閉鎖性頭部外傷、喘息、成人呼吸困難症候群、慢性肺炎症性疾患、慢性閉塞性肺疾患、珪肺症、肺肉腫、骨再吸収疾患、骨粗鬆症、再狭窄、心臓および脳および腎臓再還流障害、鬱血性心不全、侵襲冠状動脈バイパス(CABG)手術、血栓症、糸球体腎炎、慢性腎不全、糖尿病、糖尿病性網膜症、黄斑変性、移植片対宿主反応、同種移植片拒絶、炎症性内臓疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、神経変性疾患、筋肉変性、糖尿病性網膜症、黄斑変性、腫瘍増殖および転移、血管形成疾患、インフルエンザ誘発性肺炎、湿疹、接触性皮膚炎、疼痛、乾癬、日焼け、または結膜炎である、請求項31記載の医薬組成物。
【請求項33】
8-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-4-(4-フルオロ-2-メチル-フェニル)-2-(2-ヒドロキシ-1-ヒドロキシメチル-エチルアミノ)-8H-ピリド[2,3-d]ピリミジン-7-オンおよび医薬上許容されるキャリアまたは希釈剤を含む、医薬組成物。
【請求項34】
CSBP/RK/p38キナーゼ媒介疾患を治療するための医薬組成物であって、8-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-4-(4-フルオロ-2-メチル-フェニル)-2-(2-ヒドロキシ-1-ヒドロキシメチル-エチルアミノ)-8H-ピリド[2,3-d]ピリミジン-7-オンまたは医薬上許容されるその塩および医薬上許容されるキャリアまたは希釈剤を含む、医薬組成物。
【請求項35】
CSBP/RK/p38キナーゼ媒介疾患が、乾癬性関節炎、ライター症候群、痛風、外傷性関節炎、風疹性関節炎、急性滑膜炎、関節リウマチ、リウマチ性脊椎炎、骨関節症、痛風性関節症および他の関節疾患、敗血症、敗血症ショック、エンドトキシンショック、グラム陰性敗血症、毒ショック症候群、脳性マラリア、髄膜炎、虚血および出血性卒中、神経外傷/閉鎖性頭部外傷、喘息、成人呼吸困難症候群、慢性肺炎症性疾患、慢性閉塞性肺疾患、珪肺症、肺肉腫、骨再吸収疾患、骨粗鬆症、再狭窄、心臓および脳および腎臓再還流障害、鬱血性心不全、侵襲冠状動脈バイパス(CABG)手術、血栓症、糸球体腎炎、慢性腎不全、糖尿病、糖尿病性網膜症、黄斑変性、移植片対宿主反応、同種移植片拒絶、炎症性内臓疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、神経変性疾患、筋肉変性、糖尿病性網膜症、黄斑変性、腫瘍増殖および転移、血管形成疾患、インフルエンザ誘発性肺炎、湿疹、接触性皮膚炎、疼痛、乾癬、日焼け、または結膜炎である、請求項34記載の医薬組成物。
【請求項36】
炎症の治療に用いるための医薬組成物であって、8-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-4-(4-フルオロ-2-メチル-フェニル)-2-(2-ヒドロキシ-1-ヒドロキシメチル-エチルアミノ)-8H-ピリド[2,3-d]ピリミジン-7-オンである化合物または医薬上許容されるその塩を含む、医薬組成物。
【請求項37】
請求項1に記載の式(Ia)の化合物の製造法であって、式:
【化2】

(式中、Rは、ハロゲン、置換されていてよいアリール、または置換されていてよいヘテロアリール環であり、mは0または1もしくは2の整数であり、RはC1―4アルキルであって、Rは、置換されていてよいアリール、またはヘテロアリール基である)
の化合物を、アセチル化剤、および塩基の混合物と、加熱しながらでもよく反応させて、式(Ia)の化合物を得、次いでその後、RおよびRのプレカーサーを、前記の式(Ia)に記載する基RおよびRに変換してもよいことを含む方法。
【請求項38】
塩基が、ピリジン、ジイソプロピルエチルアミン、またはピロリジンである、請求項37記載の方法。
【請求項39】
アセチル化剤が無水酢酸、アセチルクロライド、またはケトンである、請求項37または38記載の方法。
【請求項40】
は置換されていてよいアリールである、請求項37記載の方法。
【請求項41】
アリールがハロゲン、C1−10アルキル、ハロ置換C1−10アルキル、(CR1020ORまたは(CR1020NR14で1回または複数回独立して置換されてもよいフェニル環であり、Rが水素またはC1−10アルキルであり、RおよびR14が水素である、請求項40記載の方法。
【請求項42】
置換基が、ハロゲン、C1−10アルキル、ヒドロキシ、C1−10アルコキシ、アミノまたはハロ置換C1−10アルキルより独立して選択される、請求項41記載の方法。
【請求項43】
フェニル環が、ハロゲン、C1−4アルキルまたはハロ置換C1−4アルキルで1回または複数回独立して置換されてもよい、請求項42記載の方法。
【請求項44】
がメチル、エチル、1−エチルプロピル、イソプロピル、sec−ブチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、2−メチルフェニル、2−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、2,6−ジメチルフェニル、または2,6−ジフルオロフェニルである、請求項37記載の方法。
【請求項45】
が2,6−ジフルオロフェニルである、請求項44記載の方法。
【請求項46】
がハロゲン、または置換されていてよいアリールである、請求項44記載の方法。
【請求項47】
が、ハロゲン、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、またはハロ置換アルキルで独立に1回または複数回置換されていてよいフェニルである、請求項46記載の方法。
【請求項48】
ハロゲンがフッ素または塩素より独立して選択される、請求項46または47記載の方法。
【請求項49】
フェニルが2、4、または6位で置換されているか、2,4−位で2−置換されているか、または2,4,6−位で3−置換されている、請求項48記載の方法。
【請求項50】
Xが(CH)NR14または(CH)N(R)である、請求項37記載の方法。
【請求項51】
XがRであり、Rが基X(CR1020)C(A)(A)(A)である、請求項37記載の方法。
【請求項52】
がN(R10)であり、qが0または1である、請求項51記載の方法。
【請求項53】
、A、またはAの少なくとも一つが(CR1020)ORにより置換されている、請求項51または52記載の方法。
【請求項54】
式(Ia)の化合物が8-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-4-(4-フルオロ-2-メチル-フェニル)-2-(2-ヒドロキシ-1-ヒドロキシメチル-エチルアミノ)-8H-ピリド[2,3-d]ピリミジン-7-オンまたは医薬上許容されるその塩である、請求項37記載の方法。
【請求項55】
請求項1に記載の式(Ia)の化合物を製造する方法であって、
式:
【化3】

(式中、RおよびRは、式(Ia)における記載と同意義であり;
12は、C1−10アルキル、アリール、ヘテロアリール、またはアリールアルキル;
mは0、または1または2の値を有する整数;および、
RgはC1−4アルキルである)
の化合物を有機溶媒中で、塩基と共にまたは無しで加熱しながら反応させることを含む方法。
【請求項56】
有機溶媒が、有機炭化水素、クレゾール、ジオキサン、DMF、ピリジン、またはキシレンである、請求項55記載の方法。
【請求項57】
塩基がジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、DBU、リチウムビス(トリエチルシリル)アミド、またはLDAである、請求項56記載の方法。
【請求項58】
が置換されていてよいアリールである、請求項55記載の方法。
【請求項59】
のアリールがハロゲン、C1−10アルキル、ハロ置換C1−10アルキル、(CR1020ORまたは(CR1020NR14で1回または複数回独立して置換されてもよいフェニル環であり、Rが水素またはC1−10アルキルであり、RおよびR14が水素である、請求項58記載の方法。
【請求項60】
フェニル環が、ハロゲン、C1−4アルキルまたはハロ置換C1−4アルキルで1回または複数回独立して置換されてもよい、請求項59記載の方法。
【請求項61】
がメチル、エチル、1−エチルプロピル、イソプロピル、sec−ブチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、2−メチルフェニル、2−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、2,6−ジメチルフェニル、または2,6−ジフルオロフェニルである、請求項55記載の方法。
【請求項62】
が2,6−ジフルオロフェニルである、請求項55記載の方法。
【請求項63】
Xが(CH)NR14または(CH)N(R)である、請求項55記載の方法。
【請求項64】
XがRであり、Rが基X(CR1020)C(A)(A)(A)である、請求項55記載の方法。
【請求項65】
がN(R10)であり、qが0または1である、請求項64記載の方法。
【請求項66】
、A、またはAの少なくとも一つが(CR1020)ORにより置換されている、請求項64または65記載の方法。
【請求項67】
が置換されていてよいアリールである、請求項55記載の方法。
【請求項68】
がハロゲン、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノまたはハロ置換アルキルにより独立して1回または複数回置換されてもよいフェニルである、請求項67記載の方法。
【請求項69】
フェニルが2、4、または6位で置換されているか、2,4−位で2−置換されているか、または2,4,6−位で3−置換されている、請求項68記載の方法。
【請求項70】
フェニルがフッ素またはメチルで独立して2,4−位にて二置換されている、請求項69記載の方法。
【請求項71】
がフェニル、2−メチルフェニル、4−フルオロ−2−メチルフェニルまたは2−クロロフェニルである、請求項55記載の方法。
【請求項72】
が4−フルオロ−2−メチルフェニルである、請求項55記載の方法。
【請求項73】
式(Ia)の化合物が8-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-4-(4-フルオロ-2-メチル-フェニル)-2-(2-ヒドロキシ-1-ヒドロキシメチル-エチルアミノ)-8H-ピリド[2,3-d]ピリミジン-7-オンまたは医薬上許容されるその塩である、請求項55記載の方法。
【請求項74】
がメチルである、請求項55記載の方法。
【請求項75】
S(O)基のmが0である、請求項55記載の方法。

【図1】
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【公開番号】特開2010−195795(P2010−195795A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−66721(P2010−66721)
【出願日】平成22年3月23日(2010.3.23)
【分割の表示】特願2002−559385(P2002−559385)の分割
【原出願日】平成13年10月23日(2001.10.23)
【出願人】(591002957)グラクソスミスクライン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (341)
【氏名又は名称原語表記】GlaxoSmithKline LLC
【Fターム(参考)】