暗証番号/パスワード見直し喚起案内方法、システム、および装置
【課題】端末装置側で暗証番号変更の必要性を判定し、変更が必要と判定された場合のみ、顧客に暗証番号/パスワード見直しの喚起案内をする方法、システム、および装置を提供することを目的とする。
【解決手段】端末装置は、利用者IDを取得して上位装置に送信し、利用者IDを受信した上位装置は、利用者IDに対応する個人情報を端末装置に送信し、利用者IDに対応する個人情報を受信した端末装置は、利用者に暗証番号/パスワード入力を促し、暗証番号/パスワードが入力された場合、該入力された暗証番号/パスワードと、該受信した個人情報とを比較し、該入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、暗証番号/パスワードの変更を促す。
【解決手段】端末装置は、利用者IDを取得して上位装置に送信し、利用者IDを受信した上位装置は、利用者IDに対応する個人情報を端末装置に送信し、利用者IDに対応する個人情報を受信した端末装置は、利用者に暗証番号/パスワード入力を促し、暗証番号/パスワードが入力された場合、該入力された暗証番号/パスワードと、該受信した個人情報とを比較し、該入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、暗証番号/パスワードの変更を促す。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、暗証番号/パスワード見直しの喚起案内をする方法、システム、および装置に関し、特に、利用者に違和感を与えず、適切に暗証番号/パスワード見直しの喚起案内をする方法、システム、および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現金自動取引装置、インターネットに接続するパソコン等では、利用者個人を特定する情報として、利用者ID、暗証番号、あるいはパスワードを入力することにより、預金の引き出し、あるいは個人情報等へのアクセスを可能としている。しかし、暗証番号/パスワードの入力を盗み見られることもあり、同じ暗証番号/パスワードを使い続けることは好ましくない。
【0003】
これに対しては、現金自動取引装置の取引における暗証番号の変更方法が開示されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平9−330371号公報 特許文献1に記載の方法では、図11の従来の暗証番号変更方法に示すごとく、現金自動取引装置(端末装置)は、利用者、すなわち顧客の選択した通常の取引(預金、支払い、振込、残高照会等)実行後に、暗証番号変更画面を表示し、入力された新規の暗証番号入力情報をホストコンピュータ(上位装置)に送信することにより、暗証番号の変更を行わせる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図11に示す方法は、現金自動取引装置(端末装置)で通常の取引実行後に自動的に暗証番号変更画面を表示し、入力された新たな暗証番号を上位装置に送信して暗証番号を更新する方法であり、更新する必要の無い状況でも更新を促すため、顧客にとっては煩わしく感じる。また、新規に入力された暗証番号を、特にチェックすることなく、そのまま更新してしまう。
【0005】
顧客は、暗証番号を覚えやすくするため、自分の生年月日、電話番号等、個人情報の一部を暗証番号とする場合があるが、顧客の生年月日、電話番号等の個人情報は一般に知られやすく、容易に想起できるため、暗証番号/パスワードとして適切ではない。
【0006】
これに対しては、現金自動取引装置(端末装置)から送信された暗証番号を、上位装置で上位装置に登録されている個人情報と比較し、個人情報から容易に想起できるようなものであった場合には、その旨現金自動取引装置(端末装置)に送信し、再度変更を促す、という方法もある。しかし、このような方法では、暗証番号を上位装置に送信し、上位装置で処理し、処理結果を現金自動取引装置(端末装置)に送り返すため、処理に要する時間分、顧客を待たせることになると同時に、上位装置に余分な負荷がかかる。
【0007】
本発明は、かかる課題を解決し、端末装置側で暗証番号変更の必要性を判定し、変更が必要と判定された場合のみ、顧客に暗証番号/パスワード見直しの喚起案内をする方法、システム、および装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第一の発明は、利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、端末装置は、利用者が入力する利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受け付けて上位装置に送信し、利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信した上位装置は、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認して処理を実行し、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を端末装置に送信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力すると共に、入力された暗証番号/パスワードと受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していると判定される場合は、暗証番号/パスワードの変更を促すことを特徴とする。
【0009】
第二の発明は、利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内するシステムであって、利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、表示手段と、入力した情報を上位装置に送信し、上位装置から送られる、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、受信した個人情報を保持する手段と、暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、判定手段と、出力手段とを有する端末装置と、端末装置から送られる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を端末装置に送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有する上位装置とを備え、端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示することを特徴とする。
【0010】
第三の発明は、利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する端末装置であって、利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、入力した情報を送信し、送られてくる個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、受信した個人情報を保持する手段と、暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、判定手段と、出力手段とを有し、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示することを特徴とする。
【0011】
第四の発明は、利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信して処理を実行する上位装置であって、送られてくる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】
第五の発明は、利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、端末装置は、利用者が入力する利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受け付けて上位装置に送信し、利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信した上位装置は、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、利用者IDに対応する個人情報を端末装置に送信すると共に、処理を実行し、処理結果を端末装置に送信し、利用者IDに対応する個人情報を受信した端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していると判定される場合は、暗証番号/パスワードの変更を促し、さらに、処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明により、利用者に対して、暗証番号/パスワードの変更が必要な場合にのみ見直しを喚起し、新たに入力された暗証番号/パスワードの正当性を速やかに判定することで、むやみに利用者を待たせることをなくすことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、本発明を適用した、現金自動取引システムにおける暗証番号見直し喚起案内システムの概念図を示す。
【0015】
現金自動取引装置は、利用者、すなわち顧客が入力した現金引き出し等の処理依頼、顧客ID、暗証番号を上位装置に送信し、上位装置は、顧客ID、暗証番号を確認して現金引き出し等の処理が可能である事を確認し、処理結果、および個人情報を現金自動取引装置に送信する。処理結果、および個人情報を受信した現金自動取引装置は、現金払い出し/通帳記入などの処理を行うと共に、受信した個人情報と暗証番号とが類似しているかを比較/判定し、類似していると判定された場合は、新暗証番号の入力を促す。
【実施例1】
【0016】
図2は、当該処理を行うシステムの機能ブロック図、図3は、当該処理を行うシステムにおける現金自動取引装置の処理フロー例1を示す。図2に示すごとく、システムは、顧客の依頼を受け付け、上位装置2に依頼を送り、上位装置2から送り返された結果を出力する現金自動取引装置1と、現金自動取引装置1から依頼された処理を行い、結果を現金自動取引装置1に送り返す上位装置2とが接続されて構成される。
【0017】
現金自動取引装置1は、顧客とのインターフェースとして、処理内容の案内等を表示する手段12、依頼する処理、暗証番号等を入力する手段13、キャッシュカードリーダ14、入出金を行う手段16、通帳の読み取り、および記帳を行う通帳処理手段17を備え、さらに、上位装置2との接続手段15、上位装置から受信した個人情報を保持する手段18、保持する個人情報と暗証番号とを比較する手段19、および現金自動取引装置1全体を制御する手段11を備える。
【0018】
上位装置2は、現金自動取引装置1との接続手段22、顧客の預金情報、個人情報等を保持する顧客マスター23、および上位装置2全体を制御する手段21を備える。
【0019】
以下、図3を用いて処理フローを説明する。現金自動取引装置1の制御手段11は、顧客が、表示手段12の表示内容にしたがって入力手段13を操作して入力する現金引き出し等の処理依頼を受け付けて処理を開始し(ステップS1)、顧客がキャッシュカードリーダ14に挿入したキャッシュカードから顧客IDを読み取り(ステップS2)、顧客が入力手段13から入力した暗証番号を入力し(ステップS3)、処理内容、顧客ID、暗証番号を、接続手段15を経由して上位装置2に送信する(ステップS4)。
【0020】
処理内容、顧客ID、暗証番号を、接続手段22を経由して受け付けた上位装置2の制御手段21は、顧客マスター23を参照し、処理内容、顧客ID、暗証番号を確認して処理を実行し、処理結果と、受け取った顧客IDに関連する個人情報とを現金自動取引装置1に送り返す。
【0021】
ステップS5で、処理結果、および個人情報を受け取った現金自動取引装置1の制御手段11は、ステップS6で、受け取った個人情報を個人情報保持手段18に保持すると共に、入出金手段16、通帳処理手段17により現金現金払い出し等の処理結果を出力する。
【0022】
次に、ステップS7で、比較手段19により、現在入力されている暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報との類似性を検証し、類似していないと判定される場合は処理を終了し、類似していると判定される場合は、ステップS8に進み、暗証番号変更喚起画面を表示手段12に表示して新暗証番号の入力を促す。暗証番号変更を喚起する画面の例を図4に示す。
【0023】
ステップS9で、顧客が入力手段13により暗証番号を「変更しない」を選択した場合は処理を終了し、暗証番号を「変更する」を選択した場合はステップS10に進み、入力手段13により新しい暗証番号の入力を受け付ける。
【0024】
ステップS11では、比較手段19により、新しく入力された暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報と比較し、新しく入力された暗証番号と個人情報とが類似していると判定される場合は、ステップS8に戻り、類似していないと判定される場合は、ステップS12に進み、新暗証番号を上位装置2に送信し、上位装置2は、暗証番号を更新して処理を終了する。
【実施例2】
【0025】
図5は、本発明による現金自動取引装置の処理フロー例2を示す。実施例2の機能ブロックは、実施例1と同様であり、ステップS21からステップS25は、実施例1のステップS1からステップS5と同様である。
【0026】
ステップS26で、受け取った個人情報を個人情報保持手段18に保持する。次に、ステップ26で、比較手段19により、現在入力されている暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報との類似性を検証し、類似していないと判定される場合はステップS31に進み、類似していると判定される場合は、ステップS27に進み、暗証番号変更喚起画面を表示手段12に表示して新暗証番号の入力を促す。
【0027】
ステップS28で、顧客が入力手段13により暗証番号を「変更しない」を選択した場合はステップS31に進み、暗証番号を「変更する」を選択した場合はステップS29に進み、入力手段13により新しい暗証番号の入力を受け付ける。
【0028】
ステップS30では、比較手段19により、新しく入力された暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報と比較し、新しく入力された暗証番号と個人情報とが類似していると判定される場合は、ステップS27に戻り、類似していないと判定される場合はステップS31に進み、入出金手段16、通帳処理手段17により現金現金払い出し等の処理結果を出力する。
【0029】
次に、ステップS32で新暗証番号を上位装置2に送信し、上位装置2は、暗証番号を更新して処理を終了する。
【実施例3】
【0030】
図6は、本発明による現金自動取引装置の処理フロー例3を示す。実施例3は、実施例1のステップS6に引き続く処理を行う。
【0031】
ステップ47で、比較手段19により、現在入力されている暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報との類似性を検証し、類似していない、すなわち暗証番号変更不要と判定される場合はステップS48に進み、暗証番号変更選択画面を表示手段12に表示しステップS50に進み、類似している、すなわち、暗証番号変更要と判定される場合は、ステップS49に進み、暗証番号変更喚起画面を表示手段12に表示して新暗証番号の入力を促す。暗証番号変更を選択する画面の例を図7に示す。
【0032】
ステップS50で、顧客が入力手段13により暗証番号を「変更しない」を選択した場合は処理を終了し、暗証番号を「変更する」を選択した場合はステップS51に進み、入力手段13により新しい暗証番号の入力を受け付ける。
【0033】
ステップS52では、比較手段19により、新しく入力された暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報と比較し、新しく入力された暗証番号と個人情報とが類似していると判定される場合は、ステップS53に進み、暗証番号再入力喚起画面を表示してステップS50に戻り、類似していないと判定される場合は、ステップS54に進み、新暗証番号を上位装置2に送信し、上位装置2は、暗証番号を更新して処理を終了する。暗証番号再入力喚起画面の例を図8に示す。
【実施例4】
【0034】
図9は、本発明による現金自動取引装置の処理フロー例4を示す。実施例4は、実施例1のステップS4に引き続く処理を行う。
【0035】
ステップS4で、処理内容、顧客ID、暗証番号を、接続手段22を経由して受け付けた上位装置2の制御手段21は、顧客マスター23を参照し、受け取った顧客IDに関連する個人情報を現金自動取引装置1に送り返すと共に、処理内容、顧客ID、暗証番号を確認して処理を実行する。なお、上位装置2は、処理終了後に、処理結果を現金自動取引装置1に送り返す。
【0036】
ステップS61で、個人情報を受け取った現金自動取引装置1の制御手段11は、受け取った個人情報を個人情報保持手段18に保持する。
【0037】
次に、ステップS62で、比較手段19により、現在入力されている暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報との類似性を検証し、類似していない、すなわち、暗証番号変更不要と判定される場合はステップS63に進み、暗証番号変更選択画面を表示手段12に表示しステップS65に進み、類似している、すなわち暗証番号変更要と判定される場合は、ステップS64に進み、暗証番号変更喚起画面を表示手段12に表示して新暗証番号の入力を促す。
【0038】
ステップS65で、顧客が入力手段13により暗証番号を「変更しない」を選択した場合はステップS70に進み、暗証番号を「変更する」を選択した場合はステップS66に進み、入力手段13により新しい暗証番号の入力を受け付ける。
【0039】
ステップS67では、比較手段19により、新しく入力された暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報と比較し、新しく入力された暗証番号と個人情報とが類似していると判定される場合は、ステップS69に進み、暗証番号再入力喚起画面を表示してステップS65に戻り、類似していないと判定される場合は、ステップS68に進み、新暗証番号を上位装置2に送信しステップS70に進み、上位装置2は、暗証番号を更新して処理を終了する。
【0040】
ステップS70では、上位装置2からの処理結果受信を確認し、受信していない場合は受信待ちとなり、受信している場合は、ステップS71に進み、入出金手段16、通帳処理手段17により現金現金払い出し等の処理結果を出力して処理を終了する。
【実施例5】
【0041】
図10は、本発明による現金自動取引装置の処理フロー例5を示す。実施例5は、実施例1のステップS4に引き続く処理を行う。
【0042】
なお、実施例5における上位装置2は、顧客マスター23に、顧客ID毎に、暗証番号の変更履歴を保持している。
【0043】
ステップS4で、処理内容、顧客ID、暗証番号を、接続手段22を経由して受け付けた上位装置2の制御手段21は、顧客マスター23を参照し、受け取った顧客IDに関連して、以前に使われた暗証番号を現金自動取引装置1に送り返すと共に、処理内容、顧客ID、暗証番号を確認して処理を実行する。なお、上位装置2は、処理終了後に、処理結果を現金自動取引装置1に送り返す。
【0044】
ステップS81で、個人情報を受け取った現金自動取引装置1の制御手段11は、受け取った旧暗証番号を個人情報保持手段18に保持する。
【0045】
次に、ステップS82で、比較手段19により、現在入力されている暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する旧暗証番号とを比較し、類似していない、すなわち、暗証番号変更不要と判定される場合はステップS83に進み、暗証番号変更選択画面を表示手段12に表示しステップS85に進み、類似している、すなわち暗証番号変更要と判定される場合は、ステップS84に進み、暗証番号変更喚起画面を表示手段12に表示して新暗証番号の入力を促す。
【0046】
ステップS85で、顧客が入力手段13により暗証番号を「変更しない」を選択した場合はステップS90に進み、暗証番号を「変更する」を選択した場合はステップS86に進み、入力手段13により新しい暗証番号の入力を受け付ける。
【0047】
ステップS87では、比較手段19により、新しく入力された暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する旧暗証番号と比較し、新しく入力された暗証番号と旧暗証番号とが一致している場合は、ステップS89に進み、暗証番号再入力喚起画面を表示してステップS85に戻り、一致していない場合は、ステップS88に進み、新暗証番号を上位装置2に送信しステップS90に進み、上位装置2は、暗証番号を更新して処理を終了する。
【0048】
ステップS90では、上位装置2からの処理結果受信を確認し、受信していない場合は受信待ちとなり、受信している場合は、ステップS91に進み、入出金手段16、通帳処理手段17により現金現金払い出し等の処理結果を出力して処理を終了する。
【0049】
(付記1)
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、端末装置は、利用者が入力する利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受け付けて上位装置に送信し、利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信した上位装置は、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認して処理を実行し、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を端末装置に送信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力すると共に、入力された暗証番号/パスワードと受信した個人情報とを比較し、
入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していると判定される場合は、暗証番号/パスワードの変更を促すことを特徴とする方法。
【0050】
(付記2)
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内するシステムであって、利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、表示手段と、入力した情報を上位装置に送信し、上位装置から送られる、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、受信した個人情報を保持する手段と、暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、判定手段と、出力手段とを有する端末装置と、端末装置から送られる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を端末装置に送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有する上位装置とを備え、端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示することを特徴とするシステム。
【0051】
(付記3)
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する端末装置であって、利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、入力した情報を送信し、送られてくる個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、受信した個人情報を保持する手段と、暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、判定手段と、出力手段とを有し、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示することを特徴とする端末装置。
【0052】
(付記4)
利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信して処理を実行する上位装置であって、送られてくる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有することを特徴とする上位装置。
【0053】
(付記5)
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、端末装置は、利用者が入力する利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受け付けて上位装置に送信し、利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信した上位装置は、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、利用者IDに対応する個人情報を端末装置に送信すると共に、処理を実行し、処理結果を端末装置に送信し、利用者IDに対応する個人情報を受信した端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していると判定される場合は、暗証番号/パスワードの変更を促し、さらに、処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力することを特徴とする方法。
【0054】
(付記6)
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内するシステムであって、利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、表示手段と、入力した情報を上位装置に送信し、上位装置から送られる、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、受信した個人情報を保持する手段と、暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、判定手段と、出力手段とを有する端末装置と、端末装置から送られる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を端末装置に送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有する上位装置とを備え、端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に、暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示し、さらに、処理結果を受信して処理結果を出力し、上位装置は、端末装置から送られる利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信し、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、利用者IDに対応する個人情報を端末装置に送信し、さらに処理した結果を端末装置に送信することを特徴とするシステム。
【0055】
(付記7)
利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信して処理を実行する上位装置であって、送られてくる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を端末装置に送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有し、送られてくる利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信し、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、利用者IDに対応する個人情報を端末装置に送信し、さらに処理した結果を端末装置に送信することを特徴とする上位装置。
【0056】
(付記8)
付記1に記載の暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していないと判定される場合は、暗証番号/パスワード変更の要否を選択させることを特徴とする方法。
【0057】
(付記9)
付記3に記載の端末装置であって、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していないと判定される場合は、暗証番号/パスワード変更の要否を選択させる画面を表示することを特徴とする端末装置。
【0058】
(付記10)
付記6に記載の暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内するシステムであって、上位装置はさらに、個人情報として暗証番号/パスワードの変更履歴(旧暗証番号/パスワード)を保持し、端末装置から送られる利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼を受信し、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、個人情報として利用者IDに対応する旧暗証番号/パスワードを端末装置に送信すると共に、処理を実行し、処理結果を端末装置に送信し、利用者IDに対応する旧暗証番号/パスワードを受信した端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した旧暗証番号/パスワードとを比較し、入力された暗証番号/パスワードと一致する旧暗証番号/パスワードがある場合は、暗証番号/パスワードの変更を促し、さらに、処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力することを特徴とするシステム。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】暗証番号見直し喚起案内システム概念図
【図2】暗証番号見直し喚起案内システム機能ブロック図
【図3】本発明による現金自動取引装置の処理フロー例1
【図4】暗証番号変更喚起画面例
【図5】本発明による現金自動取引装置の処理フロー例2
【図6】本発明による現金自動取引装置の処理フロー例3
【図7】暗証番号変更選択画面例
【図8】暗証番号再入力喚起画面例
【図9】本発明による現金自動取引装置の処理フロー例4
【図10】本発明による現金自動取引装置の処理フロー例5
【図11】従来の暗証番号変更方法
【符号の説明】
【0060】
1 現金自動取引装置
2 上位装置
11、21 制御手段
12 表示手段
13 入力手段
14 キャッシュカードリーダ
15、22 接続手段
16 入出金手段
17 通帳処理手段
18 個人情報保持手段
19 比較手段
23 顧客マスター
【技術分野】
【0001】
本発明は、暗証番号/パスワード見直しの喚起案内をする方法、システム、および装置に関し、特に、利用者に違和感を与えず、適切に暗証番号/パスワード見直しの喚起案内をする方法、システム、および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現金自動取引装置、インターネットに接続するパソコン等では、利用者個人を特定する情報として、利用者ID、暗証番号、あるいはパスワードを入力することにより、預金の引き出し、あるいは個人情報等へのアクセスを可能としている。しかし、暗証番号/パスワードの入力を盗み見られることもあり、同じ暗証番号/パスワードを使い続けることは好ましくない。
【0003】
これに対しては、現金自動取引装置の取引における暗証番号の変更方法が開示されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平9−330371号公報 特許文献1に記載の方法では、図11の従来の暗証番号変更方法に示すごとく、現金自動取引装置(端末装置)は、利用者、すなわち顧客の選択した通常の取引(預金、支払い、振込、残高照会等)実行後に、暗証番号変更画面を表示し、入力された新規の暗証番号入力情報をホストコンピュータ(上位装置)に送信することにより、暗証番号の変更を行わせる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図11に示す方法は、現金自動取引装置(端末装置)で通常の取引実行後に自動的に暗証番号変更画面を表示し、入力された新たな暗証番号を上位装置に送信して暗証番号を更新する方法であり、更新する必要の無い状況でも更新を促すため、顧客にとっては煩わしく感じる。また、新規に入力された暗証番号を、特にチェックすることなく、そのまま更新してしまう。
【0005】
顧客は、暗証番号を覚えやすくするため、自分の生年月日、電話番号等、個人情報の一部を暗証番号とする場合があるが、顧客の生年月日、電話番号等の個人情報は一般に知られやすく、容易に想起できるため、暗証番号/パスワードとして適切ではない。
【0006】
これに対しては、現金自動取引装置(端末装置)から送信された暗証番号を、上位装置で上位装置に登録されている個人情報と比較し、個人情報から容易に想起できるようなものであった場合には、その旨現金自動取引装置(端末装置)に送信し、再度変更を促す、という方法もある。しかし、このような方法では、暗証番号を上位装置に送信し、上位装置で処理し、処理結果を現金自動取引装置(端末装置)に送り返すため、処理に要する時間分、顧客を待たせることになると同時に、上位装置に余分な負荷がかかる。
【0007】
本発明は、かかる課題を解決し、端末装置側で暗証番号変更の必要性を判定し、変更が必要と判定された場合のみ、顧客に暗証番号/パスワード見直しの喚起案内をする方法、システム、および装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第一の発明は、利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、端末装置は、利用者が入力する利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受け付けて上位装置に送信し、利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信した上位装置は、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認して処理を実行し、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を端末装置に送信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力すると共に、入力された暗証番号/パスワードと受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していると判定される場合は、暗証番号/パスワードの変更を促すことを特徴とする。
【0009】
第二の発明は、利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内するシステムであって、利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、表示手段と、入力した情報を上位装置に送信し、上位装置から送られる、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、受信した個人情報を保持する手段と、暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、判定手段と、出力手段とを有する端末装置と、端末装置から送られる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を端末装置に送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有する上位装置とを備え、端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示することを特徴とする。
【0010】
第三の発明は、利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する端末装置であって、利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、入力した情報を送信し、送られてくる個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、受信した個人情報を保持する手段と、暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、判定手段と、出力手段とを有し、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示することを特徴とする。
【0011】
第四の発明は、利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信して処理を実行する上位装置であって、送られてくる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】
第五の発明は、利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、端末装置は、利用者が入力する利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受け付けて上位装置に送信し、利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信した上位装置は、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、利用者IDに対応する個人情報を端末装置に送信すると共に、処理を実行し、処理結果を端末装置に送信し、利用者IDに対応する個人情報を受信した端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していると判定される場合は、暗証番号/パスワードの変更を促し、さらに、処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明により、利用者に対して、暗証番号/パスワードの変更が必要な場合にのみ見直しを喚起し、新たに入力された暗証番号/パスワードの正当性を速やかに判定することで、むやみに利用者を待たせることをなくすことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、本発明を適用した、現金自動取引システムにおける暗証番号見直し喚起案内システムの概念図を示す。
【0015】
現金自動取引装置は、利用者、すなわち顧客が入力した現金引き出し等の処理依頼、顧客ID、暗証番号を上位装置に送信し、上位装置は、顧客ID、暗証番号を確認して現金引き出し等の処理が可能である事を確認し、処理結果、および個人情報を現金自動取引装置に送信する。処理結果、および個人情報を受信した現金自動取引装置は、現金払い出し/通帳記入などの処理を行うと共に、受信した個人情報と暗証番号とが類似しているかを比較/判定し、類似していると判定された場合は、新暗証番号の入力を促す。
【実施例1】
【0016】
図2は、当該処理を行うシステムの機能ブロック図、図3は、当該処理を行うシステムにおける現金自動取引装置の処理フロー例1を示す。図2に示すごとく、システムは、顧客の依頼を受け付け、上位装置2に依頼を送り、上位装置2から送り返された結果を出力する現金自動取引装置1と、現金自動取引装置1から依頼された処理を行い、結果を現金自動取引装置1に送り返す上位装置2とが接続されて構成される。
【0017】
現金自動取引装置1は、顧客とのインターフェースとして、処理内容の案内等を表示する手段12、依頼する処理、暗証番号等を入力する手段13、キャッシュカードリーダ14、入出金を行う手段16、通帳の読み取り、および記帳を行う通帳処理手段17を備え、さらに、上位装置2との接続手段15、上位装置から受信した個人情報を保持する手段18、保持する個人情報と暗証番号とを比較する手段19、および現金自動取引装置1全体を制御する手段11を備える。
【0018】
上位装置2は、現金自動取引装置1との接続手段22、顧客の預金情報、個人情報等を保持する顧客マスター23、および上位装置2全体を制御する手段21を備える。
【0019】
以下、図3を用いて処理フローを説明する。現金自動取引装置1の制御手段11は、顧客が、表示手段12の表示内容にしたがって入力手段13を操作して入力する現金引き出し等の処理依頼を受け付けて処理を開始し(ステップS1)、顧客がキャッシュカードリーダ14に挿入したキャッシュカードから顧客IDを読み取り(ステップS2)、顧客が入力手段13から入力した暗証番号を入力し(ステップS3)、処理内容、顧客ID、暗証番号を、接続手段15を経由して上位装置2に送信する(ステップS4)。
【0020】
処理内容、顧客ID、暗証番号を、接続手段22を経由して受け付けた上位装置2の制御手段21は、顧客マスター23を参照し、処理内容、顧客ID、暗証番号を確認して処理を実行し、処理結果と、受け取った顧客IDに関連する個人情報とを現金自動取引装置1に送り返す。
【0021】
ステップS5で、処理結果、および個人情報を受け取った現金自動取引装置1の制御手段11は、ステップS6で、受け取った個人情報を個人情報保持手段18に保持すると共に、入出金手段16、通帳処理手段17により現金現金払い出し等の処理結果を出力する。
【0022】
次に、ステップS7で、比較手段19により、現在入力されている暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報との類似性を検証し、類似していないと判定される場合は処理を終了し、類似していると判定される場合は、ステップS8に進み、暗証番号変更喚起画面を表示手段12に表示して新暗証番号の入力を促す。暗証番号変更を喚起する画面の例を図4に示す。
【0023】
ステップS9で、顧客が入力手段13により暗証番号を「変更しない」を選択した場合は処理を終了し、暗証番号を「変更する」を選択した場合はステップS10に進み、入力手段13により新しい暗証番号の入力を受け付ける。
【0024】
ステップS11では、比較手段19により、新しく入力された暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報と比較し、新しく入力された暗証番号と個人情報とが類似していると判定される場合は、ステップS8に戻り、類似していないと判定される場合は、ステップS12に進み、新暗証番号を上位装置2に送信し、上位装置2は、暗証番号を更新して処理を終了する。
【実施例2】
【0025】
図5は、本発明による現金自動取引装置の処理フロー例2を示す。実施例2の機能ブロックは、実施例1と同様であり、ステップS21からステップS25は、実施例1のステップS1からステップS5と同様である。
【0026】
ステップS26で、受け取った個人情報を個人情報保持手段18に保持する。次に、ステップ26で、比較手段19により、現在入力されている暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報との類似性を検証し、類似していないと判定される場合はステップS31に進み、類似していると判定される場合は、ステップS27に進み、暗証番号変更喚起画面を表示手段12に表示して新暗証番号の入力を促す。
【0027】
ステップS28で、顧客が入力手段13により暗証番号を「変更しない」を選択した場合はステップS31に進み、暗証番号を「変更する」を選択した場合はステップS29に進み、入力手段13により新しい暗証番号の入力を受け付ける。
【0028】
ステップS30では、比較手段19により、新しく入力された暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報と比較し、新しく入力された暗証番号と個人情報とが類似していると判定される場合は、ステップS27に戻り、類似していないと判定される場合はステップS31に進み、入出金手段16、通帳処理手段17により現金現金払い出し等の処理結果を出力する。
【0029】
次に、ステップS32で新暗証番号を上位装置2に送信し、上位装置2は、暗証番号を更新して処理を終了する。
【実施例3】
【0030】
図6は、本発明による現金自動取引装置の処理フロー例3を示す。実施例3は、実施例1のステップS6に引き続く処理を行う。
【0031】
ステップ47で、比較手段19により、現在入力されている暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報との類似性を検証し、類似していない、すなわち暗証番号変更不要と判定される場合はステップS48に進み、暗証番号変更選択画面を表示手段12に表示しステップS50に進み、類似している、すなわち、暗証番号変更要と判定される場合は、ステップS49に進み、暗証番号変更喚起画面を表示手段12に表示して新暗証番号の入力を促す。暗証番号変更を選択する画面の例を図7に示す。
【0032】
ステップS50で、顧客が入力手段13により暗証番号を「変更しない」を選択した場合は処理を終了し、暗証番号を「変更する」を選択した場合はステップS51に進み、入力手段13により新しい暗証番号の入力を受け付ける。
【0033】
ステップS52では、比較手段19により、新しく入力された暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報と比較し、新しく入力された暗証番号と個人情報とが類似していると判定される場合は、ステップS53に進み、暗証番号再入力喚起画面を表示してステップS50に戻り、類似していないと判定される場合は、ステップS54に進み、新暗証番号を上位装置2に送信し、上位装置2は、暗証番号を更新して処理を終了する。暗証番号再入力喚起画面の例を図8に示す。
【実施例4】
【0034】
図9は、本発明による現金自動取引装置の処理フロー例4を示す。実施例4は、実施例1のステップS4に引き続く処理を行う。
【0035】
ステップS4で、処理内容、顧客ID、暗証番号を、接続手段22を経由して受け付けた上位装置2の制御手段21は、顧客マスター23を参照し、受け取った顧客IDに関連する個人情報を現金自動取引装置1に送り返すと共に、処理内容、顧客ID、暗証番号を確認して処理を実行する。なお、上位装置2は、処理終了後に、処理結果を現金自動取引装置1に送り返す。
【0036】
ステップS61で、個人情報を受け取った現金自動取引装置1の制御手段11は、受け取った個人情報を個人情報保持手段18に保持する。
【0037】
次に、ステップS62で、比較手段19により、現在入力されている暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報との類似性を検証し、類似していない、すなわち、暗証番号変更不要と判定される場合はステップS63に進み、暗証番号変更選択画面を表示手段12に表示しステップS65に進み、類似している、すなわち暗証番号変更要と判定される場合は、ステップS64に進み、暗証番号変更喚起画面を表示手段12に表示して新暗証番号の入力を促す。
【0038】
ステップS65で、顧客が入力手段13により暗証番号を「変更しない」を選択した場合はステップS70に進み、暗証番号を「変更する」を選択した場合はステップS66に進み、入力手段13により新しい暗証番号の入力を受け付ける。
【0039】
ステップS67では、比較手段19により、新しく入力された暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する個人情報と比較し、新しく入力された暗証番号と個人情報とが類似していると判定される場合は、ステップS69に進み、暗証番号再入力喚起画面を表示してステップS65に戻り、類似していないと判定される場合は、ステップS68に進み、新暗証番号を上位装置2に送信しステップS70に進み、上位装置2は、暗証番号を更新して処理を終了する。
【0040】
ステップS70では、上位装置2からの処理結果受信を確認し、受信していない場合は受信待ちとなり、受信している場合は、ステップS71に進み、入出金手段16、通帳処理手段17により現金現金払い出し等の処理結果を出力して処理を終了する。
【実施例5】
【0041】
図10は、本発明による現金自動取引装置の処理フロー例5を示す。実施例5は、実施例1のステップS4に引き続く処理を行う。
【0042】
なお、実施例5における上位装置2は、顧客マスター23に、顧客ID毎に、暗証番号の変更履歴を保持している。
【0043】
ステップS4で、処理内容、顧客ID、暗証番号を、接続手段22を経由して受け付けた上位装置2の制御手段21は、顧客マスター23を参照し、受け取った顧客IDに関連して、以前に使われた暗証番号を現金自動取引装置1に送り返すと共に、処理内容、顧客ID、暗証番号を確認して処理を実行する。なお、上位装置2は、処理終了後に、処理結果を現金自動取引装置1に送り返す。
【0044】
ステップS81で、個人情報を受け取った現金自動取引装置1の制御手段11は、受け取った旧暗証番号を個人情報保持手段18に保持する。
【0045】
次に、ステップS82で、比較手段19により、現在入力されている暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する旧暗証番号とを比較し、類似していない、すなわち、暗証番号変更不要と判定される場合はステップS83に進み、暗証番号変更選択画面を表示手段12に表示しステップS85に進み、類似している、すなわち暗証番号変更要と判定される場合は、ステップS84に進み、暗証番号変更喚起画面を表示手段12に表示して新暗証番号の入力を促す。
【0046】
ステップS85で、顧客が入力手段13により暗証番号を「変更しない」を選択した場合はステップS90に進み、暗証番号を「変更する」を選択した場合はステップS86に進み、入力手段13により新しい暗証番号の入力を受け付ける。
【0047】
ステップS87では、比較手段19により、新しく入力された暗証番号と、個人情報保持手段18が保持する旧暗証番号と比較し、新しく入力された暗証番号と旧暗証番号とが一致している場合は、ステップS89に進み、暗証番号再入力喚起画面を表示してステップS85に戻り、一致していない場合は、ステップS88に進み、新暗証番号を上位装置2に送信しステップS90に進み、上位装置2は、暗証番号を更新して処理を終了する。
【0048】
ステップS90では、上位装置2からの処理結果受信を確認し、受信していない場合は受信待ちとなり、受信している場合は、ステップS91に進み、入出金手段16、通帳処理手段17により現金現金払い出し等の処理結果を出力して処理を終了する。
【0049】
(付記1)
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、端末装置は、利用者が入力する利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受け付けて上位装置に送信し、利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信した上位装置は、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認して処理を実行し、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を端末装置に送信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力すると共に、入力された暗証番号/パスワードと受信した個人情報とを比較し、
入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していると判定される場合は、暗証番号/パスワードの変更を促すことを特徴とする方法。
【0050】
(付記2)
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内するシステムであって、利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、表示手段と、入力した情報を上位装置に送信し、上位装置から送られる、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、受信した個人情報を保持する手段と、暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、判定手段と、出力手段とを有する端末装置と、端末装置から送られる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を端末装置に送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有する上位装置とを備え、端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示することを特徴とするシステム。
【0051】
(付記3)
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する端末装置であって、利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、入力した情報を送信し、送られてくる個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、受信した個人情報を保持する手段と、暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、判定手段と、出力手段とを有し、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示することを特徴とする端末装置。
【0052】
(付記4)
利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信して処理を実行する上位装置であって、送られてくる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有することを特徴とする上位装置。
【0053】
(付記5)
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、端末装置は、利用者が入力する利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受け付けて上位装置に送信し、利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信した上位装置は、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、利用者IDに対応する個人情報を端末装置に送信すると共に、処理を実行し、処理結果を端末装置に送信し、利用者IDに対応する個人情報を受信した端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していると判定される場合は、暗証番号/パスワードの変更を促し、さらに、処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力することを特徴とする方法。
【0054】
(付記6)
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内するシステムであって、利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、表示手段と、入力した情報を上位装置に送信し、上位装置から送られる、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、受信した個人情報を保持する手段と、暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、判定手段と、出力手段とを有する端末装置と、端末装置から送られる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を端末装置に送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有する上位装置とを備え、端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に、暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示し、さらに、処理結果を受信して処理結果を出力し、上位装置は、端末装置から送られる利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信し、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、利用者IDに対応する個人情報を端末装置に送信し、さらに処理した結果を端末装置に送信することを特徴とするシステム。
【0055】
(付記7)
利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信して処理を実行する上位装置であって、送られてくる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を端末装置に送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有し、送られてくる利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信し、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、利用者IDに対応する個人情報を端末装置に送信し、さらに処理した結果を端末装置に送信することを特徴とする上位装置。
【0056】
(付記8)
付記1に記載の暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していないと判定される場合は、暗証番号/パスワード変更の要否を選択させることを特徴とする方法。
【0057】
(付記9)
付記3に記載の端末装置であって、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していないと判定される場合は、暗証番号/パスワード変更の要否を選択させる画面を表示することを特徴とする端末装置。
【0058】
(付記10)
付記6に記載の暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内するシステムであって、上位装置はさらに、個人情報として暗証番号/パスワードの変更履歴(旧暗証番号/パスワード)を保持し、端末装置から送られる利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼を受信し、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、個人情報として利用者IDに対応する旧暗証番号/パスワードを端末装置に送信すると共に、処理を実行し、処理結果を端末装置に送信し、利用者IDに対応する旧暗証番号/パスワードを受信した端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した旧暗証番号/パスワードとを比較し、入力された暗証番号/パスワードと一致する旧暗証番号/パスワードがある場合は、暗証番号/パスワードの変更を促し、さらに、処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力することを特徴とするシステム。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】暗証番号見直し喚起案内システム概念図
【図2】暗証番号見直し喚起案内システム機能ブロック図
【図3】本発明による現金自動取引装置の処理フロー例1
【図4】暗証番号変更喚起画面例
【図5】本発明による現金自動取引装置の処理フロー例2
【図6】本発明による現金自動取引装置の処理フロー例3
【図7】暗証番号変更選択画面例
【図8】暗証番号再入力喚起画面例
【図9】本発明による現金自動取引装置の処理フロー例4
【図10】本発明による現金自動取引装置の処理フロー例5
【図11】従来の暗証番号変更方法
【符号の説明】
【0060】
1 現金自動取引装置
2 上位装置
11、21 制御手段
12 表示手段
13 入力手段
14 キャッシュカードリーダ
15、22 接続手段
16 入出金手段
17 通帳処理手段
18 個人情報保持手段
19 比較手段
23 顧客マスター
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、
端末装置は、利用者が入力する利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受け付けて上位装置に送信し、
利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信した上位装置は、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認して処理を実行し、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を端末装置に送信し、
利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力すると共に、入力された暗証番号/パスワードと受信した個人情報とを比較し、
入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していると判定される場合は、暗証番号/パスワードの変更を促すことを特徴とする方法。
【請求項2】
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内するシステムであって、
利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、表示手段と、入力した情報を上位装置に送信し、上位装置から送られる、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、受信した個人情報を保持する手段と、暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、判定手段と、出力手段とを有する端末装置と、
端末装置から送られる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を端末装置に送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有する上位装置とを備え、
端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、
入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示することを特徴とするシステム。
【請求項3】
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する端末装置であって、
利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、
入力した情報を送信し、送られてくる個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、
受信した個人情報を保持する手段と、
暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、
判定手段と、
出力手段とを有し、
入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、
入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示することを特徴とする端末装置。
【請求項4】
利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信して処理を実行する上位装置であって、
送られてくる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を送信する接続手段と、
個人情報を保持する手段と、
受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有することを特徴とする上位装置。
【請求項5】
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、
端末装置は、利用者が入力する利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受け付けて上位装置に送信し、
利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信した上位装置は、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、利用者IDに対応する個人情報を端末装置に送信すると共に、処理を実行し、処理結果を端末装置に送信し、
利用者IDに対応する個人情報を受信した端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、
入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していると判定される場合は、暗証番号/パスワードの変更を促し、
さらに、処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力することを特徴とする方法。
【請求項1】
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、
端末装置は、利用者が入力する利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受け付けて上位装置に送信し、
利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信した上位装置は、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認して処理を実行し、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を端末装置に送信し、
利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力すると共に、入力された暗証番号/パスワードと受信した個人情報とを比較し、
入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していると判定される場合は、暗証番号/パスワードの変更を促すことを特徴とする方法。
【請求項2】
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内するシステムであって、
利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、表示手段と、入力した情報を上位装置に送信し、上位装置から送られる、利用者IDに対応する個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、受信した個人情報を保持する手段と、暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、判定手段と、出力手段とを有する端末装置と、
端末装置から送られる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を端末装置に送信する接続手段と、個人情報を保持する手段と、受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有する上位装置とを備え、
端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、
入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示することを特徴とするシステム。
【請求項3】
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する端末装置であって、
利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を入力する手段と、
入力した情報を送信し、送られてくる個人情報、および処理結果を受信する接続手段と、
受信した個人情報を保持する手段と、
暗証番号/パスワードと個人情報とを比較する手段と、
判定手段と、
出力手段とを有し、
入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、
入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似している場合は、表示手段に暗証番号/パスワードの変更を促す画面を表示することを特徴とする端末装置。
【請求項4】
利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信して処理を実行する上位装置であって、
送られてくる利用者ID、暗証番号/パスワード、および処理依頼の情報を受信し、利用者IDに対応する個人情報、および処理した結果を送信する接続手段と、
個人情報を保持する手段と、
受信した利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、処理を実行する制御手段とを有することを特徴とする上位装置。
【請求項5】
利用者に対して、暗証番号/パスワードの見直しを喚起案内する方法であって、
端末装置は、利用者が入力する利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受け付けて上位装置に送信し、
利用者ID、暗証番号/パスワード、処理依頼の情報を受信した上位装置は、利用者ID、暗証番号/パスワードの正当性を、保持する個人情報を参照して確認し、利用者IDに対応する個人情報を端末装置に送信すると共に、処理を実行し、処理結果を端末装置に送信し、
利用者IDに対応する個人情報を受信した端末装置は、入力された暗証番号/パスワードと、受信した個人情報とを比較し、
入力された暗証番号/パスワードと個人情報とが類似していると判定される場合は、暗証番号/パスワードの変更を促し、
さらに、処理結果を受信した端末装置は、処理結果を出力することを特徴とする方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2006−252000(P2006−252000A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−65448(P2005−65448)
【出願日】平成17年3月9日(2005.3.9)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年3月9日(2005.3.9)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]