説明

検索装置

【課題】操作性を向上する。
【解決手段】
文字入力部に文字が入力されると、辞書から文字入力部に入力された文字に続く補完候補文字列を抽出し、当該抽出した補完候補文字列を文字入力部に入力された文字に続く単語別に分類し(S102〜S108)、分類された補完候補文字列毎に補完候補文字列の数を計数し(S110)、分類された補完候補文字列を、計数された数とともにユーザに提示し(S116)、提示した補完候補文字列の中からユーザ操作により特定された補完候補文字列を、文字入力部に入力されている文字の後に付加して補完する(S118)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文字入力部に入力された文字列を含むデータを、記憶媒体に記憶された各データの内容を文字列により示した辞書から検索する検索装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、データベースより所望のデータを検索する検索装置が種々提案されている。また、このような検索装置として、HDDに所定の文字列が当該文字列により示される内容に応じて予め定められた複数のカテゴリ毎に分類されて辞書(入力候補文字)として記憶されており、カテゴリ毎の複数の辞書から当該文字を含む文字列を検索する際の優先順位を設定し、入力領域に文字が入力された際に、HDDに記憶されたカテゴリ毎の複数の辞書から予め設定された優先順位に従って当該文字を含む文字列を検索し、設定された優先順位に従って検索された文字列を入力候補として提示し、この入力候補として提示された文字列が入力する文字列として指示された場合に、入力領域に入力された文字を指示された文字列により補完するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平8−249342号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1に記載された装置は、入力領域に文字が入力された際に、HDDに記憶されたカテゴリ毎の複数の辞書から予め設定された優先順位に従って当該文字を含む文字列を検索し、設定された優先順位に従って検索された文字列を入力候補として提示するようになっているが、提示された各入力候補がどの程度の優先度のものであるかをユーザに認識させることができないため、操作性がよくないといった問題があった。
【0004】
本発明は上記問題に鑑みたもので、操作性を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、文字入力部に入力された文字列を含むデータを、記憶媒体に記憶された各データの内容を文字列により示した辞書から検索する検索装置であって、文字入力部に文字が入力されると、辞書から文字入力部に入力された文字に続く補完候補文字列を抽出し、当該抽出した補完候補文字列を文字入力部に入力された文字に続く文字列別に分類する補完候補文字列分類手段と、補完候補文字列分類手段により分類された補完候補文字列毎に補完候補文字列の数を計数する計数手段と、補完候補文字列分類手段により分類された補完候補文字列を、計数手段により計数された数とともにユーザに提示する候補文字提示手段と、候補文字提示手段により提示された補完候補文字列の中からユーザ操作により特定された補完候補文字列を、文字入力部に入力されている文字の後に付加して補完する補完手段と、を備えたことを特徴としている。
【0006】
このような構成によれば、文字入力部に文字が入力されると、辞書から文字入力部に入力された文字に続く補完候補文字列を抽出し、当該抽出した補完候補文字列を文字入力部に入力された文字に続く文字列別に分類し、分類した補完候補文字列毎に補完候補文字列の数を計数し、文字入力部に入力された文字に続く文字列別に分類した補完候補文字列を、分類された補完候補文字列の数とともにユーザに提示し、この提示された補完候補文字列の中からユーザ操作により特定された補完候補文字列を、文字入力部に入力されている文字の後に付加して補完するので、ユーザは提示された各補完候補文字列がどの程度の優先度のものであるかを認識して、補完する補完候補文字列を特定することができ、操作性を向上することができる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、補完候補文字列分類手段は、辞書から抽出した補完候補文字列を、文字入力部に入力された文字に続く単語別に分類することを特徴としている。
【0008】
文字入力部に入力される文字列は複数の単語を組合せたものが多いため、このように、辞書から抽出した補完候補文字列を、文字入力部に入力された文字に続く単語別に分類することにより、単語単位で補完を行うことが可能である。
【0009】
また、請求項3に記載の発明は、候補文字提示手段は、計数手段により計数された数の多い上位の補完候補文字列のみを、計数手段により計数された数とともにユーザに提示することを特徴としている。
【0010】
全ての補完候補文字列をユーザに提示する場合、膨大な数の補完候補文字列を提示する必要が生じ、かえって操作性を低下させてしまうことが考えられるが、このような構成では、計数された数の多い上位の補完候補文字列のみが、計数された数とともに提示されるので、操作性を低下させないようにすることが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の一実施形態に係る検索装置の構成を図1に示す。本検索装置は、ナビゲーション装置1を用いて構成されている。
【0012】
ナビゲーション装置1は、入力部10、記憶部20、表示部30および制御部40を備えている。
【0013】
入力部10は、表示部30のディスプレイの前面に配置されたタッチスイッチ、表示部30のディスプレイの周囲に配置されたメカニカルスイッチ等を有し、ユーザのスイッチ操作に応じた信号を制御部40へ出力する。
【0014】
記憶部20は、ハードディスクドライブ(HDD)等の不揮発性の記憶媒体およびこの記憶媒体に対してデータの読み出しおよび書き込みを行う装置から成る。当該記憶媒体には、制御部40が実行するプログラム、地図データ等が記憶されている。
【0015】
地図データは、道路データおよび施設データを有している。道路データは、リンクの位置情報、種別情報、ノードの位置情報、種別情報、および、ノードとリンクとの接続関係の情報等を含んでいる。施設データは、施設毎のレコードを複数有しており、各レコードは、対象とする施設の名称情報、住所情報、所在位置情報、施設種類情報等を示すデータを有している。
【0016】
施設の名称情報とは、対象とする施設の名称を表す文字列(アルファベット、記号、かな文字)をいう。施設データ中の各施設の名称情報の集合は、辞書データとして機能する。
【0017】
施設の住所情報とは、対象とする施設が所在する土地地番を表す文字列(アルファベット、記号、かな文字)をいう。施設データ中の各施設の住所情報の集合は、辞書データとして機能する。
【0018】
制御部40は、CPU、メモリ、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUは、メモリおよび記憶部20の記憶媒体に記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。また、制御部40には、図示しない位置検出器から車両の現在位置や車両の向きを特定するための信号が入力されるようになっている。
【0019】
制御部40の処理としては、位置検出器から入力される信号に基づいて車両の現在位置や車両の向きを特定する現在位置特定処理、自車位置周辺の地図上に自車位置マークを重ねた画像を表示部30に表示させる地図表示処理、ユーザ操作により文字入力部に入力された文字列を含むデータを、記憶媒体に記憶された各データの内容を文字列により示した辞書から検索する検索処理、検索処理の検索結果を表示部30に表示させる表示制御処理等がある。
【0020】
また、本ナビゲーション装置1は、文字入力部に文字が入力されると、当該文字入力部に入力された文字に続く補完候補文字列を辞書データから抽出し、当該抽出した補完候補文字列を表示する、所謂オートコンプリート機能を有している。
【0021】
図2に、制御部40による検索処理のフローチャートを示す。車両のイグニッションスイッチがオン状態になると、本ナビゲーション装置1は動作状態となり、制御部40は、現在位置特定処理、地図表示処理等の処理を開始する。そして、ユーザの入力部10の操作により施設検索の実施が指示され、文字入力部に特定の文字が入力されると、制御部40は、図2に示す処理を実施する。
【0022】
まず、変数iに0を代入する(S100)。この変数iは、記憶部20に記憶されている施設データのレコードに対応するものである。
【0023】
次に、i番目のレコードが存在するか否かを判定する(S102)。すなわち記憶部20に記憶された施設データについて、i番目のレコードが存在するか否かを判定する。ここでは、i=0となっているため、0番目のレコードが存在するか否かを判定する。
【0024】
0番目のレコードが存在する場合、S102の判定はYESとなり、次に、施設データのi番目のレコードを取り出す(S104)。すなわち、記憶部20に記憶された施設データからi番目のレコードを抽出する。
【0025】
次に、S104にて取り出した施設データのi番目のレコードが文字入力部に入力された入力文字列に該当するか否かを判定する(S106)。具体的には、S104にて抽出したi番目のレコードが入力文字列と前方一致するレコードか否かを判定する。
【0026】
抽出した施設データのi番目のレコードが入力文字列と前方一致するレコードである場合、S106の判定はYESとなり、次に、文字入力部に入力された文字に続く補完候補文字列を抽出するとともに、抽出した補完候補文字列から文字入力部に入力された文字に続く単語を認識し、抽出した補完候補文字列を、文字入力部に入力された文字に続く単語別に分類する(S108)。
【0027】
次に、分類された補完候補文字列毎に、各補完候補文字列の数をカウントした後(S110)、変数iを1つインクルメントする(112)。
【0028】
なお、S104にて抽出した施設データのi番目のレコードが入力文字列と前方一致するレコードでない場合には、S106の判定はNOとなり、S108、S110を実施することなく、S112へ進む。
【0029】
このように、変数iを1つずつインクルメントして、施設データの全てのレコードに対し、S104〜110の処理を実施する。
【0030】
例えば、図3に示すような施設の名称情報(POI名称)が施設データとして記憶部20に記憶されているような場合、文字入力部に入力文字列としてアルファベットの「A」が入力されると、「ABCD」、「ABC」、「ABD」、「ARPHA」、「AS」が文字入力部に入力された文字に続く単語として認識され、単語別に分類される。なお、図3のPOI名称中に示されているアンダーライン「_」は、単語の区切りを示すための記号として用いている。
【0031】
また、「ABCD」のカウント数は「3」、「ABC」のカウント数は「7」、「ABD」のカウント数は「2」、「ARPHA」、「AS」のカウント数はそれぞれ「1」となる。
【0032】
施設データの全てのレコードに対し、S104〜110の処理が実施されると、S102の判定はNOとなり、次に、補完候補文字列が1つか否かを判定する(S114)。
【0033】
ここでは、補完候補文字列が複数あるので、S114の判定はNOとなり、カウント数の多い上位の補完候補文字列とともに各補完候補文字列のカウント数をユーザに提示する(S116)。なお、本実施形態では、カウント数の多い上位3組の補完候補文字列をカウント数とともに表示部30に表示させるようになっている。
【0034】
図4に、表示部30の表示画面の表示例を示す。図中の実線50で囲まれた部位に示すように、カウント数の多い上位3組の補完候補文字列「ABC」、「ABCD」、「ABD」とともに、補完候補文字列「ABC」のカウント数(7)、補完候補文字列「ABCD」のカウント数(3)、補完候補文字列「ABD」のカウント数(2)が表示部30に表示されている。なお、本実施形態では、文字入力部に入力されている文字「A」を補完候補文字列から除外して表示するようにしているため、補完候補文字列の表示は、「BC」、「BCD」、「BD」、「RPHA」、「S」となっている。
【0035】
そして、ユーザにより特定の補完候補文字列が選択されると、選択された補完候補文字列を入力文字列の後に付加して補完する(S118)。これにより、文字入力部に入力されていた入力文字列の後に補完候補文字列が付加された状態となる。例えば、補完候補文字列「BC」が選択されると、選択された補完候補文字列「BC」が入力文字列「A」の後に付加され、文字入力部は「ABC」となる。
【0036】
このように入力文字列の後にユーザにより選択された補完候補文字列が付加され、文字入力部の入力文字が更新されると、S100へ戻り、再度、上記処理を繰り返す。
【0037】
上記したように、文字入力部が「ABC」に更新された場合、「STORE」、「MART」が文字入力部に入力された文字に続く単語として認識され、単語別に分類される。すなわち、補完候補文字列が、「STORE」、「MART」として分類される。また、「STORE」のカウント数は「4」、「MART」のカウント数は「3」となる。
【0038】
そして、施設データの全てのレコードに対し、S104〜110の処理が実施されると、S102の判定はNOとなり、次に、補完候補文字列が1つか否かを判定する(S114)。
【0039】
ここでも、補完候補文字列が複数あるので、S114の判定はNOとなり、カウント数の多い上位の補完候補文字列を各補完候補文字列のカウント数とともにユーザに提示する(S116)。ここでは、補完候補文字列が「STORE」と「MART」の2つであるため、両方の補完候補文字列を各補完候補文字列のカウント数とともに表示部30に表示させる。
【0040】
図5に、表示部30の表示画面の表示例を示す。図中の実線51で囲まれた部位に示すように、両方の補完候補文字列「STORE」、「MART」とともに、補完候補文字列「STORE」のカウント数(4)、補完候補文字列「MART」のカウント数(3)が表示部30に表示されている。
【0041】
そして、ユーザにより補完候補文字列「MART」が選択されると、選択された補完候補文字列「MART」が入力文字列「ABC」の後に付加され、文字入力部は「ABCMART」に更新される。
【0042】
このように入力文字列の後にユーザにより選択された補完候補文字列が付加され、文字入力部の入力文字が更新されると、S100へ戻り、再度、上記処理を繰り返す。
【0043】
上記したように、文字入力部が「ABCMART」に更新された場合、「WEST」、「EAST」が文字入力部に入力された文字に続く単語として認識され、単語別に分類され、補完候補文字列が、「WEST」、「EAST」として分類される。また、「WEST」のカウント数は「2」、「EAST」のカウント数は「1」となる。
【0044】
そして、施設データの全てのレコードに対し、S104〜110の処理が実施されると、S102の判定はNOとなり、次に、補完候補文字列が1つか否かを判定する(S114)。
【0045】
ここでは、補完候補文字列が複数あるので、S114の判定はNOとなり、カウント数の多い上位の補完候補文字列を各補完候補文字列のカウント数とともにユーザに提示する(S116)。ここでは、補完候補文字列が「WEST」と「EAST」の2つであるため、両方の補完候補文字列を各補完候補文字列のカウント数とともに表示部30に表示させる。
【0046】
図6に、表示部30の表示画面の表示例を示す。図中の実線52で囲まれた部位に示すように、両方の補完候補文字列「WEST」、「EAST」とともに、補完候補文字列「WEST」のカウント数(2)、補完候補文字列「EAST」のカウント数(1)が表示部30に表示されている。
【0047】
そして、ユーザにより補完候補文字列「EAST」が選択されると、選択された補完候補文字列「EAST」が入力文字列「ABCMART」の後に付加され、文字入力部は「ABCMARTEAST」に更新される。
【0048】
このように入力文字列の後にユーザにより選択された補完候補文字列が付加され、文字入力部の入力文字が更新されると、S100へ戻り、再度、上記処理を繰り返す。
【0049】
施設データの全てのレコードに対し、S104〜110の処理が実施されると、S102の判定はNOとなり、次に、補完候補文字列が1つか否かを判定する(S114)。
【0050】
補完候補文字列が1つである場合には、S114の判定はYESとなり、次に、自動的に補完候補文字列を入力文字列の後に付加して補完し(S120)、S100へ戻る。
【0051】
また、図示してないが、S114にてNOと判定された場合、補完候補文字列が0であるか否かを判定し、補完候補文字列が0でないと判定された場合には、S116へ進み、補完候補文字列が0であると判定された場合には、文字入力部に入力されている入力文字列を最終的な入力文字列として確定し、本処理を終了するようになっている。ここでは、補完候補文字列が0となっているので、「ABCMARTEAST」を最終的な入力文字列として確定し、本処理を終了する。
【0052】
なお、制御部40は、ユーザ操作により、図6に示した画面中の「List」が選択操作されたことを判定すると、最終的に確定した入力文字列を含むデータを辞書データから検索する。すなわち、文字入力部に入力された文字列「ABCMARTEAST」を含むデータを辞書データから検索する。なお、表示制御処理により、検索処理の検索結果が表示部30に表示される。
【0053】
なお、制御部40は、上記した処理の途中で、文字入力部に入力されている入力文字の後に、ユーザの操作部20の操作により文字が付加されると、上記した処理を中断し、再度、文字入力部に入力された文字列を新たな文字として、再度上記した処理を開始する。
【0054】
上記した構成によれば、文字入力部に文字が入力されると、辞書から文字入力部に入力された文字に続く補完候補文字列を抽出し、当該抽出した補完候補文字列を文字入力部に入力された文字に続く文字列別に分類し、分類した補完候補文字列毎に補完候補文字列の数を計数し、文字入力部に入力された文字に続く文字列別に分類した補完候補文字列を、分類された補完候補文字列の数とともにユーザに提示し、この提示された補完候補文字列の中からユーザ操作により特定された補完候補文字列を、文字入力部に入力されている文字の後に付加して補完するので、ユーザは提示された各補完候補文字列がどの程度の優先度のものであるかを認識して、補完する補完候補文字列を特定することができ、操作性を向上することができる。
【0055】
また、文字入力部に入力される文字列は複数の単語を組合せたものが多いため、このように、辞書から抽出した補完候補文字列を、文字入力部に入力された文字に続く単語別に分類することにより、単語単位で補完を行うことが可能である。
【0056】
また、全ての補完候補文字列をユーザに提示する場合、膨大な数の補完候補文字列を提示する必要が生じ、かえって操作性を低下させてしまうことが考えられるが、このような構成では、計数された数の多い上位の補完候補文字列のみが、計数された数とともに提示されるので、操作性を低下させないようにすることが可能である。
【0057】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。
【0058】
例えば、上記実施形態では、S108において、文字入力部に入力された文字に続く単語別に分類したが、単語別に分類する構成に限定されるものではなく、例えば、一定の文字数(例えば、3文字)毎に分類してもよい。
【0059】
また、上記実施形態では、ナビゲーション装置1を用いて本検索装置を構成したが、ナビゲーション装置以外の装置を用いて構成してもよい。
【0060】
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、S102〜S108が補完候補文字列分類手段に相当し、S110が計数手段に相当し、S116が候補文字提示手段に相当し、S118が補完手段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の一実施形態に係る検索装置の構成を示す図である。
【図2】制御部による検索処理を示すフローチャートである。
【図3】記憶部に記憶されている施設データの例を示す図である。
【図4】表示画面の表示例を示す図である。
【図5】表示画面の表示例を示す図である。
【図6】表示画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0062】
1 ナビゲーション装置
10 入力部
20 記憶部
30 表示部
40 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字入力部に入力された文字列を含むデータを、記憶媒体に記憶された各データの内容を文字列により示した辞書から検索する検索装置であって、
前記文字入力部に文字が入力されると、前記辞書から前記文字入力部に入力された文字に続く補完候補文字列を抽出し、当該抽出した補完候補文字列を前記文字入力部に入力された文字に続く文字列別に分類する補完候補文字列分類手段と、
前記補完候補文字列分類手段により分類された前記補完候補文字列毎に前記補完候補文字列の数を計数する計数手段と、
前記補完候補文字列分類手段により分類された前記補完候補文字列を、前記計数手段により計数された数とともにユーザに提示する候補文字提示手段と、
前記候補文字提示手段により提示された前記補完候補文字列の中からユーザ操作により特定された前記補完候補文字列を、前記文字入力部に入力されている前記文字の後に付加して補完する補完手段と、を備えたことを特徴とする検索装置。
【請求項2】
前記補完候補文字列分類手段は、前記辞書から抽出した前記補完候補文字列を、前記文字入力部に入力された文字に続く単語別に分類することを特徴とする請求項1に記載の検索装置。
【請求項3】
前記候補文字提示手段は、前記計数手段により計数された数の多い上位の前記補完候補文字列のみを、前記計数手段により計数された数とともにユーザに提示することを特徴とする請求項1または2に記載の検索装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−289028(P2009−289028A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−140830(P2008−140830)
【出願日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】