説明

横ピロー包装機

【課題】 簡単な構成でいわゆる麺カスなどの小さな異物や、被包装物の噛み込みを防止することができ横ピロー包装機を提供すること
【解決手段】 連続して供給される帯状フィルム15を筒状に形成する製袋器20と、筒状に形成された筒状フィルムの重合端15aにシールを施すセンターシール装置34と、センターシール装置の下流側に配置され、筒状フィルム21を挟んで上下に配置されるトップシーラ31,32にて、筒状フィルムの幅方向にシールするエンドシール装置30とを備える。トップシーラのシール面31a,32aは、進行方向の前後両側から中央部位に向けて上昇するように形成し、トップシーラが噛み合って筒状フィルムを挟み込んだ際に、中央部位が筒状フィルムを上方に押し上げるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、横ピロー包装機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
横ピロー包装機は、以下のような構成を備えている。まず、原反ロールに巻き取られた帯状フィルムを連続して製袋器に供給し、その製袋器を通過させる際に筒状に製袋された筒状フィルムを形成する。また、この製袋器の上流側には被包装物搬送供給装置を配置し、その被包装物搬送供給装置から所定間隔毎に搬送される被包装物が、製袋器内に供給される。これにより、被包装物が製袋器内を通過すると、筒状フィルム内に所定間隔毎に収納されることになり、その被包装物は筒状フィルムとともに水平方向に搬送される。そして、その搬送方向に沿って、センターシール装置並びにエンドシール装置が配置されている。センターシール装置は、筒状フィルムのフィルム重合端をシールするものである。エンドシール装置は、筒状フィルムを挟んで配置されたトップシーラを備え、そのトップシーラにて筒状フィルムを進行方向横方向(前後の被包装物が存在していない部分)に挟み込んで、加熱・加圧することで熱シールするとともに、内蔵するカッターでエンドシール部位をカットする。これにより、先端の被包装物が収納された筒状フィルムの部分は、後続の筒状フィルムから分離し、包装体が製造される。
【0003】
係る横ピロー包装機では、エンドシール装置における被包装物の噛み込みの問題がある。すなわち、被包装物を筒状フィルムに供給するタイミングがずれたり、筒状フィルムと共に被包装物を搬送中に被包装物が筒状フィルム内を相対移動したりした結果、図1(a)に示すように、被包装物1がエンドシール装置2における筒状フィルム3のシール部位3aに位置することがある。すると、一対のトップシーラ2aが筒状フィルム3を挟み込んでシール処理する際に、その被包装物1も一緒に挟み込む事態を生じる。すると、異常状態となるため、横ピロー包装機を一時停止し、所定の復旧作業をする必要があるばかりか、エンドシール装置の故障発生のおそれもある。被包装物の前後の間隔が短くなるほど、係る問題の発生確率が高くなる。
【0004】
係る問題の発生を回避するために、例えば、特許文献1に開示されたように、しごき板を用いた噛み込み防止方法の発明がある。また、噛み込みの防止方法ではないが、エンドシール装置に配設したセンサによってエンドシール部位に被包装物が存在しているか否かを判断し、存在する場合には横ピロー包装機を一時停止することで、噛み込みの発生を未然に防止するものもある(特許文献2等参照)。
【0005】
また、被包装物自体の噛み込みではないが、例えば被包装物がインスタントラーメンのような乾燥麺などの場合、図1(b)に示すように、被包装物1の搬送中で被包装物1より分離したいわゆる小さな麺カス1aが落下することがあり、係る麺カス1aをトップシーラにて噛み込んでしまう場合がある。係る場合、麺カスが小さいこともあり、横ピロー包装機は一時停止することなくそのまま継続して稼働する。ただし、麺カス(異物)がエンドシール部位に存在する包装体は、不良品として排除する必要がある。そのため、検査員の目視による検査を行なったり、特許文献3に示すような装置を用いて自動的に検査を行なうことがある。この特許文献3に開示された発明は、カメラにてエンドシール部を撮像して異物があるかどうかを検知し、異物が検知された場合には、その包装体を製品搬送路外に排除するように構成されている。
【特許文献1】特開平9−12003号公報
【特許文献2】特開平8−91309号公報
【特許文献3】特開2003−246307号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した特許文献1に開示したような構成では、しごき板を備えた装置をエンドシール装置の近傍に配置しなければならず装置が複雑となるばかりか、そのしごき板によって被包装物をかき分けるための空間が必要となり、装置が大型化する。さらに、包装フイルムの使用量も増加し、包装後の単位包装体あたりの大きさが被包装物より大幅に大きくなる等の新たな問題を有する。
【0007】
また、特許文献2に開示したような構成は、噛み込みの発生を事前に検出するものとして有効であるが、エンドシール装置に接触式変位センサを2つ設けており、装置が複雑になる。さらに異常を検出した場合に、横ピロー包装機が停止するため、通常の状態に復旧する作業が求められる。従って、横ピロー包装機を操作するオペレーターの作業が煩雑となって生産効率が低下するという問題がある。
【0008】
一方、特許文献3に開示された装置は、精度良く噛み込みの判定処理を行えるため、不良品が誤って出荷されることが防止できるものの、カメラを設置するなど、装置が高額なものとなってしまう。また、不良品の検出を行えるものの、麺カスのエンドシール部位への混入等の不良品の発生を防止することはできない。
【0009】
本発明は、簡単な構成でいわゆる麺カスなどの小さな異物や、被包装物の噛み込みを防止することができ、また、被包装物の供給間隔を短くして1個の包装体あたりに使用するフィルムの使用量を削減することができる横ピロー包装機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した目的を達成するために、本発明に係る横ピロー包装機は、連続して供給される帯状フィルムを筒状に形成する手段と、その筒状に形成された筒状フィルムの重合端にシールを施すセンターシール装置と、そのセンターシール装置の下流側に配置され、前記筒状フィルムを挟んで上下に配置されるトップシーラにて、前記筒状フィルムの幅方向にシールするエンドシール装置を備えた横ピロー包装機であって、前記一対のトップシーラのシール面は、進行方向の前後両側から中央部位に向けて上昇するように形成し、前記一対のトップシーラが噛み合って前記筒状フィルムを挟み込んだ際に、前記中央部位が前記筒状フィルムを上方に押し上げるように構成した。
【0011】
好ましくは、前記下側のトップシーラが、前記上側のトップシーラよりも先に前記筒状フィルムに接触し始めるように構成することである。この場合に、前記上側のトップシーラと前記下側のトップシーラは、それぞれ独立した駆動機構により上下移動するように構成すると良い。
【0012】
また、例えばトップシーラの移動軌跡をカムにより制御しているような場合には、それぞれのトップシーラのカムの形状を異ならせることで、1つの駆動源(モータ)で動作させつつ下側のトップシーラを先に筒状フィルムに接触し始めるように構成できる。
【0013】
本発明では、トップシーラのシール面を、進行方向の前後両側から中央部位に向けて上昇するように形成し、前記一対のトップシーラが噛み合って前記筒状フィルムを挟み込んだ際に、前記中央部位が前記筒状フィルムを上方に押し上げるように構成したため、例えば、乾燥麺の包装においては、仮に麺カス等の異物がエンドシール部位(シール予定部位)にあったとしてもシール時点で麺カスをエンドシール部位より左右に押し分けるので、麺カス等の噛み込みを防止することができる。また被包装物自体が位置ずれによりエンドシール部位に至り、従来の水平面からなるシール面のトップシーラでは被包装物の噛み込みを発生していた領域であっても、被包装物は、下側のトップシーラによって被包装物をシール面に挟み込まれない退避領域へ押しやり、結果、上下のトップシーラから遠ざける方向に押しやられため、従来のトップシーラでは噛み込んでいた領域でも噛み込みを防止することができる。
【0014】
本発明では、トップシーラのシール面自体に、被包装物・異物をかき分ける効果を有しているため、構造が簡単で小型化を図ることができる。さらに、トップシーラの幅も小さくすることができることも相まって、被包装物同士の距離を比較的短くすることができ、比較的タイトな包装体を得ることができる。これにより、包装するための被包装物1個あたりのフイルム使用量を削減でき、全体的にフィルムにかかるコストが削減される。さらに噛み込みの発生が減少することにより、生産中の包装機停止による生産ロスや、不良品の生産に伴う負泊まりの低下を減少させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図2は、本発明の好適な一実施の形態を示している。本実施の形態の横ピロー包装機10は、包装機本体11と、その包装機本体11に対して帯状の包装フィルムを連続して供給するフィルム供給装置12と、包装機本体11の上流側に配置され、その包装機本体11に対して被包装物13を所定間隔毎に供給する被包装物搬送供給装置14とを備えている。
【0016】
フィルム供給装置12は、帯状フィルム15をロール状に巻き取った原反ロール16に対し、図示省略する駆動モータ(サーボモータ等の速度制御可能なモータ)の出力を連係し、原反ロール16の回転速度を適宜制御しながら一定速度で包装機本体11に供給する。また、原反ロール16から包装機本体11に至る所定位置に各種のローラ17を配置し、原反ロール16から送り出された帯状フィルム15は、そのローラ17に掛け渡されることで、所定の経路を通って包装機本体11に導かれる。もちろん、本発明では、必ずしも原反ロール16に駆動モータを連係する必要はなく、包装フィルムの搬送経路上にフィードローラを設け、引き出すようにしても良い。
【0017】
被包装物搬送供給装置14は、前後に配置されたスプロケット17(図では、進行方向前方のみ記載)と、その複数のスプロケット17に掛け渡されたエンドレスチェーン18と、そのエンドレスチェーン18に所定ピッチ毎に取り付けられた複数の押送フィンガー19とにより構成される。これにより、被包装物13の後面に押送フィンガー19が突き当たると、押送フィンガー19の移動に伴い、被包装物13も前進移動する。
【0018】
包装機本体11は、供給される帯状フィルム15を筒状フィルム21に製袋する製袋器20と、その製袋器20の下流側に配置され、重合された帯状フィルム15の両側端縁部15aを両側から挟み込んで搬送力を与える一対のローラからなるピンチローラ23と、そのピンチローラ23の下流側に配置され、その両側端縁部15aをシールするセンターシール装置24と、そのセンターシール装置24の下流側に配置された搬送コンベア25と、その搬送コンベア25の上方に配置された上側抑えベルト26と、搬送コンベア25の下流側に配置されたエンドシール装置30と、エンドシール装置30の下流側に配置された搬出コンベア27を備えている。センターシール装置24は、本形態では左右一対の加熱ローラから構成され、その加熱ローラにして両側端縁部15aに所定の圧力を加えつつ熱シールする。
【0019】
製袋器20は、フィルム供給装置12から連続して供給される帯状フィルム15を通過させることで、帯状フィルム15の両側端縁部15a同士を接触(重合)させるとともに、筒状となった筒状フィルム21に製袋するものである。また、被包装物搬送供給装置14から包装機本体11に対して順次供給される被包装物13は、製袋器20内に挿入される。これにより、製袋器20に供給された被包装物13は、筒状フィルム21内に所定間隔毎に配置されることになる。また、このように筒状フィルム21内に被包装物13が内包されることから、ベルトコンベア23は、その被包装物13を内包した筒状フィルム21を搬送することになる。
【0020】
上側抑えベルト26は、エンドシール装置30の上流側の直近に配置されており、筒状フィルム21内の被包装物13が上方に持ち上がるのを抑制し、水平状態を保持しながら搬送できるようにしている。
【0021】
エンドシール装置30は、筒状フィルム21に対し、進行方向と直交する方向、つまり、横断する方向にシールすると共にカットするものである。そのシール・カットするフィルム部位は、前後の被包装物13の間の所定位置である。これにより、エンドシール装置30を通過することで、筒状フィルム21の先頭部分は、後続から分離され、包装体28が製造される。
【0022】
エンドシール装置30は、筒状フィルム21を挟んで上下に対向配置される一対のトップシーラ31,32を備え、そのトップシーラ31,32のシール面31a,32aを対向させた状態を保持しながらそれぞれを所定の軌跡で公転移動させるようになっている。このトップシーラ31,32を所定の軌跡で公転移動させるための機構は、いわゆるボックスモーションと称される公知の機構を用いることができる。このボックスモーションは、トップシーラ31,32同士が噛み合って筒状フィルム21を挟んでいるときは、筒状フィルム21と同一速度で前進移動し、その後、トップシーラ31,32が筒状フィルム21から離反すると所定の軌跡で後進移動することを繰り返すものである。これにより、一定期間、筒状フィルム12を両トップシーラ31,32で挟み込んで加圧・加熱した状態を維持できるので確実に熱シールできるとともに、筒状フィルムを連続移動させることができる。もちろん、筒状フィルムを間欠移動させる場合には、トップシーラ31,32は上下移動のみする機構にし、筒状フィルムが一時停止しているときにトップシーラ31,32を1回上下移動させシール・カットすることもできる。また、搬出コンベア27や搬送コンベア25等は、トップシーラ31,32の前後進移動にあわせてエンドシール装置30側の先端を前後方向に移動させるようにしても良い。係る技術は、例えば特開平9−286413号公報に開示された機構を用いることができる。
【0023】
ここで本発明では、一対のトップシーラ31,32のシール面31a,32aは、進行方向の前後両側から中央部位に向けて上昇するように形成した。より具体的には、上側のトップシーラ31のシール面31aは、中央部位が奥まった(中央部位の位置が上になる)形状で、全体として略谷型となる。下側のトップシーラ32のシール面32aは、中央部位に行くほど突き出た上方に突出し、全体として略山型となる。何れのシール面31a,32aも傾斜面(シール目は形成されている)となり、両シール面31a,32aの傾斜角度は一致し、付合し合うように形成される。
【0024】
さらに、図2中に点鎖線で示すように一対のトップシーラ31,32が噛み合って筒状フィルム21を挟み込んだ際に、進行方向の前後両側縁の位置が、筒状フィルム21の上下方向の中間位置に位置するように設定される。これにより、トップシーラ31,32の中央部位は、係る前後両側縁よりも上方に位置しているため、その中央部位は、筒状フィルム21を上方に押し上げるように構成される。
【0025】
また、中央部位には、図示省略するが、カッター刃・受け刃が備えられており、その刃により筒状フィルム21の対向部位をカットする。つまり、山状にシールされた先端(頂点)部分を切断する。
【0026】
図3,図4は、本実施の形態の作用効果を説明する図である。例えば図3(a)に示すように、被包装物13が乾燥麺で、乾燥麺から分離した麺カス13aが、筒状フィルム21のエンドシール部位21aに位置しているものとする。この状態で一対のトップシーラ31,32が互いに接近すると、図3(b)に示すように、下側のトップシーラ32の山型状のシール面32aが筒状フィルム21を押し上げる。このとき、シール面32aが傾斜面になっていることから、筒状フィルム32aもその傾斜面に沿って中間部位が上方に持ち上がり、エンドシール部位31aの大部分のエリアが傾斜するため、麺カス13aは、その傾斜に沿って滑り落ち、下降移動する。そして、図3(c)に示すように、最終的にトップシーラ31,32同士が噛み合って、筒状フィルム21を挟み込んだときはに、シール面31a,32a間に麺カス13aが残留せず、筒状フィルム21のみを加熱・加圧し、異物(麺カス13a等)の混入を防止しつつエンドシール処理することができる。
【0027】
また、図4(a)に示すように、被包装物13が筒状フィルム21内で正規の位置になく、エンドシール部位21aに至ってしまった場合でも、図4(b),(c)に示すように、シール面32aの傾斜面により、被包装物13が前後方向に離反する方向に付勢され、かき分けることで、最終的にトップシーラ31,32同士が噛み合って、筒状フィルム21を挟み込んだときには、シール面31a,32a間に被包装物13は存在せず、噛み込みを防止できる。
【0028】
図5(a),(b)を比較すると明らかなように、従来タイプのトップシーラ2aの水平面からなるシール面2a′と、本実施の形態のトップシーラ31,32のシール面31a,32aとは、その幅Lは包装体のエンドシール部(耳部)とほぼ等しくする必要があるが、係る前提の元で、従来のトップシーラ2aの幅L1と、本実施の形態のトップシーラ31,32の幅L2は、L1>L2の関係になる。よって、トップシーラの幅自体を狭くすることができ、被包装物のピッチ間にスムーズに入り込ませることができる。さらに、従来のものに比べ、被包装物間の距離を短くすることができることから、1つの包装体あたりのカットピッチを小さくすることができ、使用するフィルムも短くて済む。
【0029】
また、上下のトップシーラ31,32が筒状フィルム21に接触し始めるタイミングであるが、両者を同時に接触するようにしても良いが、好ましくは下側のトップシーラ32を上側のトップシーラ31よりも先に筒状フィルム21に接触し始めるように構成することである。係る構成をするためには、例えば上側のトップシーラ31と下側のトップシーラ32とを、それぞれ独立した駆動機構により上下移動するように構成することである。例えば、駆動モータを2個用意し、全く別の駆動系によりそれぞれの動作を制御することで実現できる。
【0030】
また、シール面31a,32の形状である、シール目が形成されているのは通常のトップシーラと同様であるが、シール目を除いたときの形状が、図示するように平面(傾斜面)でも良いし、湾曲した形状をとっても良い。湾曲させる場合には、下側のトップシーラ32のシール面32aが外側に膨出するようにするとよく、また、湾曲は緩やかな局面とした方がよい。もちろん、全体的にみて中央部位が上方に位置していれば、その途中に凹凸等が適宜あるのは妨げない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】従来の問題点を説明する図である。
【図2】本発明の好適な一実施の形態を示す正面図である。
【図3】本実施の形態の作用効果を説明する図である。
【図4】本実施の形態の作用効果を説明する図である。
【図5】本実施の形態の効果を説明する図である。
【符号の説明】
【0032】
10 横ピロー包装機
11 包装機本体
12 フィルム供給装置
13 被包装物
14 被包装物搬送供給装置
21 筒状フィルム
24 センターシール装置
30 エンドシール装置
31,33 トップシーラ
31a,32a シール面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続して供給される帯状フィルムを筒状に形成する手段と、
その筒状に形成された筒状フィルムの重合端にシールを施すセンターシール装置と、
そのセンターシール装置の下流側に配置され、前記筒状フィルムを挟んで上下に配置されるトップシーラにて、前記筒状フィルムの幅方向にシールするエンドシール装置を備えた横ピロー包装機であって、
前記一対のトップシーラのシール面は、進行方向の前後両側から中央部位に向けて上昇するように形成し、
前記一対のトップシーラが噛み合って前記筒状フィルムを挟み込んだ際に、前記中央部位が前記筒状フィルムを上方に押し上げるように構成されたことを特徴とする横ピロー包装機。
【請求項2】
前記下側のトップシーラが、前記上側のトップシーラよりも先に前記筒状フィルムに接触し始めるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の横ピロー包装機。
【請求項3】
前記上側のトップシーラと前記下側のトップシーラは、それぞれ独立した駆動機構により上下移動するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の横ピロー包装機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−106486(P2007−106486A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−302146(P2005−302146)
【出願日】平成17年10月17日(2005.10.17)
【出願人】(000206093)大森機械工業株式会社 (138)
【Fターム(参考)】