説明

欠伸判定装置及び方法

【課題】パターンマッチングを用いることなく精度の高い欠伸状態の判定を行うことができる欠伸判定装置及び方法を提供する。
【解決手段】顔画像に含まれる口画像から顔特徴検出部11が抽出した特徴点に基づいて、特徴選択・計測部12及び開口比率演算部13が口の縦横比を算出する。開判定部14は、縦横比と開判定しきい値更新部16が更新した所定の開判定しきい値とを比較して口の開閉状態を判定し、欠伸検出部15は、口が開状態と判定された開口時間と期間しきい値検出部17が更新した所定の期間しきい値とを比較して、欠伸状態が発生しているか否かを判定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人間の欠伸状態を判定する欠伸判定装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、人間の口部分の行動を判定する状態監視装置に関として、下記の特許文献1に記載された技術が知られている。
【0003】
この特許文献1には、口全体における縦横方向の開口時の大きさを計測し、当該開口大きさの時間的変化の微分値を求める。そして、微分値の変曲点で時間を区切り、当該区切った時間系列中の分節数と各分節の時間の長さとに基づいて、欠伸状態又は会話状態であるかの判定をしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−199078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の特許文献1に記載された技術では、開口大きさの時間的変化の微分値を使って、パターンマッチングで口部分の行動を判定する。このため、所定のパターンの設定の仕方によっては誤判定率が高くなるという問題点がある(特に、特許文献1の段落0082等)。
【0006】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、パターンマッチングを用いることなく精度の高い欠伸状態の判定を行うことができる欠伸判定装置及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上述の課題を解決するために、顔画像に含まれる口画像から抽出した特徴点に基づいて口の縦横比を算出して口の開閉状態を判定し、当該開状態となっている開口時間に基づいて、欠伸状態であるかを判定するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、口の縦横比を算出して口の開閉状態を判定し、開状態となっている開口時間に基づいて欠伸状態であるかを判定するので、パターンマッチングを用いることなく欠伸状態の判定ができ、精度の高い欠伸状態の判定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明を実施形態として示す欠伸判定システムの概略を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態として示す欠伸判定システムにおいて、カメラシステムの設置例を説明する図である。
【図3】本発明の実施形態として示す欠伸判定システムにおける欠伸演算装置の機能的な構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態として示す欠伸判定システムにおいて、顔画像から特徴点を抽出して高さ及び幅を求める処理を説明する図である。
【図5】本発明の実施形態として示す欠伸判定システムにおいて、(a)は縦横比の時間変化を示し、(b)は口開閉状態の時間変化を示す。
【図6】本発明の実施形態として示す欠伸判定システムにおいて、(a)は縦横比の時間変化を示し、(b)〜(d)は口開閉状態の時間変化を示す。
【図7】本発明の実施形態として示す欠伸判定システムにおいて、開判定しきい値と期間しきい値との関係を示す図である。
【図8】本発明の実施形態として示す欠伸判定システムにおいて、開判定しきい値を求める処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
本発明の実施形態として示す欠伸検出システムは、例えば図1に示すように構成される。欠伸判定システムは、欠伸を判定するための各種の演算を行う欠伸演算装置1と、顔画像を取得するカメラ装置(撮像手段)2と、ドライバの顔を含む領域に赤外線を照射する赤外線光源3とを備える。この欠伸判定システムは、赤外線光源3により赤外線を照射している状態で、カメラ装置2により顔画像を撮影する。なお、カメラ装置2は、赤外線カメラに限らず、他の形式のカメラであってもよいことは勿論である。
【0012】
欠伸判定システムは、欠伸演算装置1によりドライバの欠伸状態を検出した時に、欠伸検出信号を出力する。この欠伸検出信号は、例えば、図示しない居眠り検出装置、居眠り防止装置に供給される。これにより、欠伸検出信号は、例えば、居眠り防止のための警報音をスピーカ等から出力させるために用いることができる。
【0013】
この欠伸判定システムは、例えば図2に示すように、ドライバが操作する運転席に設けられる。カメラ装置2及び赤外線光源3を含むカメラシステム102は、ステアリング100の近傍であって、ドライバが視認できる計器類101の前辺りに設置される。これにより、カメラシステム102は、少なくともドライバの口部分を含む顔画像を撮影できる。カメラ装置2により撮像して得た顔画像は、欠伸演算装置1に供給される。
【0014】
欠伸演算装置1は、例えば図3に示すような機能的な各部を備えている。なお、欠伸演算装置1は、実際にはROM、RAM、CPU等にて構成されているが、当該CPUがROMに格納された欠伸判定用のプログラムに従って処理をすることによって実現できる機能をブロックとして説明する。
【0015】
欠伸演算装置1は、顔特徴検出部11、特徴選択・計測部12、開口比率演算部13、開判定部14、欠伸検出部15、開判定しきい値更新部16、期間しきい値検出部17を含む。
【0016】
顔特徴検出部11は、カメラ装置2により取得されたカメラ画像データが供給される。顔特徴検出部11は、当該カメラ画像データに含まれる顔画像のうちの口画像から、特徴点を抽出する(特徴点抽出手段)。顔特徴検出部11は、例えば図4に示すように、顔画像20のうち、口画像21の特徴点mを抽出する。この特徴点mとしては、上端点の特徴点mul、右端点の特徴点mlc、左端点の特徴点mrc、下端点の特徴点mllが含まれる。
【0017】
特徴選択・計測部12は、顔特徴検出部11により抽出された特徴点mに基づいて、口の縦横比を算出する(縦横比算出手段)。特徴選択・計測部12は、例えば図4に示すように、上端点の特徴点mulと下端点の特徴点mllとの縦方向距離である高さH、右端点の特徴点mlcと左端点の特徴点mrcとの横方向距離である幅Wを演算する。
【0018】
開口比率演算部13は、特徴選択・計測部12により演算された高さHと幅Wとの比率である縦横比を演算する。
【0019】
開判定しきい値更新部16は、予め所定の開判定しきい値を演算しておく。この開判定しきい値は、開口比率演算部13により演算された縦横比に基づいて決定される。開判定しきい値は、ドライバが欠伸をしているか、会話をしているかを区別できるような縦横比の値である。この開判定しきい値は、所定値であっても、ドライバの開口の仕方によって更新される値であっても良い。なお、この開判定しきい値の更新処理については後述する。
【0020】
開判定部14は、開口比率演算部13により算出された縦横比に基づいて、口の開閉状態を判定する(口開閉状態判定手段)。このとき、開判定部14は、開判定しきい値更新部16により更新された開判定しきい値と縦横比とを比較することにより、開状態又は閉状態であることを判定する。また、開判定部14は、現在の口の開閉状態が開状態と判定された場合に、当該開状態となっている開口時間を算出する(開口時間算出手段)。
【0021】
期間しきい値検出部17は、開判定しきい値更新部16により更新された開判定しきい値に基づいて、期間しきい値を検出する。期間しきい値は、ドライバが欠伸をしているか、会話をしているかを区別できるような期間である。この期間しきい値は、所定値であっても、ドライバの開口の仕方によって更新される値であっても良い。なお、この期間しきい値の更新処理については後述する。
【0022】
欠伸検出部15は、開判定部14により判定された開状態となっている開口時間が充分に長い場合には、欠伸が発生したことを検出し、欠伸検出信号を出力する。なお、欠伸検出部15は、後述する期間しきい値λを用いて欠伸状態か、単なる開状態かを判定する。
【0023】
つぎに、上述した欠伸判定システムにおける開状態となっている開口時間の演算処理について説明する。
【0024】
欠伸判定システムは、時間変化に伴って、開口比率演算部13により縦横比ρを演算する。ここで、縦横比ρは、高さH/幅Wであり、高さHが高いほど大きい値となる。従って、高さHが高く縦横比ρが大きい値であるほど、口が開状態であると判定されやすい。
【0025】
例えば、図5(a)に示すように縦横比ρが変化したとする。このとき、開判定部14は、開判定しきい値更新部16により予め設定された開判定しきい値τと、縦横比ρとを比較して、縦横比ρが開判定しきい値τを超えたタイミング及び縦横比ρが開判定しきい値τを下回ったタイミングとを検出できる。すると、図5(a)においては、t1とt2、t3とt4、t5とt6という組が開判定部14により検出できる。
【0026】
この縦横比ρの変化において、開判定部14は、図5(b)に示すように、縦横比ρが開判定しきい値τを超えた時刻t1にタイマを起動する。この時、開判定部14は、口開閉状態が開状態となったフラグ「1」を立てる。その後、開判定部14は、縦横比ρが開判定しきい値τを下回った時刻t2にタイマを停止する。この時、開判定部14は、口開閉状態が開状態であるフラグ「1」を「0」に戻す。これにより、開判定部14は、時刻t2において、開状態となっている開口時間dt1を取得することができる。開判定部14は、同様に、t3〜t4の開状態となっている開口時間dt2、t5〜t6の開状態となっている開口時間dt3を取得できる。
【0027】
つぎに、上述した欠伸判定システムにおける開判定しきい値τ及び期間しきい値λの更新処理について、図6及び図7の処理説明図と、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0028】
図8に示すように、先ず開判定しきい値更新部16は、ステップS1において、最新のn個の縦横比ρを収集する。このn個の縦横比ρは、所定の検出ウィンドウTごとに行って、以下の処理に移行する。
【0029】
次のステップS2において、開判定しきい値更新部16は、ステップS1にて収集した縦横比ρを用いてヒストグラムHを作成する。
【0030】
例えば図6(a)に示すように、欠伸判定システムは、時間変化に伴って、開口比率演算部13により縦横比ρを演算する。このような縦横比ρの時間変化を演算している時に、開判定しきい値更新部16は、所定の検出ウィンドウTごとに縦横比ρを収集して、ヒストグラムHを作成する。この所定の検出ウィンドウTの幅(期間)は、開判定しきい値τ及び期間しきい値λが精度良く設定できる期間であり、予め統計解析により設定されて図示しないメモリに記憶されている。この所定の検出ウィンドウTの幅は、例えば2,3分といった期間である。また、図6(b)、(c)、(d)のようなヒストグラムHは、横軸が縦横比ρ、縦軸がウィンドウTの期間内に検出した縦横比ρの頻度である。なお、図6(b)、(c)、(d)は、異なるケースで作成したヒストグラムを示すものである。
【0031】
図8に説明を戻し、次のステップS3において、開判定しきい値更新部16は、ステップS2にて作成したヒストグラムHの縦横比ρを上位の値から計数し、所定の検出ウィンドウT内でサンプリングした全縦横比ρのうちのβ%までの領域を決定する。これにより、図6(b)〜(c)のように、全縦横比ρのうちのβ%となる領域を決定し、当該領域(β%)の最下位値となる縦横比ρを決定できる。この最下位値となる縦横比ρが、開判定しきい値τとなる。ここで、図6(b)〜(c)のように、各ヒストグラムHは、ドライバによって異なった形状となるため、ヒストグラムHごとに、それぞれ開判定しきい値τが異なる値となる。従って、ドライバの口を開ける振る舞い方、欠伸の仕方に適した開判定しきい値τを求めることができる。
【0032】
次のステップS4において、開判定しきい値更新部16は、ステップS3にて求めた開判定しきい値の上下限範囲τmin,τmaxを決定する。この上下限範囲は、予め欠伸判定システムにて、ドライバの口が開状態である可能性が高い縦横比ρの範囲であり、統計データによって決定されている。
【0033】
次のステップS5において、開判定しきい値更新部16は、ステップS3にて求められた開判定しきい値τが、ステップS4にて決定された上下限範囲τmin,τmaxの間に含まれるか否かを判定する。開判定しきい値τが上下限範囲τmin,τmaxの間に含まれる場合にはステップS6に処理を進め、そうでない場合にはステップS7に処理を進める。
【0034】
ステップS6において、開判定しきい値更新部16は、ステップS3にて求められた開判定しきい値τを開判定部14及び期間しきい値検出部17に出力して、処理を終了する。
【0035】
一方、ステップS7において、開判定しきい値更新部16は、出力する開判定しきい値τを、上下限範囲τmin,τmaxの何れかに決定する。開判定しきい値τが上下限範囲のうちのτminよりも小さい場合には、開判定しきい値τとしてτminを出力する。逆に、開判定しきい値τが上下限範囲のうちのτmaxよりも大きい場合には、開判定しきい値τとしてτmaxを出力する。
【0036】
このような開判定しきい値τの決定処理により、開判定部14は、当該開判定しきい値τを用いて口の開閉状態を判定できる。
【0037】
また、期間しきい値検出部17は、開判定しきい値τを用いて、期間しきい値λを決定する。期間しきい値検出部17は、図7に示すように、予め開判定しきい値τと期間しきい値λとの関係を示す比較テーブルを記憶している。期間しきい値検出部17は、開判定しきい値更新部16により決定された開判定しきい値τに対応した期間しきい値λを比較テーブルから読み出す。これにより、期間しきい値検出部17は、期間しきい値λを決定して、欠伸検出部15に出力する。また、この比較テーブルにおいて、開判定しきい値更新部16から上下限範囲τmin,τmaxの何れかが出力されても、期間しきい値検出部17は、上下限範囲τmin,τmaxに対応した上下限範囲の期間しきい値λmin,λmaxを決定できる。
【0038】
以上説明したように、本発明の実施形態として示す欠伸判定システムによれば、顔画像に含まれる口画像から特徴点を抽出して口の縦横比を算出し、当該縦横比に基づいて、口の開閉状態を判定する。そして、開状態となっている開口時間に基づいて、欠伸状態であるかを判定する。これにより、欠伸判定システムによれば、口画像や口の開閉状態に対するパターンマッチングを行うことなく、欠伸判定を行うことができる。したがって、この欠伸判定システムによれば、パターンマッチングを行うことによる欠伸判定の精度の低下を回避でき、精度がよく欠伸を判定することができる。
【0039】
また、この欠伸判定システムによれば、縦横比が所定の開判定しきい値よりも大きい場合に、開状態と判定できる。また、この欠伸判定システムによれば、開口時間が所定の期間しきい値よりも長い場合に、欠伸状態であることを判定できる。
【0040】
更に、この欠伸判定システムによれば、所定期間に縦横比を収集してヒストグラムを作成し、当該ヒストグラムの縦横比を上位の値から計数してヒストグラム全体のうちの所定割合における縦横比を、開判定しきい値として決定する。これにより、開判定しきい値を更新でき、ドライバごとに精度良く欠伸を判定する開判定しきい値を決定できる。
【0041】
更にまた、この欠伸判定システムによれば、更新した開判定しきい値と縦横比に基づいて開状態と判定できる所定範囲とを比較し、前記決定した開判定しきい値が所定範囲よりも低い場合には、当該所定範囲の最低値を開判定しきい値として決定し、決定した開判定しきい値が所定範囲よりも高い場合には、当該所定範囲の最高値を開判定しきい値として決定する。これにより、欠伸判定システムによれば、ヒストグラムを用いて更新した開判定しきい値が非常な値となった場合でも、所定範囲内で開判定しきい値を決定することができ、判定精度の低下を回避できる。
【0042】
更にまた、この欠伸判定システムによれば、開判定しきい値に基づいて、所定の期間しきい値を更新するので、ドライバごとに設定した開判定しきい値に応じた期間しきい値を設定でき、ドライバごとに精度良く欠伸を判定する期間しきい値を決定できる。
【符号の説明】
【0043】
1 欠伸演算装置
2 カメラ装置
3 赤外線光源
11 顔特徴検出部
12 特徴選択・計測部
13 開口比率演算部
14 開判定部
15 欠伸検出部
16 値更新部
17 値検出部
20 顔画像
21 口画像
100 ステアリング
101 計器類
102 カメラシステム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顔画像を取得する撮像手段と、
前記撮像手段により取得された顔画像に含まれる口画像から特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、
前記特徴点抽出手段により抽出された特徴点に基づいて口の縦横比を算出する縦横比算出手段と、
前記縦横比算出手段により算出された縦横比に基づいて、口の開閉状態を判定する口開閉状態判定手段と、
前記口開閉状態判定手段により開状態と判定された場合に、当該開状態となっている開口時間を算出する開口時間算出手段と、
前記開口時間算出手段により算出された開口時間に基づいて、欠伸状態であるかを判定する欠伸判定手段と
を備えることを特徴とする欠伸判定装置。
【請求項2】
前記口開閉状態判定手段は、前記縦横比が所定の開判定しきい値よりも大きい場合に、開状態であることを判定することを特徴とする請求項1に記載の欠伸判定装置。
【請求項3】
前記欠伸判定手段は、前記開口時間が所定の期間しきい値よりも長い場合に、欠伸状態であることを判定することを特徴とする請求項1に記載の欠伸判定装置。
【請求項4】
所定期間に前記縦横比算出手段により算出された縦横比を収集してヒストグラムを作成し、当該ヒストグラムの縦横比を上位の値から計数してヒストグラム全体のうちの所定割合における縦横比を、開判定しきい値として決定する開判定しきい値更新手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の欠伸判定装置。
【請求項5】
前記開判定しきい値更新手段は、前記決定した開判定しきい値と縦横比に基づいて開状態と判定できる所定範囲とを比較し、前記決定した開判定しきい値が前記所定範囲よりも低い場合には、当該所定範囲の最低値を開判定しきい値として決定し、前記決定した開判定しきい値が前記所定範囲よりも高い場合には、当該所定範囲の最高値を開判定しきい値として決定することを特徴とする請求項4に記載の欠伸判定装置。
【請求項6】
前記開判定しきい値更新手段により更新された開判定しきい値に基づいて、前記所定の期間しきい値を更新する更新手段を備えることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の欠伸判定装置。
【請求項7】
顔画像に含まれる口画像から抽出された特徴点に基づいて口の縦横比を算出して、当該縦横比と所定の開判定しきい値とを比較して、口の開閉状態を判定し、
前記口が開状態と判定された開口時間と所定の期間しきい値とを比較して、欠伸状態が発生しているか否かを判定すること
を備えることを特徴とする欠伸判定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−13744(P2011−13744A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−155042(P2009−155042)
【出願日】平成21年6月30日(2009.6.30)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】