説明

洗浄組成物及び/又は処理組成物

本発明は、特定のセロビオース・デヒドロゲナーゼ酵素を含む組成物、並びにある場所を洗浄及び/又は処理するための当該組成物の使用を含む、当該組成物の製造及び使用方法に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セロビオースデヒドロゲナーゼ酵素を含む組成物、並びに該組成物の製造及び使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
酵素は、組成物の洗浄特性を改善するのに使用することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
残念ながら、改善された漂白の必要性が存在する一方で、有効かつ効率的な漂白をもたらす酵素を含む洗浄組成物は、いまだに作り出されていない。
【0004】
意外にも、本明細書の教示により洗浄組成物にセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素が組み込まれると、かかる組成物は、有効かつ効率的な漂白を供給する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、特定のセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素を含む組成物、並びにかかる組成物の製造及び使用方法に関する。特定のセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素を含む組成物が本発明の教示に従って処方されると、かかる組成物は有効かつ効率的な漂白をもたらすことができる。
【発明を実施するための形態】
【0006】
定義
本明細書で使用する時、「洗浄組成物」という用語は、他に指示がない限り、粒状又は粉末形態の万能又は「強力」洗浄剤、特に洗濯洗剤;液体、ゲル又はペースト形態の万能洗浄剤、特にいわゆる強力液体タイプ;液体高級布地用洗剤;手洗い食器洗浄剤又は軽質食器洗浄剤、特に高起泡タイプのもの;家庭及び企業での使用のための種々の錠剤、粒状、液体及びリンス補助型を含む機械食器洗浄剤;抗菌ハンドウォッシュタイプ、洗濯バー、うがい薬、義歯クリーナー、車又はカーペット用シャンプー、浴室クリーナーを含む液体洗浄剤及び消毒剤;ヘアシャンプー及びヘアリンス;シャワージェル及び泡バス及び金属クリーナー;並びに、漂白添加物質、洗濯添加物質又は前処理剤、及び「染み用スティック」又は前処理タイプのような洗浄補助剤を含む。
【0007】
本明細書で使用するとき、「独立して〜からなる群から選択される」という言い回しは、引用されているマーカッシュ群から選択される部分又は要素が同じか、異なるか、又は任意の要素の組み合わせであり得ることを意味する。
【0008】
本明細書で使用する時、「セロビオースデヒドロゲナーゼ酵素」又は「CDH」という用語は、以下の基質:
a)セロビオース、セロトリオース、セロテトラオース、セロペンタオース、セロヘキサオース、セロデキストリン及びこれらの混合物からなる群から選択されるセロオリゴ糖を含むセロオリゴ糖、ラクトース、マルトース、キシロビオース、並びにこれらの混合物、からなる群から選択されるオリゴ糖、
b)非晶質セルロース、
c)セルロース系ポリマー、好ましくはカルボキシメチルセルロース、並びに
d)これらの混合物、
の1つ以上を酸化することができ、かつEC分類がEC.1.1.99.18又はEC1.1.5.1(EC.1.1.99.18のタンパク質分解産物)である、酵素を指し、セロビオースデヒドロゲナーゼ、セロビオースオキシダーゼ、セロビオースデヒドロゲナーゼ(キノン)、セロビオースオキシドレダクターゼ、又はセロビオースキノンオキシドレダクターゼとして述べられる場合がある。
【0009】
本明細書で使用する時、「セロビオヒドロラーゼドメイン」という用語は、EC分類がEC3.2.1.91又はEC3.2.1.150であり、セルロース又はキシログルカンなどの異なる多糖類基質からセロビオースを遊離できる、酵素の触媒ドメインを指す。
【0010】
「炭水化物結合モジュール」又は「CBM」という表現は、その関連酵素を炭水化物に向ける、炭水化物に対する親和性を有するモジュールを指す。
【0011】
本明細書で使用するとき、「a」及び「an」のような冠詞は、特許請求の範囲で使用されるときには、1つ以上の請求又は記載されるものを意味するものと理解される。
【0012】
本明細書で使用するとき、「含む」、「挙げられる」及び「含んでいる」(include, includes and including)という用語は、「含まれる(挙げられる)が、これらに限定されない」という表現と同義であることを意味する。
【0013】
特に記載のない限り、成分又は組成物の濃度は全て、成分又は組成物の活性濃度に関するものであり、市販の供給源に存在する可能性がある不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は除く。
【0014】
特に記載のない限り、本発明のセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素は、活性タンパク質レベルによって表現され、例えば残留溶媒又は副生成物のような、市販の供給源に存在し得る不純物は除く。
【0015】
百分率及び比率は全て、特に指示がない限り、重量で計算される。百分率及び比率は全て、特に指示がない限り、組成物全体を基準にして計算される。
【0016】
本明細書を通じて記載されているあらゆる最大数値限定は、それよりも小さいあらゆる数値限定を、あたかもこうしたそれよりも小さい数値限定が本明細書に明確に記載されているかのように包含すると理解すべきである。本明細書を通じて記載されているあらゆる最小数値限定は、それよりも大きいあらゆる数値限定を、あたかもこうしたそれよりも大きい数値限定が本明細書に明確に記載されているかのように包含する。本明細書を通じて記載されているあらゆる数値範囲は、こうしたより広い数値範囲内に入る、それよりも狭いあらゆる数値範囲を、あたかもこうしたそれよりも狭い数値範囲が全て本明細書に明確に記載されているかのように包含するであろう。
【0017】
組成物
一態様では、1つ以上の補助成分及びセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素を含み得る組成物であって、前記組成物が組成物の総重量を基準にして、0重量%のセルラーゼを含み、又は前記組成物は、約0.01〜約1,000,000、約0.02〜約500,000、約0.05〜約200,000、若しくは更に約0.1〜約10,000のセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素対セルラーゼの質量比を有する組成物が開示される。
【0018】
かかる組成物の一態様では、このセロビオースデヒドロゲナーゼは、マイセリオフトラ(Myceliophtore)・サーモフィラ、ファネロキーテ・クリソスポリウム、カワラタケ、マイタケ、ネオサルトリア・フィッシェリ、ヒューミコラ・インソレンス、スクレロチウム・ロルフシイ、ミリオコッカム・サーモフィラム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される微生物に由来する野生型セロビオースデヒドロゲナーゼと最少60%のアミノ酸配列同一性を有し得る。
【0019】
かかる組成物の一態様では、このセロビオースデヒドロゲナーゼは、配列番号1、2、3、4、5、6、又は7からなる群から選択される配列番号に対応する配列を有する任意の酵素と最少70%のアミノ酸配列同一性を有し得る。
【0020】
かかる組成物の一態様では、このセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素は、配列番号1、2、又は配列番号3のアミノ酸22〜785からなる群から選択される配列に対応する配列と最少85%のアミノ酸配列同一性を有し得る。
【0021】
かかる組成物の一態様では、この組成物は、
a)セロビオース、セロトリオース、セロテトラオース、セロペンタオース、セロヘキサオース、セロデキストリン及びこれらの混合物からなる群から選択されるセロオリゴ糖を含む、セロオリゴ糖、ラクトース、マルトース、キシロビオース、並びにこれらの混合物、からなる群から選択されるオリゴ糖、
b)非晶質セルロース、
c)カルボキシメチルセルロースを含むセルロース系ポリマー、並びに
d)これらの混合物、からなる群から選択される物質を含んでもよい。
【0022】
かかる組成物の一態様では、このセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素は、セルロース結合ドメインなどの炭水化物結合モジュールを含んでもよい。
【0023】
かかる組成物の一態様では、このセロビオースデヒドロゲナーゼは、セロビオースデヒドロゲナーゼドメイン及びセロビオヒドロラーゼドメインを含んでもよい。
【0024】
かかる組成物の一態様では、1つ以上の補助成分は、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、追加の酵素及び酵素安定剤、触媒物質、漂白剤、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、香料、構造伸縮性付与剤、柔軟仕上げ剤、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、溶媒、顔料、色調剤、光漂白剤、構造化剤、及びこれらの混合物からなる群から選択されてもよい。
【0025】
かかる組成物の一態様では、この1つ以上の補助成分は、酵素を含んでもよい。かかる組成物の一態様では、この酵素は、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、セロビオヒドロラーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、アミラーゼ、又はこれらの混合物からなる群から選択されてもよい。かかる組成物の一態様では、この酵素は、
a.)配列番号8と90%を超えるアミノ酸配列同一性を有するリパーゼなどの、リパーゼ、
b.)配列番号9と90%を超えるアミノ酸配列同一性を有するα−アミラーゼなどの、α−アミラーゼ、
c.)配列番号10と90%を超えるアミノ酸配列同一性を有するエンドグルカナーゼなどの、エンドグルカナーゼ、
d.)プロテアーゼ、例えばメタロプロテアーゼ、中性又はアルカリ性のセリンプロテアーゼ、例えばバチルス・レンタス、バチルス・アルカロフィラス、枯草菌、バチルス・アミロリケファシエンス、及びこれらの混合物に由来するものを含む、サブチリシン、並びに
e.)これらの混合物、からなる群から選択されてよい。
【0026】
かかる組成物の一態様では、1つ以上の補助成分は、
a.)直鎖アルキルベンゼンフルホネート(LAS)、アルコールエトキシサルフェート(AES)、中鎖分枝状アルキルサルフェート(HSAS)及びこれらの混合物からなる群から選択されるアニオン性界面活性剤を含むアニオン性界面活性剤、
b.)一態様では1〜18個の炭素の鎖長を有するアルコールエトキシレートを含む非イオン性界面活性剤、
c.)アミンオキシド、
並びにこれらの混合物、の群から選択される界面活性剤などの、界面活性剤を含んでよい。
【0027】
かかる組成物の一態様では、この組成物は、ポリマーを含んでもよい。一態様では、このポリマーは、
a.)ポリアクリレート、
b.)マレイン酸/アクリル酸コポリマー、
c.)カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、及びこれらの混合物からなる群から選択されるセルロース由来ポリマーなどの、セルロース由来ポリマー、
d.)ポリエチレンイミンポリマー、
e.)スルホイソフタレート、エチレンテレフタレート、オキシエチレンテレフタレート、及びこれらの混合物からなる群から選択される2つ以上のモノマーを含むコポリマーなどの、汚れ放出ポリマー、並びに
f.)これらの混合物、からなる群から選択されてよい。
【0028】
かかる組成物の一態様では、この組成物は、ビルダーを含んでもよい。かかる組成物の一態様では、このビルダーは、
a.)クエン酸、
b.)C12〜C18脂肪酸、
c.)アルミノシリケート、一態様では、ゼオライトA、ゼオライトX、ゼオライトY、及びこれらの混合物からなる群から選択されるゼオライト、
d.)トリポリリン酸ナトリウム、並びに
e.)これらの混合物、からなる群から選択されてよい。
【0029】
かかる組成物の一態様では、この組成物は、総製品重量を基準にして約15重量%未満、約10重量%未満、約8重量%未満、又は更には約0.01重量%〜約7重量%のビルダーを含んでよい。
【0030】
かかる組成物の一態様では、この組成物は、光漂白剤、布帛色調剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される物質を含んでよい。一態様では、光漂白剤は、
a.)キサンテン染料及びこれらの混合物、
b.)スルホン化亜鉛フタロシアニン、スルホン化アルミニウムフタロシアニン、エオシンY、ホキシンB、ローズベンガル、C.I.食用赤色14、及びこれらの混合物、
c.)水溶性フタロシアニン、並びに
d.)これらの混合物、
からなる群から選択されることができ、布帛色調剤は、
a.)一態様では、小分子染料、高分子染料、及びこれらの混合物からなる群から選択される、染料、
b.)少なくとも1つのカチオン性/塩基性染料及びスメクタイト粘土を含む、染料−粘土共役体、並びに
c.)これらの混合物、
並びにこれらの混合物、からなる群から選択されてよい。
【0031】
一態様では、この組成物は、
a)過酸化水素源、
b)テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)及び/又はノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)などの、漂白活性化剤、
c)予備形成された過酸、
d)ジアシルペルオキシド、
e)テトラアシルペルオキシド、並びに
f)これらの混合物、のうちの1つ以上から選択される漂白剤を含んでもよい。
【0032】
かかる組成物の一態様では、この組成物は酸素原子をペルオキシ酸から受け取り、かつその酸素原子を酸化性基質に移動させることが可能な、漂白剤触媒を含んでもよい。
【0033】
前述の組成物の一態様では、任意の酵素成分が小球の形態で封入及び/又は提供されてもよい。
【0034】
前述の組成物の一態様では、かかる組成物は、任意の形態、例えば顆粒若しくは粉末などの固体、又は液体、ペースト、若しくはゲルなどの流体の形態をとってよい。
【0035】
前述の組成物の一態様では、かかる組成物は、洗浄組成物及び/又は処理組成物であることができる。
【0036】
本明細書で開示される組成物は、「組成物」と題された本明細書の項で上述されたパラメーターの許容できる任意の組み合わせを有してよい。
【0037】
本明細書の組成物での使用に好適なセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素には、「好適なセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素」と題された本明細書の項に記載されるセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素が挙げられる。
【0038】
理論に束縛されるものではないが、本明細書の教示に従って処方される組成物は、果物(例えばブルーベリー)、赤ワイン、茶又はコーヒーなどの漂白可能な汚れの染み除去に特に有効であると考えられている。かかる組成物は、白さ及び/又は黒ずみの洗浄効果をもたらすのに特に有効であると考えられている。更に、特定のセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素は、洗浄組成物において意外にも安定しているため、そのような優れた洗浄特性をもつ洗浄組成物を提供することができると考えられている。理論に束縛されるものではないが、かかるセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素は、綿の布地及び/又は汚れ表面に酸化種を発生させることができることによって、溶液に等価の漂白種を加えた場合よりも優れた洗浄を付与すると考えられている。
【0039】
好適なセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素
好適なセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素は、ミセリオフトラ(Myceliophtore)・サーモフィラ、ファネロキーテ・クリソスポリウム、カワラタケ、マイタケ、アスペルギルスニゲル、ネオサルトリア・フィッシェリ、ヒューミコラ・インソレンス、スクレロチウム・ロルフシイ、及びミリオコッカム・サーモフィラムのうちの1つから分離されることができる。かかる酵素の例は、J.Biotechnology 78(2000)93〜113、Applied and Environmental Microbiology、Apr.2001、p.1766〜1774、米国特許第6,033,981号及びElectroanalysis 19、2〜3、2007、172〜180に記載されている。
【0040】
好適なセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素としては、一態様ではEC分類1.1.99.18に属するヘモフラボタンパク質(haemoflavoproteins)が挙げられ、これは典型的な洗浄条件下で活性である。
【0041】
好適なセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素は、米国特許第5,324,653号及び米国特許第7,163,816 B2号に記載されているものなどの、当該技術分野において周知の技術によって、洗剤における安定性を改善するように変更されたタンパク質であってよい。
【0042】
好適なセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素は、配列番号1〜7として示される配列の酵素と60%を超える、又は70%を超える、又は80%を超える、又は90%を超える、又は95%を超える、又は98%を超えるアミノ酸配列同一性を有してもよい。本発明の目的のために、アミノ酸配列間の同一性の度合いは、Tatusova & Madden(1999)FEMS Microb.Lett.174(2):247〜250に記載されるBLASTP(基本ローカルアラインメント検索ツール)アルゴリズム及び/又はBLAST 2配列ツールを使用して決定されるが、両方ともNCBIウェブサイト(ウェブアドレス:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/BLAST/)で自由に入手可能である。配列アラインメントに使用されるパラメーターは、言及されたウェブサイトでのデフォルト設定である。
【0043】
好適なセロビオースデヒドロゲナーゼは、セルロース結合ドメインなどのCBMを含有してよい。
【0044】
好適なセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素は、任意にリンカー分子を介して、セルロース分解性、ヘミセルロース分解性、又はセロビオヒドロラーゼの活性を有する更なる触媒ドメインに融合してもよい。
【0045】
前述の酵素は、低粉化性の固体(典型的には顆粒又は小球(prill))の形態で、又は安定化液体、又は保護液体若しくはカプセル化酵素(encapsulated enzyme)として提供されることができる。低小球形成、押出成形、球形化、ドラム造粒及び流動層スプレーコーティングなどの、低粉化性の固体の形態の酵素を製造するための多くの技術が、当該技術分野において記載されており、米国特許第4,106,991号、米国特許第4,242,219号、米国特許第4,689,297号、米国特許第5,324,649号及び米国特許第7,018,821 B2号に例示されている。液体酵素の調製は、例えば、実証されている方法に従って、プロピレングリコール、糖又は糖アルコール、乳酸又はホウ酸などのポリオールを加えることにより安定化させることができる。保護液体酵素又はカプセル化酵素は、米国特許第4,906,396号、米国特許第6,221,829 B1号、米国特許第6,359,031 B1号及び米国特許第6,242,405 B1号に開示されている方法に従って調製することができる。
【0046】
補助剤物質
本発明の目的には必須ではないが、以下に例示されている添加剤の非限定的なリストは、当該組成物中で使用するのに適しており、例えば、洗浄性能を補助若しくは向上させるために、洗浄すべき基材の処理のために、又は香料、着色剤、染料などを用いる場合のように洗浄組成物の審美性を変化させるために、本発明の特定の実施形態に組み込むのが望ましい場合がある。このような追加成分の明確な性質及びそれらを組み込む濃度は、組成物の物理的形態及びそれが使用される洗浄作業の性質に依存する。好適な補助剤物質としては、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、追加の酵素及び酵素安定剤、触媒物質、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予備形成された過酸、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、光漂白剤、香料、構造伸縮性付与剤、柔軟仕上げ剤、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、溶媒、色調剤、構造化剤及び/又は顔料が挙げられるが、これらに限定されない。下記の開示に加え、このような他の補助剤の好適な例及び使用濃度は、米国特許第5,576,282号、同第6,306,812 B1号、及び同第6,326,348 B1号に記載されており、これらは参照により組み込まれる。
【0047】
上述の如く、補助成分は、本出願人らの組成物には必須ではない。したがって、本出願人らの組成物の特定の実施形態には、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、追加の酵素及び酵素安定剤、触媒物質、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予備形成済み過酸、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、香料、構造弾性化剤、柔軟仕上げ剤、キャリア、向水性物質、加工助剤、溶媒、及び/又は顔料という補助剤物質が1つ以上含まれていない。しかしながら、1種以上の補助剤が存在するとき、1種以上の補助剤は、以下に詳細に記載されるように存在してもよい。
【0048】
漂白剤及び非金属漂白剤触媒−本発明の洗浄組成物は、1つ以上の漂白剤を含んでよい。漂白触媒以外の適切な漂白剤としては、光漂白剤、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予備形成過酸、及びこれらの混合物が挙げられる。一般的に、漂白剤が使用される場合、本発明の組成物は、標記洗浄組成物の約0.1重量%〜約50重量%、又は更に約0.1重量%〜約25重量%の漂白剤を含んでよい。適切な漂白剤の例としては、以下のものが挙げられる。
【0049】
(1)予備形成された過酸:好適な予備形成された過酸としては、過カルボン酸及び塩、過炭酸及び塩、ペルイミド酸(perimidic acids)及び塩、ペルオキシ一硫酸及び塩、例えばオキソン(Oxone)(登録商標)、並びにこれらの混合物からなる群から選択される化合物が挙げられるが、これらに限定されない。適切な過カルボン酸としては、化学式R−(C=O)O−O−Mを有する疎水性及び親水性過酸が挙げられる(式中、Rはアルキル基であり、所望により、分枝状でおり、過酸が疎水性の場合には、6〜14個の炭素原子、又は8〜12個の炭素原子を有し、過酸が親水性の場合には、6個未満の炭素原子、又は更には4個未満の炭素原子を有し、Mは、対イオン(例えば、ナトリウム、カリウム又は水素)である;
(2)過酸化水素源、例えば過ホウ酸塩(通常1又は4水和物)、過炭酸塩、過硫酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩及びこれらの混合物のナトリウム塩などのアルカリ金属塩を含む無機過水和物塩発明の1つの態様では、無機過水和物塩は、過ホウ酸塩、過炭酸塩、及びこれらの混合物のナトリウム塩類からなる群から選択される。無機過水和物塩(用いた場合)は、典型的には、全組成物の0.05〜40重量%、又は1〜30重量%の量で存在し、典型的には、当該組成物中へ結晶固形物(コーティングされていてもよい)として組み込まれる。好適なコーティングとしては、無機塩(アルカリ金属ケイ酸塩、炭酸塩若しくはホウ酸塩、又はこれらの混合物など)、又は有機物質(水溶性若しくは分散性ポリマー、ワックス、油又は脂肪石鹸など)が挙げられる;及び、
(3)R−(C=O)−Lを有する漂白活性化剤(式中、Rはアルキル基であり、所望により分枝状であり、前記漂白活性化剤が疎水性の場合、6〜14個の炭素原子、又は8〜12個の炭素原子を有し、前記漂白活性化剤が親水性の場合、6個未満の炭素原子又は更にC4個未満の炭素原子を有し、及びLは脱離基である。)適切な脱離基の例は、安息香酸及びその誘導体(特に、ベンゼンスルホネート)である。好適な漂白活性化剤類としては、ドデカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシ安息香酸又はその塩類、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)及びノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)が挙げられる。適切な漂白活性剤は、PCT国際公開特許第98/17767号にも開示されている。いかなる好適な漂白活性化剤も使用してよいが、発明の1つの態様では、標記洗浄組成物は、NOBS、TAED又はこれらの混合物を含んでもよい。
(4)本組成物での使用に好適な非金属漂白剤触媒及びかかる触媒の適切な濃度は、米国特許第7,169,744 B2号及び米国特許出願第2006/0287210 A1号に開示されている。
【0050】
過酸及び/又は漂白活性化剤(存在する場合)は、一般に、組成物を基準にして、約0.1〜約60重量%、約0.5〜約40重量%、又は更に約0.6〜約10重量%の量で、組成物中に存在する。1以上の疎水性過酸類又はその前駆体を、1以上の親水性過酸又はその前駆体と組み合わせて使用してもよい。
【0051】
過酸化水素供給源及び過酸又は漂白活性化剤の量は、有効酸素(過酸化物供給源より供給される)対過酸のモル比が、1:1〜35:1、又は更に2:1〜10:1となるように選択されてよい。
【0052】
界面活性剤−本発明による洗浄組成物は、界面活性剤又は界面活性剤系を含んでよく、界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択されてよい。界面活性剤(存在する場合)は、典型的には、標記組成物の約0.1重量%〜約60重量%、約1重量%〜約50重量%、又は更に約5重量%〜約40重量%の濃度で存在する。
【0053】
ビルダー類−本発明の洗剤組成物は、1以上の洗剤ビルダー又はビルダー系を含んでよい。ビルダーを使用する場合、標記組成物は、典型的には、標記組成物の少なくとも約1重量%、約5重量%〜約60重量%、又は更に約10重量%〜約40重量%のビルダーを含む。
【0054】
ビルダー類には、ポリホスフェートのアルカリ金属塩、アンモニウム塩及びアルカノールアンモニウム塩、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ土類及びアルカリ金属の炭酸塩、アルミノケイ酸塩ビルダーポリカルボキシレート化合物、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、無水マレイン酸とエチレン又はビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸及びカルボキシメチルオキシコハク酸、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸のようなポリ酢酸の様々なアルカリ金属塩、アンモニウム塩及び置換アンモニウム塩、並びに、例えばメリト酸、コハク酸、クエン酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸などのポリカルボキシレート、並びにこれらの可溶性塩が挙げられるが、これらに限定されない。
【0055】
キレート剤−本明細書の洗浄組成物は、キレート剤を含有してもよい。好適なキレート剤としては、銅、鉄及び/又はマンガンキレート剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。キレート剤を使用する場合、標記組成物は、標記組成物の約0.005重量%〜約15重量%、又は更に約3.0重量%〜約10重量%のキレート剤を含んでよい。
【0056】
移染防止剤−本発明の洗浄組成物はまた、1以上の移染防止剤を含んでもよい。好適なポリマー移染防止剤には、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン及びポリビニルイミダゾール、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。標記組成物中に存在する場合、染料移行防止剤は、組成物の約0.0001重量%〜約10重量%、約0.01重量%〜約5重量%、又は更に約0.1重量%〜約3重量%の濃度で存在してよい。
【0057】
増白剤−本発明の洗浄組成物は、洗浄される物品に色付けることのできる追加成分(蛍光光沢剤など)も包含することができる。適切な蛍光増白剤の濃度としては、約0.01重量%、約0.05重量%、約0.1重量%、更には約0.2重量%の低い濃度から、0.5重量%、又は更には0.75重量%の高い濃度までが挙げられる。
【0058】
分散剤−本発明の組成物は分散剤も含むことができる。好適な水溶性有機物質類としては、ホモポリマー又はコポリマーの酸類又はそれらの塩類が挙げられ、それらのうちのポリカルボン酸は、互いに炭素原子2個を超えない程度に離れている少なくとも2個のカルボキシルラジカルを含む。
【0059】
ポリマー−本発明の組成物は、1つ以上のポリマーを含有することもできる。これらには、汚れ放出ポリマー及び汚れ懸濁ポリマーが挙げられるであろう。これには、米国特許第4,702,857号によるブロックポリエステル、及び米国特許第4,968,451号によるスルホン化直鎖テレフタレートエステルオリゴマー、並びに米国特許第4,597,898号によるエトキシル化テトラエチレンペンタイミン(EO15〜18)、並びにBASFから商標名LUTENSIT(登録商標)及びPCT国際公開特許第01/05874号に記載されているものなどで入手可能な、エトキシル化ヘキサメチレンジアミンなど、当該技術分野において通常既知のポリマーが含まれるであろう。
【0060】
一態様では、汚れ放出ポリマーは、スルホイソフタレート、エチレンテレフタレート、及びオキシエチレンテレフタレートから選択される2つ以上のモノマーを含むコポリマーであってよく、それには、商標名テックスケア(TexCare)(登録商標)SRA及びテックスケア(TexCare)(登録商標)SRN、例えばテックスケア(登録商標)SRA300及びテックスケア(登録商標)SRN100でクラリアント(Clariant)により販売されるものが含まれる。
【0061】
更なる態様では、ポリマーには、PEGVAcコポリマー、例えばソカラン(Sokalan)の商標名、例えばソカラン(Sokalan)HP22でBASFにより販売されているものなどの、ポリエチレン(Poly ethtlene)グリコール/酢酸アルキルコポリマーが含まれるであろう。
【0062】
更なる態様では、ポリマーには、非晶質セルロース並びにアニオン性変性及び/又は非イオン性変性及び/又はカチオン性変性のセルロースなどの、セルロース系ベースのポリマーが含まれるであろう。好適なアニオン性変性セルロース誘導体の非限定例は、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、スルホエチルセルロース、スルホプロピルセルロース、セルロースサルフェート、リン酸化セルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシプロピルセルロース、スルホエチルヒドロキシエチルセルロース、スルホエチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルメチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルメチルセルロース、スルホエチルメチルヒドロキシエチルセルロース、スルホエチルメチルセルロース、カルボキシメチルエチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、スルホエチルエチルヒドロキシエチルセルロース、スルホエチルエチルセルロース、カルボキシメチルメチルヒドロキシプロピルセルロース、スルホエチルメチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルドデシルセルロース、カルボキシメチルドデコイルセルロース、カルボキシメチルシアノエチルセルロース、及びスルホエチルシアノエチルセルロースのナトリウム又はカリウム塩である。好適な非イオン性変性セルロース誘導体の非限定例としては、メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ドデシルヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシプロピルセルロース、酢酸セルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、メチルエチルヒドロキシエチルセルロース、ブチルグリシジルエーテル−ヒドロキシエチルセルロース、及びラウリルグリシジルエーテル−ヒドロキシエチルセルロースが挙げられる。
【0063】
特定の例としては、フィンフィクス(Finnfix)BDA(ノビアント(Noviant)から)、デンセル(Dencel)DT(トルコ、デニズリのデンキム(Denkim)から)、タイローズ(Tylose)CR1500 G2(クラリアント(Clariant)から)、カルボースコード(Carbose codes)D65、D72、LT−30及びLT−20(ペン・カルボース(Penn Carbose)から)、例えば米国特許第6,600,033 B1号に記載されるような疎水変性セルロース誘導体、例えばドイツ特許第102004063766号に記載されるようなポリエチレングリコールで変性されたセルロース誘導体が挙げられる。
【0064】
酵素−洗浄組成物は、洗浄性能及び/又は布地ケア効果を提供する1以上の酵素を含むことができる。好適な酵素の例としては、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及びアミラーゼ、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。酵素はセルラーゼであることができ、セロビオースデヒドロゲナーゼ対セルラーゼの質量比は0.05〜1000000である。典型的な組み合わせは、例えば、プロテアーゼ及びリパーゼをアミラーゼと共に含んでよい酵素反応混液である。上述の追加酵素は、洗浄組成物に存在する場合、組成物の約0.00001重量%〜約2重量%、約0.0001重量%〜約1重量%、又は更には約0.001重量%〜約0.5重量%の酵素タンパク質の濃度で存在してよい。
【0065】
光漂白剤−洗浄組成物は、洗浄性能をもたらす1つ以上の光漂白剤を含むことができる。好適な触媒光漂白剤の例は、米国特許出願第2007/0191249 A1号に開示されており、本明細書において参照により組み込まれ、これには、キサンテン染料、スルホン化亜鉛フタロシアニン、スルホン化アルミニウムフタロシアニン、エオシンY、ホキシンB、ローズベンガル、C.I.食用赤色14、アントラキノン及びナフタキノンなどの芳香族1,4−キノンからなる群から選択される光開始剤;αアミノケトン、特にベンゾイル部分を含有するもの(α−アミノアセトフェノンとも呼ばれる);α−ヒドロキシケトン、特にα−ヒドロキシアセトフェノン;モノアシル、ビスアシル、及びトリスアシルホスフィンオキシド及びスルフィドなどの、リン含有光開始剤;ジアルコキシアセトフェノン;α−ハロアセトフェノン;トリスアシルホスフィンオキシド;ベンゾイン及びベンゾイン系光開始剤、2−エチルアントラキノン;ビタミンK3;2−サルフェートアントラキノン;2−メチル1−[4−フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン(イルガキュア(Irgacure)(登録商標)907);(2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタン−1−オン(イルガキュア(Irgacure)(登録商標)369);(1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン)(イルガキュア(Irgacure)(登録商標)2959);1−ヒドロキシ−シクロへキシル−フェニル−ケトン(イルガキュア(Irgacure)(登録商標)184);オリゴ[2−ヒドロキシ2−メチル−1−[4(1−メチル)−フェニル]プロパノン(エサキュア(Esacure)(登録商標)KIP150);2−4−6−(トリメチルベンゾイル)ジフェニル−ホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニル−ホスフィンオキシド(イルガキュア(Irgacure)(登録商標)819);(2,4,6トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィン酸エチルエステル(ルシリン(Lucirin)(登録商標)TPO−L);並びにこれらの混合物が挙げられる。
【0066】
光漂白剤は組み合わせて使用することができる(いずれかの光漂白剤混合物を使用してもよい)。適切な光漂白剤は、アルドリッチ(Aldrich)(米国ウィスコンシン州ミルウォーキー)、フロンティアサイエンティフィック(Frontier Scientific)(米国ユタ州ローガン)、チバスペシャルティケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)(スイス、バーゼル)、BASF(ドイツ、ルートウィヒスハーフェン)、ランベルティ(Lamberti S.p.A)(イタリア、ガッララーテ)、ディグローカラーコーポレーション(Dayglo Color Corporation)(インド、ムンバイ)、オーガニックダイスタフス(Organic Dyestuffs Corp.)(米国ロードアイランド州イーストプロビデンス)から購入可能であり、及び/又は本明細書に記載の実施例に従って生成可能である。
【0067】
色調染料−洗浄組成物は、可視光スペクトルの少なくとも一部を吸収すると表面の色合いを変え、それによって消費者の好む白さ効果をもたらすことができる、1つ以上の色調染料を含むことができる。そのような色調染料の例は、米国特許出願第2007/0129150 A1号に開示されており、本明細書において参照により組み込まれ、これには、染料及び染料−粘土共役体が含まれるが、顔料を更に含んでもよい。好適な色調染料には、以下のものが含まれる。
(a)ダイレクトブルー、ダイレクトレッド、ダイレクトバイオレット、アシッドブルー、アシッドレッド、アシッドバイオレット、ベーシックブルー、ベーシックバイオレット、及びベーシックレッドの色指数(C.I.)分類の範囲の染料、又はこれらの混合物、例えばダイレクトバイオレット色指数(イギリス、ブラッドフォードの英国染料染色学会(Society of Dyers and Colourists))番号でダイレクトバイオレット9、ダイレクトバイオレット35、ダイレクトバイオレット48、ダイレクトバイオレット51、ダイレクトバイオレット66、ダイレクトブルー1、ダイレクトブルー71、ダイレクトブルー80、ダイレクトブルー279、アシッドレッド17、アシッドレッド73、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドバイオレット15、アシッドバイオレット17、アシッドバイオレット24、アシッドバイオレット43、アシッドバイオレット49、アシッドブルー15、アシッドブルー17、アシッドブルー25、アシッドブルー29、アシッドブルー40、アシッドブルー45、アシッドブルー75、アシッドブルー80、アシッドブルー83、アシッドブルー90及びアシッドブルー113、アシッドブラック1、ベーシックバイオレット1、ベーシックバイオレット3、ベーシックバイオレット4、ベーシックバイオレット10、ベーシックバイオレット35、ベーシックブルー3、ベーシックブルー16、ベーシックブルー22、ベーシックブルー47、ベーシックブルー66、ベーシックブルー75、ベーシックブルー159、アシッドバイオレット17、アシッドバイオレット17、アシッドバイオレット43、アシッドレッド73、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドブルー25、アシッドブルー29、アシッドブルー45、アシッドブルー113、アシッドブラック1、ダイレクトブルー1、ダイレクトブルー71、並びにダイレクトバイオレット51からなる群から選択される、小分子染料。
(b)ポリマー染料としては、共役色原体を含有するポリマー(染料ポリマー共役体)及び色原体がポリマーの主鎖に共重合されたポリマー並びにこれらの混合物、例えばリキティント(Liquitint)(登録商標)(米国サウスカロライナ州スパルタンバーグのミリケン(Milliken))の名前で販売される布地染色性着色剤(fabric-substantive colorants)、少なくとも1つの反応染料と、ヒドロキシル部分、一級アミン部分、二級アミン部分、チオール部分、及びこれらの混合物からなる群から選択される部分を含むポリマーからなる群から選択されるポリマーと、から形成される染料ポリマー共役体、からなる群から選択されるポリマー染料が挙げられる。更に別の態様では、好適なポリマー染料としては、リキティント(Liquitint)(登録商標)(米国サウスカロライナ州スパルタンバーグのミリケン(Milliken))バイオレットCT、リアクティブブルー、リアクティブバイオレット、又はリアクティブレッド染料で共役されているカルボキシメチルセルロース(CMC)(例えば、アイルランド、ウィックローのメガザイム(Megazyme)からアゾ−CM−セルロース(AZO-CM-CELLULOSE)という製品名(製品コードS−ACMC)で販売されているC.I.リアクティブブルー19で共役されているCMCなど)、及びこれらの混合物からなる群から選択されるポリマー染料が挙げられる。
(c)染料粘土共役体(dye clay conjugates)としては、少なくとも1つのカチオン性/塩基性染料及びスメクタイト粘土を含む群から選択される染料粘土共役体、並びにこれらの混合物が挙げられる。
(d)ウルトラマリンブルー(Ultramarine Blue)(C.I.ピグメントブルー29)、ウルトラバイオレット(Ultramarine Violet)(C.I.ピグメントバイオレット15)、及びこれらの混合物などの、顔料。
【0068】
適切な布帛色調剤は、アルドリッチ(Aldrich)(米国ウィスコンシン州ミルウォーキー)、チバスペシャルティケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)(スイス、バーゼル)、BASF(ドイツ、ルートウィヒスハーフェン)、デイグローカラーコーポレーション(Dayglo Color Corporation)(インド、ムンバイ)、オーガニックダイスタフス社(Organic Dyestuffs Corp.)(米国ロードアイランド州イーストプロビデンス)、ダイスター(Dystar)(ドイツ、フランクフルト)、ランクセス(Lanxess)(ドイツ、レバークーゼン)、メガザイム(Megazyme)(アイルランド、ウィックロー)、クラリアント(Clariant)(スイス、ムテンツ)、ミリケン(Milliken)(米国サウスカロライナ州スパルタンバーグ)、及びアベシア(Avecia)(英国マンチェスター)から購入可能である。
【0069】
酵素安定剤−種々の技法によって、洗剤で使用する酵素類を安定化させることができる。本明細書で採用される酵素は、カルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンを酵素に供給する、最終組成物中のカルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンの水溶性供給源の存在によって安定化させることができる。プロテアーゼを含む水性組成物の場合、更に安定性を改善するために、可逆性蛋白質分解酵素抑制剤(ホウ素化合物など)を添加することができる。
【0070】
触媒金属錯体−本出願人らの洗浄組成物は、触媒金属錯体を含むことができる。金属含有漂白触媒の1つの種類は、銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、又はマンガンの陽イオンのような、限定された漂白触媒活性の遷移金属陽イオン、亜鉛又はアルミニウムの陽イオンのような、漂白触媒活性をほとんど又は全く有さない補助金属陽イオン、並びに触媒金属及び補助金属の陽イオンに対して限定された安定度定数を有する金属イオン封鎖剤、特にエチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)及びそれらの水溶性の塩類を含む触媒系である。このような触媒は、米国特許第4,430,243号に開示されている。
【0071】
必要に応じて、本明細書の組成物は、マンガン化合物を用いて触媒され得る。このような化合物及び使用濃度は当該技術分野で周知であり、例えば、米国特許第5,576,282号に開示されているマンガン系触媒が挙げられる。
【0072】
本明細書において有用なコバルト漂白剤触媒は公知であり、例えば、米国特許第5,597,936号及び米国特許第5,595,967号に記載されている。このようなコバルト触媒は、例えば米国特許第5,597,936号及び米国特許第5,595,967号に教示されているような既知の手順によって容易に調製される。
【0073】
本明細書での組成物は、ビスピドン(bispidones)(PCT国際公開特許第05/042532 A1号)及び/又は「MRL」と略されるマクロポリ環状硬質配位子などの配位子の遷移金属錯体を適切に含むことができる。実際的な事項として、しかも限定のためでなく、ここでの組成物と方法は、水溶性の洗浄媒質内にある少なくともおよそ1憶分の一の活性MRL族を提供するよう、しかも典型的には約0.005ppmから約25ppm、約0.05ppmから約10pm、更には約0.1ppmから約5ppmのMRLが洗浄溶液中にあるよう調整することができる。
【0074】
本遷移金属漂白触媒における好適な遷移金属としては、例えばマンガン、鉄及びクロムが挙げられる。好適なMRLとしては、5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンが挙げられる。
【0075】
好適な遷移金属MRLは、既知の手順、例えば、PCT国際公開特許第00/32601号及び米国特許第6,225,464 B1号で教示されているような既知の手順によって容易に製造される。
【0076】
溶媒−好適な溶媒としては、水及び他の溶媒(例えば、親油性流体)が挙げられる。好適な親油性流体の例としては、シロキサン類、その他のシリコーン類、炭化水素類、グリコールエーテル類、例えばグリセリンエーテル類などのグリセリン誘導体類、ペルフルオロ化アミン類、ペルフルオロ化及びハイドロフルオロエーテル溶媒類、低揮発性の非フッ素化有機溶媒類、ジオール溶媒類、環境に優しいその他の溶媒類、並びにこれらの混合物が挙げられる。
【0077】
組成物を生成する方法
本発明の組成物は、好適な任意の形態に処方されることができ、配合者により選択される任意のプロセスにより調製されることができるが、その非限定例は、本出願人による実施例、並びに米国特許第4,990,280号、米国特許出願第2003/0087791 A1号、米国特許出願第2003/0087790 A1号、米国特許出願第2005/0003983 A1号、米国特許出願第2004/0048764 A1号、米国特許第4,762,636号、米国特許第6,291,412 B1号、米国特許出願第2005/0227891 A1号、欧州特許第1070115 A2号、米国特許第5,879,584号、米国特許第5,691,297号、米国特許第5,574,005号、米国特許第5,569,645号、米国特許第5,565,422号、米国特許第5,516,448号、米国特許第5,489,392号、及び米国特許第5,486,303号に記載されている。
【0078】
使用方法
本発明は、ある場所、とりわけ表面又は布地を洗浄及び/又は処理する方法を含む。それらの方法は、本出願人の洗浄組成物の実施形態を、希釈していない形態で、又は洗浄溶液中で希釈して、表面又は布地の少なくとも一部分に接触させ、その後、所望により、表面又は布地をすすぐ工程を含む。表面又は布地は前述のすすぎ工程の前に洗浄工程を経てもよい。本発明の目的上、洗浄には、擦ること及び機械的攪拌が挙げられるが、これらに限定されない。当業者に理解されるように、本発明の洗浄組成物は理想的には洗濯用途に用いるのに適している。それ故に、本発明は布地を洗濯するための方法を含む。この方法は、洗濯されるべき布地を本出願の洗浄組成物の少なくとも1つの実施形態、洗浄添加剤、又はこれらの混合物を含む洗浄洗濯溶液と接触させる工程を含む。布地は、標準的な消費者の使用条件で洗濯され得る大抵の任意の布地を含んでもよい。溶液のpHは約8〜約10.5であるのが好ましい。組成物は、溶液中で約500ppm〜約15,000ppmの濃度で用いてよい。水温は、典型的には約5℃〜約90℃の範囲である。水対布地の比率は典型的には、約1:1〜約30:1である。
【実施例】
【0079】
別段の指示がない限り、材料はアルドリッチ(Aldrich)(米国53201ウイスコンシン州ミルウォーキー(Milwaukee)私書箱2060)から入手することができる。
【0080】
実施例1:セロビオースデヒドロゲナーゼ酵素の製造
セロビオースデヒドロゲナーゼ酵素は、以下のように製造されることができる。
【0081】
(a)スクレロチウム・ロルフシイからのセロビオースデヒドロゲナーゼ(CDH)
(i)スクレロチウム・ロルフシイからのCDHの製造
スクレロチウム・ロルフシイCBS 191.62を黴培養研究センター(Centraalbureau voor Schimmelcultures)(オランダ、バーン(Baarn))から入手することができる。有機体は、定期的な移送中、グルコース−マルトースサブロー寒天培地(glucose-maltose Sabouraud agar)プレート上で25℃にて維持される。スクレロチウム・ロルフシイの振盪フラスコ培養物を、500mLの媒質の入ったバッフルされた1000mLのエルレンマイヤーフラスコ(Erlenmeyer flask)内で継続的に攪拌(110rpm)しながら30℃にて成長させる。実験培養に使用される媒質は、30gL−1のα−セルロース、20gL−1のペプトン、20gL−1のグルタメート、2.5gL−1のNHNO、1.5gL−1のMgSO4・7HO、0.6mll−1のKCl、及び0.3mll−1の微量元素の溶液(Sachslehner,A.et al.「Production of Hemicellulose Degrading and Cellulose Degrading Enzymes by Various Strains of Sclerotium rolfsii.」Appl.Biochem.Biotech 63〜65(1997):189〜201に記載の方法により)を含有する。pHは、殺菌前にリン酸を使用して5.0に調整される。サブロープレート上で活発に培養している黴コロニーの外側周囲から切断されたいくつかの寒天プラグが、接種材料として使用される。接種されたフラスコは、7日間培養される。実験室規模の培養が、30Lの作業容積を有する40Lの攪拌タンク式バイオリアクター(スイス、ヴェッツィコンのMBR)内で実施される。バイオリアクターには、攪拌、温度、pH、溶存酸素濃度及びフォームの測定及び/又は制御のための器具類が装備されている。培養媒質は、振盪フラスコ培養で使用されるのと同じ媒質であり、121℃にてその場で30分間殺菌される。培養中、温度は25℃に維持され、最初に5.0に調整されたpHは、変動させることができる。攪拌は1rpmで一定であり、曝気は1.0vol.air(液量)−1−1で行われる。前培養物(10%vol.vol−1)は、バイオリアクター内での培養に使用されたのと同じ媒質上で成長した、7日目の振盪フラスコ培養物である。
10日後、CDH活性は、アッセイの項に記載される標準文献の方法を使用して検知されることができる。
(ii)スクレロチウム・ロルフシイからのCDHの精製
遠心分離(15分間、3000×g)によって菌糸体を分離し、ガラス繊維フィルタ(AP20、75mmミリポア、米国ビレリカ)を通して圧力濾過で上澄を濾過し、次いで10kDaのマイクローザ(Microza)ポリスルホン限外濾過モジュール(米国ニューヨーク州ニューヨークのポール(Pall))を使用して濃縮する。アマシャムファルマシアバイオテク(Amersham Pharmacia biotech)AKTA精製機900に取り付けられたGEヘルスケアからのQ−セファローズ(Q-Sepharose)高速カラム、ポンプP−903、モニターpH/Cond−900、モニターUV−900、オートサンプラーFrac−900(アマシャムバイオサイエンシスヨーロッパ社(Amersham Biosciences Europe GmbH)、オーストリア、ウィーン)を使用して、粗抽出物を更に精製し、50mMの酢酸ナトリウム緩衝剤、pH6.25で予め平衡にする。カラムに適用する前に、試料を10mS未満の伝導度に希釈し、炭酸ナトリウムでpHを6.25に調整する。3カラム体積の0〜0.5MのNaClの線状塩勾配でタンパク質を溶出する。CDH活性の留分をプールし、再び濃縮する。次いで、50mMの酢酸ナトリウム緩衝剤、pH6.25で予め平衡にされたDEAEセファローズ高速カラム(5×50cm、アマシャムバイオサイエンシス、スウェーデン、ウプサラ(Uppsala))に試料を適用する。試料緩衝剤、及び8カラム体積の1MのNaClを含む線状増加濃度の緩衝剤でタンパク質を溶出する。CDH活性を有するそれらの留分をプールし、次いで、200mMのNaClを含有する100mMの酢酸ナトリウム緩衝剤、pH4.5で平衡にされた高負荷スーパーデックス(Highload Superdex)S200カラム(26/60cm、アマシャム(Amersham))に適用し、1mL分−1で溶出する。活性留分を再びプールし、次いで、20mMの酢酸ナトリウム緩衝剤、pH4.5で平衡にされた20mLのQ−ソース(Q-Source)カラム(1.6×10cm、アマシャム(Amersham))に適用する。カラムは、緩衝剤の線状減少勾配(20〜1mMの酢酸ナトリウム緩衝剤、pH4.5、20カラム体積)を用いて溶出される。CDH活性の留分を再び濃縮し、更なる実験に使用する(Baminger,U.et al.「Purification and characterization of cellobiose dehydrogenase from the plant pathogen Sclerotium(Athelia)rolfsii.」Applied and Environmental Microbiology 67.4(2001):1766〜74に記載の方法に類似)。
【0082】
(b)ミリオコッカム・サーモフィラムからのCDHの製造及び精製
ミリオコッカム・サーモフィラムCBS 389.69を黴培養研究センター(Centraalbureau voor Schimmelcultures)(オランダ、バーン(Baarn))から入手することができる。有機体は、定期的な移送中、グルコース−マルトースサブロー寒天プレート上で37℃にて維持される。振盪フラスコ培養物を、500mLの培養媒質の入ったバッフルされた1000mLのエルレンマイヤーフラスコ(Erlenmeyer flask)内で継続的に攪拌(110rpm)しながら40℃にて成長させる。媒質は、20gL−1のa−セルロース、5gL−1のペプトン、5gL−1の酵母エキス、1gL−1のMgSO4・7HO及び0.3mlL−1の微量元素の溶液を含有する。pHは、殺菌前にリン酸でpH6.0に調整される。黴コロニーの成長部分から切断されたいくつかの寒天プラグが、接種材料として使用される。接種されたフラスコは、CDHの活性が測定できるまで、最大10日間培養される。
発酵及び精製の両方については、Harreither,W.et al.「Investigation of graphite electrodes modified with cellobiose dehydrogenase from the ascomycete Myriococcum thermophilum.」Electroanalysis 19,2〜3(2007):172〜80に記載されている。
【0083】
(c)ヒューミコラ・インソレンスからのCDHの製造及び精製
この酵素の合成及び精製の詳細は、米国特許第6033981号に見ることができ、これは参照により本明細書に組み込まれる。
【0084】
(d)標準酵素アッセイ
セロビオースデヒドロゲナーゼ酵素の活性は、以下の標準文献のアッセイのうちの1つ以上を使用して測定することができる。
(i)2,6−ジクロロフェノール−インドフェノール(DCIP)アッセイ
これは、30mMのラクトース及び20mMのNaFの20μLの試料を含有する80mMの酢酸ナトリウム緩衝液、pH4.0中で、0.3mMのDCIPの経時的還元を、30℃で520nmにおける吸収を測定することにより、セロビオースデヒドロゲナーゼ活性を測定する。
520nm及びpH4.0でのDCIPの消散係数は、7.310−3−1cm−1である。酵素活性の1つの単位は、選択されたアッセイ条件(pH4.0、30℃)で1μmolのDCIPを1分間に還元する酵素の量として定義される。このアッセイはBaminger,U.et al.「A simple assay for measuring cellobiose dehydrogenase activity in the presence of laccase.」Journal of Microbiological Methods 35.3(2002):253〜59に記載されている)、並びに/又は
(ii)シトクロムcアッセイ
あるいは、CDH活性は、550nm(30℃)にて、30mMのラクトースを含有する50mMのNa−スクシネート緩衝剤、pH3.5中で、20μMシトクロムcの還元を行うことで選択的に測定することができる。消散係数は、19.6mM−1cm−1である。この方法は、Ludwig,R.and D.Haltrich.「Optimisation of cellobiose dehydrogenase production by the fungus Sclerotium(Athelia)rolfsii.」Applied Microbiology And Biotechnology 61.1(2003):32〜39の文献に記載されている。
【0085】
(実施例2〜7)
手洗い用又はトップローディング式洗濯機用に設計されている顆粒状洗濯洗剤組成物。
【表1】

本発明の酵素を指し、重量%は活性酵素タンパク質としてである。
【0086】
(実施例8〜11)
フロントローディング式自動洗濯機用に設計されている顆粒状洗濯洗剤組成物。
【表2】

本発明の酵素を指し、重量%は活性酵素タンパク質としてである。
【0087】
上記の組成物のいずれかを用いて、水中濃度10,000ppm、20〜90℃、水:布の比率5:1で布地を洗濯する。一般的なpHは約10である。
【0088】
(実施例12〜17)強力液体洗濯洗剤組成物
【表3】

引用数字は100g当たりの酵素量(mg)
**本発明の酵素を指し、重量%は活性酵素タンパク質としてである。
米国特許第4,597,898号に記載のとおり
BASFからの商標名LUTENSIT(登録商標)及びPCT国際公開特許第01/05874号に記載されているものなどで入手可能
【0089】
実施例18−ADW二相パウチ
パウチ製造方法:
表1の組成物を二区画層状PVAの長方形ベースパウチに導入する。クリス−クラフトインダストリアルプロダクツ(Chris-Craft Industrial Products)により供給されるモノゾール(Monosol)M8630フィルムから二区画パウチを製造する。17.2gの粒子状組成物及び4gの液体組成物をパウチの2つの異なる区画に入れる。2kgの負荷の元でのパウチ寸法を以下に示す:長さ3.7cm、幅3.4cm及び高さ1.5cm。それゆえに長手方向/横断方向の縦横比は1.5:3.2又は1:2.47である。このパウチは、2つのエンドレス表面処理(two-endless surface process)を使用して製造され、両方の表面は、連続水平直線運動で移動する。このプロセスにより、パウチの第1ウェブは、第1エンドレス表面上に取り付けられた開放パウチの第1移動ウェブを形成して充填し、開放パウチの第1ウェブを、それと同時に移動する、充填し密封したパウチの第2ウェブで封止することにより、準備される。
【表4】

本発明の酵素を指し、重量%は活性酵素タンパク質としてである。
【0090】
30,000の上述のパウチ及び70℃の1,800Lの蒸留水をドライヤーフォーベルグ(Dryer Forberg)(モデルFT 5000)に入れ、その混合物をスラリーに変換し、次いでそのスラリーを乾燥させ顆粒状にし、続いて850μmの振動篩で分離する。次に、篩を通過しない粉末をハマーミル(Hammer Mill)で挽き、先に分離された留分と再びブレンドする。得られた組成物は、上述の製造方法に従って、多区画パウチの製造に使用される。
【0091】
(実施例19〜22)自動食器洗浄組成物
【表5】

ドイツ、ルートウィヒスハーフェンのBASFによりトリロン(Trilon)(登録商標)Mの商標名で販売。
そのような好適なポリマーの1つは、日本の日本触媒(NipponShokubai)によりアクアリック(Aqualic)TLの商標名で販売されるであろう。
米国テネシー州のアルコケミカル(Alco Chemical)によりアルコスパース(Alcosperse)725の商標名で販売。
本発明の酵素を指し、重量%は活性酵素タンパク質としてである。
【0092】
実施例2〜22の組成物の原料及び注記
平均脂肪族炭素鎖長がC11〜C12である直鎖アルキルベンゼンスルホネートは、ステパン(Stepan)(米国イリノイ州ノースフィールド(Northfield))から供給されている。
【0093】
12〜14ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドは、クラリアント(Clariant GmbH)(ドイツ、シュルツバッハ(Sulzbach))から供給されている。
【0094】
AE3Sは、ステパン(Stepan)(米国イリノイ州ノースフィールド(Northfield))から供給されているC12〜15アルキルエトキシ(3)サルフェートである。
【0095】
AE7は、ハンツマン(Huntsman)(米国ユタ州ソルトレークシティ(Salt Lake City))から供給されている、平均エトキシル化度が7のC12〜15アルコールエトキシレートである。
【0096】
ナトリウムトリポリホスフェートは、ローディア(Rhodia)(フランス、パリ)から供給されている。
【0097】
ゼオライトAは、インダストリアル・ゼオライト(UK)(Industrial Zeolite(UK) Ltd)(英国エセックス州グレイズ)から供給される。
【0098】
1.6Rケイ酸塩は、コマ(Koma)(チェコ共和国ネステミカ(Nestemica))から供給される。
【0099】
炭酸ナトリウムは、ソルベー(Solvay)(米国テキサス州ヒューストン)から供給される。
【0100】
ポリアクリレートMW 4500は、BASF(ドイツ、ルートウィヒスハーフェン(Ludwigshafen))から供給されている。
【0101】
カルボキシメチルセルロースは、CPKelco(オランダ、アルンヘム)から供給されているフィンフィックス(Finnfix)(登録商標)BDAである。
【0102】
サビナーゼ(Savinase)(登録商標)、ナタラーゼ(Natalase)(登録商標)、リペックス(Lipex)(登録商標)、デュラミル(Duramyl)(登録商標)、ターマミル(Termamyl)(登録商標)、マナウェイ(Mannaway)(登録商標)は、ノボザイムス(Novozymes)(デンマーク、バウスヴェア(Bagsvaerd))から供給される。
【0103】
蛍光増白剤1はチノパル(Tinopal)(登録商標)AMS、蛍光増白剤2はチノパル(Tinopal)(登録商標)CBS−X、スルホン化亜鉛フタロシアニン及びダイレクトバイオレット9はペルガゾール(Pergasol)(登録商標)バイオレットBN−Zであり、これらは全てチバスペシャルティケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)(スイス、バーゼル)から供給される。
【0104】
ジエチレントリアミン5酢酸は、ダウケミカル(Dow Chemical)(米国ミシガン州ミッドランド)から供給される。
【0105】
ナトリウムペルカーボネートは、ソルベイ(Solvay)(米国テキサス州ヒューストン(Houston))から供給されている。
【0106】
過ホウ酸ナトリウムは、デグッサ(Degussa)(ドイツ、ハーナウ)から供給される。
【0107】
NOBSは、イーストマン(Eastman)(米国アーカンソー州ベーツビル(Batesville))から供給されているナトリウムノナノイルオキシベンゼンスルホネートである。
【0108】
TAEDは、クラリアント社(Clariant GmbH)(ドイツ、シュルツバッハ(Sulzbach))からパーアクティブ(Peractive)(登録商標)のブランド名で供給されているテトラアセチルエチレンジアミンである。
【0109】
S−ACMCは、メガザイム(Megazyme)(アイルランド、ウィックロー)からアゾ−CM−セルロース(AZO-CM-CELLULOSE)という製品名(製品コードS−ACMC)で販売されている、C.I.リアクティブブルー19で共役されているカルボキシメチルセルロースである。
【0110】
汚れ放出剤は、ローディア(Rhodia)(フランス、パリ)から供給されるリペロテックス(Repel-o-tex)(登録商標)PFである。
【0111】
アクリル酸/マレイン酸コポリマーは、分子量が70,000、アクリレート:マレエートの比率が70:30であり、BASF(ドイツ、ルートウィヒスハーフェン(Ludwigshafen))から供給されている。
【0112】
プロテアーゼは、ジェネンコアインターナショナル(Genencor International)(米国カリフォルニア州パロアルト)から供給されているFN3である。
【0113】
エチレンジアミン−N,N−二コハク酸、(S,S)異性体(EDDS)のNa塩は、オクテル(Octel)(英国エルズミアポート)から供給される。
【0114】
ヒドロキシエタンジホスホネート(HEDP)は、ダウ・ケミカル(Dow Chemical)(米国ミシガン州ミッドランド)から供給される。
【0115】
泡抑制剤疑集体は、ダウコーニング(Dow Corning)(米国ミシガン州ミッドランド)から供給される。
【0116】
HSASは、米国特許第6,020,303号及び同第6,060,443号で開示されているような中鎖分枝状アルキルサルフェートである。
【0117】
12〜14ジメチルアミンオキシドは、プロクター&ギャンブル・ケミカルズ(Procter & Gamble Chemicals)(米国オハイオ州シンシナティ)から供給される。
【0118】
非イオン性物質は、好ましくは平均エトキシル化度が9のC12〜C13エトキシレートであるのが好ましい。
【0119】
プロテアーゼは、ジェネンコアインターナショナル(Genencor International)(米国カリフォルニア州パロアルト)から供給される。
【0120】
リキティント(Liquitint)(登録商標)バイオレットCTは、ミリケン(Milliken)(米国サウスカロライナ州スパルタンバーグ)から供給されている。
【0121】
実施例で使用されるその他の略語
【表6】

【0122】
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、こうした各寸法は、列挙した値と、その値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することを意図したものである。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
【0123】
「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈すべきではない。本書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれた文献における同一の用語のいずれかの意味又は定義と相反する限りにおいては、本書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
【0124】
本発明の特定の諸実施形態を図示し、記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上の補助成分を含む組成物であって、前記1つ以上の補助成分が界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、追加の酵素及び酵素安定剤、触媒物質、漂白剤、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、香料、構造伸縮性付与剤、柔軟仕上げ剤、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、溶媒、顔料、色調剤、光漂白剤、構造化剤、及びこれらの混合物からなる群から選択され、好ましくは、前記1つ以上の補助成分は、酵素を含み、好ましくは、前記酵素は、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、セロビオヒドロラーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、アミラーゼ、又はこれらの混合物からなる群から選択され、より好ましくは、前記酵素は、
a.)リパーゼ、好ましくは配列番号8と90%を超えるアミノ酸配列同一性を有するリパーゼ、
b.)α−アミラーゼ、好ましくは配列番号9と90%を超えるアミノ酸配列同一性を有するα−アミラーゼ、
c.)エンドグルカナーゼ、好ましくは配列番号10と90%を超えるアミノ酸配列同一性を有するエンドグルカナーゼ、
d.)プロテアーゼ、好ましくはメタロプロテアーゼ、中性又はアルカリ性のセリンプロテアーゼ、好ましくはサブチリシン、好ましくはバチルス・レンタス、バチルス・アルカロフィラス、枯草菌、バチルス・アミロリケファシエンス、及びこれらの混合物に由来するサブチリシン、並びに
e.)これらの混合物、並びに
セロビオースデヒドロゲナーゼ酵素からなる群から選択され、前記組成物が、組成物の総重量を基準にして、0重量%のセルラーゼを含み、又は前記組成物は、0.01〜1,000,000、好ましくは0.02〜500,000、より好ましくは0.05〜200,000、若しくは最も好ましくは0.1〜10,000のセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素対セルラーゼの質量比を有し、所望により前記組成物は、
a)セロオリゴ糖、好ましくは、セロビオース、セロトリオース、セロテトラオース、セロペンタオース、セロヘキサオース、セロデキストリン及びこれらの混合物からなる群から選択されるセロオリゴ糖、ラクトース、マルトース、キシロビオース、並びにこれらの混合物、からなる群から選択されるオリゴ糖、
b)非晶質セルロース、
c)セルロース系ポリマー、好ましくはカルボキシメチルセルロース、並びに
d)これらの混合物、からなる群から選択される物質を含む、組成物。
【請求項2】
前記セロビオースデヒドロゲナーゼが、マイセリオフトラ・サーモフィラ、ファネロキーテ・クリソスポリウム、カワラタケ、マイタケ、ネオサルトリア・フィッシェリ、ヒューミコラ・インソレンス、スクレロチウム・ロルフシイ、ミリオコッカム・サーモフィラム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される微生物に由来する野生型セロビオースデヒドロゲナーゼと最少60%のアミノ酸配列同一性を有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記セロビオースデヒドロゲナーゼが、配列番号1、2、3、4、5、6、又は7からなる群から選択される配列番号に対応する配列を有する任意の酵素と最少70%のアミノ酸配列同一性を有し、好ましくは前記セロビオースデヒドロゲナーゼ酵素が、配列番号1、2、又は配列番号3のアミノ酸22〜785からなる群から選択される配列番号に対応する配列と最少85%のアミノ酸配列同一性を有する、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記セロビオースデヒドロゲナーゼ酵素が、炭水化物結合モジュール、好ましくはセルロース結合ドメインを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
前記セロビオースデヒドロゲナーゼが、セロビオースデヒドロゲナーゼドメイン及びセロビオヒドロラーゼドメインを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
前記組成物が、界面活性剤、ポリマー、ビルダー、及びこれらの混合物からなる群から選択される物質を含み、好ましくは前記界面活性剤が、
a.)アニオン性界面活性剤、好ましくは直鎖アルキルベンゼンフルホネート(LAS)、アルコールエトキシサルフェート(AES)、中鎖分枝状アルキルサルフェート(HSAS)及びこれらの混合物からなる群から選択されるアニオン性界面活性剤、
b.)非イオン性界面活性剤、好ましくはアルコールエトキシレートであって、前記アルコールエトキシレートが、好ましくは1〜18個の炭素の鎖長を有する、非イオン性界面活性剤、
c.)アミンオキシド、並びに
d.)これらの混合物、からなる群から選択され、
好ましくは前記ポリマーが、
a.)ポリアクリレート、
b.)マレイン酸/アクリル酸コポリマー、
c.)セルロース由来ポリマー、好ましくはカルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、及びこれらの混合物からなる群から選択されるセルロース由来ポリマー、
d.)ポリエチレンイミンポリマー、
e.)汚れ放出ポリマー、好ましくはスルホイソフタレート、エチレンテレフタレート、オキシエチレンテレフタレート、及びこれらの混合物からなる群から選択される2つ以上のモノマーを含むコポリマー、並びに
f.)これらの混合物、からなる群から選択され、
好ましくは、前記ビルダーが、
a.)クエン酸、
b.)C12〜C18脂肪酸、
c.)アルミノシリケート、一態様では、ゼオライトA、ゼオライトX、ゼオライトY、及びこれらの混合物からなる群から選択されるゼオライト、
d.)トリポリリン酸ナトリウム、並びに
e.)これらの混合物、からなる群から選択され、
好ましくは、前記組成物が、総製品重量を基準として、15重量%未満、好ましくは10重量%未満、より好ましくは8重量%未満、又は最も好ましくは0.01重量%〜7重量%の前記ビルダーを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
光漂白剤、布帛色調剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される物質を含み、好ましくは、
a.)キサンテン染料及びこれらの混合物、
b.)スルホン化亜鉛フタロシアニン、スルホン化アルミニウムフタロシアニン、エオシンY、ホキシンB、ローズベンガル、C.I.食用赤色14、及びこれらの混合物、
c.)水溶性フタロシアニン、並びに
d.)これらの混合物、からなる群から選択される前記光漂白剤、
並びに好ましくは、
a.)染料、好ましくは小分子染料、高分子染料、及びこれらの混合物からなる群から選択される、前記染料、
b.)少なくとも1つのカチオン性/塩基性染料及びスメクタイト粘土を含む、染料−粘土共役体、並びに
c.)これらの混合物、からなる群から選択される、前記布帛色調剤、
並びにこれらの混合物、からなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
a)過酸化水素源、
b)漂白活性化剤、好ましくはテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)及び/又はノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)、
c)予備形成された過酸、
d)ジアシルペルオキシド、
e)テトラアシルペルオキシド、及び
f)これらの混合物、
のうちの1つ以上から選択される漂白剤、
並びに/若しくはペルオキシ酸から酸素原子を受け取り前記酸素原子を酸化可能基質に移動させることができる漂白触媒を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
カプセル化酵素及び/又は酵素小球を含み、好ましくは前記カプセル化酵素及び/又は酵素小球がセロビオースデヒドロゲナーゼ酵素を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
表面又は布地の処理及び/又は洗浄方法であって、所望により前記表面又は布地を洗う及び/又はすすぎ洗いする工程、前記表面又は布地を請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物と接触させる工程、次いで、所望により前記表面又は布地を洗う及び/又はすすぎ洗いする工程を含む、方法。

【公表番号】特表2011−509330(P2011−509330A)
【公表日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−541872(P2010−541872)
【出願日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際出願番号】PCT/IB2009/050071
【国際公開番号】WO2009/090576
【国際公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【出願人】(501321198)プロクター アンド ギャンブル インターナショナル オペレーションズ エス エー (4)
【Fターム(参考)】