説明

流体制御弁

【課題】本発明は、単純な構造によって弁開閉時の弁体と弁座又は規制部材との衝突の衝撃を緩和することができる流体制御弁を提供する。
【解決手段】流体通路(10)の途中に設けられた弁座(12)と、弁座(12)に対してほぼ垂直方向に移動する弁体(8)と、弁体(8)の弁座(12)から離れる方向の移動を規制する規制部材(6)とを具備する流体制御弁において、弁体(8)が、弁座(12)に接触する側の弁体先端面(8a)に形成された先端面凹部(8c)と、規制部材(6)に接触する側の弁体基端面(8b)に形成された基端面凹部(8d)とを有し、弁体先端面(8a)が弁座(12)に接触するとき先端面凹部(8c)が弁座(12)により閉じられ、弁体基端面(8b)が規制部材(6)に接触するとき基端面凹部(8d,80d)が規制部材(6)により閉じられることを特徴とする流体制御弁。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体通路を開閉する流体制御弁に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術として、例えば特許文献1に記載されたような電磁式流体制御弁である電磁弁がある。この電磁弁は、コイルに通電して電磁力を発生させて固定鉄心を磁化し、可動鉄心をスプリングの付勢力に抗して固定鉄心側へ吸引させ、板ばねを介して可動鉄心に支持された弁体を弁座から離座させて流体通路を開く。一方、コイルへの通電が停止されると電磁力が消滅し、固定鉄心と可動鉄心間の吸引力がなくなり、可動鉄心はスプリングの付勢力により固定鉄心から離れる。すると可動鉄心に支持された弁体が弁座に着座して流体通路が閉塞される。
【0003】
この電磁弁の使用例として、図6に示す蒸発燃料処理システム100がある。これは燃料タンク101内の蒸発燃料を配管102を通してキャニスタ103内に吸着・捕集させ、さらにエンジン吸気管104に蒸発燃料を導入するものである。吸気管内圧力はエンジン運転中は常に負圧になっているので吸気管104とキャニスタ103をパージ配管105でつなぐとキャニスタ103内に吸着されている蒸発燃料が吸気管104内へ吸入される。つまり、蒸発燃料は、キャニスタ103から吸気管104へと流れている。このシステムにおいて、電磁弁106は吸気管104とキャニスタ103の間に設置され、電磁弁106の通電をデューティー制御することにより、吸気管104に吸入される蒸発燃料の流量を制御している。
【0004】
このデューティー制御が行われると、電磁弁の弁体が、弁座と弁座の反対側の規制部材とに衝突を頻繁に繰り返すことから、弁体の弁座又は規制部材への衝突音を小さくすることが求められていた。また弁体は薄い板ばねによって支持されているが、この板ばねに作用する衝撃力を減じて弁体支持部の信頼度を高めることも求められていた。特に、弁体はゴムで作られることが多いので、雰囲気温度が低温のときゴムが低温硬化して前記問題が顕著になっていた。さらに、閉弁時の流量急変に伴う圧力急変が起こって、配管内を流れる流体の脈動が引き起こされ、この脈動が上流に接続されているキャニスタに伝播して共鳴して不快な音を発生させることも問題となっていた。
【0005】
前述の問題を解消又は緩和するために、特許文献1の電磁弁では、弁座の上流側に逆止弁を備えた空間Cを設け、弁体が弁座に着座するとき前記逆止弁が閉じられて空間Cを密閉することにより弁体の着座速度を低下させて着座時の衝撃を緩和していた。しかしながら、前記逆止弁を配置することにより構造が複雑になると共に部品点数が増加しコストが上昇するという問題があった。また前記逆止弁の弁体は低温においても硬化しないゴムを材料としなければならないことも、コストの上昇を招く要因となっていた。さらに、特許文献1の電磁弁では、開弁時に弁体が規制部材に衝突するときの衝突音は低減されなかった。
【0006】
【特許文献1】特開2001−324045号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述の課題に鑑み、本発明は、単純な構造によって弁開閉時の弁体と弁座又は規制部材との衝突の衝撃を緩和することができる流体制御弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
【0009】
請求項1に記載の発明では、流体通路(10)と、該流体通路(10)の途中に設けられた弁座(12)と、該弁座(12)に対してほぼ垂直方向に移動するとともに、弁座(12)に当接することにより流体通路(10)を閉塞し、弁座(12)から離れることにより流体通路(10)を開く弁体(8)と、弁体(8)の弁座(12)から離れる方向の移動を規制する規制部材(6)とを具備する流体制御弁において、弁体(8)は、弁座(12)あるいは規制部材(6)と当接する面に、当接することによって閉じ込められる密閉空間(8c,8d,80d)を有することを特徴としている。
【0010】
この発明では、密閉空間の圧力を高めることで、弁体の開閉に伴う当接部の衝撃を緩和し、弁体の衝突音が低減すると共に、弁体の保持部材である板ばねへの衝撃も緩和される。
【0011】
請求項2に記載の発明では、密閉空間は、弁体(8)が弁座(12)に接触する側の弁体先端面(8a)に形成された先端面凹部(8c)であり、弁体先端面(8a)が弁座(12)に接触するとき先端面凹部(8c)が弁座(12)により閉じられることを特徴としている。これにより、閉弁時の流路上流側の圧力の急上昇も緩和されて、脈動の発生が抑制される。
【0012】
請求項3に記載の発明では、弁体(8)を弁座(12)側へ付勢する付勢手段(18)を具備することを特徴としている。
【0013】
常時閉弁タイプの流体制御弁において、特にデューティー制御で使用する場合、on、offの繰り返しにより流量を制御するので、流量が多くても少なくても、必ず弁体は弁座に衝突するので、少なくとも全閉側に密閉空間を備えることが効果的である。
【0014】
請求項4に記載の発明では、密閉空間は、弁体(8)が規制部材(6)に接触する側の弁体基端面(8b)に形成された基端面凹部(8d,80d)であり、弁体基端面(8b)が規制部材(6)に接触するとき基端面凹部(8d,80d)が規制部材(6)により閉じられることを特徴としている。
【0015】
このように、さらに規制部材側に密閉空間を追加すると、流量が多い場合においても、衝撃が緩和され、全流量域において、弁体の衝突音が低減すると共に、弁体の保持部材である板ばねへの衝撃も緩和される。
【0016】
請求項5に記載の発明では、弁体(8)の基端面凹部(80d)が、基端面凹部(80d)の入口部(81d)より幅の広い内部(82d)を有することを特徴としている。これにより、弁体と規制部材との衝突速度がさらに低下される。
【0017】
請求項6に記載の発明では、弁体(8)が弾性体で形成されることを特徴としている。弁体が弾性体であるので、弁体は当接すると弾性変形をして密閉空間を押しつぶし、衝撃緩和効果がより高められる。
【0018】
請求項7に記載の発明では、弁体(8)は、弁座(12)あるいは規制部材(6)と当接する当接部に、当接することで当接方向へ弁体(8)が変位する突起部(8e,8f,8g)を有することを特徴としている。このように、さらに、弁体の当接部に当接することで当接方向へ変形する突起部を設けることで、密閉空間をより押しつぶすことができ、衝撃緩和効果が高まる。また、弁座側に突起部を設けることにより、全閉漏れ低減効果も高められる。
【0019】
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1は本発明の第1の実施例による電磁式流体制御弁の閉弁時における全体断面図、図2は閉弁時における要部拡大断面図である。この電磁式流体制御弁1は、流体通路10を有するカバー2、このカバー2に組み合わされるボビン3、このボビン3に巻装されたコイル4、コイル4の発生する磁力によって磁化される固定鉄心5、コイル4が通電された時に固定鉄心5側へ吸引される可動鉄心7、この可動鉄心7と一体に変位して流体通路10を開閉する弁体8、可動鉄心7と弁体8を変位可能に支持する板ばね9等から構成されている。
【0021】
カバー2には、流体通路10を構成する流入通路10aと流出通路10b、及び弁体8が着座する弁座12が設けられている。この弁座12は、流入通路10aの下流端から弁体8側へ円筒状に突出して設けられ、弁体8が弁座12に着座することで流入通路10aが閉塞されて流入通路10aと流出通路10bとの間が遮断され、弁体8が弁座12から離れることで、流入通路10aが開口して流入通路10aと流出通路10bとが連通される。なお、流入通路10aと流出通路10bとが逆の例もある。
【0022】
ボビン3には、樹脂モールド成形時にマグネチックプレート13がインサート成形されている。コイル4は、ボビン3の外周に巻装された後、端末がターミナル14に結線されて、このターミナル14を通じて外部より通電されることで磁力を発生する。ターミナル14は、コイル4の外周を覆うハウジング部15と一体に樹脂モールド成形されたコネクタ16にインサート成形されている。また、ボビン3とカバー2との係合部には、板ばね9がガスケット19を介して挟持されている。さらに、ボビン3には可動鉄心7が固定鉄心5と対向して遊嵌保持されている。
【0023】
固定鉄心5は、ボビン3の内周に挿通されて、ボビン3の端面(図1の左端面)より突出する一方の端部をヨーク17の端面にカシメ、圧入、溶接等によりヨーク17に固定されている。固定鉄心5の他方の端部には、規制部材6が挿入され、スプリング18の付勢力により固定鉄心5側に付勢されている。ヨーク17は、ハウジング部15の外周を覆ってボビン3から突出したマグネチックプレート13に組付けられた後、ボビン3に組合わされるカバー2に先端部をカシメて固定されている。
【0024】
可動鉄心7は、ボビン3に固定鉄心5と対向して遊嵌されており、略円筒形状に形成されている。この可動鉄心7は、一方の端部に径方向の内側へ折れ曲がった壁部7aが設けられて、他方の端部に径方向の外側へ拡大するフランジ部7bが設けられ、このフランジ部7bがボビン3の外側で板ばね9に溶接により固着されている。
【0025】
板ばね9は、図3に示すように、可動鉄心7および弁体8を支持する略円形状の支持面90、この支持面90の外周に設けられた複数(例えば3箇所)の支持腕91、および各支持腕91の端部を連結する環状部92から成り、この環状部92に固定されたゴム製のガスケット19がボビン3とカバー2の端面との間に挟持され(図2参照)ている。また、このガスケット19により流出通路と流体制御弁外部との気密が確保維持されている。この板ばね9は、可動鉄心7の変位に伴って図2の左右両側へ撓むことができる。
【0026】
弁体8は、ゴム状弾性体から成り、図2に示すように、板ばね9に対して可動鉄心7のフランジ部7bより内周側で規制部材6と対向する位置に固定されて、規制部材6のフランジ部6aと板ばね9との間に配されたスプリング18により弁座12側へ付勢されている。弁体8は、弁体先端面8aと弁体基端面8bとを有しており、コイル4の通電により可動鉄心7が固定鉄心5側へ吸引されると、スプリング18の付勢力に抗して板ばね9が撓み、弁体基端面8bが規制部材6に当接し、コイル4の非通電時はスプリング18の付勢力により弁体先端面8aが弁座12に当接する。
【0027】
また、弁体先端面8aには、環状の溝である先端面凹部8cが形成されており、前記先端面凹部8cの開口は、弁体先端面8aが弁座12に着座したとき弁座12によって閉じられる幅を有している。
【0028】
さらに、弁体基端面8b側にも凹部である基端面凹部8dが設けられており、前記基端面凹部8dは、ほぼ円筒状の凹部であり、その開口の大きさは、弁体基端面8bが規制部材6に接触したとき規制部材6によって閉じられる大きさになっている。
【0029】
次に、本発明の実施例による電磁式流体制御弁1の作動について説明する。なお、電磁式流体制御弁1が、蒸発燃料処理システムに配設された場合は、流入通路10aはキャニスタ(非図示)に、また流出通路10bはエンジンの吸気管(非図示)に接続される。
【0030】
コイル4の非通電時は、図2に示すように、スプリング18の付勢力により弁体8が弁座12に着座しているため、流入通路10aと流出通路10bとの間が遮断されて、流体通路10には流体の流れが発生していない。
【0031】
次に、コイル4が通電されてコイル4の発生する磁力により固定鉄心5が磁化されると、可動鉄心7がスプリング18の付勢力に抗して固定鉄心5側へ吸引される。可動鉄心7の移動に伴って板ばね9が撓むので、板ばね9に固定された弁体8が弁座12から離れて流入通路10aを開口し、弁体8はその弁体基端面8bが規制部材6に当接する位置までリフトする。この結果、流入通路10aと流出通路10bとが連通する。
【0032】
次に、コイル4への通電が停止されると、コイル4の磁力が消失して可動鉄心7を吸引する力が無くなるため、それまで固定鉄心5側へ吸引されていた可動鉄心7がスプリング18の付勢力により押し戻される。この可動鉄心7の移動に伴って弁体8が弁座12側へ移動して弁体先端面8aが弁座12に接触することで流体通路10を閉じる。
【0033】
閉弁時に、弁体先端面8aが弁座12に向かって移動してそれに接触するとき、先端面凹部8cが形成する空間の圧力は弁座12に接近すると高まることから、弁体8の弁座12への衝突速度が低下すると共に、弁体8が着座後にわずかに移動するとき前記空間内の気体が圧縮される。その結果、弁体8と弁座12の衝突の衝撃が緩和され、弁体の衝突音を低減することができると共に板ばね9への衝撃も緩和され、さらに、閉弁時の流路上流側の圧力の急上昇も緩和されて脈動の発生が抑制される。
【0034】
一方開弁時に、弁体基端面8bが規制部材6に向かって移動してそれに当接するとき、基端面凹部8dが形成する空間の圧力は規制部材6に接近すると高まることから、弁体8の規制部材6への衝突速度が低下すると共に、弁体8が規制部材6に当接後にわずかに移動するとき前記空間内の気体が圧縮される。その結果、弁体8と規制部材6の衝突の衝撃が緩和され、弁体の衝突音を低減することができると共に板ばね9への衝撃も緩和される。
【0035】
図4に、第2の実施例の電磁式流体制御弁の弁体8を示す。本実施例の弁体8の基端面凹部80dは、弁体基端表面8bに開口している円筒状の入口部81dと、該入口部に連なる円錐台状の内部82dとから構成され、図4に示されるように、内部82dは入口部81dより広い幅を有している。また第1の実施例の基端面凹部8dより深く形成されてもいるので、第1の実施例の基端表面凹部8dに比較して大きな容積を有している。このため、弁体8と規制部材6との衝突の衝撃を更に低下させることができる。
【0036】
次に、第3の実施例の電磁式流体制御弁の弁体8を図5に示す。なお、図5は、弁体8が弁座12及び規制部材6のどちらにも当接していない移動している間の状態を示している。この実施例の弁体8は、第1の実施例の弁体8と同様に先端面凹部8c及び基端面凹部8dを有しているが、さらに、環状の先端面凹部8cの開口の外周縁を取囲むように弁体先端面8aから突出した突起部8e及び前記開口の内周縁に隣接して弁体先端面8aから突出した突起部8f、並びに基端面凹部8dの開口の外周縁を取囲むように弁体基端面8bから突出した突起部8gを有している。突起部8e、8f、及び8gは、本実施例では三角形の断面形状を有している。
【0037】
この実施例では、弁体8が移動して弁座12あるいは規制部材6と当接するとき、突起部8e、8f、及び8gが弁座12あるいは規制部材6と当接することにより弁体8が圧縮変形させられる。また弁体8と弁座12あるいは規制部材6との接触面積は突起部があるために最初は小さく徐々に増大するので衝撃緩和効果が高められる。さらに、弁座側の突起部8e及び8fは閉弁時の漏れの低減に効果を有する。
【0038】
前述の実施例では、弁体は、先端表面凹部と基端表面凹部の両方を有していたが、弁体が先端表面凹部と基端表面凹部のいずれか一方のみを有することも本発明において可能である。
【0039】
さらに、本発明による流体制御弁は、前述の実施例では常閉型であったが常開型であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の第1の実施例による流体制御弁の閉弁時の全体構造を示した縦断面図である。
【図2】図1の要部の拡大縦断面図である。
【図3】板ばねの平面図である。
【図4】第2の実施例による流体制御弁の弁体付近の拡大断面図である。
【図5】第3の実施例による流体制御弁の弁体付近の拡大断面図である。
【図6】蒸発燃料処理システムの概略構成を示した概略図である。
【符号の説明】
【0041】
6 規制部材
7 可動鉄心
8 弁体
8a 弁体先端表面
8b 弁体基端表面
8c 先端表面凹部
8d 基端表面凹部
9 板ばね
10 流体通路
12 弁座

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体通路(10)と、該流体通路(10)の途中に設けられた弁座(12)と、該弁座(12)に対してほぼ垂直方向に移動するとともに、前記弁座(12)に当接することにより前記流体通路(10)を閉塞し、前記弁座(12)から離れることにより前記流体通路(10)を開く弁体(8)と、前記弁体(8)の弁座(12)から離れる方向の移動を規制する規制部材(6)とを具備する流体制御弁において、
前記弁体(8)は、前記弁座(12)あるいは前記規制部材(6)と当接する面に、当接することによって閉じ込められる密閉空間(8c,8d,80d)を有することを特徴とする流体制御弁。
【請求項2】
前記密閉空間は、前記弁体(8)が前記弁座(12)に接触する側の弁体先端面(8a)に形成された先端面凹部(8c)であり、前記弁体先端面(8a)が前記弁座(12)に接触するとき前記先端面凹部(8c)が前記弁座(12)により閉じられることを特徴とする請求項1に記載の流体制御弁。
【請求項3】
前記弁体(8)を前記弁座(12)側へ付勢する付勢手段(18)を具備することを特徴とする請求項2に記載の流体制御弁。
【請求項4】
前記密閉空間は、前記弁体(8)が前記規制部材(6)に接触する側の弁体基端面(8b)に形成された基端面凹部(8d,80d)であり、前記弁体基端面(8b)が前記規制部材(6)に接触するとき前記基端面凹部(8d,80d)が前記規制部材(6)により閉じられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の流体制御弁。
【請求項5】
前記弁体(8)の前記基端面凹部(80d)が、前記基端面凹部(80d)の入口部(81d)より幅の広い内部(82d)を有することを特徴とする請求項4に記載の流体制御弁。
【請求項6】
前記弁体(8)が弾性体で形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の流体制御弁。
【請求項7】
前記弁体(8)は、前記弁座(12)あるいは前記規制部材(6)と当接する当接部に、当接することで当接方向へ前記弁体(8)が変位する突起部(8e,8f,8g)を有することを特徴とする請求項6に記載の流体制御弁。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−315481(P2007−315481A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−145374(P2006−145374)
【出願日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】