説明

海底ボーリングマシン

【課題】海底地盤の掘削を行うボーリングマシンを小型化する。
【解決手段】海底に鎮座されるフレーム体3に支持されたマスト20と、マスト上部の給進装置32に連結され、マストに沿って上下動するドリルヘッド30と、ロッド41の切り離し時にロッドを把持するロッドクランプ25と、ドリルヘッドとの間でロッドの受け渡しを行うため、複数のロッドをドリルヘッドとの近接位置で保持する回転可能なロッドコンテナ40とを備える。ロッドコンテナは、個々のロッドを把持する複数のグリッパ51を有し、グリッパが回転軸45の周囲に所定間隔で配置されると共に、グリッパを作動させるアクチュエータ54が各グリッパに設けられている。ドリルヘッドはロッドの継ぎ足し時及び回収時にロッドコンテナの上方で往復旋回するように制御され、ドリルヘッドとロッドとの接続が終了した後及びロッドが戻されたときにグリッパを開き作動するように制御される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、海底地盤の地質調査等のため、海底に鎮座した状態で掘削を行う海底ボーリングマシンに関する。
【背景技術】
【0002】
海底地盤の地質を行う場合には、ボーリングマシンを下ろして海底に鎮座させた後、船上からボーリングマシンを遠隔操作して地盤の掘削を行っている。このような海底地盤の掘削においては、地上での掘削と同様に、ロッドを継ぎ足して目的の深度までロッドを到達させる必要がある。このため、複数のロッドを保持するロッドコンテナが海底ボーリングマシンに組み込まれるが、地上の掘削と異なり、海底では掘削の作動スペースを広く取ることが難しいため、ロッドコンテナはロッドが掘削線と平行となるように、すなわち縦置きとなるようにロッドを保持し、この縦状態のロッドをドリルヘッドに移動させてロッドの継ぎ足しを行っている。
【0003】
従来の海底ボーリングマシンでは、ドリルヘッドとロッドコンテナとの間を往復移動する搬送部材にピックアップアームを取り付けてロッドの取り出し及び搬送を行っている。ピックアップアームは、縦置き状となっているロッドを把持してロッドコンテナから取り出すものであり、搬送部材はピックアップアームがロッドを保持している状態でドリルヘッドの方向に移動してロッドをドリルヘッドに供給する。このような作動を行うため、搬送部材はドリルヘッドとは独立して駆動するアクチュエータを備えるものである。そして、ドリルヘッドに保持されたロッドは、先行しているロッドと連結されることによりロッドの継ぎ足しが行われ、これを繰り返すことにより、目的の深度までロッドを到達させている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の海底ボーリングマシンでは、搬送部材がピックアップアーム及びアクチュエータを備えるため、搬送部材の構造が複雑で大型化しているばかりでなく、ロッドの取り出し作動も複雑で制御が難しい問題を有している。また、このため、ボーリングマシンが大型化するばかりでなく、船上からの遠隔操作が複雑となる問題を有している。さらに、このことは目的の深度が深くなるほど、用いるロッドの数が増えるため、さらに深刻な問題となるものである。
【0005】
本発明は、このような問題点を考慮してなされたものであり、ドリルヘッドと独立した駆動する搬送部材を不要とした簡単な構造とすることにより、目的深度が深くても小型化できると共に、掘削作業を簡素化することが可能な海底ボーリングマシンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の海底ボーリングマシンは、海底に鎮座されるフレーム体に上下方向に延びるように支持されたマストと、ロッドを連結してロッドを回転させるスピンドルを有しており、マスト上部に取り付けられた給進装置に連結され、給進装置の駆動によってマストに沿って上下動するドリルヘッドと、マスト下部に取り付けられ、ロッドの切り離し時にロッドを把持するロッドクランプと、ドリルヘッドとの間でロッドの受け渡しを行うため、複数のロッドをドリルヘッドとの近接位置で保持する回転可能なロッドコンテナとを備え、前記ロッドコンテナは、ドリルヘッドによる掘削線と略平行となるように個々のロッドを把持する複数のグリッパを有し、このグリッパが回転軸の周囲に所定間隔で配置されると共に、グリッパを開き作動させるアクチュエータが各グリッパに設けられており、前記ドリルヘッドはロッドの継ぎ足し時及び回収時にロッドコンテナの上方で同コンテナの方向に往復旋回するように制御され、前記アクチュエータはドリルヘッドとロッドとの接続が終了した後及びドリルヘッドからロッドが戻されたときに前記グリッパを開き作動させるように制御されることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の海底ボーリングマシンであって、前記ロッドコンテナは、回転軸の周囲で所定間隔でロッドを把持する第1の複数のグリッパと、回転軸の周囲における第1の複数のグリッパと異なった位置でロッドを把持する第2の複数のグリッパとを少なくとも備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の海底ボーリングマシンであって、ロッドの継ぎ足し時において、前記ドリルヘッドは、ロッドコンテナの方向に旋回した後、スピンドルとロッドとの芯合わせがなされ、その後、スピンドルとロッドとの接続を行うように制御されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ロッドコンテナに対してドリルヘッドが旋回することによりロッドコンテントの間でロッドの受け渡しを行うため、ロッドを搬送する搬送部材が不要となり、搬送部材を駆動するための駆動系も不要となる。このため、構造を簡単とすることができると共に、小型化することができる。しかも、ロッドの受け渡しを簡単に行うことができるため、掘削作業を簡素化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を図示する実施の形態により具体的に説明する。図1は本発明の一実施の形態における海底ボーリングマシン1の全体正面図、図2は平面図、図3はベースの平面図、図4はドリルヘッド及びロッドコンテナの配置関係を示す正面図、図5は図4の平面図、図6は掘削を示す工程図である。
【0011】
図1及び図2に示すように、海底ボーリングマシン1はベース2上に立体状となって組み付けられたフレーム体3を備え、このフレーム体3に掘削及びロッドの継ぎ足しや回収を行う各種機構が配置されている。
【0012】
海底ボーリングマシン1(ボーリングマシン1)は、母船から海底に吊り降ろされて海底上に鎮座した状態で海底地盤の掘削を行うものであり、フレーム体3の周囲における3箇所にはアウトリガーからなる伸縮自在の脚体4が配置されている。脚体4を伸縮させることによりボーリングマシン1の水平度や垂直度を調整することができる。
【0013】
フレーム体3には、図1に示すように、水中照明器7、水中カメラ8やスラスタ9、その他の掘削に必要な部材が配置されている。図2及び図3において、10は電源容器、11は電気機器容器、13は変圧器、14はバルブマニホールドであり、いずれも耐圧性の密閉箱体内に封入された状態となってベース2上に設置されている。さらに、図3に示すように、ベース2には絶縁油が封入された圧力バランス装置15及び作動油が封入された圧力ばね装置16が取り付けられている。
【0014】
このようなボーリングマシン1は、ケーブルを介して母船から電力が供給されて掘削作動する。掘削作動はシーケンスプログラムに基づいた自動掘削により行うことができる。この場合、ボーリングマシン1と母船との間を光ファイバケーブルによって接続することにより相互の通信を可能としても良い。この通信により、海底での掘削作業を水中カメラ8でモニタリングすることができ、母船からの遠隔操作も可能となる。
【0015】
ボーリングマシン1は、マスト20、ドリルヘッド30及びロッドコンテナ40を備えている。マスト20は、フレーム体3に支持されることによりフレーム体3内で上下方向に延びている。これにより、マスト20は掘削時のガイドを行うようになっている。
【0016】
ドリルヘッド30は、マスト20に沿って上下動するものであり、図4に示すように、マスト20に設けたレール21を往復走行する移動台31に取り付けられている。移動台31は、マスト20の上部に取り付けられた給進装置32に連結されており、給進装置32の駆動によりレール21に沿って往復走行する。これにより、ドリルヘッド30がマスト20に沿って上下動する。
【0017】
この実施の形態において、図5に示すように、ドリルヘッド30はヒンジプレート33を介して移動台31に取り付けられている。ヒンジプレート33は図示を省略した回転アクチュエータに連結されており、回転アクチュエータの駆動によってロッドコンテナ40の方向に往復旋回する。これにより、ドリルヘッド30の全体がロッドコンテナ40の方向に対して往復旋回するようになっている。さらに、ドリルヘッド30には、回転駆動するスピンドル35が下端部に設けられており、スピンドル35にロッド41を連結した状態で、スピンドル35が回転しながらドリルヘッド30が下方向に移動することにより、ロッド41による海底地盤の掘削が行われる。図4において、Kはドリルヘッド30による掘削線である。
【0018】
ロッドコンテナ40は、図4及び図5に示すように、複数のロッド41を保持した状態でドリルヘッド30との近接位置に配置されている。ロッドコンテナ40は、上下方向に延びる複数のポスト42と、複数のポスト42の上下端部を連結する上下の連結プレート43,44とからなる固定側部材を有し、この固定側部材がフレーム体3に固定的に支持されている。
【0019】
上下の連結プレート43,44の略中心部分には、上下方向に延びる回転軸45の上下端部が回転可能に支持されている。回転軸45の上端部には、上側連結プレート43から上方に抜き出たロータリージョイント45aが取り付けられていると共に、回転軸45の下端部には、オイルモータ46が連結されており、オイルモータ46の駆動により回転軸45が正逆方向に回転するようになっている。ロータリージョイント45aは、ロッドコンテナ40が回転しても回転軸45内に圧油を供給することが可能な機構を備えている。なお、下側連結プレート44における回転軸45の下端部に対応した部位には位置検出器47が取り付けられている。
【0020】
回転軸45には、グリッパブロック50が長さ方向の上下2箇所に固定されており、それぞれが回転軸45と一体となって回転するようになっている。なお、図4では、上段のグリッパブロック50のみを示し、下段のグリッパブロックは省略してある。各グリッパブロック50には、回転軸45を中心とした円周上にグリッパ51が等間隔に取り付けられている。各グリッパ51は、開閉作動可能な左右一対のチャック52と、チャック52を閉じるように付勢するリターンスプリング53と、リターンスプリング53の付勢力に抗してチャック52を開き作動させるシリンダー等のアクチュエータ54とを組み付けることにより構成されており、左右一対のチャック52によってロッド41を把持するようになっている。このように、回転軸45の長さ方向に沿ってグリッパブロック50を配置し、グリッパブロック50の各グリッパ51によってロッド41を把持することにより、ロッド41はドリルヘッド30の掘削線Kと略平行となった状態で保持される。アクチュエータ54は回転軸45を通じて圧油が供給されることによりチャック52を開き作動させることが可能となっている。
【0021】
この実施の形態において、上下2箇所のグリッパブロック50には、円周上で異なった位置となるようにグリッパ51がそれぞれ取り付けられている。すなわち、上段のグリッパブロック50における複数のグリッパ51を第1のグリッパとし、下段のグリッパブロックにおける複数のグリッパ51(図4では図示省略)を第2のグリッパとした場合、第1のグリッパに対し、第2のグリッパは回転軸45の円周上の異なった位置でロッド41を把持するものである。これにより、図5に示すように、第1のグリッパ及び第2のグリッパにより把持されるロッド41が回転軸45の円周上で交互に位置することとなる。このような構造では、回転軸45の円周上で多数のロッド41を把持することができるため、小スペース内におけるロッド41の数を多くすることが可能となる。これにより、継ぎ足すべきロッド41が多くなるため、深い深度まで掘削を行うことが可能となる。
【0022】
上述した上下の連結プレート43,44の内、少なくとも上側連結プレート43におけるドリルヘッド30との対向部分には、切欠部43aが形成されており、この切欠部43aを通じてドリルヘッド30がグリッパ51側に侵入することが可能となっている。
【0023】
上述したマスト20の下端部には、ロッドクランプ25及びロッドブレーカ26が対向するように取り付けられている。ロッドクランプ25は、ロッドを相互に切り離す際にロッドを把持するものである。
【0024】
次に、この実施の形態による掘削を説明する。海底地盤の地質調査を行う場合には、先端に掘削ヘッドを有して地盤を掘削する掘削ロッドと、掘削ロッドに継ぎ足されるドリルロッドに加えて、地盤を採取するコアチューブが用いられる。これらの掘削ロッド、ドリルロッド及びコアチューブは、この実施の形態におけるロッドを構成するものであり、ロッドコンテナ40における適宜の設定位置に配置された状態で保持される。設定位置へのロッドの配置は、コンピュータの記憶装置に格納されており、コンピュータ内のシーケンスプログラムにより必要なロッドがドリルヘッド30に取り出されるように制御されている。図4において、41aは掘削ロッド、図6において、41bはドリルロッド、41cはコアチューブである。
【0025】
図6は、地質調査のために海底地盤からコアを採取する場合の掘削手順を示す。海底地盤は、調査対象となる基盤岩Nと、基盤岩N上に堆積した堆積層Mとからなるため、基盤岩Nに到達するまで掘削する必要がある。
【0026】
まず、ロッドコンテナ40に保持されている掘削ロッド41aをドリルヘッド30に装着する。そして、図6(a)に示すように、ドリルヘッド30に掘削ロッド41aを装着し、スピンドル35を回転させながらドリルヘッド30をマスト20に沿って下降させることにより同図(b)に示すように掘削を開始する。所定深さまで掘削した後、掘削ロッド41aをドリルヘッド30から切り離し、ロッドコンテナ40に保持されているドリルロッド41bをドリルヘッド30に装着する(同図(c))。その後、ドリルロッド41bの継ぎ足しを行うことにより、同図(d)に示すように基盤岩Nまで到達させる。
【0027】
基盤岩Nに到達した後には、ドリルロッド41bを順次引き上げながら切り離しを行い、最終的に掘削ロッド41aを引き上げて切り離す(同図(e))。同図(f)は、コアを採取する状態を示す。この場合には、コアチューブ41cをロッドコンテナ40から取り出してドリルヘッド30に装着する。このコアチューブ41cを先行させながらドリルロッド41bの継ぎ足しを行うことにより、コアチューブ41cによる基盤岩Nの掘削を行い、基盤岩Nのコアを採取する。その後は、ドリルロッド41b及びコアチューブ41cを切り離しながら引き上げて掘削が終了する。
【0028】
図5は以上の掘削におけるロッド41の継ぎ足し作動を示す。ロッドコンテナ40の回転軸45を回転させることにより、継ぎ足しに必要なロッド41を切欠部43aに位置させる。この位置決めは、回転軸45下端部分の位置検出器47の制御により行う。
【0029】
その後、ヒンジプレート33が旋回することにより、ドリルヘッド30がロッドコンテナ40の方向に旋回する。この旋回は、ロッドコンテナ40の上方で行われる。旋回によってドリルヘッド30のスピンドル35と、ロッドコンテナ40のロッド41との芯合わせを行い、その後、ドリルヘッド30が下降し、スピンドル35が回転してスピンドル35とロッド41とが接続される。このとき、ロッド41はグリッパ51に把持されているため、連れ回りすることがなく、スピンドル35との接続を確実に行うことができる。
【0030】
ロッド41の接続が終了した後は、グリッパ51におけるアクチュエータ54の駆動によってチャック52が開くため、ロッド41がロッドコンテナ40から切り離される。その後、ドリルヘッド30が反対方向に旋回し、ロッド41を掘削線K上に一致させる。
【0031】
一方、ロッドクランプ25には先行しているロッド41が保持されており、ドリルヘッド30が下降することにより、先行しているロッド41とドリルヘッド30が保持しているロッド41とが突き合わされる。この状態でスピンドル35を回転させることにより、ロッドと先行しているロッドとを接続する。その後、ロッドクランプ25は、ロッド保持を開放するため、掘削を行うことができる。
【0032】
掘削に用いたロッドの切り離し及び回収は、以上の作動と反対に行うことにより可能となる。この場合、グリッパ51のチャック52は、ドリルヘッド30が旋回してロッドコンテナ40上に達したときに開き作動するものであり、これにより、ロッド41の受け入れが可能となる。
【0033】
このような実施の形態では、掘削線Kと略平行となるようにロッドコンテナ40がロッド41を保持しており、このロッドコンテナ40に対してドリルヘッド30が旋回してロッドコンテナ40に接近してロッド41の受け渡しを行うため、ロッド41の姿勢を変更する必要がなく、姿勢変更のための機構が不要となる。また、ロッド41の受け渡し作動を簡単とすることができるため、これらによって、簡単な構造となり、小型化することができ、しかも掘削作業を簡素化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施の形態における海底ボーリングマシンの全体正面図である。
【図2】海底ボーリングマシンの平面図である。
【図3】海底ボーリングマシンのベース部分を示す平面図である。
【図4】ドリルヘッドとロッドコンテナとの配置関係を示す正面図である。
【図5】ロッドを取り出す状態を示す平面図である。
【図6】(a)〜(e)は掘削の一例の手順を示す断面図である。
【符号の説明】
【0035】
1 海底ボーリングマシン
2 ベース
3 フレーム体
20 マスト
25 ロッドクランプ
30 ドリルヘッド
32 給進装置
35 スピンドル
40 ロッドコンテナ
41,41a,41b,41c ロッド
51 グリッパ
52 チャック
53 リターンスプリング
54 アクチュエータ
K 掘削線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
海底に鎮座されるフレーム体に上下方向に延びるように支持されたマストと、
ロッドを連結してロッドを回転させるスピンドルを有しており、マスト上部に取り付けられた給進装置に連結され、給進装置の駆動によってマストに沿って上下動するドリルヘッドと、
マスト下部に取り付けられ、ロッドの切り離し時にロッドを把持するロッドクランプと、
ドリルヘッドとの間でロッドの受け渡しを行うため、複数のロッドをドリルヘッドとの近接位置で保持する回転可能なロッドコンテナとを備え、
前記ロッドコンテナは、ドリルヘッドによる掘削線と略平行となるように個々のロッドを把持する複数のグリッパを有し、このグリッパが回転軸の周囲に所定間隔で配置されると共に、グリッパを開き作動させるアクチュエータが各グリッパに設けられており、
前記ドリルヘッドはロッドの継ぎ足し時及び回収時にロッドコンテナの上方で同コンテナの方向に往復旋回するように制御され、前記アクチュエータはドリルヘッドとロッドとの接続が終了した後及びドリルヘッドからロッドが戻されたときに前記グリッパを開き作動させるように制御されることを特徴とする海底ボーリングマシン。
【請求項2】
前記ロッドコンテナは、回転軸の周囲で所定間隔でロッドを把持する第1の複数のグリッパと、回転軸の周囲における第1の複数のグリッパと異なった位置でロッドを把持する第2の複数のグリッパとを少なくとも備えていることを特徴とする請求項1記載の海底ボーリングマシン。
【請求項3】
ロッドの継ぎ足し時において、前記ドリルヘッドは、ロッドコンテナの方向に旋回した後、スピンドルとロッドとの芯合わせがなされ、その後、スピンドルとロッドとの接続を行うように制御されることを特徴とする請求項1記載の海底ボーリングマシン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−83552(P2006−83552A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−267439(P2004−267439)
【出願日】平成16年9月14日(2004.9.14)
【出願人】(000168506)鉱研工業株式会社 (43)
【Fターム(参考)】