説明

燃料電池用排気排水弁

【課題】低温時において、水分によりシールゴムとシート部とが凍結固着しにくく、簡易な構成の燃料電池用排気排水弁を提供する。
【解決手段】燃料電池の反応ガス供給排出流路内に設置されるバルブドレイン装置10に設けられ、バルブホルダ4により保持されて摺動することで排出口5の開閉を行うシールゴム2と、排出口5の周囲においてシールゴム2が当接するシート部3とを有し、シールゴム2がシート部3から離間することで、排水及び排気を行う燃料電池用排気排水弁1であって、シールゴム2のシート部3側の表面には撥水性コーティング剤14が塗布され、シールゴム2の表面に付着する水分による凍結固着を防止する。また、シート部3のシールゴム2と当接する表面には、親水性コーティング剤17が塗布され、シート部3の表面に付着する水分による凍結固着を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池用排気排水弁に係り、特に、燃料電池の反応ガス供給排出流路内に設置されるバルブドレイン装置に設けられ、バルブホルダにより保持されて摺動することで排出口の開閉を行うシールゴムと、排出口の周囲においてシールゴムが当接するシート部とを有し、シールゴムがシート部から離間することで、排水及び排気を行う燃料電池用排気排水弁に関する。
【背景技術】
【0002】
燃料電池は、燃料ガスを燃料極(アノード電極)に供給し、酸化ガスを酸化剤極(カソード電極)に供給することにより、燃料ガスと酸化ガスを電気化学的に反応させて発電する。図6に、燃料電池の燃料ガス供給排出流路及び酸化ガス供給排出流路を示す。燃料電池には、燃料電池本体30に燃料ガスを供給する燃料ガス供給流路31、燃料電池本体30から燃料ガスを排出するための燃料ガス排出流路32、燃料電池本体30に酸化ガスを供給するための酸化ガス供給流路33、及び燃料電池本体30から酸化ガスを排出するための酸化ガス排出流路34が設けられる。本明細書では、これらの流路を総称して反応ガス供給排出流路という。
【0003】
燃料電池、例えば、固体高分子型燃料電池(PEFC)では、通常、プロトン伝導体であるフッ素樹脂系イオン交換膜からなる電解質膜を、その両面から触媒層及びガス拡散層からなるアノードとカソードが挟みこみ、MEA(Membrane Electrode Assembly)が構成される。このMEAのアノード側に、例えば水素である燃料ガスを流し、MEAのカソード側に例えば酸素である酸化ガスを流すと、両方の触媒層において化学反応が生じる。アノード側では、水素がプロトン(H)と電子(e)に分離し、このプロトンは、水分子を伴って電解質膜中を移動する。一方、電子は、外部回路を通ってカソード側に移動する。また、カソード側では、酸化剤中の酸素とアノード側から移動したプロトンと電子とが反応して水が生成される(以下、生成水という)。
【0004】
燃料電池用排気排水弁は、燃料電池の反応ガス供給排出流路内に設置され水分を排出するバルブドレイン装置に設けられる。本発明に係る燃料電池用排気排水弁を有するバルブドレイン装置はこれら全てを対象とするが、特に、図6に示す、燃料ガス排出流路32内の燃料ガス循環系40に設置されるバルブドレイン装置を対象とする。そこで、以下に、その燃料ガス循環系40について説明する。
【0005】
燃料電池における電気化学的な反応においては、供給された総ての燃料ガスが電気化学的な反応に使用されるわけではない。そこで、燃料電池の燃料極から排出された燃料ガスを再循環させる燃料ガス循環系40が設けられ、燃料ガスの有効利用が図られている。
【0006】
図6に示すように、燃料電池本体30の燃料ガス排出口41から排出される排出ガスは、燃料ガスとしての水素と、気体状の水蒸気と、燃料電池の電気化学的な反応により生成された生成水と、窒素とが混合した気液混合流体となる。この排出ガスに含まれる水分を除去し、燃料ガスを燃料ガス供給流路31へと循環させるために、燃料ガス排出流路32には気液分離器35が配設される。さらに、気液分離器35から気液混合流体排出流路44によりバルブドレイン装置50が接続される。そして、気液分離器35により分離された排出ガスに含まれる生成水等の水分及び窒素等のガスは、バルブドレイン装置50に設けられた燃料電池用排気排水弁51を通じて外部に排出される。また、気液分離器35により分離された燃料ガスはガス排出口42から排出され、燃料ガスタンク39から新たに供給される燃料ガスと、例えば加湿器38で合流して混合される。そして、混合された燃料ガスは、燃料ガス供給流路31を経由して燃料ガス供給口43へと流通し、燃料電池本体30へ流入して再利用される。
【0007】
図7に、従来の燃料電池用排気排水弁を含むバルブドレイン装置全体の概略構成を示す。バルブドレイン装置50は、気液分離器締結フランジ57により気液混合流体排出流路44と接続する。また、気液分離器35から流入する気液混合流体を、燃料電池用排気排水弁51を通じて排出口55から排出する。燃料電池用排気排水弁51は、バルブホルダ54により保持されて摺動することで排出口55の開閉を行うシールゴム52と、排出口55の周囲においてシールゴム52が当接するシート部53とを有し、シールゴム52がシート部53から離間することで、排水及び排気を行う。
【0008】
上述したように、このバルブドレイン装置50は、燃料電池本体30から排出される生成水等の水分の排出を行うため、例えば冬季などの低温時には、この水分がシールゴム52又はシート部53に固着凍結する場合がある。このため、このバルブドレイン装置50には、バイパス流路(図示せず)と流通するガスパージ用フランジ56が設けられ、シールゴム52とシート部53が低温時に固着凍結した場合に、例えば窒素ガスなどを外部に排出する。このことで、循環させる燃料ガスの水素濃度を上げ、燃料電池本体30の発電に支障が発生しない。
【0009】
また、このシールゴム52には、低温時であってもゴム自体が固まらないエチレン・プロピレンゴム(EPDM)が採用され低温対策が採られている。
【0010】
一方、特許文献1には、燃料電池システムにおいて、燃料ガス排出経路内の気液分離器に接続される排出バルブが開示されている。
【0011】
【特許文献1】特開2005−302708号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
上述したように、従来から燃料電池用排気排水弁には冬季などの低温時に対する各種の対策が採用されている。しかし、水分を排出するバルブドレイン装置の燃料電池用排気排水弁において、シールゴムとシート部がその水分により凍結固着してしまう場合がある。排気排水弁は、通常は閉じた状態で放置されている。その放置中に燃料電池用排気排水弁内に流れ込んだ水分が気温の低下により凍結すると、その車両の始動時にシールゴムが凍結固着により摺動しなくなる場合がある。また、掃気が不十分な場合に水分が燃料電池用排気排水弁の周囲に残り、その水分が気温の低下により凍結すると、その車両の始動時にシールゴムが凍結固着により摺動しなくなる場合がある。
【0013】
また、このシールゴムとシート部との凍結固着により、凍結が解凍されるまで燃料ガス循環系において窒素ガス等が燃料ガス排出経路から排出できなくなり、燃料ガス供給経路へと循環し燃料電池本体へと流入してしまう。この場合、ガスパージ用フランジをバイパス流路として窒素ガス等の排出に用いなければならず、燃料ガス排出流路が複雑な構成となる。
【0014】
本願の目的は、かかる課題を解決し、低温時にシールゴムとシート部とが水分により凍結固着しにくい燃料電池用排気排水弁を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するため、本発明に係る燃料電池用排気排水弁は、燃料電池の反応ガス供給排出流路内に設置されるバルブドレイン装置に設けられ、バルブホルダにより保持されて摺動することで排出口の開閉を行うシールゴムと、排出口の周囲においてシールゴムが当接するシート部とを有し、シールゴムがシート部から離間することで、排水及び排気を行う燃料電池用排気排水弁であって、シールゴムのシート部側の表面には撥水性を有するコーティング剤が塗布され、シールゴムの表面に付着した水分による凍結固着を防止することを特徴とする。
【0016】
また、燃料電池用排気排水弁は、シート部のシールゴムと当接する表面に親水性を有するコーティング剤が塗布されることが好ましい。
【0017】
また、燃料電池用排気排水弁は、シールゴムのシート部側であって排水口に面する部分が突出していることが好ましい。
【0018】
また、燃料電池用排気排水弁は、シールゴムのシート部側であって排水口に面する部分が、排水口の中央部に向かって傾斜して突出していることが好ましい。
【0019】
さらに、燃料電池用排気排水弁は、シールゴムのシート部側であって排水口に面する部分には、突起が設けられていることが好ましい。
【発明の効果】
【0020】
上記構成により、燃料電池用排気排水弁は、シールゴムのシート部側の表面に撥水性を有するコーティング剤を塗布し、シールゴムの表面に付着する水分によりシールゴムとシート部とが凍結固着を防止することが可能となる。
【0021】
これにより、従来設けられていたガスパージ用のバイパス流路が不要となり、燃料電池用排気排水弁を簡易な構成とすることが可能となる。
【0022】
以上のように、本発明に係る燃料電池用排気排水弁によれば、低温時にシールゴムとシート部とが水分により凍結固着しにくく、簡易な構成の燃料電池用排気排水弁を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に、図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。
【0024】
図1に、燃料電池用排気排水弁を含むバルブドレイン装置10の1つの実施形態の概略構成を示す
【0025】
図1を用いて、バルブドレイン装置10の機能を説明する。このバルブドレイン装置10は、電磁コイル13の操作力により弁の開閉を行なう直動式電磁弁である。電磁コイル13に通電されると鉄製のコア8が帯電し、これによりスリーブ9及びダイアフラム11を介してプランジャ12が図1の矢印の方向に摺動する。このプランジャ12の摺動は、さらにバルブホルダ4に伝達され、バルブホルダ4と接着されたシールゴム2が図1の矢印の方向に摺動する。このシールゴム2には、撥水コーティング剤14が塗布される。一方、排出口5の周囲においてシールゴム2が当接するシート部3は、バルブドレイン装置10に固定されている。
【0026】
バルブドレイン装置10は、気液分離器締結フランジ7を有し、図6に示すように気液分離器35から伸びる気液混合流体排出流路44と接続する。そして、気液分離器35から燃料ガスとしての水素と、気体状の水蒸気と、燃料電池の電気化学的な反応により生成された生成水と、窒素とが混合した気液混合流体が流入する。また、気液分離器35から流入した気液混合流体は、燃料電池用排気排水弁1を通じて排出口5から排出される。なお、本実施形態では、図7に示す従来技術において、バイパス流路(図示せず)に接続するためのガスパージ用フランジ56は不要となる。
【0027】
図2に、燃料電池用排気排水弁1の拡大された断面の詳細を示す。燃料電池用排気排水弁1は、バルブホルダ4により保持されて摺動する円盤状のシールゴム2と、排出口5の周囲においてシールゴム2が当接するシート部3とから構成される。また、本実施形態では、シールゴム2のシート部3側の表面には撥水性コーティング剤14が塗布される。シート部3とは、排水口5の周囲部分であって、シールゴム2と当接する円環状の部分をいう。この円環状の部分は、シールゴム2と密着してバルブを閉鎖しなければならない。従って、シール性を確保するだけの面積が必要となる。また、電磁コイル13の操作力による面圧に耐えなければならず、ある程度の面積を要する。
【0028】
図2(a)は、燃料電池用排気排水弁1が閉じている状態を示し、図2(b)は、燃料電池用排気排水弁1が開いている状態を示す。燃料電池用排気排水弁1は、通常は図2(a)のように閉じている。この状態で気液分離器35から流入した水分(図2において小円で表す)及び窒素等のガスは流入口15に貯留する。プランジャ12が電磁コイル13によって吸引されると図2(b)に示すように、シールゴム2がシート部3から離間し間隙16が発生する。この離間する幅(d)は、通常約0.9mm程度である。これにより、水分(図2において小円で表す)及び窒素等のガスは、この間隙16を通過して排出口5から排水又は排気される。
【0029】
図2(a)の状態で放置されている場合、シールゴム2とシート部3との間隙16に付着した水分が気温の低下により凍結すると、その車両の始動時にシールゴム2とシート部3とが凍結固着する。また、掃気が不十分な場合に水分がシールゴム2又はシート部3の周囲に残り、その水分が気温の低下により凍結すると、その車両の始動時にシールゴム2とシート部3とが凍結固着する。なお、このシールゴム2には、低温時であってもゴムが固まらないエチレン・プロピレンゴム(EPDM)が用いられる。本実施形態では、この凍結固着を防止するために、シールゴム2のシート部3側における円盤状の表面に撥水性コーティング剤14が塗布される。これにより、図2(b)の状態で、シールゴム2とシート部3との間隙16を通過する際に、シールゴム2の表面に付着した水分は、撥水性コーティング剤14により、排水口5へと滴下する。
【0030】
ここで、撥水性コーティング剤14とは、そのコーティングされた表面に滴下された水をはじく性質を有し、滴下された水を水滴状にする剤をいう。つまり、シールゴム2の表面に付着した水分は、撥水性コーティング剤14によりはじかれ、水滴状となる。さらに、シールゴム2のシート部3側の表面は重力方向に向いていることから、水滴となって落下する。これにより、シールゴム2の表面に付着する水分によりシールゴム2とシート部3とが凍結固着を防止することが可能となる。
【0031】
図3に、本発明に係る他の実施形態を示す。本実施形態では、シート部3のシールゴム2と当接する円環状の表面には、親水性コーティング剤17が塗布される。これにより、図2(b)の状態で、シールゴム2とシート部3との間隙16を通過する際に、シート部3の表面に付着した水分は、親水性コーティング剤17により、シート部3から外周へと滑り落ちる。これは、図3に示すように、シート部3は、外周部19より一段せり上がった位置にあり、シート部3と外周部19とは、傾斜部18により高さ調節されている。この傾斜により、シート部3に付着した水分は、シート部3に付着せずに流され、傾斜部18に流れ落ち外周部19へと向かう。
【0032】
ここで、親水性コーティング剤17とは、そのコーティングされた表面に滴下された水を拡散させる性質を有し、滴下された水を水滴状にせずにそのまま流す剤をいう。つまり、シート部3の表面に付着した水分は、親水性コーティング剤17により流され外周部19に貯まる。これにより、シート部3の表面に付着する水分によりシールゴム2とシート部3とが凍結固着を防止することが可能となる。
【0033】
図4に、本発明に係る他の実施形態として、シールゴム2の排水口5に面する部分が、排水口5の中央部に向かって傾斜し、山形の突出部20を形成している場合を示す。このような傾斜により、撥水性コーティング剤14により水滴状となった水分は、重力方向に落下し、この傾斜面を伝わって突出部20の中央付近に集まり、さらに大きな液滴となって排水口5に滴下しやすくなる。これにより、シート部3の表面に付着する水分によりシールゴム2とシート部3とが凍結固着することをさらに的確に防止することが可能となる。なお、この突出部20の形状は、この山形の傾斜に限らず、水滴状となった水分が中央付近に集合する形状であれば良い。
【0034】
図5に、本発明に係る他の実施形態として、シールゴム2のシート部3側であって排水口5に面する部分は、突起体21が設けられている場合を示す。この場合にも、撥水性コーティング剤14により水滴状となった水分は、重力方向に落下し、この突起体21を荷伝わって突起体21の中央付近に集まり、さらに大きな液滴となって排水口5に滴下する。これにより、シート部3の表面に付着する水分によりシールゴム2とシート部3とが凍結固着することをさらに的確に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明に係る燃料電池用排気排水弁を含むバルブドレイン装置の1つの実施形態の概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明に係る燃料電池用排気排水弁1つの実施形態の拡大断面図である。
【図3】本発明に係る他の実施形態として、シート部のシールゴムと当接する表面に親水性コーティング剤が塗布される場合を示す拡大断面図である。
【図4】本発明に係る他の実施形態として、シールゴムの排水口に面する部分が、排水口の中央部に向かって傾斜している場合を示す拡大断面図である。
【図5】本発明に係る他の実施形態として、シールゴムのシート部側であって排水口に面する部分に突起が設けられている場合を示す拡大断面図である。
【図6】燃料電池の燃料ガス供給排出流路及び酸化ガス供給排出流路を示す説明図である。
【図7】従来の排気排水弁を含むバルブドレイン装置全体の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
【0036】
1,51 燃料電池用排気排水弁、2,52 シールゴム、3,53 シート部、4,54 バルブホルダ、5,55 排出口、6,56 ガスパージ用フランジ、7,57 気液分離器締結フランジ、8 コア、9 スリーブ、10,50 バルブドレイン装置、11 ダイアフラム、12 プランジャ、13 電磁コイル、14 撥水性コーティング剤、15 流入口、16 間隙、17 親水性コーティング剤、18 傾斜部、19 外周部、20 突出部、21 突起体、30 燃料電池本体、31 燃料ガス供給流路、32 燃料ガス排出流路、33 酸化ガス供給流路、34 酸化ガス排出流路、35 気液分離器、37 圧縮器、38 加湿器、39 燃料ガスタンク、40 燃料ガス循環系、41 燃料ガス排出口、42 ガス排出口、43 燃料ガス供給口、44 気液混合流体排出流路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料電池の反応ガス供給排出流路内に設置されるバルブドレイン装置に設けられ、バルブホルダにより保持されて摺動することで排出口の開閉を行うシールゴムと、排出口の周囲においてシールゴムが当接するシート部とを有し、シールゴムがシート部から離間することで、排水及び排気を行う燃料電池用排気排水弁であって、
シールゴムのシート部側の表面には撥水性を有するコーティング剤が塗布され、シールゴムの表面に付着した水分による凍結固着を防止することを特徴とする燃料電池用排気排水弁。
【請求項2】
請求項1に記載の燃料電池用排気排水弁において、シート部のシールゴムと当接する表面には、親水性を有するコーティング剤が塗布されることを特徴とする燃料電池用排気排水弁。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の燃料電池用排気排水弁において、シールゴムのシート部側であって排水口に面する部分が突出していることを特徴とする燃料電池用排気排水弁。
【請求項4】
請求項3に記載の燃料電池用排気排水弁において、シールゴムのシート部側であって排水口に面する部分は、排水口の中央部に向かって傾斜して突出していることを特徴とする燃料電池用排気排水弁。
【請求項5】
請求項3に記載の燃料電池用排気排水弁において、シールゴムのシート部側であって排水口に面する部分には、突起が設けられていることを特徴とする燃料電池用排気排水弁。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2008−116024(P2008−116024A)
【公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−302377(P2006−302377)
【出願日】平成18年11月8日(2006.11.8)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】