説明

画像処理装置及び画像処理方法

【課題】眼鏡の画像において、反射光を除去した画像に補正するときに、誤って目の白目部分も補正してしまい、目の白目部分が不正な画像となってしまう可能性がある。
【解決手段】取得した画像から顔を検出する顔検出部18と、顔の画像から目の輪郭を検出して当該輪郭で囲まれた目領域を設定する目領域設定部19と、顔の画像から眼鏡を検出して眼鏡領域を設定する眼鏡領域設定部20と、記眼鏡領域内の画像を補正する画像補正部22と、を有する。そして、画像補正部22は、眼鏡領域内における目領域を除く領域となる差分領域について、所定の閾値を超える輝度を有する画像部分に対して補正を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラ等で撮影した画像において、太陽光やフラッシュ光などによって眼鏡が反射した場合に、眼鏡の画像を補正する技術が提供されている。
例えば、特許文献1に記載されている画像処理方法では、顔画像中で高輝度画素を検出し、検出された高輝度画素に対して最近接画素の平均値で置き換える処理を繰り返すことにより、反射光を除去した画像に補正するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−269545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されているような画像処理の場合、眼鏡の画像において、光の反射に伴って白とびする部分と、目の白目部分とを区別することが難しい。そのため、眼鏡の画像に対して、反射光を除去した画像に補正するときに、誤って目の白目部分も補正してしまい、目の白目部分が不正な画像となってしまう可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
【0006】
[適用例1]画像を取得する画像取得部と、前記取得した画像から顔を検出する顔検出部と、前記検出された顔の画像から目の輪郭を検出して当該輪郭で囲まれた目領域を設定する目領域設定部と、前記検出された顔の画像から眼鏡を検出して眼鏡領域を設定する眼鏡領域設定部と、前記眼鏡が検出されたときに、前記眼鏡領域内の画像を補正する画像補正部と、を有し、前記画像補正部は、前記眼鏡領域内における前記目領域を除く領域となる差分領域について、当該差分領域における所定の閾値を超える輝度を有する画像部分に対して、当該画像部分の周辺画素に基づいて補正を行うことを特徴とする画像処理装置。
【0007】
上記した画像処理装置によれば、目領域設定部が、目の輪郭で囲まれた目領域を設定し、眼鏡領域設定部が、眼鏡を検出してその眼鏡領域を設定する。そして、画像補正部が、眼鏡領域内における目領域を除く領域となる差分領域について、所定の閾値を超える輝度を有する画像部分に対して補正を行う。
補正を行う画像部分が、眼鏡領域内における目領域を除く領域であることから、眼鏡の反射に伴う白とび部分を補正するときに、誤って目の白目部分を補正してしまうことがない。これにより、眼鏡が反射している画像を正しく補正することができる。
【0008】
[適用例2]前記画像取得部は、画像を取得するとともに、当該画像が撮影された際のExif規格の撮影情報を取得し、前記画像補正部は、前記撮影情報がフラッシュ有りで撮影された画像であることを示すときに、前記眼鏡領域内の画像を補正することを特徴とする上記画像処理装置。
【0009】
上記した画像処理装置によれば、画像補正部は、撮影情報がフラッシュ有りで撮影された画像であることを示すときに、眼鏡領域内の画像を補正する。これにより、眼鏡の反射が起こり易いフラッシュ光で撮影された画像について、眼鏡の反射に伴う白とび部分を確実に検出して補正を行うことができる。また、フラッシュ有りで撮影された画像に特定することで、様々な環境下で撮影された多数の画像を対象にする場合に、処理速度を向上させることができる。
【0010】
[適用例3]画像を取得する画像取得工程と、前記取得した画像から顔を検出する顔検出工程と、前記検出された顔の画像から目の輪郭を検出して当該輪郭で囲まれた目領域を設定する目領域設定工程と、前記検出された顔の画像から眼鏡を検出して眼鏡領域を設定する眼鏡領域設定工程と、前記眼鏡が検出されたときに、前記眼鏡領域内の画像を補正する画像補正工程と、を有し、前記画像補正工程において、前記眼鏡領域内における前記目領域を除く領域となる差分領域について、当該差分領域における所定の閾値を超える輝度を有する画像部分に対して、当該画像部分の周辺画素に基づいて補正を行うことを特徴とする画像処理方法。
【0011】
上記した画像処理方法によれば、目領域設定工程において、目の輪郭で囲まれた目領域を設定し、眼鏡領域設定工程において、眼鏡を検出してその眼鏡領域を設定する。そして、画像補正工程において、眼鏡領域内における目領域を除く領域となる差分領域について、所定の閾値を超える輝度を有する画像部分に対して補正を行う。
補正を行う画像部分が、眼鏡領域内における目領域を除く領域であることから、眼鏡の反射に伴う白とび部分を補正するときに、誤って目の白目部分を補正してしまうことがない。これにより、眼鏡が反射している画像を正しく補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】画像処理装置の機能構成を示すブロック図。
【図2】取得画像から差分領域を設定するまでの流れを示す説明図。
【図3】画像処理装置の動作を示すフローチャート。
【図4】差分領域に対して補正を行った例を示す図。
【図5】第2実施形態に係る画像処理装置の動作を示すフローチャート。
【図6】第2実施形態における画像ファイルの構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係る画像処理装置について、図面を参照して説明する。
【0014】
<画像処理装置の構成>
最初に、本実施形態に係る画像処理装置の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置1の機能構成を示すブロック図である。この画像処理装置は、例えば、被写体を撮影するために用いるデジタルカメラ等の情報処理機器の一機能として適用することができる。
【0015】
画像処理装置1は、CPU11、内部メモリー12、操作部13、表示部14、記憶部15、撮影部16、画像取得部17、顔検出部18、目領域設定部19、眼鏡領域設定部20、高輝度検出部21、画像補正部22等を備えている。
【0016】
CPU(Central Processing Unit)11は、上記の各部を制御して、内部メモリー12に格納されているプログラムに応じて各種の処理を実行する。内部メモリー12は、CPU11が実行する各種プログラムや各種データを格納するROM(Read Only Memory)、及びCPU11が実行対象とするプログラムやデータを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)により構成されている。
【0017】
操作部13は、ボタンやタッチパネル等により構成され、ユーザーからの操作内容をCPU11に通知する。表示部14は、例えば液晶ディスプレイ等により構成され、画像、各種設定情報及びユーザーへのメッセージ等を表示する。
【0018】
記憶部15は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリーのような不揮発性メモリーにより構成される。記憶部15には、画像ファイル15a等が記憶されている。この画像ファイル15aには、後述する撮影部16において撮影された画像の画像データが保存されている。
【0019】
撮影部16は、撮影を行う機構部分であり、図示しないシャッター、レンズ、光学素子等からなり、風景画像や人物画像等を撮影して撮影した画像の画像データを生成する。画像取得部17は、記憶部15に記憶されている画像ファイル15aを読み込み、画像データに基づく画像を取得する。
【0020】
顔検出部18は、画像取得部17により取得した画像に含まれる人物の顔を検出する。ここで、顔の検出方法は、例えば、顔テンプレートを利用したパターンマッチングによる方法(特開2006−279460号公報参照)等の公知の検出方法を用いる。
【0021】
目領域設定部19は、顔検出部18により検出された顔の画像から目の輪郭を検出する。そして、目の輪郭で囲まれた領域を目領域として設定する。ここで、目の輪郭の検出方法は、例えば、目テンプレートを利用したパターンマッチングによる方法(特開2009−237624号公報参照)等の公知の検出方法を用いる。なお、スネークの手法やAAM等を用いて目の輪郭の検出を行っても良い。
【0022】
眼鏡領域設定部20は、顔検出部18により検出された顔の画像から眼鏡を検出する。そして、検出された眼鏡の領域を眼鏡領域として設定する。眼鏡領域は、眼鏡の輪郭で囲まれた領域であっても良いし、眼鏡の輪郭の周辺領域を含めた領域であっても良い。ここで、眼鏡の検出方法は、例えば、複数の眼鏡の画像を平均化することにより求めた眼鏡テンプレートを利用したパターンマッチングによる方法(特開2006−318375号公報参照)等の公知の検出方法を用いる。
【0023】
高輝度検出部21は、眼鏡領域設定部20により設定された眼鏡領域の画像から、所定の閾値を超える輝度を有する高輝度の画像部分を検出する。ここで、所定の閾値とは、人物画像の撮影時において、太陽光やフラッシュ光などにより眼鏡に光反射が生じ、画像に白とび部分が生じると判定される閾値とする。
【0024】
画像補正部22は、高輝度検出部21により検出された眼鏡領域における高輝度の画像部分に対して、当該画像部分の周辺画素を用いて補正を行う。ここで、目領域設定部19により目が検出された場合は、眼鏡領域内の目領域を除く領域を差分領域として設定する。そして、この差分領域における高輝度の画像部分に対してのみ補正を行う。即ち、目領域に対しては補正が行われないことになる。
【0025】
図2は、取得画像から差分領域を設定するまでの流れを示す説明図である。同図(a)は、画像取得部17により取得する画像を示している。(b)は、顔検出部18により検出される顔を示しており、矩形状の検出窓Wfと顔テンプレートとをパターンマッチングすることにより顔が検出される。(c)は、眼鏡領域設定部20により検出される眼鏡を示しており、矩形状の検出窓Wgと眼鏡テンプレートとをパターンマッチングすることにより眼鏡が検出される。(d)は、眼鏡領域Ag、目領域Ae及び差分領域Asを示している。目領域設定部19により目が検出された場合には、この差分領域Asにおける高輝度の画像部分に対して補正が行われる。なお、図2に示す眼鏡において、図示しない眼鏡フレームの部品も含めて眼鏡領域及び差分領域としても良い。
【0026】
<画像処理装置の動作>
次に、本実施形態に係る画像処理装置の動作について説明する。
図3は、本実施形態に係る画像処理装置1の動作を示すフローチャートである。
【0027】
先ず、画像処理装置1は、画像取得部17により、記憶部15に記憶されている画像ファイル15aを読み込み、処理対象の画像を取得する(ステップS110)。ここでは、撮影部16により撮影された人物画像を取得する例について説明する。
【0028】
次に、画像処理装置1は、顔検出部18により、ステップS110において取得した画像に含まれる人物の顔を検出する(ステップS120)。なお、取得した画像に複数の人物の顔が含まれる場合には、それぞれの顔を検出して各顔に対して以降の処理を繰り返す。
【0029】
次に、画像処理装置1は、眼鏡領域設定部20により、ステップS120において検出された顔の画像から眼鏡を検出して眼鏡領域Agを設定する(ステップS130)。
【0030】
次に、画像処理装置1は、ステップS130において眼鏡が検出されたか否かを判定する(ステップS140)。眼鏡が検出された場合(ステップS140:Yes)は、次のステップS150へ進む。
他方、眼鏡が検出されなかった場合(ステップS140:No)、即ち眼鏡を掛けていない顔の場合は補正処理が必要でないことから、図3のフローチャートの動作を終了する。
【0031】
ステップS150では、画像処理装置1は、目領域設定部19により、ステップS120において検出された顔の画像から目の輪郭を検出して目領域Aeを設定する。
【0032】
次に、画像処理装置1は、ステップS150において目が検出されたか否かを判定する(ステップS160)。目が検出された場合(ステップS160:Yes)は、眼鏡領域Agから目領域Aeを除く差分領域Asを補正対象にして(ステップS170)、ステップS190へ進む。
他方、目の輪郭が検出されなかった場合(ステップS160:No)は、眼鏡領域Ag全体を補正対象にして(ステップS180)、ステップS190へ進む。
【0033】
ステップS190では、画像処理装置1は、高輝度検出部21により、ステップS170において補正対象にした差分領域As、又はステップS180において補正対象にした眼鏡領域Ag全体から高輝度の画像部分を検出する(ステップS190)。
【0034】
次に、画像処理装置1は、画像補正部22により、ステップS190において検出された高輝度の画像部分に対して周辺画素を用いて補正を行う(ステップS200)。なお、高輝度の画像部分が検出されなかった場合は、補正を行わない。
【0035】
次に、画像処理装置1は、高輝度の画像部分を全て補正したか否かを判定する(ステップS210)。補正していない高輝度の画像部分が残っている場合(ステップS210:No)は、高輝度の画像部分を全て補正するまでステップS200の補正処理を繰り返す。
他方、高輝度の画像部分を全て補正した場合(ステップS210:Yes)は、図3のフローチャートの動作を終了する。
【0036】
図4は、差分領域に対して補正を行った例を示す図である。同図(a)に示すように、上記のステップS190において、差分領域Asから高輝度の画像部分hbが3箇所検出される。これらの画像部分hbに対して、上記のステップS200において補正処理を行うと、(b)に示すように、高輝度の画像部分hbが全て除去されることになる。
なお、ステップS160において目が検出されなかった場合、図4においては、眼鏡領域Ag内に目領域Aeが存在しない状態(例えばサングラスなど)であり、この場合、眼鏡領域Ag全体から高輝度の画像部分が検出されて補正されることになる。
【0037】
なお、画像取得工程は、上記のステップS110に相当する。また、顔検出工程は、上記のステップS120に相当する。また、目領域設定工程は、上記のステップS150に相当する。また、眼鏡領域設定工程は、上記のステップS130に相当する。また、画像補正工程は、上記のステップS200に相当する。
【0038】
上述した実施形態では、顔の画像から眼鏡及び目の輪郭を検出し、眼鏡領域Ag及び目領域Aeを設定している。そして、眼鏡領域Agから目領域Aeを除いた差分領域Asに対して、光反射に伴う白とび部分を除去するように補正を行っている。このため、目領域Aeに対しては補正が行われないことになり、誤って白目の部分を補正してしまい、不自然な画像にしてしまうのを防止できる。
【0039】
(第2実施形態)
以下、第2実施形態に係る画像処理装置について、図面を参照して説明する。
【0040】
第2実施形態に係る画像処理装置1の機能構成は、図1に示す第1実施形態に係る画像処理装置1の機能構成と同様である。また、第2実施形態に係る画像処理装置1の動作は、図3に示す第1実施形態に係る画像処理装置1の動作を示すフローチャートに対して、一部の処理の追加を行っている。
【0041】
図5は、第2実施形態に係る画像処理装置1の動作を示すフローチャートである。同図に示すステップS110では、図3に示す第1実施形態のステップS110と同様に、記憶部15に記憶されている画像ファイル15aを読み込み、加えて当該画像が撮影された際の撮影情報も取得する。
【0042】
図6は、第2実施形態における画像ファイルの構成を示す図である。同図に示すように、画像ファイル15aは、撮影情報15a1と画像データ15a2とで構成されるExif規格のファイルとなっている。また、撮影情報15a1は、ここでは、画像データ15a2の画像が撮影された際の撮影日時、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、フラッシュ有無等の情報を示している。
【0043】
図5に示すステップS310では、画像処理装置1は、ステップS110において取得した撮影情報15a1のフラッシュ有無fsを参照し、取得した画像がフラッシュ有りで撮影された画像であるか、フラッシュ無しで撮影された画像であるかを判定する。
【0044】
フラッシュ有りで撮影された画像の場合(ステップS310:Yes)は、ステップS320において眼鏡領域に対しての一連の補正処理を行い、図5のフローチャートの動作を終了する。ここで、ステップS320における眼鏡領域に対しての一連の補正処理は、図3に示す第1実施形態のステップS120〜S210と同様の処理内容であり、取得した画像から顔を検出して、高輝度の画像部分を補正するまでの処理を行う。
【0045】
他方、フラッシュ無しで撮影された画像の場合(ステップS310:No)は、眼鏡領域に対して補正処理を行う必要のないことから、図5のフローチャートの動作を終了する。
【0046】
上述した実施形態では、フラッシュ有りで撮影された画像に対してのみ、上述した第1実施形態における一連の補正処理を行っている。このため、高輝度検出部21では、フラッシュ光の反射に特化して、画像に白とび部分が生じると判定される閾値を設定することができる。これにより、フラッシュ光の反射に伴う画像の白とび部分を確実に検出することができ、補正により白とび部分を除去することができる。また、フラッシュ無しで撮影された画像については一連の補正処理を行わないことにより、効率的に画像処理を行い、全体の処理速度を向上させることができる。
【符号の説明】
【0047】
1…画像処理装置、11…CPU、12…内部メモリー、13…操作部、14…表示部、15…記憶部、15a…画像ファイル、15a1…撮影情報、15a2…画像データ、16…撮影部、17…画像取得部、18…顔検出部、19…目領域設定部、20…眼鏡領域設定部、21…高輝度検出部、22…画像補正部、Ae…目領域、Ag…眼鏡領域、As…差分領域、fs…フラッシュ有無、hb…高輝度の画像部分。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を取得する画像取得部と、
前記取得した画像から顔を検出する顔検出部と、
前記検出された顔の画像から目の輪郭を検出して当該輪郭で囲まれた目領域を設定する目領域設定部と、
前記検出された顔の画像から眼鏡を検出して眼鏡領域を設定する眼鏡領域設定部と、
前記眼鏡が検出されたときに、前記眼鏡領域内の画像を補正する画像補正部と、を有し、
前記画像補正部は、前記眼鏡領域内における前記目領域を除く領域となる差分領域について、当該差分領域における所定の閾値を超える輝度を有する画像部分に対して、当該画像部分の周辺画素に基づいて補正を行うことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記画像取得部は、画像を取得するとともに、当該画像が撮影された際のExif規格の撮影情報を取得し、
前記画像補正部は、前記撮影情報がフラッシュ有りで撮影された画像であることを示すときに、前記眼鏡領域内の画像を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
画像を取得する画像取得工程と、
前記取得した画像から顔を検出する顔検出工程と、
前記検出された顔の画像から目の輪郭を検出して当該輪郭で囲まれた目領域を設定する目領域設定工程と、
前記検出された顔の画像から眼鏡を検出して眼鏡領域を設定する眼鏡領域設定工程と、
前記眼鏡が検出されたときに、前記眼鏡領域内の画像を補正する画像補正工程と、を有し、
前記画像補正工程において、前記眼鏡領域内における前記目領域を除く領域となる差分領域について、当該差分領域における所定の閾値を超える輝度を有する画像部分に対して、当該画像部分の周辺画素に基づいて補正を行うことを特徴とする画像処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−165031(P2011−165031A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−28607(P2010−28607)
【出願日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】