説明

画像形成装置及び方法

【課題】識別コードを利用して特殊な操作を行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、コードを取得するように構成されたコード取得部と、特定の処理を行うための識別コードを記憶するように構成された識別コード記憶部14と、前記コード取得部でコードを取得すると、前記識別コード記憶部に記憶されている識別コードかを判定するように構成された識別コード判定部と、前記識別コード判定部の判定に基づいて、前記取得した識別コードに応じた特定の処理を実行するように構成された実行部11とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の端末装置から印刷情報を受信し、その印刷情報を記憶するとともに印刷情報に関連する印刷許可コードを一時保存するプリントサーバが知られている。このプリントサーバは、その後、照合部で識別コードが入力されると、入力された識別コードと一致する識別コードがあるか判定する。そして、一致する識別コードがあると判定すると、プリントサーバは、識別コードと対応する印刷情報を呼び出し、プリンタに印刷情報を送信する。そして、プリンタは送信された印刷情報に基づいて印刷を行う。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述の技術では、照合部で入力された識別コードの活用方法として、識別コードに対応する印刷情報の印刷処理を行なうのみである。したがって、プリントサーバやプリンタの管理者が行なうような特殊な操作を行うことができない。
【0004】
本発明の目的は、識別コードを利用して特殊な操作を行うことができる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によると、画像形成装置は、コードを取得するように構成されたコード取得部と、特定の処理を行うための識別コードを記憶するように構成された識別コード記憶部と、前記コード取得部でコードを取得すると、前記識別コード記憶部に記憶されている識別コードかを判定するように構成された識別コード判定部と、前記識別コード判定部の判定に基づいて、前記取得した識別コードに応じた特定の処理を実行するように構成された実行部とを具備する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一実施例によると、管理者がメンテナンスモードでMFPを起動させたいときは、メンテナンスモード起動カードをカードリーダにかざすだけでMFPをメンテナンスモードで起動させることができる。したがって、メンテナンスモードでMFPを起動させる際に、特殊な操作を行う必要がなく、管理者にとって大変便利である。また、印刷ファイル記憶部に多くの印刷ファイルが印刷されないまま記憶されてしまっている場合には、ユーザが待ち印刷ファイル削除カードをカードリーダにかざすだけで、印刷ファイルを全て削除することができ、印刷ファイルを削除する手間を軽減することができる。
【0007】
また、本発明の一実施例によると、ユーザは、MFP内に記憶されている印刷ファイルを削除したいときには、カードリーダで待ち印刷ファイル削除カードをかざした後、所定時間内に自身の個人識別カードをカードリーダにかざすだけの操作で、MFP内に記憶されている印刷ファイルのうち、ユーザが送信した印刷ファイルのみを削除することができる。また、印刷待ちファイル削除カードをカードリーダに認識させても直ちに印刷ファイルが削除されず、そのカードを認識させた後、個人識別カードを認識させなければ、当該個人識別カードに対応する印刷ファイルの削除が行われないため、不用意に印刷ファイルが削除されてしまうことを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の各実施例について図面を参照して説明する。
【0009】
(第1の実施例)
図1は、本発明の第1の実施例におけるネットワーク構成を概略的に示す図である。マルチ・ファンクション・ペリフェラル(MFP)1は、ネットワーク2を介して複数の端末装置(例えば、PC)3a、3b、…、3nと接続されている。また、MFP1には、カードリーダ4が接続されている。この、カードリーダ4は、コードが記憶されたカード5からコードを非接触で読みとることができるようになっている。
【0010】
次に、カードリーダ4が読み取るカード5について説明する。読み取るカード5として、個人カード5a、メンテナンスモード起動カード5b、印刷ファイル削除カード5cを例に挙げて説明する。
【0011】
図2は、各端末装置3a、3b、…3nの使用者である個人を特定するための個人カード5aを示している。このカード5a内には、個人を特定するための個人識別コードが記憶されている。なお、個人識別コードは、個人を識別するだけでなく、グループを識別するものでも良い。
【0012】
図3は、メンテナンスモード起動カード5bを示している。このカード5b内には、MFP1をメンテナンスモードで起動させる指示をするためのメンテナンスモード起動コードが記憶されている。メンテナンスモードは、MFP1の保守サービス等のメンテナンスを行なう際に、サービスマンによってMFP1を起動させるモードである。従って、メンテナンスモード起動カード5bは、サービスマンに所持されるカードである。
【0013】
図4は、待ち印刷ファイル削除カード5cを示す図である。このカード5c内には、待ち印刷ファイルを削除するための待ち印刷ファイル削除コードが記憶されている。
【0014】
図5は、MFP1の要部構成を示すブロック図である。図5に示すように、MFP1は、CPU11、ROM12、RAM13、記憶部14、画像処理部15、コントロールパネル16、ネットワークインタフェース19、スキャナ20、プリンタ21、時計部22、I/O23とからなる。また、CPU11と、ROM12、RAM13、記憶部14、画像処理部15、コントロールパネル16、ネットワークインタフェース19、スキャナ20、プリンタ21、時計部22、I/O23とはバスラインを介して接続されている。
【0015】
CPU11はROM12及び記憶部14に記憶された制御プログラムを実行することによりMFP1全体を制御する。ROM12はCPU11が実行する制御プログラムや固定データを記憶する。RAM13は、CPU11がROM12に記憶された制御プログラムを実行するときに必要となるワークエリア等を有している。
【0016】
記憶部14は、例えば、ハードディスクドライブである。記憶部14は、制御プログラム記憶部14a、印刷ファイル保存部14b、個人識別コードテーブルT1を記憶する記憶部14c、特定機能テーブルT2を記憶する記憶部14d等を有している。
【0017】
記憶部14aは後述する特定機能実行処理を行なうための制御プログラム等の制御プログラムを記憶する。印刷ファイル保存部14bは、各端末装置3a、3b、…3nから送信された個人識別コード及び印刷許可コードが付加された印刷ファイルを保存する。
【0018】
記憶部14cに記憶される個人識別テーブルT1は、個人識別コードと個人との対応関係を示すテーブルである。図6は個人識別テーブルT1を示している。図6に示すように、テーブルT1には、個人識別コード(A0001,A0002,…)と対応して各端末装置3a、3b、…3nの個人名が記憶されている。
【0019】
記憶部14dに記憶される特定機能テーブルT2は、識別コードと特定機能との対応関係を示すテーブルである。図7は特定機能テーブルT2を示している。図7に示すように、テーブルT2には、識別コード(01000,01001)と対応して特定機能(メンテナンスモード起動、待ち印刷ファイル削除)が記憶されている。
【0020】
画像処理部15は、画像データに対して圧縮、伸張等の処理を施す。コントロールパネル16は、操作部17や表示部18を有する。操作部17はユーザから受付けた指示をCPU11に伝える。また、表示部18はCPU11の制御の下でユーザに必要な情報を表示する。
【0021】
ネットワークインタフェース19は、ネットワーク2と接続し、ネットワーク2に接続された各端末装置3a、3b、…3nから印刷ファイルを受信する等のデータ通信を行う。スキャナ20は、図示しない原稿台に載置された原稿、又は図示しない自動給紙装置により送られた原稿から画像を読取り、画像データを生成する。プリンタ21はネットワーク2を介して受信した印刷待ちファイル等に基づいて、用紙へ画像を形成する。
【0022】
時計部22は日時情報を生成する。時計部22が生成した日時情報は、必要に応じてCPU11に取得される。I/O23は、カードリーダ4と接続されている。I/O23は、カードリーダ4のカードの認識及びカードから非接触で読み取ったコードをCPU11に伝える。
【0023】
次に、特定機能実行処理について説明する。図8は、CPU11が実行する特定機能実行処理の要部を示すフローチャートである。
【0024】
CPU11は、カードリーダ4がカード5を認識したか否かについて判定する(ST101)。カードリーダ4がカード5を認識したと判定すると(ST101でYES)、CPU11は、カードリーダ4がカード5から読み取ったコードを取得する(ST102)。
【0025】
CPU11は、取得したコードが特定機能テーブルT2に記憶されているコードか否かを判定する(ST103)。特定機能テーブルT2に記憶されているコード、すなわち、識別コードであると判定すると(ST103でYES)、CPU11は、当該識別コードと対応する特定機能に応じた処理を実行する(ST104)。例えば、当該識別コードがメンテナンスモード起動指示コードであれば、メンテナンスモードが起動する。また、例えば、当該識別コードが印刷待ちファイル削除コードであれば、印刷ファイル記憶部14bに記憶されている待ち印刷ファイルを削除する。
【0026】
一方、CPU11は、特定機能テーブルT2に記憶されているコードでないと判定すると(ST103でNO)、コードは個人識別コードであるか否かを判定する(ST105)。コードが個人識別コードであると判定すると(ST105でYES)、CPU11は、印刷ファイル保存部14bに保存されている印刷ファイルのうち、当該個人識別コードが付加されている印刷ファイルの印刷を実行する(ST106)。また、コードが個人識別コードでないと判定した場合は(ST105でNO)、CPU11は処理を終了する。
【0027】
この実施例によると、例えば、MFP1の管理者がメンテナンスモードでMFP1を起動させたいときは、メンテナンスモード起動カード5aをカードリーダ4にかざすだけでMFP1をメンテナンスモードで起動させることができる。したがって、メンテナンスモードでMFP1を起動させる際に、特殊な操作を行う必要がなく、管理者にとって大変便利である。また、印刷ファイル記憶部14bに多くの印刷ファイルが印刷されないまま記憶されてしまっている場合には、ユーザが待ち印刷ファイル削除カード5cをカードリーダ4にかざすだけで、印刷ファイルを全て削除することができ、印刷ファイルを削除する手間を軽減することができる。
【0028】
(第2の実施例)
次に、第2の実施例について述べる。なお、前述した実施例と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明は省略する。この第2の実施例は、特定機能カードと個人識別カードとを組み合わせてMFP1に所定の処理を実行させるものである。この第2の実施例では、上述の個人識別テーブルT1とともに、上述した特定機能テーブルT2に代えて図9で示す特定機能テーブルT3を記憶部14内に有している。特定機能テーブルT3には、印刷待ちファイル削除を指示する印刷待ちファイル削除指示コードのみが記憶されている。なお、この第2の実施例では、特定機能テーブルT3に、印刷待ちファイル削除指示コードのみが記憶されている場合で説明しているが、これに限るものではない。
【0029】
次に特定機能実行処理について説明する。図10は、CPU11が実行する特定機能実行処理を示すフローチャートである。ステップST201からST203の処理は、上述のステップST101からST103とそれぞれ同様であるため説明を省略する。
【0030】
CPU11は、コードが特定機能テーブルT3に記憶されているコード、すなわち識別コードであると判定すると(ST203でYES)、そのコードをRAM13に保存する。このコードは、RAM13内のコード保存部(図示しない。)に記憶される。そして、処理を終了する。
【0031】
一方、CPU11は、コードが特定機能テーブルT3に記憶されているコードでないと判定すると(ST203でNO)、続いて、CPU11は、コードは個人識別コードであるか否かを判定する(ST205)。コードが個人識別コードであると判定すると(ST205でYES)、CPU11は、コードがRAM13のコード保存部に保存されているか否かを判定する(ST206)。
【0032】
RAM13のコード保存部にコードが保存されていると判定すると(ST206でYES)、その保存されているコードに応じた処理を個人識別コードで特定される印刷ファイルに対して実行する(ST207)。すなわち、特印刷ファイル記憶部14bに記憶されている印刷ファイルのうち、取得した個人識別コードを含む印刷ファイルのみが削除される。
【0033】
また、RAM13のコード保存部にコードが保存されていないと判定すると(ST206でNO)、CPU11は、特印刷ファイル記憶部14bに記憶されている印刷ファイルのうち、取得した個人識別コードを含む印刷ファイルを印刷する(ST208)。
【0034】
CPU11は、個人識別コードでないと判定した場合(ST205でNO)、特定機能に応じた処理を実行した場合(ST207)、印刷処理を実行した場合は(ST208)、処理を終了する。
【0035】
続いて、RAM13のコード保存部に保存されたコードの取扱いについて説明する。図11は、CPU11が実行するコード削除処理を示すフローチャートである。
【0036】
CPU11は、RAM13のコード保存部にコードが保存されているか否かを判定する(ST301)。前記コード保存部にコードが保存されていると判定すると(ST301でYES)、CPU11は、前記コード保存部にコードが保存されてから所定時間、例えば、3秒が経過したか否かを判定する(ST302)。所定時間が経過していないと判定すると(ST302でNO)、ステップST301の処理へ戻る。
【0037】
一方、所定時間が経過したと判定すると(ST303でYES)、RAM13のコード保存部に保存されているコードを削除する(ST303)。そして、処理は終了する。
【0038】
この実施例によると、ユーザは、MFP1内に記憶されている印刷ファイルを削除したいときには、カードリーダ4で待ち印刷ファイル削除カード5cをかざした後、所定時間内に自身の個人識別カード5aをカードリーダ4にかざすだけの操作で、MFP1内に記憶されている印刷ファイルのうち、ユーザが送信した印刷ファイルのみを削除することができる。
【0039】
また、印刷待ちファイル削除カード5cをカードリーダ4に認識させても直ちに印刷ファイルが削除されず、そのカード5cを認識させた後、個人識別カード5aを認識させなければ、当該個人識別カード5aに対応する印刷ファイルの削除が行われないため、不用意に印刷ファイルが削除されてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】図1は、本発明の第1の実施例におけるネットワーク構成を概略的に示す図である。
【図2】図2は、同実施例における個人カードを示す図である。
【図3】図3は、同実施例における。メンテナンスモード起動カードを示す図である。
【図4】図4は、同実施例における待ち印刷ファイル削除カードを示す図である。
【図5】図5は、同実施例における画像形成装置の要部構成を概略的に示すブロック図である。
【図6】図6は、同実施例におけるである。個人識別コードと個人名との対応関係を示すテーブルである。
【図7】図7は、同実施例における識別コードと特定機能との対応関係を示すテーブルである。
【図8】図8は、同実施例における特定機能実行処理の要部を示すフローチャートである。
【図9】図9は、本発明の第2の実施例における識別コードと特定機能との対応関係を示すテーブルである。
【図10】図10は、同実施例における特定機能実行処理の要部を示すフローチャートである。
【図11】図11は、同実施例におけるコード保存処理の要部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0041】
4:カードリーダ、11:CPU、12:ROM、13:RAM、14:記憶部、15:画像処理部、16:コントロールパネル、19:ネットワークインタフェース、20:スキャナ、21:プリンタ、22:時計部、23:I/O

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コードを取得するように構成されたコード取得部と、
特定の処理を行うための識別コードを記憶するように構成された識別コード記憶部と、
前記コード取得部でコードを取得すると、前記識別コード記憶部に記憶されている識別コードかを判定するように構成された識別コード判定部と、
前記識別コード判定部の判定に基づいて、前記取得した識別コードに応じた特定の処理を実行するように構成された実行部とを具備する画像形成装置。
【請求項2】
前記実行部は、前記判定部で前記取得した識別コードが前記識別コード記憶部に記憶されていると判定した場合に、前記特定の処理を実行する請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記特定の処理は、印刷待ちファイルを全て削除する処理である請求項2記載の装置。
【請求項4】
前記特定の処理は、メンテナンスモードを起動する処理である請求項2記載の装置。
【請求項5】
前記識別コード判定部で前記取得した識別コードが前記識別コード記憶部に記憶されていると判定した場合に、前記取得した識別コードを保存するように構成された識別コード保存部と、
前記個人識別コードを記憶するように構成された個人識別コード記憶部と、
個人識別コードが付加された印刷待ちファイルを保存するように構成された印刷待ちファイル保存部と、
前記コード取得部でコードを取得すると、その取得したコードが前記個人識別コード記憶部に記憶されているコードであるかを判定するように構成された個人識別コード判定部と、
前記個人識別コード判定部で個人識別コードであると判定すると、前記コード保存部に識別コードが保存されているかを判定するように構成されたコード保存判定部とを具備し、
前記実行部は、コード保存判定部で前記識別コードが保存されていると判定した場合に、前記印刷待ちファイル保存部に保存されている印刷待ちファイルのうち前記取得した個人識別コードで特定される印刷待ちファイルに対して特定の処理を実行する請求項1記載の装置。
【請求項6】
前記特定の処理は、印刷待ちファイルを削除する処理である請求項5記載の装置。
【請求項7】
前記実行部は、コード保存判定部で前記識別コードが保存されていないと判定した場合に、前記印刷待ちファイル保存部に保存されている印刷待ちファイルのうち前記取得した個人識別コードで特定される印刷待ちファイルに対して印刷処理を実行する請求項6記載の装置。
【請求項8】
コードを取得するコード取得手段と、
特定の処理を行うための識別コードを記憶する識別コード記憶手段と、
前記コード取得手段でコードを取得すると、前記識別コード記憶手段に記憶されている識別コードかを判定する識別コード判定手段と、
前記識別コード判定手段の判定に基づいて、前記取得した識別コードに応じた特定の処理を実行する実行手段とを具備する画像形成装置。
【請求項9】
前記実行手段は、前記識別コード判定手段で前記取得した識別コードが前記識別コード記憶手段に記憶されていると判定した場合に、前記特定の処理を実行する請求項8記載の装置。
【請求項10】
前記特定の処理は、印刷待ちファイルを全て削除する処理である請求項9記載の装置。
【請求項11】
前記特定の処理は、メンテナンスモードを起動する処理である請求項9記載の装置。
【請求項12】
前記識別コード判定手段で前記取得した識別コードが前記識別コード記憶手段に記憶されていると判定した場合に、前記取得した識別コードを保存する識別コード保存手段と、
前記個人識別コードを記憶する個人識別コード記憶手段と、
個人識別コードが付加された印刷待ちファイルを保存する印刷待ちファイル保存手段と、
前記コード取得手段でコードを取得すると、その取得したコードが前記個人識別コード記憶手段に記憶されているコードであるかを判定する個人識別コード判定手段と、
前記個人識別コード判定手段で個人識別コードであると判定すると、前記コード保存手段に識別コードが保存されているかを判定するコード保存判定手段とを具備し、
前記実行手段は、コード保存判定手段で前記識別コードが保存されていると判定した場合に、前記印刷待ちファイル保存手段に保存されている印刷待ちファイルのうち前記取得した個人識別コードで特定される印刷待ちファイルに対して特定の処理を実行する請求項8記載の装置。
【請求項13】
前記特定の処理は、印刷待ちファイルを削除する処理である請求項12記載の装置。
【請求項14】
前記実行手段は、コード保存判定手段で前記識別コードが保存されていないと判定した場合に、前記印刷待ちファイル保存手段に保存されている印刷待ちファイルのうち前記取得した個人識別コードで特定される印刷待ちファイルに対して印刷処理を実行する請求項13記載の装置。
【請求項15】
コードを取得すること、
取得したコードが特定の処理を行うための識別コードかを判定すること、
前記判定に基づいて、前記取得した識別コードに応じた特定の処理を実行することとを含む画像形成装置の処理を実行する方法。
【請求項16】
前記実行することは、前記取得したコードが前記識別コードであると判定した場合に、前記特定の処理を実行する請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記特定の処理は、印刷待ちファイルを全て削除する処理である請求項15記載の方法。
【請求項18】
前記特定の処理は、メンテナンスモードを起動する処理である請求項9記載の方法。
【請求項19】
前記取得したコードが前記識別コードであると判定した場合に、前記取得した識別コードを保存すること、
コードを取得すると、その取得したコードが個人識別コードであるかを判定すること、
前記個人識別コードであると判定すると、前記識別コードが保存されているかを判定すること、を具備し、
前記実行することは、前記識別コードが保存されていると判定した場合に、個人識別コードが付加された印刷待ちファイルを保存する印刷待ちファイル保存部に保存されている印刷待ちファイルのうち前記取得した個人識別コードで特定される印刷待ちファイルに対して特定の処理を実行する請求項15記載の方法。
【請求項20】
前記特定の処理は、印刷待ちファイルを削除する処理である請求項19記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−326364(P2007−326364A)
【公開日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−134355(P2007−134355)
【出願日】平成19年5月21日(2007.5.21)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】