説明

画像形成装置及び画像形成システム

【課題】消耗品や経時変化による機器の状態(用紙や画像の位置づれの発生など)を分りやすく視覚的に表示できる機能を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】消耗品や機器の状態を表し、状態の程度によって長さの異なる矩形27〜28、高さと表示色の異なる矩形A〜Fと、交換やメンテナンスの目安を示すラインa〜dを備えるグラフ22〜26から構成される表示部を備えるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消耗品等の部品や経時変化による機器の状態についての情報を取得し、その状態を表示する機能を備えた画像形成装置及び画像形成システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、コピー、プリンタ、ファックスの機能の各々における印刷枚数のカウンタやスキャンの回数のカウンタを設けることで客先の使用状況を把握し、その情報を収集することで、その後の開発などに役立てようとする複合装置がある(特許文献1)。
また、コピー機の保守管理として、ユーザー個々のコピー機と通信を行い累積印刷回数などの使用状況やトナー残量、故障の発生状態を収集することで、トナーの交換、修理などの保守を行う方法が取られている。
【特許文献1】特開2003−101712公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このような印刷枚数などの情報を収集する複合装置では、その後の開発などに利用しようとした場合に装置の安定性や故障に関するデータは取得しないので、安定した装置の開発という点では不十分である。
また、従来の保守方法としては消耗品の状態や故障の発生状態は収集しているが、経時変化による機器の状態を連続的に管理するまでに至らず、メンテナンスを行う状態の目安を早めに明示することが難しかった。本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、消耗品や経時変化による機器の状態(用紙や画像の位置づれの発生など)を分りやすく視覚的に表示できる機能を備えた画像形成装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、原稿を読みとる画像読取手段と、前記原稿の読み取りデータを処理するデータ処理手段と、前記読み取りデータを保存するデータ保持手段と、前記読み取りデータから画像を形成する画像形成手段と、を備えた画像形成装置であって、画像形成装置の動作状態情報を取得する動作状態情報取得手段と前記動作状態情報を、図形を用いて視覚的に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記図形は、二次元的に表現可能な形状であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記動作状態情報は、前記画像形成手段に設けられた現像材収容装置の累積使用時間であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記動作状態情報は、前記画像読取手段に設けられた原稿照射手段の累積使用時間であることを特徴とする。
【0005】
請求項5の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記動作状態情報は、用紙の位置ずれの量であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記動作状態情報は、画像の位置ずれの量であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記動作状態情報は、当該画像形成装置の故障の有無であることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項5または6記載画像形成装置において、前記表示手段は、前記位置ずれの状態を表す形状を、ずれの量に応じて、前記形状の高さを変えて表示することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項5または6記載画像形成装置において、前記表示手段は、前記位置ずれの状態を表す形状を、ずれの量に応じて、前記形状の表示色を変えて表示することを特徴とする。
【0006】
請求項10の発明は、請求項2乃至9の何れか一項記載の画像形成装置において、前記表示手段は、前記動作状態情報をもとにして、メンテナンスの必要性の目安となるように線状に表示することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1乃至10の何れか一項記載の画像形成装置において、外部情報処理装置との接続手段を備えたことを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11の記載の画像形成装置の前記表示手段を、前記接続手段を用いて接続した外部情報処理装置上のソフトウェアにより実現したことを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項1乃至11の何れか一項記載の画像形成装置において、前記図形は、矩形形状により表現されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の画像形成装置によれば、部品の使用状態、また、装置の状態や故障の有無を示す状態情報を、図形を用いて視覚的に表示するので、状態の変動が大きくなるのが続いてきた場合、メンテナンスがそろそろ必要になるなどの傾向をつかむことができ、早めの対応が可能となる。また、管理者でなくても装置状態の様子を見ることができる。さらに、時系列に沿ったこれらの状態を取得することでメンテナンスだけでなく、その後の開発のためのデータとして利用ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明を図に示す実施形態を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の画像形成措置の概略構造を示すブロック図である。
入力部10は原稿を読み取る画像読取手段(スキャナ)、出力部12は画像の書き込み、印字、出力を行う画像形成手段であるプロッタ)、操作部13はコピー、プリンタなどのモード設定や印刷枚数の設定等の各種設定を行う操作部である操作パネル、表示手段である表示部14は、情報取得部で取得された動作状態情報を表示する表示画面である。データ保存部15は、読み取った原稿のデータを保存するデータ保持手段であるハードディスクドライブである。
I/F(インターフェイス)部16は、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)などの接続インターフェイスを管理し、LAN(Local Area Network)を介して、あるいはUSB接続を用いて、画像形成装置と外部情報処理装置(PC)との接続を実現する接続手段である。
また、データ処理手段であるコントローラ11は、画像処理、圧縮、伸長、データ変換処理(プリンタ言語の展開、拡大、縮小)、メモリ管理などの処理を行う。
データ保持手段であるデータ保存部15は、データを記憶、保存するハードディスクなどの記憶装置である。
情報取得部(動作状態情報取得手段)17では、後述する動作状態情報を、所定時間間隔で印刷時にサンプリングしている。
表示部14は、情報取得部で取得された動作状態情報をグラフとして表示する。これは、表示部の備える後述する更新ボタン20(図2、図3)を押下することによって行われる。
【0009】
以下に、表示部14について、図2及び図3を用いて詳しく説明する。
図2、3は本発明にかかる画像形成装置の表示部14における画像形成装置の異なるタイミングで更新ボタン20を押下した際のグラフ表示を例示する図である。
ここで、グラフ22〜26で表示されている動作状態情報は、現像材収容装置(トナーカートリッジ)、原稿照射手段(原稿照射ランプ)の、印刷時、スキャン時における累積の使用時間、用紙の位置ずれ、画像の位置ずれ(Blackトナー画像について)の量、故障の有無である。
最初に、トナーカートリッジや原稿照射ランプについての表示を説明する。
図2及び図3のグラフ22、グラフ23は、トナーカートリッジ、すなわちトナーの累積使用時間、原稿照射ランプの累積使用時間のグラフを示している。
トナー、原稿照射ランプが新品の状態の場合に、累積時間は0(h)であり、使用時間が累積していくに従って二次元形状の図形27、及び28の長さが右に延びていくようになっている。
ここで、図形の形状は矩形として説明するが、これはあくまで一例であり、二次元的に表せるものであれば、他の図形でもよい。また、後述する用紙、画像の位置ずれについてのグラフについても同様である。
【0010】
横軸のスケールの単位は時間(h)となっているが、単位は他に秒、日、月などに変更可能である。また、表示する時間の範囲は、トナー、原稿照射ランプ各々について別に設定することが出来る。
グラフ右側のラインa及びbは部品交換時の目安になる線である。使用時間が累積するごとに横に延びていく矩形27、28がラインa、bの位置に到達した時、部品の交換が必要ということを意味する。
以上説明したように、部品使用時間の目安を図形を用いて、時系列に沿って視覚的に表すことで、管理者でなくともそろそろ部品のメンテナンス(トナーカートリッジや原稿照射ランプの交換など)が必要になるなどの傾向をつかむことができるので、早めの対応をとることが出来る。また、メンテナンスだけでなく、一定期間内のトナーの消費具合や原稿照射ランプの消耗具合などその後の開発のためのデータとして利用することも出来る。
加えて、表示部14に部品交換の必要の有無の目安となる線を表示するので、管理者のみならず、一般の使用者も現在の部品の状態を容易に知ることが出来、それに応じた対応をすることができるようになる。
【0011】
次に、用紙の位置ずれ、画像の位置ずれ(ここでは、Blackトナー画像について)、故障についての表示を説明する。
まず、用紙の位置ずれの表示について説明する。
ここで、用紙の位置ずれとは、例えば、給紙時における用紙先端のレジスト位置に対するずれ量を意味している。
図2及び図3のグラフ24は、異なるタイミングで更新ボタン20を押下した際の用紙の位置ずれの状態を示すグラフである。
グラフ24の矩形A、B、Cは、表示部14を表示させた時点tkから所定の時間さかのぼった時間範囲tj〜tkにおける位置ずれの状態を表している。また、矩形A〜Cには、夫々、緑、黄色、赤の色が付けられている。
図2、3で表示部14の表示を行った時点tkは欄の最右部に示される。用紙の位置ずれの程度は矩形の高さで示されている。
例えば、正規のレジスト位置に対してずれ量の絶対値が所定のしきい値p_thrd1以上p_thrd2未満の場合に矩形B(ずれ量の程度「中」)、正規のレジスト位置に対してずれ量の絶対値が所定のしきい値p_thrd2より大きい場合に矩形C(ずれ量の程度「大」)を示すとすればよい。また、正規のレジスト位置に対してずれ量の絶対値が所定のしきい値p_thrd1より小さい場合に矩形A(ずれ量の程度「小」)を示すとすればよい。
【0012】
グラフ24の縦中央部にあるラインc及びdはメンテナンスの必要の有無の目安となる線である。
矩形の高さがこのラインを越えることが多い場合はメンテナンスを行った方がよいことを示している。
例えば、グラフ24は図2の場合に比べ、図3の場合に、高さがラインcを超えた矩形Cの領域(ずれ量の程度「大」)が大きくなっている。このとき、メンテナンスの必要性がより高いことがわかる。
ずれのデータは、情報取得部17によって、印刷時に所定時間間隔でサンプリングして取得される。矩形はサンプリングしたデータをもとにしたもので、矩形の区間の時間にて連続して印刷していることを意味するわけではない。なお、ずれ量の程度を3段階に分けたが、これに限定しなくともよい。
このように部品使用時間の目安を図形(矩形)を用いて時系列に沿って、また夫々の矩形に異なる表示色をつけることによって、より視覚的に表すことで、管理者でなくとも、そろそろ部品のメンテナンス(修理・交換など)が必要になる程度などの傾向をつかむことができるので、早めの対応をとることが出来る。また、メンテナンスだけでなく、その後の開発のためのデータとして利用することも出来る。
また、表示部にメンテナンスが必要になる程度の画像の位置ずれの目安となるラインを表示することで、管理者のみならず、一般の使用者も現在の部品の状態を容易に知ることが出来、それに応じた対応をすることができるようになる。
【0013】
続いて画像の位置ずれの表示について、説明する。
ここで、画像の位置ずれとは、例えば、各色の副走査方向の書き込み時のずれなどで転写ベルト上に転写された画像の基準位置に対するずれ量を表す。基準位置に対するずれ量の求め方としては転写ベルト上に設けられた位置合わせパターンと比較する方法などがよくやられている。
図2及び図3のグラフ25は、異なる場合のBlackのトナー画像の位置ずれの状態を示すグラフである。
グラフ25の矩形D、E、Fは、表示部14を表示させた時点tkから所定の時間さかのぼった時間範囲tj〜tkにおける位置ずれの状態を表している。
ここで、矩形D〜Fには、夫々緑、黄色、赤の色が付けられている。
図2、3で表示部14の表示を行った時点tkは欄の最右部に示される。画像の位置ずれの程度は矩形の高さで示されている。
例えば、基準位置に対してずれ量の絶対値が所定のしきい値i_thrd1以上i_thrd2未満の場合(ずれ量の程度「中」)に矩形B、基準位置に対してずれ量の絶対値が所定のしきい値i_thrd2より大の場合に矩形C(ずれ量の程度「大」)とすればよい。また、基準位置に対してずれ量の絶対値が所定のしきい値i_thrd1より小の場合、矩形A(ずれ量の程度「小」)とすればよい。
【0014】
グラフの縦中央部にあるラインdはメンテナンスの必要の有無の目安となる線である。従来、自動で位置ずれを補正することが行われているが、このラインを越えることが多い場合は自動では補正が難しく、メンテナンスを行ったほうがよいケースである。例えば、グラフ25は、図2の場合に比べ、図3の場合に、高さがラインdを超えた矩形Fの領域が広くなっている。このようなときにメンテナンスの必要があることがわかる。
このように、部品使用時間の目安を図形(矩形)を用いて時系列に沿って、また夫々の矩形に異なる表示色をつけることにより、視覚的に表すことで、管理者でなくとも、そろそろ部品のメンテナンス(修理・交換など)が必要になる程度などの傾向をつかむことができるので、早めの対応をとることが出来る。また、メンテナンスだけでなく、その後の開発のためのデータとして利用することも出来る。
また、表示部にメンテナンスが必要になる程度の画像の位置ずれの目安となる線を表示することで、管理者のみならず、一般の使用者も現在の部品の状態を容易に知ることが出来、それに応じた対応をすることができるようになる。
ずれのデータは印刷時に所定時間間隔でサンプリングして取得される。矩形はサンプリングしたデータをもとにしたものであり、矩形の区間の時間中に連続して印刷しているわけではない。なお、ずれ量の程度を3段階に分けたが、これに限定しなくてよい。
【0015】
続いて故障の表示について説明する。図2のグラフ26は、故障がない例を示す。故障が発生すると、図3のグラフ26のような矢印を表示する。矢印の時点で故障が発生したことを示している。
なお、用紙の位置ずれ、画像の位置ずれ、故障の状態については、所定時間分の過去の履歴を保存しておき、用紙の位置ずれが、画像の位置ずれの程度を示す矩形がC、Fの場合(表示色は赤)、すなわちずれの程度が「大」の場合や、故障の場合では、印刷設定条件(片面印刷、両面印刷、集約印刷、印刷枚数などの条件)も保存しておく。このようにすることで、どのような条件で、大きな位置ずれが発生し、故障が起きるのかが分かるので、メンテナンスのみならず、その後の開発のための参考データとして利用できる。
また、表示部14に表示する位置ずれなどの状態は図2、3に示す項目に限定しない。他の部品やその他の変動要素のデータを取得するようにした場合は、必要に応じて、他の部品やその他の変動要素についての情報を画面へ追加することができる。
それは、表示部14の右部に備えられた設定ボタン21によって行われ、例えば、画像の位置づれについて、Blackに加えてYellowやMagentaなどの項目を、追加することができる。また、例えば上記した時間範囲(tj〜tk)、グラフの時間単位(横軸スケールの単位)、矩形の色、表示項目を変更することも出来る。
【0016】
次に表示部14での表示処理の流れを示すフローチャート(図4)を用いて、動作状態情報が表示部14に表示される流れを説明する。なお、以下に示す処理は、コントローラ11の制御により実現されるものである。
更新ボタン20が押下されたとき、その時点までの情報を取得し、動作状態を表示する。
初めに更新ボタン20が押下されると(S40)、前記情報取得部17にて、装置の動作状態情報を取得させる(S41)。次に表示部14に、取得した情報を、図2、3のように表示をする(S42)。その後、所定の時間が経過するまでに更新ボタンが押されず、更新設定がない場合は(S43でY)、オートシャットオフし表示をOFFする(S44)。所定の時間が経過しない間(S43でN)は、さらに更新ボタンが押されて更新設定があるか判別する。更新ボタンが押下され、更新設定がある場合には(S45でY)、再度装置の動作状態取得処理を行い最新の情報を表示させる。更新ボタンが押下されず(S45でN)、更新設定がない場合は所定の時間が経過するまで、そのままの表示とする。
なお、動作状態の表示は消費電力を節約するために常時表示はしないように構成することが望ましい。
以上、消耗品交換の必要の有無や、故障の有無などの状態を分りやすく視覚的に表示できる表示部を備えた画像形成装置を説明したが、上記の例に加えて、画像形成装置の表示部14は、画像形成装置に備えるのではなく、接続手段(ネットワークやその他の接続インターフェイス)を介した外部の情報処理装置(PC)とすることができる。
【0017】
図5は、複数の画像形成装置51〜54とPC55、56によって構成されるLANなどのネットワーク57の構成を示す図である。
ここで、画像形成装置51〜54は、図2のI/F部16を介してネットワーク57に接続している。
表示部14の機能は、PC上にソフトウェアで実装される。情報取得部17で収集された動作状態情報は、ネットワーク57を介してPC51あるいは52に送信され、PC上のソフトウェアによって表示される。
画像形成装置とPCの接続手段は、LANなどのネットワーク57に限る必要はなく、USB等のローカルな接続であってもよい。
このようにすることで、画像形成装置から離れていてもPCで画像形成装置の状態を知ることが出来る。また、ネットワークを介して、複数の画像形成装置の状態を知ることも出来る。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の複合機の概略構造を示すブロック図。
【図2】本発明にかかる画像形成装置の表示部14における画像形成装置の動作状態情報のグラフ表示の例を示す図。
【図3】本発明にかかる画像形成装置の表示部14における画像形成装置の動作状態情報のグラフ表示の例を示す図。
【図4】表示部14での動作の流れを示すフローチャート。
【図5】複数の画像形成装置51〜54とPC55、56によって構成されるLANなどのネットワーク57の構成を示す図。
【符号の説明】
【0019】
10 入力部
11 コントローラ
12 出力部
13 操作部
14 表示部
15 データ保存部
16 I/F部
17 情報取得部
20 更新ボタン
21 設定ボタン
22〜26 グラフ
27、28 矩形
A〜F 矩形

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿を読みとる画像読取手段と、前記原稿の読み取りデータを処理するデータ処理手段と、前記読み取りデータを保存するデータ保持手段と、前記読み取りデータから画像を形成する画像形成手段と、を備えた画像形成装置であって、当該画像形成装置の動作状態情報を取得する動作状態情報取得手段と、前記動作状態情報を、図形を用いて視覚的に表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1記載の画像形成装置において、
前記図形は、二次元的に表現可能な形状であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の画像形成装置において、
前記動作状態情報は、前記画像形成手段に設けられた現像材収容装置の累積使用時間であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1または2記載の画像形成装置において、
前記動作状態情報は、前記画像読取手段に設けられた原稿照射手段の累積使用時間であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項1または2記載の画像形成装置において、
前記動作状態情報は、用紙の位置ずれの量であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項1または2記載の画像形成装置において、
前記動作状態情報は、画像の位置ずれの量であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項1または2記載の画像形成装置において、
前記動作状態情報は、当該画像形成装置の故障の有無であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項5または6記載の画像形成装置において、
前記表示手段は、前記位置ずれの状態を表す形状を、ずれの量に応じて、前記形状の高さを変えて表示することを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項5または6記載の画像形成装置において、
前記表示手段は、前記位置ずれの状態を表す形状を、ずれの量に応じて、前記形状の表示色を変えて表示することを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項2乃至9の何れか一項記載の画像形成装置において、
前記表示手段は、前記動作状態情報をもとにして、メンテナンスの必要性の目安となるように線状に表示することを特徴とする画像形成装置。
【請求項11】
請求項1乃至10の何れか一項記載の画像形成装置において、
外部情報処理装置との接続手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項12】
請求項11に記載の画像形成装置の前記表示手段を、前記接続手段を用いて接続した外部情報処理装置上のソフトウェアにより実現したことを特徴とする画像形成システム。
【請求項13】
請求項1乃至11の何れか一項記載の画像形成装置において、
前記図形は、矩形形状により表現されることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−20542(P2008−20542A)
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−190626(P2006−190626)
【出願日】平成18年7月11日(2006.7.11)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】