画像形成装置及
【課題】像保持体の周囲に空間を確保することができ、小型化することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、感光体ドラム210と、発光部140から発光された光を感光体ドラム210に導く導光部材120と、感光体から像が転写される中間転写ベルト62と、中間転写ベルト62を支持する右側板102及び左側板104とを有し、導光部材120は、右側板102及び左側板104に支持されている。また、画像形成装置10は、感光体ドラム210の一部分が露出するように感光体ドラム210が装着される感光体ユニット本体202を有し、導光部材120は感光体ユニット本体202に対して押圧され、位置決めされる。
【解決手段】画像形成装置10は、感光体ドラム210と、発光部140から発光された光を感光体ドラム210に導く導光部材120と、感光体から像が転写される中間転写ベルト62と、中間転写ベルト62を支持する右側板102及び左側板104とを有し、導光部材120は、右側板102及び左側板104に支持されている。また、画像形成装置10は、感光体ドラム210の一部分が露出するように感光体ドラム210が装着される感光体ユニット本体202を有し、導光部材120は感光体ユニット本体202に対して押圧され、位置決めされる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、転写ユニットと、着脱可能な感光体ユニットとしてプロセスカートリッジを有する画像形成装置において、前記転写ユニットの中間転写ベルトとプロセスカートリッジとのニップ部にクリーニング前の感光体ドラムを除電する除電ランプが搭載されている画像形成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−181613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、像保持体の周囲に空間を確保することができ、小型化することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る本発明は、像を保持する像保持体と、光源から発せられた光を前記像保持体に導く導光部材と、前記像保持体から像が転写される転写体と、前記転写体を支持する転写体支持部と、を有し、前記導光部材は、前記転写体支持部に支持されている画像形成装置である。
【0006】
請求項2に係る本発明は、前記像保持体が装着される筐体をさらに有し、前記導光部材は、前記筐体に対して押圧されて位置決めされる請求項1記載の画像形成装置である。
【0007】
請求項3に係る本発明は、前記像保持体の一部分を前記筐体から露出させる第1の位置と、前記像保持体の前記筐体から露出した部分を覆う第2の位置との間で移動するように前記筐体に装着された移動部材をさらに有し、前記筐体は画像形成装置本体内に着脱可能であって、前記移動部材は、前記筐体が前記画像形成装置本体内に装着され、画像形成が可能な状態にあっては前記第1の位置に配置され、前記画像形成装置本体内から取り外された状態にあっては前記第2の位置に配置される請求項2記載の画像形成装置である。
【0008】
請求項4に係る本発明は、前記転写体支持部は、前記画像形成装置本体に対して開閉可能であり、前記移動部材は、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して開く動作に連係して前記第1の位置から前記第2の位置へと移動し、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して閉じられる動作に連係して前記第2の位置から前記第1の位置へ移動する請求項3記載の画像形成装置である。
【0009】
請求項5に係る本発明は、前記導光部材は、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して開かれる動作に連係して、前記移動部材が前記第2の位置へと移動することに先立ち前記像保持体近傍から退避し、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して閉じられる動作に連係して、前記移動部材が前記第1の位置へ移動した後、前記筐体に対して押圧される請求項4記載の画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る本発明によれば、像保持体の周囲に空間を確保することができ、小型化することができる画像形成装置を提供することができる。
【0011】
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る本発明が奏する効果を奏することに加えて、本構成を有しない場合と比較して、像保持体に対して導光部材を正確に位置決めすることができる画像形成装置を提供することができる。
【0012】
請求項3に係る本発明によれば、請求項2に係る本発明が奏する効果に加えて、本構成を有しない場合と比較して、像保持体の劣化を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
【0013】
請求項4に係る本発明によれば、請求項3に係る本発明が奏する効果を奏することに加えて、本構成を有しない場合と比較して画像形成装置本体内への像保持体の着脱操作を簡単にすることができる画像形成装置を提供することができる。
【0014】
請求項5に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明が奏する効果を奏することに加えて、移動部材に干渉することなく導光部材を像保持体に対して位置決めすることができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示す画像形成装置を示す断面図である。
【図3】図1に示す画像形成装置の本体に対して主開閉部が開閉される様子と、該本体内に感光体ユニットが着脱される様子とを示す側面図である。
【図4】図1に示す画像形成装置に用いられる感光体ユニットを示す断面図である。
【図5】図4に示す感光体ユニットが有するシャッタ部材の動作を説明し、図5(a)はシャッタ部材が第2の位置にある状態を示す断面図であり、図5(b)はシャッタ部材が第1の位置にある状態を示す断面図である。
【図6】図1に示す画像形成装置が有するベルトユニットを示す第1の斜視図である。
【図7】図6に示すベルトユニットを示す第2の斜視図である。
【図8】図6に示すベルトユニットを示す底面図である。
【図9】図6に示すベルトユニットの一部を拡大して示す側面図である。
【図10】図1に示す画像形成装置の本体に対して、ベルトユニットが開かれる際の動作を説明する流れ図である。
【図11】図1に示す画像形成装置の本体に対して、ベルトユニットが閉じられる際の動作を説明する流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2には、本発明の第1の形実施形態に係る画像形成装置10が示されている。図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は画像形成装置本体16を有する。
【0017】
画像形成装置本体16には、前方側開閉部18がヒンジ20を用いて画像形成装置本体16に対して開閉することができるように取り付けられている。また、画像形成装置本体16には、主開閉部26がヒンジ28を用いて画像形成装置本体16に対して開閉することができるように装着されている。また、画像形成装置本体16の前側には、操作部32が取り付けられている。
【0018】
前方側開閉部18には、供給用開閉部22が開閉できるように取り付けられている。供給用開閉部22は、通常は図1及び図2に示すように前方側開閉部18に対して閉じられている。後述するシート供給装置510に収納されたシートとは異なるシートを用いる際に、供給用開閉部22は前方側開閉部18に対して開かれる。
【0019】
主開閉部26は、通常は画像形成装置本体16に対して閉じられている。後述する感光体ユニット200Y、200M、200C、200Bを画像形成装置本体16内に着脱する際に主開閉部26は開かれる。主開閉部26に装着され、後述する支持ロール70、中間転写ベルト62等が前方側開閉部18と干渉することを防止するため、主開閉部26を開くことに先立ち、前方側開閉部18が画像形成装置本体16に対して開かれる。
【0020】
前方側開閉部18を画像形成装置本体16に対して閉じる際には、前方側開閉部18を閉じることに先立って、主開閉部26が画像形成装置本体16に対して閉じられる。主開閉部26は、上側の面が画像の形成されたシートが排出される排出部として用いられる。
【0021】
主開閉部26には、副開閉部30が主開閉部26に対して開閉することができるように取り付けられている。副開閉部30は主開閉部26とは独立して開閉することができ、主開閉部26が画像形成装置本体16に対して閉じられた状態で、主開閉部26に対して開いた状態とすることができる。副開閉部30は、後述するクリーニング装置96の全部又は一部を画像形成装置本体16内に着脱する際に開かれる。
【0022】
操作部32は、例えば、画像形成するシートの枚数を入力するテンキーや、画像形成を開始する際に操作される開始ボタン等を有する。
【0023】
画像形成装置本体16内には、シートに画像を形成する画像形成部40が設けられている。画像形成部40は、例えば4個の感光体ユニット200Y、200M、200C、200Kを有する。
【0024】
感光体ユニット200Y、200M、200C、200Kは、それぞれが像形成構造体として用いられていて、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kをそれぞれが有し、それぞれが画像形成装置本体16内に着脱することができる。感光体ユニット200Y、200M、200C、200Kは、画像形成装置本体16の後側(図2における右側)から順に、感光体ユニット200Y、200M、200C、200Kの順に並べられている。感光体ユニット200Y、200M、200C、200Kの詳細は後述する。
【0025】
感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kは、それぞれが像を保持する像保持体として用いられている。
【0026】
また、画像形成部40は、潜像形成装置として用いられる光書き込み装置44を有する。光書き込み装置44は、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kのそれぞれに対して光を照射して、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kのぞれぞれの表面に潜像を形成する。
【0027】
また、画像形成部40は、現像装置46Y、46M、46C、46Kを有する。現像装置46Yは、収納するイエローのトナーを用いて感光体ドラム210Yに形成された潜像を現像する。現像装置46Mは、収納するマゼンタのトナーを用いて感光体ドラム210Mに形成された潜像を現像する。現像装置46Cは、収納するシアンのトナーを用いて感光体ドラム210Cに形成された潜像を現像する。現像装置46Yは、収納する黒のトナーを用いて感光体ドラム210Yに形成された潜像を現像する。
【0028】
また、画像形成部40は転写装置58を有し、転写装置58は、中間転写ベルトユニット60及び2次転写装置84を有し、中間転写ベルトユニット60は中間転写ベルト62を有する。
【0029】
中間転写ベルト62は、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kから像(トナー像)が転写される転写体として用いられている。また、中間転写ベルト62は、無端状であって、支持ロール64、66、68、70、72に、図2に矢印で示す方向に回転することができるように掛けわたされている。支持ロール70には、後述するギア92(図6参照)を介して後述するモータ90(図5参照)からの駆動が伝達され、モータ90からの駆動の伝達を受けて回転することで、支持ロール70は中間転写ベルト62に駆動を伝達する。
【0030】
また、中間転写ベルトユニット60は、1次転写装置として用いられる1次転写ロール80Y、80M、80C、80Kを有する。1次転写ロール80Y、80M、80C、80Kは、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kの表面にそれぞれが形成されたイエロートナー像、マゼンタのトナー像、シアンのトナー像、黒のトナー像を、中間転写ベルト62転写する。中間転写ベルトユニット60については、後に説明を加える。
【0031】
2次転写装置84は、2次転写ロール86を有する。2次転写ロール86は、中間転写ベルト62に転写されたイエローのトナー像、マゼンタのトナー像、シアンのトナー像、及び黒のトナー像を、シートに対してさらに転写する。
【0032】
また、転写装置58は、クリーニング装置96を有し、クリーニング装置96は掻き落とし部材98を有する。掻き落とし部材98は、2次転写ロール86でシートに対して各色のトナー像が転写された後に、中間転写ベルト62の表面に残留する各色のトナーを掻き落とす。クリーニング装置96の本体内には、掻き落とし部材98によって掻き落とされたトナーが回収される。クリーニング装置96は、副開閉部30を開くことによって形成される開口部を介して画像形成装置本体16内に着脱することができるようになっている。
【0033】
転写装置58を構成する部材のうち、中間転写ベルトユニット60と、クリーニング装置96とは主開閉部26に装着されている。転写装置58のうち、2次転写ロール86は画像形成装置本体16に装着されている。
【0034】
また、画像形成装置本体16内には、2次転写ロール86によってシートに転写されたトナー像をシートに定着する定着装置50が設けられている。
【0035】
また、画像形成装置本体16内には、回収容器300が設けられている。回収容器300には、現像装置46Y、46M、46C、46Kから排出された余剰現像剤が回収される。回収容器300は、例えば感光体ユニット200Kと一体となっている。
【0036】
また、画像形成装置本体16内には、画像形成部40にシートを供給するシート供給装置510が装着されている。シート供給装置510は、画像形成装置本体16の前側(図2における左側)に引き出すことができるようになっていて、シート供給装置510を画像形成装置本体16から引き出した状態でシートが補充される。
【0037】
シート供給装置510は、例えば普通紙等のシートを積層した状態で収納するシート収納容器512を有する。また、シート供給装置510は、シート収納容器512に収納された最上位のシートを抽出し、抽出したシートを画像形成部40へ向けて搬送する搬送ロール514を有する。また、シート供給装置510は、シートを捌き、画像形成部40に複数枚のシートが重なった状態で搬送されることを防止するために用いられるリタードロール516を有する。
【0038】
また、画像形成装置本体16内には、シートの搬送に用いられる搬送路530が形成されている。搬送路530は、主搬送路532と、反転搬送路534と、副搬送路536とを有する。
【0039】
主搬送路532は、シート供給装置510から供給されたシートを画像形成部40に搬送し、画像が形成されたシートを画像形成装置本体16外に排出するために用いられる。主搬送路532に沿って、シートが搬送される方向における上流側から順に、先述の搬送ロール514及びリタードロール516と、レジストロール542と、先述の2次転写ロール86と、先述の定着装置50と、排出ロール544とが配置されている。
【0040】
レジストロール542は、シート供給装置510側から搬送されてきたシートの先端部を一時的に停止させ、中間転写ベルト62に各色のトナー像が転写されるタイミングと合致するようにシートを2次転写ロール86に向けて送り出す。
【0041】
排出ロール544は、定着装置50によって各色のトナーが定着されたシートを画像形成装置本体16外に排出する。
【0042】
反転搬送路534は、一方の面にトナー像が定着されたシートを反転させつつ再び画像形成部40に向けて供給するために用いられる搬送路である。反転搬送路534に沿って、例えば2つの反転搬送ロール548、548が配置されている。反転搬送路534には、シートの後端部を挟みこんだ状態で排出ロール544が逆回転することでシートが後端部側から供給され、供給されたシートが反転搬送ロール548、548によって、レジストロール542の上流の位置へと搬送される。
【0043】
副搬送路536は、シート供給装置510に収納されたシートとは異なるシートを画像形成部40に供給するための搬送路である。副搬送路536には、供給用開閉部22を開いた状態で画像形成装置本体16の前側からシートが供給される。副搬送路536に沿って、搬送ロール552とリタードロール554とが設けられている。搬送ロール552は、副搬送路536に供給されシートを画像形成部40に向けて搬送する。リタードロール554は、副搬送路536に供給されたシートを捌き、複数枚のシートが重なった状態でシートが画像形成部40に搬送されることを防止するために用いられる。
【0044】
図3には、主開閉部26が画像形成装置本体16に対して開閉される様子と、画像形成装置本体16内に感光体ユニット200が着脱される様子とが示されている。
図3に示されるように、画像形成装置本体16に対して主開閉部26を開くと、転写装置58の中間転写ベルトユニット60及びクリーニング装置96が主開閉部26とともに移動する。すなわち、中間転写ベルトユニット60及びクリーニング装置96は、画像形成装置本体16に対して主開閉部26と一体として開閉する。
【0045】
主開閉部26、中間転写ベルトユニット60及びクリーニング装置96が一体として画像形成装置本体16に対して開かれると、画像形成装置本体16に開口部36が形成される。そして、開口部36を介して、画像形成装置本体16内に、感光体ユニット200Y、200M、200C、200Kがそれぞれ着脱される。回収容器300は、先述のように感光体ユニット200Yと一体とされている。このため、回収容器300は、感光体ユニット200と一体して画像形成装置本体16内に着脱される。
【0046】
図4には、感光体ユニット200Yが示されている。感光体ユニット200M、200C、200Kは、用いる現像剤の色が異なるものの感光体ユニット200Yと構成が同一であるため説明を省略する。
【0047】
図4に示されるように、感光体ユニット200Yは感光体ユニット本体202Yを有し、感光体ユニット本体202Yに先述の感光体ドラム210Yが装着されている。感光体ドラム210Yの一部分は、露出部分212Yとして感光体ユニット本体202Yの外部に露出している。感光体ユニット本体202Yは、感光体ドラム210Yの一部分が露出するよう装着された筐体として用いられている。
【0048】
感光体ユニット本体202Y内には、感光体ドラム210Yの表面を均一に帯電する帯電装置220Yが装着されている。帯電装置220Yは、感光体ドラム210Yに接触する帯電ロール222Yを有する。帯電装置220Yによって均一に帯電された感光体ドラム210Yの表面に、光書き込み装置44(図1参照)によって潜像が書き込まれる。
【0049】
また、感光体ユニット本体202Y内には、クリーニング装置として用いられる掻き落とし部材224Yが装着されている。掻き落とし部材224Yは、1次転写ロール80Y(図1参照)によってイエローのトナー像が中間転写ベルト62に転写された後に感光体ドラム210Yの表面に残留したイエローのトナーを掻き落とす。
【0050】
また、感光体ユニット本体202Y内には、掻き落とし部材224Yによって感光体ドラム210Yの表面から掻き落とされたイエローのトナーを回収する回収室226Yが設けられている。
【0051】
また、感光体ユニット本体202Yには、例えば支持部材232Yを介して、シャッタ部材230Yが取り付けられている。シャッタ部材230Yは、移動部材として用いられている。また、シャッタ部材230Yは、リンク機構400に連結されていて、リンク機構400を介して、シャッタ部材230Yは先述の中間転写ベルトユニット60に連結されている。
【0052】
図5には、シャッタ部材230Yの動作が説明されている。シャッタ部材230Yは、第2の位置として用いられる図4(a)に示される位置と、第1の位置として用いられる図4(b)に示される位置との間で移動する。
図4(a)に示される位置である第2の位置は、シャッタ部材230Yが感光体ドラム210Yの露出部分212Yを覆う位置(以下、覆う位置とする)である。また、図4(b)に示される位置である第1の位置は、シャッタ部材230Yが露出部分212Yを感光体ユニット本体202から露出させる位置(以下、露出させる位置とする)である。
【0053】
シャッタ部材230Yは、感光体ユニット200Yが画像形成装置本体16から取り外された状態においては、図5(a)に示される覆う位置にある。また、シャッタ部材230Yは、感光体ユニット200Yが画像形成装置本体16内に装着され、中間転写ベルトユニット60が画像形成装置本体16に対して開いた状態にあると、図5(a)に示される覆う位置にある。一方、シャッタ部材230Yは、感光体ユニット200Yが画像形成装置本体16内に装着され、中間転写ベルトユニット60が画像形成装置本体16に対して閉じられた状態にあっては、図5(b)に示される覆う位置にある。
【0054】
シャッタ部材230Yは、先述のリンク機構400によって中間転写ベルトユニット60に連結されていて、リンク機構400の作用によって、中間転写ベルトユニット60が画像形成装置本体16に対して開かれる動作に連係して露出させる位置から覆う位置に移動するようになっている。また、シャッタ部材230Yは、リンク機構400の作用によって、中間転写ベルトユニット60が画像形成装置本体16に対して閉じられる動作に連係して露出させる位置から覆う位置へと移動するようになっている。
【0055】
このように、画像形成装置本体16内に感光体ユニット200Yが装着され、画像形成装置本体16に対して中間転写ベルトユニット60が閉じられると、感光体ユニット200Yは画像形成が可能な状態となる。
【0056】
図6乃至図8には、中間転写ベルトユニット60が示されている。
中間転写ベルトユニット60は、右側板102と、左側板104と、右側板102及び左側板104を連結する連結部材106とを有する。右側板102、左側板104、及び連結部材106は、転写体として用いられる中間転写ベルト62を支持する転写体支持部として用いられている。すなわち、右側板102及び左側板104には、先述の支持ロール64、66、68、70、72(図1参照)が装着されていて、支持ロール64、66、68、70、72を介して、右側板102及び左側板104が中間転写ベルト62を支持している。
【0057】
また、右側板102及び左側板104は、先述の1次転写ロール80Y、80M、80C、80K(図1参照)を支持している。
【0058】
また、中間転写ベルトユニット60は、支持ロール70(図1参照)の軸に装着されたギア92を有する。ギア92には駆動源として用いられるモータ90から駆動が伝達され、ギア92に駆動が伝達されることで、支持ロール70が回転し、中間転写ベルト62に駆動が伝達される。
【0059】
また、中間転写ベルトユニット60は、先述のリンク機構400(図3参照)に連結されている。すなわち、リンク機構400を介して中間転写ベルトユニット60とシャッタ部材230Y、230M、230C、230Kとは連結されている。このため、先述のように、画像形成装置本体16に対して中間転写ベルトユニット60が開閉されることに連係して、シャッタ部材230Y、230M,230C、230Kが開閉する。
【0060】
また、中間転写ベルトユニット60には、装着部材122Y、122M、122C、122Kを用いて、導光部材120Y、120M、120C、120Kが取り付けられている。導光部材120Y、120M、120C、120Kは、それぞれが、後述する発光部140、140、140、140から発せされた光を感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kに導く。
【0061】
また、図8に示すように、画像形成装置本体16内には、例えば本体フレーム17に装着されるようにして例えば4個の発光部140が装着されている。発光部140は、それぞれが光源として用いられていて、それぞれが、例えば、LED(Light Emitting Diode)からなる。ぞれぞれの発光部140は、中間転写ベルトユニット60が画像形成装置本体16に対して閉じられた状態において、導光部材120Y、120M、120C、120Kの左端部近傍に位置する状態となるよう配置されている。
【0062】
画像形成装置本体16に対して中間転写ベルトユニット60が閉じられた状態で、それぞれの発光部140が発光すると、これらの光が導光部材120Y、120M、120C、120Kによって感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kへと導かれて、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kが除電される。これらの除電は、1次転写ロール80Y、80M、80C、80Kによってトナー像がそれぞれに転写された後であって、掻き落とし部材224Y、224M、224C,224Kによってそれぞれが清掃のなされる前の感光体ドラム210Y,210M、210C、210Kに対してなされる。
【0063】
装着部材122Y、122M、122C、122Kは、ぞれぞれの右端部側が右側板102に支持され、それぞれの左端部側が左側板104に支持されている。このように、右側板102及び左側板104は、装着部材122Y、122M、122C、122Kを介して導光部材120Y、120M、120C、120Kを支持している。このように、中間転写ベルトユニット60で導光部材120Y、120M、120C、120Kを支持することにより、感光体ユニット200Y、200M、200C,200Kに、導光部材120Y,120M、120C、120Kを設ける場合と比較して、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kの周囲に広い空間を確保することができる。
【0064】
また、4個の発光部140は画像形成装置本体16側に設けられ、導光部材120Y、120M、120C、120Kのみが中間転写ベルトユニット60に装着されているため、例えば中間転写ベルト62を交換することを目的として中間転写ベルトユニット60を交換する際に、導光部材120Y、120M、120C、120Kのみを中間転写ベルト62とともに交換すれば足り、4個の光源は中間転写ベルトユニット60を交換した後も継続して利用することができる。
【0065】
図9には、中間転写ベルトユニット60の一部が拡大して示されている。
図9に示されるように、装着部材122Kの右端部側は、右側板102に回転することができるように取り付けられている。また、装着部材122Kには、例えばトーションスプリング等からなる付勢部材126Kが装着されていて、付勢部材126Kによって装着部材122K及び導光部材120Kは、図9に矢印で示す反時計回り方向に回転する方向に付勢されている。また、装着部材122K及び導光部材120Kの左端部側も、右端部側と同様に反時計回り方向に回転するように付勢されている。このため、導光部材120Kは、感光体ユニット本体202Kに対して押圧され、感光体ユニット本体202Kに対して位置決めされる。
【0066】
同様の構成によって、導光部材120Y、120M、120Cは、感光体ユニット本体202Y、202M、202Cに対してそれぞれが押圧され、それぞれが感光体ユニット本体202Y、202M、202Cに対して位置決めされる。
【0067】
図10は、画像形成装置本体16に対して中間転写ベルトユニット60が開かれる際の動作を説明する図である。
図10に示されるように中間転写ベルトユニット60を開く動作が開始されると、次のタイミングで、中間転写ベルトユニット60とともに移動することで、導光部材120Y、120M、120C、120Kが、感光体ドラム210Y、210M、210C、210K近傍からそれぞれ退避する。そして、感光体ドラム210Y、210M、210C,210Kが退避することにより形成された空き空間に入り込むようにして、シャッタ部材230Y、230M、230C、230Kが露出させる位置(図5(b)参照)から、覆う位置(図5(a)参照)へと移動する。
【0068】
図11は、画像形成装置本体¥16に対して中間転写ベルトユニット60が閉じられる際の動作を説明する図である。
図11に示されるように中間転写ベルトユニット60を開く動作が開始されると、次のタイミングで、シャッタ部材230Y、230M、230C、230Kが覆う位置(図5(a)参照)から、露出させる位置(図5(a)参照)への移動を開始する。そして、シャッタ部材230Y、230M、230C、230Kが露出させる位置へと移動することによって感光体ドラム210Y、210M、210C、210K近傍に形成された空き空間に入り込むようにして、導光部材120Y、120M、120C、120Kが感光体ユニット本体202Y、202M、202C、202Kに押圧される。
【産業上の利用可能性】
【0069】
以上で説明をしたように、本発明は、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0070】
10・・・画像形成装置
16・・・画像形成装置本体
60・・・中間転写ベルトユニット
62・・・中間転写ベルト
102・・・右側板
104・・・左側板
106・・・連結部材
120・・・導光部材
122・・・装着部材
126・・・付勢部材
140・・・発光部
200・・・感光体ユニット
202・・・感光体ユニット本体
210・・・感光体ドラム
230・・・シャッタ部材
400・・リンク機構
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、転写ユニットと、着脱可能な感光体ユニットとしてプロセスカートリッジを有する画像形成装置において、前記転写ユニットの中間転写ベルトとプロセスカートリッジとのニップ部にクリーニング前の感光体ドラムを除電する除電ランプが搭載されている画像形成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−181613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、像保持体の周囲に空間を確保することができ、小型化することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る本発明は、像を保持する像保持体と、光源から発せられた光を前記像保持体に導く導光部材と、前記像保持体から像が転写される転写体と、前記転写体を支持する転写体支持部と、を有し、前記導光部材は、前記転写体支持部に支持されている画像形成装置である。
【0006】
請求項2に係る本発明は、前記像保持体が装着される筐体をさらに有し、前記導光部材は、前記筐体に対して押圧されて位置決めされる請求項1記載の画像形成装置である。
【0007】
請求項3に係る本発明は、前記像保持体の一部分を前記筐体から露出させる第1の位置と、前記像保持体の前記筐体から露出した部分を覆う第2の位置との間で移動するように前記筐体に装着された移動部材をさらに有し、前記筐体は画像形成装置本体内に着脱可能であって、前記移動部材は、前記筐体が前記画像形成装置本体内に装着され、画像形成が可能な状態にあっては前記第1の位置に配置され、前記画像形成装置本体内から取り外された状態にあっては前記第2の位置に配置される請求項2記載の画像形成装置である。
【0008】
請求項4に係る本発明は、前記転写体支持部は、前記画像形成装置本体に対して開閉可能であり、前記移動部材は、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して開く動作に連係して前記第1の位置から前記第2の位置へと移動し、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して閉じられる動作に連係して前記第2の位置から前記第1の位置へ移動する請求項3記載の画像形成装置である。
【0009】
請求項5に係る本発明は、前記導光部材は、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して開かれる動作に連係して、前記移動部材が前記第2の位置へと移動することに先立ち前記像保持体近傍から退避し、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して閉じられる動作に連係して、前記移動部材が前記第1の位置へ移動した後、前記筐体に対して押圧される請求項4記載の画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る本発明によれば、像保持体の周囲に空間を確保することができ、小型化することができる画像形成装置を提供することができる。
【0011】
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る本発明が奏する効果を奏することに加えて、本構成を有しない場合と比較して、像保持体に対して導光部材を正確に位置決めすることができる画像形成装置を提供することができる。
【0012】
請求項3に係る本発明によれば、請求項2に係る本発明が奏する効果に加えて、本構成を有しない場合と比較して、像保持体の劣化を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
【0013】
請求項4に係る本発明によれば、請求項3に係る本発明が奏する効果を奏することに加えて、本構成を有しない場合と比較して画像形成装置本体内への像保持体の着脱操作を簡単にすることができる画像形成装置を提供することができる。
【0014】
請求項5に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明が奏する効果を奏することに加えて、移動部材に干渉することなく導光部材を像保持体に対して位置決めすることができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示す画像形成装置を示す断面図である。
【図3】図1に示す画像形成装置の本体に対して主開閉部が開閉される様子と、該本体内に感光体ユニットが着脱される様子とを示す側面図である。
【図4】図1に示す画像形成装置に用いられる感光体ユニットを示す断面図である。
【図5】図4に示す感光体ユニットが有するシャッタ部材の動作を説明し、図5(a)はシャッタ部材が第2の位置にある状態を示す断面図であり、図5(b)はシャッタ部材が第1の位置にある状態を示す断面図である。
【図6】図1に示す画像形成装置が有するベルトユニットを示す第1の斜視図である。
【図7】図6に示すベルトユニットを示す第2の斜視図である。
【図8】図6に示すベルトユニットを示す底面図である。
【図9】図6に示すベルトユニットの一部を拡大して示す側面図である。
【図10】図1に示す画像形成装置の本体に対して、ベルトユニットが開かれる際の動作を説明する流れ図である。
【図11】図1に示す画像形成装置の本体に対して、ベルトユニットが閉じられる際の動作を説明する流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2には、本発明の第1の形実施形態に係る画像形成装置10が示されている。図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は画像形成装置本体16を有する。
【0017】
画像形成装置本体16には、前方側開閉部18がヒンジ20を用いて画像形成装置本体16に対して開閉することができるように取り付けられている。また、画像形成装置本体16には、主開閉部26がヒンジ28を用いて画像形成装置本体16に対して開閉することができるように装着されている。また、画像形成装置本体16の前側には、操作部32が取り付けられている。
【0018】
前方側開閉部18には、供給用開閉部22が開閉できるように取り付けられている。供給用開閉部22は、通常は図1及び図2に示すように前方側開閉部18に対して閉じられている。後述するシート供給装置510に収納されたシートとは異なるシートを用いる際に、供給用開閉部22は前方側開閉部18に対して開かれる。
【0019】
主開閉部26は、通常は画像形成装置本体16に対して閉じられている。後述する感光体ユニット200Y、200M、200C、200Bを画像形成装置本体16内に着脱する際に主開閉部26は開かれる。主開閉部26に装着され、後述する支持ロール70、中間転写ベルト62等が前方側開閉部18と干渉することを防止するため、主開閉部26を開くことに先立ち、前方側開閉部18が画像形成装置本体16に対して開かれる。
【0020】
前方側開閉部18を画像形成装置本体16に対して閉じる際には、前方側開閉部18を閉じることに先立って、主開閉部26が画像形成装置本体16に対して閉じられる。主開閉部26は、上側の面が画像の形成されたシートが排出される排出部として用いられる。
【0021】
主開閉部26には、副開閉部30が主開閉部26に対して開閉することができるように取り付けられている。副開閉部30は主開閉部26とは独立して開閉することができ、主開閉部26が画像形成装置本体16に対して閉じられた状態で、主開閉部26に対して開いた状態とすることができる。副開閉部30は、後述するクリーニング装置96の全部又は一部を画像形成装置本体16内に着脱する際に開かれる。
【0022】
操作部32は、例えば、画像形成するシートの枚数を入力するテンキーや、画像形成を開始する際に操作される開始ボタン等を有する。
【0023】
画像形成装置本体16内には、シートに画像を形成する画像形成部40が設けられている。画像形成部40は、例えば4個の感光体ユニット200Y、200M、200C、200Kを有する。
【0024】
感光体ユニット200Y、200M、200C、200Kは、それぞれが像形成構造体として用いられていて、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kをそれぞれが有し、それぞれが画像形成装置本体16内に着脱することができる。感光体ユニット200Y、200M、200C、200Kは、画像形成装置本体16の後側(図2における右側)から順に、感光体ユニット200Y、200M、200C、200Kの順に並べられている。感光体ユニット200Y、200M、200C、200Kの詳細は後述する。
【0025】
感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kは、それぞれが像を保持する像保持体として用いられている。
【0026】
また、画像形成部40は、潜像形成装置として用いられる光書き込み装置44を有する。光書き込み装置44は、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kのそれぞれに対して光を照射して、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kのぞれぞれの表面に潜像を形成する。
【0027】
また、画像形成部40は、現像装置46Y、46M、46C、46Kを有する。現像装置46Yは、収納するイエローのトナーを用いて感光体ドラム210Yに形成された潜像を現像する。現像装置46Mは、収納するマゼンタのトナーを用いて感光体ドラム210Mに形成された潜像を現像する。現像装置46Cは、収納するシアンのトナーを用いて感光体ドラム210Cに形成された潜像を現像する。現像装置46Yは、収納する黒のトナーを用いて感光体ドラム210Yに形成された潜像を現像する。
【0028】
また、画像形成部40は転写装置58を有し、転写装置58は、中間転写ベルトユニット60及び2次転写装置84を有し、中間転写ベルトユニット60は中間転写ベルト62を有する。
【0029】
中間転写ベルト62は、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kから像(トナー像)が転写される転写体として用いられている。また、中間転写ベルト62は、無端状であって、支持ロール64、66、68、70、72に、図2に矢印で示す方向に回転することができるように掛けわたされている。支持ロール70には、後述するギア92(図6参照)を介して後述するモータ90(図5参照)からの駆動が伝達され、モータ90からの駆動の伝達を受けて回転することで、支持ロール70は中間転写ベルト62に駆動を伝達する。
【0030】
また、中間転写ベルトユニット60は、1次転写装置として用いられる1次転写ロール80Y、80M、80C、80Kを有する。1次転写ロール80Y、80M、80C、80Kは、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kの表面にそれぞれが形成されたイエロートナー像、マゼンタのトナー像、シアンのトナー像、黒のトナー像を、中間転写ベルト62転写する。中間転写ベルトユニット60については、後に説明を加える。
【0031】
2次転写装置84は、2次転写ロール86を有する。2次転写ロール86は、中間転写ベルト62に転写されたイエローのトナー像、マゼンタのトナー像、シアンのトナー像、及び黒のトナー像を、シートに対してさらに転写する。
【0032】
また、転写装置58は、クリーニング装置96を有し、クリーニング装置96は掻き落とし部材98を有する。掻き落とし部材98は、2次転写ロール86でシートに対して各色のトナー像が転写された後に、中間転写ベルト62の表面に残留する各色のトナーを掻き落とす。クリーニング装置96の本体内には、掻き落とし部材98によって掻き落とされたトナーが回収される。クリーニング装置96は、副開閉部30を開くことによって形成される開口部を介して画像形成装置本体16内に着脱することができるようになっている。
【0033】
転写装置58を構成する部材のうち、中間転写ベルトユニット60と、クリーニング装置96とは主開閉部26に装着されている。転写装置58のうち、2次転写ロール86は画像形成装置本体16に装着されている。
【0034】
また、画像形成装置本体16内には、2次転写ロール86によってシートに転写されたトナー像をシートに定着する定着装置50が設けられている。
【0035】
また、画像形成装置本体16内には、回収容器300が設けられている。回収容器300には、現像装置46Y、46M、46C、46Kから排出された余剰現像剤が回収される。回収容器300は、例えば感光体ユニット200Kと一体となっている。
【0036】
また、画像形成装置本体16内には、画像形成部40にシートを供給するシート供給装置510が装着されている。シート供給装置510は、画像形成装置本体16の前側(図2における左側)に引き出すことができるようになっていて、シート供給装置510を画像形成装置本体16から引き出した状態でシートが補充される。
【0037】
シート供給装置510は、例えば普通紙等のシートを積層した状態で収納するシート収納容器512を有する。また、シート供給装置510は、シート収納容器512に収納された最上位のシートを抽出し、抽出したシートを画像形成部40へ向けて搬送する搬送ロール514を有する。また、シート供給装置510は、シートを捌き、画像形成部40に複数枚のシートが重なった状態で搬送されることを防止するために用いられるリタードロール516を有する。
【0038】
また、画像形成装置本体16内には、シートの搬送に用いられる搬送路530が形成されている。搬送路530は、主搬送路532と、反転搬送路534と、副搬送路536とを有する。
【0039】
主搬送路532は、シート供給装置510から供給されたシートを画像形成部40に搬送し、画像が形成されたシートを画像形成装置本体16外に排出するために用いられる。主搬送路532に沿って、シートが搬送される方向における上流側から順に、先述の搬送ロール514及びリタードロール516と、レジストロール542と、先述の2次転写ロール86と、先述の定着装置50と、排出ロール544とが配置されている。
【0040】
レジストロール542は、シート供給装置510側から搬送されてきたシートの先端部を一時的に停止させ、中間転写ベルト62に各色のトナー像が転写されるタイミングと合致するようにシートを2次転写ロール86に向けて送り出す。
【0041】
排出ロール544は、定着装置50によって各色のトナーが定着されたシートを画像形成装置本体16外に排出する。
【0042】
反転搬送路534は、一方の面にトナー像が定着されたシートを反転させつつ再び画像形成部40に向けて供給するために用いられる搬送路である。反転搬送路534に沿って、例えば2つの反転搬送ロール548、548が配置されている。反転搬送路534には、シートの後端部を挟みこんだ状態で排出ロール544が逆回転することでシートが後端部側から供給され、供給されたシートが反転搬送ロール548、548によって、レジストロール542の上流の位置へと搬送される。
【0043】
副搬送路536は、シート供給装置510に収納されたシートとは異なるシートを画像形成部40に供給するための搬送路である。副搬送路536には、供給用開閉部22を開いた状態で画像形成装置本体16の前側からシートが供給される。副搬送路536に沿って、搬送ロール552とリタードロール554とが設けられている。搬送ロール552は、副搬送路536に供給されシートを画像形成部40に向けて搬送する。リタードロール554は、副搬送路536に供給されたシートを捌き、複数枚のシートが重なった状態でシートが画像形成部40に搬送されることを防止するために用いられる。
【0044】
図3には、主開閉部26が画像形成装置本体16に対して開閉される様子と、画像形成装置本体16内に感光体ユニット200が着脱される様子とが示されている。
図3に示されるように、画像形成装置本体16に対して主開閉部26を開くと、転写装置58の中間転写ベルトユニット60及びクリーニング装置96が主開閉部26とともに移動する。すなわち、中間転写ベルトユニット60及びクリーニング装置96は、画像形成装置本体16に対して主開閉部26と一体として開閉する。
【0045】
主開閉部26、中間転写ベルトユニット60及びクリーニング装置96が一体として画像形成装置本体16に対して開かれると、画像形成装置本体16に開口部36が形成される。そして、開口部36を介して、画像形成装置本体16内に、感光体ユニット200Y、200M、200C、200Kがそれぞれ着脱される。回収容器300は、先述のように感光体ユニット200Yと一体とされている。このため、回収容器300は、感光体ユニット200と一体して画像形成装置本体16内に着脱される。
【0046】
図4には、感光体ユニット200Yが示されている。感光体ユニット200M、200C、200Kは、用いる現像剤の色が異なるものの感光体ユニット200Yと構成が同一であるため説明を省略する。
【0047】
図4に示されるように、感光体ユニット200Yは感光体ユニット本体202Yを有し、感光体ユニット本体202Yに先述の感光体ドラム210Yが装着されている。感光体ドラム210Yの一部分は、露出部分212Yとして感光体ユニット本体202Yの外部に露出している。感光体ユニット本体202Yは、感光体ドラム210Yの一部分が露出するよう装着された筐体として用いられている。
【0048】
感光体ユニット本体202Y内には、感光体ドラム210Yの表面を均一に帯電する帯電装置220Yが装着されている。帯電装置220Yは、感光体ドラム210Yに接触する帯電ロール222Yを有する。帯電装置220Yによって均一に帯電された感光体ドラム210Yの表面に、光書き込み装置44(図1参照)によって潜像が書き込まれる。
【0049】
また、感光体ユニット本体202Y内には、クリーニング装置として用いられる掻き落とし部材224Yが装着されている。掻き落とし部材224Yは、1次転写ロール80Y(図1参照)によってイエローのトナー像が中間転写ベルト62に転写された後に感光体ドラム210Yの表面に残留したイエローのトナーを掻き落とす。
【0050】
また、感光体ユニット本体202Y内には、掻き落とし部材224Yによって感光体ドラム210Yの表面から掻き落とされたイエローのトナーを回収する回収室226Yが設けられている。
【0051】
また、感光体ユニット本体202Yには、例えば支持部材232Yを介して、シャッタ部材230Yが取り付けられている。シャッタ部材230Yは、移動部材として用いられている。また、シャッタ部材230Yは、リンク機構400に連結されていて、リンク機構400を介して、シャッタ部材230Yは先述の中間転写ベルトユニット60に連結されている。
【0052】
図5には、シャッタ部材230Yの動作が説明されている。シャッタ部材230Yは、第2の位置として用いられる図4(a)に示される位置と、第1の位置として用いられる図4(b)に示される位置との間で移動する。
図4(a)に示される位置である第2の位置は、シャッタ部材230Yが感光体ドラム210Yの露出部分212Yを覆う位置(以下、覆う位置とする)である。また、図4(b)に示される位置である第1の位置は、シャッタ部材230Yが露出部分212Yを感光体ユニット本体202から露出させる位置(以下、露出させる位置とする)である。
【0053】
シャッタ部材230Yは、感光体ユニット200Yが画像形成装置本体16から取り外された状態においては、図5(a)に示される覆う位置にある。また、シャッタ部材230Yは、感光体ユニット200Yが画像形成装置本体16内に装着され、中間転写ベルトユニット60が画像形成装置本体16に対して開いた状態にあると、図5(a)に示される覆う位置にある。一方、シャッタ部材230Yは、感光体ユニット200Yが画像形成装置本体16内に装着され、中間転写ベルトユニット60が画像形成装置本体16に対して閉じられた状態にあっては、図5(b)に示される覆う位置にある。
【0054】
シャッタ部材230Yは、先述のリンク機構400によって中間転写ベルトユニット60に連結されていて、リンク機構400の作用によって、中間転写ベルトユニット60が画像形成装置本体16に対して開かれる動作に連係して露出させる位置から覆う位置に移動するようになっている。また、シャッタ部材230Yは、リンク機構400の作用によって、中間転写ベルトユニット60が画像形成装置本体16に対して閉じられる動作に連係して露出させる位置から覆う位置へと移動するようになっている。
【0055】
このように、画像形成装置本体16内に感光体ユニット200Yが装着され、画像形成装置本体16に対して中間転写ベルトユニット60が閉じられると、感光体ユニット200Yは画像形成が可能な状態となる。
【0056】
図6乃至図8には、中間転写ベルトユニット60が示されている。
中間転写ベルトユニット60は、右側板102と、左側板104と、右側板102及び左側板104を連結する連結部材106とを有する。右側板102、左側板104、及び連結部材106は、転写体として用いられる中間転写ベルト62を支持する転写体支持部として用いられている。すなわち、右側板102及び左側板104には、先述の支持ロール64、66、68、70、72(図1参照)が装着されていて、支持ロール64、66、68、70、72を介して、右側板102及び左側板104が中間転写ベルト62を支持している。
【0057】
また、右側板102及び左側板104は、先述の1次転写ロール80Y、80M、80C、80K(図1参照)を支持している。
【0058】
また、中間転写ベルトユニット60は、支持ロール70(図1参照)の軸に装着されたギア92を有する。ギア92には駆動源として用いられるモータ90から駆動が伝達され、ギア92に駆動が伝達されることで、支持ロール70が回転し、中間転写ベルト62に駆動が伝達される。
【0059】
また、中間転写ベルトユニット60は、先述のリンク機構400(図3参照)に連結されている。すなわち、リンク機構400を介して中間転写ベルトユニット60とシャッタ部材230Y、230M、230C、230Kとは連結されている。このため、先述のように、画像形成装置本体16に対して中間転写ベルトユニット60が開閉されることに連係して、シャッタ部材230Y、230M,230C、230Kが開閉する。
【0060】
また、中間転写ベルトユニット60には、装着部材122Y、122M、122C、122Kを用いて、導光部材120Y、120M、120C、120Kが取り付けられている。導光部材120Y、120M、120C、120Kは、それぞれが、後述する発光部140、140、140、140から発せされた光を感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kに導く。
【0061】
また、図8に示すように、画像形成装置本体16内には、例えば本体フレーム17に装着されるようにして例えば4個の発光部140が装着されている。発光部140は、それぞれが光源として用いられていて、それぞれが、例えば、LED(Light Emitting Diode)からなる。ぞれぞれの発光部140は、中間転写ベルトユニット60が画像形成装置本体16に対して閉じられた状態において、導光部材120Y、120M、120C、120Kの左端部近傍に位置する状態となるよう配置されている。
【0062】
画像形成装置本体16に対して中間転写ベルトユニット60が閉じられた状態で、それぞれの発光部140が発光すると、これらの光が導光部材120Y、120M、120C、120Kによって感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kへと導かれて、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kが除電される。これらの除電は、1次転写ロール80Y、80M、80C、80Kによってトナー像がそれぞれに転写された後であって、掻き落とし部材224Y、224M、224C,224Kによってそれぞれが清掃のなされる前の感光体ドラム210Y,210M、210C、210Kに対してなされる。
【0063】
装着部材122Y、122M、122C、122Kは、ぞれぞれの右端部側が右側板102に支持され、それぞれの左端部側が左側板104に支持されている。このように、右側板102及び左側板104は、装着部材122Y、122M、122C、122Kを介して導光部材120Y、120M、120C、120Kを支持している。このように、中間転写ベルトユニット60で導光部材120Y、120M、120C、120Kを支持することにより、感光体ユニット200Y、200M、200C,200Kに、導光部材120Y,120M、120C、120Kを設ける場合と比較して、感光体ドラム210Y、210M、210C、210Kの周囲に広い空間を確保することができる。
【0064】
また、4個の発光部140は画像形成装置本体16側に設けられ、導光部材120Y、120M、120C、120Kのみが中間転写ベルトユニット60に装着されているため、例えば中間転写ベルト62を交換することを目的として中間転写ベルトユニット60を交換する際に、導光部材120Y、120M、120C、120Kのみを中間転写ベルト62とともに交換すれば足り、4個の光源は中間転写ベルトユニット60を交換した後も継続して利用することができる。
【0065】
図9には、中間転写ベルトユニット60の一部が拡大して示されている。
図9に示されるように、装着部材122Kの右端部側は、右側板102に回転することができるように取り付けられている。また、装着部材122Kには、例えばトーションスプリング等からなる付勢部材126Kが装着されていて、付勢部材126Kによって装着部材122K及び導光部材120Kは、図9に矢印で示す反時計回り方向に回転する方向に付勢されている。また、装着部材122K及び導光部材120Kの左端部側も、右端部側と同様に反時計回り方向に回転するように付勢されている。このため、導光部材120Kは、感光体ユニット本体202Kに対して押圧され、感光体ユニット本体202Kに対して位置決めされる。
【0066】
同様の構成によって、導光部材120Y、120M、120Cは、感光体ユニット本体202Y、202M、202Cに対してそれぞれが押圧され、それぞれが感光体ユニット本体202Y、202M、202Cに対して位置決めされる。
【0067】
図10は、画像形成装置本体16に対して中間転写ベルトユニット60が開かれる際の動作を説明する図である。
図10に示されるように中間転写ベルトユニット60を開く動作が開始されると、次のタイミングで、中間転写ベルトユニット60とともに移動することで、導光部材120Y、120M、120C、120Kが、感光体ドラム210Y、210M、210C、210K近傍からそれぞれ退避する。そして、感光体ドラム210Y、210M、210C,210Kが退避することにより形成された空き空間に入り込むようにして、シャッタ部材230Y、230M、230C、230Kが露出させる位置(図5(b)参照)から、覆う位置(図5(a)参照)へと移動する。
【0068】
図11は、画像形成装置本体¥16に対して中間転写ベルトユニット60が閉じられる際の動作を説明する図である。
図11に示されるように中間転写ベルトユニット60を開く動作が開始されると、次のタイミングで、シャッタ部材230Y、230M、230C、230Kが覆う位置(図5(a)参照)から、露出させる位置(図5(a)参照)への移動を開始する。そして、シャッタ部材230Y、230M、230C、230Kが露出させる位置へと移動することによって感光体ドラム210Y、210M、210C、210K近傍に形成された空き空間に入り込むようにして、導光部材120Y、120M、120C、120Kが感光体ユニット本体202Y、202M、202C、202Kに押圧される。
【産業上の利用可能性】
【0069】
以上で説明をしたように、本発明は、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0070】
10・・・画像形成装置
16・・・画像形成装置本体
60・・・中間転写ベルトユニット
62・・・中間転写ベルト
102・・・右側板
104・・・左側板
106・・・連結部材
120・・・導光部材
122・・・装着部材
126・・・付勢部材
140・・・発光部
200・・・感光体ユニット
202・・・感光体ユニット本体
210・・・感光体ドラム
230・・・シャッタ部材
400・・リンク機構
【特許請求の範囲】
【請求項1】
像を保持する像保持体と、
光源から発せられた除電用の光を前記像保持体に導く導光部材と、
前記像保持体から像が転写される転写体と、
前記転写体を支持する転写体支持部と、
を有し、
前記導光部材は、前記転写体支持部に支持されている画像形成装置。
【請求項2】
前記像保持体が装着される筐体をさらに有し、
前記導光部材は、前記筐体に対して押圧されて位置決めされる請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記像保持体の一部分を前記筐体から露出させる第1の位置と、前記像保持体の前記筐体から露出した部分を覆う第2の位置との間で移動するように前記筐体に装着された移動部材をさらに有し、
前記筐体は画像形成装置本体内に着脱可能であって、
前記移動部材は、前記筐体が前記画像形成装置本体内に装着され、画像形成が可能な状態にあっては前記第1の位置に配置され、前記画像形成装置本体内から取り外された状態にあっては前記第2の位置に配置される請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記転写体支持部は、前記画像形成装置本体に対して開閉可能であり、
前記移動部材は、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して開く動作に連係して前記第1の位置から前記第2の位置へと移動し、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して閉じられる動作に連係して前記第2の位置から前記第1の位置へ移動する請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記導光部材は、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して開かれる動作に連係して、前記移動部材が前記第2の位置へと移動することに先立ち前記像保持体近傍から退避し、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して閉じられる動作に連係して、前記移動部材が前記第1の位置へ移動した後、前記筐体に対して押圧される請求項4記載の画像形成装置。
【請求項1】
像を保持する像保持体と、
光源から発せられた除電用の光を前記像保持体に導く導光部材と、
前記像保持体から像が転写される転写体と、
前記転写体を支持する転写体支持部と、
を有し、
前記導光部材は、前記転写体支持部に支持されている画像形成装置。
【請求項2】
前記像保持体が装着される筐体をさらに有し、
前記導光部材は、前記筐体に対して押圧されて位置決めされる請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記像保持体の一部分を前記筐体から露出させる第1の位置と、前記像保持体の前記筐体から露出した部分を覆う第2の位置との間で移動するように前記筐体に装着された移動部材をさらに有し、
前記筐体は画像形成装置本体内に着脱可能であって、
前記移動部材は、前記筐体が前記画像形成装置本体内に装着され、画像形成が可能な状態にあっては前記第1の位置に配置され、前記画像形成装置本体内から取り外された状態にあっては前記第2の位置に配置される請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記転写体支持部は、前記画像形成装置本体に対して開閉可能であり、
前記移動部材は、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して開く動作に連係して前記第1の位置から前記第2の位置へと移動し、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して閉じられる動作に連係して前記第2の位置から前記第1の位置へ移動する請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記導光部材は、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して開かれる動作に連係して、前記移動部材が前記第2の位置へと移動することに先立ち前記像保持体近傍から退避し、前記転写体支持部が前記画像形成装置本体に対して閉じられる動作に連係して、前記移動部材が前記第1の位置へ移動した後、前記筐体に対して押圧される請求項4記載の画像形成装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−191328(P2010−191328A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−37515(P2009−37515)
【出願日】平成21年2月20日(2009.2.20)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年2月20日(2009.2.20)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】
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