説明

画像形成装置

【課題】回収容器内に回収された現像剤が外部に飛散することがなく、また装置本体に対して回収容器を着脱する際の力が、感光体ユニット等の各ユニットの位置精度に影響を与えることのない画像形成装置を提供する。
【解決手段】回収容器7の開口部71を封鎖し且つ搬送管67の出入を可能とする第1シール部材81aを回収容器7の開口部71に設ける。また、開口部71を囲むように第2シール部材82を設ける。そして、装置本体10に回収容器7を装着すると、開口部71の周囲の、装置本体10と回収容器7との隙間が第2シール部材82によって封鎖されるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関し、より詳細には、像担持体などから除去される現像剤を回収容器に回収する画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ファクシミリやプリンター、複写機などの画像形成装置では、感光体や中間転写ベルトなどの像担持体の表面に、転写されずに残った現像剤を除去するクリーニング部材が設けられていてる。クリーニング部材によって像担持体から除去された現像剤は、搬送管を介して回収容器に輸送され貯留される。そして、回収容器が、回収された現像剤等で満杯となった場合には、装置本体から回収容器が取り外され、新しい回収容器と交換される。
【0003】
搬送管の排出口が差し込まれる回収容器の開口には、回収容器内の現像剤が外部に飛散しないように、通常、シール部材が設けられている。例えば、特許文献1では、回収容器が装置本体に装着されているとき及び装置本体から取り外されているときに、回収容器内の現像剤が外部に飛散しないように、2種類のシール部材を回収容器の開口に設けること技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006-145873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年、フルカラー画像化や装置の小型化が急速に進むとともに、高画質化の市場の要望を受けて、感光体ユニットや現像ユニット等の取付けに高い位置精度が要求されるようになってきた。一方、回収容器の取付けや開口の形成位置については、前記各ユニットに対するほどの位置精度は確保されていない。このため、前記提案技術のように、2種類のシール部材を設けて回収容器の開口の密封性を高めると、装置本体に対して回収容器を着脱する際の、回収容器のシール部材と搬送管との接触抵抗が大きくなり、この接触抵抗力が搬送管を介して前記各ユニットに伝わり位置精度に影響を与えることが懸念される。
【0006】
そこで、本発明はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、回収容器から現像剤が外部に飛散することがなく、しかも装置本体に対して回収容器を着脱する際に、前記各ユニットの位置精度に影響を与えることのない画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、装置本体に対して着脱自在の回収容器と、像担持体又は現像装置から除去された現像剤を回収容器に搬送する搬送管とを備え、回収容器を装置本体に装着すると、回収容器に形成された開口部に搬送管が入り込む画像形成装置において、前記開口部を封鎖し、且つ搬送管の出入を可能とする第1シール部材を前記開口部に設けるとともに、装置本体及び回収容器の少なくとも一方に、前記開口部を囲むように第2シール部材を設け、装置本体に回収容器を装着すると、前記開口部の周囲の装置本体と回収容器との隙間が第2シール部材によって封鎖されることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0008】
ここで、前記回収容器に複数個の開口部が形成されている場合には、前記開口部のそれぞれに第1シール部材を設け、前記複数個の開口部のすべてを囲むように第2シール部材を設けるのが好ましい。
【0009】
また、第1シール部材としては弾性変形可能でスリットが形成されているものが好ましい。
【0010】
さらに、装置本体に回収容器を装着したとき、第1シール部材と第2シール部材とは装置本体の異なる部材に接触するようにしてもよい。あるいは、装置本体に回収容器を装着したとき、第1シール部材は装置本体に接触せず、第2シール部材が装置本体に接触するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の画像形成装置では、回収容器の開口部を封鎖し且つ搬送管の排出口の出入を可能とする第1シール部材を設けるとともに、装置本体及び回収容器の少なくとも一方に開口部を囲むように第2シール部材を設け、装置本体に回収容器を装着すると、開口部の周囲の、装置本体と回収容器との隙間が第2シール部材によって封鎖されるようにしたので、回収容器内に回収された現像剤が外部に飛散することがなく、しかも装置本体に対して回収容器を着脱する際に、感光体ユニットや現像ユニット等の各ユニットの位置精度に影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一例を示す概説図である。
【図2】ベルトクリーニング装置の概説図である。
【図3】感光体ユニットの概説図である。
【図4】廃トナー回収容器を取り外した状態の画像形成装置の正面図である。
【図5】廃トナー回収容器の斜視図である。
【図6】図5の廃トナー回収容器を装置本体に装着する際の状態図である。
【図7】廃トナー回収容器の装置本体に対する他の装着形態を示す状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を図に基づいてよりさらに詳しく説明するが本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
【0014】
図1に、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概説図を示す。図1の画像形成装置Dは所謂タンデム方式のカラープリンタである。もちろん、プリンタのほか、さらにスキャナを有する複写機、ファクシミリ又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等にも本発明を適用することができる。また、画像形成方式としてはタンデム方式に限定されるものではなく、他の方式、例えば、回転軸の周囲に4つの現像装置を配置し、これらを順次静電潜像担持体に対向させてフルカラー画像を作成する所謂4サイクル方式、あるいは一つの現像装置でモノクロ画像を作成するモノクロ方式であっても構わない。
【0015】
画像形成装置Dは、導電性を有する無端状の中間転写ベルト33を有する。中間転写ベルト33は、図の左右両側にそれぞれ配置された一対のローラ31,32に掛架されている。ローラ32は不図示のモータに連結されており、モータの駆動によってローラ32は反時計回りに回転し、これによって中間転写ベルト33とこれに接するローラ31は従動回転する。ローラ32に支持されているベルト部分の外側には、二次転写ローラ34が圧接している。この二次転写ローラ34と中間転写ベルト33とのニップ部(二次転写領域)において中間転写ベルト33上に形成されたトナー像が、搬送されてきた用紙Pに転写される。
【0016】
また、ローラ31に支持されているベルト部分の外側には、中間転写ベルト33の表面をクリーニングするクリーニングブレード92が設けられている。クリーニングブレード92は、中間転写ベルト33との当接部で、未転写の残留トナーを除去・回収する。なお、このクリーニングブレード92を備えたベルトクリーニング装置9(図2に図示)については後段で詳述する。
【0017】
ローラ31とローラ32とに掛架された中間転写ベルト33の下側には、中間転写ベルト33の回転方向上流側から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの作像部2Y,2M,2C,2K(以下、「作像部2」と総称することがある)が、装置本体10に対して着脱自在に配置されている。これらの作像部2では、各色の現像剤をそれぞれ用いて対応する色のトナー像が作成される。
【0018】
作像部2は、静電潜像担持体として円筒状の感光体20を有する。そして、感光体20の周囲には、その回転方向(時計回り方向)に沿って順に、帯電装置21、現像装置23、一次転写ローラ24、およびクリーニングブレード62が配置されている。そして、クリーニングブレード62の一端側が感光体20の外周面に当接し、感光体20の表面に残留するトナーを除去・回収する。一次転写ローラ24は中間転写ベルト33を挟んで感光体20に圧接し、ニップ部(一次転写領域)を形成している。また、作像部2の下方には露光装置22が配置されている。なお、後述するように、感光体20、クリーニングブレード62、帯電装置21とは感光体ユニット6として一体に構成されている。感光体ユニット6については後段で詳述する。
【0019】
この図に示す実施形態では、帯電装置21としてローラ帯電方式のものを用いているが、帯電装置21の種類は特に限定されるものでなく、コロナ放電方式の帯電チャージャ、ブレード状の帯電部材、ブラシ状の帯電部材等を用いてももちろん構わない。ただし、本発明は、放電生成物が感光体に多く付着する、ローラ帯電装置などの接触帯電方式に好適に適用される。
【0020】
中間転写ベルト33の上方には、各色の現像装置23に補給するトナーを収容したホッパー4Y,4M,4C,4K(以下、「ホッパー4」と総称することがある)がそれぞれ配置されている。また、露光装置22の下部には、給紙装置として給紙カセット50が着脱可能に配置されている。給紙カセット50内に積載収容された用紙Pは、給紙カセット50の近傍に配置された給紙ローラ51の回転によって最上紙から順に1枚ずつ搬送路に送り出される。給紙カセット50から送り出された用紙Pは、レジストローラ対52に搬送され、ここで所定のタイミングで二次転写領域に送り出される。
【0021】
画像形成装置Dは、1色のトナー(例えばブラック)を用いてモノクロ画像を形成するモノクロモードと、4色のトナーを用いてカラー画像を形成するカラーモードとに切り替え可能となっている。
【0022】
カラーモードにおける画像形成動作例について簡単に説明すると、まず、各作像部2において、所定の周速度で回転駆動される感光体20の外周面が帯電装置21により帯電される。次に、帯電された感光体20の表面に、画像情報に応じた光が露光装置22から投射されて静電潜像が形成される。続いて、この静電潜像は、現像装置23から供給される現像剤としてのトナーにより顕在化される。このようにして感光体20の表面に形成された各色のトナー像は、感光体20の回転によって一次転写領域に達すると、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で、感光体20から中間転写ベルト33上へ転写(一次転写)されて重ねられる。
【0023】
中間転写ベルト33に転写されることなく感光体20上に残った残留トナーは、クリーニングブレード62で掻き取られ、感光体20の外周面から除去される。
【0024】
重ね合わされた4色のトナー像は、中間転写ベルト33によって二次転写領域に搬送される。一方、そのタイミングに合わせて、レジストローラ対52から二次転写領域に用紙Pが搬送される。そして、4色のトナー像が、二次転写領域において中間転写ベルト33から用紙Pに転写(二次転写)される。4色のトナー像が転写された用紙Pは、定着装置1へ搬送される。定着装置1において用紙Pは、定着ローラ11と加圧ローラ12とのニップ部を通過する。この間に用紙Pは加熱・加圧され、用紙P上のトナー像は用紙Pに溶融定着する。トナー像が定着した用紙Pは排出ローラ対53によって排紙トレイ54に排出される。
【0025】
一方、用紙Pに転写されることなく中間転写ベルト33上に残った残留トナーは、クリーニングブレード92で掻き取られ、中間転写ベルト33の外周面から除去される。その後、各感光体20及び中間転写ベルト33の回転駆動が停止される。
【0026】
図2に、ベルトクリーニング装置9の断面構成図を示す。この図のベルトクリーニング装置9は、ハウジング91と、クリーニングブレード92と、クリーニングブレード92を支持するブレードホルダー93と、スクリュ部材95とを有する。クリーニングブレード92の自由端側先端は、反時計回りに回転する中間転写ベルト33の回転方向に対してカウンター方向に当接している。なお、クリーニングブレード92の中間転写ベルト33に対する当接方向は、トレール方向であっても構わないが、中間転写ベルト33からの残留トナーの除去や、中間転写ベルト33の表面研磨を効率的に行う観点からはカウンター方向に当接させるのが好ましい。クリーニングブレード92によって掻き取られた残留トナーは、スクリュ部材95によって廃トナー回収容器7(図5に図示)に搬送される。
【0027】
図3に、感光体ユニット6の断面構成図を示す。この図の感光体ユニット6は、ハウジング61と、ハウジング61に取り付けられた感光体20と、感光体20の回りに設けられた帯電装置21、クリーニングブレード62とを有する。クリーニングブレード62はブレードホルダー63を介してハウジング61に取り付けられ、クリーニングブレード62の背面側にはスクリュ部材66が設けられている。クリーニングブレード62の自由端側先端は、時計回りに回転する感光体20の回転方向に対してカウンター方向に当接し、感光体20表面の残留トナーを掻き取る。そして、掻き取られた残留トナーは、スクリュ部材66によって廃トナー回収容器7(図5に図示)に搬送される
【0028】
図4に、廃トナー収容容器7を取り外した状態の装置本体10の正面図を示す。ベルトクリーニング装置9に接続している排出管97と、4つの感光体ユニット6のそれぞれに接続している4つの排出管67とが正面方向に突出している。排出管97及び排出管67の先端部には排出口68(図6に図示)が形成されており、ベルトクリーニング装置9及び感光体ユニット6からスクリュ部材95,66によって搬送される残留トナーがここから廃トナー回収容器7(図5に図示)に排出される。
【0029】
図5に、廃トナー回収容器7の斜視図を示す。廃トナー回収容器7は厚みの薄い直方体形状をなし、装置本体10(図4に図示)に装着する面側の、排出管97及び排出管67と対向する位置に開口部71(図6に図示)が形成されている。開口部71の大きさは排出管97及び排出管67の直径よりも大きい。そして、開口部71には開口部71を封鎖するように第1シール部材81a,81bが取り付けられている。第1シール部材81a,81bは弾性変形可能な材質からなり、中心から周方向に等角度に複数本のスリット811が形成されている。この図に示すように、廃トナー回収容器7が装置本体10から取り外されているときは、第1シール部材81a,81bによって開口部71は封鎖されている。なお、後述するように、排出管67,97が第1シール部材81a,81bを押し開いて廃トナー回収容器7内に進入する際の、第1シール部材81a,81bの接触圧力が高いと、感光体ユニット6(図3及び図4に図示)などにこの接触抵抗力が伝わり位置精度に影響を与えることがあるので、第1シール部材81a,81bの材質としては、弾性変形のしやすいフィルムやシートなどが好ましい。また第1シール部材81a,81bの接触抵抗力を小さくする観点からはスリット811を多く形成するのが好ましい。
【0030】
また、廃トナー回収容器7には、開口部71のすべてを囲むように第2シール部材82が取り付けられている。第2シール部材82は、スポンジやゴムなどの弾性変形可能な材質からなる。第2シール部材82の厚みは、廃トナー回収容器7が装置本体10に装着され、第2シール部材82が廃トナー回収容器7と装置本体10と間で圧縮されたとき、第1シール部材81a,81bの厚み以上となるようにする。
【0031】
図6に、廃トナー回収容器7を装置本体10に装着するときの状態図を示す。図6は、図5のA−A線垂直断面図である。廃トナー回収容器7を装置本体10に装着すると、排出管67が、廃トナー回収容器7の開口部71に取り付けられた第1シール部材81aに接触する。第1シール部材81aには複数本のスリット811(図5に図示)が形成されているので、排出管67は第1シール部材81aを押し開いて廃トナー回収容器7内に進入する。排出管67の先端部には排出口68が形成されており、感光体ユニット6から搬送されきた残留トナーはここから廃トナー回収容器7内に排出される。
【0032】
また、廃トナー回収容器7が装置本体10に装着されると、廃トナー回収容器7と装置本体10との間に第2シール部材82で挟み込まれて圧縮変形し、開口部71の周囲の装置本体10と廃トナー回収容器7との隙間が封鎖される。これにより、搬送管67が進入することで第1シール部材81aが撓んで隙間が生じていても、装置本体10内の気流が第1シール部材81aに流入することが第2シール部材82によって防止され、廃トナー回収容器7内に回収されたトナーが装置本体10内の気流によって第1シール部材81aの隙間から外部に飛散することはない。
【0033】
なお、第2シール部材82の気密性を高めるには、廃トナー回収容器7を装置本体10に強く押圧するのが望ましいが、廃トナー回収容器7を装置本体10に強く押圧すると、感光体ユニット6や現像ユニットの位置精度に影響を与えるおそれがある。そこで、第2シール部材82が接触する装置本体10側の部分としては、感光体ユニット6や現像ユニット以外の外装部材10aなどが望ましい。外装部材10aは本体フレームに固定されているので、強い押圧力が加わって変形や変位が生じても感光体ユニット6や現像ユニットに影響を与えることはない。
【0034】
また、第2シール部材82は、前記実施形態では廃トナー回収容器7に設けていたが、装置本体10側に設けてもよいし、廃トナー回収容器7と装置本体10側の両方に設けてもよい。また、前記実施形態では、第2シール部材82は、開口部71の周囲全体を囲むように設けていたが、第1シール部材81a,81bへの気流の流れ込みが防止される範囲において、開口部71の周囲の一部に設けるようにしてもよい。
【0035】
図7に、廃トナー回収容器の他の実施形態を示す。この図に示す廃トナー回収容器7が、図6に示した廃トナー回収容器7と異なる点は、第2シール部材82の厚みを厚くして、廃トナー回収容器7を装置本体10に装着したときに、第1シール部材81a,81bが感光体ユニット6に接触しないようにした点にある。これにより、第1シール部材81a,81bが感光体ユニット6に与える接触圧をより小さくすることができ、感光体ユニット6や現像ユニットの位置精度に与える影響を小さくできる。
【0036】
以上説明した実施形態では、感光体ユニット6及びベルトクリーニング装置9で掻き取られた残留トナーを廃トナー回収容器7に回収するものであったが、現像ユニットで使用された現像剤を回収容器に回収する場合にも、前記実施形態と同様の構成によって本発明の効果を得ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明の画像形成装置は、回収容器内に回収された現像剤が外部に飛散することがなく、また装置本体に対して回収容器を着脱する際に、感光体ユニット等の各ユニットの位置精度に影響を与えることがなく有用である。
【符号の説明】
【0038】
6 感光体ユニット
7 廃トナー回収容器(回収容器)
9 ベルトクリーニング装置
D 画像形成装置
10 装置本体
20 感光体ドラム(像担持体)
33 中間転写ベルト(像担持体)
67,97 搬送管
68 排出口
71 開口部
81a,81b 第1シール部材
82 第2シール部材
811 スリット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体に対して着脱自在の回収容器と、
像担持体又は現像装置から除去された現像剤を回収容器に搬送する搬送管とを備え、
回収容器を装置本体に装着すると、回収容器に形成された開口部に搬送管が入り込む画像形成装置において、
前記開口部を封鎖し、且つ搬送管の出入を可能とする第1シール部材を前記開口部に設けるとともに、
装置本体及び回収容器の少なくとも一方に、前記開口部を囲むように第2シール部材を設け、装置本体に回収容器を装着すると、前記開口部の周囲の装置本体と回収容器との隙間が第2シール部材によって封鎖されることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記回収容器に開口部が複数個形成され、前記開口部のそれぞれに第1シール部材が設けられ、前記複数個の開口部のすべてを囲むように第2シール部材が設けられた請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
第1シール部材が弾性変形可能でスリットが形成されている請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
装置本体に回収容器を装着したとき、第1シール部材と第2シール部材とが装置本体の異なる部材に接触する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
装置本体に回収容器を装着したとき、第1シール部材は装置本体に接触せず、第2シール部材が装置本体に接触する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−32674(P2012−32674A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−173204(P2010−173204)
【出願日】平成22年7月31日(2010.7.31)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】