説明

画像表示方法

【課題】横長の画像を携帯電話機の画面に表示する場合の、画像全体のイメージが容易に把握できる容易な画像表示方法を提供する。
【解決手段】インターネット上のサーバーから送られる画像を携帯電話機1の縦長の液晶画面4に表示する。横長の画像を表示する場合、その画像を90度回転させて液晶画面4に表示する。その際、画像は液晶画面4の横方向に収まる大きさにしてある。画面表示を縦方向にスクロールさせて画像はみ出し部分を表示する。携帯電話機1を横に倒して液晶画面4を見る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネット上のサーバーから送られてくる画像を携帯電話機の縦長の画面に表示させる方法に関し、特に、横長の画像表示に適した画像表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話機の普及が進み、携帯電話機からインターネットに接続する人が増えている。それにともなって、インターネット上のウェブサイトから画像コンテンツを取得するのに適した携帯電話機が提案されている(特許文献1参照)。携帯電話機の画面は縦長であるため、画面から画像がはみ出す場合、画面表示をスクロールさせてはみ出し部分を表示している。
【特許文献1】特開2004−128908号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、横長の画像を携帯電話機の縦長の画面に表示する場合、画像が画面から横方向に大きくはみ出すため、画面表示の横方向スクロール量が大きくなるため、画像全体のイメージを把握するのが困難になる。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑み、横長の画像を携帯電話機の画面に表示する場合の、画像全体のイメージが容易に把握できる画像表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明は、インターネット上のサーバーから送られてくる画像を携帯電話機の縦長の画面に表示する方法であって、横長の画像表示に際し、該画像を90度回転させて画面に表示し、画面表示をスクロールさせて画像はみ出し部分を表示することを特徴とする。
【0006】
画像を画面の横方向に収まる大きさにし、画面表示を縦方向にスクロールさせて画像はみ出し部分を表示するのが好ましい。
【0007】
縦方向のスクロールによって表示される画像に奥行きを持たせるのが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、横長の画像が90度回転して携帯電話機の画面に表示されるので、携帯電話機を横に倒して画面を見ると、元の横長画像として見える。つまり、視野が広がり、その分だけ画面表示のスクロール量が少なくて済み、画像イメージの把握が容易になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の画像表示方法の実施に用いる携帯電話機を示している。
【0010】
この携帯電話機1は上部筐体2と下部筐体3をヒンジ結合した折り畳み式のもので、上部筐体2には縦長の液晶画面4を設けてある。下部筐体3には、画面表示をスクロールさせるスイッチ5と、各種プッシュボタン6を設けてある。また、携帯電話機1はインターネットに接続し、ウェブサイトから画像コンテンツを取得して液晶画面4に表示させることができる。
【0011】
ところで、この携帯電話機1は、横長の画像の表示に際し、その画像を90度回転させて液晶画面4に表示する。図2はその一例を示す図で、インターネット上でショピングモールを運営するサイトから送られてくる画像を示している。すなわち、このサイトは、複数の店舗7の並んだ画像を90度回転させて携帯電話機1に送る。このとき、携帯電話機1の液晶画面4には同図一点鎖線の長方形枠A内の画像が表示される。なお、この画像は液晶画面4の横方向に収まる大きさにしてある。そして、液晶画面4から縦方向にはみ出す部分を表示する場合、スイッチ6で画面表示を縦方向にスクロールさせればよい。
【0012】
ここで、携帯電話機1を横にして液晶画面4を見ると、元の横長の画像として見えるので、視野が広がり、その分だけ画面表示のスクロール量が少なくて済み、画像イメージの把握が容易になる。つまり、携帯電話機1の液晶画面4はパソコンの画面のように縦横が決まったものではないので、携帯電話機1を横に倒し、液晶画面4を横長の画面として見れば、横長の画像に対する視野が広がるわけである。
【0013】
さらに、横スクロールによって表示される画像に奥行きを付けると、つまり、図2に示すような斜視的な店舗7Aを設けると、立体的で現実に近い感じが現せるようになる。また、図2に示す矢印8をクリックすると、図3に示すように別のショッピングモールが液晶画面4に表示されるようにしてもよい。なお、表示されている店舗名をクリックすると、その店舗のサイトにジャンプするようにしてある。
【0014】
今後、携帯電話のホームページにおいてもフラッシュ形式の動画が主流になってくるので、本発明の画像表示方法の有効性が増してくると思われる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の画像表示方法の実施に用いる携帯電話機を示す図である。
【図2】携帯電話機の画面表示を示す図である。
【図3】携帯電話機の画面表示を示す図である。
【符号の説明】
【0016】
1 携帯電話機
2 上部筐体
3 下部筐体
4 液晶画面
5 スイッチ
6 プッシュボタン
7 店舗

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネット上のサーバーから送られてくる画像を携帯電話機の縦長の画面に表示する方法であって、横長の画像表示に際し、該画像を90度回転させて画面に表示し、画面表示をスクロールさせて画像はみ出し部分を表示することを特徴とする画像表示方法。
【請求項2】
画像を画面の横方向に収まる大きさにし、画面表示を縦方向にスクロールさせて画像はみ出し部分を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像表示方法。
【請求項3】
縦方向のスクロールによって表示される画像に奥行きを持たせることを特徴とする請求項2に記載の画像表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−274738(P2007−274738A)
【公開日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2007−167038(P2007−167038)
【出願日】平成19年6月26日(2007.6.26)
【出願人】(507213547)
【Fターム(参考)】