説明

発振回路

【課題】デューティの設計値に対して、発振信号の振幅や周波数の変化に依存したズレが生じない、デューティ調整部を有する発振回路を提供することを目的とする。
【解決手段】発振回路は、発振部からの第1の発振信号が入力され、この第1の発振信号の振幅及び周波数に依存しない立ち上がり及び立下り時間を持つ第2の発振信号を生成する第1の差動回路と、第2の発振信号が入力され、バイアス電圧源から与えられる電圧に依存したデューティを持つ第3の発振信号を生成する第2の差動回路とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出力波形のデューティを所望の値に設定する手段を有する発振回路に関する。
【背景技術】
【0002】
CMOSインバータの入出力間に水晶振動子を接続して用いられる発振用集積回路において、後段に送られる出力波形のデューティを所望の値に設定する回路が知られている。水晶振動子が接続された発振回路の発振出力の振幅は、水晶振動子の特性と発振アンプの特性によって決定されるが、各々の特性は発振周波数によって変動する為、出力波形の設計値デューティへの微調整は、発振回路の後段部において周波数ごとに行う必要がある。また、水晶振動子や発振アンプの特性変動によっても振幅は変わるため、この変動量も考慮して発振回路IC全体を設計する必要がある。
【0003】
発振回路の後段に接続される回路にて、出力波形デューティの調整をおこなうものとして、特開平4−335714公報に記載された回路が知られている。図7は、当該特許公報に記載された、デューティ調整部を含む発振回路である。発振部100の出力はインバータ101を介してデューティ調整回路102に出力される。このデューティ調整回路102は、インバータ101の出力を受けるインバータ(ゲートが入力端に接続されるとともにドレインが出力端に接続されたPチャネルMOSトランジスタ103及びNチャネルMOSトランジスタ104)と、ゲートにデューティ制御端子108およびプルアップ抵抗107が接続され、ソースが電源Vddに接続されるとともにドレインがMOSトランジスタ106のソースに接続されたPチャネル型のMOSトランジスタ105とからなる。
【0004】
そして、外部からデューティ制御端子108の電位をLレベルにすると、MOSトランジスタ105がオンになり、MOSトランジスタ106のソースがVdd側に引かれることとなる。このMOSトランジスタ106は前段インバータを構成するMOSトランジスタ103と同期してオン、オフし、インバータ(MOSトランジスタ103、104)の発振出力の発振の中心をVdd側に引き上げる。これにより、デューティ調整回路の発振出力を受けて、発振出力Voutのデューティが変更される。
さらにこの回路では、108の電圧を調整する事によってMOSトランジスタ105のオン抵抗を変化させ調整してMOSトランジスタ106のソースがVdd側の電圧を変化させることにより、DUTYの微調整も可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平4−335714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特開平4−335714公報に記載された回路は、全てCMOS回路により構成されているため、高い周波数の発振出力が要求される発振回路においては最良の構成とは言い難い。すなわち、今まで水晶発振用のICは、チップサイズの小型化及び低消費電流の要求よりCMOS回路で開発されてきたが、発振周波数が高くなるにつれて、水晶振動子に流せる水晶電力が制限されるようになってきた。そして、今後の発振回路おける更なる低電力の要求に答える為、バイポーラトランジスタを用いた回路の採用が必要となっている。
【0007】
また、デューティの調整は、制御端子からの制御信号によって行われるため、発振振幅や周波数の変化に依存したデューティの小さなズレに対して、細かい調整が必要となる。
【0008】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、出力波形デューティの調整を行うことが可能な発振回路において、バイポーラトランジスタを用いて構成し、更に、デューティの設計値に対して、発振信号の振幅や周波数の変化に依存したズレが生じない、デューティ調整部を有する発振回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の発振回路は、外部に設けられる水晶振動子に接続され第1の発振信号を出力する発振部と、バイポーラトランジスタを差動入力対として用いて構成され、第1のバイアス電圧源に接続された第1の入力端子と、前記第1のバイアス電圧源と同じバイアス電圧を生成する第2のバイアス電圧源及び前記発振回路の出力端に接続された第2の入力端子とを有し、両入力端子間の電位の比較結果に基づき、前記第1の発振信号の振幅及び周波数に依存しない立ち上がり及び立下り時間を持つ第2の発振信号を出力する第1の差動回路と、バイポーラトランジスタを差動入力対として用いて構成され、第3のバイアス電圧源及び前記第1の差動回路の出力に接続された第3の入力端子と、前記第3のバイアス電圧源と異なるバイアス電圧を生成する第4のバイアス電圧源に接続された第4の入力端子とを有し、両入力端子間の電位の比較結果に基づき、前記第4のバイアス電圧源から与えられる電圧に依存したデューティを持つ第3の発振信号を出力する第2の差動回路とを有することを特徴とする。
【0010】
また、前記第1の差動回路の第1の入力端子には、前記第2の入力端子に入力される前記発振回路の出力に対して反転した位相の前記第1の発振信号が入力されることを特徴とする。
【0011】
また、前記第1の差動回路の出力端と前記第3の入力端子との間の信号経路には、直列に挿入された抵抗素子及び接地端との間に挿入された容量素子が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明の発振回路によれば、バイポーラトランジスタを用いて構成したことにより低電圧化が達成され、更に、デューティの設計値に対して、発振信号の振幅や周波数の変化に依存したズレが生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる発振回路を示す回路図である。
【図2】図1中の第1の差動回路の各ノードにおける電圧変化を示す波形図である。
【図3】図1中の第2の差動回路の各ノードにおける電圧変化を示す波形図である。
【図4】図1に示した発振回路の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わる発振検出回路を示す回路図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係わる発振検出回路を示す回路図である。
【図7】従来技術に係わる発振回路を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる発振回路を示す回路図であり、図2は図1中の第1の差動回路の各ノードにおける電圧変化を示す波形図であり、図3は図1中の第2の差動回路の各ノードにおける電圧変化を示す波形図である。
【0015】
発振回路は、発振部1から発振出力(Vosc)が入力され、この入力と第1のバイアス電圧(Vref1)を比較し、その結果に基づく出力電圧(Vout1)を生成する第1の差動回路2と、第1の差動回路2の出力電圧(Vout1)が容量素子13を介して入力され、この電圧と第2のバイアス電圧(Vref2)を比較し、その結果に基づく電圧(Vout2)を出力する第2の差動回路3より構成されている。
【0016】
具体的には、第1の差動回路2は、高電位側電源Vdd及び低電位側電源Vssの電源間の電流路内で直列接続されたPNPバイポーラトランジスタ7及びNPNバイポーラトランジスタ9と、同じく電源間の電流路内で直列接続されたPNPバイポーラトランジスタ8及びNPNバイポーラトランジスタ10とを有する。NPNバイポーラトランジスタ9とNPNバイポーラトランジスタ10は差動対を構成する素子であり、両トランジスタのエミッタは共通接続されて定電流源11に接続される。また、PNPバイポーラトランジスタ7及びPNPバイポーラトランジスタ8は負荷素子としてのトランジスタであり、両ベースは共通接続されるとともに、該共通接続点は、PNPバイポーラトランジスタ7のコレクタに接続される。
【0017】
そして、NPNバイポーラトランジスタ9のベースには、電源間に直列接続された2つの抵抗素子3及び4(第1のバイアス電圧源)によって生成される第1のバイアス電圧(Vref1)が入力され、NPNバイポーラトランジスタ10のベースには、容量素子12を介して発振部1からの発振出力電圧(Vosc)が入力される。また、NPNバイポーラトランジスタ10のベースは、発振部1からの発振信号が無いときは、電源間に直列接続された2つの抵抗素子5及び6(第2のバイアス電圧源)の分圧比により、第1のバイアス電圧源と同じ電圧を有する第2のバイアス電圧にバイアスされる。これにより、トランジスタ9のベース(第1の入力端子)と、トランジスタ10のべース(第2の入力端子)に印加される両入力電圧による差動が構成される。
【0018】
次に、第1の差動回路2の出力電圧(Vout1)が容量素子13を介して入力される第2の差動回路3について説明する。第2の差動回路3は、高電位側電源Vdd及び低電位側電源Vssの電源間の電流路内で直列接続されたPNPバイポーラトランジスタ18及びNPNバイポーラトランジスタ20と、同じく電源間の電流路内で直列接続されたPNPバイポーラトランジスタ19及びNPNバイポーラトランジスタ21とを有する。NPNバイポーラトランジスタ20及びNPNバイポーラトランジスタ21は差動対を構成する素子であり、両トランジスタのエミッタは共通接続されて定電流源22に接続される。また、PNPバイポーラトランジスタ18及びPNPバイポーラトランジスタ19は負荷素子としてのトランジスタであり、両ベースは共通接続されるとともに、該共通接続点は、PNPバイポーラトランジスタ18のコレクタに接続される。
【0019】
そして、NPNバイポーラトランジスタ20のベースには、電源間に直列接続された2つの抵抗素子14及び15(第3のバイアス電圧源)によって生成される第3のバイアス電圧及び第1の差動回路2の出力電圧が入力され、NPNバイポーラトランジスタ21のベースには、電源間に直列接続された2つの抵抗素子16及び17(第4のバイアス電圧源)の分圧比により決定される第4のバイアス電圧(Vref2)にバイアスされる。これにより、トランジスタ20のベース(第3の入力端子)と、トランジスタ21のべース(第4の入力端子)に印加される両入力電圧による差動が構成される。そして、第4のバイアス電圧(Vref2)の値に依存し、出力電圧Vout2(発振信号)のデューティが決定されている。
【0020】
第1図中に示した発振部1の一例について図4を用いて説明する。発振部1は、エミッタが負荷抵抗46を介して高電位側電源(Vdd)に接続され、コレクタが抵抗素子47を介して低電位側電源(Vss)に接続された発振用バイポーラトランジスタ43と、そのベースと低電位側電源(Vss)との間に接続された水晶振動子40と、発振用バイポーラトランジスタ43のベースにバイアスを与えるための直列接続された抵抗素子44及び45を有している。また、水晶振動子40の両端の信号を直列接続された容量素子41及び42で分圧しており、その接続点とバイポーラトランジスタ43のコレクタとが接続される。そして、発振用バイポーラトランジスタ43のエミッタ側から出力される発振信号は、容量素子12(図1中の同参照番号の容量素子に対応)を介して、発振出力(Vosc)として次段の回路へ提供される。
【0021】
次に、図2及び図3を参照し上述の第1の実施の形態に係わる発振回路の動作を説明する。図2は、第1の差動回路の各ノードにおける電圧変化を示す波形図であり、図(a)は第2の入力端子(発振出力電圧Vosc)、図(b)は出力端(出力電圧Vout1)の波形をそれぞれ示している。
【0022】
発振部1における発振出力電圧(Vosc)は、図2(a)の通りであり、特定の周波数を持った発振信号となる。発振部1の生成する発振信号は、通常1つの特定周波数を持った信号のみであるが、以後の動作説明を補足するために、図2(a)中では、振幅の異なった2つの発振信号を同時に実線と破線とで記載している。
【0023】
そして、第1の差動回路は、第1のバイアス電圧と、第2のバイアス電圧を中心としたに発振信号とを比較してその出力信号を生成するため、その出力端に現れる出力電圧(Vout1)は図2(b)の通りとなる。ここで重要なことは、本発振回路の通常の使用範囲では、出力電圧(Vout1)の波形は、発振出力電圧(Vosc)の振幅に依存しないような設定になっていることである。
【0024】
すなわち、第1のバイアス電圧と第2のバイアス電圧とを実質同じ電圧とすること、及び、電流源等の設定により差動信号の立ち上がり時間(tr)、立下りの時間(tf)を急進にして出力電圧を両電源間でフルスイングさせていること、の2点が特徴である。これにより、図2(a)で表した振幅の異なった2つの発振信号は、共に図2(b)の通りの出力波形となる。
【0025】
図3は、第2の差動回路の各ノードにおける電圧変化を示す波形図であり、図(a)は第3の入力端子(容量素子13を介して入力される第1の差動回路の出力)、図(b)は出力端(出力電圧Vout2)の波形をそれぞれ示している。
【0026】
第3の入力端子における入力電圧(Vin)は、図3(a)の通りであり、第3のバイアス電圧値を中心に変化し、第1の差動回路の出力電圧(Vout1)とほぼ同じ波形となる。
【0027】
そして、第2の差動回路は、第4のバイアス電圧(Vref2)と、前述の入力電圧(Vin)とを比較してその出力信号を生成するため、出力端に現れる出力電圧(Vout2)は図3(b)の通りとなる。この第4のバイアス電圧(Vref2)は、第3のバイアス電圧とは異なって設定されるため、第2の差動回路の出力は第4のバイアス電圧(Vref2)を中心に反転を繰り返した波形になり、これによってデューティが設定されたこととなる。
【0028】
このように本発明においては、低電力化となるようバイポーラトランジスタによって構成されており、更に、出力信号のデューティは、第2の差動回路に用いられる第4のバイアス電圧のみによって決定されるため、発振部で生成される信号の振幅や周波数の変化に依存したズレが生じないという効果を有する。
【0029】
以下、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態に係わる発振回路の回路図である。尚、前述の第1の実施の形態の構成要件と対応した構成要件については同じ参照番号を付す。
【0030】
上述の第1の実施の形態と同様に、発振回路は、発振部1から発振出力(Vosc)が入力され、この入力と第1のバイアス電圧(Vref1)を比較し、その結果に基づく出力電圧(Vout1)を生成する第1の差動回路2と、第1の差動回路2の出力電圧(Vout1)が容量素子13を介して入力され、この電圧と第2のバイアス電圧(Vref2)を比較し、その結果に基づく電圧(Vout2)を出力する第2の差動回路3より構成される。
【0031】
そして、第1の実施の形態との差異は次の通り。まず、発振部1によって生成される発振出力電圧(Vosc)の反転電圧(即ち、Voscに対して位相が180度ずれた発振信号Voscn)を、容量素子51を介してNPNトランジスタ9のベース(第2の入力端子)に入力したこと。更に、第1の差動回路2によって生成される出力電圧(Vout1)の反転電圧(即ち、Vout1に対して位相が180度ずれた発振信号)を、容量素子52を介してNPNトランジスタ21のベース(第4の入力端子)に入力したことである。
【0032】
このような構成においても第1の実施の形態と同様に、出力信号のデューティは、第2の差動回路に用いられる第4のバイアス電圧(Vref2)のみによって決定されるため、発振部で生成される信号の振幅や周波数の変化に依存したズレが生じないという効果を有する。
【0033】
以下、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。図6は、本発明の第3の実施の形態に係わる発振回路の回路図である。尚、前述の第1の実施の形態の構成要件と対応した構成要件については同じ参照番号を付す。
【0034】
上述の第1の実施の形態と同様に、発振回路は、発振部1から発振出力(Vosc)が入力され、この入力と第1のバイアス電圧(Vref1)を比較し、その結果に基づく出力電圧(Vout1)を生成する第1の差動回路2と、第1の差動回路2の出力電圧(Vout1)が抵抗素子61と容量素子62とからなるCR回路を介して入力され、この電圧と第2のバイアス電圧(Vref2)を比較し、その結果に基づく電圧(Vout2)を出力する第2の差動回路3より構成される。
【0035】
そして、第1の実施の形態との差異は、第1の差動回路2の出力端と第3の入力端子との間の信号経路には、直列に挿入された抵抗素子61及び接地端との間に挿入された容量素子62が設けられている点である。
【0036】
このように、抵抗素子61及び容量素子62を追加し、それらを所望の値に設定することで、第3の入力端子(NPNトランジスタのベース)に与えられる信号電圧の立ち上がり及び立下りの時間の制御が可能となり、それにより、第2の差動回路3の出力電圧(Vout2)のデューティ調整量が拡大する。
【0037】
上述の各実施例においては、NPNバイポーラトランジスタを差動入力対として用いた実施例を記載したが、これに限られるものではなく、PNPバイポーラトランジスタを差動入力対として差動回路を構成しても同様の効果を得ることが出来る。更に、負荷素子は、トランジスタ構成に限られるものではなく、ポリシリコン等によって作られた純抵抗を用いても同様である。
【符号の説明】
【0038】
1 発振回路
2 第1の差動回路
3 第2の差動回路
7、8、18、19 PNPバイポーラトランジスタ
9、10、20、21 NPNバイポーラトランジスタ
11、22 定電流源
12、13 容量素子
3、4、5、6、14、15、16、17 抵抗素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部に設けられる水晶振動子に接続され第1の発振信号を出力する発振部と、
バイポーラトランジスタを差動入力対として用いて構成され、第1のバイアス電圧源に接続された第1の入力端子と、前記第1のバイアス電圧源と同じバイアス電圧を生成する第2のバイアス電圧源及び前記発振回路の出力端に接続された第2の入力端子とを有し、両入力端子間の電位の比較結果に基づき、前記第1の発振信号の振幅及び周波数に依存しない立ち上がり及び立下り時間を持つ第2の発振信号を出力する第1の差動回路と、
バイポーラトランジスタを差動入力対として用いて構成され、第3のバイアス電圧源及び前記第1の差動回路の出力に接続された第3の入力端子と、前記第3のバイアス電圧源と異なるバイアス電圧を生成する第4のバイアス電圧源に接続された第4の入力端子とを有し、両入力端子間の電位の比較結果に基づき、前記第4のバイアス電圧源から与えられる電圧に依存したデューティを持つ第3の発振信号を出力する第2の差動回路とを有することを特徴とする発振回路。
【請求項2】
前記第1の差動回路の第1の入力端子には、前記第2の入力端子に入力される前記発振回路の出力に対して反転した位相の前記第1の発振信号が入力されることを特徴とする請求項1記載の発振回路。
【請求項3】
前記第1の差動回路の出力端と前記第3の入力端子との間の信号経路には、直列に挿入された抵抗素子及び接地端との間に挿入された容量素子が設けられていることを特徴とする請求項1記載の発振回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−239566(P2010−239566A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−87768(P2009−87768)
【出願日】平成21年3月31日(2009.3.31)
【出願人】(390009667)セイコーNPC株式会社 (161)
【Fターム(参考)】