説明

神経変性性疾患の治療のための化合物

本発明は式の化合物に関し、式中R,R,R,U,X,YおよびZは定義の通りである。式Iの化合物はAβ−ペプチド産生阻害活性を有する。また本発明は、哺乳類において例えばアルツハイマー病などの神経変性性疾患などの疾患を治療する医薬組成物および方法であって、式Iの化合物を含む医薬組成物および方法にも関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病および他の神経変性性および/または神経学的障害の治療に関する。また本発明は、ヒトを含む哺乳類においてアミロイド蛋白質の神経学的沈着物形成に寄与することのあるAβ−ペプチドの産生を阻害することにも関する。より詳細には、本発明はAβ−ペプチド産生に関するアルツハイマー病やダウン症候群などの神経変性性および/または神経学的障害の治療に有用なオキサゾール化合物に関する。
【背景技術】
【0002】
認知症は、幅広い特徴的な病理学的過程により発生する。認知症を引き起こす病理学的過程のうち最も一般的なものはアルツハイマー病(AD)、脳アミロイド血管症(CAA)およびプリオンを介した疾患である(例えばHaanら、Clin. NeuroL Neurosurg. 1990, 92(4): 305-310; Glennerら、J
Neurol. Sci. 1989, 94: 1-28を参照されたい)。ADは、米国の人口において最も急激に増加している集団である、85歳を過ぎた全ての人の半数近くが罹患する。従って、米国におけるAD患者数は、次世紀の中盤までに約400万人から約1,400万人に増加すると予測される。
【0003】
ADの治療は、典型的には看護に当たる家族による支援である。規則的に実施する記憶刺激訓練は記憶の喪失を遅延させることが示されているが、止めることはない。ADの治療を提供する薬物は、例えばアリセプト(登録商標)など少数である。
【0004】
ADの特徴は、脳においてアミロイドプラークと呼ばれる細胞外不溶性沈着物の脳内蓄積、および神経原線維変化と呼ばれる神経細胞内の異常病変である。プラーク形成の亢進はADリスクの上昇と関係する。確かにアミロイドプラークの存在は、神経原線維変化と共に、ADの病理学的確定診断の根拠となる。
【0005】
アミロイドプラークの主な成分はAβ-ペプチドとも呼ばれるアミロイドAβ-ペプチドであり、それぞれAβ1−40、Aβ1−42およびAβ1−43ペプチドと呼ばれる40、42あるいは43個のアミノ酸を有する3つの蛋白質より構成される。Aβ−ペプチドはin vitroおよびin vivoでニューロンに対して毒性であるので、部分的に神経細胞破壊を引き起こすと考えられている。
【0006】
Aβ−ペプチドは、695、714、751あるいは771個のアミノ酸を含み、それぞれAPP695、APP714、APP751およびAPP771と呼ばれる4つの蛋白質より構成される、分子量のより大きなアミロイド前駆体蛋白質(APP蛋白質)に由来する。プロテアーゼは、多様なAPP蛋白質内の特異的なアミノ酸配列を開裂することによりAβ−ペプチドを生成すると考えられている。プロテアーゼは、その生成するAβ−ペプチドが細胞によって細胞外環境に分泌されるので、「セクレターゼ」と呼ばれる。これらのセクレターゼは、Aβ−ペプチドを生成するために行う開裂に応じてそれぞれ命名されている。Aβ−ペプチドのアミノ末端を形成するセクレターゼは、β−セクレターゼと呼ばれる。Aβ−ペプチドのカルボキシル末端を形成するセクレターゼは、γ−セクレターゼと呼ばれる(Haass, C.およびSelkoe, D. J. 1993 Cell
75:1039-1042)。
【0007】
本発明は、Aβ−ペプチドの産生を阻害する新規化合物、このような化合物を含む医薬組成物、およびこのような化合物を用いて神経変性性および/または神経学的障害を治療する方法に関する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、式Iの化合物に関する。
【化1】

【0009】
以下のI−AからI−Cに示すように、X、Y、Uを含む環はX、Y、Uのうち1つがSであり、かつX、Y、Uの他の2つがNである芳香族環、およびこのような化合物の薬学的に許容できる塩である。
【化2】

(式中Zは−C(=O)CHR、−C(=S)CHR、−(C=NR)CHR、−C(=O)C(=O)Rおよび−S(O)−Rから選択され;
は−C−C20アルキル、−C−C20アルケニル、−C−C20アルキニル、−C−C20アルコキシ、−C−C20アルケノキシ、−C−C20アルキノキシ、−C−C20シクロアルキル、−C−C20シクロアルケニル、(C10−C20)ビ−あるいはトリシクロアルキル、(C10−C20)ビ−あるいはトリシクロアルケニル、(4−20員環)ヘテロシクロアルキル、−C−C20アリールおよび(5−20員環)ヘテロアリールから選択され;
は1から6個のフッ素原子あるいはR1a群から独立して選択される1から3個の置換基によって独立して置換されていてもよく;
1aはそれぞれの場合に−OH、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C12アルキニル、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシ、−CF、−OCF、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、−NR10、−C(=O)NR10、−SO−NR10、−C(=O)R11、−S(O)−R11、−C(=O)OR12、−C−C15シクロアルキル、−C−C15シクロアルケニル、−(C−C11)ビ−あるいはトリシクロアルキル、−(C−C11)ビ−あるいはトリシクロアルケニル、−(4−20員環)ヘテロシクロアルキル、−C−C15アリール、−(5−15員環)ヘテロアリール、−C−C15アリールオキシおよび−(5−15員環)ヘテロアリールオキシから独立して選択され、前記シクロアルキル、シクロアルケニル、ビ−あるいはトリシクロアルキル、ビ−あるいはトリシクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシおよびヘテロアリールオキシがR1b群より独立して選択された1から3個の置換基によりそれぞれ独立して置換されていてもよく;
1bはそれぞれの場合に−OH、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシ、−C−Cヒドロキシアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、−NR10、−C(=O)NR10、−C(=O)R11、−S(O)−R11、−C−C15アリールオキシおよび(5−15員環)ヘテロアリールオキシより独立して選択され、前記アルキル、アルケニルおよびアルキニルが1から6個のフッ素原子あるいは−C−Cアルコキシから独立して選択される1から2個の置換基あるいは1個のヒドロキシ基によってそれぞれ独立して置換されていてもよく;
およびR10はそれぞれの場合に−H、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C12アルキニル、−CF、−C(=O)R11、−S(O)−R11、−C(=O)OR12、−C(=O)NR1112、−SO−NR1112、−(C−Cアルキレン)−(C−C20シクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−(C−Cシクロアルケニル)、−(C−Cアルキレン)−((C−C11)ビ−あるいはトリシクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−((C−C11)ビ−あるいはトリシクロアルケニル)、−(C−Cアルキレン)−((5−10員環)ヘテロシクロアルキル)、(C−Cアルキレン)−(C−C10アリール)および−(C−Cアルキレン)−((5−10員環)ヘテロアリール)からそれぞれ独立して選択され、前記アリール、ヘテロアリール、アルキル、アルケニルおよびアルキニルが1から6個のフッ素原子あるいは−C−Cアルコキシから独立して選択される1から2個の置換基あるいは1個のヒドロキシ基によりそれぞれ独立して置換されていてもよく、かつ前記シクロアルキル、シクロアルケニル、ビ−あるいはトリシクロアルキル、ビ−あるいはトリシクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが−OH、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C12アルキニル、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシ、−C−Cヒドロキシアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、−CF、−NH、−C(=O)NH、−SO−NR10、−C(=O)Hおよび−C(=O)OHから独立して選択された1から3個の置換基によりそれぞれ独立して置換されていてもよく、前記アルキル、アルケニルおよびアルキニル置換基が1から6個のフッ素原子あるいは−C−Cアルコキシから独立して選択される1または2個の置換基あるいは1個のヒドロキシ基によってさらにそれぞれ独立して置換されていてもよいか;
あるいはNR10はそれぞれの場合に独立して4から10員環のヘテロシクロアルキル基を形成してもよく、前記へテロシクロアルキル基がN、OおよびSから独立して選択される1から2個のヘテロ原子をさらに含んでもよく、かつ1から3個の二重結合を含んでもよく、−NR10のヘテロシクロアルキル基の炭素原子が−OH、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C12アルキニル、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシ、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−NH、C(=O)NH、−SO−NH、−C(=O)R11、−S(O)−R11、(C−Cアルキレン)−(C−C10アリール)、(C−Cアルキレン)−((5−10員環ヘテロアリール)、(C−Cアルキレン)−(C−C10シクロアルキル)および(C−Cアルキレン)−((5−10員環)ヘテロシクロアルキルから独立して選択される1から3個の置換基により独立して置換されていてもよく、かつ(C−Cアルキレン)−((5−10員環)ヘテロシクロアルキル)置換基および前記NR10のへテロシクロアルキル基の窒素原子が、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C12アルキニル、−C(=O)NH、−SO−NH、C(=O)R11、−S(O)−R11、(C−Cアルキレン)−(C−C10アリール)、(C−Cアルキレン)−((5−10員環)ヘテロアリール)、(C−Cアルキレン)−(C−C10シクロアルキル)および(C−Cアルキレン)−((5−10員環)ヘテロシクロアルキル)から独立して選択される1個の置換基によってそれぞれ独立して置換されていてもよく、かつ前記アルキル、アルケニル、およびアルキニル置換基が1から6個のフッ素原子あるいは−C−Cアルコキシより独立して選択される1から2個の置換基あるいは1個のヒドロキシ基によってさらにそれぞれ独立して置換されていてもよく;
11およびR12はそれぞれの場合に−C−C15アルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−(C−Cアルキレン)−(C−C15シクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−(C−Cシクロアルケニル)、−(C−Cアルキレン)−((C−C11)ビ−あるいはトリシクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−((C−C11)ビ−あるいはトリシクロアルケニル)、(C−Cアルキレン)−(C−C15アリール)、−(C−Cアルキレン)−((5−15員環)ヘテロシクロアルキル)および−(C−Cアルキレン)−((5−15員環)ヘテロアリール)からそれぞれ独立して選択され;
11およびR12はR1b群から独立して選択される1から3個の置換基によりそれぞれ独立して置換されていてもよく;
は−H、−OH、−NH、−CHOH、−OC(=O)CH、−C(CHOH、−C(CH)(CHCH)(OH)、−C(OH)(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)、−OC(=O)Rおよび−OC(=O)ORから選択され、前記−OC(=O)Rおよび−OC(=O)ORが対応するRのOHのプロドラッグであってもよく;
は−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニルおよび−(C−Cアルキレン)−(C−Cシクロアルキル)から選択され、Rがアルキル、アルケニルあるいはアルキニルであるときRは−C−Cアルコキシ、−OH、−Fおよび−S(C−Cアルキル)から独立して選択される1個の置換基によって独立して置換されていてもよく;
は−C−Cアルキル、−CH(OH)(C−Cアルキル)、−CH(OH)(C−Cアリール)、−CH(OH)((5−6員環)ヘテロアリール)、−CH(OH)(C−Cシクロアルキル),−CH(OH)((5−6員環)へテロシクロアルキル)から選択され;
は−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C(=O)(C−Cアルキル)、−C−C10アリール、−(5−20員環)ヘテロアリール、−SO−(C−C10アリール)、−SO−((5−20員環)ヘテロアリール)、−SO−CH−(C−C20アリール)および−SO−CH−((5−20員環)ヘテロアリール)から選択され;
は−H、−C−C20アルキル、−C−C20アルケニル、−C−C20アルキニル、−C−C20アルコキシ、−C−C20アルケノキシ、−C−C20アルキノキシ、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、−OH、−CF、−NR10、−(C−C11アルキレン)−NR10、C(=O)NR10、C(=O)R11、−CHO、−S(O)−R11、−C(=O)OR12、−(C−Cアルキレン)−(C−C20シクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−(C−C20シクロアルケニル)、(C−Cアルキレン)−((C10−C20)ビ−あるいはトリシクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−((C10−C20)ビ−あるいはトリシクロアルケニル)、−(C−Cアルキレン)−((3−20員環)ヘテロシクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−(C−C15アリール)、−(C−C11アルキレン)−(C(=O)R11、−(C−C11アルキレン)−(COOH)、−(C−C11アルキレン)−CHO、−SONR10、−S−(C−C20アルキレン)(C=O)OR、−S−(C−C20アルキレン)−O−(C−C11アルキル)、−S−(C−C20アルキレン)−O−(C−C11アリール)、−SONR10、−S−(C−C20アルキレン)−NR10、−(C−C11アルキレン)−O−(C−Cアルキレン)−O−(C−C11アリール)、および(C−Cアルキレン)−((5−15員環)ヘテロアリール)から選択され、前記へテロシクロアルキルが1から4個の二重あるいは三重結合を含んでもよく;
は1から6個のフッ素原子あるいはR1a群から独立して選択される1から3個の置換基によって独立して置換されていてもよく;
は−Hおよび−C−Cアルキルから選択されるか;
あるいはZが−C(=NR)CHRである時、RおよびRはそれぞれが結合する窒素および炭素原子と共に5から14員環ヘテロアリール環あるいは5から8員環へテロシクロアルキル環を形成してもよく、前記ヘテロアリールあるいはヘテロシクロアルキル環はN、OおよびSから選択される1から2個のヘテロ原子をさらに含んでもよく、かつ前記へテロシクロアルキル環は1から3個の二重結合を含んでもよく、かつ前記ヘテロアリールあるいはヘテロシクロアルキル環はR1b群から独立して選択される1から3個の置換基により置換されてもよく;
nは0、1、2である。)
【0010】
他の実施形態では、式Iの化合物は以下の構造を有する。
【化3】

【0011】
式Iの化合物は光学中心を有することがあるので、異なるエナンチオマー、ジアステレオマーおよびメソ構造で存在することもある。本発明はこのような式Iの化合物の全てのエナンチオマー、ジアステレオマー、および他の立体異性体、さらにそのラセミ体および他の混合物も含む。本発明は、式Iの化合物の全ての互変異性体も含む。本発明の式Iの化合物が1つの光学中心を含む場合、「S」エナンチオマーが好ましい。
【0012】
本発明の式Iの化合物が塩基性基を含む限りにおいて、多様な無機および有機酸の酸付加塩を形成することができる。本発明は、式Iの化合物の薬学的に許容できる酸付加塩にも関する。このような塩は、動物への投与について薬学的に許容できなければならないものの、実際には、始めに塩基化合物を薬学的に許容できない塩として反応混合物より分離し、次にアルカリ試薬処理により遊離塩基化合物に単純に変換し、その後遊離塩基を薬学的に許容できる酸付加塩に変換することもしばしば望ましい。本発明の塩基化合物の酸付加塩は、水性溶媒、あるいはメタノールあるいはエタノールなどの適切な有機溶媒中で、塩基化合物をほぼ当量の選択した無機あるいは有機酸で処理することにより容易に調製される。溶媒を慎重に蒸発させると、所望の固形塩が容易に得られる。前述した本発明の塩基化合物の薬学的に許容できる酸付加塩の調製に用いられる酸は、無毒性酸付加塩を形成するもの、すなわち塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、硫酸あるいは重硫酸、リン酸あるいは酸性リン酸、酢酸、乳酸、クエン酸あるいは酸性クエン酸、酒石酸あるいは重酒石酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、グルコン酸、サッカリン酸、安息香酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、およびパモエート(すなわち1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸))塩などの薬学的に許容できる陰イオンを含む塩である。本発明の化合物の薬学的に許容できる塩の他の例は、サリチル酸、シュウ酸、ジ−p−トルオイル酒石酸、マンデル酸、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムおよびリチウムの塩である。
【0013】
本発明は、原子質量あるいは質量数が自然界に通常認められる原子質量あるいは質量数と異なる原子によって1つあるいはそれ以上の原子が置換されていることを除き、式Iに列挙されたものと同一である同位体標識化合物も含む。本発明の化合物に取り込むことのできる同位体の例は、それぞれH、H、13C、11C、14C、15N、18O、17O、18F、123I、および125Iなどの水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、塩素およびヨウ素の同位体を含む。本発明の式Iの化合物、そのプロドラッグ、このような化合物あるいはこのようなプロドラッグの薬学的に許容できる塩、および前述の同位体および/または他の同位体を含む化合物およびこのような化合物の誘導体は、本発明の範囲内にある。このような化合物は代謝薬物動態研究および結合分析における研究および診断手段として有用となりうる。本発明の式Iの化合物のある種の同位体標識化合物、例えば、Hおよび14Cなどの放射性同位体が取り込まれているものは、薬物および/または基質の組織分布分析において有用である。トリチウム化すなわちHおよび炭素−14すなわち14C同位体は、その調製の容易さおよび検出性により特に好まれる。さらに、重水素すなわちHなどの重い同位体を用いた置換は、代謝安定性が高くなることにより、例えばin vivo半減期の増加あるいは必要用量の減少などの一定の治療的利益を得ることができるので、ある状況では好まれることがある。一般的に、同位体標識された本発明の式Iの化合物およびプロドラッグおよびその誘導体は、スキーム、およびスキームおよび/または実施例の考察において開示されている方法および本明細書に記載された調製法を遂行し、前記化合物の調製において非同位体標識試薬を容易に入手できる同位体標識試薬に替えることにより調製することができる。
【0014】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「ハロゲン」および「ハロ」はF、Cl、BrおよびIを含む。
【0015】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「アルキル」は直鎖あるいは分岐鎖基を有する飽和一価炭化水素ラジカルを含む。アルキル基の例はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピルメチレン(−CH−シクロプロピル)およびt−ブチルを含むが、これに限定されない。
【0016】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「アルケニル」は、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有するアルキル基であって、アルキルが上記で定義されるアルキル基を含む。アルケニルの例はエテニルおよびプロペニルを含むが、これに限定されない。
【0017】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「アルキニル」は、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有するアルキル基であって、アルキルが上記で定義されるアルキル基を含む。アルキニル基の例はエチニルおよび2−プロピニルを含むが、これに限定されない。
【0018】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「アルコキシ」は「アルキル」が上記で定義される「アルキル−O−」を意味する。「アルコキシ」基の例はメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシおよびアリルオキシを含むが、これに限定されない。
【0019】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「アルケノキシ」は「アルケニル」が上記で定義される「アルケニル−O−」を意味する。
【0020】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「アルキノキシ」は「アルキニル」が上記で定義される「アルキニル−O−」を意味する。
【0021】
上に定義した全ての「C−Cアルキル」、「C−Cアルケニル」、「C−Cアルキニル」、「C−Cアルコキシ」、「C−Cアルケノキシ」および「C−Cアルキノキシ」基において、xが2より大きい整数であるとき、このような「C−Cアルキル」、「C−Cアルケニル」、「C−Cアルキニル」、「C−Cアルコキシ」、「C−Cアルケノキシ」および「C−Cアルキノキシ」基は「ポリフルオロC−Cアルキル」、「ポリフルオロC−Cアルケニル」、「ポリフルオロC−Cアルキニル」、「ポリフルオロC−Cアルコキシ」、「ポリフルオロC−Cアルケノキシ」あるいは「ポリフルオロC−Cアルキノキシ」基に置き換えてもよい。本明細書で使用する表現「ポリフルオロC−Cアルキル」は、少なくとも−CFおよび/またはCF基を含む上に定義するアルキル基を表す。
【0022】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「シクロアルキル」は、アルキルが上記で定義される非芳香族飽和環状アルキル基を含む。シクロアルキル基の例はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびシクロヘプチルを含むが、これに限定されない。「ビシクロアルキル」および「トリシクロアルキル」基は、それぞれ2あるいは3個の環より構成される非芳香族飽和環状アルキル基であって、前記の複数の環が炭素橋を含むことのある炭素原子を少なくとも1つ共有する非芳香族飽和環状アルキル基である。本発明の目的のために、かつ特に示さない場合は、ビシクロアルキル基はスピロ基および縮合環基を含む。ビシクロアルキル基の例はビシクロ−[3.1.0]−ヘキシル、ビシクロ−[2.2.1]−ヘプト−1−イル、ノルボルニル、スピロ[4.5]デシル、スピロ[4.4]ノニル、スピロ[4.3]オクチル、およびスピロ[4.2]ヘプチルを含むが、これに限定されない。トリシクロアルキル基の例は、アダマンタニルである。他のシクロアルキル、ビシクロアルキルおよびトリシクロアルキル基は当技術分野で既知であり、かつこのような基は本明細書の「シクロアルキル」「ビシクロアルキル」および「トリシクロアルキル」の定義に包含される。「シクロアルケニル」、「ビシクロアルケニル」および「トリシクロアルケニル」は、それらが炭素環構成原子を結合する1つあるいはそれ以上の炭素−炭素二重結合(「環内」二重結合)および/または炭素環構成原子と隣接する非環炭素を連結する1つあるいはそれ以上の炭素−炭素二重結合(「環外」二重結合)をそれぞれ含む以外は上の定義の通りである、非芳香族シクロアルキル、ビシクロアルキルおよびトリシクロアルキル基をそれぞれ表す。「シクロアルケニル」基の例はシクロペンテニル、シクロブテニル、およびシクロヘキセニルを含むが、これに限定されない。ビシクロアルケニルの非限定的な例はノルボルネニルである。シクロアルキル、シクロアルケニル、ビシクロアルキルおよびビシクロアルケニル基も1つあるいはそれ以上のオキソ基により置換された基を含む。このようなオキソ基を有する基の例は、オキソシクロペンチル、オキソシクロブチル、オキソシクロペンテニルおよびノルカンフォリルである。他のシクロアルケニル、ビシクロアルケニルおよびトリシクロアルケニル基の例は当技術分野で既知であり、かつそのような基は本明細書の「シクロアルケニル」「ビシクロアルケニル」および「トリシクロアルケニル」の定義内に含まれる。
【0023】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「アリール」は、芳香族炭化水素から1個の水素を取り除くことにより誘導されるフェニル(Ph)、ナフチル、インデニル、インダニルおよびフルオレニルなどの有機ラジカルを含む。「アリール」は少なくとも1つの環が芳香族である縮合環基を包含する。
【0024】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「複素環」および「ヘテロシクロアルキル」は、O、SおよびNからそれぞれ独立して選択される1個あるいはそれ以上のヘテロ原子、好ましくは1から4個のヘテロ原子を含む非芳香族環基を指す。「ヘテロビシクロアルキル」基は、非芳香族二環式環状基であって、前記の複数の環が1あるいは2個の原子を共有し、かつ少なくとも1つの環がヘテロ原子(O、S、あるいはN)を含む非芳香族二環式環状基である。特に示さない場合は、本発明を目的としたヘテロビシクロアルキル基はスピロ基および縮合環基を含む。1つの実施形態において、ヘテロビシクロアルキル基の各環は最大4個のヘテロ原子を含む(すなわち、0から4個のヘテロ原子であって、ただし少なくとも1個の環が少なくとも1個のヘテロ原子を含む)。本発明の複素環基は1個あるいはそれ以上のオキソ基で置換された環系を含むことができる。非芳香族環状基の例は、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、アゼピニル、ピペラジニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、モルホリノ、チオモルホリノ、チオキサニル、ピロリニル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、キノリジニル、キヌクリジニル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシル、1,4−ジオキサスピロ[4.4]ノニル、1,4−ジオキサスピロ[4.3]オクチル、および1,4−ジオキサスピロ[4.2]ヘプチルである。
【0025】
特に示さない限り、本明細書で使用する「ヘテロアリール」は、O、SおよびNから選択される1個あるいはそれ以上のヘテロ原子、好ましくは1から4個のヘテロ原子を含む芳香族基を指す。1個あるいはそれ以上のヘテロ原子を含む多環式環状基であって、少なくとも1つの環状基が芳香族である多環式環状基が「ヘテロアリール」基である。本発明のヘテロアリール基は、1個あるいはそれ以上のオキソ基で置換された環系を含むことができる。ヘテロアリール基の例は、ピリジニル、ピリダジニル、イミタゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、キノリル、イソキノニル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、シノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、イソインドリル、1−オキソイソインドリル、プリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、ジヒドロキノリル、テトラヒドロキノリル、ジヒドロイソキノリル、テトラヒドロイソキノリル、ベンゾフリル、フロピリジニル、ピロロピリミジニル、およびアザインドリルである。
【0026】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「シクロアルコキシ」は「シクロアルキル」が上記で定義される「シクロアルキル−O−」を意味する。
【0027】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「アリールオキシ」は「アリール」が上記で定義される「アリール−O−」を意味する。
【0028】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「ヘテロシクロアルコキシ」は「ヘテロシクロアルキル」が上記で定義される「ヘテロシクロアルキル−O−」を意味する。
【0029】
特に示さない限り、本明細書で使用する用語「ヘテロアリールオキシ」は「ヘテロアリール」が上記で定義される「ヘテロアリール−O−」を意味する。
【0030】
上に列挙した化合物から誘導される前述の基は、C結合であっても、あるいは可能であればN−結合であってもよい。例えば、ピロールより誘導される基はピロール−1−イル(N結合)であってもピロール−3−イル(C結合)であってもよい。当該基を指す用語は、可能な全ての互変異性体も包含する。
【0031】
他の態様においては、本発明は式Iの化合物であって、Zが−C(=O)CHRであり、Rが−H、−OH、あるいはOC(=O)CHである化合物に関する。
【0032】
他の態様においては、本発明は式Iの化合物であって、Zが−C(=O)C(=O)Rである化合物に関する。
【0033】
他の態様においては、本発明は式Iの化合物であって、Zが−SOである化合物に関する。
【0034】
他の態様においては、本発明は式Iの化合物であって、Rが−C−C20アルキル、−C−C20アルケニル、−C−C20アルキニル、−C−C20シクロアルキル、(4−20員環)ヘテロシクロアルキル、−C−C20アリールおよび(5−20員環)ヘテロアリールから選択されている化合物に関する。
【0035】
他の態様においては、Rは−C−C10アルキル、−C−C10アルケニル、−C−C10シクロアルキル、フェニル、チエニルおよびピリジルから選択され、Rは−C−Cアルキル、−OCF、−CF、−C−Cアルコキシ、−F、−Cl、−Br、フェニルおよびフェノキシから独立して選択される1から2個の置換基によって独立して置換されていてもよく、Rは1あるいは2個の二重あるいは三重結合を含んでいてもよい。
【0036】
他の態様においては、Rは例えば[2.2.1]−ヘプタニルなどの−C−Cシクロアルキルである。
【0037】
他の態様においては、Rはフェニルおよびピリジルより選択され、Rは−F、−Cl、OCFおよび−CFから独立して選択される1から2個の置換基により独立して置換されていてもよい。
【0038】
他の態様においては、本発明は式Iの化合物であって、Rが−H、−OH、あるいは−OC(=O)CHから選択されている化合物に関する。
【0039】
他の態様においては、Rは−Hおよび−OHから選択される。
【0040】
他の態様においては、Rは−OC(=O)CHから選択される。
【0041】
他の態様においては、本発明は式Iの化合物であって、Rが−C−Cアルキル、アリルおよび−CHCHSCHから選択されている化合物に関する。
【0042】
他の態様においては、本発明は式Iの化合物であって、RがHである化合物に関する。
【0043】
他の態様においては、本発明は式Iの化合物であって、Rが−H、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C20アルコキシ、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、−C−C15シクロアルキル、−(3−15員環)ヘテロシクロアルキル、−C−C15アリール、−(5−15員環)ヘテロアリール、−CHO、−C(=O)(C−C15アルキル)、−C(=O)((5−15員環)ヘテロシクロアルキル)、−C(=O)((5−15員環)ヘテロアリール)、−C(=O)O(C−Cアルキル)、−C(=O)N(C−C10アルキル)(C−C10アルキル)、−S(O)−アルキル、−S(O)−シクロアルキル、−S(O)−(6−14員環)アリール、−S(O)−(5−14員環)ヘテロアリールから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシ、−NR10、−C(=O)R11、−S(O)11、−C(=O)OR12、−C(=O)NR10、−S(O)NR10−C−C15シクロアルキル、−(4−15員環)ヘテロシクロアルキル、−C−C15アリール、−(5−15員環)ヘテロアリール、(5−15員環)ヘテロシクロアルコキシ、−C−C12アリールオキシおよび(6−12員環)ヘテロアリールオキシから独立して選択される1から3個の置換基によってそれぞれ独立して置換されていてもよい化合物に関する。
【0044】
他の態様においては、Rは−H、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C12アルキニル、−C−C20アルコキシ、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、−(C−Cアルキレン)(C−C15シクロアルキル)、−(3−15員環)ヘテロシクロアルキル、−C−C15アリール、−(5−15員環)ヘテロアリール、−CHO、−C(=O)(C−C15アルキル)、−C(=O)((5−15員環)ヘテロシクロアルキル)、−C(=O)(C−C15アリール)、−C(=O)((5−15員環)ヘテロアリール)、−C(=O)(C−C15シクロアルキル)、−C(=O)O(C−Cアルキル)、−C(=O)N(C−C10アルキル)(C−C10アルキル)、−C(=O)N(C−C10アルキル)(C−C10アリール)、−C(=O)N(C−C10アルキル)((5−10員環)ヘテロアリール)、−C(=O)N(C−C10アルキル)((5−10員環)ヘテロシクロアルキル)、−C(=O)N(C−C10アルキル)(C−C10シクロアルキル)、−S(O)−(C−Cアルキル)、−S(O)−(C−Cシクロアルキル)、−S(O)−(C−C10アリール)、−S(O)−((5−10員環)ヘテロアリール)から選択され、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−C−C10アルコキシ、−C−C10アルケノキシ、−C−C10アルキノキシ、−NR10、−(C−C11アルキル)−NR10、−C(=O)R11、−S(O)11、−C(=O)OR12、−C(=O)NR10、−S(O)NR10、−C−C15シクロアルキル、−(4−15員環)ヘテロシクロアルキル、−C−C15アリール、−(5−15員環)ヘテロアリール、−(4−12員環)ヘテロシクロアルコキシ、−C−C12アリールオキシおよび−(6−12員環)ヘテロアリールオキシから独立して選択される1から3個の置換基によってそれぞれ独立して置換されていてもよい。
【0045】
他の態様においては、Rは−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C12アルキニル、−(C−Cアルキレン)(C−C15シクロアルキル)および−(C−Cアルキレン)(4−15員環)ヘテロシクロアルキルから選択され、前記アルキル、アルケニル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルが−OH、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシおよび−NR10から独立して選択される1から3個の置換基によってそれぞれ独立して置換されていてもよい。
【0046】
他の態様においては、Rは−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C15シクロアルキルおよび(4−15員環)ヘテロシクロアルキルから選択され、前記アルキル、アルケニル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルが−OH、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシから独立して選択される1から3個の置換基によってそれぞれ独立して置換されていてもよい。
【0047】
他の態様においては、Rは−C−C12アルキル、−C−C12−アルケニルおよび−C−C15シクロアルキルから選択され、前記アルキル、アルケニルおよびシクロアルキルが1から3個の置換基NR10によってそれぞれ独立して置換されていてもよい。
【0048】
他の態様においては、Rは−(4−15員環)へテロシクロアルキルであって、前記へテロシクロアルキルが−OH、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシ、−(C−C10アリール)および−(5−15員環)ヘテロアリールから独立して選択される1から3個の置換基によって置換されていてもよい。
【0049】
式Iの化合物の非限定的例は、以下の化合物を含む。
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(4−メトキシ−フェニル)−[1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3,4−ジメチル−ベンジルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−アダマンタン−1−イル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(4−クロロ−ベンジル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−フェニル−プロピルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−トリフルオロメチル−ベンジルスルファニル)−チアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−メトキシ−ベンジルスルファニル)−チアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−フルオロ−ベンジルスルファニル)−チアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−プロピルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[2−(3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−エチルスルファニル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3,4−ジクロロ−ベンジルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−ジプロピルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−ベンジルスルファニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(4−フェノキシ−ブチルスルファニル)−チアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−エチルスルファニル]−チアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−ジエチルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−エチルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−フェネチルスルファニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチルアミノ)ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−(S)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
ヒドロキシ−フェニル−酢酸[1−(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−ブチルカルバモイル]−フェニル−メチルエステル;
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(R)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−トリフルオロメチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−ホルミル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2,4,4−トリメチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(S)−2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(R)−2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド; 2−(2−(S)−2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(R)−2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(S)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(S)−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(R)−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−イソプロピルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(S)−2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(R)−2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
3−(5−{2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタノイルアミノ}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−3−メチル−酪酸;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−オキシラニル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−3−オキシ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1,1−ジメチル−3−(2,2,2−トリフルオロ−エチルアミノ)−プロピル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1−メチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1−メチル−ブチル)−1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1−メチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−イソプロピルアミノ−1−メチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3,3−ジメトキシ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(3−エチルアミノ−1−メチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(3−イソプロピルアミノ−1−メチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1,1−ジメチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(3−イソプロピルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−エチルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(R)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−ジメチルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−プロピルアミノ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[3−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−1,1−ジメチル−プロピル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−tert−ブチルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−シクロプロピルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−モルホリン−4−イル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[3−(1−エチル−プロピルアミノ)−1,1−ジメチル−プロピル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−シクロプロピルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド−2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−{3−[ホルミル−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミノ]−1,1−ジメチル−プロピル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−{3−[ホルミル−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミノ]−1,1−ジメチル−プロピル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−クロロ−1,1−ジメチル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(5−{2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタノイルアミノ}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルスルファニル)−2−メチル−プロピオン酸エチルエステル;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[(イソプロピル−フェニル−カルバモイル)−メチルスルファニル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−フルオロ−ベンジルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(4−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−アリル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−プロペニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−アセチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(3−メチル−ブチルアミノ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−ブチルアミノ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(3,3−ジメチル−ブチルアミノ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−シクロプロピルアミノ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−オキソ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(4−クロロ−ベンジルアミノ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−ヒドロキシ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(3−クロロ−ベンジルアミノ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−ベンジルオキシ−1,1−ジメチル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−エチルスルファニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(2−ジメチルアミノ−エチルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−エトキシメチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−ジメチルアミノ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−イソブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−イソプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
N−(5−ベンジル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−フェノキシメチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド
N−[5−(3−クロロ−フェニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ブチルアミド;
N−(5−シクロブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(5−メチル−3−フェニル−イソキサゾール−4−イル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−メトキシメチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−イソプロピルスルファニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−シクロヘキシル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(5−{2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタノイルアミノ}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルスルファニル)−プロピオン酸エチルエステル;
2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−フェネチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−フェノキシエチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[3−(トルエン−4−スルホニルアミノ)−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(3−エチルスルファニル−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(3−メタンスルホニル−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル)−アミド;および
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[3−(4−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル]−アミド。
【0050】
本発明の式Iの化合物、およびその薬学的に許容できる塩は、有用な薬学的および医学的性質を有する。式Iの化合物、および薬学的に許容できるその塩は、ヒトを含む哺乳類においてAβ−ペプチドの産生を(これによりγ−セクレターゼ活性も)阻害する。従って、式Iの化合物、および薬学的に許容できるその塩は、ヒトを含む罹患した哺乳類における以下に列挙される例えばアルツハイマー病などの神経変性性および/または神経学的障害および疾患の治療において、治療薬として機能することができる。
【0051】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類においてAβ−ペプチドの産生を阻害あるいは調節するための医薬組成物であって、Aβ−産生の阻害に有効である量の式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物にも関する。
【0052】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、脳アミロイド血管症、プリオンを介する疾患、封入体筋炎、卒中、多発性硬化症およびダウン症候群からなる群から選択される疾患あるいは状態を治療するための医薬組成物であって、Aβ−ペプチド産生の阻害に有効である量の式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物にも関する。
【0053】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病およびダウン症候群からなる群から選択される疾患あるいは状態を治療するための医薬組成物であって、このような疾患あるいは状態を治療する上で有効である量の式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物にも関する。
【0054】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、脳アミロイド血管症、プリオンを介する疾患、封入体筋炎、卒中、多発性硬化症およびダウン症候群からなる群から選択される疾患あるいは状態を治療するための医薬組成物であって、このような疾患あるいは状態を治療する上で有効である量の式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物にも関する。
【0055】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病およびダウン症候群からなる群より選択される疾患あるいは状態を治療するための医薬組成物であって、このような疾患あるいは状態を治療する上で有効である量の式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物にも関する。
【0056】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類においてAβ−ペプチドの産生を阻害あるいは調節する方法であって、前記の哺乳類にAβ−産生の阻害に有効である量の式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩を投与することを含む方法にも関する。
【0057】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、脳アミロイド血管症、プリオンを介する疾患、封入体筋炎、卒中、多発性硬化症およびダウン症候群から選択される疾患あるいは状態を治療する方法であって、前記の哺乳類にAβ−産生の阻害に有効である量の式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩を投与することを含む方法にも関する。
【0058】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病およびダウン症候群から選択される疾患あるいは状態を治療する方法であって、前記の哺乳類にAβ−産生の阻害に有効である量の式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩を投与することを含む方法にも関する。
【0059】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、脳アミロイド血管症、プリオンを介する疾患、封入体筋炎、卒中、多発性硬化症およびダウン症候群から選択される疾患あるいは状態を治療する方法であって、前記の哺乳類にこのような状態を治療する上で有効である量の式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩を投与することを含む方法にも関する。
【0060】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病およびダウン症候群から選択される疾患あるいは状態を治療する方法であって、前記の哺乳類にこのような状態を治療する上で有効である量の式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩を投与することを含む方法にも関する。
【0061】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるAβ−ペプチド産生と関係する疾患あるいは状態を治療するための医薬組成物であって、(a)式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩、(b)記憶促進薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠障害薬、抗炎症薬、抗酸化薬、コレステロール調節薬、あるいは抗高血圧薬、および(c)薬学的に許容できる担体を含み、上記有効成分「a」および「b」が組成物をこのような疾患あるいは状態を治療する上で有効とする量で存在する組成物にも関する。
【0062】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、脳アミロイド血管症、プリオンを介する疾患、封入体筋炎、卒中、多発性硬化症およびダウン症候群からなる群から選択される疾患あるいは状態を治療するための医薬組成物であって、(a)式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩、(b)記憶促進薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠障害薬、抗炎症薬、抗酸化薬、コレステロール調節薬、あるいは抗高血圧薬、および(c)薬学的に許容できる担体を含み、上記の有効成分「a」および「b」が組成物をこのような疾患あるいは状態を治療する上で有効とする量で存在する組成物にも関する。
【0063】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病およびダウン症候群からなる群から選択される疾患あるいは状態を治療するための医薬組成物であって、(a)式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩、(b)記憶促進薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠障害薬、抗炎症薬、抗酸化薬、コレステロール調節薬、あるいは抗高血圧薬、および(c)薬学的に許容できる担体を含み、上記有効成分「a」および「b」が組成物をこのような疾患あるいは状態を治療する上で有効とする量で存在する組成物にも関する。
【0064】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるAβ−ペプチド産生と関係する疾患あるいは状態を治療する方法であって、前記の哺乳類に(a)式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩、および(b)記憶促進薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠障害薬、抗炎症薬、抗酸化薬、コレステロール調節薬あるいは抗高血圧薬を投与することを含み、上記の有効成分「a」および「b」が組成物をこのような疾患あるいは状態を治療する上で有効とする量で存在する方法にも関する。
【0065】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、脳アミロイド血管症、プリオンを介する疾患、封入体筋炎、卒中、多発性硬化症およびダウン症候群からなる群から選択される疾患あるいは状態を治療する方法であって、前記の哺乳類に(a)式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩、および(b)記憶促進薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠障害薬、抗炎症薬、抗酸化薬、コレステロール調節薬、あるいは抗高血圧薬を投与することを含み、上記の有効成分「a」および「b」が組成物をこのような疾患あるいは状態を治療する上で有効とする量で存在する方法にも関する。
【0066】
また本発明は、ヒトを含む哺乳類におけるアルツハイマー病およびダウン症候群からなる群より選択される疾患あるいは状態を治療する方法であって、前記の哺乳類に(a)式Iの化合物あるいは薬学的に許容できるその塩、および(b)記憶促進薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠障害薬、抗炎症薬、抗酸化薬、コレステロール調節薬、あるいは抗高血圧薬を投与することを含み、上記の有効成分「a」および「b」が組成物をこのような疾患あるいは状態を治療する上で有効とする量で存在する方法にも関する。
【0067】
式Iの化合物は、単独で使用しても、あるいは例えばアリセプト(登録商標)などの何らかの記憶促進薬、例えばゾロフト(登録商標)などの抗うつ薬、抗不安薬、例えばゲオドン(登録商標)などの抗精神病薬、睡眠障害薬、例えばセレブレックス(登録商標)、ベクストラ(登録商標)などの抗炎症薬、抗酸化薬、例えばリピトール(登録商標)などのコレステロール調節薬(例えばLDLを低下させる、あるいはHDLを上昇させる薬物)あるいは抗高血圧薬を含むがこれに限定されない何らかの他の薬物との組み合わせとして使用してもよい。従って、本発明は治療が必要であるヒトを含む哺乳類の治療のための医薬組成物であって、有効な量の式Iの化合物、および例えばアリセプト(登録商標)などの記憶促進薬、例えばゾロフト(登録商標)などの抗うつ薬、抗不安薬、例えばゲオドン(登録商標)などの抗精神病薬、睡眠障害薬、例えばセレブレックス(登録商標)、ベクストラ(登録商標)などの抗炎症薬、抗酸化薬、例えばリピトール(登録商標)などのコレステロール調節薬(例えばLDLを低下させる、あるいはHDLを上昇させる薬物)あるいは抗高血圧薬などの有効な量の他の薬物、および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物も提供する。また本発明は、ヒトを含む哺乳類における例えばアルツハイマー病などの認知症を治療する方法であって、有効な量の式Iの化合物、および例えばアリセプト(登録商標)などの記憶促進薬、例えばゾロフト(登録商標)などの抗うつ薬、抗不安薬、例えばゲオドン(登録商標)などの抗精神病薬、睡眠障害薬、例えばセレブレックス(登録商標)、ベクストラ(登録商標)などの抗炎症薬、抗酸化薬、例えばリピトール(登録商標)などのコレステロール調節薬(例えばLDLを低下させる、あるいはHDLを上昇させる薬物)あるいは抗高血圧薬などの有効な量の他の薬物を哺乳類に投与することを含む方法も提供する。
【0068】
式Iの化合物、あるいは直前の段落に記載された組合せのいずれかは、ベラパミルなどの既知のP−糖蛋白質阻害薬と併用してもよい。
【0069】
本明細書における「Aβ−ペプチド産生に関連した」疾患および症状についての言及は、Aβ−ペプチドおよび/またはその産生に少なくとも部分的に起因する疾患あるいは状態に関する。従って、Aβ−ペプチドは「Aβ−ペプチド産生に関連する疾患あるいは症状」の寄与因子の1つであるが、必ずしも唯一の寄与因子ではない。
【0070】
本明細書で使用する用語「治療する」は、疾患、障害あるいは状態、あるいはこのような用語が適用されるこのような疾患、障害あるいは状態の1つあるいはそれ以上の症状の回復、緩和あるいは進行の阻害を表す。また本明細書で使用する「治療する」は、哺乳類における疾患、障害あるいは状態の発生の確率あるいは発生率を、未治療対照群と比較して、あるいは同じ哺乳類の治療前と比較して低下させることを表すこともある。例えば、本明細書で使用する「治療する」は、疾患、障害あるいは状態を予防することを表すことがあり、かつ疾患、障害あるいは状態の発症を遅延あるいは予防すること、あるいは疾患、障害あるいは状態に伴う症状を遅延あるいは予防することを含むこともある。また本明細書で使用する「治療する」は、哺乳類が疾患、障害あるいは状態に罹患する前に、疾患、障害あるいは状態あるいはこのような疾患、障害あるいは状態に伴う症状の重症度を低下させることを表すこともある。罹患の前の疾患、障害あるいは状態のこのような予防あるいは重症度の低下は、投与時にその疾患、障害あるいは状態に罹患していない患者に対する、本明細書に記載する本発明の組成物の投与に関する。また本明細書で使用する用語「治療する」は、疾患、障害あるいは状態、あるいはこのような疾患、障害あるいは状態に伴う1つあるいはそれ以上の症状の再発の予防も表す。本明細書で使用する用語「治療」および「治療的」は、上記に「治療する」と定義した治療する行為を表す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0071】
式Iの化合物、および薬学的に許容できるその塩は、以下の反応スキームおよび考察に記載された方法で調製することができる。特に示さない限り、反応スキームおよび続く考察において表されるR、R1a、R1b、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、Zおよびnは上記で定義したとおりである。
【0072】
式Iの化合物は不斉炭素原子を有することがあり、またそのためにラセミ混合物、ジアステレオマー、幾何異性体、あるいは個別の光学異性体として存在することもある。
【0073】
式Iの化合物の異性体混合物の単一異性体への分離は、当技術分野で既知である従来の方法に従って実施することができる。
【0074】
式Iの化合物は、有機化学の技術分野で既知である合成法、あるいは当業者に周知である修飾および誘導体化と共に、以下の方法により調製することができる。好ましい方法は以下に記載するものを含むが、これに限定されない。
【0075】
以下に示す反応は、記載される反応において使用されかつ使用に適している試薬および材料に適した溶媒中で実施される。以下に記載する合成法の記載において、実行したものであれ提案であれ、溶媒の選択、反応温度、反応時間、反応圧、および他の反応条件(無水条件、アルゴン気流下、窒素気流下など)を含む全ての反応条件、および後処理は、当業者であれば容易に認識するような、その反応にとって標準的である条件であることも理解すべきである。また代替法を用いてもよい。
【0076】
【化4】

スキームIは、式Iの化合物10の調製法を表す。アミノチアジアゾール1は、従来のカプリング試薬および方法を用いて窒素保護されたアミノ酸2a−cとカプリングされる。窒素保護基は、有機溶媒(例:塩化メチレンなど)あるいは水と有機溶媒(例:酢酸エチルなど)の混合物において、無機あるいは有機塩基(例:炭酸ナトリウムあるいはトリエチルアミンなど)の存在下で、0〜30℃でジカルボン酸ジ-tert−ブチル(アルドリッチケミカル社、ウィスコンシン州ミルウォーキー)あるいはクロロギ酸ベンジル(アルドリッチ)によって調製されるブトキシカルボニル(「BOC」、P=O−tert−ブチル)あるいはベンジルオキシカルボニル(「CBZ」、P=O−ベンジル)などのカルバメート型であってもよい(Muller、Methoden Der Organischen Chemie "Vierte
Auglage - Synthesis von Peptiden I" - Houben Weyl - Georg-Thieme Verlag
Stuttgart, 1974, Band XV/1参照されたい)。
【0077】
アミノチアジアゾール1出発試薬は、文献において既知のものと同様の方法に従って調製することができる(参照文献:Acta Universitatis Palackianae Olomucensis, Facultas Rerum Naturalium,
Chemica (2001);Journal
of Medicinal Chemistry (2003), 46(3), 427-440. European Journal of Medicinal
Chemistry (2002), 37(8), 689-697. Phosphorus, Sulfur and Silicon and the
Related Elements (2002), 177(4), 863-875. Chemistry of Heterocyclic Compounds
(New York, NY, United States)(Khimiya Geterotsiklicheskikh Soedineniiの翻訳)
(2001), 37(9), 1102-1106. Journal of the Institution of Chemists (India)
(2001), 73(3), 108-110. Russian Journal of General Chemistry (Zhurnal Obshchei
Khimiiの翻訳) (2000), 70(11), 1801-1803. Indian Journal of Chemistry, Section B:
Organic Chemistry Including Medicinal Chemistry (1989), 28B(1), 78-80. Indian
Journal of Chemistry, Section B: Organic Chemistry Including Medicinal Chemistry
(1981), 20B(6), 518-20. Khimiya Geterotsiklicheskikh Soedinenii, (10), 1416-19;
1986. Journal of the Institution of Chemists (India), 61(2), 54-6; 1989 Journal
of the Institution of Chemists (India), 73(5), 193-195; 2001. Chimica Acta
Turcica (1984), 12(2), 305-14. Journal of Heterocyclic Chemistry, 21(6),
1689-98; 1984. Journal of Heterocyclic Chemistry (1980), 17(3), 607-8. Journal
of Heterocyclic Chemistry (1969), 6(6), 835-40. Huaxue Shijie (2002), 43(7),
366-368. Indian Journal of Chemistry (1970), 8(6), 509-13. Ber. (1942), 75B
87-93. Journal of Medicinal Chemistry (1970), 13(5), 1015-17. Farmaco, Edizione
Scientifica (1971), 26(1), 19-28. Journal of the Indian Chemical Society
(1989), 66(2), 118-19. Journal of Heterocyclic Chemistry, 12(3), 581-3; 1975
European Journal of Medicinal Chemistry, 10(2), 121-4; 1975. Journal of
Heterocyclic Chemistry (1977), 14(5), 853-5. Zhurnal Obshchei Khimii (1980),
50(4), 860-3. European Journal of Medicinal Chemistry (1996), 31(7-8), 597-606.
Journal of Heterocyclic Chemistry (1980), 17(3), 607-8. Journal fuer Praktische
Chemie (Leipzig), 332(1), 55-64; 1990)。例えば、式1の化合物は、水、C1−C4アルコールなどの適切な溶媒中で、酸、好ましくはHCl、HPO、ポリリン酸、硫酸、MeSOOHなどの存在下で、式VII−IXの化合物をチオセミカルバジドと反応させることにより得ることができる。また式1の化合物は、上に引用した参照文献に記載されているように、式Xの化合物をFeCl と反応させることによって得ることもできる(Journal of
Heterocyclic Chemistry, 12(3), 581-3; 1975; Pharm. Pharmacol.
Commun. 2000, 6, 31-33; Russian J. Org. Chem. Vol 33,1997, pp567-568; Eur. J.
Med. Chem (1996) 31, 597-606;)。別法として、式1の化合物は、式VIIの化合物を灌流条件でチオセミカルバジドおよびリン酸オキシクロリドと反応させ、その後加水分解することによって得ることもできる(J. Heterocyclic Chem. 8: 835-837.)。
【化5】

【0078】
当技術分野で周知である数多くの試薬を用いて、標準的ペプチドカプリング法(2a)あるいはトリメチルアルミニウムカプリング法(2b)あるいは有機化学の技術分野で既知である脱離基(ハロゲンあるいは混合無水物)(2c)によって1と2a−cをカプリングして3を形成することができる(スキームI)。N−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールなどの既知の添加薬を使用してあるいは使用せずに、適切な塩基(例:トリアルキルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジンあるいは炭酸ナトリウムなど)あるいはカルボジイミドの存在下で、ハロゲン化オキサリル、塩化チオニル、カルボジイミダゾールあるいはギ酸クロロ(C−C)アルキルによるカルボン酸2aの活性化を用いてカプリングを促進することができる。標準的カプリング試薬はHATU(ヘキサフルオロリン酸(O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3,−テトラメチルウロニウム)あるいはPyBOP(ヘキサフルオロリン酸(ベンゾトリアゾール−1−イル)−オキシ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウム)あるいはHBTU(ヘキサフルオロリン酸(O−ベンゾトリアゾール−1イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム)/トリアルキルアミン、あるいは1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)/塩酸1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(EDAC)/トリアルキルアミン(NEt3)を含み、塩化メチレン、クロロホルム、テトラヒドロフラン(THF)、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド(DMF)などの適切な有機溶媒あるいは2つの溶媒の混合物において試薬を充分に混合して透明な溶液を形成する。ペプチドカプリング試薬あるいはポリスチレンビーズに結合したFmoc(フルオレニルメチルカルボニル)−保護ヒドロキシルアミンなどの固相合成用樹脂は一般的であり、文献において周知である。DMF中で20%ピペリジンを用いる標準条件下でのFmoc基の脱保護。参照文献:ヘキサフルオロリン酸O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム(「HBTU」、アルドリッチケミカル社)およびヘキサフルオロリン酸O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム(「HATU」、アルドリッチ)。(Fieser、Reagents for Organic Synthesis, 1986, Wiley
Interscience, New York, Vol. 12, p. 44; Hruby、Biorganic Chemistry:
Peptides and Proteins, 1998, Oxford University press, New York, pp. 27-64;
Muller、Methoden Der Organischen Chemie, Vierte Auflage -
Synthese von Peptiden II - Houben Weyl, George−Thieme Verlag
Stuttgart, 1974, Band XV/2を参照されたい)。光学活性試薬を用いる場合、ラセミ化を避けるために、温度、時間および塩基の選択などの反応条件は慎重に調節しなければならない。保護されたアミノ基あるいはカルボン酸基は、Organic chemistry Journal、T. W. Greenの"Protective Groups in Organic Synthesis"などの教科書に記載されているように、アミノ酸保護基について文献上周知である方法によって調製することができる。別法としては、0℃〜120℃の温度で栓をしないあるいは密封した試験管内で、例えばTHF、ジオキサン、トルエンあるいはTHF/トルエン混合物などの適当な溶媒中で、トリアルキルアルミニウムの存在下で、完全に所望の生成物(スキームIの3)に転換するまで1をエステル2bと反応させることによってカプリングを実施することができる。好ましい温度は室温〜80℃である。
【0079】
スキームIの中間生成物3を脱保護し、t−ブトキシカルボニルの場合は強酸処理により、あるいはカルボベンジルオキシカルボニルの場合は水素分解によりアミノアミド4を得る。具体的には、室温〜30℃で有機溶媒(例:ジオキサン、THFあるいは塩化メチレンなど)中でt−BOC−3を塩酸あるいはトリフルオロ酢酸により約1時間から約19時間処理すると、対応する塩4が得られる。別法として、CBZ−3は、20〜50℃において、水素(約1〜約10気圧)、重金属触媒(例:パラジウム担持炭素あるいは水素化パラジウム担持炭素、触媒担持量1〜10%、基質の約0.01〜約0.50倍存在)、および溶媒(例:メタノール、エタノールあるいは酢酸エチル)の存在下での約1〜約19時間の触媒的水素分解により脱保護される。
【0080】
スキームIにおける式Iの化合物10は、Lが脱離基(例:ハライド、メシレートあるいはトリフレートなど)であり、かつZが上の定義の通りである4と9との反応により調製することができる。反応は、有機塩基(例:トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、あるいはN−メチルモルホリン)の存在下で、有機溶媒(例:塩化メチレン、酢酸エチル、あるいはDMFなど)中で、0〜30℃で約1分から約24時間遂行される。
【0081】
別法として、式Iの化合物10は、スキームIIの方法(Z−Lがカルボン酸あるいはLが脱離基)に従って、スキームIについて記載された一般的条件を用いて、調製することができる。スキームIIにおいては、Rはアルキルあるいはベンジルとすることができる。スキームIIにおける9と11のカプリングは、温度約0〜30℃で、塩基(例:トリエチルアミンあるいはジイソプロピルエチルアミン)の存在下で有機溶媒(例:塩化メチレン、ジクロロエタン、酢酸エチルあるいはDMFなど)中で実施してもよい。Rがアルキルであるとき、12を13に変換するために酸あるいは塩基加水分解を用いてもよい。Rがベンジルの場合、13を調製するために触媒的水素分解を用いてもよい。
【0082】
【化6】

上記のアミド結合形成は、0℃〜110℃の温度で栓をしないあるいは密封した試験管内で、トリアルキルアルミニウム(例:AlMe3など)の存在下で、例えばTHF、トルエンあるいはTHF/トルエン混合物あるいは同様の溶媒などの適当な溶媒中で、完全に所望の生成物(スキームIIの10)に転換するまで、エステル(スキームIIの12)を1とカプリングさせることによって達成することができる。好ましくは、温度は室温前後から約80℃である。
【0083】
のエステル基は、スキームIおよびIIにおいてアミド結合形成(酸とアミンがカプリング剤によりアミドを形成)について記載されたものと類似のカプリング法を用いて対応するアミドに、あるいは適切な溶媒あるいはTHF/トルエンなどの溶媒の混合物中でトリメチルアルミニウムを用いて対応するアミド(アミドを形成するアミンのエステル)に変換することができる。R7基を含むオレフィンは、オゾン分解を用いてケトン、CHO、CHOHあるいはCOOHに変換した後、アルコール(BH3,DMSを用いたクエンチングによる、Journal of Organic Chemistry (1989), 54(6), 1430-2.)あるいはケトンあるいはアルデヒド(ジメチルスルフィドあるいはトリフェニルホスフィンを用いたクエンチングによる)に還元することができる。
【0084】
のケトあるいはホルミル基は、ジクロロエタン、クロロホルム、2−メトキシエチルエーテル、ジクロロエタン、DMF、THF、MeOH、エタノール、アバウトイソプロパノール、t−ブタノールあるいはトルエンなどの適切な溶媒中で、酸触媒あるいはルイス酸触媒(Ti(iPrO)、ZnCl、NiCl/酢酸ナトリウム/乾燥剤(活性化分子ふるい4A、無水NaSOあるいはMgSOなど)と共に、あるいは加えず、かつトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウム、Zn(BH、BuSnH、BuSnClH、BuSnlH、デカボラン、シリカルゲル−Zn(BH、EtSiH−トリフルオロ酢酸、ピリジン−BH、フェニルシラン−ジブチルチンジクロリド、あるいは対応するポリマー結合−NaBH、ポリマー結合−NaBHCN、ポリマー結合−NaB(OAc)H、あるいはイミン結合を対応するアミンに還元することが文献において既知である何らかの還元剤(例:水素化、Pd(OAc)/ギ酸カリウム、Pd/C/H)などの還元剤とともに、室温から還流温度、好ましくは室温前後から約65℃で、ケトンを適切なアミンと反応させることによる充分に確立された還元的アミン化法を用いて対応するアミンに変換することができる。
【0085】
上記のスキームの方法で用いた出発物質は、その合成法は上に記載していないが、いずれも市販されているか、当技術分野で既知であるか、あるいは当業者に明らかになると思われる方法を用いて既知の化合物より容易に得ることができる。
【0086】
式Iの化合物、および上記の反応スキームに示す中間生成物は、再結晶化あるいは酢酸エチル/ヘキサン溶離グラジエント、塩化メチレン/メタノール溶離グラジエント、あるいはクロロホルム/メタノール溶離グラジエントによるシリカゲルなどを用いたクロマトグラフィ分離法などの従来の方法により、分離および精製することができる。別法としては、逆相分取HPLCあるいはキラルHPLC分離法を用いることもできる。
【0087】
上で考察あるいは例示した各反応において、特に示さない限り圧力は重要ではない。一般的に、約0.5気圧から約5気圧の圧力が許容可能であり、簡便性の点で周囲圧力、すなわち約1気圧が好ましい。
【0088】
式Iの化合物の薬学的に許容できる塩は、対応する遊離塩基あるいは酸の溶液あるいは懸濁液を、1化学当量の薬学的に許容できる酸あるいは塩基で処理することにより、従来の方法で調製することができる。従来の濃縮あるいは結晶化法は、塩を分離するために用いることができる。適切な酸は、酢酸、乳酸、コハク酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、安息香酸、桂皮酸、フマル酸、硫酸、リン酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、スルファミン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などのスルホン酸および関連する酸を含むが、これに限定されない。適切な塩基は、ナトリウム、カリウムおよびカルシウムを含むが、これに限定されない。
【0089】
本発明の式Iの化合物は、経口、非経口(皮下、静脈内、筋肉内、胸骨内および点滴法)、直腸、鼻腔内、局所あるいは経皮(例:パッチの使用によるなど)経路のいずれかより哺乳類に投与することができる。一般的に、これらの化合物は最も望ましくは約0.1mgから約500mg/日の範囲の用量で、1回あるいは分割投与(すなわち、1から4回/日)で投与されるが、種、体重、年齢および治療される患者の状態、さらには選択する各投与経路に応じて必然的に変動すると思われる。しかし、1日あたり約0.1mg/kgから約5mg/kg体重の範囲、好ましくは1日あたり約0.1mg/kgから約100mg/kg体重の用量が、最も望ましく使用される。しかし、治療を受ける動物種および前記薬物療法に対する個々の反応、さらには選択する医薬製剤の種類およびこのような投与を実施する期間および間隔に応じて変動が生じることもある。ある場合には前述の範囲の下限を下回る用量レベルで十二分である場合もあれば、より高い用量レベルをまず数回の小用量に分割して1日をかけて投与すれば、有害な副作用を全く起こすことなくこのようなより高い用量を用いることができる場合もある。
【0090】
式Iの化合物は、先に示した経路のいずれかによって、単独であるいは薬学的に許容できる担体あるいは希釈剤と共に投与することができ、かつこのような投与は単回あるいは複数回投与によって遂行することができる。適切な医薬担体は、固形希釈剤あるいは充填剤、無菌水性媒質および多様な無毒性溶媒などを含む。式Iの化合物、あるいは薬学的に許容できるその塩と薬学的に許容できる不活性担体とを混合することにより形成された医薬組成物は、錠剤、カプセル剤、口中錠、トローチ剤、ハードキャンディ、散剤、スプレー、クリーム、軟膏(salves)、坐剤、ゼリー、ゲル、ペースト、ローション、軟膏(ointoments)、水性懸濁液、注射液、エリキシル、シロップなどの多様な剤型で容易に投与することができる。さらに、経口医薬組成物は適切な甘味料および/または着香料を添加することができる。
【0091】
経口投与のために、微結晶性セルロース、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウム、およびグリシンなどの多様な添加剤を含む錠剤を、デンプン(好ましくはトウモロコシ、バレイショ、あるいはタピオカデンプン)、メチルセルロース、アルギン酸およびある種のケイ酸複合体などの多様な崩壊剤と共に、ポリビニルピロリドン、ショ糖、ゼラチンおよびアラビアゴムなどの顆粒化結合剤と合わせて使用することができる。さらに、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウムおよびタルクなどの滑沢剤も、しばしば錠剤化の目的にとって有用である。また同様の種類の固形組成物は、ゼラチンカプセルにおける充填剤としても使用することができる。この関係において好ましい材料は、乳糖の他高分子量ポリエチレングリコールも含む。水性懸濁液および/またはエリキシルが経口投与のために望まれる場合は、水、エタノール、プロピレングリコール、グリセリンおよび同様の様々なその組合せともに、有効成分を多様な甘味料あるいは着香料、着色料あるいは色素、および、望ましい場合は同様に乳化剤および/または懸濁化剤と混合してもよい。
【0092】
非経口投与については、本発明の式Iの化合物のゴマ油あるいはラッカセイ油あるいは水性プロピレングリコール溶液を用いることができる。水性溶液は、必要な場合は適切に緩衝化し(好ましくは8よりも大きいpH)、かつ液状希釈剤はまず充分な生理食塩水あるいはブドウ糖により等張化しなければならない。これらの水溶液は、静脈内注射の目的に適している。油性溶液は、関節内、筋肉内および皮下注射の目的に適している。無菌条件下におけるこれら全ての溶液の調製は、当業者に周知である標準的な薬学的技術によって容易に達成される。
【0093】
本発明の式Iの化合物は、哺乳類におけるAβ−ペプチド産生(従ってγ−セクレターゼ活性)を阻害する上で有用であるので、罹患した哺乳類における前述の障害および疾患の治療において治療薬として機能することができる。
【0094】
本発明の式Iの化合物、および薬学的に許容できるその塩のAβ−ペプチド産生(従ってγ−セクレターゼ活性)阻害能力は、例えば以下に記載する定量法などの、当業者にとって既知の生物学的定量法を用いて測定することができる。
【0095】
γ−セクレターゼ活性阻害における本発明の式Iの化合物の活性は、McLendonら、Cell-free assays for γ-secretase activity, The FASEB Journal (Vol. 14, December
2000, pp. 2383-2386)において提供される記載に全般的に従った可溶化膜調製法で測定された。このような定量法を用いて、本発明の化合物は約100mM未満のγ−セクレターゼ活性阻害のIC50活性を有すると判定された。
【0096】
以下の実施例は、本発明を例示する。しかし本発明は、本明細書に完全に記載され、かつ請求項に列挙されているように、以下の実施例の詳細によって限定されることを意図していないと理解すべきである。
【実施例】
【0097】
(実験方法)
(実施例1)
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド
塩化メチレン中の3,5−ジ−フルオロ−フェニル酢酸(51.6mg、0.3mmol)、2−アミノ−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド(88mg、0.3mmol)、HBOT(43mg、0.315mmol),EDC HCl(69mg、0.36mmol)およびトリエチルアミン(0.17mL)の混合物を、生成物が形成されるかあるいは出発原料が消失するまで室温で撹拌した。混合物を水でクエンチングし、塩化メチレンで抽出した。有機層を分離し、希HCl、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を除去して、粗油状物質として標題化合物を得た。油状物質を島津HPLCで精製し、白色固形物として標題化合物を得た(56mg)。LC−MS M+1=411.2、1H NMR(CDCL3)8.7(d,1H,NH)、6.73(m,2H)、6.6(m,1H)、4.7(m,1H)、3.5(Abq,2H)、1.6−1.9(m,2H)、1.3−1.6(m,2H)、1.5(s,9H)、0.92(t,3H)ppm.
【0098】
(実施例2)
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−フェニル−プロピルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド
塩化メチレン中の2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(25.4mg、0.2mmol)、5−(2−フェニル−プロピルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルアミン(50mg、0.2mmol)、HBOT(29mg、0.21mmol),EDC HCl(46mg、0.24mmol)およびトリエチルアミン(0.12mL)の混合物を、生成物が形成されるか、あるいは出発原料が消失するまで室温で撹拌した。混合物を水でクエンチングし、塩化メチレンで抽出した。有機層を分離し、希HCl、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を除去して、粗油状物質として標題化合物を得た。油状物質を島津HPLCで精製し、淡黄色固形物として標題化合物を提供した(26mg)。LC−MS M+1=505.0
【0099】
(実施例3)
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド
2mL塩化メチレン中の2−(S)−ヒドロキシル−3−メチル−酪酸(35.4mg、0.3mmol)、2−アミノ−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド(88mg、0.3mmol)、HBOT(43mg、0.21mmol),EDC HCl(69mg、0.36mmol)およびトリエチルアミン(0.17mL)の混合物を、生成物が形成されるかあるいは出発原料が消失するまで室温で撹拌した。混合物を水でクエンチングし、塩化メチレンで抽出した。有機層を分離し、希HCl、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を除去して、粗油状物質として標題化合物を得た。油状物質を島津HPLCで精製し、淡黄色固形物として標題化合物を得た(44mg)。LC−MS M+1=357.1
【0100】
以下の化合物は、実施例1,2,あるいは3に記載された方法と類似の方法で調製した。
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=431.1
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(4−メトキシ−フェニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、M+1=461.0,RT=2.7分
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3,4−ジメチル−ベンジルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、M+1=504.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−アダマンタン−1−イル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=489.1
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(4−クロロ−ベンジル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、M+1=478.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−トリフルオロメチル−ベンジルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、M+1=545.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−メトキシ−ベンジルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、M+1=507.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−フルオロ−ベンジルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、M+1=495.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−プロピルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=476.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[2−(3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−エチルスルファニル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド、M+1=574.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3,4−ジクロロ−ベンジルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、M+1=544.8
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−ジプロピルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=518.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−ベンジルスルファニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=476.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド、M+1=543.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(4−フェノキシ−ブチルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、M+1=535.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−エチルスルファニル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド、M+1=586.8
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−ジエチルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=490.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−エチルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=461.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−フェネチルスルファニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=491.0
2−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=391.2
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=371.2
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=357.2
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=427.2
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(R)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=427.2
2−[2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=454.2
2−(2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=393.3
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=383.2
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=329.2
2−[2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=428.2
2−(2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=365.3
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=369.1
2−(S)−(2−(S)−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=349.1
2−(S)−(2−(R)−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=349.1
ヒドロキシ−フェニル−酢酸[1−(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−ブチルカルバモイル]−フェニル−メチルエステル、M+1=483.2
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=329.2
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=315.1
2−(S)−[2−(R)−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=385.2
2−(S)−[2−(S)−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=385.2
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−エチルスルファニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド、RT=2.3分、M+1=401.3
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(2−ジメチルアミノ−エチルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド、RT=1.4分、M+1=44.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−エトキシメチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド、RT=2.1分、M+1=399.3
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−ジメチルアミノ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド、RT=2.0分、M+1=384.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−イソブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド、RT=2.3分、M+1=397.4
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド、RT=2.5分、M+1=417.3
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−イソプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド、RT=2.2分、M+1=383.5
N−(5−ベンジル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ブチルアミド、RT=2.5分、M+1=431.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−フェノキシメチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド、RT=2.6分、M+1=447.5
N−[5−(3−クロロ−フェニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ブチルアミド、RT=2.7分、M+1=451.3
N−(5−シクロブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ブチルアミド、RT=2.4分、M+1=395.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(5−メチル−3−フェニル−イソキサゾール−4−イル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド、RT=2.7分、M+1=498.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−メトキシメチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド、RT=2.0分、M+1=385.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−イソプロピルスルファニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド、RT=2.6分、M+1=415.5
2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−シクロヘキシル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=493.5
2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=504.6、RT=2.7分
2−(5−{2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタノイルアミノ}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルスルファニル)−プロピオン酸エチルエステル、M+1=543.6、RT=3.0分
2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−フェネチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=515.4、RT=3.0分
2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−フェノキシエチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、M+1=531.4、RT=3.0分
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、RT=2.0分、M+1=385.2
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、RT=2.3分、M+1=395.3
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−ホルミル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、RT=2.1分、M+1=383.2
2−[2−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、RT=2.4分、M+1=411.3
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタノイックエチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.6分、M+1=425.3
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2,4,4−トリメチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=3.0分、M+1=467.4
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.8分、M+1=453.5
2−(2−(S)−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.7分、M+1=413.5
2−(2−(R)−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.7分、M+1=413.5
2−(2−(R)−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.3分、M+1=385.5
2−(2−(S)−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.3分、M+1=385.5
2−(2−(R)−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.2分、M+1=405.5
2−(2−(S)−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.2分、M+1=405.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.7分、M+1=437.1
2−(2−(R)−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.6分、M+1=433.5
2−(2−(S)−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.6分、M+1=433.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.7分、M+1=439.5
2−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、白色固形物、RT=2.0分、M+1=419.5
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、白色固形物、RT=2.6分、M+1=399.5
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、白色固形物、RT=2.4分、M+1=385.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(R)−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、白色固形物、RT=2.7分、M+1=455.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、白色固形物、RT=2.7分、M+1=455.5
2−[2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=2.5分、M+1=484.4
2−[2−(3−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、RT=3.0分、M+1=487.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.6分、M+1=423.2
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1−メチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド、LC−MS RT=2.4分、M+1=409.2
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.5分、M+1=425.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1−メチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド、LC−MS RT=2.5分、M+1=411.4
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド、LC−MS RT=2.6分、M+1=423.4
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3,3−ジメトキシ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.6分、M+1=485.0
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、
1H NMR(CDCl3)d 7.7(d,1H),5.65(m,1H),5.1(m,2H),4.7(m,1H),3.8(s,1H),2.5(d,2H),1.7−2.0(m,2H),1.5−1.6(m,2H),1.45(s,6H),0.98(s,9H),0.94(t,3H)ppm
2−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.6分、M+1=416.9
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.4分、M+1=383.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.9分、M+1=452.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(R)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.8分、M+1=452.9
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、LC−MS RT=2.2分、M+1=355.0
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、LC−MS RT=2.0分、M+1=341.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、LC−MS RT=2.3分、M+1=410.9
2−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、LC−MS RT=2.2分、M+1=374.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−クロロ−1,1−ジメチル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.6分、M+1=444.8
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.1分、M+1=426.9
2−(5−{2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタノイルアミノ}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルスルファニル)−2−メチル−プロピオン酸エチルエステル、LC−MS RT=2.8分、M+1=500.8
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[(イソプロピル−フェニル−カルバモイル)−メチルスルファニル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド、LC−MS RT=2.8分、M+1=561.8
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−フルオロ−ベンジルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.9分、M+1=494.8
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(4−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、1H NMR(CDCl3/CD3OD)8.74(d,1H),7.37(d,1H),6.70(m,2H),6.57(m,1H),4.51(m,1H),3.43(s,2H),1.71(m,1H),1.69(m,1H),1.26(m,2H),0.87(t,3H)ppm.
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−アリル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.6分、M+1=409.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−プロペニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.6分、M+1=409.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−ベンジルオキシ−1,1−ジメチル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=3.0分、M+1=517,0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[3−(トルエン−4−スルホニルアミノ)−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル]−ブチルアミド、LC−MS RT=2.5分、M+1=510.3
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(3−エチルスルファニル−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル)−アミド、LC−MS RT=2.7分、M+1=415.2
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(3−メタンスルホニル−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル)−アミド、LC−MS RT=2.3分、M+1=433.2
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[3−(4−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル]−アミド、LC−MS RT=2.6分、M+1=555.3
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(3−p−トルイルアミノ−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル)−アミド、LC−MS RT=2.4分、M+1=460.4
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(3−メチル−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル)−アミド、LC−MS RT=2.1分、M+1=369.2
【0101】
(実施例4)
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−オキシラニル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド
塩化メチレン中の2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド(196mg、0.45mmol)および純度約60%のm−クロロ過安息香酸(109mg、0.45mmol)混合物を4時間撹拌した。混合物を水でクエンチングし、Naで飽和させ、塩化メチレンで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、分離し、乾燥し、濃縮して所望の標題化合物および所望でないN−オキシドの混合物を有する粗材料114mgを得、出発原料を回収した。粗材料をHPLCで精製し、標題化合物を分離した。LC−MS、RT=2.3分、M+1=453.5
【0102】
(実施例5)
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド
オゾン気流を発生させ、2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド(631mg、1.445mmol)の40mL塩化メチレン溶液に、混合物が青色の溶液になるまであるいは出発物質が消失するまで、−78℃で通気した。混合物を−78℃で10分間撹拌した後、−78℃で過量のオゾンをNで置換した。混合物を過量のジメチルスルフィドでクエンチングし、室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発乾固し、島津HPLCで精製し、黄色固形物として標題化合物を得た。RT=2.3分 M+1=439.5。PF−00644070−00:3−(5−{2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタノイルアミノ}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−3−メチル−酪酸は、PF−00602833−00の実施例から調製し、オゾン分解により少量の標題化合物を得、これを標題のカルボン酸として分離した。RT=2.1分、M+1=455.5
【0103】
以下の例は、実施例5に記載されたものと類似の方法によって、適切なオレフィンおよびオゾンより出発し、その後ジメチルスルフィドでクエンチングして調製した。
【0104】
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.1分,M+1=425.5
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1−メチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド、APCI,M+1=411.1
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1,1−ジメチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド、LC−MS RT=2.2分、M+1=424.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.4分、M+1=454.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−アセチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、LC−MS、RT=2.3分、M+1=396.9
【0105】
(実施例7)
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−オキソ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド
塩化メチレン中(3mL)の2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド(40mg、0.93mmol)およびデス−マーチンペルヨージナン(1,1,1−トリス(アセチルオキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードキソール−3−(1H)−オン)(90mg)の混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を水および塩化メチレンでクエンチングし、セライトで濾過した。濾液を分液漏斗に移し、有機層を分離、乾燥、濃縮して42mgの粗材料を得た。1%メタノール含有塩化メチレンを溶離液として用い、粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製し、褐色のガラス状固形物として標題化合物を得た。APCI,M+1=425.2
【0106】
(実施例8)
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−イソプロピルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド
ジクロロエタン(1mL)および塩化メチレン(1mL)中の2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド(88mg、0.2mmol)、イソプロピルアミン(0.09mL)混合物を室温で10分間撹拌し、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(76mg)を加え、生成した混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を水でクエンチングし、水酸化ナトリウムで希釈し、塩化メチレンで抽出した。有機層を分離し、NaSOで乾燥、濾過し、蒸発乾固した。残渣を、3−5%メタノール含有塩化メチレン、次に5%メタノール/0.5%水酸化アンモニウム塩化メチレン溶液を溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製し、遊離塩基型標題化合物を得た。遊離塩基を塩化メチレン(1mL)中で4N HClジオキサン溶液(0.1mL)処理し、蒸発乾固した。残渣をヘキサンで粉砕し、脱気して乾燥させ、白色の固形物を得た。LC−MS RT=1.8分,M+1=481.9.
【0107】
(実施例9)
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−イソプロピルアミノ−1−メチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド
ジクロロエタン(1mL)および塩化メチレン(1mL)中の2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド(63mg、0.148mmol)、イソプロピルアミン(0.2mL)混合物を室温で10分間撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(70mg)、酢酸(0.1mL)および硫酸ナトリウムを添加し、生成した混合物を45〜50℃で一晩撹拌した。混合物を水でクエンチングし、飽和炭酸ナトリウムで塩基性化し、塩化メチレンで抽出した。有機層を分離し、NaSOで乾燥、濾過し、蒸発乾固した。残渣を島津HPLCで精製して標題化合物を得た。LC−MS RT=1.7分,M+1=467.9.
【0108】
以下の例は、実施例8あるいは9に記載されたものと類似の方法により、塩化メチレン、ジクロロエタン、THF、あるいはDMFから選択される適切な溶媒あるいは溶媒の混合物中で、NaBHCNあるいはNaB(OAc)Hから選択される還元剤の存在下で、酢酸を添加してあるいは添加せずに適切なアルデヒドあるいはケトンおよび適切なアミンを原料として調製した。
【0109】
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1,1−ジメチル−3−(2,2,2−トリフルオロ−エチルアミノ)−プロピル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド、LC−MS,RT=1.6分,M+1=522.6
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(3−エチルアミノ−1−メチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド塩酸塩、LC−MS,RT=1.8分,M+1=440.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(3−イソプロピルアミノ−1−メチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド塩酸塩、LC−MS,RT=1.6分,M+1=453.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(3−イソプロピルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド、LC−MS,RT=1.7分,M+1=467.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−エチルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS,RT=1.9分,M+1=467.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−ジメチルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド塩酸塩、LC−MS,RT=1.6分,M+1=468.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−プロピルアミノ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド塩酸塩、LC−MS,RT=1.9分,M+1=483.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[3−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−1,1−ジメチル−プロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド塩酸塩、LC−MS,RT=1.8分,M+1=484.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−tert−ブチルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミドギ酸塩、LC−MS,RT=1.7分,M+1=496.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−シクロプロピルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミドギ酸塩、LC−MS,RT=1.9分,M+1=480.2
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミドギ酸塩、LC−MS,RT=1.7分,M+1=494.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−モルホリン−4−イル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミドギ酸塩、LC−MS,RT=1.5分,M+1=510.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[3−(1−エチル−プロピルアミノ)−1,1−ジメチル−プロピル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミドギ酸塩、LC−MS,RT=1.8分,M+1=510.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−シクロプロピルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミドギ酸塩、LC−MS,RT=1.8分 M+1=495.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−{3−[ホルミル−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミノ]−1,1−ジメチル−プロピル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、LC−MS,RT=2.6分,M+1=549.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−{3−[ホルミル−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミノ]−1,1−ジメチル−プロピル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、LC−MS,RT=2.5分,M+1=566.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(3−メチル−ブチルアミノ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド塩酸塩、LC−MS,RT=1.9分,M+1=468.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−ブチルアミノ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド塩酸塩、LC−MS,RT=1.9分,M+1=454.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(3,3−ジメチル−ブチルアミノ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド塩酸塩、LC−MS,RT=2.2分,M+1=482.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−シクロプロピルアミノ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド塩酸塩、LC−MS,RT=1.7分,M+1=437.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミドギ酸塩、LC−MS,RT=1.7分,M+1=481.0
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(4−クロロ−ベンジルアミノ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミドギ酸塩、LC−MS,RT=2.3分,M+1=521.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(3−クロロ−ベンジルアミノ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド塩酸塩、LC−MS,RT=2.2分,M+1=521.9
【0110】
(実施例10)
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド
メタノール中の2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1,1−ジメチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド(100mg)および水素化ホウ素ナトリウム(40mg)の混合物を室温で5分間撹拌した。混合物を水でクエンチングし、塩化メチレンで抽出した。有機層を分離、乾燥、濾過し、濃縮して90mgの標題化合物を得、これをヘキサン/EtOAc=3/2を溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製し、標題化合物80mgを得た。LC−MS RT=2.1分,M+1=426.9
【0111】
以下の例は、実施例10に記載されたものと類似の方法によって、適切なアルデヒドあるいはケトンを原料として、メタノール中で過量の水素化ホウ素ナトリウムにより調製した。
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS RT=2.2分,M+1=440.9
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−ヒドロキシ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド、LC−MS,RT=1.9分,M+1=398.9
【0112】
(実施例11)
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド
塩化メチレン(1mL)中の2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−オキソ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド(41mg)、モルホリン(25mg)、酢酸(0.02mL)混合物を室温で1時間撹拌し、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(42mg)を加えた。混合物を少なくとも2日間室温で撹拌した。混合物を希NaOHでクエンチングし、塩化メチレンで抽出した。有機層を分離し、濃縮乾固し、35%−65%酢酸エチルヘキサン溶液を溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィにより残渣を精製し、標題化合物を得た。標題化合物は、HCl/ジオキサンを加えた後濃縮して固形物を得ることにより、対応する塩酸塩として調製した。LC_MS保持時間1.7分 M+1=497.0,M−1=495.0.
【0113】
(実施例12)
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド
塩化メチレン(1mL)中の2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−オキソ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド(22mg)、ピロリジン(0.02mL)、酢酸(0.01mL)混合物を室温で1時間撹拌し、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(28mg)を加えた。混合物を少なくとも2日間室温で撹拌した。混合物を希NaOHでクエンチングし、塩化メチレンで抽出した。有機層を分離し、濃縮乾固し、35%−65%酢酸エチルヘキサン溶液を溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィにより残渣を精製し、標題化合物を得た。標題化合物は、HCl/ジオキサンを加えた後濃縮して固形物を得ることにより、対応する塩酸塩として調製した。LC_MS保持時間2.0分 M+1=480.0。
【0114】
(調製法A)
1−(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−ブチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル
塩化メチレン中の2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ペンタン酸(5.432g、25mmol)、5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルアミン(3.925g、25mmol)、HBOT(3.540g、26.25mmol)、EDC HCl(5.73g,30mmol)およびトリエチルアミン(14mL)の混合物を、生成物が形成されるか、あるいは出発原料が消失するまで室温で撹拌した。混合物を水でクエンチングし、塩化メチレンで抽出した。有機層を分離し、希HCl、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を除去して標題化合物を得た(9.2671g)。
LC−MS M+1=357.2
【0115】
以下の例は、調製法Aに類似した方法で調製した。
[1−(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−ブチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル、M+1=315.4、1H NMR(CDCl3)d6.6(d,1H,NH),4.4(m,1H),2.7(s,3H),1.2−1.9(m,4H),1.3(s,9H),0.95(t,3H)ppm.
[1−(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−ブチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル、M+1=341.3
[1−(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−ブチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル、M+1=329.4,1H NMR(CDCl3)d7.0(s,1H,NH),4.4(m,1H),3.06(q,2H),1.3−1.9(m,4H),1.4(t,3H),1.28(s,9H),0.94(t,3H)ppm.
[1−(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−ブチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル、LC−MS M+1=357.2
{1−[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル]−ブチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル、LC−MS RT=2.9分、M+1=385.5
{1−[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル]−ブチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル、LC−MS RT=2.8分,M+1=383.4
{1−[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル]−プロピル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル、LC−MS RT=2.6分、M+1=369.4
【0116】
(調製法B)
2−アミノ−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド
[1−(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−ブチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(8.9g)とジオキサン(60mL)の混合物を4N HCl 1,4−ジオキサン溶液(20mL)で処理した。混合物を室温で一晩撹拌し、その後濃縮乾固し、真空脱気し、白色固形物として標題化合物を得た(7.0908g,93%)。APCI,M+1=257.4
【0117】
以下の例は、調製法Bに記載されたものと類似の方法で調製した。
2−アミノ−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=215.3
2−アミノ−ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、M+1=229.3
2−アミノ−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド、1H NMR(CDCl3)d4.15(m,1H),2.4(m,1H),1.95(m,2H),1.5(m,2H),1.2−1.35(m,2H),1.29(m,2H),0.98(t,3H)ppm.
2−アミノ−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド)、1H NMR(CDCl3)d4.14(m,1H),1.95(m,2H),1.7(m,2H),1.5(m,2H),1.45(s,6H),1.25(m,2H),1.01(t,3H),0.89(t,3H)ppm.
【0118】
本明細書および請求項の記載に基づき、本明細書に記載された化合物、組成物および方法に対する一定の変更は、当業者にとって明らかであろうと思われる。本明細書に添付した請求項は、これらの変更を包含することを意図している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

の化合物であって、以下のI−AからI−Cに示すように、X、Y、Uを含む環がX、Y、Uのうち1つがSであり、かつX、Y、Uの他の2つがNである芳香族環である化合物あるいはこのような化合物の薬学的に許容できる塩。
【化2】

(式中Zは−C(=O)CHR、−C(=S)CHR、−(C=NR)CHR、−C(=O)C(=O)Rおよび−S(O)−Rから選択され;
は−C−C20アルキル、−C−C20アルケニル、−C−C20アルキニル、−C−C20アルコキシ、−C−C20アルケノキシ、−C−C20アルキノキシ、−C−C20シクロアルキル、−C−C20シクロアルケニル、−(C10−C20)ビ−あるいはトリシクロアルキル、(C10−C20)ビ−あるいはトリシクロアルケニル、(4−20員環)ヘテロシクロアルキル、−C−C20アリールおよび(5−20員環)ヘテロアリールから選択され;
は1から6個のフッ素原子あるいはR1a群から独立して選択される1から3個の置換基によって独立して置換されていてもよく;
1aはそれぞれの場合に−OH、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C12アルキニル、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシ、−CF、−OCF、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、−NR10、−C(=O)NR10、−SO−NR10、−C(=O)R11、−S(O)−R11、−C(=O)OR12、−C−C15シクロアルキル、−C−C15シクロアルケニル、−(C−C11)ビ−あるいはトリシクロアルキル、−(C−C11)ビ−あるいはトリシクロアルケニル、−(4−20員環)ヘテロシクロアルキル、−C−C15アリール、−(5−15員環)ヘテロアリール、−C−C15アリールオキシおよび−(5−15員環)ヘテロアリールオキシから独立して選択され、前記シクロアルキル、シクロアルケニル、ビ−あるいはトリシクロアルキル、ビ−あるいはトリシクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシおよびヘテロアリールオキシがR1b群から独立して選択された1から3個の置換基によりそれぞれ独立して置換されていてもよく;
1bはそれぞれの場合に−OH、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシ、−C−Cヒドロキシアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、−NR10、−C(=O)NR10、−C(=O)R11、−S(O)−R11、−C−C15アリールオキシおよび−(5−15員環)ヘテロアリールオキシより独立して選択され、前記アルキル、アルケニルおよびアルキニルが1から6個のフッ素原子あるいは−C−Cアルコキシから独立して選択される1から2個の置換基あるいは1個のヒドロキシ基によってそれぞれ独立して置換されていてもよく;
およびR10はそれぞれの場合に−H、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C12アルキニル、−CF、−C(=O)R11、−S(O)−R11、−C(=O)OR12、−C(=O)NR1112、−SO−NR1112、−(C−Cアルキレン)−(C−C20シクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−(C−Cシクロアルケニル)、−(C−Cアルキレン)−((C−C11)ビ−あるいはトリシクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−((C−C11)ビ−あるいはトリシクロアルケニル)、−(C−Cアルキレン)−((5−10員環)ヘテロシクロアルキル)、(C−Cアルキレン)−(C−C10アリール)および−(C−Cアルキレン)−((5−10員環)ヘテロアリール)からそれぞれ独立して選択され、前記アリール、ヘテロアリール、アルキル、アルケニルおよびアルキニルが1から6個のフッ素原子あるいは−C−Cアルコキシから独立して選択される1から2個の置換基あるいは1個のヒドロキシ基によりそれぞれ独立して置換されていてもよく、かつ前記シクロアルキル、シクロアルケニル、ビ−あるいはトリシクロアルキル、ビ−あるいはトリシクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが−OH、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C12アルキニル、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシ、−C−Cヒドロキシアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、−CF、−NH、−C(=O)NH、−SO−NR10、−C(=O)Hおよび−C(=O)OHから独立して選択された1から3個の置換基によりそれぞれ独立して置換されていてもよく、前記アルキル、アルケニルおよびアルキニル置換基が1から6個のフッ素原子あるいは−C−Cアルコキシから独立して選択される1または2個の置換基あるいは1個のヒドロキシ基によってさらにそれぞれ独立して置換されていてもよいか;
あるいはNR10はそれぞれの場合に独立して4から10員環のヘテロシクロアルキル基を形成してもよく、前記へテロシクロアルキル基がN、OおよびSから独立して選択される1から2個のヘテロ原子をさらに含んでもよく、かつ1から3個の二重結合を含んでもよく、前記NR10のヘテロシクロアルキル基の炭素原子が−OH、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C12アルキニル、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシ、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−NH、−C(=O)NH、−SO−NH、−C(=O)R11、−S(O)−R11、(C−Cアルキレン)−(C−C10アリール)、(C−Cアルキレン)−((5−10員環ヘテロアリール)、(C−Cアルキレン)−(C−C10シクロアルキル)および(C−Cアルキレン)−((5−10員環)ヘテロシクロアルキルから独立して選択される1から3個の置換基により独立して置換されていてもよく、かつ前記(C−Cアルキレン)−((5−10員環)ヘテロシクロアルキル)置換基および前記NR10のへテロシクロアルキル基の窒素原子が、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C12アルキニル、−C(=O)NH、−SO−NH、C(=O)R11、−S(O)−R11、(C−Cアルキレン)−(C−C10アリール)、(C−Cアルキレン)−((5−10員環)ヘテロアリール)、(C−Cアルキレン)−(C−C10シクロアルキル)および(C−Cアルキレン)−((5−10員環)ヘテロシクロアルキル)から独立して選択される1個の置換基によってそれぞれ独立して置換されていてもよく、かつ前記アルキル、アルケニル、およびアルキニル置換基が1から6個のフッ素原子あるいは−C−Cアルコキシより独立して選択される1から2個の置換基あるいは1個のヒドロキシ基によってさらにそれぞれ独立して置換されていてもよく;
11およびR12はそれぞれの場合に−C−C15アルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−(C−Cアルキレン)−(C−C15シクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−(C−Cシクロアルケニル)、−(C−Cアルキレン)−((C−C11)ビ−あるいはトリシクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−((C−C11)ビ−あるいはトリシクロアルケニル)、(C−Cアルキレン)−(C−C15アリール)、−(C−Cアルキレン)−((5−15員環)ヘテロシクロアルキル)および−(C−Cアルキレン)−((5−15員環)ヘテロアリール)からそれぞれ独立して選択され;
11およびR12はR1b群から独立して選択される1から3個の置換基によりそれぞれ独立して置換されていてもよく;
は−H、−OH、−NH、−CHOH、−OC(=O)CH、−C(CHOH、−C(CH)(CHCH)(OH)、−C(OH)(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)、−OC(=O)Rおよび−OC(=O)ORから選択され、前記−OC(=O)Rおよび−OC(=O)ORがRの対応するOHのプロドラッグであってもよく;
は−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニルおよび−(C−Cアルキレン)−(C−Cシクロアルキル)から選択され、Rがアルキル、アルケニルあるいはアルキニルであるときRは−C−Cアルコキシ、−OH、−Fおよび−S(C−Cアルキル)から独立して選択される1個の置換基によって独立して置換されていてもよく;
は−C−Cアルキル、−CH(OH)(C−Cアルキル)、−CH(OH)(C−Cアリール)、−CH(OH)((5−6員環)ヘテロアリール)、−CH(OH)(C−Cシクロアルキル),−CH(OH)((5−6員環)へテロシクロアルキル)から選択され;
は−H、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C(=O)(C−Cアルキル)、−C−C10アリール、−(5−20員環)ヘテロアリール、−SO−(C−C10アリール)、−SO−((5−20員環)ヘテロアリール)、−SO−CH−(C−C20アリール)および−SO−CH−((5−20員環)ヘテロアリール)から選択され;
は−H、−C−C20アルキル、−C−C20アルケニル、−C−C20アルキニル、−C−C20アルコキシ、−C−C20アルケノキシ、−C−C20アルキノキシ、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、−OH、−CF、−NR10、−(C−C11アルキレン)−NR10、C(=O)NR10、C(=O)R11、−CHO、−S(O)−R11、−C(=O)OR12、−(C−Cアルキレン)−(C−C20シクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−(C−C20シクロアルケニル)、(C−Cアルキレン)−((C10−C20)ビ−あるいはトリシクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−((C10−C20)ビ−あるいはトリシクロアルケニル)、−(C−Cアルキレン)−((3−20員環)ヘテロシクロアルキル)、−(C−Cアルキレン)−(C−C15アリール)、−(C−C11アルキレン)−(C(=O)R11、−(C−C11アルキレン)−(COOH)、−(C−C11アルキレン)−CHO、−SONR10、−S−(C−C20アルキレン)(C=O)OR、−S−(C−C20アルキレン)−O−(C−C11アルキル)、−S−(C−C20アルキレン)−O−(C−C11アリール)、−SONR10、−S−(C−C20アルキレン)−NR10、−(C−C11アルキレン)−O−(C−Cアルキレン)−O−(C−C11アリール)、および−(C−Cアルキレン)−((5−15員環)ヘテロアリール)から選択され、前記へテロシクロアルキルが1から4個の二重あるいは三重結合を含んでもよく;
は1から6個のフッ素原子あるいはR1a群から独立して選択される1から3個の置換基によって独立して置換されていてもよく;
は−Hおよび−C−Cアルキルから選択されるか;
あるいはZが−C(=NR)CHRである時、RおよびRはそれぞれが結合する窒素および炭素原子と共に5から14員環ヘテロアリール環あるいは5から8員環へテロシクロアルキル環を形成してもよく、前記ヘテロアリールあるいはヘテロシクロアルキル環がN、OおよびSから選択される1から2個のヘテロ原子をさらに含んでもよく、かつ前記へテロシクロアルキル環は1から3個の二重結合を含んでもよく、かつ前記ヘテロアリールあるいはヘテロシクロアルキル環はR1b群から独立して選択される1から3個の置換基により置換されてもよく;
nは0、1、2である。)
【請求項2】
Zが−C(=O)CHRであり、Rが−H、−OH、あるいはOC(=O)CHである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Zが−C(=O)C(=O)Rである請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Zが−SOである請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が−C−C20アルキル、−C−C20アルケニル、−C−C20アルキニル、−C−C20シクロアルキル、(4−20員環)ヘテロシクロアルキル、−C−C20アリールおよび(5−20員環)ヘテロアリールから選択されている請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
が−C−C10アルキル、−C−C10アルケニル、−C−C10シクロアルキル、フェニル、チエニルおよびピリジルから選択され、Rが−C−Cアルキル、−OCF、−CF、−C−Cアルコキシ、−F、−Cl、−Br、フェニルおよびフェノキシから独立して選択される1から2個の置換基によって独立して置換されていてもよく、Rが1あるいは2個の二重あるいは三重結合を含んでいてもよい請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
が例えば[2.2.1]−ヘプタニルなどの−C−Cシクロアルキルである請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
がフェニルおよびピリジルから選択され、Rが−F、−Cl、−OCFおよび−CFから独立して選択される1から2個の置換基により独立して置換されていてもよい請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
が−H、−OH、および−OC(=O)CHから選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
が−Hおよび−OHから選択される請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
が式I−Aに示すように−Hあるいは−OHである請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
式Iの化合物が以下の構造を有する請求項に記載の化合物。
【化3】

【請求項13】
が−C−Cアルキル、アリル、および−CHCHSCHから選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
がHである請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
が−H、−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C20アルコキシ、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、−C−C15シクロアルキル、−(3−15員環)ヘテロシクロアルキル、−C−C15アリール、−(5−15員環)ヘテロアリール、−CHO、−C(=O)(C−C15アルキル)、−C(=O)((5−15員環)ヘテロシクロアルキル)、−C(=O)((5−15員環)ヘテロアリール)、−C(=O)O(C−Cアルキル)、−C(=O)N(C−C10アルキル)(C−C10アルキル)、−S(O)−アルキル、−S(O)−シクロアルキル、−S(O)−アリール、−S(O)−(5−10員環)ヘテロアリールから選択され、かつ前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシ、−NR10、−(C−C11アルキレン)−NR10、−C(=O)R11、−S(O)11、−C(=O)OR12、−C(=O)NR10、−S(O)NR10、−C−C15シクロアルキル、−(4−15員環)ヘテロシクロアルキル、−C−C15アリール、−(5〜15員環)ヘテロアリール、−(4−15員環)ヘテロシクロアルコキシ、−C−C12アリールオキシおよび−(6〜12員環)ヘテロアリールオキシから独立して選択される1から3個の置換基によって独立して置換されていてもよい請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
が−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C15シクロアルキルおよび−(4−15員環)ヘテロシクロアルキルから選択され、かつ前記アルキル、アルケニル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルが−OH、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシおよび−NR10から独立して選択される1から3個の置換基によってそれぞれ独立して置換されていてもよい請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
が−C−C12アルキル、−C−C12アルケニル、−C−C15シクロアルキルおよび−(4−15員環)ヘテロシクロアルキルから選択され、かつ前記アルキル、アルケニル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルが−OH、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシから独立して選択される1から3個の置換基によってそれぞれ独立して置換されていてもよい請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
が−C−C12アルキル、−C−C12−アルケニルおよび−C−C15シクロアルキルから選択され、かつ前記アルキル、アルケニルおよびシクロアルキルが1から3個の置換基NR10によってそれぞれ独立して置換されていてもよい請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
が−(4−15員環)へテロシクロアルキルであって、かつ前記へテロシクロアルキルが−OH、−C−Cアルキル、−C−Cアルケニル、−C−Cアルキニル、−C−Cアルコキシ、−C−Cアルケノキシ、−C−Cアルキノキシ、−(C−C10アリール)および−(5−15員環)ヘテロアリールから独立して選択される1から3個の置換基によって置換されていてもよい請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(4−メトキシ−フェニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3,4−ジメチル−ベンジルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−アダマンタン−1−イル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(4−クロロ−ベンジル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−フェニル−プロピルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−トリフルオロメチル−ベンジルスルファニル)−チアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−メトキシ−ベンジルスルファニル)−チアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−フルオロ−ベンジルスルファニル)−チアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−プロピルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[2−(3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−エチルスルファニル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3,4−ジクロロ−ベンジルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−ジプロピルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−ベンジルスルファニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(4−フェノキシ−ブチルスルファニル)−チアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−エチルスルファニル]−チアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−ジエチルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−エチルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−フェネチルスルファニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチルアミノ)−ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−エチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−(S)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
ヒドロキシ−フェニル−酢酸[1−(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルカルバモイル)−ブチルカルバモイル]−フェニル−メチルエステル;
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(R)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−トリフルオロメチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−ホルミル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−tert−ブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2,4,4−トリメチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(S)−2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(R)−2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(S)−2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(R)−2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(S)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(S)−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−(R)−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1−エチル−ペンチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−イソプロピルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(S)−2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(R)−2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
3−(5−{2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタノイルアミノ}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−3−メチル−酪酸;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−オキシラニル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−3−オキシ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1,1−ジメチル−3−(2,2,2−トリフルオロ−エチルアミノ)−プロピル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1−メチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−ブチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1−メチル−ブチル)−1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1−メチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−イソプロピルアミノ−1−メチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3,3−ジメトキシ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(3−エチルアミノ−1−メチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(3−イソプロピルアミノ−1−メチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(1,1−ジメチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(3−イソプロピルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−エチルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(R)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−(S)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−ブト−3−エニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−ジメチルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−プロピルアミノ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[3−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−1,1−ジメチル−プロピル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−tert−ブチルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−シクロプロピルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−モルホリン−4−イル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[3−(1−エチル−プロピルアミノ)−1,1−ジメチル−プロピル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−シクロプロピルアミノ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド−2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−{3−[ホルミル−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミノ]−1,1−ジメチル−プロピル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−{3−[ホルミル−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミノ]−1,1−ジメチル−プロピル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−3−オキソ−プロピル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリルアミノ)−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセチルアミノ)−ペンタン酸(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−クロロ−1,1−ジメチル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−(5−{2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタノイルアミノ}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルスルファニル)−2−メチル−プロピオン酸エチルエステル;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[(イソプロピル−フェニル−カルバモイル)−メチルスルファニル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(3−フルオロ−ベンジルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(4−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−アリル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−メチル−プロペニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−アセチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(3−メチル−ブチルアミノ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−ブチルアミノ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(3,3−ジメチル−ブチルアミノ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−シクロプロピルアミノ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−オキソ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(4−クロロ−ベンジルアミノ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−ヒドロキシ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸{5−[1−(3−クロロ−ベンジルアミノ)−エチル]−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル}−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(2−ベンジルオキシ−1,1−ジメチル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−エチルスルファニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(2−ジメチルアミノ−エチルスルファニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−エトキシメチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−ジメチルアミノ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−イソブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−イソプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
N−(5−ベンジル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−フェノキシメチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド
N−[5−(3−クロロ−フェニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ブチルアミド;
N−(5−シクロブチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[5−(5−メチル−3−フェニル−イソキサゾール−4−イル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−メトキシメチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−(5−イソプロピルスルファニル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−ブチルアミド;
2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−シクロヘキシル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−メチルスルファモイル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−(5−{2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタノイルアミノ}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルスルファニル)−プロピオン酸エチルエステル;
2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(5−フェネチル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミド;
2−[2−(3−フェノキシ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1−フェノキシ−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−N−[3−(トルエン−4−スルホニルアミノ)−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル]−ブチルアミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(3−エチルスルファニル−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル)−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[5−(1,1−ジメチル−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−アミド;
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸(3−メタンスルホニル−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル)−アミド;および
2−[2−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−アセチルアミノ]−ペンタン酸[3−(4−ニトロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−[1,2,4]チアジアゾール−5−イル]−アミドからなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
哺乳類におけるAβ−ペプチドの産生を阻害するための医薬組成物であって、Aβ−産生の阻害に有効である量の請求項1に記載の化合物、および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項22】
哺乳類におけるアルツハイマー病、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、脳アミロイド血管症、プリオンを介する疾患、封入体筋炎、卒中、多発性硬化症およびダウン症候群からなる群から選択される疾患あるいは状態を治療するための医薬組成物であって、Aβ−ペプチド産生の阻害に有効である量の請求項1に記載の化合物、および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項23】
哺乳類におけるアルツハイマー病、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、脳アミロイド血管症、プリオンを介する疾患、封入体筋炎、卒中、多発性硬化症およびダウン症候群からなる群から選択される疾患あるいは状態を治療するための医薬組成物であって、このような疾患あるいは状態の治療に有効である量の請求項1に記載の化合物、および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項24】
哺乳類におけるAβ−ペプチドの産生を阻害する方法であって、前記哺乳類にAβ−産生の阻害に有効である量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項25】
哺乳類におけるアルツハイマー病、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、脳アミロイド血管症、プリオンを介する疾患、封入体筋炎、卒中、多発性硬化症およびダウン症候群からなる群から選択される疾患あるいは状態を治療する方法であって、前記哺乳類にAβ−産生の阻害に有効である量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項26】
哺乳類におけるアルツハイマー病、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、脳アミロイド血管症、プリオンを介する疾患、封入体筋炎、卒中、多発性硬化症およびダウン症候群からなる群から選択される疾患あるいは状態を治療する方法であって、前記哺乳類にこのような状態の治療に有効である量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項27】
哺乳類におけるAβ−ペプチド産生と関係する疾患あるいは状態を治療するための医薬組成物であって、(a)請求項1に記載の化合物、(b)記憶促進薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠障害薬、抗炎症薬、抗酸化薬、コレステロール調節薬あるいは抗高血圧薬、および(c)薬学的に許容できる担体を含み、上記有効成分「a」および「b」が組成物をこのような疾患あるいは状態を治療する上で有効とする量で存在する医薬組成物。
【請求項28】
哺乳類におけるアルツハイマー病、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、脳アミロイド血管症、プリオンを介する疾患、封入体筋炎、卒中、多発性硬化症およびダウン症候群からなる群から選択される疾患あるいは状態を治療するための医薬組成物であって、(a)請求項1に記載の化合物、(b)記憶促進薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠障害薬、抗炎症薬、抗酸化薬、コレステロール調節薬あるいは抗高血圧薬、および(c)薬学的に許容できる担体を含み、上記有効成分「a」および「b」が組成物をこのような疾患あるいは状態を治療する上で有効とする量で存在する医薬組成物。
【請求項29】
哺乳類におけるAβ−ペプチド産生と関係する疾患あるいは状態を治療する方法であって、前記哺乳類に(a)請求項1に記載の化合物、および(b)記憶促進薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠障害薬、抗炎症薬、抗酸化薬、コレステロール調節薬、あるいは抗高血圧薬を投与することを含み、上記の有効成分「a」および「b」が組成物をこのような疾患あるいは状態を治療する上で有効とする量で存在する方法。
【請求項30】
哺乳類におけるアルツハイマー病、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、脳アミロイド血管症、プリオンを介する疾患、封入体筋炎、卒中、多発性硬化症およびダウン症候群からなる群から選択される疾患あるいは状態を治療する方法であって、前記哺乳類に(a)請求項1に記載の化合物、および(b)記憶促進薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠障害薬、抗炎症薬、抗酸化薬、コレステロール調節薬、あるいは抗高血圧薬を投与することを含み、上記有効成分「a」および「b」が組成物をこのような疾患あるいは状態を治療する上で有効とする量で存在する方法。
【請求項31】
哺乳類におけるアルツハイマー病を治療する方法であって、前記哺乳類に(a)請求項1に記載の化合物、および(b)記憶促進薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠障害薬、抗炎症薬、抗酸化薬、コレステロール調節薬、あるいは抗高血圧薬を投与することを含み、上記有効成分「a」および「b」が組成物をこのような疾患あるいは状態を治療する上で有効とする量で存在する方法。

【公表番号】特表2007−502828(P2007−502828A)
【公表日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−524019(P2006−524019)
【出願日】平成16年8月18日(2004.8.18)
【国際出願番号】PCT/US2004/026854
【国際公開番号】WO2005/020991
【国際公開日】平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願人】(397067152)ファイザー・プロダクツ・インク (504)
【Fターム(参考)】