説明

神経学的障害を検知するためのイメージング剤

式(I)のイメージング剤及び、必要とする患者にタウタンパク質及びβ−アミロイドペプチドに結合し得る式(I)の化合物を投与することを含んでなる神経学的障害を検知するための方法が、本明細書において提示される。本発明は、また、式(I)の放射標識化化合物を含有してなる検知可能量の薬学製剤を投入するし、患者におけるアミロイド沈着物及び/又はタウタンパク質と結合した標識化化合物を検知することを含んでなる、Aβ及びタウ凝集体をイメージングする方法に関する。これらの方法及び組成物は、AD及び他の神経学的障害の発症前診断及び進行の監視を可能にする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
神経学的障害に関連づけることが可能な、老人斑のアミロイドペプチド及び/又は神経原線維変化のタウタンパク質に対する結合親和性を有する、式(I)の化合物及びその薬学的に許容される塩。
【化1】

[式中、
Aは、結合、(C1−C4)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、(C2−C4)アルケン又は(C1−C4)アルキンであり;
Zは:
【化2】

からなる群から選択されるアリールであり、
ここで、
1及びX13は、各々独立に、C、CH、N、O又はSであり;
2−X12及びX14−X18は、各々独立に、C、CH又はNであり;
1は、N、O又はSであり;
1−R2は、各々独立に、H、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、アルキル、アルコキシ、−(O−CH2−CH2n−(PEG)、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノアリールアミノ、ジアリールアミノ、NR10COOアルキル、NR10COOアリール、NR10COアルキル、NR10COアリール、COOアルキル、COOアリール、COアルキル、COアリール、アリール、飽和ヘテロシクリルであり、ここで、最後の17の基は、置換基を有しないか又はハロゲン、アルキル、ハロアルキル、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、R10、放射標識及び放射標識で置換されたアルキルからなる群から選択される1つ以上の基で置換され;或いは、R1及びR2は、一緒になって、N、O及びSから選択される追加のヘテロ原子を環中に含有していてもよい、5又は6員の飽和又は不飽和環を形成し、該環は、置換基を有しないか又はハロゲン、アルキル、ハロアルキル、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、R10、放射標識及び放射標識で置換されたアルキルからなる群から選択される1つ以上の基で置換され;
3−R9は、各々独立に、H、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、アルキル、アルコキシ、−(O−CH2−CH2n−、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノアリールアミノ、ジアリールアミノ、NR10COOアルキル、NR10COOアリール、NR10COアルキル、NR10COアリール、COOアルキル、COOアリール、COアルキル、COアリール、アリール、ヘテロシクリルであり、ここで、最後の17の基は、置換基を有しないか又はハロゲン、アルキル、ハロアルキル、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、R10、放射標識及び放射標識で置換されたアルキルからなる群から選択される1つ以上の基で置換され;
10は、H、アルキル、アルケン、又は置換基を有しないか若しくはハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、−OSO2アルキル、−OSO2アリール、−OSi(アルキル)3、−OTHP若しくは放射標識で置換されるアリールであり;
nは、1、2又は3であり;
mは、0又は1である。]
【請求項2】
1−R9の少なくとも1つが、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131I、76Br及び77Brからなる群から選択される放射標識を含んでなる、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
放射標識が、18Fである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Aが結合である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
AがC2アルキン又はアセチレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
Zが、
【化3】

であり、ここで、X9−X13の少なくとも1つが窒素であり、且つ、mが1である、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
1−R6の少なくとも1つが、−(O−CH2−CH22−又は−(O−CH2−CH23−である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
Zが、
【化4】

であり、且つ、X9−X16の少なくとも1つが窒素であり、且つ、mが1である、請求項4に記載の化合物。
【請求項9】
1−R9の少なくとも1つが、−(O−CH2−CH22−である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
Zが、キノリンである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
Zが、
【化5】

であり、且つ、X9−X18の少なくとも1つが窒素であり、且つ、mが1である、請求項4に記載の化合物。
【請求項12】
Zが、
【化6】

であり、且つ、X9−X12の少なくとも1つが窒素であり、且つ、mが1である、請求項5に記載の化合物。
【請求項13】
Zが、
【化7】

であり、且つ、X9−X16の少なくとも1つが窒素である、請求項5に記載の化合物。
【請求項14】
1が、飽和複素環である、請求項10に記載の化合物。
【請求項15】
1−R9の少なくとも1つが、飽和複素環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
1−R9の少なくとも1つが、−(O−CH2−CH22−である、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
式(I)の放射標識化化合物又はその薬学的に許容される塩を、神経学的障害のイメージング及び検知のための適切なビヒクル又は希釈剤中に含んでなる、診断用薬学製剤。
【請求項18】
アミロイドペプチドの検知のための、請求項16に記載の診断用薬学製剤。
【請求項19】
神経原線維変化のタウタンパク質の検知のための、請求項16に記載の診断用薬学製剤。
【請求項20】
神経学的障害がアルツハイマー病である、請求項16に記載の診断用薬学製剤。
【請求項21】
脳組織における老人斑及び/又は神経原線維変化を、イメージングし検知する方法であって、神経学的障害の検知のための、式(I)の化合物で組織を処理することを含んでなる該方法。
【請求項22】
神経学的障害が、老人斑に対する式(I)の化合物の親和性を測定することにより検知される、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
神経学的障害が、タウ凝集体に対する式(I)の化合物の親和性を測定することにより検知される、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
脳組織におけるアミロイド沈着をエクスビボ又はインビトロで検知する方法であって、請求項1に記載の、アミロイド沈着の検知のための化合物で、組織を処理することを含んでなる、該方法。
【請求項25】
患者におけるアミロイド沈着物をインビボで検知する方法であって、請求項1に記載の放射標識化化合物の有効量を前記患者に投与すること及び前記化合物のアミロイド沈着物への結合レベルを患者について検知することを含んでなる、該方法。
【請求項26】
脳組織におけるタウタンパク質をエクスビボ又はインビトロで検知する方法であって、請求項11、12又は14のいずれか1項に記載の、神経原線維変化の検知のための化合物で組織を処理することを含んでなる、該方法。
【請求項27】
患者における神経原線維変化をインビボで検知する方法であって、請求項11、12又は14のいずれか1項に記載の放射標識化化合物の有効量を、前記患者に投与すること及び前記化合物のタウタンパク質への結合レベルを検知することを含んでなる、該方法。
【請求項28】
障害がアルツハイマー病(AD)である、請求項21に記載の方法。
【請求項29】
検知が、ガンマイメージング、磁気共鳴イメージング、磁気共鳴分光法又は蛍光分光法を用いて実施される、請求項21に記載の方法。
【請求項30】
ガンマイメージングによる検知が、PET又はSPECTである、請求項28のいずれか1項に記載の方法。

【図1a】
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【図1b】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図7】
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【図8a】
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【図8b】
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【図9a】
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【図9b】
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【図10a】
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【図10b】
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【図11】
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【図12】
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【図13a】
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【図13b】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2012−521988(P2012−521988A)
【公表日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−502177(P2012−502177)
【出願日】平成22年3月23日(2010.3.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/028360
【国際公開番号】WO2010/111303
【国際公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(593063105)シーメンス メディカル ソリューションズ ユーエスエー インコーポレイテッド (156)
【氏名又は名称原語表記】Siemens Medical Solutions USA,Inc.
【住所又は居所原語表記】51 Valley Stream Parkway,Malvern,PA 19355−1406,U.S.A.
【Fターム(参考)】