説明

移動式クレーンのジブ着脱装置

【課題】 伸縮ブーム先端へのジブ装着時において、ジブチルトシリンダ63を縮小させる前にウインチを操作してジブ用ワイヤ45を繰り出しておかなかった場合には、ジブ用ワイヤ45を破断またはジブ着脱用シーブ55等を損傷する恐れがあった。
【解決手段】 ジブ本体先端を接地したまま前記ジブ起伏シリンダ63を伸縮動作することによりジブ基端下部連結部2を中心としてジブ基端上部連結部4がブーム先端上部連結部3に接近するようジブサポート62を回転させるにあたって、前記ジブ起伏シリンダ63の伸縮動作の前に前記ウインチに設けられたワイヤ繰出量検出手段17からのワイヤ繰出量が所定量以上検出されていないときは、前記ジブ起伏シリンダ63の伸縮動作が規制されるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オールテレーンクレーン等の移動式クレーンの伸縮ブーム先端に装着されるジブの着脱装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来からジブが装着される移動式クレーンのウインチ装置を利用してジブ基端部を伸縮ブーム先端部まで引き上げることにより当該ジブを伸縮ブーム先端部に装着するジブ着脱装置が公知である(例えば特許文献1参照。)。しかし、特許文献1に記載されたジブ着脱装置は、ジブ用ワイヤ先端をジブ基端部に連結してジブ基端部を引き上げるものであるため、ジブを伸縮ブーム先端に装着した後にジブ用ワイヤ先端をジブ基端部から取り外す作業が危険であった。
【0003】
そこで本願出願人は、ジブを伸縮ブーム先端に装着した後にジブ基端部からジブ用ワイヤ先端を取り外す必要がなく、またジブ用ワイヤ先端をジブ先端まで運ぶ必要がないため、安全面及び工数面で優れたジブ着脱装置を提案した(特許文献2参照。)。
【0004】
図5は特許文献2に記載されたジブ着脱装置を示したものである。特許文献2に記載されたジブ着脱装置は、伸縮ブーム先端上部に設置され張出し自在なジブ着脱用シーブ55と、ジブ基端上部に設置されジブ用ワイヤ中間部を係脱自在なワイヤ中間係止部67と、ジブ先端部に設置されジブ用ワイヤの先端を係脱自在なワイヤ先端係止部69と、を備えている。そして、次の手順で前記ジブ60を伸縮ブーム先端に装着する。
(1)倒伏状態の伸縮ブーム50とジブ60が平面視同一線上となるよう、かつ伸縮ブーム先端の下方にジブ基端部が位置するようジブ60を地面上に仮置きする。(2)図示しない旋回台に備えられたジブ用ウインチから繰出されたジブ用ワイヤ45を前記ジブ着脱用シーブ55に掛け回した後に伸縮ブーム先端から吊り下げる。(3)前記ジブ用ワイヤ中間部を前記ジブ基端部のワイヤ中間係止部67に係止し、さらに当該ジブ用ワイヤ先端部を前記ジブ先端のワイヤ先端係止部69に係止する。(4)前記ジブ用ウインチを巻き上げることによりジブ基端部を伸縮ブーム先端まで引き上げた後、ブームジブ間連結手段により前記ジブ基端部を伸縮ブーム先端に連結する。
【特許文献1】特開平2−182695号公報(第3−5頁、第1図)
【特許文献2】特願2005−166844号明細書(第3−5頁、第4−6図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、図5に示したジブ60はブーム先端に着脱可能なジブサポート62と、当該ジブサポート62先端にその基端を軸着されたジブ本体61と、当該ジブサポート62とジブ本体61の適所間にその両端が軸着されたジブ起伏シリンダ63とを備えたものである。このようなジブでは以下のような課題があった。すなわち、このタイプのジブでは図6に示したようにまず、伸縮ブーム50先端下部(この例では、ジブ取り付け用ブラケット52の先端下部)の下部連結ピン76とジブサポート62基端下部のジブ側下部連結片74とを連結する。次にジブ60の先端を地面にあずけたままジブ起伏シリンダ63を縮小することにより、ジブ側上部連結片72がブーム側上部連結片73(ジブ取り付け用ブラケット52の先端上部)に接近するようジブサポート62を下部連結ピン76周りに回転させる必要があった。
【0006】
しかし、ジブ用ワイヤ45はジブサポート62とジブ本体61との枢着軸よりも上方をジブ基端ガイドシーブ68により支持されているため、上記動作によりジブ用ワイヤが引っ張られることとなる。そのため、ジブ起伏シリンダ63を縮小させると同時にウインチを操作してジブ用ワイヤ45を繰り出すか、前もって繰り出しておかなかった場合には、ジブ用ワイヤ45を破断またはジブ着脱用シーブ55等を損傷する恐れがあった。そこで、本発明は、図5に示したようなタイプのジブであってもワイヤ等を損傷する恐れのない移動式クレーンのジブ着脱装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の請求項1に記載された移動式クレーンのジブ着脱装置は、走行車体に旋回自在に旋回台が搭載され、当該旋回台に起伏自在に伸縮ブームが枢着され、当該伸縮ブーム先端に着脱可能なジブを備えた移動式クレーンを対象とする。そして、前記ジブは、前記ブーム先端に着脱可能なジブサポートと、当該ジブサポート先端にその基部を軸着されたジブ本体と、当該ジブサポートとジブ本体の適所間にその両端が軸着されたジブ起伏シリンダと、を備え、当該ジブ起伏シリンダの伸縮により前記ジブサポートに対しジブ本体が起伏動作するものである。
【0008】
そして、前記ジブ着脱装置は、前記伸縮ブーム先端下部にブーム先端下部連結部、前記ジブサポート基端下部にジブ基端下部連結部を備え、当該両連結部の相互作用により伸縮ブーム先端下部とジブサポート基端下部とを連結可能とし、さらに前記伸縮ブーム先端上部にはブーム先端上部連結部、前記ジブサポート基端上部にはジブ基端上部連結部を備え、当該両連結部の相互作用により伸縮ブーム先端上部とジブサポート基端上部とを連結可能としたものである。
【0009】
ジブ装着にあたっては、倒伏状態の前記伸縮ブームとジブが平面視同一線上となりかつ伸縮ブーム先端下方に前記ジブサポート基端部が位置するようジブを地面上に仮置きし、伸縮ブーム先端上部から先端上方へ張り出し配置されたジブ着脱用シーブに、旋回台に配置されたウインチから繰り出されたワイヤを掛けまわし、前記ジブサポート基端上部に配置されたワイヤ中間係止部に当該ワイヤ中間部を係止し、さらにジブ本体先端に当該ワイヤ先端を係止したうえで、前記ウインチのワイヤ巻き取りにより前記ジブ本体先端部が接地したまま前記ジブサポートを伸縮ブーム先端まで引上げ、始めに前記ブーム先端下部連結部とジブ基端下部連結部を連結し、次にジブ本体先端を接地したまま前記ジブ起伏シリンダを伸縮動作することにより前記ジブ基端下部連結部を中心として前記ジブ基端上部連結部が前記ブーム先端上部連結部に接近するよう前記ジブサポートを回転させるにあたって、前記ジブ起伏シリンダの伸縮動作の前に前記ウインチに設けられたワイヤ繰出量検出手段からのワイヤ繰出量が所定量以上検出されていないときは、前記ジブ起伏シリンダの伸縮動作が規制されることを特徴とする
【発明の効果】
【0010】
本願請求項1に記載された発明に係る移動式クレーンのジブ着脱装置では、前記ジブ起伏シリンダの伸縮動作の前に前記ウインチに設けられたワイヤ繰出量検出手段からのワイヤ繰出量が所定量以上検出されていないときは、前記ジブ起伏シリンダの伸縮動作が規制されるので、ジブ起伏シリンダの伸縮動作に伴い発生するワイヤの引張りによるワイヤ等の損傷を確実に防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1に、本願発明の実施の形態に係る移動式クレーンのジブ着脱装置を示す。図5と図6で示した特許文献2に記載されたジブ着脱装置と共通する部分には同じ番号を付し、その説明は省略する。52は伸縮ブーム50先端に取り付けられたジブ取り付け用ブラケットである。本実施の形態ではジブ取り付け用ブラケット52が使用されているが本願発明の必須の構成ではなく、伸縮ブーム50の先端にジブ60を直接取り付けるようにしても良いことは勿論である。
【0012】
1はジブ取り付け用ブラケット先端下部(伸縮ブーム先端下部)のブーム先端下部連結部であり、2はジブサポート基端下部のジブ基端下部連結部である。このブーム先端下部連結部1とジブ基端下部連結部2の相互作用により伸縮ブーム先端下部とジブサポート基端下部とが連結可能となっている。また、3はジブ取り付け用ブラケット先端上部(伸縮ブーム先端上部)のブーム先端上部連結部であり、4はジブサポート基端上部のジブ基端上部連結部である。このブーム先端上部連結部3とジブ基端上部連結部4の相互作用により伸縮ブーム先端上部とジブサポート基端上部とが連結可能となっている。
【0013】
図1では、ジブ装着にあたって、倒伏状態の伸縮ブーム50とジブ60が平面視同一線上となり、かつ伸縮ブーム先端下方にジブサポート基端部が位置するようにジブ60が地面上に仮置きされている。伸縮ブーム先端上部から先端上方へ張り出し配置されたジブ着脱用シーブ55に、図示しない旋回台に配置されたウインチから繰り出されたワイヤ45が掛け回されている。さらに、ワイヤ45はジブサポート基端上部に配置されたワイヤ中間係止部67にその中間部を係止されたのち、ジブ本体先端のワイヤ先端係止部69にワイヤ先端の索端46を係止している。5はジブ着脱用リモコン装置であって、ジブサポート62に装備されておりジブ着脱に必要な操作をリモコン操作できるものである。
【0014】
図2は、ジブ着脱装置の制御装置の本願発明に関係する部分のブロック図を示したものである。前記ジブ着脱用リモコン装置5には、ウインチ操作手段6、ジブ起伏シリンダ操作手段7及び連結部操作手段8が備えられている。ジブ着脱用リモコン装置5の各操作手段からの信号はコントローラ9に送られる。10は移動式クレーンのキャブ内に装備されたキャブ内操作装置である。キャブ内操作装置10にも前記ジブ着脱用リモコン装置5と同様に、ウインチ操作手段6、ジブ起伏シリンダ操作手段7及び連結部操作手段8が備えられている。そして、その各操作手段からの信号はコントローラ9に送られる。
【0015】
コントローラ9は、図示しない移動式クレーンの旋回台に装備されていて、前記ジブ着脱用リモコン装置5又はキャブ内操作装置10からの信号を受け取り、所定の制御に基づく駆動信号をウインチ装置14のウインチ駆動手段15及びジブ起伏シリンダ駆動手段16に送り出す。ウインチ駆動手段15及びジブ起伏シリンダ駆動手段16は公知の電気・油圧系による駆動手段が採用される。17はウインチ装置14に備えられたワイヤ繰出量検出手段である。ワイヤ繰出量検出手段17はウインチ装置14から繰り出されるワイヤの長さを検出するものであり、具体的にはウインチドラム又はウインチドラムを駆動する油圧モータの回転数を検出しその回転数から繰り出されるワイヤ長さを算出するようにしたものである。ワイヤ繰出量検出手段17が検出したワイヤ繰出量は前記コントローラ9に送られジブ着脱装置の制御に利用される。18は連結部駆動手段であって、コントローラ9からの駆動信号によりブーム先端下部連結部1、ジブ基端下部連結部2、ブーム先端上部連結部3及びジブ基端上部連結部4の各連結部を駆動するものである。
【0016】
上述したジブ着脱装置の作用を以下に説明する。図3は本願発明の作用に関係する部分の制御内容を説明したフローチャートである。以下、ジブ着脱用リモコン装置5を使用してジブ装着する場合を説明するが、キャブ内操作装置10を使用しても同じようにジブ装着ができるようになっている。
【0017】
図1に示した状態でジブ着脱用リモコン5のウインチ操作手段6によりウインチの巻上げ操作を行う(図3フローチャートではS1)。すると、ワイヤ45によりジブ60のジブサポート62が上方に引き上げられる。その時、ジブ本体61はその先端に配置され先端部を車輪によって地面上を回転自在に支持する先端支持部20により地面上に支持されたままである。ブーム先端下部連結部1とジブ基端下部連結部2とを係合させ、その連結を行う(図3フローチャートではS2)。
【0018】
図4は、ブーム先端下部連結部1とジブ基端下部連結部2とを連結したときの状態を示している。このときワイヤ45はジブ基端部を引き上げたところであるので、その重量により張力が発生した緊張状態にある。仮にこのままの状態で作業員21がジブ着脱用リモコン装置5を操作し、ジブ起伏シリンダ(ジブチルトシリンダ)63を縮小動作することによりジブ基端下部連結部2を中心としてジブ基端上部連結部4がブーム先端上部連結部に接近するようジブサポート62が回転すると、ワイヤ45をさらに引っ張ることとなり、ワイヤ45の破断等を招くこととなってしまう。
【0019】
しかし、図3のフローチャートで示すように、ジブ起伏下げ操作をしたときには(S4)、コントローラ9においてワイヤ繰出量検出手段17からの検出信号に基づきワイヤ繰出し量が160ミリ以上あるかどうかが判断される(S5)。そして、ウインチ巻き下げ操作が全くされていなかったり、ウインチ巻き下げ操作がされていても(S3)そのワイヤ繰出し量が160ミリに足りなかったりした場合は、ジブ起伏下げ操作が規制される。なお、160ミリというワイヤ繰出し量はワイヤ45が余裕をもって引張り状態とならない最低の繰出し量である。一方、ジブ起伏下げ操作の前にウインチ巻き下げ操作により巻き下げ駆動されており、そのワイヤ繰出し量が160ミリ以上の場合はジブ起伏下げ駆動され(S6)、ジブ起伏シリンダ63は縮小動作する。それにより、ジブ本体61先端の先端支持部20が接地したまま、ジブ基端上部連結部4がブーム先端上部連結部3に接近するようジブサポート62はジブ基端連結部2を中心に回転する。そして、ジブ基端上部連結部4とブーム先端上部連結部3が係合したのち、上部連結部連結操作を行い、図示しない連結ピンを駆動して連結を行う(S7)。
【0020】
以上のように、ジブ起伏シリンダ63の伸縮動作の前にウインチに設けられたワイヤ繰出量検出手段17からのワイヤ繰出量が所定量以上検出されていないときは、前記ジブ起伏シリンダ63の伸縮動作が規制されるので、確実にワイヤ等の損傷を防止できる。なお、装着したジブ60を伸縮ブーム50から取り外すには上述した取り付け作業の逆の過程となる作業を行う。その際、ジブ基端上部連結部4とブーム先端上部連結部3との連結を解除したのち、ジブ本体61の先端支持部20を接地したままジブ起伏シリンダ63を伸長動作させることにより前記ジブ基端上部連結部4がブーム先端上部連結部3から離れるよう、ジブサポート62をジブ基端下部連結部2中心に回転させるが、ワイヤ45はその動作により緩むこととなるため、取り付け時のような規制は不必要である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本願発明の実施の形態に係る移動式クレーンのジブ着脱装置である。
【図2】ジブ着脱装置の制御装置の本願発明に関係する部分のブロック図を示したものである。
【図3】本願発明の作用に関係する部分の制御内容を説明したフローチャートである。
【図4】ブーム先端下部連結部1とジブ基端下部連結部2とを連結したときの状態を示している。
【図5】特許文献2に記載されたジブ着脱装置を示したものである。
【図6】伸縮ブーム50先端下部の下部連結ピン76とジブサポート62基端下部のジブ側下部連結片74とを連結した状態を示している。
【符号の説明】
【0022】
1:ブーム先端下部連結部
2:ジブ基端下部連結部
3:ブーム先端上部連結部
4:ジブ基端上部連結部
17:ワイヤ繰出量検出手段
45:ワイヤ(ジブ用ワイヤ)
50:伸縮ブーム
55:ジブ着脱用シーブ
60:ジブ
61:ジブ本体
62:ジブサポート
63:ジブ起伏シリンダ(ジブチルトシリンダ)
67:ワイヤ中間係止部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行車体に旋回自在に旋回台が搭載され、当該旋回台に起伏自在に伸縮ブームが枢着され、当該伸縮ブーム先端に着脱可能なジブを備えた移動式クレーンのジブ着脱装置であって、
前記ジブは、前記ブーム先端に着脱可能なジブサポートと、当該ジブサポート先端にその基部を軸着されたジブ本体と、当該ジブサポートとジブ本体の適所間にその両端が軸着されたジブ起伏シリンダと、を備え、当該ジブ起伏シリンダの伸縮により前記ジブサポートに対しジブ本体が起伏動作するものであり、
前記伸縮ブーム先端下部にブーム先端下部連結部、前記ジブサポート基端下部にジブ基端下部連結部を備え、当該両連結部の相互作用により伸縮ブーム先端下部とジブサポート基端下部とを連結可能とし、さらに前記伸縮ブーム先端上部にはブーム先端上部連結部、前記ジブサポート基端上部にはジブ基端上部連結部を備え、当該両連結部の相互作用により伸縮ブーム先端上部とジブサポート基端上部とを連結可能としており、
ジブ装着にあたっては、倒伏状態の前記伸縮ブームとジブが平面視同一線上となりかつ伸縮ブーム先端下方に前記ジブサポート基端部が位置するようジブを地面上に仮置きし、伸縮ブーム先端上部から先端上方へ張り出し配置されたジブ着脱用シーブに、旋回台に配置されたウインチから繰り出されたワイヤを掛けまわし、前記ジブサポート基端上部に配置されたワイヤ中間係止部に当該ワイヤ中間部を係止し、さらにジブ本体先端に当該ワイヤ先端を係止したうえで、前記ウインチのワイヤ巻き取りにより前記ジブ本体先端部が接地したまま前記ジブサポートを伸縮ブーム先端まで引上げ、始めに前記ブーム先端下部連結部とジブ基端下部連結部を連結し、次にジブ本体先端を接地したまま前記ジブ起伏シリンダを伸縮動作することにより前記ジブ基端下部連結部を中心として前記ジブ基端上部連結部が前記ブーム先端上部連結部に接近するよう前記ジブサポートを回転させるにあたって、前記ジブ起伏シリンダの伸縮動作の前に前記ウインチに設けられたワイヤ繰出量検出手段からのワイヤ繰出量が所定量以上検出されていないときは、前記ジブ起伏シリンダの伸縮動作が規制されることを特徴とする移動式クレーンのジブ着脱装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−284221(P2007−284221A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−115540(P2006−115540)
【出願日】平成18年4月19日(2006.4.19)
【出願人】(000148759)株式会社タダノ (419)
【Fターム(参考)】