第XIA因子阻害剤としてのピリダジン誘導体
本発明が提供するのは、式 (I):
(式中の記号である、A、L1、L2、R2、R11、およびMは本明細書で定義される)の化合物またはその立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容される塩。これらの化合物は、選択的な、第XIa因子阻害剤またはfXIaおよび血漿カリクレインの二重阻害剤である。本発明はまた、これらの化合物を含む医薬組成物、並びにこれらを用いる、血栓塞栓性および/または炎症疾患の治療方法に関する。
(式中の記号である、A、L1、L2、R2、R11、およびMは本明細書で定義される)の化合物またはその立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容される塩。これらの化合物は、選択的な、第XIa因子阻害剤またはfXIaおよび血漿カリクレインの二重阻害剤である。本発明はまた、これらの化合物を含む医薬組成物、並びにこれらを用いる、血栓塞栓性および/または炎症疾患の治療方法に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
[式中、
Aは、フェニルであってさらに0〜3のR1で置換されるか、またはピリジルであってさらに0〜3のR1で置換され;
L1は、−CH(R5)CH2−、−CH(NR7R8)CH2−、−C(R5)=CH−、−C≡C−、−OCH2−、−CR5R6NH−、−CH2O−、−SCH2−、−S(O)CH2−、−SO2CH2−、−CH2NR1O−、または−NHNH−であり;
L2は、−CONH−または−NHCO−であるが、ただしL1が−NHNH−、−OCH2−、または−SCH2−である場合、L2は−CONH−であり;
Mは、
【化2】
からなる群より選択され;
R1は独立して各々、F、Cl、Br、I、OCF3、CHF2、CF3、−(CH2)rORa、−(CH2)rSRa、CN、NO2、−(CH2)rNR7R8、−(CH2)rC(O)ORa、−(CH2)rOC(O)Ra、−C(=NR8)NR8R9、−(CH2)rC(O)NR8R9、−(CH2)rNR8C(O)Rc、−(CH2)rNR8C(O)ORc、−NR8C(O)NR8Rc、−S(O)pNR8R9、−S(O)Rc、−S(O)2Rc、または0〜1のR13で置換されたC1〜6アルキルであり;
R2は、H、−(CH2)rC(O)Ra、−(CH2)rORa、−(CH2)rNR7R8、0〜1のR2aで置換されたC1〜6アルキル、−(CH2)r−0〜2のR2bで置換された3〜7員炭素環、または−(CH2)r−5〜7員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のR2bで置換されたヘテロ環)であり;
R2aは、F、OCF3、CF3、ORa、SRa、CN、−NR7R8、−C(O)NR8R9、−NR8C(O)Rc、−NR8C(O)ORc、−NR8C(O)NR8Rc、−S(O)pNR8R9、−NR8SO2Rc、または−(CF2)rCF3であり;
R2bは独立して各々、=O、F、Br、Cl、OCF3、CF3、−(CH2)rORa、−(CH2)rSRa、−(CH2)rCN、−(CH2)rNR7R8、−(CH2)rC(O)ORa、−(CH2)rOC(O)Ra、−(CH2)rC(O)NR8R9、−(CH2)rNR8C(O)Rc、−(CH2)rNR8C(O)ORc、−(CH2)rS(O)pNR8R9、−(CH2)rNR8SO2Rc、C1〜4アルキル、または−(CF2)rCF3であり;
R3は独立して各々、−(CH2)r−0〜3のR3aおよび0〜1のR3dで置換されたC3〜10炭素環、または−(CH2)r−5〜12員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜3のR3aおよび0〜1のR3dで置換されたヘテロ環)であり;
R3aは独立して各々、F、Cl、Br、I、OCF3、CF3、−(CH2)rCN、NO2、−(CH2)rORa、−(CH2)rSRa、−(CH2)rNR7R8、−NHC(O)NR8R9、−(CH2)rC(O)ORa、−C(O)C1〜4アルキル、−(CH2)rNR8C(O)Ra、−(CH2)rNR8CO2Rc、−(CH2)rS(O)pNR8R9、−(CH2)rNR8S(O)pRc、−NHSO2CF3、−S(O)Rc、−S(O)2Rc、−(CH2)rOC(O)Rc、−(CH2)rC(O)NR8R9、−(CH2)rOC(O)NR8R9、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルキルオキシ−、C1〜6アルキル、0〜1のR3dによって置換されたC3〜6シクロアルキル、0〜3のR3dによって置換された−(CH2)r−C6〜10炭素環、または−(CH2)r−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜3のR3dで置換されたヘテロ環)であり;
R3dは独立して各々、H、=O、F、Cl、Br、CN、NO2、−(CH2)rNR7R8、−(CH2)rORa、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−OC(O)Ra、−NR8C(O)Rc、−C(O)NR8R9、−S(O)2NR8R9、−NR7R8、−NR8S(O)2NR8R9、−NR8S(O)2Rc、−S(O)pRc、−(CF2)rCF3、0〜2のReで置換されたC1〜6アルキル、0〜2のReで置換されたC2〜6アルケニル、0〜2のReで置換されたC2〜6アルキニル、−(CH2)r−0〜3のRdで置換されたC3〜10炭素環、または−(CH2)r−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜3のRdで置換されたヘテロ環)であり;
R4は独立して各々、H、F、Cl、Br、I、OCF3、CF3、CN、NO2、−(CH2)rORa、−(CH2)rSRa、−(CH2)rC(O)Ra、−(CH2)rC(O)ORa、−OC(O)Ra、−(CH2)rNR7R8、−NR8(CH2)rC(O)ORa、−(CH2)rC(O)NR8R9、−(CH2)rNR8C(O)Rc、−(CH2)rNR8C(O)2Rb、−(CH2)rNR8C(O)NR8R9、−S(O)pNR8R9、−NR8S(O)pRc、−(CH2)rS(O)2Rc、−(CH2)rOP(O)(ORa)2、0〜2のR4aで置換されたC1〜4アルキル、または0〜2のR4aで置換されたC2〜4アルケニルであり;
R4aは独立して各々、H、F、=O、C1〜6アルキル、ORa、SRa、CF3、CN、NO2、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NR7R8、−C(O)NR8R9、−NR8C(O)Rc、−S(O)pNR8R9、−NR8S(O)pRc、−S(O)Rc、または−S(O)2Rcであり;
R5は独立して各々、H、F、CF3、−(CH2)rORa、=O、−(CH2)rNR7R8、−S(O)pNR8R9、−(CH2)rCO2Ra、−(CH2)rCONR8R9、またはC1〜4アルキルであり;
R6は独立して各々、H、F、またはC1〜4アルキルであり;
R7は独立して各々、H、C1〜6アルキル、−(CH2)n−C3〜10炭素環、−(CH2)n−(5〜10員ヘテロアリール)、−C(O)Rc、−CHO、−C(O)2Rc、−S(O)2Rc、−CONR8Rc、−OCONHRc、−C(O)O−(C1〜4アルキル)OC(O)−(C1〜4アルキル)、または−C(O)O−(C1〜4アルキル)OC(O)−(C6〜10アリール)であって;ここで前記アルキル、炭素環、ヘテロアリール、およびアリールは0〜2のRfで置換され;ここで前記ヘテロアリールは炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含み;
R8は独立して各々、H、C1〜6アルキル、−(CH2)n−フェニル、または−(CH2)n−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環)であって;ここで前記アルキル、フェニル、およびヘテロ環は適宜、0〜2のRfで置換され;
あるいは、R7およびR8は、同じ窒素に結合した場合、一緒になって5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される0〜3のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のRfで置換されたヘテロ環)を形成し;
R9は独立して各々、H、C1〜6アルキル、または−(CH2)n−フェニルであって;ここで前記アルキルおよびフェニルは適宜、0〜2のRfで置換され;
あるいは、R8およびR9は、同じ窒素に結合した場合、一緒になって5〜12員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される0〜2のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のRdで置換されたヘテロ環)を形成し;
R10は独立して各々、Hまたは0〜3のR10aで置換されたC1〜6アルキルであり;
R10aは独立して各々、H、=O、C1〜4アルキル、ORa、SRa、F、CF3、CN、NO2、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−C(O)NR8R9、−NR8C(O)Rc、−S(O)pNR8R9、−NR8S(O)pRc、または−S(O)pRcであり;
R11は、C1〜4ハロアルキル、0〜3のR11aで置換されたC1〜6アルキル、0〜3のR11aで置換されたC2〜6アルケニル、0〜3のR11aで置換されたC2〜6アルキニル、−(CH2)s−0〜3のR11bで置換されたC3〜10炭素環、または−(CH2)s−4〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜3のR11bで置換されたヘテロ環)であり;
R11aは独立して各々、H、=O、ORa、SRa、F、CF3、CN、NO2、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NR7R8、−C(O)NR8R9、−NR8C(O)Rc、−NR8C(O)ORc、−NR8CHO、−S(O)pNR8R9、−NR8S(O)pRc、−S(O)pRc、C1〜4アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルキルオキシ−、−(CH2)r−0〜3のRdで置換されたC3〜10炭素環、または−(CH2)r−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含み、0〜3のRdで置換されたヘテロ環)であり;
R11bは独立して各々、H、=O、=NR8、ORa、−CH2ORa、F、Cl、Br、CN、NO2、CF3、OCF3、OCHF2、−C(CH3)2ORa、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NR7R8、−C(O)NR8R9、−NR7C(O)Rb、−NR8C(O)2Rc、−NR8C(O)NR8R9、−S(O)pNR8R9、−NR8S(O)pRc、−S(O)pRc、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルキルオキシ−、−(CH2)r−0〜3のRdで置換されたC3〜10炭素環、または−(CH2)r−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含み、0〜3のRdで置換されたヘテロ環)であり;
R12は独立して各々、H、0〜2のRfで置換されたC1〜6アルキル、または−(CH2)n−フェニルであり;
R13は、F、OCF3、CF3、ORa、SRa、CN、−NR7R8、−C(O)NR8R9、−NR8C(O)Rc、−S(O)pNR8R9、−NR8SO2Rc、または−(CF2)rCF3であり;
Raは独立して各々、H、CF3、C1〜6アルキル、−(CH2)r−C3〜7シクロアルキル、−(CH2)r−C6〜10アリール、または−(CH2)r−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環)であって;ここで前記アルキル、シクロアルキル、アリール、またはヘテロ環基は、0〜2のRfで置換され;
Rbは独立して各々、CF3、OH、C1〜4アルコキシ、0〜2のRdで置換されたC1〜6アルキル、−(CH2)r−0〜2のRdで置換されたC3〜10炭素環、または−(CH2)r−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含み、0〜3のRdで置換されたヘテロ環)であり;
Rcは独立して各々、CF3、0〜2のRfで置換されたC1〜6アルキル、0〜2のRfで置換されたC3〜6シクロアルキル、C6〜10アリール、5〜10員ヘテロアリール、(C6〜10アリール)−C1〜4アルキル、または(5〜10員ヘテロアリール)−C1〜4アルキルであって、ここで前記アリールは0〜3のRfで置換され、また前記ヘテロアリールは炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含み、0〜3のRfで置換され;
Rdは独立して各々、H、=O、=NR8、ORa、F、Cl、Br、I、CN、NO2、−NR7R8、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−OC(O)Ra、−NR8C(O)Rc、−C(O)NR8R9、−SO2NR8R9、−NR8SO2NR8R9、−NR8SO2−C1〜4アルキル、−NR8SO2CF3、−NR8SO2−フェニル、−S(O)2CF3、−S(O)p−C1〜4アルキル、−S(O)p−フェニル、−(CF2)rCF3、0〜2のReで置換されたC1〜6アルキル、0〜2のReで置換されたC2〜6アルケニル、または0〜2のReで置換されたC2〜6アルキニルであり;
Reは独立して各々、=O、ORa、F、Cl、Br、I、CN、NO2、−NR7R8、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NR8C(O)Rc、−C(O)NR8R9、−SO2NR8R9、−NR8SO2NR8R9、−NR8SO2−C1〜4アルキル、−NR8SO2CF3、−NR8SO2−フェニル、−S(O)2CF3、−S(O)p−C1〜4アルキル、−S(O)p−フェニル、または−(CF2)rCF3であり;
Rfは独立して各々、H、=O、−(CH2)rORg、F、Cl、Br、I、CN、NO2、−NRgRg、−C(O)Rg、−C(O)ORg、−OC(O)Rg、−NRgC(O)Rg、−C(O)NRgRg、−SO2NRgRg、−NRgSO2NRgRg、−NRgSO2−C1〜4アルキル、−NRgSO2CF3、−NRgSO2−フェニル、−S(O)2CF3、−S(O)p−C1〜4アルキル、−S(O)p−フェニル、−(CF2)rCF3、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−(CH2)n−フェニル、または−(CH2)n−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環)であり;
Rgは独立して各々、H、C1〜6アルキル、または−(CH2)n−フェニルであり;
nは各々、0、1、2、3、および4から選択され;
pは各々、0、1、および2から選択され;
rは各々、0、1、2、3、および4から選択され;並びに
sは各々、1、2、3、および4から選択される]
の化合物またはその立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項2】
R2が、H、−(CH2)rC(O)Ra、−(CH2)rORa、−(CH2)rNR7R8、0〜1のR2aで置換されたC1〜6アルキル、−(CH2)r−0〜2のR2bで置換されたC3〜6シクロアルキル、−(CH2)r−0〜2のR2bで置換されたフェニル、または−(CH2)r−5〜7員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のR2bで置換されたヘテロ環)であり;
R3が独立して各々、−(CH2)r−0〜2のR3aおよび0〜1のR3dで置換されたフェニル、−(CH2)r−0〜2のR3aおよび0〜1のR3dで置換されたナフチル、−(CH2)r−0〜2のR3aおよび0〜1のR3dで置換された1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、または−(CH2)r−0〜2のR3aおよび0〜1のR3dで置換された5〜12員ヘテロ環であって;ここで前記ヘテロ環は、チオフェン、フラン、チアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリドン、ピリミジン、ピロール、ピラゾール、インドール、2−オキシインドール、イソインドリン、インダゾール、7−アザインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾイミダゾール、ベンズイソキサゾール、ベンズオキサゾール、キナゾリン、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、フタラジン、ジヒドロフタラジン、ジヒドロイソキノリン、ジヒドロキノリン、ジヒドロキノリノン、ジヒドロインドール、ジヒドロベンゾイミダゾール、ジヒドロベンズオキサジン、ジヒドロキナゾリン、ジヒドロキノキサリン、ベンゾチアジン、ベンズオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、ジヒドロアザベンゾシクロヘプテン、およびテトラヒドロキノリンからなる群より選択され;
R4が独立して各々、H、F、Cl、Br、OCF3、CF3、CN、NO2、−(CH2)rORa、−(CH2)rSRa、−(CH2)rC(O)Ra、−(CH2)rC(O)ORa、−(CH2)rNR7R8、−(CH2)rC(O)NR8R9、−(CH2)rS(O)2Rc、0〜2のR4aで置換されたC1〜4アルキル、または0〜2のR4aで置換されたC2〜4アルケニルであり;並びに
R11が、−CH2ORa、−CH2CH2ORa、−CH2S(O)pRc、−CH2CH2S(O)pRc、−CH2NR7R8、−CH2CH2NR7R8、−CH2C(O)Ra、−CH2CH2C(O)Ra、−CH2C(O)ORa、−CH2CH2C(O)ORa、−CH2C(O)NR8R9、−CH2CH2C(O)NR8R9、−CH2NR8C(O)Rc、−CH2CH2NR8C(O)Rc、−CH2NR8C(O)ORc、−CH2CH2NR8C(O)ORc、−CH2NHS(O)2(3−(ピラゾール−1−イル)−Ph)、−CH2NHS(O)2(1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル)、C1〜4ハロアルキル、0〜2のR11aで置換されたC1〜6アルキル、0〜2のR11aで置換されたC2〜6アルキル、−(CH2)s−0〜2のR11bで置換されたC3〜6シクロアルキル、−(CH2)s−0〜3のR11bで置換されたフェニル、または−(CH2)s−4〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜3のR11bで置換されたヘテロ環)である、
請求項1の化合物。
【請求項3】
L1が、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C(Me)=CH−、−C≡C−、−CH2NH−、−CH2O−、−NHNH−、−SCH2−、−SO2CH2−、または−OCH2−であり;
L2が−CONH−または−NHCO−であるが;ただしL1が−NHNH−、−OCH2−、または−SCH2−である場合、L2が−CONH−であり;
R3が独立して各々、−(CH2)r−0〜3のR3aで置換されたフェニル、−(CH2)r−0〜3のR3aで置換されたピリジル、−(CH2)r−0〜2のR3aで置換されたチアゾリル、または
【化3】
であり;
R4が独立して各々、H、F、Cl、Br、OCF3、CF3、CN、NO2、−(CH2)rORa、−CH(OH)CH2OH、−(CH2)rSRa、C(O)Ra、C(O)ORa、−(CH2)rNR7R8、−(CH2)rS(O)2Rc、C(O)NR8R9、0〜2のR4aで置換されたC1〜4アルキル、または0〜2のR4aで置換されたC2〜4アルケニルであり;並びに
R11が、−CH2ORa、−CH2CH2ORa、−CH2S(O)pRc、−CH2CH2S(O)pRc、−CH2NR7R8、−CH2CH2NR7R8、−CH2C(O)Ra、−CH2CH2C(O)Ra、−CH2C(O)ORa、−CH2CH2C(O)ORa、−CH2C(O)NR8R9、−CH2CH2C(O)NR8R9、−CH2NR8C(O)Rc、−CH2CH2NR8C(O)Rc、−CH2NR8C(O)ORc、−CH2CH2NR8C(O)ORc、−CH2NHS(O)2(3−(ピラゾール−1−イル)−Ph)、−CH2NHS(O)2(1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル)、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、−(CH2)s−0〜2のR11bで置換されたフェニル、または−(CH2)s−0〜2のR11bで置換された4〜6員ヘテロ環であって、ここで前記ヘテロ環は、アゼチジン、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジン、ピラゾール、チアゾール、チアジアゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、イミダゾール、ピペリジン、ピペラジン、およびピリジンからなる群より選択されるか;あるいは、R11が、
【化4】
である、請求項1または請求項2の化合物。
【請求項4】
式(II):
【化5】
[式中、
Mは、
【化6】
からなる群より選択され;
L1は、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、−OCH2−、−CH2NH−、−CH2O−、または−SCH2−であり;
R1a、R1b、R1c、およびR1dは独立して各々、H、F、Cl、Br、CF3、−(CH2)rORa、CN、−(CH2)rNR7R8、またはC1〜4アルキルであり;
R2は、−(CH2)rC(O)Ra、−(CH2)rORa、−(CH2)rNR7R8、または5員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のR2bで置換されたヘテロ環)であり;
R2bは独立して各々、F、Br、Cl、OCF3、CF3、ORa、SRa、CN、NR7R8、C(O)ORa、またはC1〜4アルキルであり;
R3は独立して各々、−(CH2)r−0〜3のR3aで置換されたフェニル、−(CH2)r−0〜3のR3aで置換されたピリジル、−(CH2)r−0〜2のR3aで置換されたチアゾリル、または
【化7】
であり;
R3aは独立して各々、F、Cl、Br、I、OCF3、CF3、CN、NO2、ORa、SRa、NR7R8、−NHC(O)NR8R9、−(CH2)rC(O)ORa、−C(O)C1〜4アルキル、−(CH2)rNR8C(O)Ra、−(CH2)rNR8CO2Rc、−C(O)NR8R9、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルキルオキシ−、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、−(CH2)r−フェニル、
【化8】
であり;
R4は独立して各々、H、F、Cl、Br、I、OCF3、CF3、CN、NO2、−(CH2)rORa、−CH(OH)CH2OH、−(CH2)rSRa、C(O)Ra、C(O)ORa、−(CH2)rS(O)2Rc、−(CH2)rNR7R8、C(O)NR8R9、C1〜4アルキル、またはC2〜4アルケニルであり;
R7は独立して各々、H、0〜1のOHで置換されたC1〜4アルキル、またはベンジルであり;
R8は独立して各々、H、0〜1のOHで置換されたC1〜4アルキル、またはベンジルであり;
あるいは、R7およびR8は、同じ窒素に結合した場合、一緒になって5〜6員ヘテロ環(炭素原子およびN、O、およびS(O)pから選択される0〜2のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のRfで置換されたヘテロ環)を形成し;
R9は独立して各々、H、C1〜6アルキル、またはベンジルであり;
あるいは、R8およびR9は、同じ窒素に結合した場合、一緒になって5〜6員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される0〜2のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のRdで置換されたヘテロ環)を形成し;
R11は、−CH2ORa、−CH2CH2ORa、−CH2S(O)pRc、−CH2CH2S(O)pRc、−CH2NR7R8、−CH2CH2NR7R8、−CH2C(O)Ra、−CH2CH2C(O)Ra、−CH2C(O)ORa、−CH2CH2C(O)ORa、−CH2C(O)NR8R9、−CH2CH2C(O)NR8R9、−CH2NR8C(O)Rc、−CH2CH2NR8C(O)Rc、−CH2NR8C(O)ORc、−CH2CH2NR8C(O)ORc、−CH2NHS(O)2(3−(ピラゾール−1−イル)−Ph)、−CH2NHS(O)2(1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル)、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、−(CH2)s−0〜2のR11bで置換されたフェニル、または−(CH2)s−0〜2のR11bで置換された4〜6員ヘテロ環であって、ここで前記ヘテロ環は、アゼチジン、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジン、ピラゾール、チアゾール、チアジアゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、イミダゾール、ピペリジン、ピペラジン、およびピリジンからなる群より選択されるか;あるいは、R11は、
【化9】
であり;
R11bは独立して各々、H、F、CF3、CN、NO2、NH2、C1〜4アルキル、OMe、OEt、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−S(O)pRc、−C(O)NHMe、−NHCOMe、−NHCONHMe、−NHCOCH2N(Me)2、−NHC(O)OBn、シクロプロピル、またはシクロプロピルメチルであり;
R12は独立して各々、H、0〜2のRfで置換されたC1〜4アルキル、またはベンジルであり;
Raは独立して各々、H、0〜2のRfで置換されたC1〜4アルキル、0〜2のRfで置換されたC3〜6シクロアルキル、−(CH2)r−0〜2のRfで置換されたフェニル、または−(CH2)r−5〜6員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環)であって;ここで前記ヘテロ環は0〜2のRfで置換され;
Rcは独立して各々、0〜2のRfで置換されたC1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、またはフェニルであり;
Rdは独立して各々、H、=O、=NR8、ORa、F、Cl、Br、I、CN、NO2、−NR7R8、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−OC(O)Ra、−NR8C(O)Rc、−C(O)NR8R9、−SO2NR8R9、−NR8SO2NR8R9、−NR8SO2−C1〜4アルキル、−NR8SO2CF3、−NR8SO2−フェニル、−S(O)2CF3、−S(O)p−C1〜4アルキル、−S(O)p−フェニル、−(CF2)rCF3、0〜2のReで置換されたC1〜6アルキル、0〜2のReで置換されたC2〜6アルケニル、または0〜2のReで置換されたC2〜6アルキニルであり;
Reは独立して各々、=O、ORa、F、Cl、Br、I、CN、NO2、−NR7R8、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NR8C(O)Rc、−C(O)NR8R9、−SO2NR8R9、−NR8SO2NR8R9、−NR8SO2−C1〜4アルキル、−NR8SO2CF3、−NR8SO2−フェニル、−S(O)2CF3、−S(O)p−C1〜4アルキル、−S(O)p−フェニル、または−(CF2)rCF3であり;
Rfは独立して各々、H、=O、−(CH2)rORg、F、Cl、Br、I、CN、NO2、−NRgRg、−C(O)Rg、−C(O)ORg、−OC(O)Rg、−NRgC(O)Rg、−C(O)NRgRg、−SO2NRgRg、−NRgSO2NRgRg、−NRgSO2−C1〜4アルキル、−NRgSO2CF3、−NRgSO2−フェニル、−S(O)2CF3、−S(O)p−C1〜4アルキル、−S(O)p−フェニル、−(CF2)rCF3、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−(CH2)n−フェニル、または−(CH2)n−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環)であり;
Rgは独立して各々、H、C1〜6アルキル、または−(CH2)n−フェニルであり;
pは各々、0、1、および2から選択され;並びに
rは各々、0、1、2、3、および4から選択される]
の化合物である、請求項1の化合物またはその立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項5】
L1が、−CH2CH2−または−CH=CH−であり;
R1a、R1b、R1c、およびR1dが独立して各々、H、F、Cl、またはMeであり;
R2が、イミダゾール、トリアゾール、およびテトラゾールからなる群より選択される5員ヘテロ環であって、ここで前記ヘテロ環は0〜2のR2bで置換され;
R3が独立して各々、0〜2のR3aで置換されたフェニルであり;
R4が独立して各々、H、F、Cl、CN、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、OH、−CH2OH、−CH(OH)CH2OH、−O−C1〜4アルキル、−CH2O(C1〜4アルキル)、−NH(C1〜4アルキル)、−N(C1〜4アルキル)2、−CH2NH(C1〜4アルキル)、−CH2N(C1〜4アルキル)2、−S−C1〜4アルキル、−CH2S(C1〜4アルキル)、−S(O)2−C1〜4アルキル、−CH2S(O)2−C1〜4アルキル、C(O)OH、C(O)NR8R9、またはC(O)O(C1〜4アルキル)であり;並びに
R11が、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、0〜2のR11bで置換されたベンジル、−CH2O(C1〜6アルキル)、−CH2CH2O(C1〜6アルキル)、−CH2S(O)p(C1〜6アルキル)、−CH2CH2S(O)p(C1〜6アルキル)、−CH2C(O)OH、−CH2C(O)O(C1〜4アルキル)、−CH2NHC(O)(C1〜4アルキル)、−CH2NHC(O)O(C1〜4アルキル)、−CH2NH(C1〜4アルキル)、−CH2N(C1〜4アルキル)2、−CH2C(O)NH(0〜1のOHで置換されたC1〜4アルキル)、−CH2C(O)N(C1〜4アルキル)2、−CH2NHC(O)Ph、−CH2C(O)(ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(3−OH−ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−OH−ピペリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−Me−ピペラジン−1−イル)、−CH2NHS(O)2(3−(ピラゾール−1−イル)−Ph)、−CH2NHS(O)2(1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル)、または−CH2−0〜2のR11bで置換された4〜6員ヘテロ環であって、ここで前記ヘテロ環はアゼチジン、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジン、ピラゾール、チアゾール、チアジアゾール、オキサジアゾール、ピペリジン、およびピリジンからなる群より選択されるか;あるいは、R11が、
【化10】
である、請求項4の化合物。
【請求項6】
式(III):
【化11】
[式中、
Mは、
【化12】
からなる群より選択され;
R1aは、HまたはFであり;
R1bは、ClまたはMeであり;
R3は独立して各々、−(CH2)r−0〜2のR3aで置換されたフェニル、−(CH2)r−0〜2のR3aで置換されたピリジル、−(CH2)r−0〜2のR3aで置換されたチアゾリル、または
【化13】
であり;
R3aは独立して各々、F、NH2、−NHC(O)OMe、−NHC(O)OEt、−NHC(O)CH2OH、−NHC(O)O(CH2)2C(O)OH、−NHC(O)OCH2C(O)NH2、−NHC(O)O(CH2)2C(O)NH2、−NHC(O)CH2OC(O)Me、−NHC(O)O(CH2)2OH、−NHC(O)O(CH2)2OMe、−NHC(O)NHC(CH2)2OH、−NHC(O)NHC(Me)2CH2OH、
【化14】
であり;
R4は独立して各々、H、F、Cl、Me、Et、−CH=CH2、OH、−CH2OH、−CH(OH)CH2OH、OMe、OEt、SMe、−CH2SMe、SEt、SO2Me、−CH2SO2Me、SO2Et、CN、C(O)OH、C(O)OMe、−CH2N(Me)2、C(O)NH2、またはC(O)NHMeであり;
R11は、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、ベンジル、3−F−ベンジル、4−F−ベンジル、4−NH2−ベンジル、4−NHCOMe−ベンジル、4−NHCONHMe−ベンジル、4−NHCOCH2N(Me)2−ベンジル、−CH2SMe、−CH2S(ネオペンチル)、−(CH2)2SMe、−(CH2)2S(O)Me、−CH2S(O)2Me、−CH2S(O)2(ネオペンチル)、−(CH2)2S(O)2Me、−CH2C(O)OH、−CH2C(O)OMe、−CH2C(O)O(t−Bu)、−CH2NHC(O)Me、−CH2NHC(O)(t−Bu)、−CH2NHC(O)Ph、−CH2NHS(O)2(3−(ピラゾール−1−イル)−Ph)、−CH2NHS(O)2(1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル)、−CH2NHC(O)O(t−Bu)、−CH2NH(i−Pr)、−CH2C(O)NH(CH2CH2OH)、−CH2C(O)NH(t−Bu)、−CH2C(O)N(Me)2、−CH2C(O)NMe(i−Pr)、−CH2C(O)(ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(3−OH−ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−OH−ピペリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−Me−ピペラジン−1−イル)、(アゼチジン−3−イル)メチル、(1−アセチル−アゼチジン−3−イル)メチル、(1−Et−ピラゾール−3−イル)メチル、(4−Me−チアゾール−2−イル)メチル、(チアゾール−4−イル)メチル、(2−イソプロピル−チアゾール−4−イル)メチル、(5−メトキシ−1−Me−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(1−Me−5−(メチルスルフィニル)−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(1−Me−5−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(ピロリジン−3−イル)メチル、(1−Et−ピロリジン−3−イル)メチル、(1−アセチル−ピロリジン−3−イル)メチル、(1−(シクロプロピルメチル)−ピロリジン−3−イル)メチル、(2−(i−Pr)−チアゾール−4−イル)メチル、(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)メチル、(5−シクロプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メチル、(5−(t−Bu)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メチル、(ピペリジン−3−イル)メチル、(ピペリジン−4−イル)エチル、(1−アセチル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−プロピオニル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−イソブチリル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−(シクロプロパンカルボニル)−ピペリジン−3−イル)メチル、(ピリジ−3−イル)メチル、(6−Me−ピリジ−3−イル)メチル、(6−NH2−ピリジ−3−イル)メチル、(ピリジ−4−イル)メチル、
【化15】
【化16】
からなる群より選択され;
R12は独立して各々、H、Me、−CH2CH2OH、−CH2C(O)OH、または−CH2C(O)OMeであり;並びに
rは各々、0、1、および2から選択される]
の化合物である、請求項1の化合物またはその立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項7】
R3が独立して各々、0〜2のR3aで置換されたフェニル、0〜2のR3aで置換されたピリジル、0〜2のR3aで置換されたチアゾリル、または
【化17】
であり;
R3aが独立して各々、NH2、−NHC(O)OMe、−NHC(O)OEt、−NHC(O)CH2OH、−NHC(O)OCH2C(O)NH2、−NHC(O)O(CH2)2C(O)NH2、−NHC(O)CH2OC(O)Me、−NHC(O)O(CH2)2OH、−NHC(O)O(CH2)2OMe、−NHC(O)NHC(CH2)2OH、−NHC(O)NHC(Me)2CH2OH、
【化18】
であり;
R4が独立して各々、H、F、Cl、Me、Et、−CH=CH2、OH、−CH2OH、−CH(OH)CH2OH、OMe、OEt、SMe、−CH2SMe、SEt、SO2Me、−CH2SO2Me、SO2Et、CN、C(O)OH、C(O)OMe、−CH2N(Me)2、C(O)NH2、またはC(O)NHMeであり;
R11が、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、ベンジル、3−F−ベンジル、4−F−ベンジル、4−NH2−ベンジル、4−NHCOMe−ベンジル、4−NHCONHMe−ベンジル、4−NHCOCH2N(Me)2−ベンジル、−CH2SMe、−(CH2)2SMe、−(CH2)2S(O)Me、−CH2S(O)2Me、−(CH2)2S(O)2Me、−CH2C(O)OH、−CH2C(O)OMe、−CH2C(O)O(t−Bu)、−CH2NHC(O)Me、−CH2NHC(O)(t−Bu)、−CH2NHC(O)O(t−Bu)、−CH2NH(i−Pr)、−CH2C(O)NH(CH2CH2OH)、−CH2C(O)NH(t−Bu)、−CH2C(O)N(Me)2、−CH2C(O)NMe(i−Pr)、−CH2C(O)(ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(3−OH−ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−OH−ピペリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−Me−ピペラジン−1−イル)、(アゼチジン−3−イル)メチル、(1−アセチル−アゼチジン−3−イル)メチル、(1−Et−ピラゾール−3−イル)メチル、(4−Me−チアゾール−2−イル)メチル、(チアゾール−4−イル)メチル、(2−イソプロピル−チアゾール−4−イル)メチル、(5−メトキシ−1−Me−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(1−Me−5−(メチルスルフィニル)−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(1−Me−5−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(ピロリジン−3−イル)メチル、(1−Et−ピロリジン−3−イル)メチル、(1−アセチル−ピロリジン−3−イル)メチル、(1−(シクロプロピルメチル)−ピロリジン−3−イル)メチル、(2−(i−Pr)−チアゾール−4−イル)メチル、(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)メチル、(5−シクロプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メチル、(5−(t−Bu)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メチル、(ピペリジン−3−イル)メチル、(ピペリジン−4−イル)エチル、(1−アセチル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−プロピオニル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−イソブチリル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−(シクロプロパンカルボニル)−ピペリジン−3−イル)メチル、(ピリジ−3−イル)メチル、(6−Me−ピリジ−3−イル)メチル、(6−NH2−ピリジ−3−イル)メチル、(ピリジ−4−イル)メチル、
【化19】
【化20】
からなる群より選択され;並びに
R12が独立して各々、H、Me、−CH2CH2OH、−CH2C(O)OH、または−CH2C(O)OMeである、
請求項6の化合物。
【請求項8】
R3が独立して各々、0〜2のR3aで置換されたフェニル、または
【化21】
であり;
R3aが独立して各々、NH2、−NHC(O)OMe、−NHC(O)OCH2C(O)NH2、−NHC(O)O(CH2)2C(O)NH2、−NHC(O)O(CH2)2OH、−NHC(O)O(CH2)2OMe、または−NHC(O)NHC(CH2)2OHであり;
R4が独立して各々、H、F、Cl、Me、Et、−CH=CH2、OH、−CH2OH、−CH(OH)CH2OH、OMe、SMe、−CH2SMe、SEt、SO2Me、−CH2SO2Me、SO2Et、CN、C(O)OH、C(O)OMe、−CH2N(Me)2、C(O)NH2、またはC(O)NHMeであり;
R11が、ベンジル、3−F−ベンジル、4−F−ベンジル、4−NH2−ベンジル、4−NHCOMe−ベンジル、4−NHCONHMe−ベンジル、4−NHCOCH2N(Me)2−ベンジル、−CH2C(O)OMe、−CH2C(O)O(t−Bu)、−CH2NHC(O)Me、−CH2C(O)NH(CH2CH2OH)、−CH2C(O)NH(t−Bu)、−CH2C(O)N(Me)2、−CH2C(O)NMe(i−Pr)、−CH2C(O)(ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(3−OH−ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−OH−ピペリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−Me−ピペラジン−1−イル)、(1−Et−ピラゾール−3−イル)メチル、(4−Me−チアゾール−2−イル)メチル、(チアゾール−4−イル)メチル、(5−メトキシ−1−Me−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)メチル、(5−シクロプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メチル、(1−アセチル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−プロピオニル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−イソブチリル−ピペリジン−3−イル)メチル、(ピリジ−3−イル)メチル、(6−NH2−ピリジ−3−イル)メチル、(ピリジ−4−イル)メチル、
【化22】
からなる群より選択され;並びに
R12が独立して各々、H、Me、−CH2CH2OH、または−CH2C(O)OHである、
請求項6または請求項7の化合物。
【請求項9】
医薬的に許容される担体および請求項1〜8のいずれかの化合物またはその立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容される塩を含む医薬組成物。
【請求項10】
血栓塞栓性障害の治療剤または予防剤の製造における、請求項1〜8のいずれかの化合物またはその立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容される塩の使用。
【請求項11】
血栓塞栓性障害が、動脈心血管血栓塞栓性障害、静脈心血管血栓塞栓性障害、および心室または末梢循環における血栓塞栓性障害からなる群より選択される、請求項10の使用。
【請求項12】
血栓塞栓性障害が、不安定狭心症、急性冠症候群、心房細動、心筋梗塞、虚血性突然死、一過性脳虚血性発作、脳卒中、アテローム性動脈硬化症、末梢閉塞性動脈疾患、静脈血栓症、深部静脈血栓症、血栓静脈炎、動脈塞栓症、冠状動脈血栓症、大脳動脈血栓症、脳塞栓症、腎臓塞栓症、肺塞栓症、および血液が血栓症を促進する人工表面に曝されている、医療用インプラント、装置、もしくは手順からもたらされる血栓症から選択される、請求項10の使用。
【請求項1】
式(I):
【化1】
[式中、
Aは、フェニルであってさらに0〜3のR1で置換されるか、またはピリジルであってさらに0〜3のR1で置換され;
L1は、−CH(R5)CH2−、−CH(NR7R8)CH2−、−C(R5)=CH−、−C≡C−、−OCH2−、−CR5R6NH−、−CH2O−、−SCH2−、−S(O)CH2−、−SO2CH2−、−CH2NR1O−、または−NHNH−であり;
L2は、−CONH−または−NHCO−であるが、ただしL1が−NHNH−、−OCH2−、または−SCH2−である場合、L2は−CONH−であり;
Mは、
【化2】
からなる群より選択され;
R1は独立して各々、F、Cl、Br、I、OCF3、CHF2、CF3、−(CH2)rORa、−(CH2)rSRa、CN、NO2、−(CH2)rNR7R8、−(CH2)rC(O)ORa、−(CH2)rOC(O)Ra、−C(=NR8)NR8R9、−(CH2)rC(O)NR8R9、−(CH2)rNR8C(O)Rc、−(CH2)rNR8C(O)ORc、−NR8C(O)NR8Rc、−S(O)pNR8R9、−S(O)Rc、−S(O)2Rc、または0〜1のR13で置換されたC1〜6アルキルであり;
R2は、H、−(CH2)rC(O)Ra、−(CH2)rORa、−(CH2)rNR7R8、0〜1のR2aで置換されたC1〜6アルキル、−(CH2)r−0〜2のR2bで置換された3〜7員炭素環、または−(CH2)r−5〜7員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のR2bで置換されたヘテロ環)であり;
R2aは、F、OCF3、CF3、ORa、SRa、CN、−NR7R8、−C(O)NR8R9、−NR8C(O)Rc、−NR8C(O)ORc、−NR8C(O)NR8Rc、−S(O)pNR8R9、−NR8SO2Rc、または−(CF2)rCF3であり;
R2bは独立して各々、=O、F、Br、Cl、OCF3、CF3、−(CH2)rORa、−(CH2)rSRa、−(CH2)rCN、−(CH2)rNR7R8、−(CH2)rC(O)ORa、−(CH2)rOC(O)Ra、−(CH2)rC(O)NR8R9、−(CH2)rNR8C(O)Rc、−(CH2)rNR8C(O)ORc、−(CH2)rS(O)pNR8R9、−(CH2)rNR8SO2Rc、C1〜4アルキル、または−(CF2)rCF3であり;
R3は独立して各々、−(CH2)r−0〜3のR3aおよび0〜1のR3dで置換されたC3〜10炭素環、または−(CH2)r−5〜12員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜3のR3aおよび0〜1のR3dで置換されたヘテロ環)であり;
R3aは独立して各々、F、Cl、Br、I、OCF3、CF3、−(CH2)rCN、NO2、−(CH2)rORa、−(CH2)rSRa、−(CH2)rNR7R8、−NHC(O)NR8R9、−(CH2)rC(O)ORa、−C(O)C1〜4アルキル、−(CH2)rNR8C(O)Ra、−(CH2)rNR8CO2Rc、−(CH2)rS(O)pNR8R9、−(CH2)rNR8S(O)pRc、−NHSO2CF3、−S(O)Rc、−S(O)2Rc、−(CH2)rOC(O)Rc、−(CH2)rC(O)NR8R9、−(CH2)rOC(O)NR8R9、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルキルオキシ−、C1〜6アルキル、0〜1のR3dによって置換されたC3〜6シクロアルキル、0〜3のR3dによって置換された−(CH2)r−C6〜10炭素環、または−(CH2)r−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜3のR3dで置換されたヘテロ環)であり;
R3dは独立して各々、H、=O、F、Cl、Br、CN、NO2、−(CH2)rNR7R8、−(CH2)rORa、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−OC(O)Ra、−NR8C(O)Rc、−C(O)NR8R9、−S(O)2NR8R9、−NR7R8、−NR8S(O)2NR8R9、−NR8S(O)2Rc、−S(O)pRc、−(CF2)rCF3、0〜2のReで置換されたC1〜6アルキル、0〜2のReで置換されたC2〜6アルケニル、0〜2のReで置換されたC2〜6アルキニル、−(CH2)r−0〜3のRdで置換されたC3〜10炭素環、または−(CH2)r−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜3のRdで置換されたヘテロ環)であり;
R4は独立して各々、H、F、Cl、Br、I、OCF3、CF3、CN、NO2、−(CH2)rORa、−(CH2)rSRa、−(CH2)rC(O)Ra、−(CH2)rC(O)ORa、−OC(O)Ra、−(CH2)rNR7R8、−NR8(CH2)rC(O)ORa、−(CH2)rC(O)NR8R9、−(CH2)rNR8C(O)Rc、−(CH2)rNR8C(O)2Rb、−(CH2)rNR8C(O)NR8R9、−S(O)pNR8R9、−NR8S(O)pRc、−(CH2)rS(O)2Rc、−(CH2)rOP(O)(ORa)2、0〜2のR4aで置換されたC1〜4アルキル、または0〜2のR4aで置換されたC2〜4アルケニルであり;
R4aは独立して各々、H、F、=O、C1〜6アルキル、ORa、SRa、CF3、CN、NO2、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NR7R8、−C(O)NR8R9、−NR8C(O)Rc、−S(O)pNR8R9、−NR8S(O)pRc、−S(O)Rc、または−S(O)2Rcであり;
R5は独立して各々、H、F、CF3、−(CH2)rORa、=O、−(CH2)rNR7R8、−S(O)pNR8R9、−(CH2)rCO2Ra、−(CH2)rCONR8R9、またはC1〜4アルキルであり;
R6は独立して各々、H、F、またはC1〜4アルキルであり;
R7は独立して各々、H、C1〜6アルキル、−(CH2)n−C3〜10炭素環、−(CH2)n−(5〜10員ヘテロアリール)、−C(O)Rc、−CHO、−C(O)2Rc、−S(O)2Rc、−CONR8Rc、−OCONHRc、−C(O)O−(C1〜4アルキル)OC(O)−(C1〜4アルキル)、または−C(O)O−(C1〜4アルキル)OC(O)−(C6〜10アリール)であって;ここで前記アルキル、炭素環、ヘテロアリール、およびアリールは0〜2のRfで置換され;ここで前記ヘテロアリールは炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含み;
R8は独立して各々、H、C1〜6アルキル、−(CH2)n−フェニル、または−(CH2)n−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環)であって;ここで前記アルキル、フェニル、およびヘテロ環は適宜、0〜2のRfで置換され;
あるいは、R7およびR8は、同じ窒素に結合した場合、一緒になって5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される0〜3のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のRfで置換されたヘテロ環)を形成し;
R9は独立して各々、H、C1〜6アルキル、または−(CH2)n−フェニルであって;ここで前記アルキルおよびフェニルは適宜、0〜2のRfで置換され;
あるいは、R8およびR9は、同じ窒素に結合した場合、一緒になって5〜12員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される0〜2のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のRdで置換されたヘテロ環)を形成し;
R10は独立して各々、Hまたは0〜3のR10aで置換されたC1〜6アルキルであり;
R10aは独立して各々、H、=O、C1〜4アルキル、ORa、SRa、F、CF3、CN、NO2、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−C(O)NR8R9、−NR8C(O)Rc、−S(O)pNR8R9、−NR8S(O)pRc、または−S(O)pRcであり;
R11は、C1〜4ハロアルキル、0〜3のR11aで置換されたC1〜6アルキル、0〜3のR11aで置換されたC2〜6アルケニル、0〜3のR11aで置換されたC2〜6アルキニル、−(CH2)s−0〜3のR11bで置換されたC3〜10炭素環、または−(CH2)s−4〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜3のR11bで置換されたヘテロ環)であり;
R11aは独立して各々、H、=O、ORa、SRa、F、CF3、CN、NO2、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NR7R8、−C(O)NR8R9、−NR8C(O)Rc、−NR8C(O)ORc、−NR8CHO、−S(O)pNR8R9、−NR8S(O)pRc、−S(O)pRc、C1〜4アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルキルオキシ−、−(CH2)r−0〜3のRdで置換されたC3〜10炭素環、または−(CH2)r−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含み、0〜3のRdで置換されたヘテロ環)であり;
R11bは独立して各々、H、=O、=NR8、ORa、−CH2ORa、F、Cl、Br、CN、NO2、CF3、OCF3、OCHF2、−C(CH3)2ORa、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NR7R8、−C(O)NR8R9、−NR7C(O)Rb、−NR8C(O)2Rc、−NR8C(O)NR8R9、−S(O)pNR8R9、−NR8S(O)pRc、−S(O)pRc、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルキルオキシ−、−(CH2)r−0〜3のRdで置換されたC3〜10炭素環、または−(CH2)r−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含み、0〜3のRdで置換されたヘテロ環)であり;
R12は独立して各々、H、0〜2のRfで置換されたC1〜6アルキル、または−(CH2)n−フェニルであり;
R13は、F、OCF3、CF3、ORa、SRa、CN、−NR7R8、−C(O)NR8R9、−NR8C(O)Rc、−S(O)pNR8R9、−NR8SO2Rc、または−(CF2)rCF3であり;
Raは独立して各々、H、CF3、C1〜6アルキル、−(CH2)r−C3〜7シクロアルキル、−(CH2)r−C6〜10アリール、または−(CH2)r−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環)であって;ここで前記アルキル、シクロアルキル、アリール、またはヘテロ環基は、0〜2のRfで置換され;
Rbは独立して各々、CF3、OH、C1〜4アルコキシ、0〜2のRdで置換されたC1〜6アルキル、−(CH2)r−0〜2のRdで置換されたC3〜10炭素環、または−(CH2)r−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含み、0〜3のRdで置換されたヘテロ環)であり;
Rcは独立して各々、CF3、0〜2のRfで置換されたC1〜6アルキル、0〜2のRfで置換されたC3〜6シクロアルキル、C6〜10アリール、5〜10員ヘテロアリール、(C6〜10アリール)−C1〜4アルキル、または(5〜10員ヘテロアリール)−C1〜4アルキルであって、ここで前記アリールは0〜3のRfで置換され、また前記ヘテロアリールは炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含み、0〜3のRfで置換され;
Rdは独立して各々、H、=O、=NR8、ORa、F、Cl、Br、I、CN、NO2、−NR7R8、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−OC(O)Ra、−NR8C(O)Rc、−C(O)NR8R9、−SO2NR8R9、−NR8SO2NR8R9、−NR8SO2−C1〜4アルキル、−NR8SO2CF3、−NR8SO2−フェニル、−S(O)2CF3、−S(O)p−C1〜4アルキル、−S(O)p−フェニル、−(CF2)rCF3、0〜2のReで置換されたC1〜6アルキル、0〜2のReで置換されたC2〜6アルケニル、または0〜2のReで置換されたC2〜6アルキニルであり;
Reは独立して各々、=O、ORa、F、Cl、Br、I、CN、NO2、−NR7R8、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NR8C(O)Rc、−C(O)NR8R9、−SO2NR8R9、−NR8SO2NR8R9、−NR8SO2−C1〜4アルキル、−NR8SO2CF3、−NR8SO2−フェニル、−S(O)2CF3、−S(O)p−C1〜4アルキル、−S(O)p−フェニル、または−(CF2)rCF3であり;
Rfは独立して各々、H、=O、−(CH2)rORg、F、Cl、Br、I、CN、NO2、−NRgRg、−C(O)Rg、−C(O)ORg、−OC(O)Rg、−NRgC(O)Rg、−C(O)NRgRg、−SO2NRgRg、−NRgSO2NRgRg、−NRgSO2−C1〜4アルキル、−NRgSO2CF3、−NRgSO2−フェニル、−S(O)2CF3、−S(O)p−C1〜4アルキル、−S(O)p−フェニル、−(CF2)rCF3、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−(CH2)n−フェニル、または−(CH2)n−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環)であり;
Rgは独立して各々、H、C1〜6アルキル、または−(CH2)n−フェニルであり;
nは各々、0、1、2、3、および4から選択され;
pは各々、0、1、および2から選択され;
rは各々、0、1、2、3、および4から選択され;並びに
sは各々、1、2、3、および4から選択される]
の化合物またはその立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項2】
R2が、H、−(CH2)rC(O)Ra、−(CH2)rORa、−(CH2)rNR7R8、0〜1のR2aで置換されたC1〜6アルキル、−(CH2)r−0〜2のR2bで置換されたC3〜6シクロアルキル、−(CH2)r−0〜2のR2bで置換されたフェニル、または−(CH2)r−5〜7員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のR2bで置換されたヘテロ環)であり;
R3が独立して各々、−(CH2)r−0〜2のR3aおよび0〜1のR3dで置換されたフェニル、−(CH2)r−0〜2のR3aおよび0〜1のR3dで置換されたナフチル、−(CH2)r−0〜2のR3aおよび0〜1のR3dで置換された1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、または−(CH2)r−0〜2のR3aおよび0〜1のR3dで置換された5〜12員ヘテロ環であって;ここで前記ヘテロ環は、チオフェン、フラン、チアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリドン、ピリミジン、ピロール、ピラゾール、インドール、2−オキシインドール、イソインドリン、インダゾール、7−アザインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾイミダゾール、ベンズイソキサゾール、ベンズオキサゾール、キナゾリン、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、フタラジン、ジヒドロフタラジン、ジヒドロイソキノリン、ジヒドロキノリン、ジヒドロキノリノン、ジヒドロインドール、ジヒドロベンゾイミダゾール、ジヒドロベンズオキサジン、ジヒドロキナゾリン、ジヒドロキノキサリン、ベンゾチアジン、ベンズオキサジン、テトラヒドロベンズアゼピン、ジヒドロアザベンゾシクロヘプテン、およびテトラヒドロキノリンからなる群より選択され;
R4が独立して各々、H、F、Cl、Br、OCF3、CF3、CN、NO2、−(CH2)rORa、−(CH2)rSRa、−(CH2)rC(O)Ra、−(CH2)rC(O)ORa、−(CH2)rNR7R8、−(CH2)rC(O)NR8R9、−(CH2)rS(O)2Rc、0〜2のR4aで置換されたC1〜4アルキル、または0〜2のR4aで置換されたC2〜4アルケニルであり;並びに
R11が、−CH2ORa、−CH2CH2ORa、−CH2S(O)pRc、−CH2CH2S(O)pRc、−CH2NR7R8、−CH2CH2NR7R8、−CH2C(O)Ra、−CH2CH2C(O)Ra、−CH2C(O)ORa、−CH2CH2C(O)ORa、−CH2C(O)NR8R9、−CH2CH2C(O)NR8R9、−CH2NR8C(O)Rc、−CH2CH2NR8C(O)Rc、−CH2NR8C(O)ORc、−CH2CH2NR8C(O)ORc、−CH2NHS(O)2(3−(ピラゾール−1−イル)−Ph)、−CH2NHS(O)2(1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル)、C1〜4ハロアルキル、0〜2のR11aで置換されたC1〜6アルキル、0〜2のR11aで置換されたC2〜6アルキル、−(CH2)s−0〜2のR11bで置換されたC3〜6シクロアルキル、−(CH2)s−0〜3のR11bで置換されたフェニル、または−(CH2)s−4〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜3のR11bで置換されたヘテロ環)である、
請求項1の化合物。
【請求項3】
L1が、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C(Me)=CH−、−C≡C−、−CH2NH−、−CH2O−、−NHNH−、−SCH2−、−SO2CH2−、または−OCH2−であり;
L2が−CONH−または−NHCO−であるが;ただしL1が−NHNH−、−OCH2−、または−SCH2−である場合、L2が−CONH−であり;
R3が独立して各々、−(CH2)r−0〜3のR3aで置換されたフェニル、−(CH2)r−0〜3のR3aで置換されたピリジル、−(CH2)r−0〜2のR3aで置換されたチアゾリル、または
【化3】
であり;
R4が独立して各々、H、F、Cl、Br、OCF3、CF3、CN、NO2、−(CH2)rORa、−CH(OH)CH2OH、−(CH2)rSRa、C(O)Ra、C(O)ORa、−(CH2)rNR7R8、−(CH2)rS(O)2Rc、C(O)NR8R9、0〜2のR4aで置換されたC1〜4アルキル、または0〜2のR4aで置換されたC2〜4アルケニルであり;並びに
R11が、−CH2ORa、−CH2CH2ORa、−CH2S(O)pRc、−CH2CH2S(O)pRc、−CH2NR7R8、−CH2CH2NR7R8、−CH2C(O)Ra、−CH2CH2C(O)Ra、−CH2C(O)ORa、−CH2CH2C(O)ORa、−CH2C(O)NR8R9、−CH2CH2C(O)NR8R9、−CH2NR8C(O)Rc、−CH2CH2NR8C(O)Rc、−CH2NR8C(O)ORc、−CH2CH2NR8C(O)ORc、−CH2NHS(O)2(3−(ピラゾール−1−イル)−Ph)、−CH2NHS(O)2(1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル)、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、−(CH2)s−0〜2のR11bで置換されたフェニル、または−(CH2)s−0〜2のR11bで置換された4〜6員ヘテロ環であって、ここで前記ヘテロ環は、アゼチジン、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジン、ピラゾール、チアゾール、チアジアゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、イミダゾール、ピペリジン、ピペラジン、およびピリジンからなる群より選択されるか;あるいは、R11が、
【化4】
である、請求項1または請求項2の化合物。
【請求項4】
式(II):
【化5】
[式中、
Mは、
【化6】
からなる群より選択され;
L1は、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、−OCH2−、−CH2NH−、−CH2O−、または−SCH2−であり;
R1a、R1b、R1c、およびR1dは独立して各々、H、F、Cl、Br、CF3、−(CH2)rORa、CN、−(CH2)rNR7R8、またはC1〜4アルキルであり;
R2は、−(CH2)rC(O)Ra、−(CH2)rORa、−(CH2)rNR7R8、または5員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のR2bで置換されたヘテロ環)であり;
R2bは独立して各々、F、Br、Cl、OCF3、CF3、ORa、SRa、CN、NR7R8、C(O)ORa、またはC1〜4アルキルであり;
R3は独立して各々、−(CH2)r−0〜3のR3aで置換されたフェニル、−(CH2)r−0〜3のR3aで置換されたピリジル、−(CH2)r−0〜2のR3aで置換されたチアゾリル、または
【化7】
であり;
R3aは独立して各々、F、Cl、Br、I、OCF3、CF3、CN、NO2、ORa、SRa、NR7R8、−NHC(O)NR8R9、−(CH2)rC(O)ORa、−C(O)C1〜4アルキル、−(CH2)rNR8C(O)Ra、−(CH2)rNR8CO2Rc、−C(O)NR8R9、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルキルオキシ−、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、−(CH2)r−フェニル、
【化8】
であり;
R4は独立して各々、H、F、Cl、Br、I、OCF3、CF3、CN、NO2、−(CH2)rORa、−CH(OH)CH2OH、−(CH2)rSRa、C(O)Ra、C(O)ORa、−(CH2)rS(O)2Rc、−(CH2)rNR7R8、C(O)NR8R9、C1〜4アルキル、またはC2〜4アルケニルであり;
R7は独立して各々、H、0〜1のOHで置換されたC1〜4アルキル、またはベンジルであり;
R8は独立して各々、H、0〜1のOHで置換されたC1〜4アルキル、またはベンジルであり;
あるいは、R7およびR8は、同じ窒素に結合した場合、一緒になって5〜6員ヘテロ環(炭素原子およびN、O、およびS(O)pから選択される0〜2のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のRfで置換されたヘテロ環)を形成し;
R9は独立して各々、H、C1〜6アルキル、またはベンジルであり;
あるいは、R8およびR9は、同じ窒素に結合した場合、一緒になって5〜6員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される0〜2のヘテロ原子を含むヘテロ環であって、0〜2のRdで置換されたヘテロ環)を形成し;
R11は、−CH2ORa、−CH2CH2ORa、−CH2S(O)pRc、−CH2CH2S(O)pRc、−CH2NR7R8、−CH2CH2NR7R8、−CH2C(O)Ra、−CH2CH2C(O)Ra、−CH2C(O)ORa、−CH2CH2C(O)ORa、−CH2C(O)NR8R9、−CH2CH2C(O)NR8R9、−CH2NR8C(O)Rc、−CH2CH2NR8C(O)Rc、−CH2NR8C(O)ORc、−CH2CH2NR8C(O)ORc、−CH2NHS(O)2(3−(ピラゾール−1−イル)−Ph)、−CH2NHS(O)2(1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル)、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、−(CH2)s−0〜2のR11bで置換されたフェニル、または−(CH2)s−0〜2のR11bで置換された4〜6員ヘテロ環であって、ここで前記ヘテロ環は、アゼチジン、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジン、ピラゾール、チアゾール、チアジアゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、イミダゾール、ピペリジン、ピペラジン、およびピリジンからなる群より選択されるか;あるいは、R11は、
【化9】
であり;
R11bは独立して各々、H、F、CF3、CN、NO2、NH2、C1〜4アルキル、OMe、OEt、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−S(O)pRc、−C(O)NHMe、−NHCOMe、−NHCONHMe、−NHCOCH2N(Me)2、−NHC(O)OBn、シクロプロピル、またはシクロプロピルメチルであり;
R12は独立して各々、H、0〜2のRfで置換されたC1〜4アルキル、またはベンジルであり;
Raは独立して各々、H、0〜2のRfで置換されたC1〜4アルキル、0〜2のRfで置換されたC3〜6シクロアルキル、−(CH2)r−0〜2のRfで置換されたフェニル、または−(CH2)r−5〜6員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環)であって;ここで前記ヘテロ環は0〜2のRfで置換され;
Rcは独立して各々、0〜2のRfで置換されたC1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、またはフェニルであり;
Rdは独立して各々、H、=O、=NR8、ORa、F、Cl、Br、I、CN、NO2、−NR7R8、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−OC(O)Ra、−NR8C(O)Rc、−C(O)NR8R9、−SO2NR8R9、−NR8SO2NR8R9、−NR8SO2−C1〜4アルキル、−NR8SO2CF3、−NR8SO2−フェニル、−S(O)2CF3、−S(O)p−C1〜4アルキル、−S(O)p−フェニル、−(CF2)rCF3、0〜2のReで置換されたC1〜6アルキル、0〜2のReで置換されたC2〜6アルケニル、または0〜2のReで置換されたC2〜6アルキニルであり;
Reは独立して各々、=O、ORa、F、Cl、Br、I、CN、NO2、−NR7R8、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NR8C(O)Rc、−C(O)NR8R9、−SO2NR8R9、−NR8SO2NR8R9、−NR8SO2−C1〜4アルキル、−NR8SO2CF3、−NR8SO2−フェニル、−S(O)2CF3、−S(O)p−C1〜4アルキル、−S(O)p−フェニル、または−(CF2)rCF3であり;
Rfは独立して各々、H、=O、−(CH2)rORg、F、Cl、Br、I、CN、NO2、−NRgRg、−C(O)Rg、−C(O)ORg、−OC(O)Rg、−NRgC(O)Rg、−C(O)NRgRg、−SO2NRgRg、−NRgSO2NRgRg、−NRgSO2−C1〜4アルキル、−NRgSO2CF3、−NRgSO2−フェニル、−S(O)2CF3、−S(O)p−C1〜4アルキル、−S(O)p−フェニル、−(CF2)rCF3、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、−(CH2)n−フェニル、または−(CH2)n−5〜10員ヘテロ環(炭素原子並びにN、O、およびS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子を含むヘテロ環)であり;
Rgは独立して各々、H、C1〜6アルキル、または−(CH2)n−フェニルであり;
pは各々、0、1、および2から選択され;並びに
rは各々、0、1、2、3、および4から選択される]
の化合物である、請求項1の化合物またはその立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項5】
L1が、−CH2CH2−または−CH=CH−であり;
R1a、R1b、R1c、およびR1dが独立して各々、H、F、Cl、またはMeであり;
R2が、イミダゾール、トリアゾール、およびテトラゾールからなる群より選択される5員ヘテロ環であって、ここで前記ヘテロ環は0〜2のR2bで置換され;
R3が独立して各々、0〜2のR3aで置換されたフェニルであり;
R4が独立して各々、H、F、Cl、CN、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、OH、−CH2OH、−CH(OH)CH2OH、−O−C1〜4アルキル、−CH2O(C1〜4アルキル)、−NH(C1〜4アルキル)、−N(C1〜4アルキル)2、−CH2NH(C1〜4アルキル)、−CH2N(C1〜4アルキル)2、−S−C1〜4アルキル、−CH2S(C1〜4アルキル)、−S(O)2−C1〜4アルキル、−CH2S(O)2−C1〜4アルキル、C(O)OH、C(O)NR8R9、またはC(O)O(C1〜4アルキル)であり;並びに
R11が、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、0〜2のR11bで置換されたベンジル、−CH2O(C1〜6アルキル)、−CH2CH2O(C1〜6アルキル)、−CH2S(O)p(C1〜6アルキル)、−CH2CH2S(O)p(C1〜6アルキル)、−CH2C(O)OH、−CH2C(O)O(C1〜4アルキル)、−CH2NHC(O)(C1〜4アルキル)、−CH2NHC(O)O(C1〜4アルキル)、−CH2NH(C1〜4アルキル)、−CH2N(C1〜4アルキル)2、−CH2C(O)NH(0〜1のOHで置換されたC1〜4アルキル)、−CH2C(O)N(C1〜4アルキル)2、−CH2NHC(O)Ph、−CH2C(O)(ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(3−OH−ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−OH−ピペリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−Me−ピペラジン−1−イル)、−CH2NHS(O)2(3−(ピラゾール−1−イル)−Ph)、−CH2NHS(O)2(1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル)、または−CH2−0〜2のR11bで置換された4〜6員ヘテロ環であって、ここで前記ヘテロ環はアゼチジン、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジン、ピラゾール、チアゾール、チアジアゾール、オキサジアゾール、ピペリジン、およびピリジンからなる群より選択されるか;あるいは、R11が、
【化10】
である、請求項4の化合物。
【請求項6】
式(III):
【化11】
[式中、
Mは、
【化12】
からなる群より選択され;
R1aは、HまたはFであり;
R1bは、ClまたはMeであり;
R3は独立して各々、−(CH2)r−0〜2のR3aで置換されたフェニル、−(CH2)r−0〜2のR3aで置換されたピリジル、−(CH2)r−0〜2のR3aで置換されたチアゾリル、または
【化13】
であり;
R3aは独立して各々、F、NH2、−NHC(O)OMe、−NHC(O)OEt、−NHC(O)CH2OH、−NHC(O)O(CH2)2C(O)OH、−NHC(O)OCH2C(O)NH2、−NHC(O)O(CH2)2C(O)NH2、−NHC(O)CH2OC(O)Me、−NHC(O)O(CH2)2OH、−NHC(O)O(CH2)2OMe、−NHC(O)NHC(CH2)2OH、−NHC(O)NHC(Me)2CH2OH、
【化14】
であり;
R4は独立して各々、H、F、Cl、Me、Et、−CH=CH2、OH、−CH2OH、−CH(OH)CH2OH、OMe、OEt、SMe、−CH2SMe、SEt、SO2Me、−CH2SO2Me、SO2Et、CN、C(O)OH、C(O)OMe、−CH2N(Me)2、C(O)NH2、またはC(O)NHMeであり;
R11は、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、ベンジル、3−F−ベンジル、4−F−ベンジル、4−NH2−ベンジル、4−NHCOMe−ベンジル、4−NHCONHMe−ベンジル、4−NHCOCH2N(Me)2−ベンジル、−CH2SMe、−CH2S(ネオペンチル)、−(CH2)2SMe、−(CH2)2S(O)Me、−CH2S(O)2Me、−CH2S(O)2(ネオペンチル)、−(CH2)2S(O)2Me、−CH2C(O)OH、−CH2C(O)OMe、−CH2C(O)O(t−Bu)、−CH2NHC(O)Me、−CH2NHC(O)(t−Bu)、−CH2NHC(O)Ph、−CH2NHS(O)2(3−(ピラゾール−1−イル)−Ph)、−CH2NHS(O)2(1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル)、−CH2NHC(O)O(t−Bu)、−CH2NH(i−Pr)、−CH2C(O)NH(CH2CH2OH)、−CH2C(O)NH(t−Bu)、−CH2C(O)N(Me)2、−CH2C(O)NMe(i−Pr)、−CH2C(O)(ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(3−OH−ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−OH−ピペリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−Me−ピペラジン−1−イル)、(アゼチジン−3−イル)メチル、(1−アセチル−アゼチジン−3−イル)メチル、(1−Et−ピラゾール−3−イル)メチル、(4−Me−チアゾール−2−イル)メチル、(チアゾール−4−イル)メチル、(2−イソプロピル−チアゾール−4−イル)メチル、(5−メトキシ−1−Me−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(1−Me−5−(メチルスルフィニル)−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(1−Me−5−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(ピロリジン−3−イル)メチル、(1−Et−ピロリジン−3−イル)メチル、(1−アセチル−ピロリジン−3−イル)メチル、(1−(シクロプロピルメチル)−ピロリジン−3−イル)メチル、(2−(i−Pr)−チアゾール−4−イル)メチル、(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)メチル、(5−シクロプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メチル、(5−(t−Bu)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メチル、(ピペリジン−3−イル)メチル、(ピペリジン−4−イル)エチル、(1−アセチル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−プロピオニル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−イソブチリル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−(シクロプロパンカルボニル)−ピペリジン−3−イル)メチル、(ピリジ−3−イル)メチル、(6−Me−ピリジ−3−イル)メチル、(6−NH2−ピリジ−3−イル)メチル、(ピリジ−4−イル)メチル、
【化15】
【化16】
からなる群より選択され;
R12は独立して各々、H、Me、−CH2CH2OH、−CH2C(O)OH、または−CH2C(O)OMeであり;並びに
rは各々、0、1、および2から選択される]
の化合物である、請求項1の化合物またはその立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項7】
R3が独立して各々、0〜2のR3aで置換されたフェニル、0〜2のR3aで置換されたピリジル、0〜2のR3aで置換されたチアゾリル、または
【化17】
であり;
R3aが独立して各々、NH2、−NHC(O)OMe、−NHC(O)OEt、−NHC(O)CH2OH、−NHC(O)OCH2C(O)NH2、−NHC(O)O(CH2)2C(O)NH2、−NHC(O)CH2OC(O)Me、−NHC(O)O(CH2)2OH、−NHC(O)O(CH2)2OMe、−NHC(O)NHC(CH2)2OH、−NHC(O)NHC(Me)2CH2OH、
【化18】
であり;
R4が独立して各々、H、F、Cl、Me、Et、−CH=CH2、OH、−CH2OH、−CH(OH)CH2OH、OMe、OEt、SMe、−CH2SMe、SEt、SO2Me、−CH2SO2Me、SO2Et、CN、C(O)OH、C(O)OMe、−CH2N(Me)2、C(O)NH2、またはC(O)NHMeであり;
R11が、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、ベンジル、3−F−ベンジル、4−F−ベンジル、4−NH2−ベンジル、4−NHCOMe−ベンジル、4−NHCONHMe−ベンジル、4−NHCOCH2N(Me)2−ベンジル、−CH2SMe、−(CH2)2SMe、−(CH2)2S(O)Me、−CH2S(O)2Me、−(CH2)2S(O)2Me、−CH2C(O)OH、−CH2C(O)OMe、−CH2C(O)O(t−Bu)、−CH2NHC(O)Me、−CH2NHC(O)(t−Bu)、−CH2NHC(O)O(t−Bu)、−CH2NH(i−Pr)、−CH2C(O)NH(CH2CH2OH)、−CH2C(O)NH(t−Bu)、−CH2C(O)N(Me)2、−CH2C(O)NMe(i−Pr)、−CH2C(O)(ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(3−OH−ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−OH−ピペリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−Me−ピペラジン−1−イル)、(アゼチジン−3−イル)メチル、(1−アセチル−アゼチジン−3−イル)メチル、(1−Et−ピラゾール−3−イル)メチル、(4−Me−チアゾール−2−イル)メチル、(チアゾール−4−イル)メチル、(2−イソプロピル−チアゾール−4−イル)メチル、(5−メトキシ−1−Me−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(1−Me−5−(メチルスルフィニル)−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(1−Me−5−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(ピロリジン−3−イル)メチル、(1−Et−ピロリジン−3−イル)メチル、(1−アセチル−ピロリジン−3−イル)メチル、(1−(シクロプロピルメチル)−ピロリジン−3−イル)メチル、(2−(i−Pr)−チアゾール−4−イル)メチル、(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)メチル、(5−シクロプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メチル、(5−(t−Bu)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メチル、(ピペリジン−3−イル)メチル、(ピペリジン−4−イル)エチル、(1−アセチル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−プロピオニル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−イソブチリル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−(シクロプロパンカルボニル)−ピペリジン−3−イル)メチル、(ピリジ−3−イル)メチル、(6−Me−ピリジ−3−イル)メチル、(6−NH2−ピリジ−3−イル)メチル、(ピリジ−4−イル)メチル、
【化19】
【化20】
からなる群より選択され;並びに
R12が独立して各々、H、Me、−CH2CH2OH、−CH2C(O)OH、または−CH2C(O)OMeである、
請求項6の化合物。
【請求項8】
R3が独立して各々、0〜2のR3aで置換されたフェニル、または
【化21】
であり;
R3aが独立して各々、NH2、−NHC(O)OMe、−NHC(O)OCH2C(O)NH2、−NHC(O)O(CH2)2C(O)NH2、−NHC(O)O(CH2)2OH、−NHC(O)O(CH2)2OMe、または−NHC(O)NHC(CH2)2OHであり;
R4が独立して各々、H、F、Cl、Me、Et、−CH=CH2、OH、−CH2OH、−CH(OH)CH2OH、OMe、SMe、−CH2SMe、SEt、SO2Me、−CH2SO2Me、SO2Et、CN、C(O)OH、C(O)OMe、−CH2N(Me)2、C(O)NH2、またはC(O)NHMeであり;
R11が、ベンジル、3−F−ベンジル、4−F−ベンジル、4−NH2−ベンジル、4−NHCOMe−ベンジル、4−NHCONHMe−ベンジル、4−NHCOCH2N(Me)2−ベンジル、−CH2C(O)OMe、−CH2C(O)O(t−Bu)、−CH2NHC(O)Me、−CH2C(O)NH(CH2CH2OH)、−CH2C(O)NH(t−Bu)、−CH2C(O)N(Me)2、−CH2C(O)NMe(i−Pr)、−CH2C(O)(ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(3−OH−ピロリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−OH−ピペリジン−1−イル)、−CH2C(O)(4−Me−ピペラジン−1−イル)、(1−Et−ピラゾール−3−イル)メチル、(4−Me−チアゾール−2−イル)メチル、(チアゾール−4−イル)メチル、(5−メトキシ−1−Me−1H−ピラゾール−3−イル)メチル、(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)メチル、(5−シクロプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メチル、(1−アセチル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−プロピオニル−ピペリジン−3−イル)メチル、(1−イソブチリル−ピペリジン−3−イル)メチル、(ピリジ−3−イル)メチル、(6−NH2−ピリジ−3−イル)メチル、(ピリジ−4−イル)メチル、
【化22】
からなる群より選択され;並びに
R12が独立して各々、H、Me、−CH2CH2OH、または−CH2C(O)OHである、
請求項6または請求項7の化合物。
【請求項9】
医薬的に許容される担体および請求項1〜8のいずれかの化合物またはその立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容される塩を含む医薬組成物。
【請求項10】
血栓塞栓性障害の治療剤または予防剤の製造における、請求項1〜8のいずれかの化合物またはその立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容される塩の使用。
【請求項11】
血栓塞栓性障害が、動脈心血管血栓塞栓性障害、静脈心血管血栓塞栓性障害、および心室または末梢循環における血栓塞栓性障害からなる群より選択される、請求項10の使用。
【請求項12】
血栓塞栓性障害が、不安定狭心症、急性冠症候群、心房細動、心筋梗塞、虚血性突然死、一過性脳虚血性発作、脳卒中、アテローム性動脈硬化症、末梢閉塞性動脈疾患、静脈血栓症、深部静脈血栓症、血栓静脈炎、動脈塞栓症、冠状動脈血栓症、大脳動脈血栓症、脳塞栓症、腎臓塞栓症、肺塞栓症、および血液が血栓症を促進する人工表面に曝されている、医療用インプラント、装置、もしくは手順からもたらされる血栓症から選択される、請求項10の使用。
【公表番号】特表2011−514910(P2011−514910A)
【公表日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−550858(P2010−550858)
【出願日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際出願番号】PCT/US2009/036934
【国際公開番号】WO2009/114677
【国際公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際出願番号】PCT/US2009/036934
【国際公開番号】WO2009/114677
【国際公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】
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