説明

第XIA因子阻害剤としてのマクロ環

本発明は、式(I):


(ここで、全ての変数は本明細書中と同義である)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。これらの化合物は、選択的第XIa因子阻害剤または第XIa因子および血漿カリクレインのデュアル阻害剤である。本発明はまた、これらの化合物を含む医薬組成物およびそれらを用いた血栓塞栓性および/または炎症性障害の治療方法に関連する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、
環Aは、独立して、C3−10炭素環、または炭素原子ならびにN、NH、N(C1−4アルキル)、OおよびS(O)から選択される1−4個のヘテロ原子を含む5から10員のヘテロ環であり;
環Bは、独立して、ベンゼン環、または炭素原子ならびにN、O、およびS(O)から選択される1−4個のヘテロ原子を含む5から6員のヘテロアリールであり;
環Cは、独立して、ベンゼン環、または炭素原子ならびにN、NH、N(C1−4アルキル)、OおよびS(O)から選択される1−4個のヘテロ原子を含む5から10員のヘテロ環であり;
は、独立して、結合、−CHR−、−CHRCHR−、−CR=CR−、
【化2】

−OCH−、−CHRNH−、−CHO−、−SCH−、−SOCH−、−CHNH−、および−CR−からなる群より選択され;
Lは、独立して、−C1−6アルキレン−(C3−8炭素環)−C0−4アルキレン−、および−C1−6アルキレン−(5から6員のヘテロ環)−C0−4アルキレン−からなる群より選択され;ここで、該ヘテロ環は、炭素原子ならびにN、NH、N(C1−4アルキル)、OおよびS(O)から選択される1−4個のヘテロ原子を含み;ここで、該アルキレンは0−2個のRで置換され、該アルキレンの1つまたはそれ以上の炭素原子は、O、S、NH、N(C1−4アルキル)、CO、CONH、NHCO、OCONH、NHCO、SONH、NHSO、CON(C1−4アルキル)、またはN(C1−4アルキル)COで適宜置き換えられていてもよく;ここで、該炭素環およびヘテロ環は、0−2個のR7aで置換され;
Yは、独立して、CH、CH(C1−4アルキル)、C(C1−4アルキル)、O、S、NH、N(C1−4アルキル)、N(CO(C1−4アルキル))、−CONH−、−NHCO−、−CONHCH−、−CON(C1−4アルキル)CH−、−OCONH−、−OCON(C1−4アルキル)−、−NHCONH−、−SONH−、−NHCO−、および−NHSO−からなる群より選択され;
は、各出現において独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルチオ、OH、C1−4ハロアルキル、OCHF、OCHF、OCF、CN、NH、−NH(C1−4アルキル)、−N(C1−4アルキル)、−CO(C1−4アルキル)、−CO(C1−4アルキル)、−CHNH、−CONH、−CONH(C1−4アルキル)、−CHNHCO(C1−4アルキル)、−OCHCOH、−NHCO(C1−4アルキル)、−NHCO(C1−4アルキル)、−NHSO(C1−4アルキル)、−SONH、−C(=NH)NH、および0−2個のRで置換されたフェニルからなる群より選択され;
は、独立して、炭素原子ならびにN、NH、N(C1−4アルキル)、OおよびS(O)から選択される1−4個のヘテロ原子を含む5から7員のヘテロ環であり、ここで、該ヘテロ環は0−2個のR2aで置換され;
2aは、各出現において独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、−CHOH、C1−4アルコキシ、OH、CF、OCF、CN、NH、COH、CO(C1−4アルキル)、COC1−4アルキル、−CONH、−CONH(C1−4アルキル)、−CON(C1−4アルキル)、−SO(C1−4アルキル)、−SONH、−SONH(C1−4アルキル)、および−SON(C1−4アルキル)からなる群より選択され;
は、H、ハロゲン、OH、NH、CN、CF、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、−CHOH、COH、CO(C1−4アルキル)、−C(O)NH、−C(O)NH(C1−4アルキル)、−C(O)N(C1−4アルキル)、−CHCOH、およびC3−6シクロアルキルからなる群より選択され;
は、独立して、H、およびC1−4アルキルからなる群より選択され;
は、各出現において独立して、H、ハロゲン、OH、およびC1−4アルキルからなる群より選択され;
は、各出現において独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、CN、OH、CF、COH、CO(C1−4アルキル)、−CHCOH、−(CHCOH、−CHCO(C1−4アルキル)、−(CHCO(C1−4アルキル)、NH、NH(C1−4アルキル)、−CHNH、−NHCO(C1−4アルキル)、−NHCO(C1−4アルキル)、−NHCO(CHO(C1−4アルキル)、−NHCO(CHO(C1−4アルキル)、−NHCOCHCH(C1−4アルキル)O(C1−4アルキル)、−NHCO(CHOH、−NHCO(CHNH、−NHCOCHCOH、−CHNHCO(C1−4アルキル)、−NHC(O)NH(C1−4アルキル)、−NHC(O)N(C1−4アルキル)、−NHSO(C1−4アルキル)、−SONH、−SONH(C1−4アルキル)、−SONH(CHOH、−SONH(CHO(C1−4アルキル)、−C(O)NH(CHO(C1−4アルキル)、−CONH、−CONH(C1−4アルキル)、−CON(C1−4アルキル)、−CHCONH、および
【化3】

からなる群より選択され;
およびR7aは、各出現において独立して、ハロゲン、OH、NH、CHNH、CHF、CHF、CF、OCHF、OCHF、OCF、−NH(C1−4アルキル)、−N(C1−4アルキル)、C1−4アルコキシ、CHOH、CHO(C1−4アルキル)、CHO(CH1−4O(C1−4アルキル)、COH、CO(C1−4アルキル)、CHCOH、CHCO(C1−4アルキル)、CONH、CONH(C1−4アルキル)、CON(C1−4アルキル)、−OCO(C1−4アルキル)、−CON(C1−4アルキル)(CHN(C1−4アルキル)、C1−4アルキル、−(CO)0−1(CH0−1−C3−6炭素環、および−(CO)0−1(CH0−1−(炭素原子ならびにN、NH、N(C1−4アルキル)、OおよびS(O)から選択される1−4個のヘテロ原子を含む4から6員のヘテロ環)からなる群より選択され;ここで、該炭素環およびヘテロ環は0−2個のRで置換され;
は、各出現において独立して、ハロゲン、OH、CHF、CF、C1−4アルコキシ、CHOH、COH、CO(C1−4アルキル)、CONH、およびC1−4アルキルからなる群より選択され;
は、炭素原子ならびにN、NH、N(C1−4アルキル)、N(CO(C1−4アルキル))、OおよびS(O)から選択される1−4個のヘテロ原子を含む4から6員のヘテロ環であり;
は、各出現において独立して、ハロゲン、OH、CF、C1−4アルコキシ、およびC1−4アルキルからなる群より選択され;
pは、各出現において独立して、0、1、および2からなる群より選択される]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項2】
環Aが、独立して、6員の炭素環、9から10員の炭素環、または炭素原子ならびにN、NH、N(C1−4アルキル)、OおよびS(O)から選択される1−3個のヘテロ原子を含む5から10員のヘテロ環であり;
環Bが、独立して、イミダゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、およびベンゼンからなる群より選択され;
環Cが、独立して、ベンゼン、ピリジン、インダゾール、インドール、ベンゾイミダゾール、キノリン、イソキノリンおよびキナゾリンからなる群より選択される、
請求項1の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項3】
環Aが、独立して、ベンゼン、シクロヘキサン、インダン、テトラヒドロナフタレン、ナフタレン、ジヒドロイソオキサゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、ピペリジン、インダゾール、インドール、ベンゾイミダゾール、キノリン、イソキノリン、テトラヒドロキノリン、およびテトラヒドロイソキノリンからなる群より選択され;
【化4】

が、独立して、
【化5】

からなる群より選択され:
【化6】

が、独立して、
【化7】

からなる群より選択される、
請求項1または2の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項4】
式(II):
【化8】

[式中、
【化9】

は、独立して、
【化10】

からなる群より選択され;
は、独立して、結合、−CHRCHR−、−CR=CHR−、
【化11】

−OCH−、−CHRNH−、−CHO−、−SCH−、−SOCH−、−CHNH−、および−CR−からなる群より選択され;
Lは、独立して、−C1−6アルキレン−(C3−8炭素環)−C0−4アルキレン−、および−C1−6アルキレン−(5から6員のヘテロ環)−C0−4アルキレン−からなる群より選択され;ここで、該ヘテロ環は炭素原子ならびにN、NH、N(C1−4アルキル)、OおよびS(O)から選択される1−4個のヘテロ原子を含み;ここで、該アルキレンは0−2個のRで置換され、該アルキレンの1つまたはそれ以上の炭素原子はO、S、NH、N(C1−4アルキル)、CO、CONH、NHCO、OCONH、SONH、またはCON(C1−4アルキル)で適宜置き換えられていてもよく;ここで、該炭素環およびヘテロ環は0−2個のR7aで置換され;
Yは、独立して、CH、CH(C1−4アルキル)、C(C1−4アルキル)、O、S、NH、N(C1−4アルキル)、N(CO(C1−4アルキル))、−CONH−、−NHCO−、−CONHCH−、−CON(C1−4アルキル)CH−、−OCONH−、−OCON(C1−4アルキル)−、−NHCONH−、および−SONH−からなる群より選択され;
は、各出現において独立して、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルチオ、OH、CHF、CHF、CF、OCHF、OCHF、OCF、CN、NH、NH(C1−4アルキル)、N(C1−4アルキル)、CO(C1−4アルキル)、CO(C1−4アルキル)、−OCHCOH、−CHNH、−CONH、−CONH(C1−4アルキル)、−CHNHCO(C1−4アルキル)、−SONH、および−C(=NH)NHからなる群より選択され;
は、独立して、炭素原子ならびにN、NH、OおよびS(O)から選択される1−4個のヘテロ原子を含む5から6員のヘテロ環であり、ここで、該ヘテロ環は0−2個のR2aで置換され;
2aは、各出現において独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、−CHOH、C1−4アルコキシ、OH、CF、OCF、CN、NH、COH、CO(C1−4アルキル)、COC1−4アルキル、−CONH、−CONH(C1−4アルキル)、および−CON(C1−4アルキル)からなる群より選択され;
は、独立して、H、ハロゲン、OH、NH、CN、CF、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、−CHOH、COH、CO(C1−4アルキル)、−C(O)NH、−C(O)NH(C1−4アルキル)、−C(O)N(C1−4アルキル)、および−CHCOHからなる群より選択され;
は、独立して、HおよびC1−4アルキルからなる群より選択され;
は、各出現において独立して、H、ハロゲン、OH、およびC1−4アルキルからなる群より選択され;
は、各出現において独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、CN、OH、CF、COH、CO(C1−4アルキル)、−CHCOH、−(CHCOH、−CHCO(C1−4アルキル)、−(CHCO(C1−4アルキル)、NH、NH(C1−4アルキル)、−CHNH、−NHCO(C1−4アルキル)、−NHCO(C1−4アルキル)、−NHCO(CHO(C1−4アルキル)、−NHCO(CHO(C1−4アルキル)、−NHCOCHCH(C1−4アルキル)O(C1−4アルキル)、−NHCO(CHOH、−NHCO(CHNH、−NHCOCHCOH、−CHNHCO(C1−4アルキル)、−NHC(O)NH(C1−4アルキル)、−NHC(O)N(C1−4アルキル)、−NHSO(C1−4アルキル)、−SONH(CHOH、−SONH(CHO(C1−4アルキル)、−C(O)NH(CHO(C1−4アルキル)、CONH、CONH(C1−4アルキル)、CON(C1−4アルキル)、−CHCONH、および
【化12】

からなる群より選択され;
およびR7aは、各出現において独立して、ハロゲン、OH、CHF、CF、N(C1−4アルキル)、C1−4アルコキシ、CHOH、CHO(C1−4アルキル)、COH、CO(C1−4アルキル)、CHCOH、CHCO(C1−4アルキル)、CONH、CONH(C1−4アルキル)、CON(C1−4アルキル)、−OCO(C1−4アルキル)、−CON(C1−4アルキル)(CHN(C1−4アルキル)、C1−4アルキル、および−(CO)0−1−(炭素原子ならびにN、NH、N(C1−4アルキル)、OおよびS(O)から選択される1−4個のヘテロ原子を含む4から6員のヘテロ環)からなる群より選択され;ここで、該ヘテロ環は0−2個のRで置換され;
は、各出現において独立して、ハロゲン、OH、CHF、CF、C1−4アルコキシ、およびC1−4アルキルからなる群より選択され;
pは、各出現において独立して、0、1、および2からなる群より選択される]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項5】
式(IIa)および式(IIb):
【化13】

を有する請求項4の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項6】
式(IIc)または式(IId):
【化14】

を有する請求項4の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項7】
が、独立して、結合、−CHCH−、−CH=CH−、−C(Me)=CH−、
【化15】

および−CHNH−からなる群より選択され;
Lが、独立して、−(CH1−2−(フェニレン)−(CH0−3−、−CHO(CH1−4−(フェニレン)−(CH0−3−、−(CH1−2−(フェニレン)−CONH(CH0−2−、−(CH1−2−フェニレン−CON(C1−4アルキル)(CH0−2−、−(CH1−2−(ピリジニレン)−(CH0−3−、−CH−ピリミジニレン−(CH0−3−、
【化16】

からなる群より選択され;ここで、各環部分は0−2個のR7aで置換され;
Yが、独立して、CH、CH(C1−4アルキル)、C(C1−4アルキル)、O、S、NH、N(C1−4アルキル)、N(CO(C1−4アルキル))、−CONH−、−NHCO−、−CONHCH−、−CON(C1−4アルキル)CH−、−OCONH−、−NHCONH−、および−SONH−からなる群より選択され;
が、各出現において独立して、ハロゲン、CN、OH、CHF、CHF、CF、OCHF、OCHF、OCF、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、CO(C1−4アルキル)、NH、NH(C1−4アルキル)、N(C1−4アルキル)、−C(=NH)NH、−C(O)NH、−CHNH、−CHNHCO(C1−4アルキル)、および−SONHからなる群より選択され;
が、独立して、H、ハロゲン、OH、NH、CN、CF、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、−CHOH、COH、CO(C1−4アルキル)、−C(O)NH、−C(O)NH(C1−4アルキル)、−C(O)N(C1−4アルキル)、および−CHCOHからなる群より選択され;
が、各出現において独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、CN、OH、CF、COH、CO(C1−4アルキル)、−CHCOH、−(CHCOH、−CHCO(C1−4アルキル)、−(CHCO(C1−4アルキル)、NH、−CHNH、−NHCO(C1−4アルキル)、−NHCO(C1−4アルキル)、−NHCO(CHO(C1−4アルキル)、−NHCO(CHO(C1−4アルキル)、−NHCOCHCH(C1−4アルキル)O(C1−4アルキル)、−NHCO(CHOH、−NHCO(CHNH、−NHCOCHCOH、−CHNHCO(C1−4アルキル)、−NHC(O)NH(C1−4アルキル)、−NHC(O)N(C1−4アルキル)、−NHSO(C1−4アルキル)、−SONH(CHOH、−SONH(CHO(C1−4アルキル)、CONH、CONH(C1−4アルキル)、CON(C1−4アルキル)、および
【化17】

からなる群より選択される、
式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、または(IId)を有する請求項1から6のいずれか一項の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項8】
が、独立して、結合、−CHCH−および−CH=CH−からなる群より選択され;
が、各出現において独立して、ハロゲン、CN、C1−4アルキル、OH、C1−4アルコキシ、CHF、CHF、CF、OCHF、OCHF、OCF、CO(C1−4アルキル)、NH、NH(C1−4アルキル)、N(C1−4アルキル)、−CHNH、−CHNHCO(C1−4アルキル)、および−C(=NH)NHからなる群より選択され;
が、独立して、H、ハロゲン、CN、CF、COH、CO(C1−4アルキル)、およびC1−4アルキルからなる群より選択され;
が、各出現において独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、CN、OH、CF、COH、CO(C1−4アルキル)、−CHCOH、−CHCO(C1−4アルキル)、NH、−CHNH、−NHCO(C1−4アルキル)、−NHCO(C1−4アルキル)、−CHNHCO(C1−4アルキル)、−CONH、−NHCO(CHOH、−NHCO(CHO(C1−4アルキル)、−NHCOCHCOH、−NHCOCHCH(C1−4アルキル)O(C1−4アルキル)、および
【化18】

からなる群より選択される、
式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、または(IId)を有する請求項1から7のいずれか一項の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項9】
Lが、独立して、−CH−フェニレン−(CH0−3−、−CHO(CH2−4−フェニレン−(CH0−1−、−CH−フェニレン−CONH(CH0−2−、−CH−フェニレン−CON(C1−4アルキル)(CH0−2−、−CH−ピリジニレン−(CH0−3−、−CH−ピリミジニレン−(CH0−3−、および
【化19】

からなる群より選択され;ここで、各環部分は0−1個のR7aで置換され;
Yが、独立して、CH、O、NH、N(C1−4アルキル)、N(CO(C1−4アルキル))、−CONH−、−NHCO−、−CONHCH−、−CON(C1−4アルキル)CH−、−OCONH−、−NHCONH−、および−SONH−からなる群より選択され;
が、独立して、結合および−CH=CH−からなる群より選択され;
が、各出現において独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、OH、C1−4アルコキシ、CO(C1−4アルキル)、CN、CHF、CHF、OCHF、NH、N(C1−4アルキル)、−CHNH、−CHNHCO(C1−4アルキル)、および−C(=NH)NHからなる群より選択され;
が、独立して、H、ハロゲン、C1−4アルキル、およびCNからなる群より選択され;
が、各出現において独立して、ハロゲン、NH、COH、CO(C1−4アルキル)、CONH、CONH(C1−4アルキル)、CON(C1−4アルキル)、−NHCO(C1−4アルキル)、−CHNHCO(C1−4アルキル)、−NHCOCHCOH、−NHCO(CHOH、−NHCO(CHO(C1−4アルキル)、−NHCOCHCH(C1−4アルキル)O(C1−4アルキル)、および
【化20】

からなる群より選択され;
7aが、ハロゲン、C1−4アルキル、およびN(C1−4アルキル)からなる群より選択される、
式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、または(IId)を有する請求項1から8の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項10】
式(III)または式(IIIa):
【化21】

[式中、
Lは、独立して、
【化22】

からなる群より選択され;ここで、各環部分は0−1個のR7aで置換され;
Yは、独立して、CH、O、NH、N(C1−4アルキル)、N(CO(C1−4アルキル))、−CONH−、−NHCO−、−CONHCH−、−CON(C1−4アルキル)CH−、−OCONH−、−NHCONH−、および−SONH−からなる群より選択され;
は、独立して、結合および−CH=CH−からなる群より選択され;
は、各出現において独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、OH、C1−4アルコキシ、CO(C1−4アルキル)、CN、CHF、CHF、OCHF、NH、N(C1−4アルキル)、−CHNH、−CHNHCO(C1−4アルキル)、および−C(=NH)NHからなる群より選択され;
1bは、独立して、Hおよびハロゲンからなる群より選択され;
は、独立して、トリアゾリルおよびテトラゾリルから選択される5員のヘテロ環であり;
は、独立して、H、ハロゲン、C1−4アルキル、およびCNからなる群より選択され;
6aは、独立して、H、ハロゲン、NH、COH、CONH、CO(C1−4アルキル)、−NHCO(C1−4アルキル)、−NHCO(CHOH、−NHCO(CHO(C1−4アルキル)、−NHCOCHCOH、−NHCOCHCH(C1−4アルキル)O(C1−4アルキル)、および
【化23】

からなる群より選択され;
7aは、独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、およびN(C1−4アルキル)からなる群より選択される]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項11】
式(IIIb)または式(IIIc):
【化24】

[式中、
Lは、独立して、
【化25】

からなる群より選択され;ここで、各環部分は0−1個のR7aで置換され;
Yは、独立して、CH、O、NH、−CONH−、−NHCO−、−CONHCH−、−CON(C1−4アルキル)CH−、−OCONH−、−NHCONH−、および−SONH−からなる群より選択され;
は、独立して、結合および−CH=CH−からなる群より選択され;
は、各出現において独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、OH、C1−4アルコキシ、CO(C1−4アルキル)、CN、CHF、CHF、OCHF、−CHNH、−CHNHCO(C1−4アルキル)、および−C(=NH)NHからなる群より選択され;
1bは、独立して、Hおよびハロゲンからなる群より選択され;
は、独立して、H、ハロゲン、C1−4アルキル、およびCNからなる群より選択され;
6aは、独立して、H、ハロゲン、NH、COH、CONH、−NHCO(C1−4アルキル)、−NHCO(CHOH、−NHCO(CHO(C1−4アルキル)、−NHCOCHCH(C1−4アルキル)O(C1−4アルキル)、および
【化26】

からなる群より選択され;
7aは、独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、およびN(C1−4アルキル)からなる群より選択される]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項12】
式(IIIc):
【化27】

[式中、
L−Yは、独立して、
【化28】

からなる群より選択され;ここで、各環部分は0−1個のR7aで置換され;
は、独立して、結合および−CH=CH−からなる群より選択され;
は、各出現において独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、CO(C1−4アルキル)、CN、CHF、およびOCHFからなる群より選択され;
1bは、独立して、Hおよびハロゲンからなる群より選択され;
は、独立して、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、およびテトラゾリルからなる群より選択される5員のヘテロ環であり;
は、独立して、Hおよびハロゲンからなる群より選択され;
6aは、独立して、H、ハロゲン、NH(C1−4アルキル)、およびNHCO(C1−4アルキル)からなる群より選択され;
7aは、独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、N(C1−4アルキル)からなる群より選択される]
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項13】
L−Yが、独立して、
【化29】

からなる群より選択され;ここで、各環部分は0−1個のR7aで置換され;
が、独立して、トリアゾリルまたはテトラゾリルであり;
6aが、独立して、H、ハロゲン、およびNHCO(C1−4アルキル)からなる群より選択される、
請求項12の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項14】
L−Yが、独立して、
【化30】

からなる群より選択され;
が、独立して、F、Cl、Me、OMe、COMe、CN、CHF、およびOCHFからなる群より選択され;
1bが、独立して、HおよびFからなる群より選択され;
がテトラゾリルであり;
が、独立して、HおよびClからなる群より選択され;
6aが、独立して、H、F、およびNHCOMeからなる群より選択される、
請求項12または13の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項15】
式(V):
【化31】

[式中、
環Bは、独立して、イミダゾールおよびピリジンであり;
は、独立して、C1−4アルキルおよびCHNHからなる群より選択される]
を有する請求項1、2、または3の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。

【公表番号】特表2013−519679(P2013−519679A)
【公表日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−552985(P2012−552985)
【出願日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際出願番号】PCT/US2011/024308
【国際公開番号】WO2011/100402
【国際公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】