説明

第Xa因子阻害剤としてのヘテロアリール−カルボン酸(スルファモイルアルキル)アミド−誘導体

本発明は、式I
【化1】


(式中、R1;R2;R3;V;G1及びG2は特許請求の範囲に記載した意味を有する)の化合物に関する。式Iの化合物は有益な薬理活性化合物である。それは強い抗血栓効果を示し、そして例えば血栓塞栓性疾患又は再狭窄のような心臓血管障害の療法及び予防に適している。それは血液凝固酵素第Xa因子の可逆的阻害剤であり、そして一般に第Xa因子の望ましくない活性が存在する状態に又は第Xa因子の阻害を目的とする治癒若しくは予防に適用することができる。さらに、本発明は、式Iの化合物の製造方法、特に医薬中の活性成分としてのその使用、及びそれを含んでなる医薬製剤に関する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
全ての立体異性体の形態における式I:
【化1】

の化合物及びあらゆる比率におけるそれらの混合物及びその生理学上許容しうる塩。
式中、
R1はハロゲン、メチル又はエチニルであり、
Xは硫黄、窒素、酸素又は残基−CH=CH−又は−CH=N−であり、
Vは水素原子又は1又は2個のハロゲン又は−(C1−C4)−アルキルであり、ここにおいてアルキルは非置換又はR8によって1、2又は3回置換されており、
R2及びR3は相互に独立して同じか又は異なり、そして水素原子、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R6、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−N(R21)−R22、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−R10、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−R10、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)−R10、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−R10、−(C1−C5)−アルキレン−S(O)2−N(R4)−R5、−(C1−C3)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C5)−アルキレン−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C5)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−R23、−(C1−C4)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR8によって1、2又は3回置換されており、
−(C0−C4)−アルキレン−アリール、ここにおいてアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、2−ビフェニリル、3−ビフェニリル、4−ビフェニリル、アントリル又はフルオレニルの基から選ばれ、ここにおいてアリールはR7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は
−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは下記の定義の通りであり、そして非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
R4及びR5は相互に独立して同じか又は異なり、そして水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R6は
1) アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザスピロデカニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾテロラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロキノリニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、フラニル、フラザニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、インダニル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、1,4−オキサゼピニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フェニルピリジル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドイミダゾリル、ピリドオキサゾリル、ピリドピリミジニル、ピリドチアゾリル、ピリドチエニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノリル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル及びキサンテニルの基から選ばれるヘテロシクリルであり、ここにおいて該ヘテロシクリルは非置換又はR7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は
2) フェニル、ナフチル、ビフェニリル、2−ビフェニリル、3−ビフェニリル、4−ビフェニリル、アントリル又はフルオレニルの基から選ばれる6〜14員アリール、ここにおいてアリールはR7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
R7はハロゲン、カルバムイミドイル、−NO2、=O、−CF3、−C(O)−O−R10、−CN、−C(O)−NH2、−OH、−NH2、−O−CF3、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−O−(C1−C8)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はハロゲン、NH2、−OH又はメトキシ残基によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は−(C1−C8)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はハロゲン、NH2、−OH又はメトキシ残基によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は−SO2−CH3又は−SO2−CF3であり、
R8はハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R21)−R22、−N(R21)−R22、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si(CH3)3、−N(R10)−S(O)u−R10であり、ここにおいてuは1又は2であり、−S−R10、−SOr−R10、ここにおいてrは1又は2であり、−S(O)v−N(R10)−R20、ここにおいてvは1又は2であり、−C(O)R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−R12、−O−R9、−NH−C(O)−NH−R10、−NH−C(O)−NH−R6、−N(R21)−C(O)−R22、−O−CF3、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−O−R12、−NH−C(O)−O−R10、ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そして非置換、R7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は以下
【化2】

のリストからの残基、ここにおいてMeはメチルであり、
R10及びR20は同じか又は異なり、そして相互に独立して水素、ハロゲン、−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C5)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C0−C2)−アルキレン−アリール、ここにおいてアリールは上記定義された通りであり、そしてアリールは非置換又は−(C1−C6)−アルキル、ハロゲン又は−(C3−C8)−シクロアルキルによって相互に独立して1、2又は3回置換されており、又は−(C0−C2)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そしてヘテロシクリルは非置換又は−(C1−C6)−アルキル、ハロゲン又は−(C3−C8)−シクロアルキルによって相互に独立して1、2又は3回置換されており、
R9及びR11は同じか又は異なり、そして相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、又はそれらが結合している炭素原子と一緒になってそれらは3〜6員炭素環式環を形成することができ、これは非置換又はR10によって1、2又は3回置換されており、
R12は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、ここにおいて該シクロアルキル環は非置換又は−OH、−O−(C1−C4)−アルキル又はR10によって1、2又は3回置換されており、
G1は−(C1−C5)−アルキレン又は−(C3−C8)−シクロアルキルであり、ここにおいてメチレンは非置換又はR13によって相互に独立して一又は二置換されており、又は−(C2−C5)−アルキレン又は−(C3−C8)−シクロアルキルは非置換又はR13によって相互に独立して一、二、三又は四置換されており、
R13は
1) 水素原子、
2) ハロゲン、
3) −(C1−C4)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
4) −(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
5) フェニル、ここにおいてフェニルは非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
6) −(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここにおいてR19は
a) 水素原子、
b) −(C1−C4)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は
c) フェニル、ここにおいてフェニルは非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
d) −CF3、又は
e) −CHF2
f) ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そして非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
7) −NO2
8) −CN、
9) −SOs−R21、ここにおいてsは1又は2であり、
10) −SOt−N(R21)−R22、ここにおいてtは1又は2であり、
11) −(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R21、
12) −(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R21)−R22、
13) −(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−R22、
14) −NR21−SO2−R22、
15) −S−R10、
16) −(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
17) −C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−R12、
18) −(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
19) −C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−O−R12、
20) −(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここにおいてアリールは上記定義された通りであり、そしてアルキレン及びアリールは相互に独立して非置換又はR8によって一、二又は三置換されており、
21) −(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そしてアルキレン及びヘテロシクリルは相互に独立して非置換又はR8によって一、二又は三置換されており、
22) −(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、ここにおいてアルキレン及びシクロアルキルは相互に独立して非置換又はR8によって一、二又は三置換されており、
23) −(C1−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そして非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
24) −(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−O−(C0−C4)−アルキル、
25) −SOw−N(R21)−R8、ここにおいてwは1又は2であり、
26) −(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−R22、
27) −(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−O−R22又は
28) 以下
【化3】

のリストからの残基、ここにおいてMeはメチルであり、又は
2つの−OR19残基が隣接する原子に結合する場合、それらはそれらが結合している原子と一緒になって5又は6員環を形成することができ、これは非置換又はR8によって1、2、3又は4回置換されており、又は
2つのR13が同じ炭素原子に結合する場合、それらは一緒になって3〜8員炭素環式環を形成することができ、これは非置換又はR10によって1、2又は3回置換されており、又は
2つのR13が同じ炭素原子に結合する場合、それらは一緒になって3〜8員複素環式環を形成することができ、これは非置換又はR10によって1、2又は3回置換されており、又は
R13及びR3はそれらが結合している原子と一緒になって5〜7員環式基を形成し、ここにおいて該環式基内の炭素原子の1つは窒素、酸素又は硫黄によって置き換えることができ、そしてここにおいて該環式基は非置換又はR7によって1、2又は3回置換されており、
R21及びR22は同じか又は異なり、そして相互に独立して
1) 水素原子、
2) −(C1−C6)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
3) −(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、
4) −SOt−R10、ここにおいてtは1又は2であり、
5) −(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここにおいてアリールは上記定義された通りであり、そしてアルキレン及びアリールは相互に独立して非置換又はR7によって一、二又は三置換されており、
6) −(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
7) −O−R12又は
8) −(C0−C6)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そしてアルキレン及びヘテロシクリルは相互に独立して非置換又はR7によって一、二又は三置換されており、又は
R21及びR22はそれらが結合している窒素原子と一緒になって窒素原子に加えて、酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は2個の同じか又は異なる環ヘテロ原子を含むことができる4〜8員単環式複素環式環を形成することができ、ここにおいて該複素環式環は非置換又はR7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
R23は水素原子、−OH又は−O−(C1−C4)−アルキルであり、
G2はアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、アゼパン、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロピリミジン、ピペラジン、[1,2]ジアゼパン、[1,3]ジアゼパン又は[1,4]ジアゼパンであり、ここにおいてG2は非置換又はM又はYによって相互に独立して一、二、三又は四置換されており、
Mは−(C1−C6)−アルキル、−(C2−C6)−アルケニル、−(C2−C6)−アルキニル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C2)−アルキレン−アリール、ここにおいてアリールは上記定義された通りであり、−(C1−C4)−アルキル−(C3−C6)−シクロアルキル、ピリジル又はピペリジニル、ここにおいてピペリジニルは非置換又は−(C1−C6)−アルキルによって置換されており、
Yは水素原子、ハロゲン、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、フェニル、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−R12、−O−R9、−O−CF3、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル又は−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−O−R12である。
【請求項2】
式Iにおいて、
Xは硫黄、窒素、酸素又は残基−CH=CH−又は−CH=N−であり、
Vは水素原子であり、R1は塩素、臭素又はメチルであり、
R2及びR3は相互に独立して同じか又は異なり、そして水素原子、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R6、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−N(R21)−R22、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−R10、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−R10、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)−R10、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−R10、−(C1−C5)−アルキレン−S(O)2−N(R4)−R5、−(C1−C3)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C5)−アルキレン−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C5)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−R23、
−(C1−C4)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR8によって1、2又は3回置換されており、
−(C0−C4)−アルキレン−アリール、ここにおいてアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、アントリル又はフルオレニルの基から選ばれ、ここにおいてアリールはR7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は
−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは下記定義の通りであり、そして非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
R4及びR5は相互に独立して同じか又は異なり、そして水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R6は
1) アザベンゾイミダゾリル、アゼピニル、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、シンノリニル、クロマニル、フラニル、イミダゾリル、インダニル、1H−インダゾリル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、フェニルピリジル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジル、ピリドイミダゾリル、ピリドオキサゾリル、ピリドピリミジニル、ピリドチエニル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、キノリル、キノキサリニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロピラニル、1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、チエニル、チオモルホリニル又はトリアゾリルの基から選ばれるヘテロシクリル、ここにおいて該ヘテロシクリルは非置換又はR7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は
2) フェニル、ナフチル、ビフェニリル、アントリル又はフルオレニルの基から選ばれる6〜14員アリール、ここにおいてアリールはR7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
R7はハロゲン、カルバムイミドイル、−NO2、=O、−CF3、−C(O)−O−R10、−CN、−C(O)−NH2、−OH、−NH2、−O−CF3、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−O−(C1−C8)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はハロゲン、NH2、−OH又はメトキシ残基によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は−(C1−C8)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はハロゲン、NH2、−OH
又はメトキシ残基によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は−SO2−CH3又は−SO2−CF3であり、
R8はハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R21)−R22、−N(R21)−R22、−O−CF3、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−Si(CH3)3、−N(R10)−S(O)u−R10であり、ここにおいてuは1又は2であり、−S−R10、−SOr−R10、ここにおいてrは1又は2であり、−S(O)v−N(R10)−R20、ここにおいてvは1又は2であり、−C(O)R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−O−R9、−NH−C(O)−NH−R10、−NH−C(O)−NH−R6、−N(R21)−C(O)−R22、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−R12、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−O−R12、−NHC(O)−O−R10、ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そして非置換、R7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は以下
【化4】

のリストからの残基、ここにおいてMeはメチルであり、
R10及びR20は同じか又は異なり、そして相互に独立して水素、ハロゲン、−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキル−O−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C5)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C0−C2)−アルキレン−アリール、ここにおいてアリールは上記定義された通りであり、アリールは非置換又は−(C1−C6)−アルキル、ハロゲン又は−(C3−C8)−シクロアルキルによって相互に独立して1、2又は3回置換されており、又は−(C0−C2)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そしてヘテロシクリルは非置換又は−(C1−C6)−アルキル、ハロゲン又は−(C3−C8)−シクロアルキルによって相互に独立して1、2又は3回置換されており、
R9及びR11は同じか又は異なり、そして相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、又はそれらが結合している炭素原子と一緒になってそれらはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル環を形成し、これは非置換又はR10によって1、2又は3回置換されており、そして
R12は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキル−(C3−C8)−シクロアルキル、ここにおいて該シクロアルキル環は非置換又は−OH、−O−(C1−C4)−アルキル又はR10によって1、2又は3回置換されており、
G1は−(C2−C4)−アルキレン又は−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここにおいて−(C2−C4)−アルキレン又は−(C3−C6)−シクロアルキルは非置換又はR13によって相互に独立して一、二、三又は四置換されており、
R13は
1) 水素原子、
2) ハロゲン、
3) −(C1−C4)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
4) −(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
5) フェニル、ここにおいてフェニルは非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
6) −(C0−C4)−アルキレン−O−R19、ここにおいてR19は
a) 水素原子、
b) −(C1−C4)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は
c) フェニル、ここにおいてフェニルは非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
d) −CF3、又は
e) −CHF2
f) ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そして非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
7) −NO2
8) −CN、
9) −SOs−R21、ここにおいてsは1又は2であり、
10) −SOt−N(R21)−R22、ここにおいてtは1又は2であり、
11) −(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R21、
12) −(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R21)−R22、
13) −(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−R22、
14) −NR21−SO2−R22、
15) −S−R10、
16) −(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
17) −C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−R12、
18) −(C0−C2)アルキレン−C(O)−O−(C2−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−(C1−C6)−アルキル、
19) −C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−O−R12、
20) −(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここにおいてアリールは上記定義された通りであり、そしてアルキレン及びアリールは相互に独立して非置換又はR8によって一、二又は三置換されており、
21) −(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そしてアルキレン及びヘテロシクリルは相互に独立して非置換又はR8によって一、二又は三置換されており、
22) −(C0−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、ここにおいてアルキレン及びシクロアルキルは相互に独立して非置換又はR8によって一、二又は三置換されており、
23) −(C1−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そして非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
24) −(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−パーフルオロアルキレン−CH2−O−(C0−C4)−アルキル、
25) −SOw−N(R21)−R8、ここにおいてwは1又は2であり、
26) −(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−R22、
27) −(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−O−R22又は
28) 以下
【化5】

のリストからの残基、ここにおいてMeはメチルであり、又は
2つの−OR19残基が隣接する原子に結合する場合、それらはそれらが結合している原子と一緒になって1,3−ジオキソラン環又は2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシン環を形成することができ、これはR8によって1、2、3又は4回置換されており、又は
2つのR13が同じ炭素原子に結合する場合、それらは一緒になって3〜8員炭素環式環を形成することができ、これは非置換又はR10によって1、2又は3回置換されており、又は
2つのR13が同じ炭素原子に結合する場合、それらは一緒になって3〜8員複素環式環を形成することができ、これは非置換又はR10によって1、2又は3回置換されており、又は
R13及びR3はそれらが結合している原子と一緒になって5〜7員環式基を形成し、ここにおいて該環式基内の炭素原子の1つは窒素、酸素又は硫黄によって置き換えることができ、イソチアゾリジン1,1−ジオキシド;2,5−ジヒドロイソチアゾール1,1−ジオキシ
ド;2,3−ジヒドロイソチアゾール1,1−ジオキシド;[1,2]チアジナン1,1−ジオキシド;2H−[1,2]チアジン1,1−ジオキシド;5,6−ジヒドロ−2H−[1,2]チアジン1,1−ジオキシド;3,4−ジヒドロ−2H−[1,2]チアジン1,1−ジオキシド;3,6−ジヒドロ−2H−[1,2]チアジン1,1−ジオキシド;[1,2]チアゼパン1,1−ジオキシド;2,5,6,7−テトラヒドロ−[1,2]チアゼピン1,1−ジオキシド;2,7−ジヒドロ−[1,2]チアゼピン1,1−ジオキシド;2,5−ジヒドロ−[1,2]チアゼピン1,1−ジオキシド;[1,2,4]チアジアゾリジン1,1−ジオキシド;[1,2,3]チアジアゾリジン1,1−ジオキシド;2,5−ジヒドロ−[1,2,4]チアジアゾール1,1−ジオキシド;[1,3,4]オキサチアゾリジン3,3−ジオキシド;[1,3,2]オキサチアゾリジン3,3−ジオキシド;[1,4,2]ジチアゾリジン1,1−ジオキシド;[1,3,2]ジチアゾリジン1,1−ジオキシド;[1,2,5]チアジアジナン1,1−ジオキシド;[1,3,4]オキサチアジナン3,3−ジオキシド;[1,4,3]オキサチアジナン4,4−ジオキシド;[1,5,2]ジチアジナン1,1−ジオキシド;[1,2,6]チアジアゼパン1,1−ジオキシド;[1,3,4]オキサチアゼパン3,3−ジオキシド又は[1,6,2]ジチアゼパン1,1−ジオキシド
の基から選ばれ、そしてここにおいて該環式基は非置換又はR7によって1、2又は3回置換されており、
R21及びR22は同じか又は異なり、そして相互に独立して
1) 水素原子、
2) −(C1−C6)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
3) −(C0−C6)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、
4) −SOt−R10、ここにおいてtは1又は2であり、
5) −(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここにおいてアリールは上記定義された通りであり、そしてアルキレン及びアリールは相互に独立して非置換又はR7によって一、二又は三置換されており、
6) −(C1−C3)−パーフルオロアルキル、
7) −O−R12又は
8) −(C0−C6)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そしてアルキレン及びヘテロシクリルは相互に独立して非置換又はR7によって一、二又は三置換されており、又は
R21及びR22はそれらが結合している窒素原子と一緒になってアゼピン、アゼチジン、ジオキサゾール、ジオキサジン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトモルホリン、ケトピペラジン、N−メチル−[1,4]ジアゼパン、N−メチル−ピペラジン、モルホリン、[1,4]オキサゼパン、1,4−オキサゼピン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾール又は1,2,4−トリアゾールの基からの複素環式環を形成することができ、ここにおいて該複素環式環は非置換又はR7によって一、二又は三置換されており、
R23は水素原子、−OH又は−O−(C1−C4)−アルキルであり、
G2はアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、アゼパン、ピペラジン、[1,3]ジアゼパン又は[1,4]ジアゼパンであり、ここにおいてG2は非置換又はM又はYによって相互に独立して一、二、三又は四置換されており、
Mは−(C1−C6)−アルキル、−(C2−C6)−アルケニル、−(C2−C6)−アルキニル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C2)−アルキレン−アリール、ここにおいてアリールは上記定義された通りであり、−(C1−C4)−アルキル−(C3−C6)−シクロアルキル、ピリジル又はピペリジニル、ここにおいてピペリジニルは非置換又は−(C1−C6)−アルキルによって置換されており、
Yは水素原子、ハロゲン、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、−O−R9、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−O−CF3、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−R12又は−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−O−R12である、
全ての立体異性体の形態における請求項1記載の式Iの化合物及びあらゆる比率におけるそれらの混合物及びその生理学上許容しうる塩。
【請求項3】
式Iにおいて、
Xは硫黄、酸素又は残基−CH=CH−又は−CH=N−であり、
Vは水素原子であり、R1は塩素、臭素又はメチルであり、
R2は水素原子であり、
R3は水素原子、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R6、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−N(R21)−R22、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−R10、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−R10、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−フェニル、−(C0−C5)−アルキレン−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C5)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル−R23、−(C1−C4)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR8によって一、二又は三置換されており、−(C0−C4)−アルキレン−フェニル、ここにおいてフェニルは非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは下に定義された通りであり、そして非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
R6はヘテロシクリルであり、ここにおいてヘテロシクリルはアザベンゾイミダゾリル、アゼピニル、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、シンノリニル、クロマニル、フラニル、イミダゾリル、インダニル、1H−インダゾリル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、フェニルピリジル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジル、ピリドイミダゾリル、ピリドオキサゾリル、ピリドピリミジニル、ピリドチエニル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、キノリル、キノキサリニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロピラニル、1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、チエニル、チオモルホリニル又はトリアゾリルの基から選ばれ、そしてここにおいてヘテロシクリルは相互に独立してR7によって一、二又は三置換されており、
R7はハロゲン、カルバムイミドイル、−NO2、=O、−CF3、−C(O)−O−R10、−CN、−C(O)−NH2、−OH、−NH2、−O−CF3、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)
−シクロアルキル、−O−(C1−C8)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はハロゲン、NH2、−OH又はメトキシ残基によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は−(C1−C8)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はハロゲン、NH2、−OH又はメトキシ残基によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は−SO2−CH3又は−SO2−CF3であり、
R8はハロゲン、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R21)−R22、−N(R21)−R22、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−N(R10)−S(O)u−R10であり、ここにおいてuは1又は2であり、−S−R10、−SOr−R10、ここにおいてrは1又は2であり、−S(O)v−N(R10)−R20、ここにおいてvは1又は2であり、−C(O)R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−R12、−O−R9、−NH−C(O)−NH−R10、−N(R21)−C(O)−R22、−(C0−C4)−アルキル−C(O)−O−C(R9,R11)−O−C(O)−O−R12、−OCF3、−NH−C(O)−O−R10又はヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そしてここにおいてヘテロシクリルは相互に独立して非置換又はR7によって一又は二置換されており、
R10及びR20は同じか又は異なり、そして相互に独立して水素原子、ハロゲン、−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C3)−パーフルオロアルキル又は−(C0−C5)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキルであり、
R9及びR11は同じか又は異なり、そして相互に独立して水素、−(C1−C6)−アルキル、又はそれらが結合している炭素原子と一緒になってそれらはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル環を形成し、これは非置換又はR10によって1、2又は3回置換されており、そして
R12は−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C8)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C1−C6)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、ここにおいて該シクロアルキル環は非置換又は−OH、−O−(C1−C4)−アルキル又はR10によって1、2又は3回置換されており、
G1は−(C2−C4)−アルキレン又は−(C3−C6)−シクロアルキルであり、ここにおいて−(C2−C4)−アルキレン又は−(C3−C6)−シクロアルキルは非置換又はR13によって相互に独立して一、二、三又は四置換されており、
R13は水素原子、フッ素、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R21)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−O−R22、−(C0−C4)−アルキレン−OH、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R21、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−C(O)−O−R22、
−(C1−C4)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール、ここにおいて−(C6−C14)−アリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、アントリル又はフルオレニルの基から選ばれ、そしてアルキレン及びアリールは相互に独立して非置換又はR8によって一、二又は三置換されており、又は−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そしてアルキレン及びヘテロシクリルは相互に独立して非置換又はR8によって一、二又は三置換されており、
2つのR13が同じ炭素原子に結合する場合、それらは一緒になって3〜8員炭素環式環を形成することができ、これは非置換又はR10によって1、2又は3回置換されており、又は
R13及びR3はそれらが結合している原子と一緒になってイソチアゾリジン1,1−ジオキシド、[1,2]チアジナン1,1−ジオキシド又は[1,4,3]オキサチアジナン4,4−ジオキシド基を形成し、そしてここにおいて該基は非置換又はR7によって1又は2回置換されており、
R21及びR22は相互に独立して同じか又は異なり、
1) 水素原子、
2) −(C1−C6)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
3) −(C0−C3)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは非置換又はR7によって一、二又は三置換されており、
4) −(C0−C3)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、
5) −(C1−C3)−パーフルオロアルキル、又は
6) −(C0−C6)−アルキレン−フェニル、ここにおいてフェニルは上記定義された通りであり、そしてここにおいてアルキル及びフェニルは相互に独立して非置換又はR7によって一、二又は三置換されており、
R21及びR22はそれらが結合している窒素原子と一緒になってアゼピン、アゼチジン、1,4−ジアゼパン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、イミダゾール、イソチアゾリン、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、2−イソオキサゾリン、ケトモルホリン、ケトピペラジン、N−メチル−[1,4]ジアゼパン、N−メチル−ピペラジン、モルホリン、[1,4]オキサゼパン、1,4−オキサゼピン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チオモルホリン、1,2,3−トリアゾール又は1,2,4−トリアゾールの基からの複素環式環を形成することができ、
R23は水素原子、−OH又は−O−(C1−C4)−アルキルであり、
G2はアゼチジン、ピペラジン又はピペリジンであり、ここにおいてG2は非置換又はMによって相互に独立して一、二、三又は四置換されており、そして
Mは−(C1−C6)−アルキル、シクロプロピル、ベンジル又はピリジルである、
全ての立体異性体の形態における、請求項1記載の式Iの化合物及びあらゆる比率におけるそれらの混合物及びその生理学上許容しうる塩に関する。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項記載の全ての立体異性体の形態における、式Ia:
【化6】

の化合物及びあらゆる比率におけるそれらの混合物及びその生理学上許容しうる塩。
式中、
R1は塩素、臭素又はメチルであり、
R2は水素原子であり、
R3は水素原子、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R6、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−N(R21)−R22、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−R10、−(C0−C3)−アルキレン−C(O)−O−R10、−(C1−C3)−アルキレン−S(O)2−フェニル、−(C0−C5)−アルキレン−(C1−C3)−パーフルオロアルキル、−(C0−C5)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C1−C4)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR8によって一、二又は三置換されており、−(C0−C4)−アルキレン−フェニル、ここにおいてフェニルは非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは下記定義の通りであり、そして非置換又はR8によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
R6はヘテロシクリルであり、ここにおいてヘテロシクリルはアザベンゾイミダゾリル、アゼピニル、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾ
チアゾリル、ベンゾチオフェニル、シンノリニル、クロマニル、フラニル、イミダゾリル、インダニル、1H−インダゾリル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、フェニルピリジル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジル、ピリドイミダゾリル、ピリドオキサゾリル、ピリドピリミジニル、ピリドチエニル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、キノリル、キノキサリニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロピラニル、1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、チエニル、チオモルホリニル又はトリアゾリルの基から選ばれ、そしてここにおいてヘテロシクリルは相互に独立してR7によって一、二又は三置換されており、
R7はハロゲン、=O、−CF3、−C(O)−O−R10、−CN、−C(O)−NH2、−OH、−NH2、−O−CF3、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−O−(C1−C8)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はハロゲン、NH2、−OH又はメトキシ残基によって相互に独立して一、二又は三置換されており、又は−(C1−C8)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はハロゲン、NH2、−OH又はメトキシ残基によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
R8はハロゲン、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R21)−R22、−N(R21)−R22、−(C3−C6)−シクロアルキル、−(C0−C3)−アルキレン−O−R10、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル又はヘテロシクリルであり、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そしてここにおいてヘテロシクリルは相互に独立して非置換又はR7によって一又は二置換されており、
G1は−(C2−C4)−アルキレンであり、ここにおいて−(C2−C4)−アルキレンは非置換又はR13によって相互に独立して一又は二置換されており、
R13は水素原子、フッ素、−(C0−C4)−アルキレン−N(R21)−R22、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R21)−R22、−(C0−C2)−アルキレン−O−R22、−(C0−C4)−アルキレン−OH、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R21、又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R13及びR3はそれらが結合している原子と一緒になってイソチアゾリジン1,1−ジオキシド、[1,2]チアジナン1,1−ジオキシド又は[1,4,3]オキサチアジナン4,4−ジオキシド基を形成し、そしてここにおいて該基は非置換又はR7によって1回置換されており、
R21及びR22は相互に独立して同じか又は異なり、
1) 水素原子、
2) −(C1−C6)−アルキル、ここにおいてアルキルは非置換又はR7によって相互に独立して一、二又は三置換されており、
3) −(C0−C3)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、
4) −(C1−C3)−パーフルオロアルキル、又は
5) −(C0−C6)−アルキレン−フェニル、ここにおいてフェニルは上記定義された通りであり、そしてここにおいてアルキレン及びフェニルは相互に独立して非置換又はR7によって一、二又は三置換されており、又は
R21及びR22はそれらが結合している窒素原子と一緒になってN−メチル−ピペラジン又はモルホリンの基からの複素環式環を形成することができ、
R10及びR20は同じか又は異なり、そして相互に独立して水素原子、ハロゲン、−(C1−C6)−アルキル、−(C0−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C3)−パーフルオロアルキル又は−(C0−C3)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキルであり、
G2はアゼチジン、ピペラジン又はピペリジンであり、ここにおいてG2は非置換又はイソプロピル、シクロプロピル、ベンジル又はピリジルよって一置換されている。
【請求項5】
式Iaにおいて、
R1は臭素、メチル又は塩素であり、
R2は水素原子であり、
R3は水素原子、−(C0−C1)−アルキレン−C(O)−NH−R6、−(C0−C1)−アルキレン−C(O)−N(R21)−R22、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−R10、−(C0−C1)−アルキレン−(C1−C2)−パーフルオロアルキル、−(C1−C3)−アルキル、−(C1−C2)−アルキレン−S(O)2−フェニル、−(C1−C3)−アルキレン−O−R10又は−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル、ここにおいてヘテロシクリルは下記定義の通りであり、そして非置換又はR8によって相互に独立して一又は二置換されており、
R6はヘテロシクリルであり、ここにおいてヘテロシクリルはベンゾイソオキサゾリル、イソオキサゾリル、モルホリニル、ピリジル、チアゾリル、チアジアゾリル又はチエニルの基から選ばれ、そしてここにおいてヘテロシクリルは相互に独立してR7によって一、二又は三置換されており、
R7は塩素又は=Oであり、
R8は−(C3−C6)−シクロアルキル、−NH2、−(C1−C4)−アルキル又はヘテロシクリルであり、ここにおいてヘテロシクリルは上記定義された通りであり、そしてここにおいてヘテロシクリルは相互に独立して非置換又はR7によって一又は二置換されており、
R10は水素原子、−(C0−C2)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R21及びR22は相互に独立して同じか又は異なり、そして水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R21及びR22はそれらが結合している窒素原子と一緒になってN−メチル−ピペラジン又はモルホリンの基からの複素環式環を形成することができ、
G1は−(C2−C4)−アルキレンであり、ここにおいて−(C2−C4)−アルキレンは非置換又はR13によって相互に独立して一又は二置換されており、
R13は水素原子、−(C1−C2)−アルキレン−O−R22、−(C1−C2)−アルキレン−OH、−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−OH、−(C0−C1)−アルキレン−C(O)−N(R21)−R22又は−(C1−C4)−アルキルであり、又は
R13及びR3はそれらが結合している原子と一緒になってイソチアゾリジン1,1−ジオキシド、[1,2]チアジナン1,1−ジオキシド又は[1,4,3]オキサチアジナン4,4−ジオキシド基を形成し、そしてここにおいて該基は非置換又は=Oによって1回置換されており、
G2はアゼチジン、ピペラジン又はピペリジンであり、ここにおいてG2は非置換又はイソプロピル、シクロプロピル、ベンジル又はピリジルよって一置換されている、
全ての立体異性体の形態における、請求項4記載の式Iaの化合物及びあらゆる比率におけるそれらの混合物及びその生理学上許容しうる塩。
【請求項6】
式Iの化合物が、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸[2−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−エチル]−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸[2−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−エチル]−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−メチル−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸[2−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,4']ビピリジニル−4−イルスルファモイル)−エチル]−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸[2−(アゼチジン−3−イルスルファモイル)−エチル]−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸[2−(1−イソプロピル−アゼチジン−3−イルスルファモイル)−エチル]−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸[2−(4−ベンジル−ピペラジン−1−イルスルファモイル)−エチル]−アミド、
5−ブロモ−チオフェン−2−カルボン酸[2−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−エチル]−アミド、
5−メチル−チオフェン−2−カルボン酸[2−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−エチル]−アミド、
5−ブロモ−フラン−2−カルボン酸[2−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−エチル]−アミド、
4−クロロ−N−[2−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−エチル]−ベンズアミド、
5−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[2−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−エチル]−アミド、
3−クロロ−N−[2−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−エチル]−ベンズアミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−(2−メトキシ−エチル)−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[(2−ヒドロキシ−エチル)−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[(3−ヒドロキシ−プロピル)−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[ジメチルカルバモイルメチル(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−(2−モルホリン−4−イル−2−オキソ−エチル)−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[カルバモイルメチル(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−(5−メチル−イソオキサゾール−3−イルメチル)−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−ピリジン−3−イルメチル−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−チアゾール−2−イルメチル−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−プロピルアミノカルボニル−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[アセチル−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸[2−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−プロピル]−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸[(S)−1−ヒドロキシメチル−2−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−エチル]−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸[2−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−1,1−ジメチル−エチル]−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸[3−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−プロピル]−アミド、
4−[(5−クロロ−チオフェン−2−カルボニル)−アミノ]−3−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イルスルファモイル)−酪酸、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸[2−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−1,1,3−トリオキソ−1λ6−イソチアゾリジン−5−イルメチル]−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[[5−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イソオキサゾール−3−イルメチル]−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−スルファモイル]−エチル}−アミド、
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[(5−シクロプロピル−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルメチル)−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−スルファモイル]−エチル}−アミド又は
5−クロロ−チオフェン−2−カルボン酸{2−[[(5−クロロ−ピリジン−2−イルカルバモイル)−メチル]−(1−イソプロピル−ピペリジン−4−イル)−スルファモイル]−エチル}−アミド
である請求項1〜5のいずれか1項記載の式Iの化合物。
【請求項7】
式IIの化合物を式HN(R43)R44の化合物と縮合して式IIIの化合物を得、そして式IIIの化合物を場合により式I又はIaの化合物に転化する:
【化7】

ことからなる請求項1〜6に記載の式I又はIaの化合物の製造方法。
式中、残基HN(R43)R44は、式Iに定義された−N(R3)G2の意味を有し、ここにおいて−N(R41)R42は−N(R2)C(O)−複素環の意味を有し、ここにおいて複素環はフラニル、フェニル、ピリジル、ピロリル又はチオフェニルから選ばれる基からの残基であり、そしてR1及びVによって置換されており、そしてここにおいてR2は式Iのように定義され、又は場合により残基−N(R41)R42は前駆基の意味を有し、これは後で式I又はIaの残基−N(R2)C(O)−複素環に転化することができ;−N(R41)R42が−N(R2)C(O)−複素環の前駆基である場合、R41又はR42は窒素原子の保護に適した保護基の意味を有することができ、例えば残基−N(R41)R42は以下の構造:
【化8】

の意味を有することができる。
【請求項8】
全ての立体異性体の形態における請求項1〜6のいずれか1項に記載の少なくとも1つの式Iの化合物及びあらゆる比率におけるそれらの混合物及び/又はその生理学上許容しうる塩並びに医薬上許容しうる担体を含む医薬製剤。
【請求項9】
第Xa因子を阻害する又は血液凝固又はフィブリン溶解に影響を与える医薬を製造するための全ての立体異性体の形態における請求項1〜6のいずれか1項に記載の式Iの化合物及びあらゆる比率におけるそれらの混合物及び/又はその生理学上許容しうる塩の使用。
【請求項10】
異常血栓形成、急性心筋梗塞、心臓血管障害、不安定狭心症、血栓塞栓症、血栓溶解療法又は経皮的経管的冠動脈形成術(PTCA)に伴う急性の血管閉塞、一過性脳虚血発作、卒中、間欠跛行、冠状動脈又は末梢血管のバイパス移植術、血管内腔狭窄、冠状動脈又は静脈血管形成術後の再狭窄、長期的な血液透析患者におけるバスキュラーアクセス開通性の維持、腹筋、膝又は股関節部の手術後に下肢静脈に生じる病理学的血栓形成、腹筋、膝及び股関節部の手術後に下肢静脈に生じる病理学的血栓形成、肺血栓塞栓症の危険性、又は敗血症性ショックの際に血管系に生じる全身性播種性血管内凝固障害、ウィルス感染又は癌、又は炎症反応の軽減、フィブリン溶解、又は冠状動脈性心疾患の治療、心筋梗塞、狭心症、血管性の再狭窄、例えばPTCAのような血管形成術後の再狭窄、成人呼吸促進症候群、多臓器不全及び播種性血管内凝固障害、手術後に生じうる深部静脈又は近位静脈血栓症のための請求項9記載の使用。

【公表番号】特表2008−540589(P2008−540589A)
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−511587(P2008−511587)
【出願日】平成18年5月6日(2006.5.6)
【国際出願番号】PCT/EP2006/004255
【国際公開番号】WO2006/122661
【国際公開日】平成18年11月23日(2006.11.23)
【出願人】(399050909)サノフィ−アベンティス (225)
【Fターム(参考)】