説明

置換フェニルアルカン酸

本発明は、インスリン抵抗性又は高血糖に関連した代謝異常の治療に有用な式(I)の化合物及びその薬学的に許容される塩に関する。これらの化合物は、糖尿病及びその他のPTP−1B媒介疾患、例えば癌、神経変性疾患などの治療に有用なタンパク質チロシンホスファターゼ(PTP−1B)の阻害剤を含む。本発明の化合物は、上記の状態を治療する薬剤組成物及び方法にも有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式の化合物
【化1】


又は薬学的に許容されるその塩
[式中、
kは、0又は1であり、
nは、0、1、2又は3であり、
各Rは、独立に、H、C〜Cアルキル、フェニル(C〜C)アルキル又はC〜Cアルケニルであり、
は、H、フェニル、フェニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルキル、−(C〜C)アルキル−C(O)NH、−(C〜C)アルキル−C(O)NH(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−C(O)N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル、(C〜C)ヒドロキシアルキル、−(C〜C)アルキル−ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)アルキル−ヘテロアリールであり、ここで、前記ヘテロシクロアルキル基はフェニル環に縮合されていてもよく、前記ヘテロシクロアルキル部、前記フェニル部又はその両方は、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−SO−(C〜C)アルキル、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである合計1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
bは、0、1又は2であり、
は、H又は−COであり、
20、R21、R22及びR23は、独立に、H、アリールアルコキシ、アリールアルキル、ハロゲン、アルキル、OH、アルコキシ、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、NH−アリール、−N(C〜Cアルキル)C(O)アリール、−NHC(O)アリール、NHアリールアルキル、NHC(O)−(C〜C)アルキル−アリール、N(C〜Cアルキル)C(O)−(C〜C)アルキル−アリール、N(C〜C)アルキル−アリール、−NHSO−アリール、−N(C〜Cアルキル)SOアリール又は−N(C〜Cアルキル)アリールアルキルから選択され、ここで、前記アリール基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、ハロアルキル、ハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
Lは、−C〜Cアルケニル−又は−C〜Cアルキニル−であり、そのそれぞれは、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、ハロアルキル又はハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよいフェニルで置換されていてもよく、
は、結合又は−C(O)NR−、−N(R)C(O)−、−(C〜C)アルキル−C(O)NR−、−(C〜C)アルキル−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−(C〜C)アルキル−、−N(R)C(O)−(C〜C)アルキル−、−(C〜C)アルキル−C(O)N(R)−(C〜C)アルキル−、−(C〜C)アルキル−N(R)C(O)−(C〜C)アルキル−、−N(R)SO−、−SON(R)−、−N(R)−、−N(R)−(C〜C)アルキル−、−O−(C〜C)アルキル−、−(C〜C)アルキル−O−又は−(C〜C)アルキル−N(R)−であり、
は、H、COHで置換されていてもよいC〜Cアルキル、−SOアリール、アリールアルキルであり、ここで、前記アリール基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、ハロアルキル又はハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
は、結合、−(C〜C)アルキル−O−、−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−、−アルケニル−、C(O)であり、
A環は、フェニル、ナフチル、チアゾリル、ピラゾリル、フラニル、ジヒドロピラゾリル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、ピリミジル、ピリジル、キノリニル、ナフチル、キナゾリニル、ベンゾ[b]チオフェン、イミダゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、オキサゾリル、トリアゾリルであり、そのそれぞれは、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、NO、CN、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキルである1、2又は3個の基で置換されていてもよく、
Qは、H、シクロアルキル、アリール、−アリール−カルボニル−アリール、−アリール−アルキル−アリール、−アリール−ヘテロアリール、−アリール−ヘテロシクロアルキル、−ヘテロアリール、−ヘテロアリール−アルキル−アリール、−ヘテロシクロアルキル、−アリール−O−アリール、C〜Cアルキル、ハロゲン、ハロアルコキシ、ハロアルキル又はアルコキシカルボニルであり、ここで、上記の環状基は、独立に、アルコキシカルボニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルカノイル、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ、NR又はフェニルである1、2、3、4又は5個の基で置換されていてもよく、ここで、
及びRは、独立に、H、C〜Cアルキル、アリール(C〜C)アルキル、アルカノイル、アリールアルカノイル、アルコキシカルボニル、アリールアルコキシカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルカルボニル、−C(O)NH、−C(O)NH(C〜C)アルキル、−C(O)N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル又は−SO−アリールであり、ここで、前記環状基は、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、NO、OH、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、ハロアルキル又はハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
Zは、存在しないか、H、−NHC(O)アリール、−N(C〜Cアルキル)C(O)アリール、又はフェニルであり、ここで、前記フェニル基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ又はNOである1、2、3、4又は5個の基で置換されていてもよく、或いは
Zは、−NHC(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−N(C〜C)アルキルC(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキルであり、
但し、L2が結合の場合、A環はフェニルではない]。
【請求項2】
は、H、C〜Cアルキル、ベンジル又はアリルであり、
は、H、フェニル、フェニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルキル、−(C〜C)アルキル−C(O)NH、−(C〜C)アルキル−C(O)NH(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−C(O)N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル、(C〜C)ヒドロキシアルキル、−(C〜C)アルキル−ピリジニル、−(C〜C)アルキル−ピペリジニル、−(C〜C)アルキル−ピロリジニル又は−(C〜C)アルキル−テトラヒドロフラニルであり、ここで、前記ヘテロシクロアルキル基はフェニル環に縮合されていてもよく、前記ヘテロシクロアルキル部、前記フェニル部又はその両方は、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−SO−(C〜C)アルキル、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである合計1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
bは、0、1又は2であり、
A環は、チアゾリル、ピラゾリル、ジヒドロピラゾリル、ベンゾフラニル、イミダゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、オキサゾリル、ピリミジル又はトリアゾリルであり、そのそれぞれは、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキルである1、2又は3個の基で置換されていてもよく、
Qは、H、フェニル、ナフチル、−フェニル−カルボニル−フェニル、−フェニル−(C〜C)アルキル−フェニル、−フェニル−ピリジル、−フェニル−ピリミジル、−フェニル−オキサゾリル、−フェニル−チアゾリル、−フェニル−イミダゾリル、−フェニル−ピロリル、−フェニル−ピペリジニル、−フェニル−ピロリジニル、−フェニル−ピペラジニル、−フェニル−モルホリニル、−フェニル−チオモルホリニル、−フェニル−チオモルホリニルジオキシド、−フェニル−、ピリジル、ピリミジル、フラニル、チエニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ピロリル、ジヒドロキノリニル、ジヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、イミダゾリル、アダマンタニル、−ピリジル−(C〜C)アルキル−フェニル、−ピリミジル−(C〜C)アルキル−フェニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ジベンゾフラニル、チオモルホリニルジオキシド、イミダゾリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、C〜Cアルキル、ハロゲン、ハロアルコキシ、ハロアルキル又はC〜Cアルコキシカルボニルであり、ここで、上記の環状基は、独立に、アルコキシカルボニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ、NR又はフェニルである1、2、3、4又は5個の基で置換されていてもよく、ここで、
及びRは、独立に、H、C〜Cアルキル、フェニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルカノイル、フェニル(C〜C)アルカノイル、C〜Cアルコキシカルボニル、フェニル(C〜C)アルコキシカルボニル、ピリジルカルボニル、フラニルカルボニル、ピリジル、ピリミジル、ピペリジニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、−C(O)NH、−C(O)NH(C〜C)アルキル、−C(O)N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル又は−SO−フェニルであり、ここで、前記環状基は、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、NO、OH、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
Zは、−NHC(O)フェニル、−NHC(O)ナフチル、−N(C〜Cアルキル)C(O)フェニル、−N(C〜Cアルキル)C(O)ナフチル、ナフチル又はフェニルであり、ここで、前記フェニル基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ又はNOである1、2、3、4又は5個の基で置換されていてもよく、或いは
Zは、−NHC(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル又は−N(C〜C)アルキルC(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキルである、
請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Lは、−C〜Cアルケニル−又は−C〜Cアルキニル−であり、そのそれぞれは、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよいフェニルで置換されていてもよく、
は、結合又は−C(O)NR−、−N(R)C(O)−、−(C〜C)アルキル−C(O)NR−、−(C〜C)アルキル−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−(C〜C)アルキル−、−N(R)C(O)−(C〜C)アルキル−、−(C〜C)アルキル−C(O)N(R)−(C〜C)アルキル−、−(C〜C)アルキル−N(R)C(O)−(C〜C)アルキル−、−N(R)SO−、−SON(R)−、−N(R)−、−N(R)−(C〜C)アルキル−、−O−(C〜C)アルキル−、−(C〜C)アルキル−O−又は−(C〜C)アルキル−N(R)−であり、
は、H、C〜Cアルキル、−SOフェニル、フェニル(C〜C)アルキル、ナフチル(C〜C)アルキル、アントラセニル(C〜C)アルキルであり、ここで、前記フェニル基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
は、結合、−(C〜C)アルキル−O−、−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−、−C(O)−であり、
20、R21、R22及びR23は、独立に、H、フェニル(C〜C)アルコキシ、フェニル(C〜C)アルキル、ハロゲン、アルキル、OH、アルコキシ、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、NH−フェニル、−NHC(O)−(C〜C)アルキル−フェニル、−N(C〜Cアルキル)C(O)−(C〜C)アルキル−フェニル、N(C〜C)アルキル−フェニル、−NHSO−フェニル、−N(C〜Cアルキル)SOフェニル、NHベンジル又は−N(C〜C)アルキルベンジルから選択され、ここで、前記フェニル基及びナフチル基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよい、
請求項2記載の化合物。
【請求項4】
Lは、−C〜Cアルケニル−又は−C〜Cアルキニル−であり、そのそれぞれは、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよいフェニルで置換されていてもよく、
は、結合又は−C(O)NR−、−N(R)C(O)−、−(C〜C)アルキル−C(O)NR−、−(C〜C)アルキル−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−(C〜C)アルキル−、−N(R)C(O)−(C〜C)アルキル−、−N(R)SO−、−SON(R)−、−N(R)−、−N(R)−(C〜C)アルキル−、−O−(C〜C)アルキル−、−(C〜C)アルキル−O−又は−(C〜C)アルキル−N(R)−であり、
は、H、C〜Cアルキル、−SOフェニル、フェニル(C〜C)アルキルであり、ここで、前記フェニル基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
は、結合、−(C〜C)アルキル−O−、−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−、−C(O)−であり、
は、H、C〜Cアルキル、ベンジル又はアリルであり、
は、H、フェニル、フェニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルキル、−(C〜C)アルキル−C(O)NH、−(C〜C)アルキル−C(O)NH(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−C(O)N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル、(C〜C)ヒドロキシアルキル、−(C〜C)アルキル−ピペリジニル、−(C〜C)アルキル−ピロリジニルであり、ここで、前記ヘテロシクロアルキル基はフェニル環に縮合されていてもよく、前記ヘテロシクロアルキル部、前記フェニル部又はその両方は、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−SO−(C〜C)アルキル、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである合計1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
bは、0、1又は2であり、
は、Hであり、
20、R21、R22及びR23は、独立に、H、フェニル(C〜C)アルコキシ、フェニル(C〜C)アルキル、ハロゲン、アルキル、OH、アルコキシ、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、NH−フェニル、N(C〜C)アルキル−フェニル、NHベンジル又は−N(C〜C)アルキルベンジルから選択され、ここで、前記フェニル基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
A環は、チアゾリル、ピラゾリル、ジヒドロピラゾリル、ベンゾフラニル、イミダゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、オキサゾリル、ピリミジル又はトリアゾリルであり、そのそれぞれは、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキルである1又は2個の基で置換されていてもよく、
Qは、H、フェニル、ナフチル、−フェニル−カルボニル−フェニル、−フェニル−(C〜C)アルキル−フェニル、−フェニル−ピリジル、−フェニル−ピリミジル、−フェニル−ピロリル、−フェニル−ピペリジニル、−フェニル−ピロリジニル、−フェニル−ピペラジニル、−フェニル−、ピリジル、ピリミジル、フラニル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、アダマンタニル、−ピリジル−(C〜C)アルキル−フェニル、イミダゾリジニル、ジベンゾフラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、C〜Cアルキル、ハロゲン、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cハロアルキル又はC〜Cアルコキシカルボニルであり、ここで、上記の環状基は、独立に、アルコキシカルボニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ、NR又はフェニルである1、2、3、4又は5個の基で置換されていてもよく、ここで、
及びRは、独立に、H、C〜Cアルキル、フェニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルカノイル、フェニル(C〜C)アルカノイル、C〜Cアルコキシカルボニル、フェニル(C〜C)アルコキシカルボニル、ピリジルカルボニル又は−SO−フェニルであり、ここで、前記環状基は、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、NO、OH、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
Zは、−NHC(O)フェニル、−NHC(O)ナフチル、−N(C〜Cアルキル)C(O)フェニル、−N(C〜Cアルキル)C(O)ナフチル、ナフチル又はフェニルであり、ここで、前記フェニル基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ又はNOである1、2、3、4又は5個の基で置換されていてもよく、或いは
Zは、−NHC(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル又は−N(C〜C)アルキルC(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキルである、
請求項3記載の化合物。
【請求項5】
nは、0、1、2又は3であり、
は、H、C〜Cアルキル、フェニル(C〜C)アルキル又はC〜Cアルケニルであり、
は、H、フェニル、フェニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルキル、−(C〜C)アルキル−C(O)NH、−(C〜C)アルキル−C(O)NH(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−C(O)N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル、(C〜C)ヒドロキシアルキル、−(C〜C)アルキル−ピリジニル、−(C〜C)アルキル−ピペリジニル、−(C〜C)アルキル−ピロリジニル又は−(C〜C)アルキル−テトラヒドロフラニルであり、ここで、前記ヘテロシクロアルキル基はフェニル環に縮合されていてもよく、前記ヘテロシクロアルキル部、前記フェニル部又はその両方は、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−SO−(C〜C)アルキル、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである合計1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
bは、0、1又は2であり、
は、H又は−COであり、
20、R21、R22及びR23は、独立に、H、フェニルアルコキシ、フェニルアルキル、ハロゲン、アルキル、OH、アルコキシ、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、NH−フェニル、−N(C〜Cアルキル)C(O)フェニル、−NHC(O)フェニル、NHフェニルアルキル、NHC(O)−(C〜C)アルキル−フェニル、N(C〜Cアルキル)C(O)−(C〜C)アルキル−フェニル、N(C〜C)アルキル−フェニル、−NHSO−フェニル、−N(C〜Cアルキル)SOフェニル又は−N(C〜Cアルキル)フェニルアルキルから選択され、ここで、前記フェニル基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、ハロアルキル、ハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
Lは、−C〜Cアルケニル−又は−C〜Cアルキニルであり、そのそれぞれは、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、ハロアルキル又はハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよいフェニルで置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項6】
は、結合又は−C(O)NR−、−N(R)C(O)−、−(C〜C)アルキル−C(O)NR−、−(C〜C)アルキル−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−(C〜C)アルキル−、−N(R)C(O)−(C〜C)アルキル−、−(C〜C)アルキル−C(O)N(R)−(C〜C)アルキル−、−(C〜C)アルキル−N(R)C(O)−(C〜C)アルキル−、−N(R)SO−、−SON(R)−、−N(R)−、−N(R)−(C〜C)アルキル−、−O−(C〜C)アルキル−、−(C〜C)アルキル−O−又は−(C〜C)アルキル−N(R)−であり、
は、H、COH、−SOフェニル、フェニルアルキル、ナフチルアルキル又はアントラセニルアルキルで置換されていてもよいC〜Cアルキルであり、ここで、前記アリール基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、ハロアルキル又はハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
は、存在しないか、結合、−(C〜C)アルキル−O−、−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−、−アルケニル−、C(O)であり、
A環は、フェニル、ナフチル、チアゾリル、ピラゾリル、キノリニル、ジヒドロピラゾリル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、ピリミジル、ナフチル、キナゾリニル、ベンゾ[b]チオフェン、イミダゾリル、フラニル、イソチアゾリル、ピロリル、オキサゾリル、トリアゾリルであり、そのそれぞれは、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、NO、NH、NH(C〜C)アルキル又はN(C〜C)アルキル(C〜C)アルキルである1、2又は3個の基で置換されていてもよく、
Qは、H、フェニル、ナフチル、−フェニル−カルボニル−フェニル、−フェニル−(C〜C)アルキル−フェニル、−フェニル−ピリジル、−フェニル−ピリミジル、−フェニル−オキサゾリル、−フェニル−チアゾリル、−フェニル−イミダゾリル、−フェニル−ピロリル、−フェニル−ピペリジニル、−フェニル−ピロリジニル、−フェニル−ピペラジニル、−フェニル−モルホリニル、−フェニル−チオモルホリニル、−フェニル−チオモルホリニルジオキシド、−フェニル−、ピリジル、ピリミジル、フラニル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、−ピリジル−(C〜C)アルキル−フェニル、−ピリミジル−(C〜C)アルキル−フェニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チオモルホリニルジオキシド、イミダゾリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、C〜Cアルキル、ハロゲン、ハロアルコキシ、ハロアルキル又はC〜Cアルコキシカルボニルであり、ここで、上記の環状基は、独立に、アルコキシカルボニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ、NR又はフェニルである1、2、3、4又は5個の基で置換されていてもよく、
及びRは、独立に、H、C〜Cアルキル、フェニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルカノイル、フェニル(C〜C)アルカノイル、C〜Cアルコキシカルボニル、フェニル(C〜C)アルコキシカルボニル、ピリジルカルボニル、フラニルカルボニル、ピリジル、ピリミジル、ピペリジニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、−C(O)NH、−C(O)NH(C〜C)アルキル、−C(O)N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル又は−SO−フェニルであり、ここで、前記環状基は、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、NO、OH、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
Zは、存在しないか、H、−NHC(O)フェニル、−N(C〜Cアルキル)C(O)フェニル又はフェニルであり、ここで、前記フェニル基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ又はNOである1、2、3、4又は5個の基で置換されていてもよい、
請求項5記載の化合物。
【請求項7】
20、R21、R22及びR23は、独立に、H、フェニルアルコキシ、ベンジル、フェネチル、ハロゲン、C〜Cアルキル、OH、アルコキシ、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、NH−フェニル、NHフェニルアルキル、N(C〜C)アルキル−フェニル、−NHSO−フェニル、−N(C〜Cアルキル)SOフェニル又は−N(C〜Cアルキル)フェニル(C〜C)アルキルから選択され、ここで、前記フェニル基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、ハロアルキル、ハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
Lは、−C〜Cアルケニル−又は−C〜Cアルキニルであり、そのそれぞれは、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、ハロアルキル又はハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよいフェニルで置換されていてもよく、或いは
は、結合又は−C(O)NR−、−N(R)C(O)−、−(C〜C)アルキル−C(O)NR−、−(C〜C)アルキル−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−(C〜C)アルキル−、−N(R)C(O)−(C〜C)アルキル−、−N(R)SO−、−SON(R)−、−N(R)−、−N(R)−(C〜C)アルキル−、−O−(C〜C)アルキル−、−(C〜C)アルキル−O−又は−(C〜C)アルキル−N(R)−であり、
は、H、C〜Cアルキル、−SOフェニル、フェニルアルキル、ナフチルアルキル又はアントラセニルアルキルであり、ここで、前記アリール基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、ハロアルキル又はハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
は、存在しないか、結合、−(C〜C)アルキル−O−、−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−、−アルケニル−、C(O)であり、
は、H、C〜Cアルキル、フェニル(C〜C)アルキル又はC〜Cアルケニルであり、
は、H、フェニル、フェニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルキル、−(C〜C)アルキル−ピリジニル、(C〜C)ヒドロキシアルキルであり、ここで、前記フェニル環は、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、−SO−(C〜C)アルキル、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである合計1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
A環は、フェニル、ナフチル、チアゾリル、ピラゾリル、ジヒドロピラゾリル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、ピリミジル、ナフチル、キナゾリニル、ベンゾ[b]チオフェン、イミダゾリル、イソチアゾリル又はピロリルであり、そのそれぞれは、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、NO、NH、NH(C〜C)アルキル又はN(C〜C)アルキル(C〜C)アルキルである1、2又は3個の基で置換されていてもよく、
Qは、H、フェニル、ナフチル、−フェニル−カルボニル−フェニル、−フェニル−(C〜C)アルキル−フェニル、−フェニル−ピリジル、−フェニル−ピリミジル、−フェニル−イミダゾリル、−フェニル−ピロリル、−フェニル−ピペラジニル、−フェニル−モルホリニル、−フェニル−チオモルホリニルジオキシド、−フェニル−、ピリジル、ピリミジル、フラニル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、−ピリジル−(C〜C)アルキル−フェニル、−ピリミジル−(C〜C)アルキル−フェニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チオモルホリニルジオキシド、イミダゾリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、C〜Cアルキル、ハロゲン、ハロアルコキシ、ハロアルキル又はC〜Cアルコキシカルボニルであり、ここで、上記の環状基は、独立に、アルコキシカルボニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ、NR又はフェニルである1、2、3、4又は5個の基で置換されていてもよく、
及びRは、独立に、H、C〜Cアルキル、フェニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルカノイル、フェニル(C〜C)アルカノイル、C〜Cアルコキシカルボニル、フェニル(C〜C)アルコキシカルボニル、ピリジルカルボニル、フラニルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、−C(O)NH、−C(O)NH(C〜C)アルキル、−C(O)N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル又は−SO−フェニルであり、ここで、前記環状基は、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、NO、OH、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、C〜Cハロアルキル又はC〜Cハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
Zは、存在しないか、H又はフェニルであり、ここで、前記フェニル基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ又はNOである1、2、3、4又は5個の基で置換されていてもよい、
請求項6記載の化合物。
【請求項8】
(3E)−4−[4−((4−クロロベンジル){[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}アミノ)フェニル]−2−(ピリジン−3−イルメチル)ブト−3−エン酸、
(3E)−4−(4−{(4−tert−ブチルベンジル)[(3,4−ジクロロフェニル)スルホニル]アミノ}フェニル)−2−[3−(トリフルオロメチル)ベンジル]ブト−3−エン酸、又は
(3E)−4−{4−[[(3,4−ジクロロフェニル)スルホニル](4−イソプロピルベンジル)アミノ]フェニル}−2−[3−(トリフルオロメチル)ベンジル]ブト−3−エン酸、
である請求項1記載の化合物。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物及び少なくとも1種の薬学的に許容される担体、溶媒、アジュバント又は賦形剤を含む薬剤組成物。
【請求項10】
糖尿病治療用医薬品の製造における、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物若しくはその塩又は請求項9記載の組成物の使用。
【請求項11】
その必要のある患者に、治療有効量の請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む、タンパク質チロシンホスファターゼを阻害する方法。
【請求項12】
その必要のある患者に、治療有効量の請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む、インスリン抵抗性又は高血糖に関連する代謝異常を治療する方法。
【請求項13】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物を調製する方法。
【請求項14】
N−[4−(2−ブロモアセチル)−フェニル]−4−トリフルオロメトキシベンゼンスルホンアミド、
2−ピリジン−3−イルメチル−マロン酸ジアリルエステル、
2−{2−オキソ−2−[4−(4−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニルアミノ]−エチル}−2−ピリジン−3−イルメチル−マロン酸ジアリルエステル、
4−{4−[(−クロロベンジル)−(4−トリフルオロメトキシベンゼンスルホニル)−アミノ]−フェニル}−4−オキソ−2−ピリジン−3−イルメチル−酪酸、
2−(3−トリフルオロメチルベンジル)−マロン酸ジアリルエステル、
2−(2−{4−[(4−tert−ブチルベンジル)−(3,4−ジクロベンゼンスルホニル)−アミノ]フェニル}−2−オキソエチル)−2−(3−
トリフルオロメチルベンジル)−マロン酸ジアリルエステル、
4−{4−[(4−tert−ブチルベンジル)−(3,4−ジクロロベンゼンスルホニル)−アミノ]−フェニル}−4−オキソ−2−(3−トリフルオロメチルベンジル)−酪酸;
2−(2−{4−[(3,4−ジクロロベンゼンスルホニル−(4−イソプロピルベンジル)−アミノ]−フェニル−2−オキソエチル)−2−(3−トリフルオロメチルベンジル)−マロン酸ジアリルエステル、又は
4−{4−[(3,4−ジクロロベンゼンスルホニル)−(4−イソプロピルベンジル)−アミノ]−フェニル}−4−オキソ−2−(3−トリフルオロメチルベンジル)−酪酸、
である化合物。
【請求項15】
次式の化合物
【化2】


[式中、
Xは、官能基であり、
20、R21、R22及びR23は、独立に、H、アリールアルコキシ、アリールアルキル、ハロゲン、アルキル、OH、アルコキシ、NO、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、NH−アリール、−N(C〜Cアルキル)C(O)アリール、−NHC(O)アリール、NHアリールアルキル、NHC(O)−(C〜C)アルキル−アリール、N(C〜Cアルキル)C(O)−(C〜C)アルキル−アリール、N(C〜C)アルキル−アリール、−NHSO−アリール、−N(C〜Cアルキル)SOアリール又は−N(C〜Cアルキル)アリールアルキルから選択され、ここで、前記アリール基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、OH、NO、ハロアルキル、ハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
は、結合、−(C〜C)アルキル−O−、−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−、−アルケニル−、C(O)であり、
A環は、フェニル、ナフチル、チアゾリル、ピラゾリル、フラニル、ジヒドロピラゾリル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、ピリミジル、ピリジル、キノリニル、ナフチル、キナゾリニル、ベンゾ[b]チオフェン、イミダゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、オキサゾリル、トリアゾリルであり、そのそれぞれは、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、NO、CN、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキルである1、2又は3個の基で置換されていてもよく、
Qは、H、シクロアルキル、アリール、−アリール−カルボニル−アリール、−アリール−アルキル−アリール、−アリール−ヘテロアリール、−アリール−ヘテロシクロアルキル、−ヘテロアリール、−ヘテロアリール−アルキル−アリール、−ヘテロシクロアルキル、−アリール−O−アリール、C〜Cアルキル、ハロゲン、ハロアルコキシ、ハロアルキル又はアルコキシカルボニルであり、ここで、上記の環状基は、独立に、アルコキシカルボニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルカノイル、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ、NR又はフェニルである1、2、3、4又は5個の基で置換されていてもよく、
及びRは、独立に、H、C〜Cアルキル、アリール(C〜C)アルキル、アルカノイル、アリールアルカノイル、アルコキシカルボニル、アリールアルコキシカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルカルボニル、−C(O)NH、−C(O)NH(C〜C)アルキル、−C(O)N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル又は−SO−アリールであり、ここで、前記環状基は、独立に、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、NO、OH、NH、NH(C〜C)アルキル、N(C〜C)アルキル(C〜C)アルキル、ハロアルキル又はハロアルコキシである1、2、3又は4個の基で置換されていてもよく、
Zは、存在しないか、H、−NHC(O)アリール、−N(C〜Cアルキル)C(O)アリール又はフェニルであり、ここで、前記フェニル基は、独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ又はNOである1、2、3、4又は5個の基で置換されていてもよく、或いは
Zは、−NHC(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−N(C〜C)アルキルC(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキルである]。
【請求項16】
L2が結合の場合、A環はフェニルではない、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
Xが、スルホンアミド、カルボキシル、−COであり、ここで、Rが、C〜Cアルキル又はベンジル、アルデヒド、ケト、アミド、ニトロ、アニリノ、ヒドロキシル、スルフィド又はハロである、請求項15又は16に記載の化合物。
【請求項18】
式E−5、E−6、E−7、E−8、E−9又はE−10の化合物
【化3】


[式中、
は、水素、C〜Cアルキル又はベンジルであり、
nは、1又は2である]。
【請求項19】
請求項1記載の化合物を調製する方法。

【公表番号】特表2008−518926(P2008−518926A)
【公表日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−539167(P2007−539167)
【出願日】平成17年10月28日(2005.10.28)
【国際出願番号】PCT/US2005/038939
【国際公開番号】WO2006/050097
【国際公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願人】(507141398)ジ インスティチューツ フォー ファーマシューティカル ディスカバリー、エルエルシー (2)
【Fターム(参考)】