説明

美容的処置のためのハエジゴクの抽出物を含有する組成物

本発明は、肌、ならびに、皮脂腺、毛髪、および爪などの皮膚付属器、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着の美容的処置のための、ハエジゴクの抽出物、およびそのような抽出物を含む組成物に関連する。本発明はまた、美容的処置のための組成物の調製を目的とした、そのような抽出物の使用に関する。組成物は、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着に対して活性を有する物質をさらに含み得る。特に、組成物は、シンビジウム・エリスラエウム由来の抽出物を含有し得る。組成物はまた、基材、美容用色素、UVフィルター、および/またはUV散乱剤を含み得る。本発明の範囲はまた、肌、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着の美容的処置のための方法であって、人の肌が、ハエジゴク由来の抽出物を含む組成物で処置される方法に及ぶ。そのような組成物はまた、シンビジウム・エリスラエウム由来の抽出物を含有し得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肌、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着の美容的処置のための、すべての野生型および栽培品種を含むハエジゴク(Dionaea muscipula)の抽出物、ならびにそのような抽出物を含む組成物に関連する。本発明はまた、美容的処置のための組成物の調製を目的とした、そのような抽出物の使用に関する。組成物はまた、シンビジウム・エリスラエウム(Cymbidium erythraeum)由来の抽出物を含有し得る。
【0002】
本発明はまた、肌、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着の美容的処置のための方法、ならびに、ハエジゴクの抽出物および他の成分、例えば、シンビジウム・エリスラエウムの抽出物を含む新たな組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
発明の分野
ハエジゴクの抽出物を含む本発明は、肌、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着に改良効果を有する、新たなかつ安全な抗酸化剤、湿潤剤、ペプチド、チロシナーゼ阻害剤などの酵素阻害剤、または、美容用組成物を取得すること、乾燥しかつひび割れた肌を改良すること、肌の堅さおよび弾力を改善すること、脂性の肌および毛穴サイズを改善すること、ならびに、加速的な肌の加齢を予防および/または処置するために使用されることに関連する。さらに、本発明は、皮脂腺、毛髪、および爪などの皮膚付属器の成長および品質における障害を処置するための新たな解決法を提供する。
【0004】
生物学的な加齢過程、とりわけ肌の加齢過程は、遺伝的原因および環境的原因を有する。環境的原因は、個々の生物体の内部の生理学的環境および外部の影響を含む。内部環境は、生理学的恒常性、ホルモンバランス、栄養の利用、細胞修復機構、および抗酸化状態により反映される。外部環境の加齢因子は、太陽光からの慢性放射線(UV)傷害(CRI)、喫煙、ダイエット、ストレス、および生活様式であり得る。これらの外部環境因子の多くは、例えばフリーラジカルの形成を通して、加齢過程に加速する影響を有する。加速的な肌の加齢は主に、外部因子により引き起こされ、原因となる環境因子に同一の程度で曝露されていない個体の経時的年齢より高齢に見える肌を結果としてもたらす。ハエジゴク由来の抽出物の使用は、これらの環境的影響の効果を中和し、かつ肌を保護し、かつ生物体自体の修復機構を支持すると、驚くべきことに示している。肌の生理学的状態および美容的外見を改善するためのハエジゴク抽出物の使用は、以前には記述されていない。
【0005】
先行技術の説明
ハエジゴクは、野生において米国の低栄養な湿地帯に見出される5〜25 cmの高さの食虫植物である。世界中で屋内の持続可能な条件において栽培することができる。
【0006】
国際公開公報第1999/042115号(特許文献1)は、タンパク質キナーゼの阻害のための薬剤の生産を目的とした、とりわけモウセンゴケ(Drosera)科の植物、および特にハエジゴク由来の抽出物の使用に関連する。抽出物は、種々の微生物の感染の処置のための抗生物質として使用され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】国際公開公報第1999/042115号
【発明の概要】
【0008】
本発明にしたがって、美容用製剤における疾患または加齢徴候の予防、治療、および/または処置の方法であって、治療的有効量のハエジゴク抽出物の哺乳動物またはヒト(の肌)への投与を含む方法が提供される。
【0009】
したがって、本発明は、肌、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着の美容的処置のための、ハエジゴクの抽出物、およびそのような抽出物を含む組成物に関連する。本発明はまた、美容的処置のための組成物の調製を目的とした、そのような抽出物の使用に関する。組成物は、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着に対して活性を有する物質をさらに含み得る。特に、組成物は、シンビジウム・エリスラエウム由来の抽出物を含有し得る。組成物はまた、基材、美容用色素、UVフィルター、および/またはUV散乱剤を含み得る。
【0010】
本発明の範囲はまた、肌、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着の美容的処置のための方法であって、人の肌が、ハエジゴク由来の抽出物を含む組成物で処置される方法に及ぶ。組成物はまた、シンビジウム・エリスラエウム由来の抽出物を含み得る。
【0011】
さらに、本発明は、ハエジゴクの抽出物を含み、シンビジウム・エリスラエウムの抽出物もまた含み得る、新たな組成物に関する。
【発明を実施するための形態】
【0012】
発明の詳細な説明
本発明にしたがって、いくつかの肌状態の予防および/または処置および/または治療のためにハエジゴクが提供される。
【0013】
一つの局面によると、本発明は、肌、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着、特にメラニン色素沈着および年齢によるしみの美容的処置における使用のための、ハエジゴクの抽出物に関連する。本発明はまた、そのような使用のためのハエジゴクの抽出物を含む組成物に関連する。その結果、本発明はまた、肌、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加したメラニン色素沈着の美容的処置のための組成物の調製を目的とした、ハエジゴクの抽出物の使用に関する。さらに、本発明は、堅さおよび弾力を喪失した肌、例えば、セルライト(ジノイドリポジストロフィー(Gynoid Lipodystrophy))、たるんだ肌、および強い「持ち上げ効果」を誘導することによる伸展裂創(線条)などの再形成が問題となる肌(re-shaping problem-skin)を処置するための新たな解決法を含む。本発明はまた、皮脂腺、毛髪、および爪などの皮膚付属器の成長および品質における障害を処置するための新たな解決法を提供する。
【0014】
さらに、本発明はまた、皮脂腺の不調、例えば、毛穴の炎症または遮断、脂性の肌、および座瘡、特に尋常性座瘡の処置のための新たな解決法を提供する。さらに、本発明は、男性および女性の両方において、毛髪の菲薄化、および毛髪の成長を支持するための新たな解決法を提供する。さらに、本発明は、爪を菲薄化および脆化することの新たな解決法を提供する。
【0015】
さらなる局面によると、組成物は、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加したメラニン色素沈着などの、肌の加速的または経時的加齢変化に対して活性を有する、少なくとも一つの他の物質をさらに含み得る。これは、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加したメラニン色素沈着などの、肌の加速的または経時的加齢変化に対して活性を有する任意の物質より選択され得る。一つの局面によると、少なくとも一つの他の物質は、シンビジウム・エリスラエウムの抽出物より選択される。組成物は、ハエジゴクおよび/またはシンビジウム・エリスラエウムの一つまたは複数の抽出物を含み得る。
【0016】
本発明による抽出物および組成物は、疾患、炎症、環境的作用物質、および/または加齢により引き起こされる、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加したメラニン色素沈着などの、肌の加速的または経時的加齢変化に対して使用され得る。
【0017】
例えば、肌におけるしわは、一般に、皮膚疾患の非存在下でしばしば観察される肌の湿疹性変化により引き起こされ得るが、また、鼻アレルギーおよび喘息、乾癬、扁平苔癬、水疱性類天疱瘡、天疱瘡、ならびに皮膚炎にしばしば付随する皮膚アトピーを含む多くの特異的な皮膚科学疾患の結果として起こる。皮膚疾患はまた、特異的酵素を欠如する患者の遺伝子欠損の結果として起こり得る。
【0018】
ハエジゴクに由来する抽出物
治療用抽出物は、野生においてまたは栽培において、世界中で、例えば、米国、ブータン王国、インド、中華人民共和国、東南アジア、世界の熱帯もしくは亜熱帯地域、世界のすべての国および領域における屋内もしくは屋外栽培で見出される、ハエジゴクに由来し得る。
【0019】
本発明の一つの態様によると、ハエジゴク抽出物は、植物から取得されるかまたはインビトロで栽培される組織、細胞、および、または幹細胞を含む、植物全体、またはその任意の部分、例えば、植物の葉、花、種子、細胞、幹細胞、および、もしくは根を用いて、以下の非限定的な手順を含む過程から取得され得る。
【0020】
1.植物材料への物理的圧力により取得される新鮮なジュース抽出物。
2.凍結乾燥
3.発酵(酵素的、細菌性、および、または真菌性)
4.水抽出
5.超臨界CO2(二酸化炭素)を用いた抽出
6.適当な溶媒(例えば、アルコール、エタノール、イソプロピルアルコール、アセチルアセタート、アセトンなど)を用いた抽出
【0021】
本発明の一つの態様によると、抽出手順は、以下であろう:
(a)植物材料の抽出を達成するために、適当な溶媒、好ましくは水における96%エタノール中に、ハエジゴク材料を置く段階;
(b)液体および固体内容物を分離する段階;
(c)液体内容物中に存在する溶媒のろ過により、液体内容物から第一の画分を回収する段階;
(d)植物材料由来の残存画分の抽出を達成するために、アセトン、二酸化炭素、イソプロパノール、またはt-ブタノール、および酢酸のエステル、好ましくは酢酸エチルからなるがそれらに限定されない溶媒の群より選択される有機溶媒中に、固体内容物を置く段階;
(e)液体および固体内容物を分離する段階;
(f)液体内容物からの溶媒のろ過により、第二の画分を回収する段階;ならびに
(g)固体内容物を回収する段階。
【0022】
シンビジウム・エリスラエウムの抽出
シンビジウム・エリスラエウムは、ブータン王国およびヒマラヤ山脈の他の地域において、1660〜2330 mの標高の、開放され、苔で覆われた常緑オークの森に見出される、25〜75 cmの高さの着生植物である。
【0023】
シンビジウム・エリスラエウム抽出物は、植物から取得されるかまたはインビトロで栽培される組織、細胞、および、または幹細胞を含む、植物全体、またはその任意の部分、例えば、植物の葉、花、種子、細胞、幹細胞、および、もしくは根を用いて、以下の非限定的な手順を含む過程から取得され得る。
【0024】
本発明の一つの態様において、シンビジウム・エリスラエウム抽出物は、以下の段階を含む過程から取得され得る:
(a)植物材料の抽出を達成するために、適当な溶媒、好ましくは水における70%エタノール中に、シンビジウム・エリスラエウム材料を置く段階;
(b)液体および固体内容物を分離する段階;
(c)液体内容物中に存在する溶媒のろ過により、液体内容物から第一の画分を回収する段階;
(d)植物材料由来の残存画分の抽出を達成するために、アセトン、二酸化炭素、イソプロパノール、またはt-ブタノール、および酢酸のエステル、好ましくは酢酸エチルからなるがそれらに限定されない溶媒の群より選択される有機溶媒中に、固体内容物を置く段階;
(e)液体および固体内容物を分離する段階;
(f)液体内容物からの溶媒のろ過により、第二の画分を回収する段階;ならびに
(g)固体内容物を回収する段階。
【0025】
新鮮な植物ジュースの場合、抽出物は、新鮮な植物材料から取得される重量%ジュースとして計算され、例えば、10 kgの新鮮な植物材料が圧搾されて1 kgの100%ジュースを生じる。
【0026】
乾燥植物材料からの抽出物は、抽出媒質の分量当たりの植物材料の量として計算され、例えば、10 Kgの96%エタノール中で抽出された1 kgの乾燥植物材料は、10%抽出物を生じる。
【0027】
新鮮なジュースおよび/または抽出物が、組成物の重量に基づいて組成物において、0.001%〜100%、好ましくは0.1%〜20%、および最も好ましくは1%〜10%、例えば、0,5%〜10%、1%〜5%の間の最終濃度で使用される。
【0028】
投与量
本発明での肌状態の処置のために、肌の不調および不調の重症度に依存して、肌領域への1日当たり2〜4回の適用が推奨される。
【0029】
他の活性成分
ハエジゴクおよびシンビジウム・エリスラエウム由来の抽出物は別として、本発明の組成物は、生理活性炭水化物、脂質、タンパク質、ペプチド、オリゴエレメント、酵素、植物組織因子、酵素阻害剤、フラボノイド、ポリフェノール、およびキサントフィルを含有し得るが、それらに限定されない。
【0030】
以下などであるが、それらに限定されない他の活性成分および植物抽出物が添加され得る:アスコルビン酸、シロキクラゲ(Tremella Fuciformis)、エーデルワイス(Edelweiss)(ウスユキソウ属(Leontopodium)の種)、スノーフレーク(Snowflake)(レウコジャム属(Leucojum)の種)、クワ(Morus alba)、イタドリ(Polygonum cuspidatum)、トウチュウカソウ属(Cordyceps)の種、コウジ酸、カフェイン、トウガラシ属(Capiscum)の種、ニコチンアミド、およびオジギソウ(Mimosa pudica)(sensitiva)もまた、本発明との組み合わせにおいて使用され得る。
【0031】
UVフィルター
組成物はまた、少なくとも一つのUVフィルターおよび/またはUV散乱剤をさらに含み得る。
【0032】
日光保護化合物として、UVフィルターおよびUV散乱剤の両方が使用され得る。UVフィルターは、UVAおよびUVB型のものであり得る。有機および無機物質の両方が、UVフィルターとして使用され得る。有効な構成要素として有機化合物を使用する紫外線遮蔽剤は、構成要素による紫外線の特徴的な吸収により、紫外線の透過を予防する。例えば、置換されたN,N'-ビス-芳香族ホルムアミジンを含む紫外線吸収性組成物が公知である(日本特許公告第61-09993号)。
【0033】
他方で、無機化合物を使用する紫外線遮蔽剤は、その組成物中に無機微粒子を含有し、かつ、紫外線に対する組成物の吸収能力および散乱能力により、紫外線の透過を予防する。
【0034】
無機UVフィルターは、チタニア-シリカガラスの薄片状ガラス(日本特許公開第6-116119号);固体材料中に分散され、かつ固体材料により支持される超微粒子を含む複合体微粒子、例えば、TiO2などの微粒子粉末が、SiO2などの金属酸化物のプレート粒子中に均一に分散されている複合体粉末(日本特許公開第1-143821号);ならびに、酸化ジルコニウム粉末または酸化アルミニウム粉末が、ナイロン樹脂、シリコーン樹脂、および酸化ケイ素などの材料を含むマトリクス粒子の表面上に保持されており、かつ、酸化チタン粉末または酸化亜鉛粉末が、マトリクス粒子の内側部分中に分散されている複合体粒子(日本特許公開第2-49717号);金属化合物を含有する多孔性シリカビーズ(日本特許公開第4-65312号);SiO2、Al2O3、B2O3、BaO、SrO、ZnO、およびMgOなどの金属酸化物、ならびに金属フッ化物を含むガラス粉末(日本特許公開第4-85346号)であり得る。
【0035】
非必須性を改善するために、超微粒子の表面は、他の材料でコーティングされ得る。例えば、油性の美容用基材材料および疎水性の酸化チタン粉末を含む肌の化粧品が使用され得る(日本特許公告第59-15885号)。
【0036】
色素
一つの局面によると、組成物は、少なくとも一つの美容用色素をさらに含む。色素は、種々の酸化チタン、例えばTiO2、酸化亜鉛、例えばZnO、酸化第二鉄および酸化第一鉄、ならびに雲母、例えばKAl2(AlSi3O10)(OH)2、KMg3(AlSi3O10)(OH)2より選択され得る。
【0037】
基材
抽出物は、肌に直接、または適当な基材において適用され得る。したがって、組成物は、賦形剤、希釈剤、および媒体などの少なくとも一つの基材、例えば、ローション、軟膏、クリーム、ゲル、または乳剤をさらに含み得る。
【0038】
本発明者らは、基材と共に、ローション、軟膏、クリーム、ゲルなどのような肌処置のための製剤において一般的に使用される任意の賦形剤または媒体を理解する。本発明による肌処置のための組成物は、肌処置のために当技術分野において使用されるような任意の調合であり得る。
【0039】
本発明による使用のために適当な局所用媒体は、美容および薬学分野において周知であり、かつ、水;アルコール(とりわけエタノールなどの肌から直ちに蒸発することができる低級アルコール)、グリコール(グリセロールなど)、脂肪族アルコール(ラノリンなど)などの有機溶媒;水および有機溶媒の混合物(水およびアルコールなど)、ならびにアルコールおよびグリセロールなどの有機溶媒の混合物(任意でまた水も伴う);脂肪酸、アシルグリセロール(鉱油などの油、および天然または合成起源の脂肪を含む)、ホスホグリセリド、スフィンゴ脂質、リポソーム、およびワックスなどの脂質ベースの材料;コラーゲンおよびゼラチンなどのタンパク質ベースの材料;シクロメチコン(cyclomethicone)、デメチコノール(demethiconol)、およびジメチコンコポリオール(dimethicone copolyol)(Dow Corning)などのシリコーンベースの材料(不揮発性および揮発性の両方);ワセリンおよびスクアレンなどの炭化水素ベースの材料;アニオン性、カチオン性、および両性の界面活性剤および石鹸;マイクロスポンジおよびポリマーマトリクスなどの徐放性媒体;安定化および懸濁化剤;乳化剤のような媒体(または媒体構成要素);ならびに、肌への投与に適する他の媒体および媒体構成要素、加えて、上記で同定されるかまたは別の方法で当技術分野に公知である局所用媒体構成要素の混合物も含む。媒体は、保存剤、皮膚浸透増強剤、徐放性材料などのような適用される製剤の安定性または有効性を改善するのに適合した構成要素をさらに含み得る。
【0040】
そのような媒体および媒体構成要素の例は、当技術分野において周知であり、かつ、Martindale-The Extra Pharmacopoeia (Pharmaceutical Press, London 1993)およびMartin (ed.), Remington's Pharmaceutical Sciencesのような参照文献中に記載されている。
【0041】
適当な媒体の選択は、製剤が達成するべき特定の物理的形態および送達の様式に依存するであろう。適当な形態の例は、液体ならびに懸濁液、乳濁液など;ゲル、泡、ペースト、クリーム、軟膏、「スティック」などの固体および半固体;リポソームを含有する製剤または他のものを含む。
【0042】
基材はまた、Carbopol(登録商標)、Carbomer(登録商標)、および四ナトリウムEDTAなどの、水膨潤剤および/またはレオロジー改変剤およびキレート剤として作用する、ポリマーまたは物質を含み得る。
【0043】
組成物は、10〜90重量%の間、例えば、約50%〜約90%、好ましくは約70%〜約85%の少なくとも一つの基材、および、約10%〜約90%の間、例えば、約10%〜約50%、好ましくは約15%〜約30%の量で上記で定義されたようなシステムを含み得る。
【0044】
処置の方法
本発明はまた、肌、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着の美容的および薬学的処置のための方法であって、人の肌が、ハエジゴク由来の抽出物を含む組成物で処置される方法に関連する。そのような組成物はまた、シンビジウム・エリスラエウム由来の抽出物を含有し得る。
【0045】
新たな組成物
本発明はまた、ハエジゴクの抽出物およびシンビジウム・エリスラエウムの抽出物を含む組成物に関する。
【0046】
本出願において引用されるすべての参照文献は、参照として組み入れられる。「含む」という表現により、本発明者らは、含むがそれらに限定されないことを理解する。したがって、他の言及されていない担体または添加物が存在し得る。
【0047】
本発明は次に、以下の非限定的な製剤および試験実施例に関して説明される。
【0048】
製剤の実施例:
製剤1
活性成分としてハエジゴクを含有するゲル組成物:
ハエジゴク 0.500 g
Carbopol 980 NF 0.250 g
トリエタノールアミン 0.200 g
ヒドロキシプロピル-メチルセルロース 1.000 g
精製水を加えて(ad)50.000 gへ
【0049】
上記の実施例の配合表にしたがって、軟膏の調製に適するBrogtech装置(Brogtech装置:Brogtec Mischtechnik GmbH, Gewerbestrasse 14, D-79618 Rheinfelden, Germany)で、7 kgのバッチサイズにおいてゲルを調製した。
【0050】
ゲル基材の調製の方法:
精製水(6000 g)をBrogtech装置中に注ぎ、温度を25℃に設定する。アンカーミキサー中で4の位置において、ヒドロキシプロピル-メチルセルロース(140.0 g)を段階的に混合物に添加し、軟膏基材の全体的な溶解まで同一のrevs/分の速度で撹拌する(およそ1.5時間)。溶解後、Carbopol 980 NF(35.0 g)を反応混合物に添加し、4時間撹拌する。混合物をトリエタノールアミン(28.0 g)および精製水(100.0 g)の溶液で中和し、混合物がゲル粘稠度を有するまで撹拌を継続する。
【0051】
最終産物(薬物-ゲル組成物)の調製の方法:
調製したゲル基材に、ハエジゴク抽出物を段階的に添加し、精製水でゲルを7.00 kgに完成させる。取得したゲルを5分間、Brogtech装置の内蔵型ホモジナイザーにおいて1200 revs/minで、最大直径のスリット(1.5 mm)で均質化する。
【0052】
製剤2
抗加齢クリーム
成分%(1)水 67.7(2)ジセチルホスファート(および)セテス-10ホスファート 6.0(3)グリセリルステアラート(および)PEG-100ステアラート 4.0(4)フェノキシエタノール 0.6(5)クロルフェネシン 0.4(60)二酸化チタン 0.2(7)水酸化ナトリウム 0.5(8)マグノロール 0.2(9)ハエジゴク 1.0(10)セチルジメチコン 1.5(11)エルゴステロールグルコナート 1.5(12)シアバター 2.0(13)シロキクラゲ 1.0(15)シンビジウム・エリスラエウム 1.0(16)トウチュウカソウ(Cordyceps sinensis) 0.1(17)ヒドロキシクエン酸亜鉛 3.1(18)2,4-ジヒドロキシアセトフェノン(レスアセトフェノン) 1.1(19)ペオノール 1.5(20)カルノシン 0.1(21)シクロメチコン、ジメチコンクロスポリマー 2.0(22)オジギソウ抽出物 0.5(23)ポリソルベート-20 2.0(24)Sepigel-305 2.0(Sepigel-350(ポリアクリルアミド、C 13 C 14イソパラフィンおよびラウレス-7):SEPPIC GmbH, ABC Tower Koln, Ettore - Bugatti - Str.6-14, 51149 Koln-Porz, GERMANY)。
【0053】
手順
(1)〜(13)を混合し、均質になるまで70〜80 Cで加熱する。40〜50 Cに冷却する。(14)〜(16)をあらかじめ混合し、混合しながらバッチに添加する。すべての他の成分を添加し、混合する。室温に冷却する。白色に近いクリームが取得される。
【0054】
製剤3
皮脂減少を伴う座瘡クリーム
成分%(1)水 67.3(2)ジセチルホスファート(および)セテス-10ホスファート 5.0(3)グリセリルステアラート(および)PEG-100ステアラート 4.0(4)フェノキシエタノール 0.7(5)クロルフェネシン 0.3(60)二酸化チタン 0.2(7)水酸化ナトリウム 0.5(8)マグノロール 0.2(9)ハエジゴク 0.5(10)セチルジメチコン 1.5(11)テトラヒドロクルクミノイド 0.5(12)シアバター 2.0(13)キシメニア(Ximenia)油 1.0(15)アスコルビン酸 4.0(16)ナイアシンアミドヒドロキシシトラート 2.2(17)2,4-ジヒドロキシアセトフェノン(レスアセトフェノン) 1.1(18)ヘコゲニン 1.5(19)カルノシン 0.1(20)シクロメチコン、ジメチコンクロスポリマー 2.0(21)クワ 0.5(22)ピリドキシンサリチラート 0.9(23)ポリソルベート-20 2.0(24)Sepigel-305 2.0。
【0055】
手順
(1)〜(13)を混合し、均質になるまで70〜80 Cで加熱する。40〜50 Cに冷却する。(14)〜(16)をあらかじめ混合し、混合しながらバッチに添加する。すべての他の成分を添加し、混合する。室温に冷却する。白色に近いクリームが取得される。
【0056】
製剤4
抗加齢ゲル
成分%(1)トリエチルシトラート 63.95(2)エチレンジアミン/水素化二量体ジリノレアートコポリマービス-ジ-C14-18アルキルアミド 10.0(3)ホホバ油 0.1(4)オジギソウ 0.25(5)ハエジゴク抽出物 2.0(6)プロトジオスシン 0.5(7)シンビジウム・エリスラエウム 0.2(8)ゼオライト 20.0(9)香料 1.0(10)アスコルビン酸 2.0
【0057】
手順
(1)および(2)を混合し、透き通るまで80〜90 Cで加熱する。40〜50 Cに冷却し、すべての他の成分を添加して混合する。室温に冷却する。白色のゲル様産物が取得される。
【0058】
製剤5
抗しわ、皮脂減少透明ゲル
成分%(1)C12-15アルキルベンゾアート 96.75(2)ジブチルラウロイルグルタミド 1.0(3)ホホバ油 0.1(4)シロキクラゲ 0.25(5)ウスユキソウ属抽出物 0.2(6)ペオノール 0.5(7)テトラヒドロクルクミノイド 0.2(8)ハエジゴク 1.0。
【0059】
手順
(1)および(2)を混合し、透き通るまで95〜110 Cで加熱する。40〜50 Cに冷却し、すべての他の成分を添加して混合する。室温に冷却する。透明のゲル様産物が取得される。
【0060】
製剤6
抗セルライト-再形成ゲル
成分%(1)トリエチルシトラート 63.75(2)エチレンジアミン/水素化二量体ジリノレアートコポリマービス-ジ-C14-18アルキルアミド 10.0(3)ホホバ油 0.1(4)ニコチンアミド 0.25(5)ハエジゴク抽出物 2.2(6)プロトジオスシン 0.5(7)シンビジウム・エリスラエウム 0.2(8)ゼオライト 19.5(9)香料 1.0(10)カフェイン 2.0(11)トウガラシ属(Capsicum)0.5
【0061】
手順
(1)および(2)を混合し、透き通るまで80〜90 Cで加熱する。40〜50 Cに冷却し、すべての他の成分を添加して混合する。室温に冷却する。白色のゲル様産物が取得される。
【0062】
製剤7
毛髪用チンキ剤
成分%(1)エタノール中のハエジゴク10% 92.0(2)ポリソルバタム(polysorbatum)80 5.0(3)シンビジウム・エリスラエウム 2.0(4)カフェイン 1.0
【0063】
手順
すべての成分を添加し、50℃で混合する。室温に冷却する。液体が取得される。
【0064】
毛髪成長のための再生剤としての使用のために、およそ10〜50滴のこの毛髪用チンキ剤を毎日使用し、頭皮中および毛髪上にすり込む。
【0065】
製剤8
爪用クリーム
成分%(1)コラーゲン 3.0(2)ハエジゴク 5.0(3)グリセロール 2.0(4)ジプロピレングリコール 3.0(5)ポリオキシエチレンイソセチルエーテル 1.0(6)エタノール 8.0(7)香料 0.5(8)精製水を加えて100へ
【0066】
手順
すべての成分を添加し、60℃で混合する。室温に冷却する。やや白色のクリームが取得される。
【0067】
爪用クリームを、毎日2回、爪に適用する。
【実施例】
【0068】
本発明は、その範囲を限定するよりむしろ本発明を例証するために与えられる以下の実施例を参照することによって、より容易に理解されるであろう。
【0069】
実施例1
成人の白人女性(36歳)は、定期的に屋外で働いており、かつ日常的に太陽からのUV光に曝露されている。保護がないと、彼女は容易に肌を日焼けする。肌の赤味および炎症は、顕著な不快感をもたらした。彼女は、本発明によるゲル製剤(製剤1)においてハエジゴク(Dionaea)抽出物を適用し始めた。数分後、痛みが軽減され、かつ20分後、赤味がなくなった。太陽光への定期的な曝露により、彼女は、太陽に曝露される肌領域上にそばかすおよび色素班を有する。4週間、本発明によるハエジゴク抽出物を使用した後、色素班は徐々に減少し、かつ消失した。しばらくして、彼女は本発明の使用を中断し、かつ再び屋外で働いていた。色素班は再び出現し始めたが、以前ほど多数ではなかった。彼女が再び本発明を使用し始めると、色素班は消失した。このように、ハエジゴク抽出物の使用が、UV放射により誘導される肌損傷および色素沈着変化を緩和できることを、実施例1より見ることができる。
【0070】
実施例2
45歳のアジア人女性は、とりわけ顔および胸部において、肌弾力および肌の堅さの漸進的な全体的喪失に気づき始めた。目の周りに、小じわである「カラスの足跡」が目立った。彼女は、美容用製剤(製剤2)においてハエジゴク抽出物を顔および胸部へ1日当たり2回、適用し始めた。すでに数回の適用後に、彼女は強い持ち上げ効果に気づく。1か月の目標の間に、彼女は肌の品質の漸進的な改善に気づき、肌はより若々しくかつ輝いて見えた。そして3か月後、彼女の肌はより堅く感じられ、かつ、目の周りの小じわが著しく減少したと彼女は気づいた。
【0071】
実施例3
スポーツ(ゴルフ)をして日向で多くの時間を過ごしていた69歳の日本人男性は、特に手の甲および顔において、顕著なしわおよび多数の年齢によるしみを伴う、広がった加速的な肌加齢の徴候を示した。彼の肌を皮膚科学者により調査し、広範な微小の瘢痕損傷、ならびに肌のコラーゲン含量および弾力における減少が客観的に判定できた。
【0072】
彼は、本発明による美容用組成物(製剤4)を使用し始めた。3か月後、別の客観的評価を同一の皮膚科学者により行った。これは、処置された肌領域のコラーゲンの改善された再生および改善された弾力を示した。年齢によるしみは有意に減少した。彼自身の印象は、自分の肌状態の著しい改善であった。
【0073】
3か月後、彼は本発明の使用を中断した。中断の1か月後、同一の皮膚科学者により彼を再評価した。結果は、以前の改善の小さいが有意の減少を示し、処置により取得された正の効果を維持するためには、本発明の継続的な使用が必要であることを証明した。
【0074】
実施例4
23歳のアジア人女性は、10代半ばから、顔および肩上の脂性でかつ座瘡になりやすい肌に苦しんでいた。彼女の肌の毛穴は拡大し、かつしばしば面皰(いわゆる黒にきびおよび稗粒腫)により遮断された。彼女は、本発明によるゲル製剤(製剤5)を使用し始めた。使用の2週間後、座瘡は治り始め、肌は著しく脂性が少なくなり、かつ面皰が減少し始めた。4週間後、肌は治り、毛穴はより小さく、かつ以前の座瘡の瘢痕はより目立たなかった。
【0075】
実施例5
東南アジアにおいて屋外で多くの時間を過ごすアジア人女性(38歳)は、太陽放射への反復した強い曝露により引き起こされる不規則なメラニンによる肌の着色に苦しんでいた。彼女は皮膚科専門医に相談し、専門医は彼女の肌に本発明(製剤3)を適用した。すでに使用の2週間後に、客観的な肌の色合い尺度により測定して肌の色合いがより明るくなり、かつ全体の肌の色合いがより均一になった。
【0076】
実施例6
二人の子供の母親である36歳の白人女性は、両方の臀部および腰に渡るいわゆるオレンジピール肌またはセルライトに苦しんでいた。さらに、彼女は、2回の妊娠後に腹部に渡る伸展裂創に苦しんでいた。彼女は、本発明(製剤6)を、患部に8週間適用し始めた。この期間の後、セルライトおよび伸展裂創の注目に値する改善が観察できた。肌はより堅く、より滑らかで、より弾力があり、かつより若々しい外見を有した。
【0077】
本発明がその特定の態様に関連して説明されてきたが、さらなる改変が可能であること、ならびに、本出願は、一般に、本発明の原理に従い、かつ、本発明が属する技術分野内で公知であるかまたは慣例である実施内に入るような、および本明細書において上文に示された本質的な特徴に適用され得るような、および添付の特許請求の範囲に従うような本開示からの逸脱を含む、本発明の任意の変動、使用、または適応に及ぶように意図されることが、理解されるであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
肌、ならびに、皮脂腺、毛髪、および爪などの皮膚付属器、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着の美容的処置のための、ハエジゴク(Dionaea muscipula)の抽出物。
【請求項2】
肌、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着の美容的処置における使用のための、ハエジゴクの抽出物を含む組成物。
【請求項3】
加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着に対して活性を有する、少なくとも一つの他の物質を含むことを特徴とする、請求項2記載の組成物。
【請求項4】
加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着に対して活性を有する少なくとも一つの他の物質が、シンビジウム・エリスラエウム(Cymbidium erythraeum)由来の抽出物であることを特徴とする、請求項2および3のいずれか一項記載の組成物。
【請求項5】
賦形剤、希釈剤、および媒体などの少なくとも一つの基材、例えば、ローション、軟膏、クリーム、ゲル、または乳剤をさらに含むことを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項記載の組成物。
【請求項6】
10〜90重量%の間の少なくとも一つの基材を含むことを特徴とする、請求項5記載の組成物。
【請求項7】
生理活性炭水化物、脂質、タンパク質、ペプチド、少数元素、酵素、植物組織因子、酵素阻害剤、フラボノイド、ポリフェノールおよびキサントフィル、アスコルビン酸、シロキクラゲ(Tremella Fuciformis)、アスコルビン酸、エーデルワイス(Edelweiss)(ウスユキソウ属(Leontopodium)の種)、スノーフレーク(Snowflake)(レウコジャム属(Leucojum)の種)、クワ(Morus alba)、イタドリ(Polygonum cuspidatum)、トウチュウカソウ属(Cordyceps)の種、コウジ酸、カフェイン、トウガラシ属(Capiscum)の種、ニコチンアミド、ならびにオジギソウ(Mimosa pudica)より選択される少なくとも一つの作用物質をさらに含むことを特徴とする、請求項2〜6のいずれか一項記載の組成物。
【請求項8】
少なくとも一つのUVフィルターおよび/もしくはUV散乱剤、ならびに/または少なくとも一つの美容用色素をさらに含むことを特徴とする、請求項2〜7のいずれか一項記載の組成物。
【請求項9】
肌、ならびに、皮脂腺、毛髪、および爪などの皮膚付属器、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着の美容的処置のための組成物の調製を目的とした、ハエジゴクの抽出物の使用。
【請求項10】
肌、ならびに、皮脂腺、毛髪、および爪などの皮膚付属器、特に、加速的または経時的加齢による肌の変化、例えば、しわ、堅さおよび弾力の喪失、ならびに増加した色素沈着の美容的処置のための方法であって、人の肌が、ハエジゴク由来の抽出物を含む組成物で処置され、該組成物が、シンビジウム・エリスラエウム由来の抽出物もまた含み得る、前記方法。

【公表番号】特表2013−518101(P2013−518101A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−551125(P2012−551125)
【出願日】平成23年1月24日(2011.1.24)
【国際出願番号】PCT/SE2011/050067
【国際公開番号】WO2011/093769
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(512194374)クアンタム ファーマシューティカルズ リミテッド (1)
【出願人】(312016838)
【Fターム(参考)】