脂質代謝異常の治療ための化合物及び方法
アテローム性動脈硬化症、及びその続発症の治療に有用な式I(式中、n、m、p、q、Y、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6は、本願に定義した通りである)の化合物、並びにその医薬組成物及び使用方法を開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物、又はその製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー若しくはジアステレオマー混合物。
式I
【化1】
(式中、
nは、0、1、2、又は3であり、
mは、0、1、2、又は3であり、
pは、1又は2であり、
qは、0、1、2、又は3であり、
Yは、結合、C=O、又はS(O)tであり、ここでtは、0、1、又は2であり、
R1は、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、アリール、C2−C6アルケニル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキル複素環、C3−C8シクロアルキル、C1−C6アルキルシクロアルキル、C1−C6アルキルアリール、ヘテロシクリル、C2−C6アルキルアルコール、C1−C6アルコキシ、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、−OC1−C6アルキル複素環、−OC3−C8シクロアルキル、−OC1−C6アルキルシクロアルキル、−NR7R8並びに−OC1−C6アルキルアリール、−O−複素環、及び−OC1−C6アルキル複素環からなる群から選択されるが、但し、YがS(O)t、COであるか、又はn及びyが双方とも0である場合、R1はヒドロキシではないものとし、ここで各シクロアルキル、アリール及び複素環基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケン、C2−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルアルコール、CONR11R12、NR11SO2R12、NR11COR12、C0−C3アルキルNR11R12、C1−C3アルキルCOR11、C0−C6アルキルCOOR11、シアノ、C1−C6アルキルシクロアルキル、フェニル、−OC1−C6アルキルシクロアルキル、−OC1−C6アルキルアリール、−OC1−C6アルキル複素環、及びC1−C6アルキルアリールから独立して選択された1〜3個の基で任意に置換されていてもよく、
R2は、炭素原子のみに結合し、かつ水素、ヒドロキシ、ハロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケン、C2−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルキル、CONR11R12、NR11SO2R12、NR11COR12、C0−C6アルキルNR11R12、C0−C6アルキルCOR11、C0−C6アルキルCOOR11、シアノ、ニトロ、C0−C6アルキルシクロアルキル、フェニル、及びC0−C6アルキルアリールヘテロシクリル、C3−C8シクロアルキル、及びC1−C6ハロアルキルから独立して選択され、
R3は水素であり、
R4は、式−NR9R10で示される基であり、
R5は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−C6ハロアルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C6アルキルアリール、C1−C6アルキル複素環、アリール、複素環、シアノ、ニトロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニルC1−C6アルコキシ、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、−C0−C6アルキルNR7R8、C0−C6アルキルCOR7、C0−C6アルキルCO2R7、C0−C6アルキルCONR7R8、CONR7SO2R8、NR7SO2R8、NR7COR8、N=CR7R8、℃ONR7R8、S(O)tR7、SO2NR7R8、C1−C6アルキルアルコール、−OC1−C6アルキル複素環、及び−OC1−C6アルキルアリールからなる群から選択され、ここで各アルキル、シクロアルキル、アリール及び複素環基は、オキソ、アルキルオキシ、アリールオキシで任意に置換されていてもよく、またR5基の任意の2つは一緒になって、それらが結合するA環に縮合した任意に置換された5〜7員環の飽和、又は不飽和の炭素環又は複素環を形成してもよく、
R6は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、ヒドロキシ、COR7、C1−C6アルコキシ、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルNR11R12、C3−C8シクロアルキル、複素環、アリール、及びC1−C6アルキルシクロアルキルからなる群から独立して選択され、
各R7は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−OC1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、−O−アリール、−OC3−C8シクロアルキル、−O−複素環、−NR11R12、−C1−C6アルキルシクロアルキル、−OC1−C6アルキルシクロアルキル、−OC1−C6アルキル複素環、C1−C6アルキル複素環、−OC1−C6アルキルアリール、C3−C8シクロアルキル、複素環、アリール及びC1−C6アルキルアリールからなる群から独立して選択され、ここで各アルキル、シクロアルキル、複素環又はアリール基は、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、SO2R11、SO2NR11R12、C1−C6アルキルSO2NR11R12、COOR11、C1−C6ハロアルキル、及びNR11R12から独立して選択された1〜3個の基で任意に置換されるか、又はR11及びR12が一緒になって、酸素、窒素及び硫黄から選択された0、1又は2個の更なるヘテロ原子を有する窒素含有複素環を形成し、ここで窒素含有複素環はオキソ、又はC1−C6アルキルで任意に置換されていてもよく、
各R8は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−OC1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、−O−アリール、−OC3−C8シクロアルキル、−O−複素環、−NR11R12、−C1−C6アルキルシクロアルキル、−OC1−C6アルキルシクロアルキル、−OC1−C6アルキル複素環、C1−C6アルキル複素環、−OC1−C6アルキルアリール、C3−C8シクロアルキル、複素環、アリール、及びC1−C6アルキルアリールからなる群から独立して選択され、ここで各アルキル、シクロアルキル、複素環又はアリール基は、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルキル、及びNR11R12から独立して選択された1〜3個の基で任意に置換されるか、又はR11及びR12が一緒になって、酸素、窒素及び硫黄から選択された0、1、又は2個の更なるヘテロ原子を有する窒素含有複素環を形成し、ここで窒素含有複素環はオキソ、又はC1−C6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R9はCOR7又はS(O)tR7であり、ここでR7は上記に定義した通りであり、
R10は、アリール、C1−C6アルキルアリール、C2−C6アルケニルアリール、C2−C6アルキニルアリール、C1−C6アルキル複素環、C2−C6アルケニル複素環、C1−C6アルキルシクロアルキル、C1−C6アルキル−O−C1−C6アルキルアリールからなる群から選択され、ここで各シクロアルキル、アリール、又は複素環基は、ヒドロキシ、オキソ、−SC1−C6アルキル、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、C1−C6アルコキシ、アリールオキシ、C1−C6アルケニルオキシ、C1−C6ハロアルコキシアルキル、C0−C6アルキルNR11R12、−OC1−C6アルキルアリール、ニトロ、シアノ、C1−C6ハロアルキルアルコール、及びC1−C6アルキルアルコールからなる群から独立して選択された1〜3個の基で任意に置換されていてもよく、
R11及びR12は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C3−C8シクロアルキル、複素環、アリール、C1−C6アルキルアリールからなる群から独立して選択され、ここで各アリール、シクロアルキル及び複素環基は、ハロゲン、C1−C6アルキル複素環、及びC1−C6ハロアルキルから独立して選択された1〜3個の基で任意に置換されるか、又はR11及びR12が一緒になって、酸素、窒素又は硫黄から選択された0、1又は2個の更なるヘテロ原子を有してもよくかつオキソ、C1−C6アルキル、COR7、及びSO2R7で任意に置換されてもよい窒素含有複素環を形成する。)
【請求項2】
前記R1が、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルシクロアルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C6アルキル複素環、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、−OC3−C8シクロアルキル、−OC1−C6アルキルアリール、℃3−C8複素環、及び−OC1−C6アルキル複素環からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記R1が、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルシクロアルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C6アルキル複素環、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、−OC3−C8シクロアルキル、−OC1−C6アルキルアリール、℃3−C8複素環、及び−OC1−C6アルキル複素環からなる群から選択され、前記R4がNR9R10基であり、ここで前記R9は、任意に置換された複素環、又はアルキル複素環から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
前記R1が、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルシクロアルキル、C1−C6アルキル複素環、C3−C8シクロアルキル、C1−C6アルキルアリール、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、−OC3−C8シクロアルキル、℃1−C6複素環、−OC1−C6アルキルアリール、及び−OC1−C6アルキル複素環からなる群から選択され、R4がNR9R10であり、ここでR9はCOR7.である請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
前記nが0であり、前記yが結合であり、前記R1がアルキルアリール、アルキル複素環、アルキルシクロアルキルであり、ここでアルキル、アリール、シクロアルキル及び複素環基は、各々、ヒドロキシ、オキソ、−COOH、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルシクロアルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C6アルキルアリール、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、−OC3−C8シクロアルキル、及び−OC1−C6アルキルアリールから独立して選択された1、2又は3個の基で任意に置換されてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
前記pが1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
前記pが2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
前記pが1又は2であり、前記nが0又は1であり、前記mが0であり、前記qが1〜3である請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
前記n及び前記mが独立して0又は1であり、qが2又は3である請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
前記qが2であり、前記R5基が一緒になって、前記A環に縮合した任意に置換された5又は6員環を形成し、該縮合した環は、酸素又はN若しくはNHから独立して選択された1、2、又は3個のヘテロ原子リンカーを有していてもよい、請求項1又は3に記載の化合物。
【請求項11】
R4が、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【化2】
【請求項12】
以下からなる群から選択される化合物、又はその製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー若しくはその混合物。
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル、
5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−8−フルオロ−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−2−メチル−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−4、4−ジメチル7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
6−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−8−トリフルオロメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ベンゾ[b]アゾシン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
6−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−9−トリフルオロメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ベンゾ[b]アゾシン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−9−トリフルオロメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ベンゾ[b]アゾシン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
4−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
【請求項13】
CETP活性の拮抗方法であって、該CETP活性の拮抗を必要とする患者に式Iの化合物、又はその製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー若しくはジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項14】
脂質代謝異常の治療又は予防方法であって、該治療又は予防を必要とする患者に式Iの化合物、又はその製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、若しくはジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項15】
心血管疾患の治療方法であって、該治療を必要とする患者に薬剤的有効量の式Iの化合物、又はその製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、若しくはジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項16】
アテローム性動脈硬化症の治療又は予防方法であって、式Iの化合物、その製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、又はジアステレオマー混合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項17】
CETP活性を下方調節することによりLDL−コレステロールが減少する、請求項10に記載の方法。
【請求項18】
哺乳動物の血漿LDL−コレステロールを減少させる方法であって、該血漿コレステロールの減少を必要とする患者に治療的有効用量の式Iの化合物、その製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、又はジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項19】
哺乳動物の高濃度の血漿LDL−コレステロールを原因とする病理学的続発症を治療及び/又は予防する方法であって、該治療及び/又は予防を必要とする患者に、有効用量の式Iの化合物、その製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、又はジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項20】
哺乳動物の低濃度の血漿HDL−コレステロールを原因とする病理学的続発症を治療及び/又は予防する方法であって、該治療及び/又は予防を必要とする患者に、薬剤的有効量の式Iの化合物、又はその製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、若しくはジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項21】
肥満症の治療及び/又は予防方法であって、該治療及び/又は予防を必要とする患者に、有効用量の式Iの化合物、その製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、又はジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項22】
請求項1に記載の化合物、並びに担体、希釈剤及び/又は賦形剤を含有する薬物製剤。
【請求項23】
請求項1に記載の化合物、並びに担体、希釈剤及び/又は賦形剤を含有する薬物製剤。
【請求項24】
哺乳動物のアテローム性動脈硬化症を治療及び/又は予防する医薬の製造における式Iの化合物の使用であって、該治療及び/又は予防を必要とする患者に有効用量の式Iの化合物、その製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、又はジアステレオマー混合物を投与することを含む、使用。
【請求項25】
哺乳動物のアテローム性動脈硬化症を治療及び/又は予防する医薬の製造における請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物の使用であって、該治療及び/又は予防を必要とする患者に有効用量の式Iの化合物、その製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、又はジアステレオマー混合物を投与することを含む、使用。
【請求項1】
式Iの化合物、又はその製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー若しくはジアステレオマー混合物。
式I
【化1】
(式中、
nは、0、1、2、又は3であり、
mは、0、1、2、又は3であり、
pは、1又は2であり、
qは、0、1、2、又は3であり、
Yは、結合、C=O、又はS(O)tであり、ここでtは、0、1、又は2であり、
R1は、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、アリール、C2−C6アルケニル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキル複素環、C3−C8シクロアルキル、C1−C6アルキルシクロアルキル、C1−C6アルキルアリール、ヘテロシクリル、C2−C6アルキルアルコール、C1−C6アルコキシ、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、−OC1−C6アルキル複素環、−OC3−C8シクロアルキル、−OC1−C6アルキルシクロアルキル、−NR7R8並びに−OC1−C6アルキルアリール、−O−複素環、及び−OC1−C6アルキル複素環からなる群から選択されるが、但し、YがS(O)t、COであるか、又はn及びyが双方とも0である場合、R1はヒドロキシではないものとし、ここで各シクロアルキル、アリール及び複素環基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケン、C2−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルアルコール、CONR11R12、NR11SO2R12、NR11COR12、C0−C3アルキルNR11R12、C1−C3アルキルCOR11、C0−C6アルキルCOOR11、シアノ、C1−C6アルキルシクロアルキル、フェニル、−OC1−C6アルキルシクロアルキル、−OC1−C6アルキルアリール、−OC1−C6アルキル複素環、及びC1−C6アルキルアリールから独立して選択された1〜3個の基で任意に置換されていてもよく、
R2は、炭素原子のみに結合し、かつ水素、ヒドロキシ、ハロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケン、C2−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルキル、CONR11R12、NR11SO2R12、NR11COR12、C0−C6アルキルNR11R12、C0−C6アルキルCOR11、C0−C6アルキルCOOR11、シアノ、ニトロ、C0−C6アルキルシクロアルキル、フェニル、及びC0−C6アルキルアリールヘテロシクリル、C3−C8シクロアルキル、及びC1−C6ハロアルキルから独立して選択され、
R3は水素であり、
R4は、式−NR9R10で示される基であり、
R5は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−C6ハロアルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C6アルキルアリール、C1−C6アルキル複素環、アリール、複素環、シアノ、ニトロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニルC1−C6アルコキシ、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、−C0−C6アルキルNR7R8、C0−C6アルキルCOR7、C0−C6アルキルCO2R7、C0−C6アルキルCONR7R8、CONR7SO2R8、NR7SO2R8、NR7COR8、N=CR7R8、℃ONR7R8、S(O)tR7、SO2NR7R8、C1−C6アルキルアルコール、−OC1−C6アルキル複素環、及び−OC1−C6アルキルアリールからなる群から選択され、ここで各アルキル、シクロアルキル、アリール及び複素環基は、オキソ、アルキルオキシ、アリールオキシで任意に置換されていてもよく、またR5基の任意の2つは一緒になって、それらが結合するA環に縮合した任意に置換された5〜7員環の飽和、又は不飽和の炭素環又は複素環を形成してもよく、
R6は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、ヒドロキシ、COR7、C1−C6アルコキシ、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルNR11R12、C3−C8シクロアルキル、複素環、アリール、及びC1−C6アルキルシクロアルキルからなる群から独立して選択され、
各R7は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−OC1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、−O−アリール、−OC3−C8シクロアルキル、−O−複素環、−NR11R12、−C1−C6アルキルシクロアルキル、−OC1−C6アルキルシクロアルキル、−OC1−C6アルキル複素環、C1−C6アルキル複素環、−OC1−C6アルキルアリール、C3−C8シクロアルキル、複素環、アリール及びC1−C6アルキルアリールからなる群から独立して選択され、ここで各アルキル、シクロアルキル、複素環又はアリール基は、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、SO2R11、SO2NR11R12、C1−C6アルキルSO2NR11R12、COOR11、C1−C6ハロアルキル、及びNR11R12から独立して選択された1〜3個の基で任意に置換されるか、又はR11及びR12が一緒になって、酸素、窒素及び硫黄から選択された0、1又は2個の更なるヘテロ原子を有する窒素含有複素環を形成し、ここで窒素含有複素環はオキソ、又はC1−C6アルキルで任意に置換されていてもよく、
各R8は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−OC1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、−O−アリール、−OC3−C8シクロアルキル、−O−複素環、−NR11R12、−C1−C6アルキルシクロアルキル、−OC1−C6アルキルシクロアルキル、−OC1−C6アルキル複素環、C1−C6アルキル複素環、−OC1−C6アルキルアリール、C3−C8シクロアルキル、複素環、アリール、及びC1−C6アルキルアリールからなる群から独立して選択され、ここで各アルキル、シクロアルキル、複素環又はアリール基は、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルキル、及びNR11R12から独立して選択された1〜3個の基で任意に置換されるか、又はR11及びR12が一緒になって、酸素、窒素及び硫黄から選択された0、1、又は2個の更なるヘテロ原子を有する窒素含有複素環を形成し、ここで窒素含有複素環はオキソ、又はC1−C6アルキルで任意に置換されていてもよく、
R9はCOR7又はS(O)tR7であり、ここでR7は上記に定義した通りであり、
R10は、アリール、C1−C6アルキルアリール、C2−C6アルケニルアリール、C2−C6アルキニルアリール、C1−C6アルキル複素環、C2−C6アルケニル複素環、C1−C6アルキルシクロアルキル、C1−C6アルキル−O−C1−C6アルキルアリールからなる群から選択され、ここで各シクロアルキル、アリール、又は複素環基は、ヒドロキシ、オキソ、−SC1−C6アルキル、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、ハロゲン、C1−C6アルコキシ、アリールオキシ、C1−C6アルケニルオキシ、C1−C6ハロアルコキシアルキル、C0−C6アルキルNR11R12、−OC1−C6アルキルアリール、ニトロ、シアノ、C1−C6ハロアルキルアルコール、及びC1−C6アルキルアルコールからなる群から独立して選択された1〜3個の基で任意に置換されていてもよく、
R11及びR12は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C3−C8シクロアルキル、複素環、アリール、C1−C6アルキルアリールからなる群から独立して選択され、ここで各アリール、シクロアルキル及び複素環基は、ハロゲン、C1−C6アルキル複素環、及びC1−C6ハロアルキルから独立して選択された1〜3個の基で任意に置換されるか、又はR11及びR12が一緒になって、酸素、窒素又は硫黄から選択された0、1又は2個の更なるヘテロ原子を有してもよくかつオキソ、C1−C6アルキル、COR7、及びSO2R7で任意に置換されてもよい窒素含有複素環を形成する。)
【請求項2】
前記R1が、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルシクロアルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C6アルキル複素環、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、−OC3−C8シクロアルキル、−OC1−C6アルキルアリール、℃3−C8複素環、及び−OC1−C6アルキル複素環からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記R1が、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルシクロアルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C6アルキル複素環、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、−OC3−C8シクロアルキル、−OC1−C6アルキルアリール、℃3−C8複素環、及び−OC1−C6アルキル複素環からなる群から選択され、前記R4がNR9R10基であり、ここで前記R9は、任意に置換された複素環、又はアルキル複素環から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
前記R1が、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルシクロアルキル、C1−C6アルキル複素環、C3−C8シクロアルキル、C1−C6アルキルアリール、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、−OC3−C8シクロアルキル、℃1−C6複素環、−OC1−C6アルキルアリール、及び−OC1−C6アルキル複素環からなる群から選択され、R4がNR9R10であり、ここでR9はCOR7.である請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
前記nが0であり、前記yが結合であり、前記R1がアルキルアリール、アルキル複素環、アルキルシクロアルキルであり、ここでアルキル、アリール、シクロアルキル及び複素環基は、各々、ヒドロキシ、オキソ、−COOH、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルシクロアルキル、C3−C8シクロアルキル、C1−C6アルキルアリール、アリールオキシ、−OC2−C6アルケニル、−OC1−C6ハロアルキル、−OC3−C8シクロアルキル、及び−OC1−C6アルキルアリールから独立して選択された1、2又は3個の基で任意に置換されてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
前記pが1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
前記pが2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
前記pが1又は2であり、前記nが0又は1であり、前記mが0であり、前記qが1〜3である請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
前記n及び前記mが独立して0又は1であり、qが2又は3である請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
前記qが2であり、前記R5基が一緒になって、前記A環に縮合した任意に置換された5又は6員環を形成し、該縮合した環は、酸素又はN若しくはNHから独立して選択された1、2、又は3個のヘテロ原子リンカーを有していてもよい、請求項1又は3に記載の化合物。
【請求項11】
R4が、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【化2】
【請求項12】
以下からなる群から選択される化合物、又はその製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ジアステレオマー若しくはその混合物。
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル、
5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−8−フルオロ−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−2−メチル−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−4、4−ジメチル7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
6−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−8−トリフルオロメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ベンゾ[b]アゾシン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
6−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−9−トリフルオロメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ベンゾ[b]アゾシン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−9−トリフルオロメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ベンゾ[b]アゾシン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
4−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[アセチル−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−メトキシカルボニル−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル
【請求項13】
CETP活性の拮抗方法であって、該CETP活性の拮抗を必要とする患者に式Iの化合物、又はその製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー若しくはジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項14】
脂質代謝異常の治療又は予防方法であって、該治療又は予防を必要とする患者に式Iの化合物、又はその製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、若しくはジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項15】
心血管疾患の治療方法であって、該治療を必要とする患者に薬剤的有効量の式Iの化合物、又はその製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、若しくはジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項16】
アテローム性動脈硬化症の治療又は予防方法であって、式Iの化合物、その製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、又はジアステレオマー混合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項17】
CETP活性を下方調節することによりLDL−コレステロールが減少する、請求項10に記載の方法。
【請求項18】
哺乳動物の血漿LDL−コレステロールを減少させる方法であって、該血漿コレステロールの減少を必要とする患者に治療的有効用量の式Iの化合物、その製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、又はジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項19】
哺乳動物の高濃度の血漿LDL−コレステロールを原因とする病理学的続発症を治療及び/又は予防する方法であって、該治療及び/又は予防を必要とする患者に、有効用量の式Iの化合物、その製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、又はジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項20】
哺乳動物の低濃度の血漿HDL−コレステロールを原因とする病理学的続発症を治療及び/又は予防する方法であって、該治療及び/又は予防を必要とする患者に、薬剤的有効量の式Iの化合物、又はその製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、若しくはジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項21】
肥満症の治療及び/又は予防方法であって、該治療及び/又は予防を必要とする患者に、有効用量の式Iの化合物、その製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、又はジアステレオマー混合物を投与することを含む方法。
【請求項22】
請求項1に記載の化合物、並びに担体、希釈剤及び/又は賦形剤を含有する薬物製剤。
【請求項23】
請求項1に記載の化合物、並びに担体、希釈剤及び/又は賦形剤を含有する薬物製剤。
【請求項24】
哺乳動物のアテローム性動脈硬化症を治療及び/又は予防する医薬の製造における式Iの化合物の使用であって、該治療及び/又は予防を必要とする患者に有効用量の式Iの化合物、その製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、又はジアステレオマー混合物を投与することを含む、使用。
【請求項25】
哺乳動物のアテローム性動脈硬化症を治療及び/又は予防する医薬の製造における請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物の使用であって、該治療及び/又は予防を必要とする患者に有効用量の式Iの化合物、その製薬的に許容し得る塩、溶媒和物、エナンチオマー、ラセミ化合物、ジアステレオマー、又はジアステレオマー混合物を投与することを含む、使用。
【公表番号】特表2007−508301(P2007−508301A)
【公表日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−533949(P2006−533949)
【出願日】平成16年10月7日(2004.10.7)
【国際出願番号】PCT/US2004/030907
【国際公開番号】WO2005/037796
【国際公開日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(594197872)イーライ リリー アンド カンパニー (301)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年10月7日(2004.10.7)
【国際出願番号】PCT/US2004/030907
【国際公開番号】WO2005/037796
【国際公開日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(594197872)イーライ リリー アンド カンパニー (301)
【Fターム(参考)】
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