説明

自動立体視表示装置

切換可能な自動立体表示装置は、ディスプレイを形成するため、行及び列に配列される表示画素のアレイを有するディスプレイパネルと、異なる画素からの出力を異なる空間位置に向けて、立体画像を見るのを可能にする画像形成手段とを有する。画像形成手段は、2次元モードと2つの3次元モードとを含む少なくとも3つのモードの間で電気的にスイッチ可能である。画像形成手段は、電気的に構成可能なグレーデッドインデックス型レンズアレイを有する。ディスプレイは、表示される画像のコンテンツ及び/又は表示装置の方向にディスプレイが適合されるのを可能にするため、多数のモード間でスイッチされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示を生成する画素のアレイを有するディスプレイパネルと、異なる表示を異なる空間に向ける画像形成アレンジメントとを有するタイプの自動立体表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このタイプのディスプレイにおける使用向けの画像形成アレンジメントの第一の例は、たとえば基本となるディスプレイの画素に関して寸法設定及び位置合わせされるスリットを持つバリアである。視聴者は、視聴者の頭部が固定された位置にある場合に3次元画像を知覚することができる。このバリアは、ディスプレイパネルの前面に位置され、奇数及び偶数の画素列からの光が視聴者の左及び右の目に向けられるように設計される。
【0003】
このタイプの2つの表示のディスプレイデザインの問題は、視聴者が固定された位置にある必要があり、左及び右に約3センチメートル動くことができるのみである。より好適な実施の形態では、それぞれのスリットの下には2つのサブピクセル列が存在するのではなく、幾つかのサブピクセル列が存在する。このように、視聴者は、左及び右に動くことが許容され、常に彼の目にステレオ画像を知覚することが許容される。
【0004】
バリアアレンジメントは、製作するのがシンプルであるが、光効率が良くない。したがって、好適な代替は、画像形成アレンジメントとしてレンズアレンジメントを使用することである。たとえば、互いに並行に延び、表示画素のアレイに重なる細長く延びたレンチキュラーのアレイが提供され、表示画素は、これらレンチキュラーエレメントを通して観察される。
【0005】
レンチキュラーエレメントは、一枚のエレメントのシートとして提供され、それぞれのエレメントは、細長く延びた半円筒状のレンズエレメントを有する。レンチキュラーエレメントは、表示パネルの列方向に伸び、それぞれのレンチキュラーエレメントは、表示画素の2以上の隣接する列のそれぞれのグループに重なる。
【0006】
たとえばそれぞれのレンチキュラーが表示画素の2つの列に関連されるアレンジメントでは、それぞれの列における表示画素は、それぞれ2次元のサブ画像の垂直方向のスライスを提供する。レンチキュラーシートは、これら2つのスライス及び他のレンチキュラーに関連される表示画素の列からの対応するスライスを、シートの前に位置されるユーザの左目と右目に向け、これにより、ユーザは1つの立体画像を観察する。したがって、レンチキュラーエレメントのシートは、光出力方向付け(directing)機能を提供する。
【0007】
他のアレンジメントでは、それぞれのレンチキュラーは、行方向において4以上の隣接する表示画素のグループと関連付けされる。それぞれのグループにおける表示画素の対応する列は、それぞれ2次元のサブ画像から垂直方向のスライスを提供するために適切に配列される。ユーザの頭部が左から右に動いたとき、一連の連続で異なる立体の表示が知覚され、たとえば見回す印象を形成される。
【0008】
上述した装置は、効果的な3次元ディスプレイを提供する。しかし、立体の表示を提供するため、装置の水平解像度における必要な犠牲がある。この解像度における犠牲は、短距離から見るための小さなテキスト文字の表示のような所定のアプリケーションについて許容されない。この理由のため、2次元モードと3次元(立体)モードとの間でスイッチ可能な表示装置を提供することが提案されている。これを実現する1つの方法は、電気的にスイッチ可能なレンチキュラーアレイを提供することである。2次元モードでは、スイッチ可能な装置のレンチキュラーエレメントは、「パススルー“pass through”」モードで動作し、すなわち光学的に透明な材料のプレーナシートで動作するのと同じやり方で動作する。結果的に得られるディスプレイは、ディスプレイパネルの負の解像度に等しい高解像度を有し、これは、短い視距離から小さなテキスト文字の表示に適している。2次元の表示モードは、勿論、立体画像を提供する。
【0009】
3次元モードでは、スイッチ可能な装置のレンチキュラーエレメントは、上述されたように光出力方向付け機能を提供する。結果的に得られるディスプレイは、立体画像を提供可能であるが、上述された回避することができない解像度の損失を有する。
【0010】
スイッチ可能な表示モードを提供するため、スイッチ可能な装置のレンチキュラーエレメントは、2つの値間でスイッチ可能な屈折率を有する液晶材料のような電気−光材料から形成される。次いで、装置は、適切な電位をレンチキュラーエレメントの上下に設けられるプレーナ電極に印加することによりモード間でスイッチされる。電位は、隣接する光学的に透明なレイヤの屈折率に関してレンチキュラーエレメントの屈折率を変更する。スイッチ可能な装置の構造及び動作の更に詳細な説明は、米国特許第6069650号に見られる。
【0011】
2つの表示及びマルチ表示の3次元ディスプレイの両者の問題点は、特別のやり方で画像がレンダリングされるのを必要とすることである。特に、画像は、ディスプレイパネルの画素レイアウト及び画像形成アレンジメント(レンズ又はバリア)のレイアウトを考慮してレンダリングされる。たとえば、5つの表示をもつ3次元ディスプレイについてレンダリングされる画像は、9つの表示をもつ3次元ディスプレイで正しい3次元の印象を与えない。また、3次元の画像/ビデオブロードキャスト又はストレージについて規格がない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
したがって、異なる画像フォーマット又はディスプレイモードについて異なる画像形成機能を提供する必要があり、この画像形成機能は、1つの装置で可能にすることが望まれる。
【0013】
また、ディスプレイが90°回転するのを可能にするため、2つの3次元モードで使用することができるスイッチ可能な2次元/3次元ディスプレイを有することが望まれる表示装置の用途が存在する。例は、モバイル装置の表示の用途である。上述されたレンチキュラーアレンジメントは、1つのプレーンのみで深さを形成する(レンズ方向に対して直交するプレーン)。ディスプレイが90°回転される場合、奥行きがなく、したがって3次元効果がない。
【0014】
したがって、異なる表示の方向について異なる表示モードを提供することが代替的に必要とされ、これを1つの装置で可能にすることが望まれる。特に、深さ、又は、水平及び垂直方向における視差を選択的に提供する能力が望まれる。
【0015】
円筒型レンズの代わりに丸レンズを使用することで水平及び垂直の視差を提供することが提案される。かかるレンズは、円筒型レンズについて上述されたのと類似のやり方でスイッチ可能にされる。残念なことに、丸レンズは、増加された解像度の損失となる。たとえば、垂直及び水平方向において9つの表示を形成するため、丸レンズは、ファクタ9×9の解像度の損失を得ることになり、これは、大部分の用途にとって許容されない。
【0016】
したがって、この解像度の損失に苦しむことなしに、モード間でスイッチすることができる設計が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明によれば、スイッチ可能な自動立体表示装置が提供され、この装置は、ディスプレイを形成するため、行及び列で配列される表示画素のアレイを有するディスプレイパネルと、立体画像が見られるのを可能にするため、異なる画素から異なる空間位置に出力を向ける画像形成アレンジメントとを有する。画像形成アレンジメントは、2次元モードと少なくとも2つの3次元モードを含む少なくとも3つのモード間で電気的にスイッチ可能であり、1つの3次元モードは、第一の方向においてのみ視差を提供し、他の3次元モードは、第二の実質的に垂直な方向においてのみ視差を提供し、画像形成アレンジメントは、電気的に構成可能なグレーデッドインデックス型のレンズアレイを有する。
【0018】
視差の異なる方向を提供することに加えて、3次元モードは、異なる数の3次元の表示又は異なる画像解像度の表示を提供する。
【0019】
方向は、水平又は垂直であるか、又は、水平及び垂直に関して傾斜している。
【0020】
ディスプレイパネルは、たとえば液晶ディスプレイパネルといった、個々にアドレス可能な放射性、透過性、屈折性又は回折性のある表示画素のアレイを有することが好ましい。
【0021】
画像形成アレンジメントは、電気的に構成可能なグレーデッドインデックス型のレンズアレイの形式で制御可能なレンズ装置を有する。レンズアレイは、液晶層間の電位を制御するために第一と第二の電極層の間でスイッチされる液晶材料の層を有する。
【0022】
これにより、ディスプレイの動作モードを決定するために低コストで容易に制御される装置が提供される。それぞれの電極層は、第一及び第二のインターリーブされた櫛電極を有する電極パターンを有することが好ましく、櫛のフィンガーは、複数の平行な電極部分を定義する。第一及び第二の電極層の平行な電極部分は、平行ではなく、互いに垂直であることが好ましい。これにより、電極は、異なる見る方向に対応するために選択される2つの異なるレンズ軸を定義することができる。
【0023】
第三の電極又は導体層は、スイッチングパフォーマンスを改善し、レンズの形状及び光学特性を調整するため、インターリーブされた電極部分間で設けられる場合がある。
【0024】
全てのケースでは、画像形成アレンジメントは、選択された部分が同時に少なくとも3つのモードのうちの2つで動作することができるように、電気的にスイッチ可能である。たとえば2次元画像部分と3次元画像部分は、同時に見ることができ、及び/又は異なる3次元モードで異なる部分を見ることができる。
【0025】
本発明の装置は、画像データに依存して画像形成アレンジメントのモードを制御するコントローラを有するディスプレイシステムで使用することができる。これは、意図された3次元出力を提供するために、画像データへの自動的な応答を提供する。勿論、手動的なモード動作が提供される場合がある。フォーマット検出ユニットは、画像データのフォーマットを検出するために提供される。
【0026】
さらに、フォーマット変換ユニットは、表示装置と互換性がない場合に、画像データのフォーマットを変えるために提供される。
【0027】
また、本発明は、ディスプレイパネルと、立体画像が見られるのを可能にするために異なる空間位置にディスプレイパネルの出力を向ける画像形成アレンジメントとを有する自動立体表示装置を制御する方法を提供するものであり、当該方法は、以下のステップを含む。2次元モードと少なくとも2つの3次元モードとの間で選択するステップ。1つの3次元モードは、第一の方向においてのみ視差を提供し、他の3次元モードは、第二の実質的に垂直の方向でのみ視差を提供する。少なくとも2つの3次元モード間の選択は、表示の方向(viewing orientation)を選択することを含む。グレーデッドインデックス型のレンズアレイを電気的に構成することで、画像形成アレンジメントを電気的にスイッチして選択された動作モードを提供するステップ。ディスプレイパネルを駆動して、選択されたモードに適したディスプレイ出力を提供するステップ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
本発明の実施の形態は、添付図面を参照して例示を通して以下に記載される。
本発明は、切換可能な自動立体表示装置を提供するものであり、電気的に構成可能なグレーデッドレンズアレイを有する画像形成アレンジメントは、異なる画素からの出力を異なる空間位置に向け、立体画像を見ることができるようにする。画像形成アレンジメントは、2次元モードと2つの3次元モードを含む少なくとも3つのモード間で電気的に切り替え可能である。これにより、ディスプレイが異なる解像度、表示の数又はディスプレイの方向について画像形成アレンジメントにより1つのデザインで構成されるのを可能にする。
【0029】
図1は、公知の直視型自動立体表示装置の概念的な透視図である。公知の装置1は、ディスプレイを形成するために空間光変調器として機能するアクティブマトリクス方の液晶ディスプレイパネル3を有する。
【0030】
ディスプレイパネル3は、行及び列で配列される表示画素5の直交アレイを有する。明確さのため、少数の表示画素5のみが図示されている。実際、ディスプレイパネル3は、約千行と数千列を有する。
【0031】
液晶パネル3の構造は、全体的にコンベンショナルな構造である。特に、パネル3は、離れて配置される透明ガラス基板のペアを有し、それらの間には、揃えられたツイステッドネマチック又は他の液晶材料が提供される。基板は、それらの面する表面で透明なインジウム,スズ,酸素(ITO)電極のパターンを保持する。また、偏向層が基板の外側表面に設けられる。
【0032】
それぞれの表示画素5は、その間に液晶材料を介在させて、基板上に対向する電極を有する。表示画素5の形状及びレイアウトは、電極の形状及びレイアウトにより決定される。表示画素5は、ギャップにより互いに離れて規則的に配置される。
【0033】
それぞれ表示画素5は、薄膜トランジスタ(TFT)又は薄膜ダイオード(TFD)のようなスイッチングエレメントに関連される。表示画素は、アドレス信号をスイッチング素子に供給することでディスプレイを形成するために動作され、適切なアドレススキームは、当業者に知られている。
【0034】
ディスプレイパネル3は、このケースでは、表示画素のアレイの領域を通して延びるプレーナバックライトを有する光源7により照明される。光源7からの光は、ディスプレイパネル3を通して向けられ、個々の表示画素5は、光を変調し、ディスプレイを形成するために駆動される。
【0035】
また、ディスプレイ装置1は、視野を形成する機能を実行するディスプレイパネル3のディスプレイ側を通して配置される、レンチキュラーシート9を有する。このレンチキュラーシート9は、互いにパラレルに延びるレンチキュラーエレメント11の行を有し、そのうちの1つのみが明確さのために誇張された寸法で示される。
【0036】
レンチキュラーエレメント11は、凸の円筒型のレンズの形態であり、これらは、ディスプレイパネル3から表示装置1の前に位置されるユーザの目への、異なる画像又は表示を提供するために光出力の方向付け機能として作用する。
【0037】
図1に示される自動立体表示装置1は、異なる方向において幾つかの異なる透視図を供給可能である。特に、それぞれのレンチキュラーエレメント11は、それぞれの行で表示画素5の小さなグループの上になる。レンチキュラーエレメント11は、異なる方向でグループのそれぞれの表示画素5を投影し、幾つかの異なる表示を形成する。ユーザの頭部が左から右に移動するとき、彼/彼女の目は、幾つかの表示のうちの異なる1つを受ける。
【0038】
上述されたように、電気的にスイッチ可能なレンズエレメントを設けることが提案されている。これにより、ディスプレイは2次元モードと3次元モードとの間でスイッチすることができる。
【0039】
図2及び図3は、図1に示される装置で利用することができる電気的にスイッチ可能なレンチキュラーエレメント35のアレイを概念的に示す。アレイは、透明なガラス基板39,41のペアを有しており、透明電極43,45は、それらの面する表面に設けられるインジウム,スズ,酸素(ITO)から形成される。逆レンズ構造47は、複製技術を使用して形成され、基板のうちの上側の基板39に隣接して、基板39,41の間に設けられる。また、液晶材料49は、基板のうちの下側の基板41に隣接して、基板39,41の間に設けられる。
【0040】
逆レンズ構造47により、図2及び図3における断面で示されるように、液晶材料49は、逆レンズ構造47と下側基板41の間に平行で長細いレンチキュラー形状を想定する。また、液晶材料と接している逆レンズ構造47及び下側基板41の表面は、液晶材料を位置合わせする位置合わせレイヤ(図示せず)が設けられる。図2は、電極43,45に電位が印加されないときのアレイを示す。この状態では、特定の偏向の光について液晶材料49の屈折率は、逆のレンズアレイ47の屈折率よりも実質的に高く、したがって、レンチキュラーの形状は、例示されるように光出力を方向付ける機能を提供する。
【0041】
図3は、約50〜100ボルトの交流電位が電力43,45に印加されるときのアレイを示す。この状態では、特定の偏向の光について液晶材料49の屈折率は、逆のレンズアレイ47のそれに実質的に同じであり、例示されるように、レンチキュラーの形状の光出力を方向付ける機能がキャンセルされる。したがって、この状態では、アレイは、「パススルー」モードで効果的に作用する。
【0042】
当業者であれば、光偏向手段は、上述されたアレイと共に使用される必要があることを理解されるであろう。これは、液晶材料49が複屈折の材料であり、屈折率のスイッチングは、特定の偏向の光のみに利用されるからである。光偏向手段は、ディスプレイパネルの一部又は装置の画像形成アレンジメントの一部として提供される場合がある。
【0043】
図1で示される表示装置で使用するために適したスイッチ可能なレンチキュラーエレメントのアレイの構造及び動作の更なる詳細は、米国特許第6069650号に記載される。
【0044】
図4は、上述されたレンチキュラータイプの画像形成アレンジメントの動作の原理を示し、バックライト50、LCDのような表示装置54、及びレンチキュラーアレイ58を示す。図5は、レンチキュラーアレンジメント58が異なる画素出力をどのように異なる空間位置に向けるかを示す。
【0045】
図5は、バックライト50、バリア装置52及びLCDのような表示装置54を示すバリアタイプの画像形成アレンジメントの動作の原理を示す。図5は、バリア装置52がパターニングされた光出力をどのように提供するかを示す。これは、光を方向付けする機能が実現されるという効果により、異なる画素が不連続な光源の領域により照明されることを意味する。図示されるように、1つの表示について画素58は、1つの方向から照射され、別の表示について画素59は、別の方向から照射される。見る人の2つの目56は、ディスプレイの異なる画素により変調された光を受ける。
【0046】
図5の公知のバリアアレンジメントは、図6(a)に示され、シンプルな電極構造をもつシンプルなパッシブマトリクス型液晶(LC)パネルから構成される。2つのガラスプレートのうちの一方の電極は、列で配置される。電極下にあるLC材料は、偏向子により、光が透過又は阻止されるようにスイッチされる。このように、所定の3次元モードと2次元モードの間でスイッチすることができる2つの表示又はマルチ表示ディスプレイを可能にするスイッチ可能なバリアパターンが得られる。結果として、規則的な2次元フォーマットとは無関係に、3次元ディスプレイのみが1つの3次元フォーマットを受けることができる。
【0047】
本発明は、ディスプレイに更なる機能が設けられるか、異なる入力データフォーマットに調節可能であるように、多数の3次元モードの提供に関する。
【0048】
出願人は、ディスプレイを処理される画像コンテンツに適合することで、ディスプレイが広い範囲の3次元画像フォーマットを受け入れるのを可能にする利益を認識している。出願人は、このコンセプトがバリアタイプの画像形成アレンジメントに適用することができ、レンチキュラー画像形成アレンジメントにも適用することができることを認識している。
【0049】
以下の例は、図1の基本構造、すなわち光源、ディスプレイパネル、及び、検出された光出力を供給する画像形成アレンジメントを維持する。
【0050】
第一の例は、変更されたバリアアレンジメントに関し、図6(b)に示される。このケースでは、バリアは、個々にアドレス可能な画素の列及び/又は行をもつアクティブマトリクスモノクロLCパネルである。(偏向子と共に)係るパネルが使用されるとき、再構成可能なバリアパターンを作成することができる。
【0051】
マトリクスエレメントの解像度は、所望のマトリクスピッチよりも小さく、異なるバリアコンフィギュレーションを実現することができる。図6の例では、バリアマトリクス解像度は、バリアピッチの半分である。バリアマトリクスのエレメントは、ピクセルピッチに等しいピッチを有する。
【0052】
これは、たとえば2つの表示の3次元ディスプレイに対応するパターンから3つの表示の3次元ディスプレイに対応するパターンへのバリアパターンのスイッチングを可能にするために使用される。たとえば、図6(b)は、2つの表示の3次元ディスプレイの光源の出力の半分を阻止するために構成されるバリアを示し、図6(c)は、3つの表示の3次元ディスプレイの光源の3分の2を阻止するために構成されるバリアを示す。
【0053】
また、図7に示されるように、バリアパターンに傾斜角を与えることも可能である。これは、この自由度のため、水平方向と垂直方向との間で3次元を見るときに、解像度の損失を分散することが可能であるために利点がある。この目的について、傾斜したレンチキュラーレンズの使用が知られている。n個の表示を生成するためにゼロである傾斜角をもつバリア又はレンチキュラーが使用されるとき、水平方向に沿ったそれぞれの表示の知覚される解像度は、2次元のケースに関してnのファクタにより低減される。垂直方向における解像度は、低減されない。バリア又はレンチキュラーを傾斜することで、水平方向と垂直方向の間で解像度のロスを分散することができる。実際に、これにより、近くされた画質が大幅に改善される。
【0054】
例を通して、図8は、9つの表示のディスプレイのサブピクセルレイアウトを示す。列は、系列におけるサブピクセルの赤、緑及び青の列として構成され、2つの上に重なるレンチキュラーレンズが示される。図示される数は、サブピクセルが寄与する表示の数を示し、表示は−4から+4にナンバリングされ、表示0はレンズ軸に沿っている。サブピクセルのアスペクト比はこの例として1:3でありとき(それぞれの画素は3つのサブピクセルの行を含む)、最適な傾斜角はtan(Θ)=1/6である。結果として、(2次元のケースに比較して)表示当たりの知覚される解像度の損失は、傾斜角がゼロでありとき水平方向における9のファクタの代わりに水平及び垂直方向の両者において3のファクタである。
【0055】
バリアとして制御可能なディスプレイマトリクスの使用により、バリアパターンは、90°だけ回転される。これにより、ディスプレイは、3次元効果を知覚できる一方で90°だけ物理的に回転される。これにより可能となる用途は、たとえば、ポートレートモードと同様にランドスケープモードで3次元画像を見るために使用されるモニタである。
【0056】
アクティブマトリクスバリアと同じ効果は、光を発する再構成可能なラインのパターンを構成するためにピクセル化された放出パネルを有することで達成される。かかる放出パネルは、たとえば有機LED(OLED)ディスプレイである。
【0057】
バリアパターンの使用は、乏しい出力効率の問題を有する。しかし、同じ再構成のコンセプトは、レンチキュラーレンズアレイに適用される。
【0058】
このアプローチは、図9及び図10を参照して説明され、図9及び図10は、本発明に係るグレーデッドインデックス(GRIN)レンズの使用を示す。
【0059】
これらのレンズは、ガラスプレート96,98に設けられる電極層92,94の間に挟まれるLC材料90の層を有する。
【0060】
電極層は、たとえばITOから形成される透明電極構造を有する。それぞれのガラスプレートには、摩擦されるポリイミド層が設けられ、ディスプレイに対するプレート(バックプレート)の摩擦の方向は、ディスプレイから離れる光の偏向方向に一致する。フロントプレートの摩擦の方法は、2次元モードにおける偏向の回転と更なる屈折を回避するために同じであることが好ましい。好適な実施の形態では、LC材料におけるツイストが存在しない。
【0061】
LCセル間に電位差が存在しない場合、LC分子は、ガラスプレートの平面に平行に指向され、LCセルは、平行な層として作用するのでアクティブではない。セル間に電位差が存在しない場合、LC分子は異なって指向される。
【0062】
図9(a)は、連続の上の電極層とセグメント化された下の電極層をもつ画像形成装置を示す。以下に記載されたように、上の電極はセグメント化されるが、下の電極層に垂直であり、セグメントは図で見ることができない。
【0063】
1つの例では、それぞれの電極は、アクティブマトリクス回路により個々にアドレス指定される。適切な電位を電極に印加することで、LC材料における分子を操作することができ、屈折率は、実際にレンズアクションが得られるプロファイルを取得し、これは、いわゆるグレーデッドインデックス(GRIN)型レンズである。
【0064】
図9(a)では、2つのセグメント化された電極99は、印加される反対の電圧を有し、この反対の電圧により、LC分子は垂直方向で揃う。それら電極はスイッチされず、LC分子は制御され、電極99間の180°のツイストを受ける。連続するセグメント化された電極間の横方向における電位の分散を制御することで、効果的なレンズの形状及びサイズを変更することができる。図9(a)における点線は、レンズフォーカス機能を示す。
【0065】
電極アレンジメントのうちの一方は、1つの方向における電極のアレイを有し、他方は、垂直方向における電極のアレイを有する。たとえば、図9(a)は、上の電極方法に沿った断面であると考えられ、図9(b)は、下の電極方法に沿った垂直の断面であると考えられる。どの電極パターンを単一のコモン電極として駆動させるべきか、どの電極パターンがマトリクスアレイとして個々にアドレス指定されるべきかを選択することで、レンズの指向性を制御することができ、上述された90°のディスプレイの回転が可能となる。
【0066】
マトリクスの電極アレイに印加される電位を移すことで、レンズの位置は、横方向にシフトされ、これは図10に示され、横方向のシフトは図10(a)と図10(b)の間に示される。
【0067】
このように、レンズの直径及び強度は、境界内にもかかわらず変化することができる。したがって、この装置は、再構成可能なレンチキュラーレンズアレンジメントを実現するために十分な自由度を提供する。
【0068】
上述されたように、レンズ機能を回転する能力を提供するため、上及び下の電極の両者がセグメント化されるべきである。
【0069】
本発明の電極構造の1つの可能性のあるセットの例示は、図11に示される。図11(a)は上の基板の電極パターンを示し、図12(b)は下の電極パターンを示す。それぞれの基板で、電極のアレンジメントは、2つの櫛電極120,122を有し、これらはインターリーブされる。櫛電極のフィンガーは、平行な電極部分のアレイを定義し、この例では、代替的な電極部分は、櫛電極120,122の異なる電極に属する。この例では、この部分は、独立に制御されない。これは、レンズピッチを変えることができないこと、電極の設計が回転のみを提供するものであることを意味する。しかし、ドライブハードウェア及びドライブ方法を簡略化することができる。1つの電極アレンジメントは、1つのみの駆動電圧で駆動され、他の電極アレンジメントは、2つのみの駆動電圧で駆動され、そのうちの1つは、第一のアレンジメントと同じである。また、マトリクスアドレス指定ドライバの必要がない。
【0070】
2つの電極パターンは、垂直及び水平モードで見る人により見られたときにレンズの同じ傾斜角を提供するため、本質的に、互いに90°回転である。
【0071】
これは、本質的ではなく、傾斜角は、たとえば異なる水平対垂直解像度のバランスを提供するため、異なる回転について異なる場合がある。
【0072】
図11は、参照符号124として1つのレンズ部分を示し、これは、印加される制御電圧に依存して水平又は垂直レンチキュラーの1つの部分である。
【0073】
レンズは、エリア124により示されるように、隣接する電極部分間に形成される場合があるか、1つのレンズは、図9及び図10に示されるように、多数の電極部分間にわたる場合がある。この実現では、それぞれのレンズは、2つの隣接する電極ライン間で定義される。図示される制御電極に加えて、選択された導電率を有する第三の電極又は材料/層は、図12におけるアイテム130として示される2つの櫛電極間に配置される。
【0074】
この第三の電極130は、それが制御される場合にグランドに駆動され、又はそれが単なる受動素子である場合に、図13に示されるように、第一及び第二の櫛電極120,122間で所望の電位の分散が存在することを提供するために導電率が選択される。
【0075】
図13では、上の電極の平行な電極部分を見ることができ、断面は、下の電極層の1つの電極部分に沿っている。更なる層130は、上の層について見ることができ、近似的な電圧分散は、図の下に示される。
【0076】
導電率をローカルに調節することで、レンズの強度及び形状を調整することができる。セルは、(LC駆動について知られているように)交流電圧の波形により駆動される。たとえば垂直方向の視差のモードといった第一のモードでは、第一のプレートの電極は、グランド電位に全て接続される。第二のプレートの第一及び第二の櫛電極は、反対の符号をもつ交流源に接続される。これは、隣接する電極部分(平行なライン)が反対の符号からなることを意味し、これが、図9及び図10に示されるレンズ効果を形成する。たとえば水平視差である第二のモードでは、第二のプレートの電極は、グランド電位に全て接続される。第一のプレートの第一及び第二の電極は、反対の符号を持つ交流源に接続される。したがって、電極駆動スキームは、簡単に逆にされる。
【0077】
駆動電圧は、典型的に10〜20ボルトのレンジにある。
2次元モードでは、全ての電極は同じ電位に配置される。
【0078】
上述された様々な設計により、ディスプレイは、物理的に受信されたデータ又はディスプレイの方向に適合することができる。
【0079】
図14は、本発明の適応型3次元ディスプレイのブロック図を示す。画像データは、記憶媒体140から受信されるか、アンテナ142からライブであり、画像/ビデオデコーダ144により処理される。従来のビデオ処理は、ブロック146で行われる。
【0080】
フォーマット検出ユニット148により、受信された画像の3次元フォーマットは(表示の数のように)検出され、方向のようなディスプレイフォーマットが検出される。
【0081】
検出された画像フォーマット及びディスプレイ機能に基づいて、データフォーマット変換は、ブロック150で必要とされ、次いで、画像データは、画像レンダリングユニット152で表示のために準備される。しかし、さらに、3次元画像形成アレンジメントは、矢印154により示されるように制御され、これにより、ディスプレイパネルの制御は、レンズアレイのコンフィギュレーションの制御と同様に、ディスプレイパネルに供給されるデータの制御を含む。これらは、所望の3次元効果を提供するために互いに制御される。
【0082】
このアーキテクチャにより、ディスプレイは、そのハードウェア(すなわちレンズコンフィギュレーション)を提供される3次元フォーマットに適合することができる。ディスプレイが十分に適合することができない場合、3次元のビデオコンテンツは、3次元ディスプレイが扱うことができるフォーマットのレンジに従うフォーマットに変換される。
【0083】
出力は、ランドスケープモードとポートレートモードの間でスイッチされ、これにより、3次元効果は、ディスプレイを回転したときに維持される。
【0084】
上述した例は、一般的な画像フォーマットとして3次元表示モードを説明した。また、ディスプレイの様々な領域を様々な3次元フォーマットにスイッチすることもできる。例としては、ディスプレイの大部分を2次元モードにスイッチし、n個の表示の画像/ビデオを示すディスプレイの領域を有する一方で、nと異なるm個の表示の画像/ビデオを示す別の領域を有する。
【0085】
また、画像形成アレンジメントを再構成することも可能であり、同時に、水平視差と同様に垂直視差又はある角度の範囲内の視差を形成することができる。これは、たとえば、図11に示される電極プレートの両者を反対の符号を持つ交流源に接続することで達成される。
【0086】
上述された例は、たとえば50μmから1000μmのレンジにおける表示画素のピッチを有する液晶ディスプレイパネルを採用している。しかし、有機発光ダイオード(OLED)又は陰極線管(CRT)表示装置のような代替的なタイプのディスプレイパネルが採用される場合があることは当業者にとって明らかである。
【0087】
表示装置を製造するために使用される製造及び材料は、これらは慣習的であって、当業者に知られているために詳細に記載されない。
【0088】
制御可能なレンズの好適な例は、セグメント化された行及び列電極を有するが、多数の異なる表示との互換性を可能にするためにセグメント化された列電極のみが必要とされる。様々な他の変更は、当業者にとって明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】公知の立体表示装置の概念的な透視図である。
【図2】図1に示された表示装置のレンズアレイの動作原理を説明するために使用される図である。
【図3】図1に示された表示装置のレンズアレイの動作原理を説明するために使用される図である。
【図4】レンチキュラーアレイが異なる表示を異なる空間位置にどのように提供するかを示す図である。
【図5】バリアアレンジメントが異なる表示を異なる空間位置にどのように提供するかを示す図である。
【図6】図6(a)は公知のバリアアレンジメントであり、図6(b)及び図6(c)は異なるモードに構成される出願人により提案されるバリアアレンジメントを示す図である。
【図7】傾斜したフォーカスアレンジメントを提供する更なるモードに構成される図6(b)及び図6(c)のバリアアレンジメントを示す図である。
【図8】傾斜したフォーカスアレンジメントの利益を説明するために使用される図である。
【図9】2つの異なる制御モードにおける本発明の電気的に制御可能なGRINレンズアレンジメントを示す図である。
【図10】レンズシフト機能を提供するために図9のレンズアレンジメントがどのように制御されるかを示す図である。
【図11】図9のレンズアレンジメントとの使用のための電極パターンの1例を示す図である。
【図12】図11の電極パターンへの変更を示す図である。
【図13】図12の変更の利益を示す図である。
【図14】本発明のディスプレイシステムを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
切換可能な自動立体表示装置であって、
ディスプレイを形成するため、行及び列に配列される表示画素のアレイを有するディスプレイパネルと、
異なる画素からの出力を異なる空間位置に向けて、立体画像を見るのを可能にする画像形成手段とを有し、
前記画像形成手段は、2次元モードと少なくとも2つの3次元モードとを含む少なくとも3つのモードの間で電気的にスイッチ可能であり、1つの3次元モードは、第一の方向でのみ実質的に視差を提供し、他の3次元モードは、第二の垂直な方向でのみ実質的に視差を提供し、
前記画像形成手段は、電気的に構成可能なグレーデッドインデックス型レンズアレイを有する、
ことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記少なくとも2つの3次元モードのうちの2つは、異なる数の3次元の表示を有する、
請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも2つの3次元モードのうちの2つは、異なる画像の表示当たりの解像度を有する、
請求項1又は2記載の装置。
【請求項4】
前記第一の方向は、前記ディスプレイの第一の表示の方向に関する列の方向に実質的に垂直であり、前記第二の方向は、第二の、異なる、ディスプレイの表示の方向に関して列の方向に実質的に垂直である、
請求項1乃至3の何れか記載の装置。
【請求項5】
前記ディスプレイパネルは、個々にアドレス指定が可能な放出型、透過型、屈折型又は回折型の表示画素のアレイを有する、
請求項1乃至4の何れか記載の装置。
【請求項6】
前記ディスプレイパネルは、液晶ディスプレイパネルである、
請求項1乃至5の何れか記載の装置。
【請求項7】
前記レンズアレイは、液晶層間の電位を制御するために第一の電極層と第二の電極層との間で挟まれる液晶材料の層を含む、
請求項1乃至6の何れか記載の装置。
【請求項8】
それぞれの電極層は、第一及び第二のインターリーブされた櫛電極を有する電極パターンを有し、前記櫛フィンガーは、複数の平行な電極部分を定義する、
請求項7記載の装置。
【請求項9】
前記第一及び第二の電極層の前記平行な電極部分は、互いに平行ではない、
請求項8記載の装置。
【請求項10】
前記第一及び第二の電極層の平行な電極部分は、互いに垂直である、
請求項9記載の装置。
【請求項11】
一方又は両方の電極層は、前記インターリーブされた電極部分間に第三の電極を更に有する、
請求項8乃至10の何れか記載の装置。
【請求項12】
前記第三の電極は、前記インターリーブされた電極部分間にスペースを実質的に埋める、
請求項11記載の装置。
【請求項13】
一方又は両方の電極層は、前記インターリーブされた電極部分間に第三の導体パターンを更に有する、
請求項8乃至10の何れか記載の装置。
【請求項14】
前記画像形成手段は、前記選択された部分が、少なくとも3つのモードのうちの2つで同時に動作するように電気的にスイッチ可能である、
請求項1乃至13の何れか記載の装置。
【請求項15】
請求項1乃至14の何れか記載の切換可能な立体表示装置と、
画像データに依存して前記画像形成手段のモードを制御する制御手段と、
を有するディスプレイシステム。
【請求項16】
前記画像データのフォーマットを検出するためにフォーマット検出ユニットを更に有する、
請求項15記載のシステム。
【請求項17】
前記表示装置と互換性がない場合に前記画像データのフォーマットを換えるフォーマット変換ユニットを更に有する、
請求項16記載のシステム。
【請求項18】
ディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルの出力を異なる空間位置に向けて、立体画像を見るのを可能にする画像形成手段とを有する自動立体表示装置を制御する方法であって、
当該方法は、
2次元モードと、一方の3次元モードが第一の方向においてのみ視差を供給し、他方の3次元モードが第二の垂直な方向においてのみ視差を供給する少なくとも2つの3次元モードとの間で選択するステップと、前記少なくとも2つの3次元モードの間での選択は、ディスプレイの表示方向を選択するステップを含み、
前記画像形成手段を電気的に切換えて、グレーデッドインデックス型のレンズアレイを電気的に構成することで選択された動作モードを提供するステップと、
前記ディスプレイパネルを駆動して、選択されたモードに適した表示出力を供給するステップと、
を含む方法。
【請求項19】
前記少なくとも2つの3次元モードのうちの2つは、異なる数の3次元表示を有する、
請求項18記載の方法。
【請求項20】
前記少なくとも2つの3次元モードのうちの2つは、異なる画像の表示当たりの解像度を有する、
請求項18又は19記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図7】
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【図8】
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【図9a】
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【図9b】
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【図10a】
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【図10b】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2009−520231(P2009−520231A)
【公表日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−546714(P2008−546714)
【出願日】平成18年12月11日(2006.12.11)
【国際出願番号】PCT/IB2006/054736
【国際公開番号】WO2007/072289
【国際公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】