説明

複合コンクリート構造体

【課題】薄層のコンクリート層を容易に施工できると共に長時間安定した耐久性のある複合コンクリート構造体の提供。
【解決手段】複合コンクリート構造体である複合プレキャスト構造物1は、接合一体化される両層(セメント層2,コンクリート層4)間に埋設されるせん断キー6を備える。せん断キー6は、前記両層に埋設される雄ねじ部材であるボルト61と、このボルト61と螺合すると共に少なくとも増し打ちされる層(セメント層2)内に埋設される無機質材からなる雌ねじ部材である雌ねじ埋設部材62とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンクリート層を備えた多層構造の複合コンクリート構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
同一の材料または異なる材料からなる多層のコンクリート構造体にあっては、接合一体化される両層の結合状態を強固にするための一般的な手段として前記両層間に埋設される係止部材が採用されている。この種の係止部材は金属部材からなるのが一般的である。
【0003】
前記コンクリート構造体としては、例えば特許文献1に示された耐火断熱壁が知られている。前記耐火断熱壁はコンクリート層と断熱層と非通水シートとからなる。コンクリート層と断熱層はL字型に形成された係止部材が突き刺さった状態で積層されている。
【0004】
また、特許文献2に示された耐火熱構造体はコンクリート体と耐火耐熱部からなる。前記コンクリート体はセラミックスからなるアンカーを介して前記耐火耐熱部と一体化している。
【特許文献1】特開平06−257349(図1及び図4)
【特許文献2】特開2002−357098(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
係止部材が埋設される層の厚みが十分で、埋設された金属の係止部材と構造体の外表面までの寸法(かぶり寸法、例えば45mm)が十分確保される場合には耐久性に問題ないが、例えば、一方の層が例えば30mmと薄層である場合には金属製の係止部材を適用することが困難である。この場合には接合界面の表面を粗面加工して接合強度を確保させている。
【0006】
しかしながら、このように係止部材を用いることなく、多層とした場合には、経年変化により界面強度の劣化を生じさせ、剥離に至る場合がある。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑みなされたもので、その目的は薄層のコンクリート層を容易に施工できると共に長時間安定した耐久性のある複合コンクリート構造体の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、請求項1記載の複合コンクリート構造体は、接合一体化される両層間に埋設されるせん断キーを備え、このせん断キーは、前記両層に埋設される雄ねじ部材と、この雄ねじ部材と螺合すると共に少なくとも増し打ちされる層内に埋設される無機質材からなる雌ねじ部材とを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の複合コンクリート構造体は、接合一体化される両層間に埋設されるせん断キーを備え、このせん断キーは、前記両層に埋設される雄ねじ部材と、この雄ねじ部材の一端側で螺合すると共に増し打ちされる層内に埋設される無機質材からなる雌ねじ部材と、前記雄ねじ部材のもう一端で螺合すると共に増し打ちする層内に埋設される雌ねじ部材とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の複合コンクリート構造体は、請求項1または2記載の複合コンクリート構造体において、前記接合一体化される両層のうち一方の層側には前記せん断キーが設けられる凹部が形成され、前記凹部内にはもう一方の層を形成させる材料が充填されることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の複合コンクリート構造体は、請求項1から3のいずれか1項に記載の複合コンクリート構造体において、前記接合一体化される両層のうち一方が厚層で他方が薄層の場合には、厚層側に凹部が形成され、この凹部に前記せん断キーを設けられることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の複合コンクリート構造体は、請求項1から4のいずれか1項に記載の複合コンクリート構造体において、前記雄ねじ部材は金属またはセラミックスからなること、及び雌ねじ部材はセラミックスまたはコンクリートからなることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の複合コンクリート構造体は、請求項1から5のいずれか1項に記載の複合コンクリート構造体において、前記接合一体化される両層のうち少なくともいずれかが炭酸化セメント系材料からなることを特徴とする。
【0014】
請求項1〜6記載の複合コンクリート構造体によれば、この複合コンクリート構造体の接合層間に設けられたせん断キーは雄ねじ部材とこの雄ねじ部材と螺合する雌ねじ部材とからなり、また雌ねじ部材は無機質材料で構成されているので、かぶり寸法の確保に有効であり、層間の接合強度を十分に確保できると共に、薄層のコンクリート層の施工であっても、かぶり寸法を容易に確保できる。
【発明の効果】
【0015】
したがって、請求項1〜6記載の複合コンクリート構造体によれば、薄層のコンクリート層を容易に施工できると共に長時間安定した耐久性のある複合コンクリート構造体を提供できる。
【0016】
特に、請求項6記載の複合コンクリート構造体によれば、カルシウム成分の溶出抵抗が高く、塩化物や酸の遮蔽効果にも優れる複合コンクリート構造体を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0018】
図1は本発明の一実施形態に係る複合プレキャスト構造物の断面構造を示した断面図である。
【0019】
複合プレキャスト構造物1は、予め強制炭酸化処理が施された炭酸化セメント系材料からなるセメント層2と、このセメント層2に増し打ちされると共に強制炭酸化処理が施されていないコンクリート層4とからなる。
【0020】
セメント層2とコンクリート層4は図1に示したように界面5を介して接しており、その接合部には係止部材としてせん断キー6を設けられている。界面5は両部材の付着性を高め、水等の侵入を避けるために凹凸形状となっている。また、コンクリート層4側にはせん断キー6が設けられる凹部7が形成され、凹部7内にはセメント層2を形成させる材料が充填される。
【0021】
一般的な桟橋、道路橋、鉄道橋の床版に使用する場合、この複合プレキャスト構造物1の形状は厚さが100〜250mm程度のスラブとすることができる。床版として敷設した際に床版背面への水等の侵入を防ぐため、このスラブにはアンカー設置等のための貫通した孔は設けていない。
【0022】
セメント層2は図1に示されたように複合プレキャスト構造物1の上面を構成しており、塩分や酸に対する床版の耐久性向上を担っている。セメント層2は炭酸化セメント系材料からなる。この炭酸化セメント系材料からなるセメント層はCaOとSiOとを主成分とするダイカルシウムシリケートを増大させたセメント混練物を硬化させた後に炭酸ガスを含む雰囲気に曝して炭酸化養生することにより得られる。前記ダイカルシウムシリケートとしてはγ型のビーライト(2CaO・SiO2)が例示される。γ型のビーライトには2CaO・SiO2の他、Al23、Fe23、MgO3、MgO、Na2O、K2O、TiO2、MnO2、MnO、ZnO、CuO等の酸化物が不純物として固溶している場合があるが、このような鉱物を固溶したγ型のビーライトもセメント層2に係るγ型のビーライトに包括される。
【0023】
前記強制炭酸化処理されているセメント層2の表層部は顕著に緻密化されている。また、この表層部はCaの溶出抵抗が非常に高く、塩化物や酸の遮蔽効果にも優れる。そして、この効果を十分に得るために、セメント100重量部に対して8〜70重量部好ましくは20〜50重量部のγ型のビーライトを含むセメント混練物を硬化させ、その後、強制炭酸化養生を行うとよい。これにより炭酸化領域の空隙率が減少し、Caの溶出が抑制されると共に、塩害、スケーリング、凍結融解、中性化、透水に対する抵抗力が顕著に向上する。
【0024】
セメント層2の厚さはせん断キー6を設ける箇所の近傍でせん断キー6の形状に合わせた厚さを確保する必要があるが、それ以外の場所では、平均厚さ10mm以上を確保することが望ましく、一般的には平均厚さ20〜50程度に設定するとよい。例えば板厚200mmのスラブにおいて、せん断キー6の周囲で厚さ83mmに設定され、それ以外の部分での平均の厚さは30mmに設定される。
【0025】
コンクリート層4は既知のコンクリート材料からなる。コンクリート層4には図1に示されたように鉄筋3が埋設されているが、鉄筋3に代えて、補強用に使用される繊維を埋設してもよい。セメント層2とコンクリート層4の接合には前述のようにせん断キー6が用いられる。また、複合プレキャスト構造物1には現場での設置作業を考慮して吊具が適宜設定される。このようにして、塩分等に対する優れた耐久性と床版に必要な強度性とを兼ね備えた2層構造の複合プレキャスト構造物1が提供される。
【0026】
図2〜図4はせん断キーの一実施形態を示した断面図である。
【0027】
図2に示されたせん断キー6は、雄ねじ部材であるボルト61と、このボルト61と螺合する雌ねじ埋設部材62とからなる。ボルト61はコンクリート層4に設置される。雌ねじ埋設部材62はセメント層2に埋設される。
【0028】
ボルト61は雌ねじ埋設部材62と螺合する部分を露出させた状態でコンクリート層4に形成された凹部7の底面に設置される。ボルト61としては例えば金属製またはセラミックス製の六角頭付きボルトが挙げられる。
【0029】
雌ねじ埋設部材62は、ボルト61と螺合する雌ねじを形成した略樽状の成形体からなり、その外径はボルト61の外径よりも大きめに設定される。雌ねじ埋設部材62の側面の一部には廻り止めのための切り欠き部621が形成されることにより、コンクリート層4からのセメント層2の埋設接合強度がより一層高まる。
【0030】
ボルト61及び雌ねじ埋設部材62はセメント層2及びコンクリート層4を構成する材料よりも強度を呈する材料で構成するとよい。ボルト61の材料としては既知のボルトに採用されている金属材料またはセラミックスが例示される。前記セラミックスとしては例えばアルミナ、ジルコニアが挙げられる。雌ねじ埋設部材62の材料としてはコンクリートまたはセラミックスが例示される。前記セラミックスとしては例えばアルミナ、ムライトが挙げられる。
【0031】
図3に示されたせん断キー8は、雄ねじ部材であると共にコンクリート層4に設置されるボルト81と、このボルト81の一端側で螺合する雌ねじ部材であると共にセメント層2に埋設される雌ねじ埋設部材82と、ボルト81のもう一端側で螺合する雌めじ部材であると共にコンクリート層4に埋設される雌ねじ埋設部材83とからなる。ボルト81は金属製またはセラミックス製の両ねじボルトが採用されている。ボルト81は雌ねじ埋設部材82と螺合する部分を露出させた状態でコンクリート層4に形成された凹部7の底面に設置される。ボルト81及び雌ねじ埋設部材82,83は、図2に示されたボルト61及び雌ねじ埋設部材62と同様に、セメント層2及びコンクリート層4を構成する材料よりも強度を呈する材料で構成するとよい。尚、雌ねじ埋設部材82,83の側面の一部には雌ねじ埋設部材62と同様に適宜に切り欠き部821,831が形成される。
【0032】
図4に示されたせん断キー9は、雄ねじ部材であると共にセメント層2に埋設されるボルト91と、このボルト91と螺合する雌ねじ部材であると共にコンクリート層4に埋設される雌ねじ埋設部材92とからなる。ボルト91としては図示されたように例えばセラミックス製の六角頭付きボルトが採用される。
【0033】
ボルト91は六角頭部93を露出させた状態でコンクリート層4に形成された凹部7の底面に設置される。ボルト91及び雌ねじ埋設部材92も、図2に示されたボルト61及び雌ねじ埋設部材62と同様に、セメント層2及びコンクリート層4を構成する材料よりも強度を呈する材料で構成するとよい。尚、雌ねじ埋設部材92の側面の一部には雌ねじ埋設部材62と同様に適宜に切り欠き部921が形成される。
【0034】
せん断キーの施工手順を含めて複合プレキャスト構造物の製造手順について図5(a)〜図5(c)を参照しながら説明する。ここではせん断キー6を施工する場合について説明するが、せん断キー6,8,9も以下と同様の要領で施工される。図5(a)に示したようにコンクリート層4の型枠40にボルト61が凹部形成型部材41を介して装着される。凹部形成型部材41は固定ボルト42によって型枠40に固定されている。また、型枠40内にはコンクリート層4に埋設される鉄筋3が組まれている。そして、この型枠40にコンクリート層4の成分が流し込まれる。コンクリート層4の成分が固化した後に、固定ボルト42が外されて型枠40が撤去される。次いで、図5(b)に示したように、コンクリート層4の表面がはつり作業により粗面加工される。そして、凹部形成型部材41が撤去された後、コンクリート層4に形成された凹部7の底面において露出されたボルト61に雌ねじ埋設部材62が装着される。次いで、図5(c)に示したように、コンクリート層4に設けられたセメント層2の型枠42内にセメント層2の成分が流し込まれる。そして、セメント層2の成分が固化した後に型枠42が撤去されると、定型された複合プレキャスト構造物1が出来上がる。
【0035】
その他の実施形態に係る複合プレキャスト構造物としては、図6に示されたようなせん断キー8を備えた複合プレキャスト構造物10がある。複合プレキャスト構造物10は薄層のセメント層2にこれよりも厚層のコンクリート層4が打設されてなる。複合プレキャスト構造物10の製造手順について説明する。先ず、雌ねじ埋設部材82及びボルト81の部分を露出させた状態でせん断きー8を備えた凸部21が形成されるようにセメント層2が打設される。このセメント層2の表面ははつり作業により粗面加工される。そして、このセメント層2にコンクリート層4の型枠が設けられ、この型枠内にコンクリート層4の成分が流し込まれる。コンクリート層4の成分が固化した後に前記型枠が撤去されると、コンクリート層7に形成された凹部7(凸部21と相似形状に形成されている)にせん断キー8が設けられた状態の複合プレキャスト構造物10が得られる。
【0036】
次に複合プレキャスト構造物を用いた床版補修工法を以下に例示する。
【0037】
図7は本発明の実施形態に係る複合プレキャスト構造物を用いた床版補修工法を適用している道路橋の概略を示した側面図である。
【0038】
この道路橋は橋脚11と梁12と既設床版13とを備えてなるコンクリート構造物である。既設床版13は既に上面の劣化箇所を含む部分がはつり取られている。このはつり作業はツインヘッダー、ウォータージェット等により行うことができ、手ばつりを行ってもよい。はつり厚さは、既設床版の厚さ、上面の劣化状況、構造耐力等に応じて決定されるが、一般的には100〜200mm程度が最適である。上面がはつり取られた既設床版13上には不陸調整治具14が設置される。不陸調整治具14の設置位置は、橋脚11の上部位置と、必要に応じて梁12の上部位置としている。
【0039】
次いで、複合プレキャスト構造物1がフォークリフトまたはクレーン等によって不陸調整治具14上に並べて設置される。この際、セメント層2が上面になるように設置される。隣り合う複合プレキャスト構造物1同士は鋼材等による連結は行わず、不陸調整治具14により水準を合わせて独立させたまま設置することが可能である。尚、複合プレキャスト構造物1同士を連結する場合は耐腐食性のセラミックス継ぎ手等が用いられる。
【0040】
また、複合プレキャスト構造物1と既設床版13との隙間には充填材が充填される。具体的には例えば複合プレキャスト構造物1と既設床版13との間隔が30mmに設定され、この隙間が蒸気噴霧により湿潤された後に複合プレキャスト構造物1同士の目地から水頭圧のみよって充填材が自己充填される。前記充填材としては、収縮して空隙が生じることを防止すために、無機系無収縮モルタルまたは高流動モルタルと膨張材を併用したものが使用される。複合プレキャスト構造物1同士の目地は目地材によって充填される。充填材の硬化後には、敷設した複合プレキャスト構造物1の上で次のプレキャスト床版の設置作業を実施することが可能である。
【0041】
以上のようにして効率的に床版の補修が実施でき、その後、長期にわたって優れた耐久性が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の一実施形態に係る複合プレキャスト構造物の断面構造を示した断面図。
【図2】せん断キーの一実施形態を示した断面図。
【図3】せん断キーの一実施形態を示した断面図。
【図4】せん断キーの一実施形態を示した断面図。
【図5】(a)〜(c)せん断キーの施工手順を示した説明図。
【図6】せん断キーの一実施形態を示した断面図。
【図7】本発明の一実施形態に係る複合プレキャスト構造物を用いた床版補修工法を適用している道路橋の概略を示した側面図。
【符号の説明】
【0043】
1…複合プレキャスト構造物
2…セメント層
3…鉄筋
4…コンクリート層
5…界面
6,8,9…せん断キー
7…凹部
21…凸部
61,81,91…ボルト
62,82,92…雌ねじ埋設部材
93…六角頭部
621,821,831,921…切り欠き部
11…橋脚,12…梁,13…既設床版,14…不陸調整治具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接合一体化される両層間に埋設されるせん断キーを備え、
このせん断キーは、前記両層に埋設される雄ねじ部材と、この雄ねじ部材と螺合すると共に少なくとも増し打ちされる層内に埋設される無機質材からなる雌ねじ部材とを備えたこと
を特徴とする複合コンクリート構造体。
【請求項2】
接合一体化される両層間に埋設されるせん断キーを備え、
このせん断キーは、前記両層に埋設される雄ねじ部材と、この雄ねじ部材の一端側で螺合すると共に増し打ちされる層内に埋設される無機質材からなる雌ねじ部材と、前記雄ねじ部材のもう一端で螺合すると共に増し打ちする層内に埋設される雌ねじ部材とを備えたこと
を特徴とする複合コンクリート構造体。
【請求項3】
前記接合一体化される両層のうち一方の層側には前記せん断キーが設けられる凹部が形成され、
前記凹部内にはもう一方の層を形成させる材料が充填されること
を特徴とする請求項1または2記載の複合コンクリート構造体。
【請求項4】
前記接合一体化される両層のうち一方が厚層で他方が薄層の場合には、厚層側に凹部が形成され、
この凹部に前記せん断キーを設けられること
を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の複合コンクリート構造体。
【請求項5】
前記雄ねじ部材は金属またはセラミックスからなること
雌ねじ部材はセラミックスまたはコンクリートからなること
を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の複合コンクリート構造体。
【請求項6】
前記接合一体化される両層のうち少なくともいずれかが炭酸化セメント系材料からなること
を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の複合コンクリート構造体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−120072(P2007−120072A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−311244(P2005−311244)
【出願日】平成17年10月26日(2005.10.26)
【出願人】(000001373)鹿島建設株式会社 (1,387)
【出願人】(500551323)明電セラミックス株式会社 (7)
【Fターム(参考)】