記録再生装置
【課題】記録した番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報をより簡単に操作入力することを課題とする。
【解決手段】付加情報の変更操作欄111、及び、音声文字ページP1を表示させ、該表示させた音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を変更操作欄111に貼り付け、コピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を関連語句D12として付加情報記録手段U4で記録したジャンル情報D25に対応付けて関連語句記録部84aに記録し、付加情報D22を対応付ける番組コンテンツD21と以前にコンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21とが同じシリーズ物であるか否かを判断し、シリーズ物であると判断された場合、音声文字ページP1の中から以前にコンテンツ記録手段U1で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1を優先して表示させる。
【解決手段】付加情報の変更操作欄111、及び、音声文字ページP1を表示させ、該表示させた音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を変更操作欄111に貼り付け、コピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を関連語句D12として付加情報記録手段U4で記録したジャンル情報D25に対応付けて関連語句記録部84aに記録し、付加情報D22を対応付ける番組コンテンツD21と以前にコンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21とが同じシリーズ物であるか否かを判断し、シリーズ物であると判断された場合、音声文字ページP1の中から以前にコンテンツ記録手段U1で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1を優先して表示させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受信した放送データに含まれる番組コンテンツを記録する記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、録画番組リスト表示画面の映像信号を生成するHDD(ハードディスク)レコーダが開示されている。このHDDレコーダは、録画した番組コンテンツの中からタイトル情報に特定の追加特殊文字情報が付加されている番組コンテンツを抽出し、該追加特殊文字情報をタイトル情報に付加して録画番組リスト表示画面の映像信号を生成する。
【0003】
特許文献2には、テレビジョン信号に重畳された文字情報から単語を抽出する記録再生装置が開示されている。この記録再生装置は、抽出した単語をテレビジョン番組と関連付けて保存し、該保存した単語の中にユーザーの入力したキーワードが含まれない場合に関連付けたテレビジョン番組を記録媒体から削除する。
【0004】
特許文献3には、タイトル情報を作成して番組コンテンツと対応付けて記録するDVD(Digital Versatile Disk)レコーダが開示されている。このDVDレコーダは、DVDに記録した番組コンテンツに関する番組情報をデジタル放送データから抽出してテレビジョン受像機に表示させ、該表示させた番組情報から文字データをユーザーに選択させ、該選択された文字データを含むタイトル情報を作成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−123611号公報
【特許文献2】特許3772449号公報
【特許文献3】特開2009−182939号公報
【特許文献4】特開2004−289530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
録画した番組を後日観る際、タイトル名や番組内容から視聴するタイトルを選ぶことがある。しかし、放送局側から送られてくる番組内容やタイトル名では、情報不足の場合が多い。
【0007】
特許文献1,2記載の技術は、記録するタイトル名や番組内容を変更することができないため、上述の問題がある。また、特許文献3記載の技術は、タイトル名に番組内容の一部しか入れることができないため、やはり上述の問題がある。
【0008】
なお、特許文献4に開示されるように、映像音声データから音声データを抽出してテキストデータに変換する技術が知られている。しかし、特許文献4記載の記録再生装置は、テキストデータから切り出した文字を検索用のデータベースにするだけであり、記録する番組コンテンツに対応付けるタイトル名や番組内容を変更するものではない。
【0009】
以上を鑑み、本発明は、記録した番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報をより簡単に操作入力することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明は、番組コンテンツ及び番組情報を含む放送データを受信する受信手段と、
受信された前記放送データに含まれる番組コンテンツを記録するコンテンツ記録手段と、を備える記録再生装置において、
前記番組コンテンツをジャンル毎に分類するためのジャンル情報と、該ジャンルの関連語句と、を対応付けて記録した関連語句記録部と、
記録される前記番組コンテンツの音声に対応する文字を表示させるための音声文字ページを順次生成する音声文字ページ生成手段と、
前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツに対応付けるための付加情報の変更操作欄、及び、前記音声文字ページを表示装置に表示させ、該表示させた音声文字ページに含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄に貼り付ける付加情報変更手段と、
前記変更操作欄で受け付けられた付加情報と、前記関連語句記録部に記録されている一以上のジャンル情報と、を前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報記録手段と、
前記コピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を前記関連語句として前記付加情報記録手段で記録したジャンル情報に対応付けて前記関連語句記録部に記録する関連語句追加手段と、
前記付加情報を対応付ける番組コンテンツと以前に前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツとが同じシリーズ物であるか否かを判断するシリーズ物判定手段と、を備え、
前記音声文字ページ生成手段は、前記シリーズ物判定手段でシリーズ物であると判断された場合、前記音声文字ページの中から以前に前記コンテンツ記録手段で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに対応付けられたジャンルの関連語句を含む音声文字ページを優先して前記表示装置に表示させることを特徴とする。
【0011】
前記付加情報を対応付ける番組コンテンツと以前に記録された番組コンテンツとが同じシリーズ物である場合、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに対応付けられたジャンルの関連語句を含む音声文字ページが優先的に表示される。この音声文字ページに含まれる文字のコピー操作が受け付けられて前記付加情報の変更操作欄に貼り付けられるので、番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報の操作入力がより簡単となる。
【0012】
上述した発明は、記録再生装置の制御方法及び制御プログラム、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体、等に適用可能である。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る発明によれば、記録した番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報をより簡単に操作入力することが可能な記録再生装置を提供することができる。
請求項2に係る発明では、放送データに字幕情報が含まれていなくても付加情報をより簡単に操作入力することができる。
請求項3に係る発明では、字幕情報を有効活用して付加情報を操作入力することができる。
請求項4〜請求項8に係る発明では、記録した番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報をさらに簡単に操作入力することができる。
請求項9に係る発明では、記録した番組コンテンツに対応付けて記録するタイトル情報をより簡単に操作入力することが可能な記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係る記録再生装置100の構成をテレビジョン(表示装置)200の構成とともに例示するブロック図である。
【図2】キー入力部1を例示する平面図である。
【図3】デジタル放送データD1の構造を模式的に例示する図である。
【図4】ROM85に書き込まれたプログラムを例示する図である。
【図5】(a)は関連語句D12を追加する前の関連語句記録部84aの構造を模式的に例示する図、(b)は関連語句D12を追加した後の関連語句記録部84aの構造を模式的に例示する図である。
【図6】音声文字ページP1を例示する図である。
【図7】テレビジョン200に表示される初期のタイトル情報編集画面110を例示する図である。
【図8】記録媒体M1に記録される情報の構造を模式的に例示する図である。
【図9】シリーズ物2回目以降の初期のタイトル情報編集画面110を例示する図である。
【図10】記録再生装置100が行う記録処理を例示するフローチャートである。
【図11】記録再生装置100が行う付加情報編集処理を例示するフローチャートである。
【図12】コピーの開始位置を指定した状態のタイトル情報編集画面110を例示する図である。
【図13】コピーの終了位置を指定した状態のタイトル情報編集画面110を例示する図である。
【図14】文字の選択範囲をタイトル情報(付加情報)の変更操作欄111にペースとした状態のタイトル情報編集画面110を例示する図である。
【図15】テレビジョン200に表示される番組内容編集画面120を例示する図である。
【図16】(a)はシリーズ物1回目の表示順を模式的に例示する図、(b)はシリーズ物2回目以降の表示順を模式的に例示する図である。
【図17】(a)はシリーズ物1回目の表示順を模式的に例示する図、(b)はシリーズ物2回目以降の表示順を模式的に例示する図である。
【図18】(a)は認識された文字を模式的に例示する図、(b)は音声文字ページP2を例示する図である。
【図19】シリーズ物2回目以降の初期のタイトル情報編集画面110を例示する図である。
【図20】変形例に係る記録再生装置が行う記録処理を示すフローチャートである。
【図21】所定の時間間隔毎に区切られた音声文字ページP1を生成する様子を模式的に例示する図である。
【図22】(a)は所定の時間間隔毎に区切られた音声文字ページP1を生成する様子を模式的に例示する図、(b)はシリーズ物2回目以降の表示順を模式的に例示する図である。
【図23】(a)は所定範囲の時間内のみ音声文字ページP1を生成する様子を模式的に例示する図、(b)はシリーズ物2回目以降の表示順を模式的に例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(1)記録再生装置の概略:
図1に例示する記録再生装置100は、キー入力部1、チューナ(受信手段)2、エンコーダ部3、信号処理部4、記録部51,52、デコーダ部6、ミキシング部7、制御部8、等を備え、外部にテレビジョン(表示装置)200等が接続される。記録再生装置100は、地上デジタル放送、BS(Broadcasting Satellite)放送、CS(Communication Satellite)放送、といった放送波の放送データを受信して適宜記録し、記録媒体から再生したコンテンツ等を外部のテレビジョン200等へ出力する。図1に示す記録再生装置100は、BD(Blue-ray Disc)等のディスク状記録媒体とハードディスクとに番組コンテンツ等を記録可能なブルーレイレコーダとされている。むろん、ハードディスクの無いブルーレイレコーダ、DVDレコーダ、レコーダとディスプレイ(テレビジョンを含む)の一体型装置、等の記録再生装置にも本発明を適用可能である。
【0016】
図2に例示するキー入力部1は、機器本体を遠隔操作するリモコン(リモートコントローラ)に設けられ、電源キー1a、テンキー1b、メニューキー1c、EPG(電子番組ガイド)表示キー1d、カーソルキー1e、決定キー1f、等のキーを備えている。キー入力部1は、キーの押し操作を検出すると、押されたキーに応じた赤外線信号を生成して制御部8へ出力する。
【0017】
チューナ2は、外部のアンテナ2aにより受信した高周波の放送信号の中から受信チャンネルのデジタル放送データ(放送データ)のみを抽出し、低周波の信号に変換し、必要なパケットデータを取り出してエンコーダ部3へ出力する。
【0018】
図3は、デジタル放送データD1の構造を模式的に例示している。地上デジタル放送等では、トランスポートストリームと呼ばれるパケットデータが伝送される。パケットデータには、放送番組の映像データD2や音声データD3の番組コンテンツが含まれる他、放送番組の各種情報が格納された番組情報D4が含まれる。例えば、番組情報D4のパケットには、番組のタイトル情報D5や番組内容D6(出演者やストーリ紹介など)を示したテキストデータ、番組の放送時間に関するデータ、等が格納される。また、字幕を有する放送の場合、パケットデータに字幕情報D7が含まれる。
なお、番組コンテンツの番組情報の取得方法は、上述のトランスポートストリームに含まれる番組情報D4から取得する方法に限らず、放送信号やインターネットで配信されている電子番組表等から録画した番組コンテンツの番組情報から取得する方法、等でもよい。
【0019】
以上より、チューナ2は、番組コンテンツ及び番組情報を含む放送データを受信する受信手段を構成する。
【0020】
図1に例示するエンコーダ部3は、ビデオエンコーダ31、オーディオエンコーダ32、データエンコーダ33、フォーマッタ34、を備え、受信された放送データD1から番組コンテンツD2,D3と番組情報D4とを分離する。
ビデオエンコーダ31は、入力される映像データD2を所定の圧縮方式(例えば、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)方式)に従って圧縮し、該圧縮した映像データをパケット化し、ビデオパケットとしてフォーマッタ34へ送出する。オーディオエンコーダ32は、入力される音声データD3を所定の圧縮方式(例えば、ドルビーAC3(Dolby Audio Compression 3)方式)に従って圧縮し、該圧縮した音声データをパケット化し、オーディオパケットとしてフォーマッタ34へ送出する。
【0021】
データエンコーダ33は、入力される付加情報に対してエンコード処理を行う。ここで、データエンコーダ33は、トランスポートストリームに含まれるSI(Service Information;番組配列情報)の中から、記録した番組コンテンツに関連する番組情報を抽出してエンコードする。SIは、サービスに関する情報を記述するSDT(Service Description Table)、番組(イベント)に関する情報を記述するEIT(Event Information Table)、現在の日付・時刻を記述するTOT(Time Offset Table)、放送事業者に関する情報を記述するBIT(Broadcaster Information Table)、等の各種テーブルである。EITのEIT scheduledには、現在放送中の番組及び8日以内に放送予定の番組に関する情報が記述される。
フォーマッタ34は、ビデオエンコーダ31から入力される映像データ、オーディオエンコーダ32から入力される音声データ、データエンコーダ33から入力されるエンコード処理後の情報、に対して多重化処理を行う。さらに、多重化した番組コンテンツを記録媒体に書き込み可能なファイル形式(VOBU;Video Object Unit)に変換して、信号処理部4に供給する。
【0022】
図1に例示する信号処理部4は、バッファメモリ4aを備え、制御部8からの制御出力に基づいてデータの入出力経路を設定し、記録部51,52に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。書き込み可能なディスク状記録媒体に番組コンテンツを記録する場合、信号処理部4は、エンコーダ部3から入力されたVOBU形式の番組コンテンツに対して、誤り訂正符号化、8−16変調等を行い、一旦バッファメモリ4aに貯めた後に、制御部8からの制御出力に応じたタイミングでディスクドライブ部51へ出力するとともに、再生制御に必要な管理情報を含む管理情報ファイルをディスクドライブ部51へ出力し、番組コンテンツと対応付けてディスク状記録媒体に記録させる。ディスク状記録媒体から番組コンテンツを再生する場合、信号処理部4は、ディスクドライブ部51から番組コンテンツ、必要な管理情報ファイル、タイトル情報ファイル、等を読み出し、波形等価、A/D変換、8−16復調、誤り訂正復号等を行い、一旦バッファメモリ4aに貯めた後に、制御部8からの制御出力に応じたタイミングでデコーダ部6へ出力する。
【0023】
図1に例示するディスクドライブ部51は、ディスク状記録媒体の装着部、光ピックアップ、スピンドルモータ、光ピックアップをディスク状記録媒体の半径方向に移動させる送りモータ、等を備え、装着部に装着されたディスク状記録媒体に対してデータを読み書きする。図1に例示するハードディスクドライブ52は、内蔵のハードディスクに対してデータを読み書きする。
【0024】
図1に例示するデコーダ部6は、分離部(Demultiplexer)61、ビデオデコーダ62、オーディオデコーダ63、データデコーダ64、等を備えている。
分離部61は、記録部51,52から信号処理部4を介して出力されたデータストリームを、ビデオストリーム、オーディオストリーム、サブピクチャストリーム、等の複数のストリームに分離する。ビデオデコーダ62は、分離部61から入力されるビデオストリームをデコードする。デコード後のビデオデータは、ミキシング部7を介してテレビジョン200の表示部200aへ出力される。オーディオデコーダ63は、分離部61から入力されるオーディオストリームをデコードする。デコード後の音声データは、テレビジョン200の音声出力部200bへ出力される。データデコーダ64は、分離部61から入力されたエンコード処理後の情報をデコードし、OSD(On-Screen Display)データを生成する。
【0025】
図1に例示するミキシング部7は、ビデオデコーダ62からのビデオデータとデータデコーダ64からのOSDデータと合成し、該合成したデータをテレビジョンの表示部200aへ出力する。
【0026】
図1に例示する制御部8は、CPU(Central Processing Unit)81、STC(System Time Clock)といった計時部82、RAM(Random Access Memory)83といった揮発性半導体メモリ、書き換え可能な不揮発性半導体メモリ84、ROM(Read Only Memory)85といった不揮発性メモリ、等を備えている。
CPU81は、RAM83をワークエリアとして用いながらROM85の各種プログラムを実行することにより、記録再生装置100の動作全般を制御する。
【0027】
図4に例示するROM85には、コンピュータを記録再生装置100として機能させるプログラムU1〜U6が書き込まれている。コンテンツ記録プログラム85aを実行する制御部8は、エンコーダ部3、信号処理部4、及び、記録部51,52とともにコンテンツ記録手段U1を構成する。音声文字ページ生成プログラム85bを実行する制御部8は、音声文字ページ生成手段U2を構成する。付加情報変更プログラム85cを実行する制御部8は、付加情報変更手段U3を構成する。付加情報記録プログラム85dを実行する制御部8は、付加情報記録手段U4を構成する。関連語句追加プログラム85eを実行する制御部8は、関連語句追加手段U5を構成する。シリーズ物判定プログラム85fを実行する制御部8は、記録部51,52とともにシリーズ物判定手段U6を構成する。
【0028】
不揮発性メモリ84には、図5(a)に例示する関連語句記録部84aが設けられている。関連語句記録部84aは、番組コンテンツをジャンル毎に分類するためのジャンル情報D11と、該ジャンルの関連語句D12と、を対応付けて記録している。ジャンルには、音楽、スポーツ、映画、料理名、ドラマ、人名、地名、建造物、ゲーム、趣味、等がある。
【0029】
次に、記録再生装置100の各機能の概略を説明する。
受信手段(チューナ2)は、番組コンテンツD2,D3及び番組情報D4を含む放送データD1を受信する。
コンテンツ記録手段U1は、受信された前記放送データD1に含まれる番組コンテンツD2,D3を記録する。
【0030】
関連語句記録部84aは、図5(a),(b)に例示するように、前記番組コンテンツD2,D3をジャンル毎に分類するためのジャンル情報D11と、該ジャンルの関連語句D12と、を対応付けて記録している。
音声文字ページ生成手段U2は、図6(a)〜(c)に例示するように、記録される前記番組コンテンツD2,D3の音声に対応する文字を表示させるための音声文字ページP1を順次生成する。
付加情報変更手段U3は、図7,15に例示するように、前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けるための付加情報の変更操作欄111、及び、前記音声文字ページP1を表示装置200に表示させる。そして、図12〜14に例示するように、該表示させた音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄111に貼り付ける。
付加情報記録手段U4は、図8に例示するように、前記変更操作欄111で受け付けられた付加情報D22と、前記関連語句記録部84aに記録されている一以上のジャンル情報D25と、を前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けて記録する。
関連語句追加手段U5は、図5(b)に例示するように、前記コピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を前記関連語句D12として前記付加情報記録手段U4で記録したジャンル情報D25に対応付けて前記関連語句記録部84aに記録する。
シリーズ物判定手段U6は、前記付加情報D22を対応付ける番組コンテンツD21と以前に前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21とが同じシリーズ物であるか否かを判断する。
【0031】
音声文字ページ生成手段U2は、前記シリーズ物判定手段U6でシリーズ物であると判断された場合、図9に例示するように、前記音声文字ページP1の中から以前に前記コンテンツ記録手段U1で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1を優先して前記表示装置200に表示させる。
【0032】
付加情報D22を対応付ける番組コンテンツD21と以前に記録された番組コンテンツD21とが同じシリーズ物である場合、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1が優先的に表示される。この音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作が受け付けられて前記付加情報の変更操作欄111に貼り付けられるので、番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報の操作入力がより簡単となる。
【0033】
ユーザーは、録画した番組を後日検索するとき、タイトル名や番組内容から観たいタイトルを選択する。しかし、放送局側から送られてくる番組内容やタイトル名では、ユーザーにとって情報不足の場合がある。従来は、後日の検索を容易にするために、ユーザーが必要な情報をタイトル名に一文字ずつ入力していた。しかし、実際タイトルに追記する文字を何にしようかと迷ってしまっていた。
以上の問題を解消するため、予め番組内の音声を文字化しておき、タイトルを変更する際に、文字化した文字列からユーザーが自由にコピー&ペースト出来るような仕組みにしている。ユーザーは、必要とする文字列をコピーして、タイトル名にペーストすることで、ユーザーにとって意味のあるタイトル名に簡単に変更することが出来る。番組内容にも簡単に文字追加出来るような仕組みにしているので、ユーザーが必要とする文字を番組内容に追記&変更ができ、レシピ追加などユーザーにとって意味のある番組内容になるように活用させることができる。
【0034】
ユーザーは、文字データからコピー&ペーストしてタイトルを変更することができる。ユーザーは、変更した箇所の文字が何のジャンルの文字列か覚えておき、番組のジャンルを選択することになる。ここで、ジャンルの関連語句は、図5(a)に例示するように比較用や検索用データとしてデータベース化され、タイトルに追加した文字が何のジャンルに属するのか判断する際に利用される。ユーザーは、関連語句に追加することが可能である。これにより、よりジャンル検索の精度が上がる。
【0035】
ユーザーが別の日に放送されたシリーズ物のタイトルや番組内容を変更する場合、シリーズ物1回目のタイトル変更で追加したジャンルが含まれるページから優先的に表示される(ユーザーが探しているページが優先的に表示される)。すなわち、単純に番組の最初のページからの文字列を表示するのではなく、キーとなるジャンルが含まれるページの優先度を上げて表示することで、ユーザーに文字列を捜させる手間を軽減させることができる。キーとなるジャンルが含まれないページの表示の順番が後回しにされることで、ユーザーに文字列を捜させる手間を減らすことができる。
【0036】
ここで、認識する文字は、日本語のみならず、英語といった外国語等でもよい。
ジャンル情報は、記録再生装置に設定された情報、放送データに含まれる情報、等が含まれる。ジャンル情報のデータ構造は、各ジャンルに対応させた識別情報、ジャンルを表す各文字の文字コードの組み合わせ、等が含まれる。
音声文字ページは、ページ毎に重複しないページ、スクロール可能なページ、等が含まれる。
付加情報の変更操作欄は、図7に例示するようなタイトル情報の変更操作欄111、図15に例示する番組内容編集画面120の番組内容の変更操作欄121、等が含まれる。
関連語句追加手段U5で追加される関連語句は、音声文字ページのコピー操作でコピーされた文字列そのもの、該文字列を構成する各名詞といった該文字列の一部、等が含まれる。
【0037】
前記音声文字ページ生成手段U2は、前記コンテンツ記録手段U1で記録される番組コンテンツD2,D3の音声を音声認識により文字に変換し、該変換した文字を表示させるための前記音声文字ページP1を順次生成してもよい。これにより、放送データD1に字幕情報D7が含まれていなくても付加情報をより簡単に操作入力することができる。
【0038】
前記音声文字ページ生成手段U2は、前記放送データD1に字幕情報D7が含まれているか否かを判断し、字幕情報D7が含まれていると判断した場合に該字幕情報D7を前記コンテンツ記録手段U1で記録される番組コンテンツD2,D3の音声に対応する文字として前記音声文字ページP1を順次生成してもよい。すると、字幕情報D7を有効活用して付加情報を操作入力することができる。
【0039】
前記音声文字ページ生成手段U2は、前記コンテンツ記録手段U1で記録される番組コンテンツD2,D3の音声を所定の時間間隔毎に区切り、該区切った音声から文字を抽出し、該抽出した文字を含む前記音声文字ページP1を順次生成してもよい。すると、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をさらに簡単に操作入力することができる。
【0040】
前記音声文字ページ生成手段U2は、前記シリーズ物判定手段U6でシリーズ物であると判断された場合であって、以前に前記コンテンツ記録手段U1で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に前記付加情報記録手段U4で複数の前記ジャンル情報D25が対応付けられて記録されている場合、前記音声文字ページP1の中から以前に前記コンテンツ記録手段U1で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられた最多数のジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1を優先して前記表示装置200に表示させてもよい。すると、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をさらに簡単に操作入力することができる。
【0041】
前記付加情報変更手段U3は、前記シリーズ物判定手段U6でシリーズ物であると判断された場合、前記音声文字ページP1の中から以前に前記コンテンツ記録手段U1で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む文を抽出して該文の一覧の音声文字ページP2を前記表示装置200に表示させ、該表示させた音声文字ページP2に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄111に貼り付けてもよい。すると、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をさらに簡単に操作入力することができる。
【0042】
前記付加情報変更手段U3は、前記音声文字ページP1の中から前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD2,D3の番組開始から所定時間後の時間に最も近い音声文字ページP1を優先して前記表示装置200に表示させてもよい。すると、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をさらに簡単に操作入力することができる。
【0043】
前記音声文字ページ生成手段U2は、前記シリーズ物判定手段U6でシリーズ物であると判断された場合、以前に前記コンテンツ記録手段U1で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられた付加情報D22を受け付けた文字を含む音声文字ページP1が生成された時刻を含む所定範囲の時間内のみ、前記コンテンツ記録手段U1で記録される番組コンテンツD2,D3の音声に対応する文字を表示させるための前記音声文字ページP1を生成してもよい。すると、音声文字ページP1の記録容量を削減することができ、記録再生装置をコストダウンすることが可能となる。
【0044】
(2)記録再生装置の動作、作用、及び、効果:
図10,11は、記録再生装置100の制御部8が行う処理をフローチャートにより例示している。図10の記録処理は、キー入力部1に番組コンテンツの記録開始の操作入力が行われたときに開始し、マルチタスクにより他の処理と並列して行われる。ここで、ステップS102はコンテンツ記録手段U1に対応し、ステップS104〜S112は音声文字ページ生成手段U2に対応し、ステップS204〜S216は付加情報変更手段U3に対応し、ステップS116〜S118は付加情報記録手段U4に対応し、ステップS120は関連語句追加手段U5に対応し、ステップS202はシリーズ物判定手段U6に対応している。以下、「ステップ」の記載を省略する。
【0045】
記録処理を開始すると、制御部8は、チューナ2で受信されたデジタル放送データD1に含まれる番組コンテンツD2,D3の記録を開始する(S102)。すると、BDやハードディスクといった記録媒体M1に映像データ及び音声データを含む番組コンテンツが記録されていく。
【0046】
S104では、現在、番組コンテンツD2,D3を記録しているか否かを判断する。記録中の場合、制御部8は、デジタル放送データD1に字幕情報D7が含まれているか否かを判断する(S106)。字幕情報D7が含まれていない場合、制御部8は、音声データD3の音声を音声認識により文字に変換する(S108)。音声認識には、公知の音声認識を適用することができる。本実施形態では漢字変換まで行っているが、漢字変換を行わずひらがな又はカタカナへの変換を行ってもよい。その後、制御部8は、変換した文字を表示させるための音声文字ページP1を1ページ分生成し、生成した時間と対応付けて不揮発性メモリ84に記録し(S110)、処理をS104に戻す。図6(a)〜(c)は、音声文字ページP1を例示している。図6(a)は、抽出した映像に文字が最初に現れた1ページ目の音声文字ページP1を例示している。図6(b)は、抽出した映像に文字がj番目(jは2以上の整数)に現れたjページ目の音声文字ページP1を例示している。図6(c)は、抽出した映像に文字がk番目(kはjよりも大きい整数)に現れたkページ目の音声文字ページP1を例示している。
【0047】
S106の判断処理でデジタル放送データD1に字幕情報D7が含まれていると判断されると、制御部8は、該字幕情報D7から音声文字ページP1を1ページ分生成し、生成した時間と対応付けて不揮発性メモリ84に記録し(S112)、処理をS104に戻す。
【0048】
S104の判断処理で記録中でないと判断されると、制御部8は、図11に例示する付加情報編集処理を行う(S114)。
【0049】
付加情報編集処理を開始すると、制御部8は、今回記録した番組コンテンツと同じシリーズ物の番組コンテンツD21が記録媒体M1に記録されているか否かを判断する(S202)。この判断処理は、例えば、今回記録したデジタル放送データD1に含まれていたタイトル情報D5の最初のn文字(nは2以上の整数。例えば、n=10)がタイトル情報D23に含まれる番組コンテンツD21が記録媒体M1に記録されているか否かを判断する処理とすることができる。また、今回記録した番組コンテンツと同じ記録開始時刻及び記録終了時刻の同じ曜日(例えば1週間前)の番組コンテンツが記録媒体M1に記録されているか否かを判断する処理としてもよい。むろん、前者の処理と後者の処理を組み合わせてS202の判断処理を行ってもよい。
以上のようにして、付加情報を対応付ける番組コンテンツD21と以前にコンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21とが同じシリーズ物であるか否かが判断される。
【0050】
シリーズ物の1回目のように同じシリーズ物の番組コンテンツD21が記録されていない場合、制御部8は、図7に例示するようなタイトル情報編集画面110をテレビジョン200に表示させる(S204)。この画面110は、タイトル情報の変更操作欄111、音声文字ページP1、「最初のページ」領域112a、「前のページ」領域112b、「次のページ」領域112c、「最後のページ」領域112d、「終了」領域112e、を備えている。変更操作欄111は、コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けるためのタイトル情報の変更操作欄である。音声文字ページP1は、音声文字ページ生成手段U2で記録された音声文字ページP1であり、初期画面では図6(a)で例示したような1ページ目の音声文字ページである。各領域112a〜112eは、キー入力部1のカーソルキー1e及び決定キー1fを押し操作することにより選択操作可能である。「次のページ」領域112cを押し操作すると、図16(a)に例示するように、音声文字ページP1が時刻順通りのページ順に切り替わる。
【0051】
また、制御部8は、表示させた音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を変更操作欄111に貼り付ける(S206)。
コピー操作を受け付ける処理は、例えば、音声文字ページP1の中から選択したい文字の開始位置と終了位置を指定する操作入力を受け付ける処理とすることができる。開始位置の指定は、カーソルキー1eを押し操作して音声文字ページP1中の開始位置で決定キー1fを押し操作することにより行うことができる。図12は、「牛」を開始位置に指定する例を示している。カーソルを「牛」に合わせて決定キー1fを押し操作すると、「牛」が開始位置に指定されて反転表示され、「終了位置を指定して下さい。」が表示される。終了位置の指定は、カーソルキー1eを押し操作して音声文字ページP1中の終了位置で決定キー1fを押し操作することにより行うことができる。図13は、「牛乳とレモン汁でできるチーズ作り」の「り」を終了位置に指定する例を示している。カーソルを「り」に合わせて決定キー1fを押し操作すると、「り」が終了位置に指定され、「牛乳とレモン汁でできるチーズ作り」が選択されて反転表示され、「コピーしますか?『はい』/『いいえ』」が表示される。
【0052】
受け付けた文字を貼り付けるペースト処理は、例えば、文字がコピー操作された状態でカーソルキー1eの押し操作により「はい」領域113が選択されて決定キー1fが押し操作されたとき、コピー操作された文字をタイトル情報の変更操作欄111に追加する処理とすることができる。図14は、「はい」領域113が選択操作され、「牛乳とレモン汁でできるチーズ作り」が変更操作欄111の「T&K 男子ごはん 第1回」の後に追加されたタイトル情報編集画面110が例示されている。むろん、変更操作欄111内の文字位置をカーソルキー1eで指定することができるようにして、この指定した文字位置にコピー操作された文字を追加するようにしてもよい。
タイトル情報D23(付加情報D22)をさらに編集する場合、領域112a〜112dの選択操作、音声文字ページP1内の文字のコピー操作、及び、ペースト操作を繰り返してもよいし、変更操作欄111内の文字を直接加除してもよい。
【0053】
「終了」領域112eが選択操作されると、タイトル情報D23が決定されたことになる。このとき、制御部8は、図10のS116に進み、コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けるための一以上のジャンル情報D25の選択操作を関連語句記録部84aに記録されているジャンル情報D11の中から受け付ける。図5(a)に示す例では、ジャンルとして音楽、スポーツ、映画、料理名、ドラマ、等がテレビジョン200に表示されることとなる。この場合、ユーザーは、これらのジャンルの表示領域からカーソルキー1e及び決定キー1fを押し操作することにより一以上のジャンルを選択操作可能である。例えば、「料理名」領域の位置で決定キー1fが押し操作されると、ジャンル情報D25として「料理名」が選択操作されたことになる。
S118では、受け付けた一以上のジャンル情報D25と、変更操作欄111で受け付けられたタイトル情報D23を含む付加情報D22と、をコンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けて記録媒体M1に記録する。本実施形態の付加情報D22は、図8に例示するように、タイトル情報D23、番組内容D24、等が含まれる。上述した例では、ジャンル情報「料理名」とタイトル情報「T&K 男子ごはん 第1回 牛乳とレモン汁でできるチーズ作り」とが今回記録された番組コンテンツD21に対応付けられて記録される。ここで、図8に例示する番組コンテンツ2,3のように、複数のジャンルが選択操作されると複数のジャンル情報D25が番組コンテンツD21に対応付けられて記録される。
【0054】
S120では、音声文字ページP1でコピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を関連語句D12として付加情報記録手段U4で記録したジャンル情報D11に対応付けて関連語句記録部84aに記録する。ここで、コピー操作を受け付けた文字をそのまま関連語句記録部84aに記録してもよいが、コピー操作を受け付けた文字に含まれる各名詞を抽出して関連語句記録部84aに記録してもよい。図5(b)は、「牛乳とレモン汁でできるチーズ作り」から助詞等を除いて「牛乳」、「レモン汁」、「チーズ」を「料理名」に対応付けて関連語句記録部84aに記録した例が示されている。名詞の誤判別対策として、抽出した各名詞を選択されたジャンルに対応付けて記録してよいか否かを選択させる表示をさせ、否の場合に抽出した各名詞の編集を受け付ける処理を行ってもよい。
以上説明したようにして、シリーズ物1回目等の番組を記録する処理が終了する。
【0055】
一方、図11のS202で今回記録した番組コンテンツと同じシリーズ物の番組コンテンツD21が記録媒体M1に記録されていると判断されると、制御部8は、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンル情報D25を記録媒体M1から読み出す(S208)。S210では、この読み出したジャンル情報D25に対応付けられた関連語句D12を関連語句記録部84aから読み出す。例えば、関連語句記録部84aに図5(b)に示すような関連語句D12が記録されており、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンル情報D25が「料理名」である場合、関連語句記録部84aのジャンル情報D11の中から「料理名」に対応付けられた関連語句D12である「鮭」、「グラタン」、…、「牛乳」、「レモン汁」、「チーズ」が取得される。
【0056】
S212では、取得された関連語句D12を含む音声文字ページP1を検索する。図16(a)に例示する複数の音声文字ページP1が生成されたとき、上述した例では、関連語句「牛乳」を含む2ページ目、関連語句「レモン汁」を含む4ページ目、関連語句「チーズ」を含む5ページ目、の音声文字ページP1が検索される。
【0057】
S214では、図9に例示するようなタイトル情報編集画面110をテレビジョン200に表示させる。この画面110は、図7に例示したタイトル情報編集画面と似た画面であるものの、音声文字ページP1として以前に記録された番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含むページが優先的に表示される。「次のページ」領域112cを押し操作すると、図16(b)に例示するように、まず、同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1が時刻順通りのページ順に切り替わり、その後、該関連語句D12を含まない音声文字ページP1が時刻順通りのページ順に切り替わる。
このように、付加情報編集画面で毎回ユーザーがコピー&ペースト操作した文字に含まれる関連語句がジャンルに対応付けられて蓄積され、シリーズ物2回目以降の場合には以前のシリーズ物に対応付けられたジャンルの関連語句が含まれる音声文字ページP1から表示される。従って、番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報の操作入力がより簡単となる。
【0058】
また、シリーズ物であると判断された場合であって、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に複数のジャンル情報D25が対応付けられて記録されている場合、音声文字ページP1の中から以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられた最多数のジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1が優先的に表示される。例えば、以前のシリーズ物にジャンル「料理名」とジャンル「スポーツ」が対応付けられている場合に、図17(a)に示すように、1,4ページ目に同じジャンルの関連語句D12が無い音声文字ページP1が生成され、2ページ目に「料理名」のみの関連語句「牛乳」を含む音声文字ページP1が生成され、3,6ページ目に「料理名」と「スポーツ」の両方の関連語句を含む音声文字ページP1が生成され、5ページ目に「スポーツ」のみの関連語句「サッカー」を含む音声文字ページP1が生成されたとする。すると、図17(b)に例示するように、まず、最多数のジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1が時刻順通りのページ順に切り替わり、次に、一つのジャンルのみの関連語句D12を含む音声文字ページP1が時刻順通りのページ順に切り替わり、その後、該関連語句D12を含まない音声文字ページP1が時刻順通りのページ順に切り替わる。
従って、番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報の操作入力がさらに簡単となる。
【0059】
そして、制御部8は、S206と同様、表示させた音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を変更操作欄111に貼り付ける(S216)。「終了」領域112eが選択操作されると、制御部8は、図10のS116〜S120に進み、一以上のジャンル情報D25の選択操作を受け付け、受け付けた一以上のジャンル情報D25と、変更操作欄111で受け付けられたタイトル情報D23と、を番組コンテンツD21に対応付けて記録し、コピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を関連語句D12として関連語句記録部84aに記録する。
以上説明したようにして、シリーズ物2回目以降の番組を記録する処理が終了する。
【0060】
以上説明したように、付加情報D22を対応付ける番組コンテンツD21と以前に記録された番組コンテンツD21とが同じシリーズ物である場合、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1が優先的に表示される。この音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作が受け付けられて付加情報の変更操作欄111に貼り付けられるのである。従って、本記録再生装置100は、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をより簡単に操作入力することができる。
【0061】
(3)変形例:
上述した処理の各ステップの順番は、適宜、変更可能である。例えば、S104の処理の前にS106の処理を行ってもよい。
【0062】
また、音声文字ページを表示させる際、ジャンルの関連語句を含む文のみを集めて一覧することができるページを用意してもよい。例えば、以前に記録されたシリーズ物に対応付けられたジャンルが「料理名」であり、番組コンテンツの映像データD2から図18(a)に示すような文字が認識されたものとする。また、図5(b)に例示したように、「料理名」に関連語句D12として「鮭」、「グラタン」、…、「牛乳」、「レモン汁」、「チーズ」が対応付けられているものとする。付加情報変更手段U3は、シリーズ物であると判断された場合、図18(b)に例示するようにこれらの関連語句D12を含む文のみを抽出して該文の一覧の音声文字ページP2を生成し、図19に例示するタイトル情報編集画面110をテレビジョン200に表示させる。同様にして、番組内容編集画面を表示させてもよい。そして、付加情報変更手段U3は、表示させた音声文字ページP2に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字をタイトル情報の変更操作欄111や番組内容の変更操作欄に貼り付ける。
【0063】
このようにして、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をさらに簡単に操作入力することができる。映像からの文字データが多い場合、検索の手間を軽減することができる。ジャンルの関連語句を追加可能とすることでジャンル検索の精度が上がるため、この一覧できる音声文字ページP2で充分ユーザーの要求を満たすことができる。
【0064】
さらに、図20に例示するように、放送データD1に字幕情報D7が含まれるかに関係なく、番組コンテンツD2,D3の音声を音声認識により文字に変換し、音声文字ページP1,P2を順次生成してもよい。
【0065】
さらに、図21に例示するように、記録される音声データD3の音声を所定の時間間隔毎に区切り、該区切った音声から文字を抽出し、該抽出した文字を含む音声文字ページP1を順次生成してもよい。音声を区切る所定の時間間隔をt秒とすると、音声を区切る時間は、例えば、記録開始時から0〜t秒の時間、t〜2t秒の時間、…、(i−1)t〜it秒の時間(iは1以上の整数)、…、となる。例えば、t=20とすると、記録開始時から0〜20秒の時間、20〜40秒の時間、…、20(i−1)〜20i秒の時間、…、となる。この間隔で図10,20のS108〜S110の処理を行うと、所定の時間間隔毎に区切られたページ単位の音声文字ページP1が順次生成される。字幕情報D7から音声文字ページP1を生成する場合も、同様にして所定の時間間隔毎に区切られた音声文字ページP1を生成することができる。音声文字ページP1を不揮発性メモリ84に記録する際には、該音声文字ページP1の音声認識開始時刻及び音声認識終了時刻と対応付けて記録してもよい。
【0066】
不揮発性メモリ84に記録された音声文字ページP1に音声認識開始時刻と音声認識終了時刻の少なくとも一方が対応付けられていると、番組コンテンツの記録開始時からの時間により音声文字ページP1の表示の優先度に軽重を付けて付加情報編集画面を表示させることができる。
【0067】
例えば、アニメでタイトルの音声が出現する時刻は、大体決まっている。そこで、番組コンテンツにとって重要な音声が出現する時刻が一般に記録開始時からT1分後(例えば3分後)とする。ここで、図22(a)に例示するように所定の時間間隔毎に区切られた音声文字ページP1が順次生成されたとする。一変形例として、付加情報変更手段U3は、音声文字ページP1の中からコンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD2,D3の番組開始から所定時間T1分後の時間に最も近い音声文字ページP1から優先してテレビジョン200に表示させてもよい。シリーズ物1回目等の番組では、例えば、記録開始時から2分40秒〜3分の音声文字ページP1、3分〜3分20秒の音声文字ページP1、2分20秒〜2分40秒の音声文字ページP1、3分20秒〜3分40秒の音声文字ページP1、という順に表示させることができる。シリーズ物2回目以降の番組では、図22(b)に例示するように、以前に記録された番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1の中から所定時間T1分後の時間に最も近い音声文字ページP1から優先してテレビジョン200に表示させ、次に、該関連語句D12を含まない音声文字ページP1の中から所定時間T1分後の時間に最も近い音声文字ページP1から優先してテレビジョン200に表示させてもよい。
【0068】
以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に複数のジャンル情報D25が対応付けられて記録されている場合には、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられた最多数のジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1の中から所定時間T1分後の時間に最も近い音声文字ページP1から優先してテレビジョン200に表示させてもよい。
【0069】
また、番組に登場するゲストを紹介する時刻は、大体決まっている。この時刻は、以前に記録されたシリーズ物の出現時刻と大体同じはずである。そこで、一変形例として、音声文字ページ生成手段U2は、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられた付加情報D22を受け付けた文字を含む音声文字ページP1が生成された時刻(記録開始時からT2〜T3秒とする)を含む所定範囲の時間内(±T4分とする)のみ、音声文字ページP1を生成してもよい。
【0070】
ここで、T2を10分、T3を10分20秒、T4を5分とし、時刻T2からT4前の5分に音声文字ページP1の生成を開始し、時刻T3からT4後の15分20秒に音声文字ページP1の生成を終了するものとする。この場合、図23(a)に例示するように、記録開始時から5分〜15分20秒の範囲内で所定の時間間隔毎に区切られた音声文字ページP1が順次生成される。従って、図23(b)に例示するように、シリーズ物2回目以降の付加情報編集画面には、5分〜15分20秒の範囲内で音声文字ページP1が表示される。
本変形例では、音声文字ページP1の記録容量を削減することができ、記録再生装置をコストダウンすることが可能となる。
【0071】
ところで、上述した実施形態から、本発明は、番組コンテンツD2,D3及び番組情報D4を含む放送データD1を受信する受信手段2と、
受信された前記放送データD1に含まれる番組コンテンツD2,D3を記録するコンテンツ記録手段U1と、を備える記録再生装置100において、
記録される前記番組コンテンツD2,D3の音声に対応する文字をを表示させるための音声文字ページP1を順次生成する音声文字ページ生成手段U2と、
前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けるための付加情報の変更操作欄111、及び、前記音声文字ページP1を表示装置200に表示させ、該表示させた音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄111に貼り付ける付加情報変更手段U3と、
前記変更操作欄111で受け付けられた付加情報D22を前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報記録手段U4とを備える側面を有する。
【0072】
すなわち、前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けるための付加情報の変更操作欄111、及び、前記音声文字ページP1が表示装置200に表示され、該表示された音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作が受け付けられ、該受け付けられた文字が前記変更操作欄111に貼り付けられる。この変更操作欄111で受け付けられた付加情報D22が前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けて記録される。従って、本側面も、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をより簡単に操作入力することが可能な記録再生装置100を提供することができる。
【0073】
むろん、従属請求項に係る構成要件を有しておらず独立請求項(実施形態に記載した側面を含む)に係る構成要件のみからなる装置、システム、方法及びプログラムでも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
【0074】
また、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
【符号の説明】
【0075】
2…チューナ(受信手段)、
84a…関連語句記録部、
100…記録再生装置、
110…タイトル情報編集画面、111…付加情報の変更操作欄、
120…番組内容編集画面、121…付加情報の変更操作欄、
200…テレビジョン(表示装置)、
D1…デジタル放送データ(放送データ)、
D2…映像データ(番組コンテンツ)、D3…音声データ(番組コンテンツ)、
D4…番組情報、D5…タイトル情報、D6…番組内容、D7…字幕情報、
D11…ジャンル情報、D12…関連語句、
D21…番組コンテンツ、
D22…付加情報、D23…タイトル情報、D24…番組内容、
D25…ジャンル情報、
M1…記録媒体、
P1,P2…音声文字ページ、
U1…コンテンツ記録手段、U2…音声文字ページ生成手段、U3…付加情報変更手段、
U4…付加情報記録手段、U5…関連語句追加手段、U6…シリーズ物判定手段。
【技術分野】
【0001】
本発明は、受信した放送データに含まれる番組コンテンツを記録する記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、録画番組リスト表示画面の映像信号を生成するHDD(ハードディスク)レコーダが開示されている。このHDDレコーダは、録画した番組コンテンツの中からタイトル情報に特定の追加特殊文字情報が付加されている番組コンテンツを抽出し、該追加特殊文字情報をタイトル情報に付加して録画番組リスト表示画面の映像信号を生成する。
【0003】
特許文献2には、テレビジョン信号に重畳された文字情報から単語を抽出する記録再生装置が開示されている。この記録再生装置は、抽出した単語をテレビジョン番組と関連付けて保存し、該保存した単語の中にユーザーの入力したキーワードが含まれない場合に関連付けたテレビジョン番組を記録媒体から削除する。
【0004】
特許文献3には、タイトル情報を作成して番組コンテンツと対応付けて記録するDVD(Digital Versatile Disk)レコーダが開示されている。このDVDレコーダは、DVDに記録した番組コンテンツに関する番組情報をデジタル放送データから抽出してテレビジョン受像機に表示させ、該表示させた番組情報から文字データをユーザーに選択させ、該選択された文字データを含むタイトル情報を作成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−123611号公報
【特許文献2】特許3772449号公報
【特許文献3】特開2009−182939号公報
【特許文献4】特開2004−289530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
録画した番組を後日観る際、タイトル名や番組内容から視聴するタイトルを選ぶことがある。しかし、放送局側から送られてくる番組内容やタイトル名では、情報不足の場合が多い。
【0007】
特許文献1,2記載の技術は、記録するタイトル名や番組内容を変更することができないため、上述の問題がある。また、特許文献3記載の技術は、タイトル名に番組内容の一部しか入れることができないため、やはり上述の問題がある。
【0008】
なお、特許文献4に開示されるように、映像音声データから音声データを抽出してテキストデータに変換する技術が知られている。しかし、特許文献4記載の記録再生装置は、テキストデータから切り出した文字を検索用のデータベースにするだけであり、記録する番組コンテンツに対応付けるタイトル名や番組内容を変更するものではない。
【0009】
以上を鑑み、本発明は、記録した番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報をより簡単に操作入力することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明は、番組コンテンツ及び番組情報を含む放送データを受信する受信手段と、
受信された前記放送データに含まれる番組コンテンツを記録するコンテンツ記録手段と、を備える記録再生装置において、
前記番組コンテンツをジャンル毎に分類するためのジャンル情報と、該ジャンルの関連語句と、を対応付けて記録した関連語句記録部と、
記録される前記番組コンテンツの音声に対応する文字を表示させるための音声文字ページを順次生成する音声文字ページ生成手段と、
前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツに対応付けるための付加情報の変更操作欄、及び、前記音声文字ページを表示装置に表示させ、該表示させた音声文字ページに含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄に貼り付ける付加情報変更手段と、
前記変更操作欄で受け付けられた付加情報と、前記関連語句記録部に記録されている一以上のジャンル情報と、を前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報記録手段と、
前記コピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を前記関連語句として前記付加情報記録手段で記録したジャンル情報に対応付けて前記関連語句記録部に記録する関連語句追加手段と、
前記付加情報を対応付ける番組コンテンツと以前に前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツとが同じシリーズ物であるか否かを判断するシリーズ物判定手段と、を備え、
前記音声文字ページ生成手段は、前記シリーズ物判定手段でシリーズ物であると判断された場合、前記音声文字ページの中から以前に前記コンテンツ記録手段で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに対応付けられたジャンルの関連語句を含む音声文字ページを優先して前記表示装置に表示させることを特徴とする。
【0011】
前記付加情報を対応付ける番組コンテンツと以前に記録された番組コンテンツとが同じシリーズ物である場合、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに対応付けられたジャンルの関連語句を含む音声文字ページが優先的に表示される。この音声文字ページに含まれる文字のコピー操作が受け付けられて前記付加情報の変更操作欄に貼り付けられるので、番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報の操作入力がより簡単となる。
【0012】
上述した発明は、記録再生装置の制御方法及び制御プログラム、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体、等に適用可能である。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る発明によれば、記録した番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報をより簡単に操作入力することが可能な記録再生装置を提供することができる。
請求項2に係る発明では、放送データに字幕情報が含まれていなくても付加情報をより簡単に操作入力することができる。
請求項3に係る発明では、字幕情報を有効活用して付加情報を操作入力することができる。
請求項4〜請求項8に係る発明では、記録した番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報をさらに簡単に操作入力することができる。
請求項9に係る発明では、記録した番組コンテンツに対応付けて記録するタイトル情報をより簡単に操作入力することが可能な記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係る記録再生装置100の構成をテレビジョン(表示装置)200の構成とともに例示するブロック図である。
【図2】キー入力部1を例示する平面図である。
【図3】デジタル放送データD1の構造を模式的に例示する図である。
【図4】ROM85に書き込まれたプログラムを例示する図である。
【図5】(a)は関連語句D12を追加する前の関連語句記録部84aの構造を模式的に例示する図、(b)は関連語句D12を追加した後の関連語句記録部84aの構造を模式的に例示する図である。
【図6】音声文字ページP1を例示する図である。
【図7】テレビジョン200に表示される初期のタイトル情報編集画面110を例示する図である。
【図8】記録媒体M1に記録される情報の構造を模式的に例示する図である。
【図9】シリーズ物2回目以降の初期のタイトル情報編集画面110を例示する図である。
【図10】記録再生装置100が行う記録処理を例示するフローチャートである。
【図11】記録再生装置100が行う付加情報編集処理を例示するフローチャートである。
【図12】コピーの開始位置を指定した状態のタイトル情報編集画面110を例示する図である。
【図13】コピーの終了位置を指定した状態のタイトル情報編集画面110を例示する図である。
【図14】文字の選択範囲をタイトル情報(付加情報)の変更操作欄111にペースとした状態のタイトル情報編集画面110を例示する図である。
【図15】テレビジョン200に表示される番組内容編集画面120を例示する図である。
【図16】(a)はシリーズ物1回目の表示順を模式的に例示する図、(b)はシリーズ物2回目以降の表示順を模式的に例示する図である。
【図17】(a)はシリーズ物1回目の表示順を模式的に例示する図、(b)はシリーズ物2回目以降の表示順を模式的に例示する図である。
【図18】(a)は認識された文字を模式的に例示する図、(b)は音声文字ページP2を例示する図である。
【図19】シリーズ物2回目以降の初期のタイトル情報編集画面110を例示する図である。
【図20】変形例に係る記録再生装置が行う記録処理を示すフローチャートである。
【図21】所定の時間間隔毎に区切られた音声文字ページP1を生成する様子を模式的に例示する図である。
【図22】(a)は所定の時間間隔毎に区切られた音声文字ページP1を生成する様子を模式的に例示する図、(b)はシリーズ物2回目以降の表示順を模式的に例示する図である。
【図23】(a)は所定範囲の時間内のみ音声文字ページP1を生成する様子を模式的に例示する図、(b)はシリーズ物2回目以降の表示順を模式的に例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(1)記録再生装置の概略:
図1に例示する記録再生装置100は、キー入力部1、チューナ(受信手段)2、エンコーダ部3、信号処理部4、記録部51,52、デコーダ部6、ミキシング部7、制御部8、等を備え、外部にテレビジョン(表示装置)200等が接続される。記録再生装置100は、地上デジタル放送、BS(Broadcasting Satellite)放送、CS(Communication Satellite)放送、といった放送波の放送データを受信して適宜記録し、記録媒体から再生したコンテンツ等を外部のテレビジョン200等へ出力する。図1に示す記録再生装置100は、BD(Blue-ray Disc)等のディスク状記録媒体とハードディスクとに番組コンテンツ等を記録可能なブルーレイレコーダとされている。むろん、ハードディスクの無いブルーレイレコーダ、DVDレコーダ、レコーダとディスプレイ(テレビジョンを含む)の一体型装置、等の記録再生装置にも本発明を適用可能である。
【0016】
図2に例示するキー入力部1は、機器本体を遠隔操作するリモコン(リモートコントローラ)に設けられ、電源キー1a、テンキー1b、メニューキー1c、EPG(電子番組ガイド)表示キー1d、カーソルキー1e、決定キー1f、等のキーを備えている。キー入力部1は、キーの押し操作を検出すると、押されたキーに応じた赤外線信号を生成して制御部8へ出力する。
【0017】
チューナ2は、外部のアンテナ2aにより受信した高周波の放送信号の中から受信チャンネルのデジタル放送データ(放送データ)のみを抽出し、低周波の信号に変換し、必要なパケットデータを取り出してエンコーダ部3へ出力する。
【0018】
図3は、デジタル放送データD1の構造を模式的に例示している。地上デジタル放送等では、トランスポートストリームと呼ばれるパケットデータが伝送される。パケットデータには、放送番組の映像データD2や音声データD3の番組コンテンツが含まれる他、放送番組の各種情報が格納された番組情報D4が含まれる。例えば、番組情報D4のパケットには、番組のタイトル情報D5や番組内容D6(出演者やストーリ紹介など)を示したテキストデータ、番組の放送時間に関するデータ、等が格納される。また、字幕を有する放送の場合、パケットデータに字幕情報D7が含まれる。
なお、番組コンテンツの番組情報の取得方法は、上述のトランスポートストリームに含まれる番組情報D4から取得する方法に限らず、放送信号やインターネットで配信されている電子番組表等から録画した番組コンテンツの番組情報から取得する方法、等でもよい。
【0019】
以上より、チューナ2は、番組コンテンツ及び番組情報を含む放送データを受信する受信手段を構成する。
【0020】
図1に例示するエンコーダ部3は、ビデオエンコーダ31、オーディオエンコーダ32、データエンコーダ33、フォーマッタ34、を備え、受信された放送データD1から番組コンテンツD2,D3と番組情報D4とを分離する。
ビデオエンコーダ31は、入力される映像データD2を所定の圧縮方式(例えば、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)方式)に従って圧縮し、該圧縮した映像データをパケット化し、ビデオパケットとしてフォーマッタ34へ送出する。オーディオエンコーダ32は、入力される音声データD3を所定の圧縮方式(例えば、ドルビーAC3(Dolby Audio Compression 3)方式)に従って圧縮し、該圧縮した音声データをパケット化し、オーディオパケットとしてフォーマッタ34へ送出する。
【0021】
データエンコーダ33は、入力される付加情報に対してエンコード処理を行う。ここで、データエンコーダ33は、トランスポートストリームに含まれるSI(Service Information;番組配列情報)の中から、記録した番組コンテンツに関連する番組情報を抽出してエンコードする。SIは、サービスに関する情報を記述するSDT(Service Description Table)、番組(イベント)に関する情報を記述するEIT(Event Information Table)、現在の日付・時刻を記述するTOT(Time Offset Table)、放送事業者に関する情報を記述するBIT(Broadcaster Information Table)、等の各種テーブルである。EITのEIT scheduledには、現在放送中の番組及び8日以内に放送予定の番組に関する情報が記述される。
フォーマッタ34は、ビデオエンコーダ31から入力される映像データ、オーディオエンコーダ32から入力される音声データ、データエンコーダ33から入力されるエンコード処理後の情報、に対して多重化処理を行う。さらに、多重化した番組コンテンツを記録媒体に書き込み可能なファイル形式(VOBU;Video Object Unit)に変換して、信号処理部4に供給する。
【0022】
図1に例示する信号処理部4は、バッファメモリ4aを備え、制御部8からの制御出力に基づいてデータの入出力経路を設定し、記録部51,52に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。書き込み可能なディスク状記録媒体に番組コンテンツを記録する場合、信号処理部4は、エンコーダ部3から入力されたVOBU形式の番組コンテンツに対して、誤り訂正符号化、8−16変調等を行い、一旦バッファメモリ4aに貯めた後に、制御部8からの制御出力に応じたタイミングでディスクドライブ部51へ出力するとともに、再生制御に必要な管理情報を含む管理情報ファイルをディスクドライブ部51へ出力し、番組コンテンツと対応付けてディスク状記録媒体に記録させる。ディスク状記録媒体から番組コンテンツを再生する場合、信号処理部4は、ディスクドライブ部51から番組コンテンツ、必要な管理情報ファイル、タイトル情報ファイル、等を読み出し、波形等価、A/D変換、8−16復調、誤り訂正復号等を行い、一旦バッファメモリ4aに貯めた後に、制御部8からの制御出力に応じたタイミングでデコーダ部6へ出力する。
【0023】
図1に例示するディスクドライブ部51は、ディスク状記録媒体の装着部、光ピックアップ、スピンドルモータ、光ピックアップをディスク状記録媒体の半径方向に移動させる送りモータ、等を備え、装着部に装着されたディスク状記録媒体に対してデータを読み書きする。図1に例示するハードディスクドライブ52は、内蔵のハードディスクに対してデータを読み書きする。
【0024】
図1に例示するデコーダ部6は、分離部(Demultiplexer)61、ビデオデコーダ62、オーディオデコーダ63、データデコーダ64、等を備えている。
分離部61は、記録部51,52から信号処理部4を介して出力されたデータストリームを、ビデオストリーム、オーディオストリーム、サブピクチャストリーム、等の複数のストリームに分離する。ビデオデコーダ62は、分離部61から入力されるビデオストリームをデコードする。デコード後のビデオデータは、ミキシング部7を介してテレビジョン200の表示部200aへ出力される。オーディオデコーダ63は、分離部61から入力されるオーディオストリームをデコードする。デコード後の音声データは、テレビジョン200の音声出力部200bへ出力される。データデコーダ64は、分離部61から入力されたエンコード処理後の情報をデコードし、OSD(On-Screen Display)データを生成する。
【0025】
図1に例示するミキシング部7は、ビデオデコーダ62からのビデオデータとデータデコーダ64からのOSDデータと合成し、該合成したデータをテレビジョンの表示部200aへ出力する。
【0026】
図1に例示する制御部8は、CPU(Central Processing Unit)81、STC(System Time Clock)といった計時部82、RAM(Random Access Memory)83といった揮発性半導体メモリ、書き換え可能な不揮発性半導体メモリ84、ROM(Read Only Memory)85といった不揮発性メモリ、等を備えている。
CPU81は、RAM83をワークエリアとして用いながらROM85の各種プログラムを実行することにより、記録再生装置100の動作全般を制御する。
【0027】
図4に例示するROM85には、コンピュータを記録再生装置100として機能させるプログラムU1〜U6が書き込まれている。コンテンツ記録プログラム85aを実行する制御部8は、エンコーダ部3、信号処理部4、及び、記録部51,52とともにコンテンツ記録手段U1を構成する。音声文字ページ生成プログラム85bを実行する制御部8は、音声文字ページ生成手段U2を構成する。付加情報変更プログラム85cを実行する制御部8は、付加情報変更手段U3を構成する。付加情報記録プログラム85dを実行する制御部8は、付加情報記録手段U4を構成する。関連語句追加プログラム85eを実行する制御部8は、関連語句追加手段U5を構成する。シリーズ物判定プログラム85fを実行する制御部8は、記録部51,52とともにシリーズ物判定手段U6を構成する。
【0028】
不揮発性メモリ84には、図5(a)に例示する関連語句記録部84aが設けられている。関連語句記録部84aは、番組コンテンツをジャンル毎に分類するためのジャンル情報D11と、該ジャンルの関連語句D12と、を対応付けて記録している。ジャンルには、音楽、スポーツ、映画、料理名、ドラマ、人名、地名、建造物、ゲーム、趣味、等がある。
【0029】
次に、記録再生装置100の各機能の概略を説明する。
受信手段(チューナ2)は、番組コンテンツD2,D3及び番組情報D4を含む放送データD1を受信する。
コンテンツ記録手段U1は、受信された前記放送データD1に含まれる番組コンテンツD2,D3を記録する。
【0030】
関連語句記録部84aは、図5(a),(b)に例示するように、前記番組コンテンツD2,D3をジャンル毎に分類するためのジャンル情報D11と、該ジャンルの関連語句D12と、を対応付けて記録している。
音声文字ページ生成手段U2は、図6(a)〜(c)に例示するように、記録される前記番組コンテンツD2,D3の音声に対応する文字を表示させるための音声文字ページP1を順次生成する。
付加情報変更手段U3は、図7,15に例示するように、前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けるための付加情報の変更操作欄111、及び、前記音声文字ページP1を表示装置200に表示させる。そして、図12〜14に例示するように、該表示させた音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄111に貼り付ける。
付加情報記録手段U4は、図8に例示するように、前記変更操作欄111で受け付けられた付加情報D22と、前記関連語句記録部84aに記録されている一以上のジャンル情報D25と、を前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けて記録する。
関連語句追加手段U5は、図5(b)に例示するように、前記コピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を前記関連語句D12として前記付加情報記録手段U4で記録したジャンル情報D25に対応付けて前記関連語句記録部84aに記録する。
シリーズ物判定手段U6は、前記付加情報D22を対応付ける番組コンテンツD21と以前に前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21とが同じシリーズ物であるか否かを判断する。
【0031】
音声文字ページ生成手段U2は、前記シリーズ物判定手段U6でシリーズ物であると判断された場合、図9に例示するように、前記音声文字ページP1の中から以前に前記コンテンツ記録手段U1で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1を優先して前記表示装置200に表示させる。
【0032】
付加情報D22を対応付ける番組コンテンツD21と以前に記録された番組コンテンツD21とが同じシリーズ物である場合、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1が優先的に表示される。この音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作が受け付けられて前記付加情報の変更操作欄111に貼り付けられるので、番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報の操作入力がより簡単となる。
【0033】
ユーザーは、録画した番組を後日検索するとき、タイトル名や番組内容から観たいタイトルを選択する。しかし、放送局側から送られてくる番組内容やタイトル名では、ユーザーにとって情報不足の場合がある。従来は、後日の検索を容易にするために、ユーザーが必要な情報をタイトル名に一文字ずつ入力していた。しかし、実際タイトルに追記する文字を何にしようかと迷ってしまっていた。
以上の問題を解消するため、予め番組内の音声を文字化しておき、タイトルを変更する際に、文字化した文字列からユーザーが自由にコピー&ペースト出来るような仕組みにしている。ユーザーは、必要とする文字列をコピーして、タイトル名にペーストすることで、ユーザーにとって意味のあるタイトル名に簡単に変更することが出来る。番組内容にも簡単に文字追加出来るような仕組みにしているので、ユーザーが必要とする文字を番組内容に追記&変更ができ、レシピ追加などユーザーにとって意味のある番組内容になるように活用させることができる。
【0034】
ユーザーは、文字データからコピー&ペーストしてタイトルを変更することができる。ユーザーは、変更した箇所の文字が何のジャンルの文字列か覚えておき、番組のジャンルを選択することになる。ここで、ジャンルの関連語句は、図5(a)に例示するように比較用や検索用データとしてデータベース化され、タイトルに追加した文字が何のジャンルに属するのか判断する際に利用される。ユーザーは、関連語句に追加することが可能である。これにより、よりジャンル検索の精度が上がる。
【0035】
ユーザーが別の日に放送されたシリーズ物のタイトルや番組内容を変更する場合、シリーズ物1回目のタイトル変更で追加したジャンルが含まれるページから優先的に表示される(ユーザーが探しているページが優先的に表示される)。すなわち、単純に番組の最初のページからの文字列を表示するのではなく、キーとなるジャンルが含まれるページの優先度を上げて表示することで、ユーザーに文字列を捜させる手間を軽減させることができる。キーとなるジャンルが含まれないページの表示の順番が後回しにされることで、ユーザーに文字列を捜させる手間を減らすことができる。
【0036】
ここで、認識する文字は、日本語のみならず、英語といった外国語等でもよい。
ジャンル情報は、記録再生装置に設定された情報、放送データに含まれる情報、等が含まれる。ジャンル情報のデータ構造は、各ジャンルに対応させた識別情報、ジャンルを表す各文字の文字コードの組み合わせ、等が含まれる。
音声文字ページは、ページ毎に重複しないページ、スクロール可能なページ、等が含まれる。
付加情報の変更操作欄は、図7に例示するようなタイトル情報の変更操作欄111、図15に例示する番組内容編集画面120の番組内容の変更操作欄121、等が含まれる。
関連語句追加手段U5で追加される関連語句は、音声文字ページのコピー操作でコピーされた文字列そのもの、該文字列を構成する各名詞といった該文字列の一部、等が含まれる。
【0037】
前記音声文字ページ生成手段U2は、前記コンテンツ記録手段U1で記録される番組コンテンツD2,D3の音声を音声認識により文字に変換し、該変換した文字を表示させるための前記音声文字ページP1を順次生成してもよい。これにより、放送データD1に字幕情報D7が含まれていなくても付加情報をより簡単に操作入力することができる。
【0038】
前記音声文字ページ生成手段U2は、前記放送データD1に字幕情報D7が含まれているか否かを判断し、字幕情報D7が含まれていると判断した場合に該字幕情報D7を前記コンテンツ記録手段U1で記録される番組コンテンツD2,D3の音声に対応する文字として前記音声文字ページP1を順次生成してもよい。すると、字幕情報D7を有効活用して付加情報を操作入力することができる。
【0039】
前記音声文字ページ生成手段U2は、前記コンテンツ記録手段U1で記録される番組コンテンツD2,D3の音声を所定の時間間隔毎に区切り、該区切った音声から文字を抽出し、該抽出した文字を含む前記音声文字ページP1を順次生成してもよい。すると、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をさらに簡単に操作入力することができる。
【0040】
前記音声文字ページ生成手段U2は、前記シリーズ物判定手段U6でシリーズ物であると判断された場合であって、以前に前記コンテンツ記録手段U1で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に前記付加情報記録手段U4で複数の前記ジャンル情報D25が対応付けられて記録されている場合、前記音声文字ページP1の中から以前に前記コンテンツ記録手段U1で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられた最多数のジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1を優先して前記表示装置200に表示させてもよい。すると、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をさらに簡単に操作入力することができる。
【0041】
前記付加情報変更手段U3は、前記シリーズ物判定手段U6でシリーズ物であると判断された場合、前記音声文字ページP1の中から以前に前記コンテンツ記録手段U1で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む文を抽出して該文の一覧の音声文字ページP2を前記表示装置200に表示させ、該表示させた音声文字ページP2に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄111に貼り付けてもよい。すると、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をさらに簡単に操作入力することができる。
【0042】
前記付加情報変更手段U3は、前記音声文字ページP1の中から前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD2,D3の番組開始から所定時間後の時間に最も近い音声文字ページP1を優先して前記表示装置200に表示させてもよい。すると、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をさらに簡単に操作入力することができる。
【0043】
前記音声文字ページ生成手段U2は、前記シリーズ物判定手段U6でシリーズ物であると判断された場合、以前に前記コンテンツ記録手段U1で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられた付加情報D22を受け付けた文字を含む音声文字ページP1が生成された時刻を含む所定範囲の時間内のみ、前記コンテンツ記録手段U1で記録される番組コンテンツD2,D3の音声に対応する文字を表示させるための前記音声文字ページP1を生成してもよい。すると、音声文字ページP1の記録容量を削減することができ、記録再生装置をコストダウンすることが可能となる。
【0044】
(2)記録再生装置の動作、作用、及び、効果:
図10,11は、記録再生装置100の制御部8が行う処理をフローチャートにより例示している。図10の記録処理は、キー入力部1に番組コンテンツの記録開始の操作入力が行われたときに開始し、マルチタスクにより他の処理と並列して行われる。ここで、ステップS102はコンテンツ記録手段U1に対応し、ステップS104〜S112は音声文字ページ生成手段U2に対応し、ステップS204〜S216は付加情報変更手段U3に対応し、ステップS116〜S118は付加情報記録手段U4に対応し、ステップS120は関連語句追加手段U5に対応し、ステップS202はシリーズ物判定手段U6に対応している。以下、「ステップ」の記載を省略する。
【0045】
記録処理を開始すると、制御部8は、チューナ2で受信されたデジタル放送データD1に含まれる番組コンテンツD2,D3の記録を開始する(S102)。すると、BDやハードディスクといった記録媒体M1に映像データ及び音声データを含む番組コンテンツが記録されていく。
【0046】
S104では、現在、番組コンテンツD2,D3を記録しているか否かを判断する。記録中の場合、制御部8は、デジタル放送データD1に字幕情報D7が含まれているか否かを判断する(S106)。字幕情報D7が含まれていない場合、制御部8は、音声データD3の音声を音声認識により文字に変換する(S108)。音声認識には、公知の音声認識を適用することができる。本実施形態では漢字変換まで行っているが、漢字変換を行わずひらがな又はカタカナへの変換を行ってもよい。その後、制御部8は、変換した文字を表示させるための音声文字ページP1を1ページ分生成し、生成した時間と対応付けて不揮発性メモリ84に記録し(S110)、処理をS104に戻す。図6(a)〜(c)は、音声文字ページP1を例示している。図6(a)は、抽出した映像に文字が最初に現れた1ページ目の音声文字ページP1を例示している。図6(b)は、抽出した映像に文字がj番目(jは2以上の整数)に現れたjページ目の音声文字ページP1を例示している。図6(c)は、抽出した映像に文字がk番目(kはjよりも大きい整数)に現れたkページ目の音声文字ページP1を例示している。
【0047】
S106の判断処理でデジタル放送データD1に字幕情報D7が含まれていると判断されると、制御部8は、該字幕情報D7から音声文字ページP1を1ページ分生成し、生成した時間と対応付けて不揮発性メモリ84に記録し(S112)、処理をS104に戻す。
【0048】
S104の判断処理で記録中でないと判断されると、制御部8は、図11に例示する付加情報編集処理を行う(S114)。
【0049】
付加情報編集処理を開始すると、制御部8は、今回記録した番組コンテンツと同じシリーズ物の番組コンテンツD21が記録媒体M1に記録されているか否かを判断する(S202)。この判断処理は、例えば、今回記録したデジタル放送データD1に含まれていたタイトル情報D5の最初のn文字(nは2以上の整数。例えば、n=10)がタイトル情報D23に含まれる番組コンテンツD21が記録媒体M1に記録されているか否かを判断する処理とすることができる。また、今回記録した番組コンテンツと同じ記録開始時刻及び記録終了時刻の同じ曜日(例えば1週間前)の番組コンテンツが記録媒体M1に記録されているか否かを判断する処理としてもよい。むろん、前者の処理と後者の処理を組み合わせてS202の判断処理を行ってもよい。
以上のようにして、付加情報を対応付ける番組コンテンツD21と以前にコンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21とが同じシリーズ物であるか否かが判断される。
【0050】
シリーズ物の1回目のように同じシリーズ物の番組コンテンツD21が記録されていない場合、制御部8は、図7に例示するようなタイトル情報編集画面110をテレビジョン200に表示させる(S204)。この画面110は、タイトル情報の変更操作欄111、音声文字ページP1、「最初のページ」領域112a、「前のページ」領域112b、「次のページ」領域112c、「最後のページ」領域112d、「終了」領域112e、を備えている。変更操作欄111は、コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けるためのタイトル情報の変更操作欄である。音声文字ページP1は、音声文字ページ生成手段U2で記録された音声文字ページP1であり、初期画面では図6(a)で例示したような1ページ目の音声文字ページである。各領域112a〜112eは、キー入力部1のカーソルキー1e及び決定キー1fを押し操作することにより選択操作可能である。「次のページ」領域112cを押し操作すると、図16(a)に例示するように、音声文字ページP1が時刻順通りのページ順に切り替わる。
【0051】
また、制御部8は、表示させた音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を変更操作欄111に貼り付ける(S206)。
コピー操作を受け付ける処理は、例えば、音声文字ページP1の中から選択したい文字の開始位置と終了位置を指定する操作入力を受け付ける処理とすることができる。開始位置の指定は、カーソルキー1eを押し操作して音声文字ページP1中の開始位置で決定キー1fを押し操作することにより行うことができる。図12は、「牛」を開始位置に指定する例を示している。カーソルを「牛」に合わせて決定キー1fを押し操作すると、「牛」が開始位置に指定されて反転表示され、「終了位置を指定して下さい。」が表示される。終了位置の指定は、カーソルキー1eを押し操作して音声文字ページP1中の終了位置で決定キー1fを押し操作することにより行うことができる。図13は、「牛乳とレモン汁でできるチーズ作り」の「り」を終了位置に指定する例を示している。カーソルを「り」に合わせて決定キー1fを押し操作すると、「り」が終了位置に指定され、「牛乳とレモン汁でできるチーズ作り」が選択されて反転表示され、「コピーしますか?『はい』/『いいえ』」が表示される。
【0052】
受け付けた文字を貼り付けるペースト処理は、例えば、文字がコピー操作された状態でカーソルキー1eの押し操作により「はい」領域113が選択されて決定キー1fが押し操作されたとき、コピー操作された文字をタイトル情報の変更操作欄111に追加する処理とすることができる。図14は、「はい」領域113が選択操作され、「牛乳とレモン汁でできるチーズ作り」が変更操作欄111の「T&K 男子ごはん 第1回」の後に追加されたタイトル情報編集画面110が例示されている。むろん、変更操作欄111内の文字位置をカーソルキー1eで指定することができるようにして、この指定した文字位置にコピー操作された文字を追加するようにしてもよい。
タイトル情報D23(付加情報D22)をさらに編集する場合、領域112a〜112dの選択操作、音声文字ページP1内の文字のコピー操作、及び、ペースト操作を繰り返してもよいし、変更操作欄111内の文字を直接加除してもよい。
【0053】
「終了」領域112eが選択操作されると、タイトル情報D23が決定されたことになる。このとき、制御部8は、図10のS116に進み、コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けるための一以上のジャンル情報D25の選択操作を関連語句記録部84aに記録されているジャンル情報D11の中から受け付ける。図5(a)に示す例では、ジャンルとして音楽、スポーツ、映画、料理名、ドラマ、等がテレビジョン200に表示されることとなる。この場合、ユーザーは、これらのジャンルの表示領域からカーソルキー1e及び決定キー1fを押し操作することにより一以上のジャンルを選択操作可能である。例えば、「料理名」領域の位置で決定キー1fが押し操作されると、ジャンル情報D25として「料理名」が選択操作されたことになる。
S118では、受け付けた一以上のジャンル情報D25と、変更操作欄111で受け付けられたタイトル情報D23を含む付加情報D22と、をコンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けて記録媒体M1に記録する。本実施形態の付加情報D22は、図8に例示するように、タイトル情報D23、番組内容D24、等が含まれる。上述した例では、ジャンル情報「料理名」とタイトル情報「T&K 男子ごはん 第1回 牛乳とレモン汁でできるチーズ作り」とが今回記録された番組コンテンツD21に対応付けられて記録される。ここで、図8に例示する番組コンテンツ2,3のように、複数のジャンルが選択操作されると複数のジャンル情報D25が番組コンテンツD21に対応付けられて記録される。
【0054】
S120では、音声文字ページP1でコピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を関連語句D12として付加情報記録手段U4で記録したジャンル情報D11に対応付けて関連語句記録部84aに記録する。ここで、コピー操作を受け付けた文字をそのまま関連語句記録部84aに記録してもよいが、コピー操作を受け付けた文字に含まれる各名詞を抽出して関連語句記録部84aに記録してもよい。図5(b)は、「牛乳とレモン汁でできるチーズ作り」から助詞等を除いて「牛乳」、「レモン汁」、「チーズ」を「料理名」に対応付けて関連語句記録部84aに記録した例が示されている。名詞の誤判別対策として、抽出した各名詞を選択されたジャンルに対応付けて記録してよいか否かを選択させる表示をさせ、否の場合に抽出した各名詞の編集を受け付ける処理を行ってもよい。
以上説明したようにして、シリーズ物1回目等の番組を記録する処理が終了する。
【0055】
一方、図11のS202で今回記録した番組コンテンツと同じシリーズ物の番組コンテンツD21が記録媒体M1に記録されていると判断されると、制御部8は、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンル情報D25を記録媒体M1から読み出す(S208)。S210では、この読み出したジャンル情報D25に対応付けられた関連語句D12を関連語句記録部84aから読み出す。例えば、関連語句記録部84aに図5(b)に示すような関連語句D12が記録されており、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンル情報D25が「料理名」である場合、関連語句記録部84aのジャンル情報D11の中から「料理名」に対応付けられた関連語句D12である「鮭」、「グラタン」、…、「牛乳」、「レモン汁」、「チーズ」が取得される。
【0056】
S212では、取得された関連語句D12を含む音声文字ページP1を検索する。図16(a)に例示する複数の音声文字ページP1が生成されたとき、上述した例では、関連語句「牛乳」を含む2ページ目、関連語句「レモン汁」を含む4ページ目、関連語句「チーズ」を含む5ページ目、の音声文字ページP1が検索される。
【0057】
S214では、図9に例示するようなタイトル情報編集画面110をテレビジョン200に表示させる。この画面110は、図7に例示したタイトル情報編集画面と似た画面であるものの、音声文字ページP1として以前に記録された番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含むページが優先的に表示される。「次のページ」領域112cを押し操作すると、図16(b)に例示するように、まず、同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1が時刻順通りのページ順に切り替わり、その後、該関連語句D12を含まない音声文字ページP1が時刻順通りのページ順に切り替わる。
このように、付加情報編集画面で毎回ユーザーがコピー&ペースト操作した文字に含まれる関連語句がジャンルに対応付けられて蓄積され、シリーズ物2回目以降の場合には以前のシリーズ物に対応付けられたジャンルの関連語句が含まれる音声文字ページP1から表示される。従って、番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報の操作入力がより簡単となる。
【0058】
また、シリーズ物であると判断された場合であって、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に複数のジャンル情報D25が対応付けられて記録されている場合、音声文字ページP1の中から以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられた最多数のジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1が優先的に表示される。例えば、以前のシリーズ物にジャンル「料理名」とジャンル「スポーツ」が対応付けられている場合に、図17(a)に示すように、1,4ページ目に同じジャンルの関連語句D12が無い音声文字ページP1が生成され、2ページ目に「料理名」のみの関連語句「牛乳」を含む音声文字ページP1が生成され、3,6ページ目に「料理名」と「スポーツ」の両方の関連語句を含む音声文字ページP1が生成され、5ページ目に「スポーツ」のみの関連語句「サッカー」を含む音声文字ページP1が生成されたとする。すると、図17(b)に例示するように、まず、最多数のジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1が時刻順通りのページ順に切り替わり、次に、一つのジャンルのみの関連語句D12を含む音声文字ページP1が時刻順通りのページ順に切り替わり、その後、該関連語句D12を含まない音声文字ページP1が時刻順通りのページ順に切り替わる。
従って、番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報の操作入力がさらに簡単となる。
【0059】
そして、制御部8は、S206と同様、表示させた音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を変更操作欄111に貼り付ける(S216)。「終了」領域112eが選択操作されると、制御部8は、図10のS116〜S120に進み、一以上のジャンル情報D25の選択操作を受け付け、受け付けた一以上のジャンル情報D25と、変更操作欄111で受け付けられたタイトル情報D23と、を番組コンテンツD21に対応付けて記録し、コピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を関連語句D12として関連語句記録部84aに記録する。
以上説明したようにして、シリーズ物2回目以降の番組を記録する処理が終了する。
【0060】
以上説明したように、付加情報D22を対応付ける番組コンテンツD21と以前に記録された番組コンテンツD21とが同じシリーズ物である場合、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1が優先的に表示される。この音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作が受け付けられて付加情報の変更操作欄111に貼り付けられるのである。従って、本記録再生装置100は、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をより簡単に操作入力することができる。
【0061】
(3)変形例:
上述した処理の各ステップの順番は、適宜、変更可能である。例えば、S104の処理の前にS106の処理を行ってもよい。
【0062】
また、音声文字ページを表示させる際、ジャンルの関連語句を含む文のみを集めて一覧することができるページを用意してもよい。例えば、以前に記録されたシリーズ物に対応付けられたジャンルが「料理名」であり、番組コンテンツの映像データD2から図18(a)に示すような文字が認識されたものとする。また、図5(b)に例示したように、「料理名」に関連語句D12として「鮭」、「グラタン」、…、「牛乳」、「レモン汁」、「チーズ」が対応付けられているものとする。付加情報変更手段U3は、シリーズ物であると判断された場合、図18(b)に例示するようにこれらの関連語句D12を含む文のみを抽出して該文の一覧の音声文字ページP2を生成し、図19に例示するタイトル情報編集画面110をテレビジョン200に表示させる。同様にして、番組内容編集画面を表示させてもよい。そして、付加情報変更手段U3は、表示させた音声文字ページP2に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字をタイトル情報の変更操作欄111や番組内容の変更操作欄に貼り付ける。
【0063】
このようにして、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をさらに簡単に操作入力することができる。映像からの文字データが多い場合、検索の手間を軽減することができる。ジャンルの関連語句を追加可能とすることでジャンル検索の精度が上がるため、この一覧できる音声文字ページP2で充分ユーザーの要求を満たすことができる。
【0064】
さらに、図20に例示するように、放送データD1に字幕情報D7が含まれるかに関係なく、番組コンテンツD2,D3の音声を音声認識により文字に変換し、音声文字ページP1,P2を順次生成してもよい。
【0065】
さらに、図21に例示するように、記録される音声データD3の音声を所定の時間間隔毎に区切り、該区切った音声から文字を抽出し、該抽出した文字を含む音声文字ページP1を順次生成してもよい。音声を区切る所定の時間間隔をt秒とすると、音声を区切る時間は、例えば、記録開始時から0〜t秒の時間、t〜2t秒の時間、…、(i−1)t〜it秒の時間(iは1以上の整数)、…、となる。例えば、t=20とすると、記録開始時から0〜20秒の時間、20〜40秒の時間、…、20(i−1)〜20i秒の時間、…、となる。この間隔で図10,20のS108〜S110の処理を行うと、所定の時間間隔毎に区切られたページ単位の音声文字ページP1が順次生成される。字幕情報D7から音声文字ページP1を生成する場合も、同様にして所定の時間間隔毎に区切られた音声文字ページP1を生成することができる。音声文字ページP1を不揮発性メモリ84に記録する際には、該音声文字ページP1の音声認識開始時刻及び音声認識終了時刻と対応付けて記録してもよい。
【0066】
不揮発性メモリ84に記録された音声文字ページP1に音声認識開始時刻と音声認識終了時刻の少なくとも一方が対応付けられていると、番組コンテンツの記録開始時からの時間により音声文字ページP1の表示の優先度に軽重を付けて付加情報編集画面を表示させることができる。
【0067】
例えば、アニメでタイトルの音声が出現する時刻は、大体決まっている。そこで、番組コンテンツにとって重要な音声が出現する時刻が一般に記録開始時からT1分後(例えば3分後)とする。ここで、図22(a)に例示するように所定の時間間隔毎に区切られた音声文字ページP1が順次生成されたとする。一変形例として、付加情報変更手段U3は、音声文字ページP1の中からコンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD2,D3の番組開始から所定時間T1分後の時間に最も近い音声文字ページP1から優先してテレビジョン200に表示させてもよい。シリーズ物1回目等の番組では、例えば、記録開始時から2分40秒〜3分の音声文字ページP1、3分〜3分20秒の音声文字ページP1、2分20秒〜2分40秒の音声文字ページP1、3分20秒〜3分40秒の音声文字ページP1、という順に表示させることができる。シリーズ物2回目以降の番組では、図22(b)に例示するように、以前に記録された番組コンテンツD21に対応付けられたジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1の中から所定時間T1分後の時間に最も近い音声文字ページP1から優先してテレビジョン200に表示させ、次に、該関連語句D12を含まない音声文字ページP1の中から所定時間T1分後の時間に最も近い音声文字ページP1から優先してテレビジョン200に表示させてもよい。
【0068】
以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に複数のジャンル情報D25が対応付けられて記録されている場合には、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられた最多数のジャンルの関連語句D12を含む音声文字ページP1の中から所定時間T1分後の時間に最も近い音声文字ページP1から優先してテレビジョン200に表示させてもよい。
【0069】
また、番組に登場するゲストを紹介する時刻は、大体決まっている。この時刻は、以前に記録されたシリーズ物の出現時刻と大体同じはずである。そこで、一変形例として、音声文字ページ生成手段U2は、以前に記録された同じシリーズ物の番組コンテンツD21に対応付けられた付加情報D22を受け付けた文字を含む音声文字ページP1が生成された時刻(記録開始時からT2〜T3秒とする)を含む所定範囲の時間内(±T4分とする)のみ、音声文字ページP1を生成してもよい。
【0070】
ここで、T2を10分、T3を10分20秒、T4を5分とし、時刻T2からT4前の5分に音声文字ページP1の生成を開始し、時刻T3からT4後の15分20秒に音声文字ページP1の生成を終了するものとする。この場合、図23(a)に例示するように、記録開始時から5分〜15分20秒の範囲内で所定の時間間隔毎に区切られた音声文字ページP1が順次生成される。従って、図23(b)に例示するように、シリーズ物2回目以降の付加情報編集画面には、5分〜15分20秒の範囲内で音声文字ページP1が表示される。
本変形例では、音声文字ページP1の記録容量を削減することができ、記録再生装置をコストダウンすることが可能となる。
【0071】
ところで、上述した実施形態から、本発明は、番組コンテンツD2,D3及び番組情報D4を含む放送データD1を受信する受信手段2と、
受信された前記放送データD1に含まれる番組コンテンツD2,D3を記録するコンテンツ記録手段U1と、を備える記録再生装置100において、
記録される前記番組コンテンツD2,D3の音声に対応する文字をを表示させるための音声文字ページP1を順次生成する音声文字ページ生成手段U2と、
前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けるための付加情報の変更操作欄111、及び、前記音声文字ページP1を表示装置200に表示させ、該表示させた音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄111に貼り付ける付加情報変更手段U3と、
前記変更操作欄111で受け付けられた付加情報D22を前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報記録手段U4とを備える側面を有する。
【0072】
すなわち、前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けるための付加情報の変更操作欄111、及び、前記音声文字ページP1が表示装置200に表示され、該表示された音声文字ページP1に含まれる文字のコピー操作が受け付けられ、該受け付けられた文字が前記変更操作欄111に貼り付けられる。この変更操作欄111で受け付けられた付加情報D22が前記コンテンツ記録手段U1で記録された番組コンテンツD21に対応付けて記録される。従って、本側面も、記録した番組コンテンツD21に対応付けて記録する付加情報をより簡単に操作入力することが可能な記録再生装置100を提供することができる。
【0073】
むろん、従属請求項に係る構成要件を有しておらず独立請求項(実施形態に記載した側面を含む)に係る構成要件のみからなる装置、システム、方法及びプログラムでも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
【0074】
また、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
【符号の説明】
【0075】
2…チューナ(受信手段)、
84a…関連語句記録部、
100…記録再生装置、
110…タイトル情報編集画面、111…付加情報の変更操作欄、
120…番組内容編集画面、121…付加情報の変更操作欄、
200…テレビジョン(表示装置)、
D1…デジタル放送データ(放送データ)、
D2…映像データ(番組コンテンツ)、D3…音声データ(番組コンテンツ)、
D4…番組情報、D5…タイトル情報、D6…番組内容、D7…字幕情報、
D11…ジャンル情報、D12…関連語句、
D21…番組コンテンツ、
D22…付加情報、D23…タイトル情報、D24…番組内容、
D25…ジャンル情報、
M1…記録媒体、
P1,P2…音声文字ページ、
U1…コンテンツ記録手段、U2…音声文字ページ生成手段、U3…付加情報変更手段、
U4…付加情報記録手段、U5…関連語句追加手段、U6…シリーズ物判定手段。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
番組コンテンツ及び番組情報を含む放送データを受信する受信手段と、
受信された前記放送データに含まれる番組コンテンツを記録するコンテンツ記録手段と、を備える記録再生装置において、
前記番組コンテンツをジャンル毎に分類するためのジャンル情報と、該ジャンルの関連語句と、を対応付けて記録した関連語句記録部と、
記録される前記番組コンテンツの音声に対応する文字を表示させるための音声文字ページを順次生成する音声文字ページ生成手段と、
前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツに対応付けるための付加情報の変更操作欄、及び、前記音声文字ページを表示装置に表示させ、該表示させた音声文字ページに含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄に貼り付ける付加情報変更手段と、
前記変更操作欄で受け付けられた付加情報と、前記関連語句記録部に記録されている一以上のジャンル情報と、を前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報記録手段と、
前記コピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を前記関連語句として前記付加情報記録手段で記録したジャンル情報に対応付けて前記関連語句記録部に記録する関連語句追加手段と、
前記付加情報を対応付ける番組コンテンツと以前に前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツとが同じシリーズ物であるか否かを判断するシリーズ物判定手段と、を備え、
前記音声文字ページ生成手段は、前記シリーズ物判定手段でシリーズ物であると判断された場合、前記音声文字ページの中から以前に前記コンテンツ記録手段で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに対応付けられたジャンルの関連語句を含む音声文字ページを優先して前記表示装置に表示させることを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
前記音声文字ページ生成手段は、前記コンテンツ記録手段で記録される番組コンテンツの音声を音声認識により文字に変換し、該変換した文字を表示させるための前記音声文字ページを順次生成することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項3】
前記音声文字ページ生成手段は、前記放送データに字幕情報が含まれているか否かを判断し、字幕情報が含まれていると判断した場合に該字幕情報を前記コンテンツ記録手段で記録される番組コンテンツの音声に対応する文字として前記音声文字ページを順次生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録再生装置。
【請求項4】
前記音声文字ページ生成手段は、前記コンテンツ記録手段で記録される番組コンテンツの音声を所定の時間間隔毎に区切り、該区切った音声から文字を抽出し、該抽出した文字を含む前記音声文字ページを順次生成することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の記録再生装置。
【請求項5】
前記音声文字ページ生成手段は、前記シリーズ物判定手段でシリーズ物であると判断された場合であって、以前に前記コンテンツ記録手段で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに前記付加情報記録手段で複数の前記ジャンル情報が対応付けられて記録されている場合、前記音声文字ページの中から以前に前記コンテンツ記録手段で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに対応付けられた最多数のジャンルの関連語句を含む音声文字ページを優先して前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の記録再生装置。
【請求項6】
前記付加情報変更手段は、前記シリーズ物判定手段でシリーズ物であると判断された場合、前記音声文字ページの中から以前に前記コンテンツ記録手段で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに対応付けられたジャンルの関連語句を含む文を抽出して該文の一覧の音声文字ページを前記表示装置に表示させ、該表示させた音声文字ページに含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄に貼り付けることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の記録再生装置。
【請求項7】
前記付加情報変更手段は、前記音声文字ページの中から前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツの番組開始から所定時間後の時間に最も近い音声文字ページを優先して前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の記録再生装置。
【請求項8】
前記音声文字ページ生成手段は、前記シリーズ物判定手段でシリーズ物であると判断された場合、以前に前記コンテンツ記録手段で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに対応付けられた付加情報を受け付けた文字を含む音声文字ページが生成された時刻を含む所定範囲の時間内のみ、前記コンテンツ記録手段で記録される番組コンテンツの音声に対応する文字を表示させるための前記音声文字ページを生成することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の記録再生装置。
【請求項9】
番組コンテンツ(D2,D3)及び番組情報(D4)を含むデジタル放送データ(D1)を受信する受信手段(2)と、
受信された前記デジタル放送データ(D1)に含まれる番組コンテンツ(D2,D3)を記録するコンテンツ記録手段(U1)と、を備える記録再生装置において、
前記番組コンテンツ(D2,D3)をジャンル毎に分類するためのジャンル情報(D11)と、該ジャンルの関連語句(D12)と、を対応付けて記録した関連語句記録部(84a)と、
前記デジタル放送データ(D1)に字幕情報(D7)が含まれているか否かを判断し、字幕情報(D7)が含まれていないと判断した場合に前記コンテンツ記録手段(U1)で記録される番組コンテンツ(D2,D3)の音声を音声認識により文字に変換して該変換した文字を表示させるための音声文字ページ(P1)を順次生成して記録し、字幕情報(D7)が含まれていると判断した場合に該字幕情報(D7)を表示させるための音声文字ページ(P1)を順次生成して記録する音声文字ページ生成手段(U2)と、
前記コンテンツ記録手段(U1)で記録された番組コンテンツ(D21)に対応付けるためのタイトル情報の変更操作欄(111)、及び、前記音声文字ページ生成手段(U2)で記録された音声文字ページ(P1)をテレビジョン(200)に表示させ、該表示させた音声文字ページ(P1)に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄(111)に貼り付ける付加情報変更手段(U3)と、
前記コンテンツ記録手段(U1)で記録された番組コンテンツ(D21)に対応付けるための一以上のジャンル情報(D25)の選択操作を前記関連語句記録部(84a)に記録されているジャンル情報(D11)の中から受け付け、該受け付けた一以上のジャンル情報(D25)と、前記変更操作欄で受け付けられたタイトル情報(D23)と、を前記コンテンツ記録手段(U1)で記録された番組コンテンツ(D21)に対応付けて記録する付加情報記録手段(U4)と、
前記コピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を前記関連語句(D12)として前記付加情報記録手段(U4)で記録したジャンル情報(D11)に対応付けて前記関連語句記録部(84a)に記録する関連語句追加手段(U5)と、
前記付加情報を対応付ける番組コンテンツ(D21)と以前に前記コンテンツ記録手段(U1)で記録された番組コンテンツ(D21)とが同じシリーズ物であるか否かを判断するシリーズ物判定手段(U6)と、を備え、
前記音声文字ページ生成手段(U2)は、前記シリーズ物判定手段(U6)でシリーズ物であると判断された場合、前記音声文字ページ(P1)の中から以前に前記コンテンツ記録手段(U1)で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツ(D21)に対応付けられたジャンルの関連語句(D12)を含む音声文字ページ(P1)を優先して前記テレビジョン(200)に表示させることを特徴とする記録再生装置。
【請求項1】
番組コンテンツ及び番組情報を含む放送データを受信する受信手段と、
受信された前記放送データに含まれる番組コンテンツを記録するコンテンツ記録手段と、を備える記録再生装置において、
前記番組コンテンツをジャンル毎に分類するためのジャンル情報と、該ジャンルの関連語句と、を対応付けて記録した関連語句記録部と、
記録される前記番組コンテンツの音声に対応する文字を表示させるための音声文字ページを順次生成する音声文字ページ生成手段と、
前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツに対応付けるための付加情報の変更操作欄、及び、前記音声文字ページを表示装置に表示させ、該表示させた音声文字ページに含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄に貼り付ける付加情報変更手段と、
前記変更操作欄で受け付けられた付加情報と、前記関連語句記録部に記録されている一以上のジャンル情報と、を前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツに対応付けて記録する付加情報記録手段と、
前記コピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を前記関連語句として前記付加情報記録手段で記録したジャンル情報に対応付けて前記関連語句記録部に記録する関連語句追加手段と、
前記付加情報を対応付ける番組コンテンツと以前に前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツとが同じシリーズ物であるか否かを判断するシリーズ物判定手段と、を備え、
前記音声文字ページ生成手段は、前記シリーズ物判定手段でシリーズ物であると判断された場合、前記音声文字ページの中から以前に前記コンテンツ記録手段で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに対応付けられたジャンルの関連語句を含む音声文字ページを優先して前記表示装置に表示させることを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
前記音声文字ページ生成手段は、前記コンテンツ記録手段で記録される番組コンテンツの音声を音声認識により文字に変換し、該変換した文字を表示させるための前記音声文字ページを順次生成することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項3】
前記音声文字ページ生成手段は、前記放送データに字幕情報が含まれているか否かを判断し、字幕情報が含まれていると判断した場合に該字幕情報を前記コンテンツ記録手段で記録される番組コンテンツの音声に対応する文字として前記音声文字ページを順次生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録再生装置。
【請求項4】
前記音声文字ページ生成手段は、前記コンテンツ記録手段で記録される番組コンテンツの音声を所定の時間間隔毎に区切り、該区切った音声から文字を抽出し、該抽出した文字を含む前記音声文字ページを順次生成することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の記録再生装置。
【請求項5】
前記音声文字ページ生成手段は、前記シリーズ物判定手段でシリーズ物であると判断された場合であって、以前に前記コンテンツ記録手段で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに前記付加情報記録手段で複数の前記ジャンル情報が対応付けられて記録されている場合、前記音声文字ページの中から以前に前記コンテンツ記録手段で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに対応付けられた最多数のジャンルの関連語句を含む音声文字ページを優先して前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の記録再生装置。
【請求項6】
前記付加情報変更手段は、前記シリーズ物判定手段でシリーズ物であると判断された場合、前記音声文字ページの中から以前に前記コンテンツ記録手段で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに対応付けられたジャンルの関連語句を含む文を抽出して該文の一覧の音声文字ページを前記表示装置に表示させ、該表示させた音声文字ページに含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄に貼り付けることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の記録再生装置。
【請求項7】
前記付加情報変更手段は、前記音声文字ページの中から前記コンテンツ記録手段で記録された番組コンテンツの番組開始から所定時間後の時間に最も近い音声文字ページを優先して前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の記録再生装置。
【請求項8】
前記音声文字ページ生成手段は、前記シリーズ物判定手段でシリーズ物であると判断された場合、以前に前記コンテンツ記録手段で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツに対応付けられた付加情報を受け付けた文字を含む音声文字ページが生成された時刻を含む所定範囲の時間内のみ、前記コンテンツ記録手段で記録される番組コンテンツの音声に対応する文字を表示させるための前記音声文字ページを生成することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の記録再生装置。
【請求項9】
番組コンテンツ(D2,D3)及び番組情報(D4)を含むデジタル放送データ(D1)を受信する受信手段(2)と、
受信された前記デジタル放送データ(D1)に含まれる番組コンテンツ(D2,D3)を記録するコンテンツ記録手段(U1)と、を備える記録再生装置において、
前記番組コンテンツ(D2,D3)をジャンル毎に分類するためのジャンル情報(D11)と、該ジャンルの関連語句(D12)と、を対応付けて記録した関連語句記録部(84a)と、
前記デジタル放送データ(D1)に字幕情報(D7)が含まれているか否かを判断し、字幕情報(D7)が含まれていないと判断した場合に前記コンテンツ記録手段(U1)で記録される番組コンテンツ(D2,D3)の音声を音声認識により文字に変換して該変換した文字を表示させるための音声文字ページ(P1)を順次生成して記録し、字幕情報(D7)が含まれていると判断した場合に該字幕情報(D7)を表示させるための音声文字ページ(P1)を順次生成して記録する音声文字ページ生成手段(U2)と、
前記コンテンツ記録手段(U1)で記録された番組コンテンツ(D21)に対応付けるためのタイトル情報の変更操作欄(111)、及び、前記音声文字ページ生成手段(U2)で記録された音声文字ページ(P1)をテレビジョン(200)に表示させ、該表示させた音声文字ページ(P1)に含まれる文字のコピー操作を受け付け、該受け付けた文字を前記変更操作欄(111)に貼り付ける付加情報変更手段(U3)と、
前記コンテンツ記録手段(U1)で記録された番組コンテンツ(D21)に対応付けるための一以上のジャンル情報(D25)の選択操作を前記関連語句記録部(84a)に記録されているジャンル情報(D11)の中から受け付け、該受け付けた一以上のジャンル情報(D25)と、前記変更操作欄で受け付けられたタイトル情報(D23)と、を前記コンテンツ記録手段(U1)で記録された番組コンテンツ(D21)に対応付けて記録する付加情報記録手段(U4)と、
前記コピー操作を受け付けた文字に含まれる語句を前記関連語句(D12)として前記付加情報記録手段(U4)で記録したジャンル情報(D11)に対応付けて前記関連語句記録部(84a)に記録する関連語句追加手段(U5)と、
前記付加情報を対応付ける番組コンテンツ(D21)と以前に前記コンテンツ記録手段(U1)で記録された番組コンテンツ(D21)とが同じシリーズ物であるか否かを判断するシリーズ物判定手段(U6)と、を備え、
前記音声文字ページ生成手段(U2)は、前記シリーズ物判定手段(U6)でシリーズ物であると判断された場合、前記音声文字ページ(P1)の中から以前に前記コンテンツ記録手段(U1)で記録された同じシリーズ物の番組コンテンツ(D21)に対応付けられたジャンルの関連語句(D12)を含む音声文字ページ(P1)を優先して前記テレビジョン(200)に表示させることを特徴とする記録再生装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公開番号】特開2012−44462(P2012−44462A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−184293(P2010−184293)
【出願日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】
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