説明

記録装置

【課題】 複数の記録メディアに分割して記録されたデータの管理を容易にすると共に、各データを合成して元のデータに復元することを可能とする記録装置を提供する。
【解決手段】 記録装置20は、撮像装置10から入力された一連の動画像データを時間的に区切って分割し、記録装置20に装着された複数の記録メディアに記録する。記録装置20の専用CPU202は、複数の分割データが同一のデータを分割したものであることを示し、各々の分割データを合成して分割前のデータを再構成するための情報を含むファイル名を記録メディア毎に生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の記録メディアにデータを分散して記録する記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
動画像を記録する場合、書き込み速度の高速性および記録装置の大容量性が要求される。これを実現する技術としてRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)技術があり、幅広く使われている。RAIDは、データをビット/バイト単位、あるいはブロック単位で複数の記録装置に分散して読み書きする方法で、処理をオーバーラップすることによりパフォーマンスを高め、高速性を実現している。また、複数台の記録装置を使用することになるので、大容量性も実現している。
【0003】
カメラ等の画像記録においては、磁気ディスク等の回転系の記録メディアを用いると、カメラの移動が頻繁に行われた場合に信頼性が低下する。また、重量や消費電力等の問題があり、携帯性を考慮すると、フラッシュメモリ等の小型の媒体を複数用いて記録することが有効な場合が発生する。この場合、単体のメディアでは処理速度が遅く、記録容量も不十分であるので、通常RAID技術が用いられる。
【0004】
また、この技術とは別に、ファイル名を自動的に生成し、管理データとして記録する技術が公開されている。ファイル名を自動生成する手法として特許文献1では、ファイル名称の一部をユーザが指定でき、残りの部分を装置が自動的に生成してファイル名を命名する手法が提案されている。また、特許文献2では、現在時刻に基づいてファイル名を自動的に生成する手法が提案されている。
【特許文献1】特開平6−231023号公報
【特許文献2】特開2004−199428号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述したように、記録においてRAID技術が使用されるが、記録メディアの容量は小さいので、記録メディアの取り替えの作業が頻繁に発生する。RAID技術では、複数台の記録装置に記録されたデータをまとめて単一のファイルとして扱う。したがって、この記録メディアに記録されたデータに対して、後に編集装置で編集を行う際等において、記録された複数の記録メディアの1つでも欠けたり、記録メディアがばらばらになったりすると、エラーが発生し、データが読めなくなる。エラー状態になると、どのスロットのメディアが欠けたのかも判らなくなり、困る状況に陥ってしまう。このように記録メディアがばらばらになった状態でも容易に記録メディアの内容を確認でき、編集装置等でデータの組み合わせを行って元のデータに合成処理できると便利である。
【0006】
前述した特許文献1に記載の技術では、ファイル名称の一部をユーザが指定でき、残りの部分を装置が自動的に生成するが、記録メディアの取り替え作業が頻繁に発生した場合、記録メディアに記録されるデータのファイル名をユーザがその度に設定するのは煩わしい。これに対して、特許文献2に記載の技術では、現在時刻を元にファイル名を自動的に生成する手法が提案されている。しかし、上記のどちらの手法においても、複数の記録メディアに分割して記録された各データが、同一のデータを分割したものであることを確実に判別することができないため、データ管理が困難である。
【0007】
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであって、複数の記録メディアに分割して記録されたデータの管理を容易にすると共に、各データを合成して元のデータに復元することを可能とする記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、着脱可能な記録メディアとデータの入出力を行うための複数のメディアスロットと、前記メディアスロットに装着された前記記録メディアを認識する認識手段と、一連のデータを分割して生成した複数の分割データを、前記認識手段によって認識された複数の前記記録メディアに記録する記録手段と、前記複数の分割データが同一のデータを分割したものであることを示し、各々の前記分割データを合成して分割前のデータを再構成するための合成用情報を前記複数の記録メディア毎に生成する情報生成手段とを有することを特徴とする記録装置である。
【0009】
また、本発明の記録装置は、前記分割データのファイル名に前記合成用情報が含まれていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の記録装置において、前記分割データは、複数の時系列データからなる一連のデータを時間的に区切って分割したものであり、前記合成用情報には、前記一連のデータにおける各々の前記分割データの位置を示す情報が含まれていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の記録装置において、前記記録手段はさらに、前記分割データを記録する前記記録メディアに、前記合成用情報を含む管理データを記録することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、複数の記録メディア毎に生成された合成用情報に基づいて、複数の記録メディアに分割して記録された分割データが同一のデータを分割したものであることの判別が可能となるため、複数の記録メディアに分割して記録されたデータの管理を容易にすることができると共に、合成情報に基づいて各データを合成して元のデータに復元することができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態による記録装置の構成を示している。撮像装置10は、被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像素子を備えており、被写体を撮像して生成した画像データを記録装置20へ出力する。本実施形態では撮像装置10は動画撮影を行い、生成した一連の動画像データを構成する画像データ(時系列データ)を順次、記録装置20へ出力する。記録装置20には複数の着脱可能な記録メディア30−1,30−2,・・・,30−M(記録媒体)を装着することが可能であり、記録装置20は一連の動画像データを時間的に区切って分割し、記録装置20に装着された複数の記録メディアに記録する。
【0014】
記録装置20においてI/F部201は、撮像装置10と接続を行い、画像データを入力するためのものである。専用CPU202は記録装置20の全体を制御する。フラッシュROM203は、専用CPU202が使用する動作プログラムや、画像データに付与されるファイル名に含まれる装置名の情報(本実施形態では撮像装置を示す情報)等が予め格納されたメモリである。RAM204は、撮像装置10から入力された画像データを格納するメモリである。また、RAM204には、ファイル名の決定に用いられるシーケンシャルナンバー(初期状態では例えば1)も格納される。記録制御部205は、画像データの記録に係る処理の全体を制御する。転送用バッファ206は、画像データの記録の際に一時的に記録待ちが発生したときに画像データを一時蓄積するための記憶領域である。
【0015】
記録部コントローラ207−1,207−2,・・・,207−Mは、記録制御部205から出力される制御信号に基づいて、記録メディアに対して画像データを記録する。また、各記録部コントローラは各記録メディアの装着状態(装着されているか否か)や記録状態を検出し、記録制御部205に通知する。スロット208−1,208−2,・・・,208−M(メディアスロット)には各記録メディアを装着することが可能であり、各スロットを介して各記録メディアとデータの入出力が行われる。
【0016】
次に、図2を参照し、本実施形態による記録装置20の動作を説明する。撮影が開始されると、撮像装置10から順次画像データが入力され、I/F部201を経由してRAM204に一旦格納される。RAM204から画像データを読み出して記録メディアに記録する際に、図2に示される手順で記録が行われる。事前に記録部コントローラ207−1,207−2,・・・,207−Mは、スロット208−1,208−2,・・・,208−Mに記録メディア30−1,30−2,・・・,30−Mが装着されているか否かを検出し、装着の有無を示す情報を記録制御部205に通知する。これによって、記録制御部205は、各スロットに装着された記録メディアを認識することができる。スロット毎の記録メディアの装着の有無を示す情報は記録制御部205から専用CPU202にも通知される。
【0017】
画像データを記録メディアに記録する際、まず専用CPU202は、各記録メディアに記録する画像データのファイル名を生成する(ステップS201)。ファイル名の生成方法の詳細は後述するが、一連の動画像データを所望の分割単位に分割した画像データ毎(すなわち記録メディア毎)に異なるファイル名が生成される。また、このファイル名には、各記録メディアに記録される各画像データが同一の動画像データを分割したものであることを示し、各々の画像データを合成して分割前の動画像データを再構成するための情報(合成用情報)が含まれる。したがって、各記録メディアに記録された画像データをそのファイル名に基づいて識別し、合成して元の動画像データを再構成することが可能となる。
【0018】
続いて、専用CPU202の指示によって、一度に記録する分の画像データがRAM204から読み出され、記録制御部205へ出力される。一度に記録する分の画像データとは、「1度に記録する1記録メディア当たりのデータバイト数」×「記録メディアの装着が認識されたスロット数(装着が認識された記録メディア数)」の画像データである(ステップS202)。
【0019】
続いて、専用CPU202は、画像データの記録を終了するか否かを判断する(ステップS203)。撮像装置10が撮影動作を終了したため、ステップS202でRAM204から新たに取り出す画像データが存在しなかった場合等には、画像データの記録を終了すると判断され、ステップS205へ処理が移行する。また、画像データの記録を終了しない場合には、ステップS204へ処理が移行する。
【0020】
ステップS204において、記録制御部205は、RAM204から読み出された画像データ群を、装着が認識された記録メディアの数に分割し、各記録メディアに記録する処理を行う。図3は画像データの分割の様子を示している。図中の「メディアに同時に記録する画像データ」が、ステップS204で一度に記録するデータを示している。スロットへの装着が認識された記録メディアがN個(メディア1〜メディアNとする)の場合、一連のデータの時間的に先頭から、「1度に記録する1記録メディア当たりのデータバイト数」分のデータが最初の記録メディア1(例えば、装着が認識された記録メディアのうち、最も若いスロット番号のスロットに装着された記録メディア)に記録される。そのデータに続く「1度に記録する1記録メディア当たりのデータバイト数」分のデータが記録メディア2に記録され、以下同様に記録メディアNまでデータが記録される。メディア1〜メディアNへのデータの記録は、RAID技術と同様にして同時に行われる。
【0021】
分割した画像データを記録メディアに記録する際、記録制御部205は記録部コントローラ207−1,207−2,・・・,207−M(これらのうち、装着が認識された記録メディアに対応したものだけでよい)に書き込み指示を与え、各記録部コントローラを介して記録メディア30−1,30−2,・・・,30−M(これらのうち、装着が認識された記録メディアのみ)に画像データを同時に記録する。記録が待たされる場合には、画像データが転送用バッファ206に一時退避され、記録待ちが解消したときに記録メディアに記録される。一度に記録する分の画像データが各記録メディアに記録されると、処理は再びステップS202に移行する。
【0022】
一方、ステップS205において、専用CPU202は、各記録メディアに記録された画像データの管理に用いるファイル管理情報を更新する。後述するが、このファイル管理情報は、ステップS201において各記録メディアに記録されている。図4はファイル管理情報の内容を示している。図4において、「ファイル名」は、データに関連付けられたファイル名が格納されるエリアを示す。「ファイルタイプ」は、doc(ワード)、xls(エクセル)、bmp(ビットマップ)等のファイルタイプを示す。「ファイル属性」はリードオンリー(読み取り専用)や隠しファイル等のファイル属性を示す。
【0023】
「システム予約」(未使用エリア)には、スロットナンバー(1〜N)(詳細は後述する)、スロットトータル数(N)、データ記録バイト数が格納される。データ記録バイト数は、一度に記録する1記録メディア当たりのデータバイト数であり、各記録メディアからこのバイト数のデータを順次取り出して連結することを繰り返すことにより、元の一連の動画像データが合成される。「ファイル更新日時、時刻」は、それぞれファイルを最後に更新した日時、時刻を示す。「先頭のクラスタ番号」は、ファイルが格納された先頭のクラスタのクラスタ番号である。「ファイルサイズ」はファイルのサイズを示す。ファイル管理情報に含まれる項目のうち、「ファイル更新日時、時刻」および「ファイルサイズ」以外の項目がステップS201で決定され、「ファイル更新日時、時刻」および「ファイルサイズ」はステップS204で決定される。上述した処理を経て、画像データを記録メディアに記録する処理が終了する。
【0024】
次に、図5を参照し、図2のステップS201における処理の詳細を説明する。まず、専用CPU202はRAM204からシーケンシャルナンバーを読み出すと共に、フラッシュROM203から装置名を読み出す(ステップS201a)。シーケンシャルナンバーと装置名は共に、各記録メディアに記録された画像データのファイルを識別するためのものである。シーケンシャルナンバーは、撮影毎に異なる番号となる。
【0025】
続いて、専用CPU202は、記録制御部205を介して記録部コントローラ207−1,207−2,・・・,207−Mから、記録メディアが装着されていて記録可能なスロットを識別するスロットナンバーを取得する。記録装置20にN個の記録メディアが装着されている場合、スロットナンバーは1〜Nのシーケンシャルな番号として決定される(ステップS201b)。
【0026】
専用CPU202は、ステップS201a〜S201bで取得したシーケンシャルナンバー、装置名、スロットナンバーを用いて、各スロットに装着された記録メディアに記録される画像データに付与するファイル名を生成する(ステップS201c)。図6は、生成されるファイル名の一例を示している。「撮影1」と「撮影2」は、別撮影であることを示している。すなわち、「撮影1」の動画像データと「撮影2」の動画像データは別のデータとして区別される。左端に縦に並んだ数字はスロットナンバーを示している。
【0027】
図中の下端に示されているように、装置名、シーケンシャルナンバー、およびスロットナンバーを連結したファイル名が生成される。図6ではスロットナンバー1が付与された記録メディアには「撮像1−1.dat」というファイル名のデータが記録される。同様に、スロットナンバー2が付与された記録メディアには「撮像1−2.dat」というファイル名のデータが記録され、スロットナンバーNが付与された記録メディアには「撮像1−N.dat」というファイル名のデータが記録される。
【0028】
図3を参照して説明したように、一連の動画像データを時系列順に見ると、最初の分割データがメディア1に記録され、2番目の分割データがメディア2に記録され、・・・N番目の分割データがメディアNに記録され、「メディアに同時に記録する画像データ」の単位でこれが繰り返される。したがって、スロットナンバー1の記録メディア1から、1度に記録された分の最初のデータを読み出し、スロットナンバー2の記録メディア2から、1度に記録された分の最初のデータを読み出し、・・・、スロットナンバーNの記録メディアから、1度に記録された分の最初のデータを読み出し、スロットナンバー1の記録メディア1から、1度に記録された分の次データを読み出し、スロットナンバー2の記録メディア1から、1度に記録された分の次データを読み出し、・・・という具合にデータを順次読み出し、それらのデータを上記の順に結合(合成)すれば、元の動画像データを復元することができる。
【0029】
つまり、スロットナンバーは、一連の動画像データにおける各々の分割データの位置(すなわち各々の分割データの結合順)を示しており、スロットナンバーを参照することによって、分割前の動画像データを再構成することができる。ファイル名にスロットナンバーが含まれていることから、ファイル名に基づいて分割前の動画像データを再構成することができる。
【0030】
ステップS201cでファイル名を生成した後、専用CPU202は、前述したファイル管理情報を記録メディア毎に生成し、記録制御部205へ出力する。記録制御部205は、記録部コントローラ207−1,207−2,・・・,207−M(これらのうち、データが記録された記録メディアに対応したものだけでよい)を介してファイル管理情報を記録メディア30−1,30−2,・・・,30−M(これらのうち、データが記録された記録メディアのみ)に記録する(ステップS201d)。
【0031】
前述したように、このステップでは、ファイル管理情報に含まれる項目のうち、「ファイル更新日時、時刻」および「ファイルサイズ」以外の項目が記録される。「システム予約」のエリアには、スロットナンバー(1〜N)、スロットトータル数(N)、一度に記録するデータ記録バイト数が記録される。記録メディアに記録された画像データを後に編集装置で編集する際に、ファイル名におけるシーケンシャルナンバーとファイル管理情報中のスロットナンバーおよびスロットトータル数を参照することによって、複数の記録メディアにわたって記録されている画像データが同一の撮影時の画像データであるか否か、記録メディアが全部揃っているか否かを判別することができる。また、編集装置は、一度に記録するデータ記録バイト数単位で記録メディアより順次データを取り出し、連結することによって元の画像を復元することができる。
【0032】
ステップS201dに続いて、専用CPU202は、RAM204に格納されたシーケンシャルナンバーをインクリメント(+1)し(ステップS201e)、ファイル名生成処理を終了する。シーケンシャルナンバーは一連の撮影データの記録単位でインクリメントされるので、図6に示されるように、2回目の撮影時(撮影2)のデータではファイル名が「撮影2−(スロットナンバー)」となり、撮影1におけるファイルと区別することができる。
【0033】
上述したように、本実施形態によれば、自動生成されたファイル名(またはファイル管理情報)に基づいて、複数の記録メディアに分割して記録された分割データが同一のデータを分割したものであることの判別が可能となるため、複数の記録メディアに分割して記録されたデータの管理を容易にすることができる。また、各々の分割データを合成して分割前のデータを再構成するための情報がファイル名(またはファイル管理情報)に含まれており、その情報に基づいて各データを合成して元のデータに復元することができる。
【0034】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、上記の実施形態では、元のデータを再構成するための情報がファイル名に含まれているが、ファイル名は記録メディア毎に識別可能な任意のものとし、上記の情報をファイル名と関連付けて、例えばファイル管理情報として記録メディアに記録してもよい。また、上記の実施形態では、撮像装置と記録装置が別個に設けられているが、両者を一体化した装置としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施形態による記録装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による記録装置の動作の手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態における画像データの記録方法を説明するための参考図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるファイル管理情報の内容を示す参考図である。
【図5】本発明の一実施形態による記録装置の動作の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態におけるファイル名の一例を示す参考図である。
【符号の説明】
【0036】
10・・・撮像装置、20・・・記録装置、30−1,30−2,30−M・・・記録メディア、201・・・I/F部、202・・・専用CPU、203・・・フラッシュROM、204・・・RAM、205・・・記録制御部、206・・・転送用バッファ、207−1,207−2,207−M・・・記録部コントローラ、208−1,208−2,208−M・・・スロット


【特許請求の範囲】
【請求項1】
着脱可能な記録メディアとデータの入出力を行うための複数のメディアスロットと、
前記メディアスロットに装着された前記記録メディアを認識する認識手段と、
一連のデータを分割して生成した複数の分割データを、前記認識手段によって認識された複数の前記記録メディアに記録する記録手段と、
前記複数の分割データが同一のデータを分割したものであることを示し、各々の前記分割データを合成して分割前のデータを再構成するための合成用情報を前記複数の記録メディア毎に生成する情報生成手段と、
を有することを特徴とする記録装置。
【請求項2】
前記分割データのファイル名に前記合成用情報が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記分割データは、複数の時系列データからなる一連のデータを時間的に区切って分割したものであり、前記合成用情報には、前記一連のデータにおける各々の前記分割データの位置を示す情報が含まれていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記記録手段はさらに、前記分割データを記録する前記記録メディアに、前記合成用情報を含む管理データを記録することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載の記録装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−109123(P2007−109123A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−301205(P2005−301205)
【出願日】平成17年10月17日(2005.10.17)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】