説明

誘導灯装置及び誘導灯装置制御システム。

【課題】安全、確実で機能及び付加価値の向上を図ることができる誘導灯装置及び誘導灯装置制御システムを提供する。
【解決手段】表示内容が可変可能な表示手段3を有する器具本体と、バッテリ8と、表示手段に接続されるとともに、常時は商用電源4からの給電により表示手段に表示内容を表示させ、商用電源4の遮断時にはバッテリ8からの給電により表示手段に表示内容を表示させる制御手段7とを具備し、制御手段7は、非常時には、少なくとも標準化されたシンボルの内容をそのパターンを変えることなく表示手段に表示させるようにしたことを特徴とする誘導灯装置1である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導灯装置及びその誘導灯装置を用いた制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種、誘導灯装置においては、避難方向を示すシンボルが印刷された表示板を設け、この表示板に光源からの出射光を入射させてシンボルを照明表示させていた(特許文献1参照)。
【0003】
一方、薄型化を可能とした有機EL表示装置がある(特許文献2参照)。この有機EL表示装置は、基本的には、EL素子をバックライトとして用い、表示パネルの内容を表示するものであるが「ドットマトリスクによってEL素子に動画を入力し、動画または動く表示を行っても良い」点、バックライトとしての使用ではあるが「ROMの切り替えにより表示パネルの発光内容を切り替えると良い」点が記載されている。加えて、この有機EL表示装置をバックライトとして避難誘導灯等に利用する点が記載されている。
【0004】
したがって、特許文献2には、表示パネルの内容を可変し得る技術思想が示されているといえる。
【特許文献1】特開2007−87806号公報
【特許文献2】特開2001−13898号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に示されたものにおいては、表示板には、シンボルが印刷されているので、表示内容は固定的である。また、特許文献2に示されたものにおいては、表示パネルの内容を可変し得る点が示されているにとどまる。
【0006】
そこで、本発明は、表示内容を可変可能としながらも、非常時には標準化されたシンボルの内容をそのパターンを変えることなく表示させるようにしたもので、安全、確実で機能及び付加価値の向上を図ることができる誘導灯装置及び誘導灯装置制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の誘導灯装置は、表示内容が可変可能な表示手段を有する器具本体と、 バッテリと、表示手段に接続されるとともに、常時は商用電源からの給電により表示手段に表示内容を表示させ、商用電源の遮断時にはバッテリからの給電により表示手段に表示内容を表示させる制御手段とを具備し、制御手段は、非常時には、少なくとも標準化されたシンボルの内容をそのパターンを変えることなく表示手段に表示させるようにしたことを特徴とする。
【0008】
本発明及び以下の発明において、特に指定しない限り用語の定義及び技術的意味は次による。
【0009】
表示手段には、有機EL、液晶、LED等が適用でき、表示内容が可変可能に構成できればよい。
【0010】
バッテリは、器具本体に内蔵されていてもよいし、また、別置形として構成してもよい。
【0011】
非常時とは、停電により商用電源が遮断された場合、火災の発生により誘導灯装置に接続された非常検知手段が動作した場合、バッテリの寿命点検を任意に行う点検時等をいう。
【0012】
標準化されたシンボルの内容とは、法律、施行規則、省令及び条例等の規定並びにそれらに基づく基準及びガイドライン、また、例えば、社団法人日本照明器具工業会等の業界団体で定められた規格等を含み定められたシンボルの内容を意味する。ここで、シンボルは、標識、文字及び色彩等を含めた概念である。
【0013】
そのパターンを変えることなくとは、非常時には、いつでも画一的に予め定められた同じ表示がなされることを意味する。
【0014】
請求項2に記載の誘導灯装置は、請求項1に記載の誘導灯装置において、制御手段は、常時に、標準化されたシンボルの内容を動的態様で表示手段に表示させることを特徴とする。
【0015】
動的態様とは、シンボルの内容が視覚的に連続又は非連続的に動いて表示されることをいう。
【0016】
請求項3に記載の誘導灯装置は、請求項1又は請求項2に記載の誘導灯装置において、
【0017】
制御手段は、常時に、器具本体の点検情報を表示手段に表示させることを特徴とする。
【0018】
点検情報とは、定期点検時期の告知、点検結果の表示、装置の部品の異常の告知等をいう。
【0019】
請求項4に記載の誘導灯装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の誘導灯装置において、制御手段は、常時に、器具本体の位置情報を表示手段に表示させることを特徴とする。
【0020】
請求項5に記載の誘導灯装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の誘導灯装置において、制御手段は、非常時に、標準化されたシンボルの内容をそのパターンを変えることなく表示手段に表示させるとともに、避難誘導に関連した情報を表示手段に表示させることを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、標準化されたシンボルの内容の表示に併せて、避難誘導に関連した情報を表示することも許容するが、少なくとも標準化されたシンボルの内容の表示は行われることになる。
【0022】
請求項6に記載の誘導灯装置制御システムは、請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の誘導灯において、非常検知手段が接続されていることを特徴とする。
【0023】
非常検知手段には、炎検知センサ、煙検知センサ、ガス検知センサ等が適用可能である。
【0024】
また、接続とは、有線、無線を問うものではない。
【発明の効果】
【0025】
本発明は、誘導灯装置の不可欠な機能を確実に果たしながら、付加価値の向上を図ることができる誘導灯装置及び誘導灯装置制御システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。 図1乃至図6は第1の実施形態を示し、図1乃至図3は誘導灯装置の斜視図、図4は同機能ブロック図である。また、図5及び図6は、表示内容を説明するための誘導灯装置の斜視図である。
【0027】
まず、図1、図2及び図3において、誘導灯装置1は、天井又は壁面に取付けられて使用されるものであり、表示手段3を有する器具本体2と、この器具本体2に内蔵されたバッテリ及び制御手段等から構成されている。
【0028】
表示手段3は、有機EL素子からなる略正方形の薄型の表示パネルであり、このパネルは、ガラス基板上に透光性を有する導電フィルム層(陽極)、EL素子層、電極層(陰極)、保護層を順次積層して構成され、導電フィルム層(陽極)と電極層(陰極)に電源の出力端を接続し、通電することによりEL素子層が発光するようになっている。
【0029】
また、EL素子層は、ドットマトリクス状に配置され、これにより画素を形成し、自発光により画像を表示するようになっている。したがって、表示パネルを制御することにより任意の画像表示が可能となる。
【0030】
なお、有機EL素子は、高分子系ELでも低分子系ELでもよく、また、無機ELであってもよい。
【0031】
さて、図1において、表示パネルに表された画像は、消防法に基づき定められた標準化されたひとつのシンボル20である。これは緑色の地21に避難口であることを示したシンボル20であり、標準化され顕著な標識となっている。
【0032】
次に、図2に示されたものは、標準化されたシンボル20を基礎として、この避難口を駆抜ける人物22を動的態様で表示したものである。つまり、動画として表したもので、人物22を第1の位置22aから第2の位置(破線で示す)22bへ駆抜ける姿を視覚的に連続して見えるように表し、これを繰り返し表示するようにしたものである。
【0033】
なお、この表示を視覚的に非連続とし、すなわち、第1の位置22aと第2の位置22bを主点として、相互に点滅するように表示してもよい。この場合も人物22が駆抜ける姿をイメージすることができる。
【0034】
次に、動的態様の別の実施例について、図3を参照して説明する。図3に示されたものは、避難の方向を示す矢印のシンボル25を基礎として、このシンボルを図示上、左方向へ視覚的に移動するように表示するものである。つまり、図3(a)に示すシンボルの位置25aから、図3(b)に示すシンボルの位置25b、そして図3cに示すシンボルの位置25cへと連続して、繰り返し表示するものである。この場合においても、上述と同様に、表示を視覚的に非連続としてもよい。
【0035】
以上の実施形態の表示パネルの表示において、その表示態様の詳細は後述するが、常時は、図2又は図3に示すような動的態様を表示し、非常時は、図1に示す標準化されたシンボル20を表示する。
【0036】
次に、図4を参照して本実施形態の機能及び構成を説明する。誘導灯装置1は、建物内の天井や壁面に複数台設置されている。誘導灯装置1は、商用電源4に接続されており、この電源4には、電源遮断検出回路5、充電回路6、制御手段7が接続されている。
【0037】
電源遮断検出回路5は、商用電源4の電圧が所定時間所定値以下であることを検出したときに、停電が発生したと判断して、電源遮断検出信号を制御手段7に送信する。
【0038】
充電回路6は、商用電源4の交流を所定の直流電圧に変換して、バッテリ8に給電し、充電するものである。そして、バッテリ8は、制御手段7に接続されている。
【0039】
また、制御手段7には、表示手段3、記憶手段9、非常検知手段10としての炎検知センサ、煙検知センサ、ガス検知センサが接続されている。非常検知手段10は、建物内の複数の出入り口等に設置されるものである。
【0040】
制御手段7は、交直変換機能、電源遮断検出信号・非常検知検出信号受信機能、記憶手段9からのデータ読出し機能、各種判断機能、表示制御機能等を有している。
【0041】
表示手段3は、上述のように有機EL素子から構成されている。記憶手段9には、常時の表示手段3の表示内容、すなわち、図2又は図3に示す標準化されたシンボル20又は25を基礎とする動的態様、及び非常時の表示手段3の表示内容、すなわち、図1に示す標準化されたシンボル20を表示する情報が格納されている。
【0042】
したがって、常時は、商用電源4から直流電圧に変換された所定の電圧が表示手段3である有機EL素子に印加され、表示手段3には、制御手段7を介して読出された記憶手段9の情報、すなわち、図2又は図3に示す動的態様の表示がなされる。
【0043】
次に、非常時、例えば、停電が発生すると、制御手段7は、電源遮断検出回路5からの検出信号を受け、電源をバッテリ8からの給電に切換えるとともに、記憶手段9から非常時の表示手段3の表示内容を読出し、これに基づき、表示手段3の表示内容を切換え、図1に示す標準化されたシンボル20を表示する。
【0044】
また、制御手段7が、非常検知手段10から非常検知検出信号を受信した場合も、前記と同様に表示手段7には図1に示す非常時の表示がなされる。
【0045】
なお、誘導灯装置1は、定期的に諸事項を点検する
ことが義務付けられており、このため、電源遮断検出回路5には、点検回路11が接続されている。ここで、点検スイッチ12が操作されると点検時、すなわち、点検モードとなり、点検がスタートする。点検回路11から擬似の停電検出信号が電源遮断検出回路5に送られ、電源遮断検出回路5は、その検出信号を制御手段7に送信する。すると、非常時と同様に、電源をバッテリ8からの給電に切換えるとともに、記憶手段9から非常時の表示手段3の表示内容を読出し、図1に示す標準化されたシンボル20を表示する。
【0046】
そして、所定時間(例えば、20分)経過後又は所定時間経過中にバッテリ8電圧等を検出し、その結果を基準値と比較して、基準値を下回っている場合には、その結果を記憶手段9に格納する。
【0047】
点検モード終了後は、電源は商用電源4に切換わり、点検結果に従い、制御手段7は記憶手段9から情報を読み出し、例えば、図5又は図6に示すように表示手段3に「バッテリを交換してください。」との異常表示のメーセージを表示する。
【0048】
ここで、図5及び図6は、表示手段3の表示内容を示すもので、上述の構成と同一又は相当部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0049】
図5に示す表示内容は、シンボル20を「バッテリを交換してください。」とのメーセージに切換えたものである。また、図6に示す表示内容は、シンボル20の一部に「バッテリを交換してください。」とのメッセージを付加したものである。
【0050】
異常表示のメッセージは、バッテリ8を交換するか、手動でクリアしない限り、その表示は継続保持される。
【0051】
また、このメッセージを強調するため、メッセージを点滅表示させてもよいし、バッテリの交換を促すマークを表示するようにしてもよい。さらに、点検のスタートは、リモコン操作により行うようにしてもよい。
【0052】
なお、本実施形態において、定期的な点検を確実にするため、その時期の告知を表示手段にメッセージ、マーク等で表示するようにしてもよい。
【0053】
以上のように本実施形態によれば、表示手段の表示内容は可変可能ではあるが、非常時には、標準化されたシンボルの内容をそのパターンを変えることなく表示手段に表示させるようにしたものである。具体的には、常時は、シンボルを動的態様で表示し、非常時には、標準化されたシンボルの内容をいつでも同じものを表示するようにしたものである。
【0054】
したがって、常時は、動的態様の可変した表示により、看者に視覚的効果を付与することができ、避難口の位置等の認識が高まり、非常時の対応が円滑になる効果が期待できる。
【0055】
一方、標準化されたシンボルの内容は、周知性が高く、人々の認識度も高い。また、構成が単純明快であり、分かり易いことから、非常時には、この予め定められた標識の内容を画一的に表示するようにしたものである。
【0056】
非常時のパニック状態を想定すると、使用者側にとっても、製作者側にとっても、安全、確実、安心感、信頼感といった効果を期待することができる。加えて、メンテナンスにおいても、表示内容を可変可能としながらも、非常時は、標準化されたシンボルの内容を必ず画一的に表示するようにしてあるので、その点検作業が単純化される利点がある。
【0057】
さらにまた、点検時の点検結果を表示手段にメッセージ等で表示できるので、点検結果が分かり易い利点がある。
【0058】
以上説明してきたように、本発明は、常時は、各種表示内容を表示可能であるが、非常時には、必ず標準化されたシンボルの内容を表示することを要旨とする。これにより、誘導灯装置の不可欠な機能を確実に果たしながら、付加価値を向上できる従来にはない誘導灯装置及び誘導灯装置制御システムを提供できるものである。
【0059】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。(実施例1)第1の実施例を図7を参照して説明する。図7は、表示手段3の表示内容を示すもので、上述の構成と同一又は相当部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0060】
図は、常時における表示内容を示すものである。ここでは、位置情報として、建物の3階フロアーの地図30を示し、この誘導灯装置1の位置を現在地として表示している。例えば、これをデパートの館内に適用すれば効果的である。
【0061】
本実施例によれば、建物内に設置が必須な誘導灯装置を効果的に利用して、常時は位置情報を表示し、非常時においては、図1に示す標準化されたシンボル20を表示するものである。
【0062】
したがって、非常時における誘導灯装置としての機能を確実に果たしながら、付加価値を向上できる効果を奏することができる。
【0063】
(実施例2)第2の実施例は、図示は省略するが、誘導灯装置1の制御手段7に自己点検機能を付加するものである。したがって、誘導灯装置1は、常時、バッテリ、その他の部品の状態を自動的に監視するように構成されている。例えば、バッテリが寿命と判断された場合には、前述の点検モードのときと同様に、図5又は図6に示すように「バッテリを交換してください。」とのメッセージを表示手段3に表示する。
【0064】
なお、このメッセージを強調するため、メッセージを点滅表示させてもよいし、バッテリの交換を促すマークを表示するようにしてもよい。
【0065】
本実施例によれば、常時、部品の状態等を点検し、異常表示を表示手段にメッセージ等で表示できるので、装置の信頼性が向上し、また、表示が分かり易い利点がある。
【0066】
次に、本発明の第3の実施形態を図8を参照して説明する。図8は、表示手段3の表示内容を示すもので、上述の構成と同一又は相当部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0067】
図は、非常時における表示内容を示すものである。ここでは、標準化されたシンボル20を表示するとともに、シンボル20の下側に付加情報として、避難誘導に関連した情報40を表示している。具体的には、非常情報の内容と発生場所として「2階北側・火災発生」と文字にて表示している。
【0068】
なお、付加情報としては、文字ではなく、視覚的に即座に理解できるようなマークを表示してもよく、また、非常検知手段からの信号に応じて、制御手段の判断により、一層安全な方向、通路へ避難誘導するように表示させてもよい。
【0069】
以上のように本実施形態によれば、非常時において、標準化されたシンボルを表示させるとともに、避難誘導に関連した情報を表示しているので、避難に際しての混乱を回避することが期待できる。
【0070】
次に、標準化されたシンボルの表示例を図9及び図10を参照して説明する。上述の構成と同一又は相当部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0071】
図9は、避難の方向を示すシンボルと避難口を示すシンボルとを組み合わせた表示例50である。図10は、避難口であることを示す文字を用いた表示例60である。
【0072】
本発明は、これらの表示例を本発明でいう「標準化されたシンボルの内容」として適用することを妨げないものである。
【0073】
したがって、これらの表示例を適用した場合には、非常時には、必ず選択した表示例がシンボルの内容として表示手段に表示されるようになる。
【0074】
次に、本発明の第4の実施形態について、図11を参照して説明する。図11は、いわゆる集中制御方式の誘導灯装置を示す概要図である。なお、第1の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0075】
まず、建物内の天井や壁面に複数設置された誘導灯装置1が通信線13を介して制御盤14に接続されている。この各誘導灯装置1は、第1の実施形態で説明した誘導灯装置と同様な構成をなしている。
【0076】
そして、制御盤14は、通信線13を介して各誘導灯装置1を集中制御するもので、各誘導灯装置1の監視機能、定期点検制御機能、各種制御モードのセット・リセット機能等を有する。
【0077】
本発明は、このような集中制御方式の誘導灯装置にも適用できる。なお、集中制御方式の誘導灯装置の場合、前記制御手段7を制御盤14に設けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す誘導灯装置の斜視図である。
【図2】同誘導灯装置の斜視図である。
【図3】同誘導灯装置の斜視図である。
【図4】同誘導灯装置の機能ブロック図である。
【図5】同誘導灯装置の表示内容を説明するための斜視図である。
【図6】同斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す誘導灯装置の斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施形態を示す誘導灯装置の斜視図である。
【図9】シンボルの表示例を示す斜視図である。
【図10】同斜視図である。
【図11】本発明の第4の実施形態を示す誘導灯装置の概要図である。
【符号の説明】
【0079】
1 誘導灯装置 2 器具本体 3 表示手段 7 制御手段 8 バッテリ 20 標準化されたシンボル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示内容が可変可能な表示手段を有する器具本体と;
バッテリと; 表示手段に接続されるとともに、常時は商用電源からの給電により表示手段に表示内容を表示させ、商用電源の遮断時にはバッテリからの給電により表示手段に表示内容を表示させる制御手段と;を具備し、制御手段は、非常時には、少なくとも標準化されたシンボルの内容をそのパターンを変えることなく表示手段に表示させるようにしたことを特徴とする誘導灯装置。
【請求項2】
制御手段は、常時に、標準化されたシンボルの内容を動的態様で表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の誘導灯装置。
【請求項3】
制御手段は、常時に、誘導灯装置の点検情報を表示手段に表示させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の誘導灯装置。
【請求項4】
制御手段は、常時に、誘導灯装置の位置情報を表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の誘導灯装置。
【請求項5】
制御手段は、非常時に、標準化されたシンボルの内容をそのパターンを変えることなく表示手段に表示させるとともに、避難誘導に関連した情報を表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の誘導灯装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の誘導灯には、非常検知手段が接続されていることを特徴とする誘導灯装置制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−287623(P2008−287623A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−133750(P2007−133750)
【出願日】平成19年5月21日(2007.5.21)
【出願人】(000003757)東芝ライテック株式会社 (2,710)
【Fターム(参考)】