説明

超伝導部材のための電気ブッシング

【課題】電気ブッシングに沿う熱伝導損失を低くする。
【解決手段】電気ブッシングは、常温と低温の間の中間エンクロージャ(45)と、常温のエンクロージャ(48)とを順次通過し、絶縁性シース(41)に囲まれた中間電気導体(40)を備えている。接地電位に接続された導電性スクリーン(63)が、前記絶縁シース(41)を、低温のエンクロージャと接触する電気ブッシングの端部(43)から少なくとも中間温度のエンクロージャと常温のエンクロージャの接合点までの部分を覆っている。この発明は、特に、超伝導ケーブルへの接続に適用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、中高電圧下で送電するケーブル等の超伝導部材のための電気ブッシングに関する。
【背景技術】
【0002】
電気ブッシングは、低温の超伝導部材の端部と、常温すなわち通常大気中の温度の装置とを接続する働きをする。
超伝導部材とそれと接続する装置との間の大きな温度差、即ち、常温と低温との約200℃の温度差のゆえに、超伝導部材と装置との間に接続部材を配置して、熱損失を最小化しながら、且つ、ケーブルが関係する高電圧等の電気的な制約に従い、温度を変化させる。この接続構造は、電気ブッシングを備え、電気ブッシングは中央導体およびそれを囲む絶縁性シースによって形成され、超伝導ケーブルから常温の外部接続に電気を送る。
【0003】
この接続構造体は、所望の長さにわたって温度を変化させる必要があり、一方で、電気ブッシングに沿う熱伝導損失を低くして、ケーブルを冷却する低温液体が沸騰しないようにしなければならない。従って、中央導体部分はあまり大きくてはいけない。しかしながら、一方で、高い電流は、導体がジュール効果によって加熱されるので、熱損失を生じる。このような状況下では、中央導体部分を大きくするほうが有利である。このように相反する2つの要求がある。
【特許文献1】欧州特許出願EP1 283 576
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決すべき他の課題は、電気ブッシングの中央導体の中高電圧によって生じる電場の分布を制御して、故障を避けることである。
この熱損失の問題点の公知の解決手段として、低温の部分と常温の接続部分との間に配置される断熱中間エンクロージャ、エアーロックまたは所謂バッファエンクロージャを備えた接続構造がある。電気ブッシングは中間エンクロージャ内を通る。
【0005】
この解決手段は、例えば、欧州特許出願EP1 283 576に開示されている。中間エンクロージャの側壁は、低温保持装置で形成されている。底壁および上壁は、その中を電気ブッシングが通る締め付けフランジをそれぞれ備えており、底壁は低温部分に隣接し、上壁は常温部分に隣接している。中間エンクロージャは、真空状態にするか、良好な断熱性および電気絶縁性を提供するガスが充填される。真空レベルまたはガスの成分は、上述した断熱性および絶縁性を達成できるように選択する。中間エンクロージャの外壁は接地電位に接続されている。
【0006】
この解決手段の問題点は、中間エンクロージャ、特に電気ブッシングが底および上壁を通過する部分の良好な密閉が必要であり、製造上難しくコストが高くなる。例えば、低温部分と中間エンクロージャとの間の非常に小さなリーク(例えば、約10−8ミリバール/リッタセコンド(mbar/L.s))でさえも、必然的にガスの成分に変更が生じ、または、中間エンクロージャの真空レベルを劣化させる。低温液体が液体窒素の場合には、リークによって中間エンクロージャ内に気体の窒素が存在し、先ずは液体窒素の消費が増大し、第2に中間エンクロージャの断熱性および電気絶縁性が劣化する。上述したリークの結果、中間エンクロージャの圧力が過度に高くなると、安全バルブを開放すると、断熱および誘電体絶縁媒体(真空またはガス)が劣化するので、安全バルブによる制御に適さない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明においては、上述した技術的課題を、特に電気ブッシングの構造を改善することによって解決する。
即ち、この発明は、低温でのエンクロージャ内に位置する超伝導部材と常温とを接続することができ、常温と低温の間の中間エンクロージャと、常温のエンクロージャとを順次通過し、そして、絶縁性シースに囲まれた少なくとも中間電気導体を備えている電気ブッシングを提供する。この発明によると、接地電位に接続された導電性スクリーンが、前記絶縁シースを、低温のエンクロージャと接触する電気ブッシングの端部から少なくとも中間温度のエンクロージャと常温のエンクロージャの接合点までの部分を覆っている。
【0008】
他の態様において、前記スクリーンは上記部分の絶縁性シースの外壁に接合された金属層、例えば亜鉛層または銀含有ペイントから形成されている。
好ましくは、電気ブッシングは電界偏向手段を備えている。例えば、低温のエンクロージャに隣接する前記部分の絶縁性シースの端部は、形状が広がり、金属スクリーンに覆われている。広がった形状は、低温エンクロージャに隣接する前記部分の絶縁性シースの端部を形成するバルブの頂部の形状である。更に、常温のチャンバ内に位置する前記部分の絶縁性シースの端部は、好ましくはストレスコーンを備えている。
【0009】
好ましくは、前記中央導体および前記絶縁性シースを形成する材料の熱膨張係数は概ね同一であるように選択され、前記材料は低温および常温と適合する。例えば、前記絶縁性シースはエポキシで作製され、前記中央導体はアルミニウム合金で作製されている。
【0010】
低温のエンクロージャの近傍に位置している中央導体の部分は、所定の長さにわたって、常温のエンクロージャ内に位置する中央導体の部分よりも小さい。
中間温度のエンクロージャは低熱伝導性の固体材料によって少なくとも一部が充填されている。
【0011】
この発明の他の利点及び特徴は、図面を参照して以下に記述するこの発明の態様から明らかである。これらは説明のためであって、これらに限定されるものではない。
【発明の効果】
【0012】
この発明は、低温でのエンクロージャ内に位置する超伝導部材と常温とを接続することができ、常温と低温の間の中間エンクロージャと、常温のエンクロージャとを順次通過し、そして、絶縁性シースに囲まれた少なくとも中間電気導体を備えている電気ブッシングを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1に示すように、(図示されない)超伝導ケーブルへの接続構造は、低温でエンクロージャ11に位置する底部を介して超伝導部材に接続される電気ブッシング10を備えている。低温エンクロージャ11に隣接する中間エンクロージャ12には、好ましくは、低熱伝導性の固体材料が充填されている。この固体材料は登録商標「Foamglass」として市販されている種類のポリウレタンフォーム、または、セルラーガラスフォーム等のフォームの形である。
【0014】
電気ブッシング10は、リークタイトな締め付けフランジ13を介して中間エンクロージャ12の底壁を通り、リークタイトな締め付けフランジ14を介して上壁を通る。電気ブッシング10は常温のエンクロージャ15を通って中間エンクロージャ12の外側に延伸し、ブッシングと電気的に接続する手段16によって終端処理され、超伝導部材と適切な装置と接続している。中間エンクロージャはこのように常温と低温液体との温度の間に位置している。低温のエンクロージャ11の壁17および中間エンクロージャの壁18は、良好な断熱性の低温保持装置を形成する。中間エンクロージャは(リークプルーフ)漏れないので、(図示しない)安全バルブに嵌合することが好ましく、フランジ13および14通過時にリークが起きた場合、余分な圧力増加を軽減する。
【0015】
電気ブッシング10は絶縁性シース20に囲まれた中央導体19からなっている。この発明によると、好ましくは金属で作製された導電性スクリーン21が絶縁性シース20の少なくともシース部分を、即ち、所定の長さにわたって覆っている。スクリーンは好ましくは絶縁性シースをシース部分にわたって金属化して、低温に接する中間エンクロージャの部分から少なくともフランジ14、即ち、中間エンクロージャ12と常温のエンクロージャ15との接点まで延伸している。
【0016】
スクリーンは電気的には接地電位に接続されている。その機能は、電場を電気ブッシングにおける導体に沿った部分のみに閉じ込め、より正確には、中央導体とスクリーンの間に閉じ込めることである。フランジ13および14を通る小さなリークの問題は、中間エンクロージャ12をガスまたは真空ではなく、固体で充填することによって、現実的に排除することができる。たとえフランジ13および14を通る小さなリークがあっても、リークは中間エンクロージャ内に充填されている固体材料の絶縁性には何ら影響を及ぼさないので、断熱性は相対的に一定のレベルに効果的に維持できる。
【0017】
図2はこの発明の1つの実施態様を示す縦断面図である。図2に示すように、超伝導ケーブル30は、外壁34および内壁35を有する低温保持装置に収納された低温液体、即ち、液体窒素によって冷却される。これら2つの壁の間の真空レベルは、例えば、約10−5ミリバール(mbar)である。符号36で示された領域は低温で、所謂高温超伝導は約−200℃である。
【0018】
超伝導ケーブルの端部は電気コネクタ37を介して電気ブッシング39の底端38に接続される。電気ブッシングは、例えばエポキシで作製されその周りにモールドされた電気絶縁性シース41を有する銅またはアルミニウム合金の中央導体40によって形成されている。ブッシングは底端において締め付けカラー43を有するバルブ42によって終端処理されている。カラー43の上に位置するバルブの部分は、最も広く張り出した部分がフランジ形をしている。フランジ44は、バルブ42を低温保持装置33の内壁に対してリークタイトに固定している。
【0019】
低温保持装置の内壁35および外壁34は、垂直方向に延伸して中間エンクロージャ45の側壁を形成する。このように中間エンクロージャは断熱性能に優れている。中間エンクロージャの底部は、バルブ42によってリークタイトに閉塞され、上面は金属合金(例えばステンレス鋼またはアルミニウム合金)で作製されたプレート46によって閉塞されている。領域47の温度は低温と常温の間である。
【0020】
絶縁性シースの部分の外壁は金属化によって導電性の材料の層63に覆われている。この外壁に形成(堆積)された金属は、例えば、外壁上にスプレーされた亜鉛であってもよい。または、外壁は導電性のペイント、銀を含むペイントの層に覆われて導電性になっている。金属層63に覆われた絶縁性シースの部分は、バルブ42のカラー43から中間エンクロージャ45の上面を閉塞する上プレート46の締め付けおよびシールフランジ49まで延伸している。金属層63は接地電位に電気的に接続されている。かくして、中央導体40と金属層63の間に電界の向きを示す線を張り巡らせた効果を有する電気スクリーンを形成する。
【0021】
金属層が接地電位に接続され、超伝導ケーブルが高電圧であるので、絶縁性シースの底面38、金属層63は好ましくはカラー43の上に位置するバルブ42の部分のように広がった部分を備えており、接地電圧と高電圧の間の沿面距離を大きくして、端部38における電気的故障を回避する。この発明の好ましい態様であるケーブルの絶縁性の外壁に堆積された導電性層63の代わりに、絶縁性シース41の外壁を囲む、バルブ42に近い端部で広がり形状部分を有する円筒状の金属管を使用することができる。導電性層63のように、金属管は接地電位に接続される。
【0022】
領域47における中央導体40の温度はバルブ42での低温から上プレート46での常温まで変化する。中央導体の電気抵抗は温度の上昇に伴って低下するので、低温では中央導体40の部分を小さくして、常温の部分と低温の部分との間で導体に沿う熱の流れを制限し、ジュール効果による熱損失を低く維持する。かくして図2においては、中央導体40の部分は、中間チャンバ(エンクロージャ)45の上部におけるよりもバルブ42における方が小さい。理論では、導体の部分は超伝導部材と接するコネクタ37から常温の上プレート46に向かって大きくなる。しかし、このような導体を形成するのはコストがかかり、図2に示すように、短い部分において変化させるだけで十分である。
【0023】
中間エンクロージャは好ましくは熱伝導性の低い個体材料で充填される。固体材料は、例えば登録商標「Foamglass」の類のセルラーフォーム等のポリエチレンフォーム、セルラーグラスフォーム等のフォームの形が好ましい。中間エンクロージャをこの固体材料で完全に充填することが好ましい、しかし、部分的に充填してもよい。中間エンクロージャを充填するためには、1またはそれ以上のフォームのブロック、例えば半シェルの形状の2つのブロック、または、電気ブッシング39の部分に対応した形状の中央孔部を備えた単一のブロックを準備し、それを中間エンクロージャ45内に配置する。
【0024】
上述した中間エンクロージャ45の上方には、エンクロージャ48が常温でプレート46に固定されている。プレートは優れた熱伝導性を有しているので、大気の温度とエンクロージャ48の底部との間で優れた熱交換が行われる。電気ブッシング39は、締め付けおよびシールフランジ49を介して上壁46を、リークタイトに通り、エンクロージャの上壁50を通ってエンクロージャ48外に突き出る。エンクロージャの側壁は電気絶縁体51、一般的にファイバ強化ポリマー(FRP)と称される、例えば、グラスファイバ強化エポキシによって形成されている。
【0025】
上述した側壁の外表面は、絶縁性、例えばシリコーンのフィン群52を備えており、環境汚染および雨により表面に堆積した不純物によって、表面にわたる漏れ電流の経路を長くする働きをする。常温のエンクロージャ48はレベル53まで優れた電気絶縁性の液体54例えばシリコーンオイルによって充填される。電気ブッシング39に対して優れた電気絶縁性を付与する他に、液体54はエンクロージャ内における常温での温度を安定化させる。領域55はこのように常温に近い温度である。
【0026】
エンクロージャ48に位置する常温のストレスコーン56は、電気ブッシング39を覆い、そこで金属化した層63が終了している。ストレスコーンの伝導性部分は、金属化された層63、および、半導体テープを使用するテーピング57により導電性のリークタイトな締め付けフランジ49に電気的に接続されている。金属層63は締め付けフランジ49のレベルで終了するか、または、ストレスコーン56の伝導性部分まで直接的に延伸して、主要部分は、金属層63とストレスコーンの伝導性部分の間で電気的導通性が優れている。
【0027】
ストレスコーンの機能は、電界ラインを変更したり広げたりする。そこで金属化が終わり、電気的な故障を引き起こす不連続を防止する。電気ブッシング39は常温のエンクロージャ48の外側で、接続タブ58で終了する。接続タブ58は、超伝導ケーブルに中高電圧の電気を供給し、または、超伝導ケーブル30から装置に常温で中高電圧の電気を供給する。
【0028】
プレート46には好ましくは安全バルブ62が備えられて、冷却液がカラー43および締め付けフランジ44を通ってリークし、ガス状で中間エンクロージャ内に進むことによって生じる余分の圧力を、中間エンクロージャから放出する。
常温でのエンクロージャは、オイルが充填される2つの接続バルブ59および60を備えており、バルブ58はポリエチレンのディップ管61に接続されてエンクロージャ内のオイルのレベルをモニタする。
【0029】
電界は中央導体40と導体層63との間に閉じ込められて、導体層63の両端部で先ずバルブ42の形状によって広がった形状に曲げられ、次いで、ストレスコーンによって曲げられるので、中間エンクロージャが真空状態にされ、または、電気的に絶縁性の材料(例えばガス)で充填される必要は無い。
【0030】
中間エンクロージャを有する上述した電気接続構造は、好ましくは固体材料によって充填されて優れた断熱性を発揮して、低温液体への熱流が制限され、装置の操作条件と調和して、低温の部分と常温の部分の間で温度が変化する。サイトとワークショップにおけるメインテナンスは容易である。構造の高さ、特に中間エンクロージャの高さは、低温部分と常温部分の間の温度が変化する状況および電圧電流値等の電気的な条件に、容易に適応することができる。
【0031】
上述した態様は超伝導ケーブルの接続に関している。しかし、当業者にとって、この発明は、低温のどのような超伝導部材を接続するためにも適用することができ、常温の装置と接続することは自明である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】この発明を示す図である。
【図2】この発明の1つの態様の縦断面である。
【符号の説明】
【0033】
10 電気ブッシング
11 低温エンクロージャ
12 中間エンクロージャ
13 フランジ
14 フランジ
15 常温のエンクロージャ
16 接続手段
17、18 壁
20 絶縁性シース
21 導電性スクリーン
30 超伝導ケーブル


【特許請求の範囲】
【請求項1】
常温と低温の間の中間エンクロージャ(45)と、常温のエンクロージャ(48)とを順次通過し、そして、絶縁性シース(41)に囲まれた少なくとも中間電気導体(40)を備えて、低温でのエンクロージャ(31)内に位置する超伝導部材と常温とを接続することができる電気ブッシング(39)であって、
接地電位に接続された導電性スクリーン(63)が、前記絶縁シース(41)を、低温のエンクロージャと接触する電気ブッシングの端部(43)から少なくとも中間温度のエンクロージャと常温のエンクロージャの接合点までの部分を覆っていることを特徴とする電気ブッシング。
【請求項2】
前記スクリーンは上記部分の絶縁性シース(41)の外壁に接合された金属層(63)から形成されている、請求項1に記載の電気ブッシング。
【請求項3】
前記金属層(63)は前記部分の絶縁性シース(41)の外壁に堆積した亜鉛層によって形成されている、請求項2に記載の電気ブッシング。
【請求項4】
前記金属層(63)は銀含有ペイントによって形成されている、請求項2に記載の電気ブッシング。
【請求項5】
絶縁性シース(41)は、前記部分の2つの端部の少なくとも1つに、電界偏向手段(42,56)を備えている、請求項1から4の何れか1項に記載の電気ブッシング。
【請求項6】
低温のエンクロージャに隣接する前記部分の絶縁性シースの端部(42)は、形状が広がり、金属スクリーンに覆われている、請求項5に記載の電気ブッシング。
【請求項7】
低温のエンクロージャに隣接する前記部分の絶縁性シースの端部はバルブ形状であって、低温のエンクロージャと中間温度のエンクロージャ(45)の間に配置され、中間温度のエンクロージャ内に位置するバルブの部分は、前記形状が広がった部分を備えている、請求項6に記載の電気ブッシング。
【請求項8】
前記スクリーン(63)は常温のエンクロージャ(48)内に延伸し、そして、ストレスコーン(56)は前記絶縁性シースの周りに固定されて、常温のエンクロージャに位置するスクリーンの端部に電気的に接続されている、請求項5に記載の電気ブッシング。
【請求項9】
前記中央導体および前記絶縁性シースを形成する材料の熱膨張係数は概ね同一であり、前記材料は低温および常温と適合する、請求項1から8の何れか1項に記載の電気ブッシング。
【請求項10】
前記絶縁性シース(41)はエポキシで作製され、前記中央導体はアルミニウム合金で作製されている、請求項9に記載の電気ブッシング。
【請求項11】
低温の近傍に位置している中央導体(40)の部分は、所定の長さにわたって、常温のエンクロージャ内に位置する中央導体の部分よりも小さい、請求項1から10の何れか1項に記載の電気ブッシング。
【請求項12】
中間温度のエンクロージャ(45)は低熱伝導性の固体材料によって少なくとも一部が充填されている、請求項1から11の何れか1項に記載の電気ブッシング。
【請求項13】
前記材料がフォーム系である、請求項12に記載の電気ブッシング。
【請求項14】
前記材料がセルラーガラスフォームまたはポリウレタンフォームである、請求項12に記載の電気ブッシング。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−344928(P2006−344928A)
【公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−74723(P2006−74723)
【出願日】平成18年3月17日(2006.3.17)
【出願人】(501044725)ネクサン (81)
【Fターム(参考)】